JP2004350996A - 遊技機 - Google Patents

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Akira Okada
明 岡田
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Abstract

【課題】ハードウェアおよびソフトウェアの異常の有無を遊技開始前に簡単にチェックできる遊技機を提供すること。
【解決手段】左スイッチはテスト運転機能およびリーチアクション紹介機能を有するものであり、左スイッチのテスト運転機能は電源投入に基いて有効化され、左スイッチのリーチアクション紹介機能はテスト運転機能が無効化された状態で遊技が実質的に停止している場合に有効化される。この構成の場合、左スイッチの操作に呼応してテスト運転が行われるか否かを確認することで、左スイッチを含んだハードウェアの異常の有無およびソフトウェアの異常の有無を遊技開始前にチェックできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハードウェアが正常に動作するか否かをテストするテスト機能を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記遊技機には、電源投入時にハードウェアを制御装置によって自動的にテスト運転し、ハードウェアの動作状態をチェックすることで異常の有無を確認する構成のものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−15045号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記遊技機の場合、制御装置の出力側に接続されたランプ等の受動素子については異常の有無を検出できるが、制御装置の入力側に接続されたスイッチ等の能動素子については異常の有無を検出できない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、受動素子および能動素子の両ハードウェアについて異常の有無を簡単にチェックできる遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
<請求項1に係る発明について>
請求項1に係る発明は、操作子の機能をソフトウェア的に切換えるものである。具体的にはテストモードが有効化されていることを条件に操作子にテスト運転の開始機能を付与し、テストモードが無効化されていることを条件に操作子に通常処理機能を付与するものである。
▲1▼操作子:前方から直接的に操作される接触形の機械スイッチは勿論のこと、前方から手等を近付けることによって間接的に操作される非接触形の赤外線センサおよび光電センサ等を含む用語である。
▲2▼モード変更手段:テストモードを有効状態および無効状態に変更する手段を称する。このテストモードの有効化はハードウェアが遊技パターンで運転される前に行うことが好ましく、テストモードの無効化はテスト運転開始および遊技開始等を条件に行うことが好ましい。
▲3▼テスト運転手段:ランプ・スピーカ・表示器・ソレノイド等の受動的なハードウェアをテスト運転するものである。このテスト運転は操作子がテストモードの有効状態で操作されたことを条件に行われるものであり、操作子がテストモードの無効状態で操作されたときには実行されない。このテスト運転とはハードウェアを予め設定されたテストパターンで運転することを称するものであり、テストパターンは遊技運転を行うための遊技パターンと相違していることが好ましい。
【0006】
▲4▼通常処理手段:操作子がテストモードの無効状態で操作されたことを条件に通常処理を行うものである。この通常処理とは操作子に割付けられた本来の処理機能を称するものであり、表示器の表示内容を制御する表示処理・ランプの発光内容を制御する発光処理・スピーカの鳴動内容を制御する鳴動処理・遊技スペックを制御するスペック処理・貸球の払出しを行う球貸処理等の遊技に関係する処理が通常処理に該当する。
請求項1に係る発明によれば、操作子およびハードウェアが故障していないときには操作子がテストモードの有効状態で操作されたことを条件にハードウェアがテスト運転され、操作子およびハードウェアの少なくとも一方が故障しているときには操作子がテストモードの有効状態で操作されてもハードウェアがテスト運転されない。このため、受動素子および能動素子の両ハードウェアについて異常の有無を簡単にチェックできる。
【0007】
<請求項2に係る発明について>
請求項2に係る発明は、テスト運転中に別の操作子が操作されることに基いてテスト運転を終了させるものである。
▲1▼別の操作子:前方から直接的に操作される接触形の機械スイッチは勿論のこと、前方から手等を近付けることによって間接的に操作される非接触形の赤外線センサおよび光電センサ等を含む用語である。この別の操作子はテスト運転が実行されていることを条件にテスト運転の終了機能が付与され、テスト運転が実行されていないことを条件に別の通常処理機能が付与されるものである。この別の通常処理機能とは別の操作子に割付けられた本来の処理機能を称するものであり、操作子に割付けられた通常処理機能とは別の遊技に関係する機能を称する。
請求項2に係る発明によれば、別の操作子が故障していないときには別の操作子がテスト運転中に操作されたことを条件にテスト運転が終了し、別の操作子が故障しているときには別の操作子がテスト運転中に操作されてもテスト運転が終了しない。このため、別の操作子についても異常の有無を簡単にチェックすることができる。
【0008】
<請求項3に係る発明について>
請求項3に係る発明は、テスト運転中に遊技が開始されたときにはテスト運転を途中終了させるものである。この遊技はパチンコ球が入賞口に入賞することを条件に開始されるものであり、例えば識別図柄を可変状態および可変停止状態で順に表示する可変遊技・羽根板を開放操作することで可変入賞口を開放する役物遊技が遊技に該当する。
請求項3に係る発明によれば、テスト運転中にパチンコ球が入賞口に入賞したときにはテスト運転が終了し、遊技が開始される。このため、テスト運転中の入賞球が無効化されることがなくなるので、テスト運転の影響で遊技者に不利益を与えることがなくなる。
【0009】
<請求項4に係る発明について>
請求項4に係る発明は、テスト運転の実行時間が終了値に到達したときにはテスト運転を終了させるものである。
請求項4に係る発明によれば、テスト運転の実行時間が上限値に到達したときにはテスト運転が自動的に終了するので、スイッチを手動操作することに基いてテスト運転を強制的に終了させる手間がなくなる。
【0010】
<請求項5に係る発明について>
請求項5に係る発明は、ハードウェアを遊技パターンと異なるパターンでテスト運転するものである。この遊技パターンとはパチンコ球が入賞口に入賞することに基いて開始される遊技時の駆動パターンを称する。
請求項5に係る発明によれば、テスト運転が遊技パターンと異なるテストパターンで行われるので、ハードウェアの運転がテストおよび遊技のいずれであるかを容易に判別できる。
【0011】
<請求項6に係る発明について>
請求項6に係る発明は、テストモードの有効状態で遊技が開始されたときにはテストモードを無効化するものである。この遊技は<請求項3に係る発明について>で説明した通りである。
請求項6に係る発明によれば、テストモードが遊技の開始を条件に無効化されるので、遊技中に操作子が操作されることでランプ・スピーカ・表示器等のハードウェアがテストパターンに応じた趣向性に乏しい内容で動作することがなくなる。
【0012】
<請求項7に係る発明について>
請求項7に係る発明は、電源投入から有効時間が経過するまでテストモードを有効化するものである。
請求項7に係る発明によれば、電源投入から有効時間が経過した後にはテストモードが無効化されるので、操作子を操作してもテスト運転が実行されない。このため、遊技中に操作子が操作されることに基いてテスト運転が実行されることがなくなる。
【0013】
<請求項8に係る発明について>
請求項8に係る発明は、サブ制御装置が操作子の操作をメイン制御装置を介することなく検出してテスト運転を行うものである。
▲1▼ メイン制御装置:大当りおよび外れの判定処理を行う最上位の制御装置を称する。
▲2▼ サブ制御装置:メイン制御装置から指令信号が与えられる下位の制御装置を称する。例えばパチンコ球が始動口に入賞することに基いて可変遊技を行う構成の遊技機の場合にはランプ・スピーカ・表示器等の遊技部品を駆動制御する制御装置がサブ制御装置に該当する。
請求項8に係る発明によれば、テスト運転機能の有無に拘らず異機種間でメイン制御装置を共通に使用できる。
【0014】
<請求項9に係る発明について>
請求項9に係る発明は、メイン制御装置が操作子の操作を直接的に検出してサブ制御装置にテスト運転の実行コマンドを送信するものである。これらメイン制御装置およびサブ制御装置とは<請求項8に係る発明について>で説明した通りである。
請求項9に係る発明によれば、操作子の操作に呼応してテスト運転が開始されるか否かを確認することで、メイン制御装置およびサブ制御装置のソフトウェア的な異常の有無を検出できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施例を図1〜図37に基づいて説明する。パチンコホールの台島には、図6に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の前面には、図4に示すように、前面扉2が左側辺部の垂直な軸(図示せず)を中心に回動可能に装着されている。この前面扉2は外枠1の前面開口部を開閉する枠状をなすものであり、前面扉2の前面には横長な長方形状の皿板3が装着されている。この皿板3の前面には上皿4が固定されており、上皿4内にはパチンコ球が貯溜されている。
【0016】
上皿4の左端部には複数のスリット5が形成されている。これら複数のスリット5の後方にはハードウェア・テスト運転部品・遊技部品・演出部品に相当するスピーカ6が固定されており、スピーカ6の駆動時にはスピーカ6から複数のスリット5を通して前方の遊技者に遊技音が出力される。
【0017】
前面扉2の前面には右下部に位置してハンドル台7が固定されており、ハンドル台7には発射ハンドル8が回動可能に装着されている。この発射ハンドル8の後方には、図6に示すように、発射モータ9が装着されており、発射モータ9の回転軸には、図4に示すように、打球槌10が連結されている。この発射モータ9は打球槌10の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル8が図4の時計回り方向へ回動操作されたときには発射モータ9に電源が与えられ、打球槌10が駆動することに基づいて上皿4内のパチンコ球を上皿4内から弾き出す。
【0018】
前面扉2の前面には矩形状の窓枠11が左側辺部の垂直な軸(図示せず)を中心に回動可能に装着されており、窓枠11の内周面には透明なガラス窓12が保持されている。また、前面扉2の後面には額縁状の機構盤(図示せず)が固定されている。この機構盤には、図5に示すように、遊技盤13が保持されており、遊技盤13は窓枠11のガラス窓12により前方から覆われている。
【0019】
前面扉2の前面には、図4に示すように、右側部に位置して枠鍵14が装着されており、枠鍵14は前面扉2を外枠1に密着した閉鎖状態にロックし、窓枠11を前面扉2の開口部の内周面に嵌合した閉鎖状態にロックしている。また、遊技盤13の前面には、図5に示すように、外レール15および内レール16が固定されており、打球槌10が弾いたパチンコ球は外レール15および内レール16間の発射通路17を通って上昇し、発射通路17の出口18から放出される。また、遊技盤13の前面には複数の障害釘19が打込まれており、出口18から放出されたパチンコ球は障害釘19に当りながら落下する。
【0020】
遊技盤13の前面には左上隅部および右上隅部に位置して三角形状のコーナランプカバー20が固定されている。これら各コーナランプカバー20の後方にはハードウェア・テスト運転部品・遊技部品・演出部品に相当する複数のコーナランプ21(図7参照)が固定されており、各コーナランプカバー20は後方のコーナランプ21が点灯することに基づいて発光する。
【0021】
遊技盤13の前面には、図5に示すように、左側部および右側部に位置してサイドランプカバー22が固定されている。これら各サイドランプカバー22の後方にはハードウェア・テスト運転部品・遊技部品・演出部品に相当する複数のサイドランプ23(図7参照)が固定されており、各サイドランプカバー22は後方のサイドランプ23が点灯することに基づいて発光する。
【0022】
遊技盤13の前面には、図5に示すように、表示台板24が固定されており、表示台板24の上端部には4個の保留球ランプ25が固定されている。これら4個の保留球ランプ25は保留球表示器26を構成するものであり、横一列に配置されている。また、表示台板24にはカラー液晶表示器からなる図柄表示装置27が固定されている。この図柄表示装置27はハードウェア・テスト運転部品・遊技部品・演出部品・表示器に相当するものであり、図柄表示装置27には特別図柄が横3列に表示される。この特別図柄は大当りおよび外れを識別する識別図柄として機能するものであり、数字図柄から構成されている。
【0023】
遊技盤13には図柄表示装置27の下方に位置して特別図柄始動口28が固定されている。この特別図柄始動口28は上面が開口するポケット状をなすものであり、特別図柄始動口28内には特別図柄始動センサ29(図7参照)が固定されている。この特別図柄始動センサ29は近接スイッチからなるものであり、特別図柄始動口28内にパチンコ球が入賞したことを検出して特別図柄始動信号を出力する。尚、特別図柄始動口28は始動口および入賞口に相当するものである。また、特別図柄始動センサ29は始動センサおよび入賞センサに相当するものである。
【0024】
遊技盤13の前面には、図5に示すように、特別図柄始動口28の下方に位置して入賞口台板30が固定されており、入賞口台板30には前面が開口する四角筒状の大入賞口(図示せず)が固定されている。また、入賞口台板30には扉31が下端部の水平な軸32を中心に回動可能に装着されており、大入賞口の前面は扉31が垂直な閉鎖状態に回動することに基づいて閉鎖され、扉31が前方へ水平に倒れた開放状態に回動することに基づいて開放される。尚、大入賞口は可変入賞口に相当するものである。
【0025】
入賞口台板30の後面には大入賞口ソレノイド33(図7参照)が固定されている。この大入賞口ソレノイド33のプランジャには扉31が機械的に連結されており、扉31は大入賞口ソレノイド33のプランジャが進退することに基づいて開放状態および閉鎖状態に回動操作される。また、大入賞口内にはカウントセンサ34(図7参照)が固定されている。このカウントセンサ34は近接スイッチからなるものであり、大入賞口内にパチンコ球が入賞したことを検出してカウント信号を出力する。
【0026】
前面扉2の後面には、図6に示すように、矩形枠状のメインセット35が着脱可能に装着されており、メインセット35の内周部には正方形状のセンタカバー36が着脱可能に装着されている。このセンタカバー36は前面が開口する容器状をなすものであり、遊技盤13の後方に配置されている。また、遊技盤13の後面には集合樋(図示せず)が固定されており、集合樋はセンタカバー36によって後方から覆われている。この集合樋は特別図柄始動口28および大入賞口に接続されており、特別図柄始動口28内に入賞したパチンコ球および大入賞口内に入賞したパチンコ球は共通の集合樋内に転がり込み、集合樋からメインセット35の入賞球通路(図示せず)を通して機外へ排出される。
【0027】
メインセット35の後面には上端部に位置して球タンク37が固定されている。この球タンク37は上面が開口する容器状をなすものであり、球タンク37内にはパチンコ球が貯溜されている。また、メインセット35の後面にはタンクレール38が固定されている。このタンクレール38は傾斜樋状をなすものであり、タンクレール38の右端部は球タンク37内に接続されている。
【0028】
メインセット35の左側部には賞球払出装置39が着脱可能に装着されている。この賞球払出装置39は払出しモータ40(図8参照)を駆動源とするものであり、パチンコ球が特別図柄始動口28内および大入賞口内に入賞することに基づいて上皿4内にパチンコ球を賞品球として払出す。
【0029】
メインセット35には下皿通路(図示せず)が設けられている。この下皿通路の上端部は賞球払出装置39に接続されており、賞球払出装置39から放出されるパチンコ球は下皿通路内を落下する。また、下皿通路の途中部分には上皿通路(図示せず)が設けられている。この上皿通路は上皿4に接続されており、賞球払出装置39から放出されるパチンコ球は下皿通路内から上皿通路内に転がり込み、上皿通路内を通して上皿4内に払出される。
【0030】
前面扉2の前面には、図4に示すように、上皿4の下方に位置して下皿41が固定されている。この下皿41は下皿通路の下端部に接続されたものであり、パチンコ球が上皿4内から溢れて上皿通路内に充満した状態では下皿通路の下端部を通して下皿41内に払出される。
【0031】
メインセット35の後面には、図6に示すように、下端部に位置して横長な長方形状のメイン基板ボックス42が固定されている。このメイン基板ボックス42内には、図7に示すように、メイン基板43が収納されており、メイン基板43にはワンチップ型のマイクロコンピュータを主体に構成されたメイン制御装置44が搭載されている。このメイン制御装置44はCPU45,ROM46,RAM47,I/O48を有するものであり、ROM46には制御プログラムおよび制御データが記録されている。尚、メイン制御装置44は大当り判定手段・図柄設定手段・変動パターン設定手段に相当するものである。
【0032】
特別図柄始動センサ29およびカウントセンサ34はセンサ出力回路49を介してメイン制御装置44に電気的に接続されている。このセンサ出力回路49はメイン基板43に搭載されたものであり、メイン制御装置44のCPU45は特別図柄始動センサ29からの特別図柄始動信号およびカウントセンサ34からのカウント信号をセンサ出力回路49を介して検出する。
【0033】
大入賞口ソレノイド33はソレノイド駆動回路50を介してメイン制御装置44に電気的に接続されている。このソレノイド駆動回路50はメイン基板43に搭載されたものであり、メイン制御装置44のCPU45は大入賞口ソレノイド33をソレノイド駆動回路50を介して通断電制御し、大入賞口の扉31を回動操作する。
【0034】
4個の保留球ランプ25はランプ駆動回路51を介してメイン制御装置44に電気的に接続されている。このランプ駆動回路51はメイン基板43に搭載されたものであり、メイン制御装置43のCPU44は4個の保留球ランプ25をランプ駆動回路51を介して点灯制御する。
【0035】
メインセット35の後面には、図6に示すように、メイン基板ボックス42の前方に位置して払出基板ボックス52が固定されている。この払出基板ボックス52内には、図8に示すように、払出基板53が収納されており、払出基板53にはワンチップ型のマイクロコンピュータを主体に構成された払出制御装置54が搭載されている。この払出制御装置54はCPU55,ROM56,RAM57,I/O58を有するものであり、ROM56には制御プログラムおよび制御データが記録されている。この払出制御装置54にはメイン制御装置44が電気的に接続されており、払出制御装置54にはメイン制御装置44から賞球コマンドおよび賞球データが単方向で送信される。
【0036】
払出制御装置54にはモータ駆動回路59を介して払出モータ40が電気的に接続されている。このモータ駆動回路59は払出基板53に搭載されたものであり、払出制御装置54のCPU55はモータ駆動回路59を通して払出モータ40の回転量を制御する。この回転量は払出制御装置54のCPU55がメイン制御装置44からの賞球データに基づいて調節するものであり、CPU55は払出モータ40の回転量を制御することに基づいて賞球払出装置39から上皿4内に賞球データに応じた個数のパチンコ球を賞品球として払出す。
【0037】
センタカバー36の後面には統合基板ケース(図示せず)が固定されている。この統合基板ケース内には、図9に示すように、統合基板60が収納されており、統合基板60にはサブ制御装置61が搭載されている。このサブ制御装置61はCPU62,ROM63,RAM64,VDP65,VROM66,VRAM67,I/O68を有するものであり、ROM63には制御プログラムおよび制御データが記録され、VROM66には表示プログラムおよび表示データが記録されている。尚、サブ制御装置61はモード変更手段・テスト運転手段・通常処理手段・表示制御手段・ランプ制御手段・スピーカ制御手段に相当するものである。
【0038】
サブ制御装置61にはメイン制御装置44が電気的に接続されている。このサブ制御装置61はメイン制御装置44から演出コマンドおよび演出データが単方向で送信されるものであり、サブ制御装置61のCPU62はメイン制御装置44からの演出コマンド等に基づいて表示コマンドを設定し、VDP65に出力する。また、統合基板60にはLCD駆動回路69が搭載されており、VDP65は表示コマンドに応じた表示データをVROM66から検出し、LCD駆動回路69を介して図柄表示装置27に表示コマンドに応じた演出内容の動画面および静止画面を表示する。
【0039】
サブ制御装置61にはスピーカ駆動回路70を介してスピーカ6が電気的に接続されている。このスピーカ駆動回路70は統合基板60に搭載されたものであり、サブ制御装置61のCPU62はスピーカ駆動回路70を通してスピーカ6から効果音を出力する。この効果音の出力はサブ制御装置61のCPU62がメイン制御装置44からの演出コマンドおよび演出データに基づいて行うものであり、スピーカ6の駆動時にはスピーカ6から演出データに応じた効果音が出力される。
【0040】
サブ制御装置61にはランプ駆動回路71を介して複数のコーナランプ21および複数のサイドランプ23が電気的に接続されている。このランプ駆動回路71は統合基板60に搭載されたものであり、サブ制御装置61のCPU62はランプ駆動回路71を通して複数のコーナランプ21および複数のサイドランプ23を点灯制御する。この点灯制御はサブ制御装置61のCPU62がメイン制御装置44からの演出コマンドおよび演出データに基づいて行うものであり、コーナランプ21およびサイドランプ23の駆動時にはコーナランプカバー20およびサイドランプカバー22が演出データに応じた態様で電飾される。
【0041】
図4の遊技機本体72は外枠1,前面扉2,皿板3,上皿4,ハンドル台7,発射ハンドル8,窓枠11,ガラス窓12,機構盤,遊技盤13,枠鍵14,コーナランプカバー20,サイドランプカバー22,メインセット35,センタカバー36,球タンク37,タンクレール38,賞球払出装置39,下皿41,メイン基板ボックス42,払出基板ボックス52,統合基板ケースを有するものであり、遊技機本体72の前面側には左スイッチ73および右スイッチ74が機械的に装着されている。
【0042】
左スイッチ73および右スイッチ74は上皿4に固定されたものであり、図9に示すように、サブ制御装置61にハーネスを介して電気的に接続されている。これら左スイッチ73および右スイッチ74は自己復帰形のプッシュスイッチから構成されたものであり、操作力が除去されることに基いてオン状態からオフ状態に自己復帰する。尚、左スイッチ73および右スイッチ74は操作子および別の操作子に相当するものである。
【0043】
次に上記構成の作用について説明する。
<特別図柄遊技機能>
遊技者が上皿4内にパチンコ球を投入して発射ハンドル8を時計回り方向へ回動操作すると、遊技盤13内にパチンコ球が発射され、障害釘19に当りながら落下する。このパチンコ球が特別図柄始動口28内に有効に入賞すると、賞球払出装置39から設定個数のパチンコ球が上皿4内に賞品球として払出され、しかも、特別図柄遊技が開始される。この特別図柄遊技は図柄表示装置27にアニメーション画面を表示し、スピーカ6から図柄表示装置27の表示内容に連動して遊技音を出力し、コーナランプ21およびサイドランプ23を図柄表示装置27の表示内容に連動して発光させることで行われるものであり、特別図柄遊技の概略は次の通りである。
【0044】
図柄表装置27には左列の特別図柄・中列の特別図柄・右列の特別図柄として「1,2,3,4,5,6,7,8」のいずれかの数字図柄が静止状態で表示されており、パチンコ球が特別図柄始動口28内に有効に入賞すると、各列の特別図柄が変動開始する。この変動とは各列の特別図柄が移動しながら変化することを称するものであり、各列の特別図柄の移動方向は上から下に設定され、各列の特別図柄の変化順序は「1」……「7」→「8」→「1」→…のループ状に設定されている。
【0045】
各列の特別図柄の変動開始から所定時間が経過すると、左特別図柄および右特別図柄が当該順序で仮停止し、左特別図柄および右特別図柄の仮停止状態での組合せに応じてリーチの発生の有無が報知される。この仮停止状態では左特別図柄および右特別図柄が上下方向に揺れ、再変動する可能性が残っていることが視覚的に表現される。
【0046】
リーチ図柄は大当りが発生する視覚的な可能性が存在する2個の特別図柄(左特別図柄および右特別図柄)の組合せを称するものであり、リーチはリーチ図柄が仮停止することによって発生する。このリーチ図柄には下記の8種類が設定されており、「↓」は中特別図柄が変動中であることを示している。
「1 ↓ 1」,「2 ↓ 2」,「3 ↓ 3」,「4 ↓ 4」,「5 ↓5」,「6 ↓ 6」,「7 ↓ 7」,「8 ↓ 8」
リーチの発生状態では図柄表示装置27に複数種のリーチアクション画面が選択的に表示される。このリーチアクション画面は最終の中特別図柄が何で仮停止するかを演出するアニメーション画面を称するものであり、どのような種類のリーチアクション画面が出現するかに応じて大当りに対する異なる信頼度が設定されている。
【0047】
左特別図柄,中特別図柄,右特別図柄の変動開始から別の所定時間が経過すると、左特別図柄および右特別図柄に続けて最終の中特別図柄が仮停止した後、左特別図柄,中特別図柄,右特別図柄が1本の水平な有効ラインに沿って静止した確定状態になる。これら3列の特別図柄の変動開始から確定に至る経過時間は変動表示時間(可変表示時間)と称されるものであり、3列の特別図柄の確定状態での組合せによって大当りおよび外れの判定結果が遊技者に報知される。
【0048】
左特別図柄,中特別図柄,右特別図柄はサブ制御装置61がメイン制御装置44からの演出コマンドを検出することに基づいて仮停止状態から静止表示するものであり、当該静止表示を確定停止表示(可変停止表示)と称する。仮停止はサブ制御装置61がメイン制御装置44からの演出データに基いて自ら設定した遊技パターンに基づいて確定停止前に左特別図柄,中特別図柄,右特別図柄を停止させることを称する。
【0049】
大当り図柄は大当りを報知する3列の特別図柄の組合せを称するものであり、大当り図柄には下記の8種類が設定されている。
「1 1 1」,「2 2 2」,「3 3 3」,「4 4 4」,「5 55」,「6 6 6」,「7 7 7」,「8 8 8」
完全外れ図柄はリーチすら発生しない3列の特別図柄の組合せを称するものであり、具体的には左特別図柄および右特別図柄が相違するものである。また、外れリーチ図柄はリーチは発生するものの大当りとならない3列の特別図柄の組合せを称するものであり、具体的には左特別図柄および右特別図柄が同一で中特別図柄が相違するものである。
【0050】
<大当り遊技機能>
図柄表示装置27に大当り図柄が確定表示されたときには大当り遊技が開始される。この大当り遊技は大入賞口の扉31を開放し、大入賞口内にパチンコ球が入賞すること許容する遊技者に有利な状態を発生させるものであり、大入賞口は上限個のパチンコ球が入賞する個数条件または開放時間が上限値に達する時間条件が満足されるまで開放状態に保持される。
【0051】
大入賞口の個数条件および時間条件を基準とする開放動作は大当りラウンドと称されるものであり、個数条件および時間条件のいずれかが満足されたときには大当りラウンドが再開される。この大当りラウンドの繰返し回数には上限値が設定されており、大当りラウンドの繰返し回数が上限値に達したときには大当り遊技が無条件に終了する。
【0052】
大当りラウンド中には図柄表示装置27に大当りラウンド表示が行われる。この大当りラウンド表示は現在の大当りラウンド数に応じた画面を表示するものであり、大当りラウンド表示時にはスピーカ6から図柄表示装置27の表示内容に応じた遊技音が出力され、コーナランプ21およびサイドランプ23が図柄表示装置27の表示内容に応じて発光する。
【0053】
<保留機能>
特別図柄の変動表示を即座に開始できない特別図柄遊技時および大当り遊技時にパチンコ球が特別図柄始動口28内に有効に入賞したときには特別図柄の変動表示(特別図柄遊技)が4回を上限に保留される。保留球表示器26は特別図柄遊技の保留回数を保留球ランプ25の点灯個数によって表示するものであり、特別図柄遊技が開始されたときには保留球ランプ25が消灯することに基いて保留回数の減少が報知される。
【0054】
<リーチアクション紹介機能>
デモンストレーション画面の表示中に左スイッチ73がオン操作されたときには、図2に示すように、デモンストレーション画面に換えてリーチアクション紹介画面が表示される。このデモンストレーション画面は特別図柄遊技および大当り遊技が停止中であることに加えて保留回数が「0回」であることを条件に表示されるものであり、リーチアクション紹介画面は特別図柄遊技および大当り遊技が停止中で保留回数が「0回」である実質的な遊技停止状態で左スイッチ73がオン操作された場合に表示される。この左スイッチ73のリーチアクション紹介機能は通常機能に相当するものであり、実質的な遊技停止時に有効化される。
【0055】
リーチアクション紹介画面はリーチアクションの内容と信頼度との関係を示す静止画面から構成されたものであり、信頼度とは当該リーチアクションが出現して大当りが発生する確率を称する。このリーチアクション紹介画面の表示終了条件には右スイッチ74のオン操作および特別図柄遊技の開始の2種類が設定されており、リーチアクション紹介画面の表示中に右スイッチ74がオン操作されたときにはリーチアクション紹介画面がデモンストレーション画面に切換わり、リーチアクション紹介画面の表示中にパチンコ球が特別図柄始動口28内に入賞したときにはリーチアクション紹介画面が特別図柄変動画面に切換わる。この右スイッチ74のリーチアクション紹介停止機能は通常機能に相当するものであり、リーチアクション紹介画面が表示中である場合に有効化される。
【0056】
<キャラクタ選択機能>
大当り図柄の確定表示後には、図3に示すように、キャラクタ選択画面が表示される。このキャラクタ選択画面は大当りラウンドの表示内容をキャラクタパターンAおよびキャラクタパターンBのうちから選択するための画面であり、キャラクタ選択画面の表示中に左スイッチ73が操作されたときにはキャラクタパターンAが選択され、直後の大当りラウンド表示がキャラクタパターンAで実行される。また、キャラクタ選択画面の表示中に右スイッチ74が操作されたときにはキャラクタパターンBが選択され、直後の大当りラウンド表示がキャラクタパターンBで実行される。
【0057】
キャラクタ選択画面の表示時間は固定的な一定値に設定されており、キャラクタ選択画面の表示中に左スイッチ73および右スイッチ74が操作されなかったときには特定のキャラクタパターンAが強制的に選択され、直後の大当りラウンド表示が特定のキャラクタパターンAで実行される。これら左スイッチ73および右スイッチ74のキャラクタ選択機能は通常機能に相当するものであり、キャラクタ選択画面の表示中だけ有効化される。
【0058】
<テスト機能>
左スイッチ73は主電源が投入されることに基いてテスト開始機能が有効化されるものであり、左スイッチ73がテスト開始機能の有効状態でオン操作されたときには、図1に示すように、テスト運転が行われる。このテスト運転はスピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23・図柄表示装置27を予め設定された固定的なテストパターンで駆動するモードであり、スピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23・図柄表示装置27がテストパターンで駆動しているか否かを確認することでスピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23・図柄表示装置27・左スイッチ73のハード的な異常の有無を検出したり、ソフトウェア的な異常の有無を検出できる。このテスト運転時には特別図柄遊技機能が有効化されており、テスト運転時にパチンコ球が特別図柄始動口28内に入賞したときにはテスト運転が自動的に終了し、特別図柄遊技が開始される。
【0059】
右スイッチ74はテスト運転を手動操作で終了させるものである。この右スイッチ74のテスト終了機能はテスト運転の開始から固定的な設定時間内だけ有効化されるものであり、右スイッチ74が有効時間内にオン操作されたときにはテスト運転が強制的に終了し、右スイッチ74が有効時間内にオン操作されなかったときには有効時間が経過することに基いてテスト運転が自動的に終了する。このテスト運転の強制終了時および自動終了時にはスピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23・図柄表示装置27がテスト運転直前の初期状態に復帰することでテスト運転の終了が報知される。
【0060】
次にメイン制御装置44およびサブ制御装置61の内部処理を図10〜図37に基づいて説明する。
<メイン制御装置44の内部処理>
メイン制御装置44のCPU45は電源が投入されると、図10のメインプログラムを起動する。このメインプログラムはステップS1〜S3の実行後にステップS4〜S8を無限ループ状に繰返すものであり、CPU45はステップS1へ移行すると、割込み禁止を設定することに基づいてタイマ割込みプログラムの起動を禁止する。
【0061】
CPU45は割込み禁止を設定すると、ステップS2へ移行し、ランダムカウンタR1〜R5の計測値,ノーマルカウンタN1〜N3の計測値,タイマT1〜T2の計測値,各種フラグの設定結果,大当りの判定結果,特別図柄の設定結果,変動パターンの設定結果等のRAM47の全データおよびI/O48を初期設定する。そして、ステップS3で割込み許可を設定することに基づいてタイマ割込みプログラムの起動を許容し、タイマ割込みプログラムの残余時間でステップS4〜S8を無限ループ状に繰返す。
【0062】
CPU45はステップS4へ移行すると、ランダムカウンタR5を更新する。このランダムカウンタR5は、図11の(a)に示すように、左特別図柄,中特別図柄,右特別図柄を「1〜8」の特別図柄群の中から選択するものであり、完全外れおよび外れリーチの判定時にのみ活用される。このランダムカウンタR5は3桁のカウンタからなるものであり、1桁目は、図12に示すように、「0」から「7」に加算された後に「0」に戻ってリング状に加算されれる。この1桁目の加算処理はメインプログラムの1ループ毎に「1」ずつ行われるものであり、2桁目は1桁目が「7」から「0」に戻される桁上げ毎に「1」ずつ加算され、3桁目は2桁目が「7」から「0」に戻される毎に「1」ずつ加算される。
【0063】
CPU45は図10のステップS4でランダムカウンタR5を加算すると、ステップS5でランダムカウンタR5の1桁目と3桁目とを比較する。ここで両者が相違していることを検出すると、ステップS6でランダムカウンタR5をRAM47の完全外れ図柄エリア(図13参照)に格納する。即ち、ランダムカウンタR5が完全外れ図柄の組合せであるときには完全外れ図柄エリアに格納されることになる。
【0064】
CPU45は図10のステップS5でランダムカウンタR5の1桁目と3桁目とが同一であることを検出すると、ステップS7でランダムカウンタR5の1桁目と2桁目とを比較する。ここで両者が相違していることを検出すると、ステップS8でランダムカウンタR5をRAM47の外れリーチ図柄エリア(図13参照)に格納する。即ち、ランダムカウンタR5が外れリーチ図柄の組合せであるときには外れリーチ図柄エリアに格納されることになる。
【0065】
図14のタイマ割込みプログラムは4msecが経過する毎に起動するものであり、メイン制御装置44のCPU45はタイマ割込みプログラムの起動時にはメインプログラムを実行位置で一時停止させ、タイマ割込みプログラムの終了時にはメインプログラムを一時停止位置から再開する。このタイマ割込みプログラムはステップS11の出力監視処理〜ステップS20の大当り遊技処理を有するものであり、ステップS11の出力監視処理〜ステップS16のスイッチ有効化処理はタイマ割込みプログラムが起動する毎に実行され、ステップS17の制御データ設定処理〜ステップS20の大当り遊技処理はメイン制御フラグの設定状態に基づいて選択的に実行される。
【0066】
(1)出力監視処理
メイン制御装置44のCPU45は特別図柄始動センサ29からの特別図柄始動信号の有無およびカウントセンサ34からのカウント信号の有無をセンサ出力回路49を介して検出し、検出結果をRAM47の出力監視エリアの特別図柄始動信号記録部およびカウント信号記録部(いずれも図13参照)に格納する。この出力監視処理はタイマ割込が発生する4msec毎に必ず行われるものであり、出力監視エリアの各格納データは4msec毎に更新される。
【0067】
(2)カウンタ更新処理
図14のステップS12のカウンタ更新処理はタイマ割込みが発生する4msec毎に行われるものであり、メイン制御装置44のCPU45はステップS12のカウンタ更新処理へ移行すると、ランダムカウンタR1〜R4を更新する。ランダムカウンタR1は、図11の(a)に示すように、変動パターンを選択するパラメータとして機能するものであり、左特別図柄,中特別図柄,右特別図柄の変動開始から確定停止に至る間は図柄表示装置27に変動パターンの選択結果に応じた内容のアニメーション画面が表示される。このアニメーション画面の表示状態ではスピーカ6から変動パターンの選択結果に応じた内容の遊技音が出力され、コーナランプ21およびサイドランプ23が変動パターンの選択結果に応じた内容で発光し、図柄表示装置27の表示内容が音および光によって演出される。このランダムカウンタR1はタイマ割込みプログラムの起動毎に「1」ずつ加算されるものであり、初期値「0」から上限値「100」に加算された後に「0」に戻って加算される。
【0068】
ランダムカウンタR2は外れの判定時に判定結果を完全外れおよび外れリーチに振分けるものである。このランダムカウンタR2はタイマ割込みプログラムの起動毎に「1」ずつ加算されるものであり、初期値「0」から上限値「222」に加算された後に「0」に戻って加算される。
【0069】
ランダムカウンタR3は大当りの発生の有無を判定するものである。このランダムカウンタR3はタイマ割込みプログラムの起動毎に「1」ずつ加算されるものであり、初期値「0」から上限値「952」に加算された後に「0」に戻って加算される。
【0070】
ランダムカウンタR4は大当りの判定時に大当り図柄を大当り図柄群「1〜8」の中から選択するものである。このランダムカウンタR4はタイマ割込みプログラムの起動毎に「1」ずつ加算されるものであり、初期値「0」から上限値「7」に加算された後に「0」に戻って加算される。
【0071】
(3)賞球信号処理
図14のステップS13の賞球信号処理はタイマ割込みが発生する4msec毎に行われるものであり、メイン制御装置44のCPU45は出力監視エリアの格納データに基づいて特別図柄始動信号の有無およびカウント信号の有無を判断する。ここで特別図柄始動信号またはカウント信号を検出したときには払出制御装置54に賞球コマンドおよび賞球データを出力し、賞品球の払出しを行う。
【0072】
(4)データ取得処理
図14のステップS14のデータ取得処理はタイマ割込みが発生する4msec毎に行われるものであり、メイン制御装置44のCPU45はデータ取得処理でパチンコ球が特別図柄始動口28内に有効に入賞したことを条件にランダムカウンタR1〜R4の現在の計測値を取得し、RAM47のカウンタデータエリア(図13参照)に格納する。
【0073】
CPU45は図15のステップS21へ移行すると、特別図柄始動センサ29からの特別図柄始動信号の有無を検出する。この特別図柄始動信号の有無はRAM47の出力監視エリアを参照することに基づいて行われるものであり、CPU45は出力監視エリアに特別図柄始動信号有りが記録されていることを検出したときにはステップS22へ移行し、カウンタN1を上限値「4」と比較する。このカウンタN1はパチンコ球の特別図柄始動口28に対する入賞個数を計測するものであり、CPU45は「N1<4」を検出したときにはステップS23でランダムカウンタR1〜R4の現在の計測値を取得し、ステップS24でカウンタN1に「1」を加算する。尚、パチンコ球の特別図柄始動口28に対する有効な入賞とはカウンタN1に「1」が加算される入賞を称する。
【0074】
カウンタN1には、図16に示すように、計測値「1」〜「4」に対応してカウンタデータエリアの保留データ記録部E1〜E4が割付けられており、CPU45は図15のステップS25へ移行すると、保留データ記録部E1〜E4のうちカウンタN1の計測値に対応する記録部にランダムカウンタR1〜R4の取得結果を格納する。例えばカウンタN1の計測値が「1」であるときにはランダムカウンタR1〜R4の取得結果が計測値「1」に対応する保留データ記録部E1に格納される。また、計測値が「3」であるときにはランダムカウンタR1〜R4の取得結果が計測値「3」に対応する保留データ記録部E3に格納される。
【0075】
(5)保留球処理
図14のステップS15の保留球処理はタイマ割込みが発生する4msec毎に行われるものであり、メイン制御装置44のCPU45は保留球処理でカウンタN1の計測値を検出し、検出結果に基づいて保留球ランプ25を点灯・消灯することに基づいて遊技者に特別図柄遊技の保留回数を報知する。
【0076】
保留球ランプ25には図5の左から順にランプナンバー「RP1」,「RP2」,「RP3」,「RP4」が割付けられている。カウンタN1の計測値「1」〜「4」には、図16に示すように、ランプナンバー「RP1」〜「RP4」が割付けられており、CPU45は保留球処理へ移行すると、カウンタN1の計測値を検出し、計測値の検出結果に対応するランプナンバーの保留球ランプ25を点灯する。
【0077】
例えばカウンタN1の計測値が「3」の状態では「N1=3」に対応する3個の保留球ランプ25が点灯している。この状態で特別図柄始動口28内に1個のパチンコ球が入賞したときにはカウンタN1が「3」から「4」に加算され、「N1=4」に対応する4個の保留球ランプ25が点灯する。従って、1個の保留球ランプ25が新たに点灯することになり、遊技者に保留回数が「3」から「4」に増えたことが報知される。この状態で特別図柄の変動表示が開始されたときには、後述するように、カウンタN1が「4」から「3」に減算されるので、減算直後のタイマ割込み処理で「N1=3」に対応する3個の保留球ランプ25が点灯する。従って、1個の保留球ランプ25が消灯することになり、遊技者に特別図柄遊技の保留回数が「4」から「3」に減ったことが報知される。
【0078】
(6)スイッチ有効化処理
図14のステップS16のスイッチ有効化処理はタイマ割込みが発生する4msec毎に行われるものであり、メイン制御装置44のCPU45はスイッチ有効化処理で保留球の発生状態・特別図柄遊技の実行状態・大当り遊技の実行状態を検出し、保留球の発生状態〜大当り遊技の実行状態をサブ制御装置61に送信することに基いて左スイッチ73のテスト開始機能を間接的に有効化および無効化する。
【0079】
CPU45は図17のステップS31へ移行すると、特別図柄遊技フラグの設定状態を検出する。この特別図柄遊技フラグは特別図柄遊技の実行状態を示すものであり、CPU45は特別図柄遊技フラグが停止状態にセットされていることを検出したときには特別図柄遊技が停止中であると判断し、ステップS32へ移行する。
【0080】
CPU45はステップS32へ移行すると、大当り遊技フラグの設定状態を検出する。この大当り遊技フラグは大当り遊技の実行状態を示すものであり、CPU45は大当り遊技フラグが停止状態にセットされていることを検出したときには大当り遊技が停止中であると判断し、ステップS33へ移行する。
【0081】
CPU45はステップS33へ移行すると、カウンタN1の現在の計測値を検出する。このカウンタN1は、上述したように、特別図柄遊技の保留回数を示すものであり、CPU45はカウンタN1が「0」であることを検出したときには保留回数が「0」であると判断し、ステップS34でサブ制御装置61にINT信号を出力し、ステップS35でスイッチ有効化コマンドを出力する。すると、サブ制御装置61のCPU62はINT信号を検出することに基いてIRQ割込みプログラムを起動し、IRQ割込みプログラムの中でスイッチ有効化コマンドを検出することに基いて左スイッチ73のリーチアクション表示機能を有効化する。
【0082】
CPU45はステップS31で特別図柄遊技フラグが実行状態にセットされていることを検出したときには特別図柄遊技が実行中であると判断し、ステップS36へ移行する。また、ステップS32で大当り遊技フラグが実行状態にセットされていることを検出したときには大当り遊技が実行中であると判断し、ステップS36へ移行する。また、ステップS33でカウンタN1が「0」でないことを検出したときには特別図柄遊技の保留回数があると判断し、ステップS36へ移行する。
【0083】
CPU45はステップS36へ移行すると、サブ制御装置61にINT信号を出力する。そして、ステップS37へ移行し、サブ制御装置61にスイッチ無効化コマンドを出力する。すると、サブ制御装置61のCPU62はINT信号を検出することに基いてIRQ割込みプログラムを起動し、IRQ割込みプログラムの中でスイッチ無効化コマンドを検出することに基いて左スイッチ73のリーチアクション表示機能を無効化する。
【0084】
即ち、左スイッチ73のリーチアクション表示機能はサブ制御装置61がメイン制御装置44からのスイッチ有効化コマンドおよびスイッチ無効化コマンドを検出することに基いてソフトウェア的に有効化および無効化するものであり、左スイッチ73のリーチアクション表示機能は特別図柄遊技および大当り遊技の停止状態で保留球が発生していない実質的な遊技停止状態で有効化される。
【0085】
(7)制御データ設定処理
図14のステップS17の制御データ設定処理はメイン制御フラグが制御データ設定処理にセットされている場合に実行されるものであり、メイン制御装置44のCPU45は制御データ設定処理で大当りおよび外れを判定し、判定結果に応じた確定図柄等を設定する。尚、メイン制御フラグは制御データ設定処理に初期設定されるものであり、電源投入直後の1回目のタイマ割込み処理では制御データ設定処理が実行される。
【0086】
CPU45は図18のステップS41でカウンタN1を「0」と比較する。このカウンタN1は、上述したように、ランダムカウンタR1〜R4の格納状態を示すものであり、CPU45は「N1>0」を検出したときにはランダムカウンタR1〜R4がRAM47に格納されていると判断し、ステップS42へ移行する。
【0087】
CPU45はステップS42へ移行すると、RAM47の保留データ記録部E1からランダムカウンタR3の取得結果を検出し、5個の大当り値「103,367,523,727,941」と比較する。ここでランダムカウンタR3が5個の大当り値のいずれかと同一であることを検出したときには大当りと判定し、RAM47の大当りエリア(図13参照)に判定結果として大当りを格納する。また、ランダムカウンタR3が5個の大当り値のいずれとも同一でないことを検出したときには外れと判定し、大当りエリアに判定結果として外れを格納する。即ち、大当りは「5/953」の固定的な一定確率で判定されるものである。
【0088】
メイン制御装置44のROM46には図柄テーブルが記録されている。この図柄テーブルは、図19に示すように、ランダムカウンタR4と大当り図柄との関係を示すものであり、メイン制御装置44のCPU45は図18のステップS43でRAM47の大当りエリアに判定結果として大当りが格納されていることを検出したときにはステップS44へ移行し、保留データ記録部E1からランダムカウンタR4の取得結果を検出する。そして、図柄テーブルからランダムカウンタR4の検出結果に応じた図柄を検出し、左特別図柄と中特別図柄と右特別図柄とを同一の検出図柄に設定する。例えばランダムカウンタR4が「6」であるときには数字図柄「7」が検出され、左特別図柄と中特別図柄と右特別図柄とが同一の検出図柄「7」に設定される。
【0089】
メイン制御装置44のROM45には、図20に示すように、大当り用の変動パターンテーブルが記録されている。この変動パターンテーブルはランダムカウンタR1と変動パターンとの対応関係を示すものであり、CPU45は図18のステップS45へ移行すると、RAM47の保留データ記録部E1からランダムカウンタR1の取得結果を検出し、大当り用の変動パターンテーブルからランダムカウンタR1の検出結果に応じた変動パターンを選択的に設定する。例えばランダムカウンタR1が「10」であるときには変動パターン「34」が検出され、変動パターンが「34」に設定される。
【0090】
CPU45は図18のステップS43でRAM47の大当りエリアに判定結果として外れが格納されていることを検出すると、ステップS46へ移行する。ここでRAM47の保留データ記録部E1からランダムカウンタR2の取得結果を検出し、19個の外れリーチ値「5,11,23,31,43,53,61,79,89,97,113,127,139,149,157,163,173,181,193」と比較する。
【0091】
CPU45はランダムカウンタR2が19個の外れリーチ値のいずれかと同一であることを検出したときには外れリーチと判定し、RAM47の外れリーチエリア(図13参照)に判定結果として外れリーチを格納する。そして、図18のステップS47で外れリーチエリアから判定結果として外れリーチを検出し、ステップS48へ移行する。
【0092】
CPU45はステップS48へ移行すると、RAM47の外れリーチ図柄エリアからランダムカウンタR5の格納結果を検出する。そして、ROM46の図柄テーブル(図19参照)からランダムカウンタR5の1桁目に対応する図柄,2桁目に対応する図柄,3桁目に対応する図柄を検出し、左特別図柄,中特別図柄,右特別図柄に設定する。
【0093】
メイン制御装置44のROM46には、図21に示すように、外れリーチ用の変動パターンテーブルが記録されている。この変動パターンテーブルは停止図柄の差分ΔSとランダムカウンタR1と変動パターンとの対応関係を示すものであり、停止図柄の差分ΔSとは外れリーチ図柄の設定結果のうち「中特別図柄−左特別図柄(=中特別図柄−右特別図柄)」を称する。
【0094】
CPU45は図18のステップS48で外れリーチ図柄を設定すると、ステップS49でRAM47の保留データ記録部E1からランダムカウンタR1の取得結果を検出し、外れリーチ用の変動パターンテーブルからランダムカウンタR1および差分ΔSに応じた変動パターンを選択的に設定する。例えばランダムカウンタR1が「10」で、外れリーチ図柄の設定結果が「8 2 8」であるときには変動パターン「3」が設定される。
【0095】
CPU45は図18のステップS46でランダムカウンタR2の取得結果が19個の外れリーチ値のいずれとも同一でないことを検出したときには完全外れと判定し、RAM47の外れリーチエリアに判定結果として完全外れを格納する。そして、ステップS47で外れリーチエリアから判定結果として完全外れを検出し、ステップS50へ移行する。
【0096】
CPU45はステップS50へ移行すると、RAM47の完全外れ図柄エリアからランダムカウンタR5の格納結果を検出する。そして、ROM46の図柄テーブル(図19参照)からランダムカウンタR5の1桁目に対応する図柄,2桁目に対応する図柄,3桁目に対応する図柄を検出し、左特別図柄,中特別図柄,右特別図柄に設定する。
【0097】
CPU45はステップS50で完全外れ図柄を設定すると、ステップS51で変動パターン「1」を設定する。即ち、完全外れの判定時には変動パターンの選択的な設定処理が行われず、変動パターンが特定値に一義的に設定される。
【0098】
変動パターンには、図20および図21に示すように、変動表示時間が個別に設定されている。これら各変動表示時間は特別図柄遊技の所要時間に相当するものであり、左特別図柄〜右特別図柄の変動開始から確定停止に至る所要時間を称する。CPU45は図18のステップS52へ移行すると、変動パターンの設定結果に応じた変動表示時間を選択的に設定する。そして、ステップS53へ移行し、メイン制御フラグを特別図柄遊技開始処理に設定する。尚、変動パターン「1」の設定時には変動表示時間「T1」が設定される。
【0099】
(8)特別図柄遊技開始処理
図14のステップS18の特別図柄遊技開始処理はメイン制御フラグが特別図柄遊技開始処理にセットされている場合に実行されるものであり、メイン制御装置44のCPU45は特別図柄遊技開始処理でサブ制御装置61に演出コマンドおよび演出データを出力することに基づいて特別図柄遊技を開始する。
【0100】
CPU45は図22のステップS61でタイマT1を「0」にリセットする。このタイマT1は変動表示の経過時間を計測するものであり、CPU45はタイマT1をリセットすると、ステップS62でサブ制御装置61にINT信号を出力し、ステップS63で変動開始コマンドおよび変動開始データを出力する。INT信号はサブ制御装置61にIRQ割込みプログラムの起動を指令する割込み要求信号に相当するものであり、サブ制御装置61のCPU62はINT信号を検出することに基づいてIRQ割込みプログラムを起動し、変動開始コマンドおよび変動開始データをIRQ割込みプログラムの中で受信することに基づいて変動表示を開始する。
【0101】
変動開始データは変動パターンの設定結果と左特別図柄〜右特別図柄の設定結果とを有するものであり、サブ制御装置61のCPU62は変動開始データに基づいて特別図柄遊技を下記の▲1▼〜▲2▼の態様で制御する。
【0102】
▲1▼左特別図柄〜右特別図柄の設定結果:左列,中列,右列の確定停止図柄を示すものであり、サブ制御装置61のCPU62は各列の特別図柄を設定図柄で確定停止させる。
▲2▼変動パターンの設定結果:変動表示の映像的演出内容・音的演出内容・電飾的演出内容を示すものであり、サブ制御装置61のCPU62は変動表示を変動パターンに応じた内容で演出する。
【0103】
メイン制御装置44のCPU45は変動開始コマンド等を出力すると、図22のステップS64でタイマT1をスタートさせる。この変動開始コマンド等の出力後にはサブ制御装置61のCPU62が変動表示を開始しており、タイマT1は変動表示の開始時を起点とする経過時間を計測することになる。
【0104】
CPU45はタイマT1をスタートさせると、ステップS65でRAM47のカウンタデータエリアを整理する。この処理はカウンタデータエリアの保留データ記録部E1〜E3に保留データ記録部E2〜E4の格納データを上書きするものである。例えば保留データ記録部E1だけにランダムカウンタR1〜R4が格納されているときには保留データ記録部E1に保留データ記録部E2のデフォルトデータが記録され、保留データ記録部E1のランダムカウンタR1〜R4が消去される。また、保留データ記録部E1〜E4の全てにランダムカウンタR1〜R4が格納されているときには保留データ記録部E2〜E4のランダムカウンタR1〜R4が前段の保留データ記録部E1〜E3に移動され、保留データ記録部E4にデフォルトデータが記録される。
【0105】
即ち、次回の制御データ設定処理では保留データ記録部E2の格納データに基づいて特別図柄設定処理・変動パターン設定処理・大当り判定処理等が行われ、次々回の制御データ設定処理では保留データ記録部E3の格納データに基づいて特別図柄設定処理・変動パターン設定処理・大当り判定処理等が行われる。
【0106】
CPU45はカウンタデータエリアを整理すると、ステップS66でカウンタN1から「1」を減算する。このカウンタN1は、上述したように、特別図柄遊技の保留回数を計測するものであり、次のタイマ割込み処理ではカウンタN1の減算結果が検出され、カウンタN1の減算結果に基づいて保留球ランプ25が点灯制御される。従って、特別図柄遊技の開始直後に保留球ランプ25が消灯し、保留回数の減少が遊技者に報知される。
【0107】
CPU45はステップS66で保留回数を減算すると、ステップS67で特別図柄遊技フラグを実行状態にセットすることに基いて特別図柄遊技が実行中であることを記録する。そして、ステップS68へ移行し、メイン制御フラグに特別図柄遊技終了処理をセットする。
【0108】
(9)特別図柄遊技終了処理
図14のステップS19の特別図柄遊技終了処理はメイン制御フラグが特別図柄遊技終了処理にセットされている場合に実行されるものであり、メイン制御装置44のCPU45は特別図柄遊技終了処理でサブ制御装置61に演出コマンドを出力し、特別図柄遊技を終了させる。
【0109】
CPU45は図23のステップS71でタイマT1の計測値を変動表示時間の設定結果と比較する。このタイマT1は変動表示の経過時間を計測するものであり、CPU45はタイマT1の計測値が変動表示時間の設定結果に達していることを検出したときにはステップS72でタイマT1を停止させ、変動表示時間の計測を終える。
【0110】
CPU45は変動表示時間の計測を終えると、ステップS73でサブ制御装置61にINT信号を出力し、ステップS74で変動停止コマンドを出力する。この変動表示時間の経過時点では左特別図柄,中特別図柄,右特別図柄が必ず仮停止状態にあり、サブ制御装置61のCPU62はINT信号を受信することに基づいてIRQ割込みプログラムの中で変動停止コマンドを検出し、左特別図柄,中特別図柄,右特別図柄を仮停止状態から静止した確定状態に切換える。
【0111】
CPU45は変動停止コマンドを出力すると、ステップS75で特別図柄遊技フラグを停止状態にセットすることに基いて特別図柄遊技が停止中であることを記録する。そして、ステップS76でRAM47の大当りエリアから判定結果を検出する。ここで大当りエリアに判定結果として外れが格納されていることを検出したときにはステップS77へ移行し、メイン制御フラグに制御データ設定処理をセットする。
【0112】
CPU45はステップS76で大当りエリアに判定結果として大当りが格納されていることを検出すると、ステップS78で大当り遊技フラグを実行状態にセットすることに基いて大当り遊技の実行を記録する。そして、ステップS79へ移行し、メイン制御フラグに大当り遊技処理をセットする。
【0113】
(10)大当り遊技処理
図14のステップS20の大当り遊技処理はメイン制御フラグが大当り遊技処理にセットされている場合に実行されるものであり、メイン制御装置44のCPU45は大当り遊技処理で大入賞口を開閉制御する。そして、サブ制御装置61に演出コマンドおよび演出データを出力し、大入賞口の開閉を映像的・音的・電飾的に演出する。
【0114】
CPU45は図24のステップS81へ移行すると、大入賞口の開放状態を判断する。この判断処理は開放フラグの設定状態に基いて行われるものであり、CPU45は開放フラグが閉鎖状態にセットされていることを検出したときには大入賞口が閉鎖されていると判断する。そして、ステップS82へ移行し、カウンタN2を上限値「14」と比較する。このカウンタN2は大入賞口の開放回数(大当りラウンド回数)を計測するものであり、CPU45は「N2≦14」を検出したときにはステップS83へ移行する。
【0115】
CPU45はステップS83へ移行すると、カウンタN2に「1」を加算し、ステップS84でタイマT2を「0」にリセットする。このタイマT2は大入賞口の開放時間(大当りラウンドの継続時間)を計測するものであり、CPU45はタイマT2を「0」にリセットすると、ステップS85へ移行する。
【0116】
CPU45はステップS85へ移行すると、サブ制御装置61にINT信号を出力し、ステップS86でラウンド開始コマンドおよびラウンドデータ(カウンタN2の計測値)を出力する。すると、サブ制御装置61のCPU62はINT信号を検出することに基いてIRQ割込みプログラムを起動し、IRQ割込みプログラムでラウンド開始コマンドおよびラウンドデータを検出することに基いて大当りラウンドの演出動作を開始する。
【0117】
CPU45はラウンド開始コマンド等を出力すると、ステップS87で大入賞口ソレノイド33に駆動電源を印加し、大入賞口を開放する(大当りラウンド動作の開始)。これにより、パチンコ球が大入賞口内に入賞することを許容する大当り状態を発生させ、遊技者に有利な状態を生成する。
【0118】
CPU45は大入賞口を開放すると、ステップS88で開放フラグを開放状態にセットすることに基づいて大入賞口の開放を記録する。そして、ステップS89で開放時間用のタイマT2をスタートさせ、大入賞口の開放時間を計測開始する。例えば大当りの判定直後には開放フラグが閉鎖状態にセットされ、カウンタN2が「0」にリセットされている。従って、CPU45はステップS81からS82・S83へ移行し、カウンタN2に「1」を加算する。そして、ステップS84でタイマT2をリセットし、ステップS87で大入賞口を開放する。
【0119】
CPU45は大入賞口の開放状態でタイマ割込みが発生すると、ステップS81で開放フラグが開放状態にセットされていることを検出し、ステップS90でカウント信号の有無を判断する。このカウント信号はパチンコ球が大入賞口内に入賞することに基づいてカウントセンサ34から出力されるものであり、CPU45はRAM47の出力監視エリアにカウント信号有りが記録されていることを検出したときにはカウント信号有りと判断し、ステップS91でカウンタN3に「1」を加算する。このカウンタN3は1回の大当りラウンド動作中に何個のパチンコ球が大入賞口内に入賞したかを計測するものであり、CPU45はパチンコ球の入賞個数を計測すると、ステップS92へ移行する。
【0120】
CPU45はステップS92へ移行すると、カウンタN3の計測値を上限値「10個」と比較し、ステップS93で開放時間用のタイマT2の計測値を上限値「27秒」と比較する。ここで「N3≧10個」および「T2≧27秒」のいずれかを検出したときにはステップS94で大入賞口ソレノイド33を断電することに基づいて大入賞口を閉鎖し、大当りラウンドを終える。即ち、大当りラウンドは規定個数のパチンコ球が大入賞口内に入賞するか、大入賞口の開放時間が上限値に達することに基づいて終了する。
【0121】
CPU45はステップS94で大当りラウンドを終えると、ステップS95でタイマT2を停止することに基づいて開放時間の計測動作を終える。そして、ステップS96で入賞個数用のカウンタN3を「0」にリセットし、ステップS97で開放フラグを閉鎖状態にセットすることに基づいて大入賞口の閉鎖を記録する。
【0122】
CPU45は開放フラグを閉鎖状態にセットすると、ステップS98でサブ制御装置61にINT信号を出力し、ステップS99でラウンド停止コマンドを出力する。すると、サブ制御装置61のCPU62はINT信号を検出することに基いてIRQ割込みプログラムを起動し、IRQ割込みプログラムでラウンド停止コマンドを検出することに基いて大当りラウンドの演出動作を停止する。
【0123】
CPU45は大入賞口の閉鎖状態でタイマ割込みが発生すると、ステップS81からS82へ移行し、大当りラウンド回数用のカウンタN2を上限値「14」と比較する。ここで「N2>14」を検出したときにはステップS100へ移行し、大当り遊技フラグを停止状態にセットすることに基いて大当り遊技の停止を記録する。そして、ステップS101で大当りラウンド回数用のカウンタN2を「0」にリセットし、ステップS102でメイン制御フラグを制御データ設定処理にセットする。即ち、大当りラウンドの繰返し回数には上限値「15回」が設定されており、大当りラウンドの継続回数が15回に達したときには大当り遊技処理が終了する。
【0124】
<サブ制御装置61の内部処理>
サブ制御装置61のCPU62は電源が投入されると、図25のステップS201で割込み禁止を設定し、ステップS202でRAM64の全データおよびI/O68を初期設定する。そして、ステップS203でVDP65にデモ表示コマンドを出力し、ステップS204で割込み禁止の設定を解除することに基づいて割込みの発生を許可する。
【0125】
VDP65はデモ表示コマンドを検出すると、VROM66から必要な表示データを読出し、図柄表示装置27に初期画面に相当するデモンストレーション画面を表示する(デモ表示と称する)。このデモ表示は遊技者に客待ち状態にあることを報知するものであり、具体的にはデモ背景の前方に製造社名および機種名等を表示することで行われる。
【0126】
CPU62はステップS204で割込みを許可すると、ステップS205のカウンタ更新処理へ移行し、カウンタ更新処理を無限ループ状に繰返す。このカウンタ更新処理は特別図柄遊技パターンを無作為に選択するためのランダムカウンタR10を「1」ずつ加算するものであり、ランダムカウンタR10の加算処理は「0」から上限値「191」に加算された後に「0」に戻ってリング状に行われる。
【0127】
CPU62はメイン制御装置44からのINT信号を検出すると、図26のIRQ割込みプログラムを起動する。そして、ステップS211でメイン制御装置44からの演出コマンドおよび演出データ等を検出し、RAM64のコマンドエリアおよびデータエリアに格納する。
【0128】
CPU62は演出コマンドおよび演出データ等を格納すると、ステップS212でコマンドエリアにスイッチ有効化コマンドが格納されているか否かを判断する。このスイッチ有効化コマンドはメイン制御装置44が実質的な遊技停止時に出力するものであり、CPU62はコマンドエリアにスイッチ有効化コマンドが格納されていることを検出したときにはステップS213でスイッチフラグを有効状態にセットし、ステップS214でコマンドエリアのスイッチ有効化コマンドを消去する。
【0129】
CPU62はステップS212でコマンドエリアにスイッチ有効化コマンドが格納されていないことを検出したときにはステップS215でスイッチ無効化コマンドが格納されているか否かを判断する。このスイッチ無効化コマンドはメイン制御装置44が特別図柄遊技の実行・大当り遊技の実行・保留球の存在のいずれかを検出した実質的な遊技中に出力するものであり、CPU62はコマンドエリアにスイッチ無効化コマンドが格納されていることを検出したときにはステップS216でスイッチフラグを無効状態にセットし、ステップS217でコマンドエリアのスイッチ無効化コマンドを消去する。
【0130】
図27のタイマ割込みプログラムは4msecが経過する毎に起動するものであり、サブ制御装置61のCPU62はタイマ割込みプログラムの起動時にはメインプログラムを実行位置で一時停止させ、タイマ割込みプログラムの終了時にはメインプログラムを一時停止位置から再開する。このタイマ割込みプログラムはステップS221のテスト処理〜ステップS226の大当り遊技処理を有するものであり、ステップS221のテスト処理〜ステップS226の大当り遊技処理はサブ制御フラグの設定状態に基いて選択的に実行される。このサブ制御フラグはサブ制御装置61に電源が投入されることに基いてテスト処理に初期設定されるものであり、電源投入直後の1回目のタイマ割込み処理ではテスト処理が実行される。
【0131】
(1)テスト処理
図27のステップS221のテスト処理はサブ制御フラグがテスト処理にセットされている場合に実行されるものであり、サブ制御装置61のCPU62はテスト処理でスピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23・図柄表示装置27を固定的なテストパターンに基づいてテスト運転する。このとき、スピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23・図柄表示装置27がテストパターン通りの態様で駆動しているか否かを使用者が確認することでスピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23・図柄表示装置27のハード的な異常の有無を検出したり、サブ制御装置61のソフトウェア的な異常の有無を検出できる。
【0132】
CPU62は図28のステップS231へ移行すると、RAM64のコマンドエリアに変動開始コマンドが格納されているか否かを判断する。この変動開始コマンドはメイン制御装置44がパチンコ球の特別図柄始動口28に対する有効な入賞を検出することに基づいて特別図柄の設定結果および変動パターンの設定結果と共に出力するものであり、CPU62はコマンドエリアに変動開始コマンドが格納されていないことを検出すると、ステップS232へ移行する。
【0133】
CPU62はステップS232へ移行すると、テストフラグの設定状態を判断する。このテストフラグはスピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23・図柄表示装置27のテスト運転が実行されることに基いてオン状態にセットされるものであり、電源投入時にはオフ状態に初期設定される。従って、CPU62はテスト運転の非実行状態ではテストフラグのオフを検出し、ステップS233へ移行する。
【0134】
CPU62はステップS233へ移行すると、左スイッチ73の操作状態を判断する。ここで左スイッチ73のオン操作を検出したときにはステップS234でテストフラグをオン状態にセットし、ステップS235でタイマT10を「0」にリセットする。このタイマT10はテスト運転の継続時間(テスト時間)を計測するものであり、CPU62はタイマT10をリセットすると、ステップS236へ移行する。
【0135】
CPU62はステップS236へ移行すると、スピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23・図柄表示装置27をROM63に予め記録されたテストパターンで駆動することに基いてテスト運転を開始し、ステップS237でタイマT10をスタートさせることに基いてテスト時間を計測開始する。このテストパターンは特別図柄遊技用の全ての遊技パターンおよび大当り遊技用の全ての遊技パターンと相違するものであり、CPU62はテストパターンに基いてスピーカ6から「テスト」の音声を繰返し出力し、コーナランプ21およびサイドランプ23を継続的に発光させ、図柄表示装置27にテスト画面「只今テスト中です」を継続的に表示する。
【0136】
即ち、左スイッチ73は電源投入時に限ってテスト運転開始機能がソフトウェア的に有効化されるものであり、サブ制御装置61は左スイッチ73が有効状態でオン操作されたことを検出することに基いてテスト運転を開始する。従って、テスト運転が左スイッチ73の有効な操作に呼応して始まるか否かを確認することから、スピーカ6等の受動的なハードウェアに加えて左スイッチ73の異常の有無を検査できる。
【0137】
CPU62はテスト運転の実行状態でRAM64のコマンドエリアに変動開始コマンドが格納されていることを検出すると、ステップS231からステップS238へ移行する。ここでテストフラグのオンを検出し、ステップS241へ移行する。
【0138】
CPU62はステップS241へ移行すると、テスト運転を終える。このテスト運転の終了はスピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23を駆動停止し、図柄表示装置27のテスト画面を消去することで行われるものであり、CPU62はテスト運転を終えると、ステップS242でタイマT10を停止することに基いてテスト時間の計測動作を終える。そして、ステップS243でVDP65にデモ表示コマンドを出力することに基いてデモ画面を再び表示し、ステップS244でサブ制御フラグにコマンド待ち処理をセットする。
【0139】
即ち、パチンコ球がテスト運転中に特別図柄始動口28内に入賞したときにはメイン制御装置44からサブ制御装置61に変動開始コマンドが出力され、サブ制御装置61が変動開始コマンドを検出することに基いてテスト運転を途中終了させる。
【0140】
CPU62はテスト運転の非実行状態で変動開始コマンドを検出すると、ステップS231からS238へ移行し、ステップS238でテストフラグのオフを検出する。そして、ステップS244へ移行し、サブ制御フラグにコマンド待ち処理をセットする。即ち、左スイッチ73の非操作状態でパチンコ球が特別図柄始動口28に入賞したときにはテスト運転が行われず、特別図柄遊技が開始される。
【0141】
CPU62はテスト運転の実行状態でRAM64のコマンドエリアに変動開始コマンドが格納されていないことを検出したときにはステップS231からS232へ移行し、ステップS232でテストフラグのオンを検出してステップS239へ移行する。
【0142】
CPU62はステップS239へ移行すると、右スイッチ74の操作状態を判断する。ここで右スイッチ74のオン操作を検出したときにはステップS241でテスト運転を終え、ステップS242でテスト時間用のタイマT10を停止する。そして、ステップS243でテスト画面に換えてデモ画面を表示し、ステップS244でサブ制御フラグにコマンド待ち処理をセットする。
【0143】
即ち、右スイッチ74はテスト運転中に限ってテスト終了機能がソフトウェア的に有効化されるものであり、サブ制御装置61は右スイッチ74がテスト運転中にオン操作されたことを検出することに基いてテスト運転を終える。従って、テスト運転が右スイッチ74の操作に呼応して終了するか否かを確認することから、右スイッチ74の異常の有無を検査できる。
【0144】
CPU62はステップS239で右スイッチ74の非操作を検出すると、ステップS240でタイマT10の現在の計測値をROM63に予め記録された上限値(具体的には10sec)と比較する。ここでタイマT10の計測値が上限値に達したことを検出したときにはステップS241でテスト運転を終え、ステップS242でタイマT10を停止する。そして、ステップS243でテスト画面に換えてデモ画面を表示し、ステップS244でサブ制御フラグにコマンド待ち処理をセットする。
【0145】
即ち、右スイッチ74が操作されず、パチンコ球が特別図柄始動口28内に入賞しないまま、テスト時間が上限値に達したときにはサブ制御装置61がテスト運転をプログラムに従って自動的に終了させる。このテスト運転中には左スイッチ73の操作状態が検出されず、左スイッチ73のテスト開始機能はテスト運転の実行によってソフトウェア的に無効化される。テストモードは左スッチ73の操作に基いてテスト運転を行うことが可能な状態を称するものであり、電源投入からテスト運転または特別図柄遊技が開始されるまで有効化される。
【0146】
(2)コマンド待ち処理
図27のステップS222のコマンド待ち処理はサブ制御フラグがコマンド待ち処理にセットされている場合に実行されるものであり、サブ制御装置61のCPU62はコマンド待ち処理で変動開始コマンドの有無およびラウンド開始コマンドの有無を検出し、変動開始コマンドおよびラウンド開始コマンドを検出したときには特別図柄遊技遊技パターンおよび大当り遊技遊技パターンを設定する。
【0147】
CPU62は図29のステップS251へ移行すると、RAM64のコマンドエリアに変動開始コマンドが格納されているか否かを検出する。この変動開始コマンドはメイン制御装置44がパチンコ球の特別図柄始動口28に対する有効な入賞を検出することに基いて特別図柄の設定結果および変動パターンと共に出力するものであり、CPU62はコマンドエリアに変動開始コマンドが格納されていないことを検出したときにはステップS252へ移行する。
【0148】
CPU62はステップS252へ移行すると、RAM64のコマンドエリアにラウンド開始コマンドが格納されているか否かを判断する。このラウンド開始コマンドはメイン制御装置44が大当りラウンドの開始時にラウンドデータ(今回の大当りラウンド回数)と共に出力するものであり、CPU62はコマンドエリアにラウンド開始コマンドが格納されていないことを検出したときにはステップS253へ移行する。
【0149】
CPU62はステップS253へ移行すると、スイッチフラグの設定状態を判断する。このスイッチフラグは、上述したように、実質的な遊技停止時に有効状態にセットされるものであり、CPU62はスイッチフラグが有効状態にセットされていることを検出したときにはステップS254へ移行する。
【0150】
CPU62はステップS254へ移行すると、左スイッチ73の操作状態を判断する。ここで左スイッチ73がオン操作されたことを検出したときにはステップS255へ移行し、VDP65に紹介画面表示コマンドを出力する。この紹介画面表示コマンドの出力時には必ずデモ画面が表示されており、VDP65は紹介画面表示コマンドを検出することに基いてデモ画面を消去する。そして、VROM66から必要な表示データを読出し、図2に示すように、デモ画面に換えてリーチアクション紹介画面を表示する。このリーチアクション紹介画面はリーチ発生時にどのような演出内容のアニメーション画面が出現するかを示す静止画面からなるものであり、リーチアクション紹介画面上にはリーチアクションの種類と大当りに発展する可能性(信頼度と称する)とが表示される。
【0151】
CPU62は図29のステップS254で左スイッチ73の非操作を検出したときにはステップS256へ移行し、右スイッチ74の操作状態を判断する。ここで右スイッチ74がオン操作されたことを検出したときにはステップS257へ移行し、VDP65にデモ表示コマンドを出力する。従って、リーチアクション紹介画面の表示中に右スイッチ74が操作されたときにはリーチアクション紹介画面に換えてデモ画面が表示される。即ち、実質的な遊技停止状態では左スイッチ73および右スイッチ74の操作に応じてリーチアクション紹介画面およびデモ画面が切換え表示される。
【0152】
CPU62はステップS251でRAM64のコマンドエリアに変動開始コマンドが格納されていることを検出すると、ステップS258でランダムカウンタR10の現在の計測値を取得し、ステップS259で特別図柄遊技パターンを設定する。そして、ステップS260でコマンドエリアの変動開始コマンドを消去し、ステップS261でサブ制御フラグに特別図柄遊技開始処理をセットする。
【0153】
特別図柄遊技パターンは特別図柄の可変速度,特別図柄の仮停止タイミング,背景の種類,背景の切換えタイミング,遊技音の出力タイミング,コーナランプ21およびサイドランプ23の発光タイミング等を示すシーケンスデータからなるものであり、変動パターンに応じた変動表示時間で終了するように設定される。以下、遊技パターンの設定処理および設定内容について説明する。
【0154】
サブ制御装置61のROM63には、図30に示すように、特別図柄遊技用の遊技パターンテーブルが記録されている。この遊技パターンテーブルは変動パターンおよびランダムカウンタR10から特別図柄遊技パターンを選択するためのものであり、サブ制御装置61のCPU62は図29のステップS258でランダムカウンタR10を取得すると、ステップS259へ移行する。ここでRAM64のデータエリアから変動パターンを検出し、変動パターンの検出結果およびランダムカウンタR10の取得結果に応じた特別図柄遊技パターンを遊技パターンテーブルから選択的に設定する。
【0155】
図31は特別図柄遊技パターン「1−1」の設定内容を示すものである。この特別図柄遊技パターン「1−1」は完全外れが判定された変動パターン「1」の検出時にランダムカウンタR10の取得結果に応じて選択されるものであり、特別図柄遊技パターン「1−1」の選択時には左,中,右の特別図柄が同時に変動開始する。この変動開始時には変動用背景が表示され、コーナランプ21およびサイドランプ23が点滅する。
【0156】
3列の特別図柄の変動開始から設定時間が経過したときには左特別図柄および右特別図柄が当該順序で仮停止し、左特別図柄および右特別図柄の仮停止に連動してスピーカ6から「ドン」の仮停止音が出力される。そして、中特別図柄が右特別図柄の仮停止後に仮停止し、中特別図柄の仮停止に連動して変動用背景の表示が終了する。これら左特別図柄,中特別図柄,右特別図柄の仮停止はRAM64のデータエリアに格納されているメイン制御装置44からの特別図柄の設定結果で行われるものであり、3列の仮停止状態では3列の特別図柄が完全外れの組合せになる。
【0157】
図32は特別図柄遊技パターン「2」の設定内容を示すものである。この特別図柄遊技パターン「2」は外れリーチが判定された変動パターン「2」の検出時にランダムカウンタR10に拘らず選択されるものであり、特別図柄遊技パターン「2」の設定時には右特別図柄の仮停止後に中特別図柄の変動速度が遅くなり、スピーカ6から「リーチ」の遊技音が出力される。次に、コーナランプ21およびサイドランプ23が点滅動作を開始し、変動用背景に換えてリーチ用背景が表示される。そして、中特別図柄の仮停止に連動してリーチ用背景の表示が終了し、コーナランプ21およびサイドランプ23の点滅が終了する。これら左特別図柄,中特別図柄,右特別図柄の仮停止はRAM64のデータエリアに格納されているメイン制御装置44からの特別図柄の設定結果で行われるものであり、3列の仮停止状態では3列の特別図柄が外れリーチの組合せになる。
【0158】
特別図柄遊技パターン「2」の設定時に出現する低速変動アクションは「ノーマルリーチアクション」と称されるものであり、例えば大当り用の変動パターン「26」の設定時には、図33に示すように、外れリーチ用の特別図柄遊技パターン「2」と同系統の「ノーマルリーチアクション」が設定され、左特別図柄,中特別図柄,右特別図柄が大当りの組合せで仮停止する。
【0159】
リーチアクション紹介画面に表示された信頼度は同系統のリーチアクションが「100回」出現した場合に何回のリーチアクションで大当りが発生するかを比率「%」で示すものであり、下記に示すように、大当りの判定確率Xo・外れリーチの判定確率Xh・大当り判定時のリーチアクションの選択確率Xor・外れリーチ判定時のリーチアクションの選択確率Xhrから算出されたものである。
【0160】
X=100*{Xo*Xor/Xo*Xor+Xh*Xhr}
大当り用の特別図柄遊技パターンの設定時には、図33に特別図柄遊技パターン「26」を代表して示すように、3列の特別図柄が仮停止後に消去され、キャラクタ選択画面が一定時間(具体的には4sec)だけ表示される。この大当り遊技用の特別図柄遊技パターンとは大当り用の変動パターン「26」〜「58」に基いて設定される遊技パターンを称するものであり、キャラクタ選択画面の表示時間は大当り用の全ての特別図柄遊技パターンで同一値に設定される。このキャラクタ選択画面は直後の大当り遊技時にキャラクタパターンAおよびキャラクタパターンBのいずれで大当りラウンド表示を行うかを遊技者に選択させるものであり、キャラクタ選択画面の表示中に左スイッチ73がオン操作されたときにはキャラクタパターンAが選択され、右スイッチ74がオン操作されたときにはキャラクタパターンBが選択される。
【0161】
CPU42は図29のステップS252でRAM64のデータエリアにラウンド開始コマンドが格納されていることを検出すると、ステップS262で大当り遊技パターンを設定する。そして、ステップS263でコマンドエリアのラウンド開始コマンドを消去し、ステップS264でサブ制御フラグに大当り遊技開始処理をセットする。
【0162】
大当り遊技パターンはラウンドデータに応じたアニメーション画面を表示し、スピーカ6から図柄表示装置27の表示内容に応じた効果音を出力し、コーナランプ21およびサイドランプ23をアニメーション画面に応じた発光させるシーケンスデータからなるものであり、左スイッチ73および右スイッチ74の操作内容に応じた異なるパターンで設定される。以下、大当り遊技パターンの設定処理および設定内容について説明する。
【0163】
サブ制御装置61のROM63には、図34に示すように、大当り遊技用の遊技パターンテーブルが記録されている。この遊技パターンテーブルはデータエリアのラウンドデータおよびキャラクタパターンの選択結果に基いて大当り遊技パターンを選択するためのものであり、サブ制御装置61のCPU62は図29のステップS262へ移行すると、ラウンドデータおよびキャラクタパターンに応じた大当り遊技パターンを遊技パターンテーブルから選択的に設定する。
【0164】
キャラクタパターン「A」の選択時には大当り遊技パターンとして釣人の行動が物語り調に進行するものが設定される。具体的にはラウンドデータN2が「1」のときには釣人のキャラクタが釣りに出かける様子の静止画面が表示される。この釣人の行動はラウンドデータN2が加算されるのに応じて進行し、ラウンドデータN2が最終の「15」に加算されたときには釣人のキャラクタが目的の魚を釣上げる静止画面が表示される。このキャラクタパターン「A」の選択時にはスピーカ6からキャラクタパターンAに応じた楽曲が出力され、コーナランプ21およびサイドランプ23が一定パターンで断続的に発光する。
【0165】
キャラクタパターン「B」の選択時には大当り遊技パターンとして狩人の行動が物語り調に進行するものが設定される。具体的にはラウンドデータN2が「1」のときには狩人のキャラクタが狩猟に出かける様子の静止画面が表示される。この狩人の行動はラウンドデータN2が加算されるのに応じて進行し、ラウンドデータN2が最終の「15」に加算されたときには狩人のキャラクタが目的の獲物を仕留める静止画面が表示される。このキャラクタパターン「B」の選択時にはスピーカ6からキャラクタパターンBに応じた楽曲が出力され、コーナランプ21およびサイドランプ23が一定パターンで断続的に発光する。
【0166】
(3)特別図柄遊技開始処理
図27のステップS223の特別図柄遊技開始処理はサブ制御フラグが特別図柄遊技開始処理にセットされている場合に実行されるものであり、サブ制御装置61のCPU62は図35のステップS271へ移行すると、タイマT11をスタートさせる。このタイマT11は特別図柄の変動表示時間を計測するものであり、CPU62はタイマT11をスタートさせると、ステップS272でサブ制御フラグに特別図柄遊技処理をセットする。
【0167】
(4)特別図柄遊技処理
図27のステップS224の特別図柄遊技処理はサブ制御フラグが特別図柄遊技処理にセットされている場合に実行されるものであり、サブ制御装置61のCPU62は特別図柄遊技処理でスピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23・図柄表示装置27を制御し、特別図柄遊技パターンの設定結果に応じた演出内容で特別図柄遊技を実行する。
【0168】
CPU62は図36のステップS281へ移行すると、RAM64のコマンドエリアに変動停止コマンドが格納されているか否かを判断する。この変動停止コマンドはメイン制御装置44が変動パターンに応じた変動表示時間の経過を検出することに基いて出力するものであり、CPU62はコマンドエリアに変動停止コマンドが格納されていないことを検出したときにはステップS282へ移行し、特別図柄遊技を特別図柄遊技パターンの設定結果に応じた内容で実行する。
【0169】
CPU62はステップS283へ移行すると、大当りの発生の有無を判断する。この大当りの発生の有無はRAM64のデータエリアに格納されているメイン制御装置44からの特別図柄の設定結果に基いて行われるものであり、CPU62はデータエリアに特別図柄が大当りの組合せで格納されていることを検出したときには大当りの発生を検出し、ステップS284へ移行する。
【0170】
CPU62はステップS284へ移行すると、キャラクタ選択画面の表示状態を判断する。この表示状態は特別図柄遊技パターンの設定結果をタイマT11の現在の計測値と比較することに基いて行われるものであり、CPU62はタイマT11がキャラクタ選択画面の表示時間に到達していることを検出したときにはキャラクタ選択画面が表示中であると判断し、ステップS285へ移行する。例えば大当り用の特別図柄遊技パターン「26」の設定時には、図33に示すように、タイマT11の計測値が「9.00sec〜13.00sec」である場合にキャラクタ選択画面が表示中であると判断される。
【0171】
CPU62は図36のステップS285へ移行すると、左スイッチ73の操作状態を判断する。ここで左スイッチ73のオン操作を検出したときにはステップS286でキャラクタパターンAを設定し、ステップS289でキャラクタフラグをオンすることに基いてキャラクタパターンの選択動作が行われたことを記録する。即ち、左スイッチ73のキャラクタ選択機能はキャラクタ選択画面の表示中に限って有効される。
【0172】
CPU62はステップS285で左スイッチ73の非操作を検出すると、ステップS287で右スイッチ74の操作状態を判断する。ここで右スイッチ74のオン操作を検出したときにはステップS288でキャラクタパターンBを設定し、ステップS289でキャラクタフラグをオンする。即ち、右スイッチ74のキャラクタ選択機能はキャラクタ選択画面の表示中に限って有効される。
【0173】
CPU62はステップS281でコマンドエリアに変動停止コマンドが格納されていることを検出すると、ステップS290でVDP65に図柄確定コマンドを出力することに基いて特別図柄遊技を終える。そして、ステップS291でコマンドエリアの変動停止コマンド・データエリアの特別図柄の設定結果および変動パターンの設定結果を消去し、ステップS292へ移行する。
【0174】
変動停止コマンドはメイン制御装置44が変動パターンに応じた変動表示時間の経過時に出力するものである。また、特別図柄遊技パターンはサブ制御装置61が変動パターンに基づいて設定するものであり、変動パターンに応じた変動表示時間で終了するように設定される。サブ制御装置61のCPU61が変動停止コマンドを検出してVDP65に図柄確定コマンドを出力するときには左特別図柄,中特別図柄,右特別図柄が必ず仮停止状態にある。この仮停止状態ではVDP65が左特別図柄,中特別図柄,右特別図柄を上下に揺らしており、VDP65は図柄確定コマンドを検出すると、左特別図柄,中特別図柄,右特別図柄を水平な1本の有効ライン上に静止した確定状態で表示する。即ち、特別図柄遊技は3列の特別図柄が確定表示されることによって終了するものである。
【0175】
CPU62はステップS292へ移行すると、大当りの発生の有無を判断する。この大当りの発生の有無はRAM64のデータエリアに格納されているメイン制御装置44からの特別図柄の設定結果に基いて行われるものであり、CPU62はデータエリアに特別図柄が大当りの組合せで格納されていることを検出したときには大当りの発生を検出し、ステップS293へ移行する。
【0176】
CPU62はステップS293へ移行すると、キャラクタフラグの設定状態を判断する。このキャラクタフラグは、上述したように、キャラクタ選択処理が実行されることに基いてオン状態にセットされるものであり、CPU62はステップS293でキャラクタフラグのオフを検出したときにはステップS294でキャラクタパターンAを設定する。即ち、キャラクタ選択画面の表示中に左スイッチ73および右スイッチ74がいずれもオン操作されなかったときには有効時間の経過に基いてキャラクタパターンAが自動的に設定される。
【0177】
CPU62はステップS295へ移行すると、キャラクタフラグをオフする。そして、ステップS296へ移行し、でサブ制御フラグにコマンド待ち処理をセットする。
【0178】
(5)大当り遊技開始処理
図27のステップS225の大当り遊技開始処理はサブ制御フラグが大当り遊技開始処理にセットされている場合に実行されるものであり、サブ制御装置61のCPU62は大当り遊技開始処理で大当り遊技を開始し、サブ制御フラグに大当り遊技処理をセットする。
【0179】
(6)大当り遊技処理
図27のステップS226の大当り遊技処理はサブ制御フラグが大当り遊技処理にセットされている場合に実行されるものであり、サブ制御装置61のCPU62は大当り遊技処理でスピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23・図柄表示装置27を制御し、大入賞口の開閉を大当り遊技パターンの設定結果に応じた態様で演出する。
【0180】
CPU62は図37のステップS301へ移行すると、RAM64のコマンドエリアにラウンド停止コマンドが格納されているか否かを判断する。このラウンド停止コマンドはメイン制御装置44が各回の大当りラウンドの終了を検出することに基いて出力するものであり、CPU62はコマンドエリアにラウンド停止コマンドが格納されていないことを検出したときにはステップS302へ移行し、大当り遊技を大当り遊技パターンの設定結果に応じた内容で演出する。
【0181】
CPU62はステップS301でコマンドエリアにラウンド停止コマンドが格納されていることを検出すると、ステップS303でスピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23・図柄表示装置27の大当り遊技パターンに応じた制御を停止する。そして、ステップS304でコマンドエリアのラウンド停止コマンドおよびデータエリアのラウンドデータを消去し、ステップS305でサブ制御フラグにコマンド待ち処理をセットする。
【0182】
上記第1実施例によれば、次の効果を奏する。
テストモードが有効化されていることを条件に左スイッチ73にテスト開始機能を付与し、テストモードが無効化されていることを条件にリーチアクション表示機能およびキャラクタ選択機能を付与した。このため、左スイッチ72・スピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23・図柄表示装置27が故障していないときには左スイッチ73がテストモードの有効状態で操作されたことを条件にスピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23・図柄表示装置27がテスト運転されるので、左スイッチ72・スピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23・図柄表示装置27の全てについて遊技開始前に異常の有無を簡単にチェックできる。
【0183】
右スイッチ74にテスト終了機能をテスト運転中に限って付与した。このため、右スイッチ74が故障していなときには右スイッチ74がテスト運転中に操作されたことを条件にテスト運転が終了するので、右スイッチ74についても異常の有無を遊技開始前に簡単にチェックできる。
テスト運転中にパチンコ球が特別図柄始動口28に入賞したときにはテスト運転を終了させ、特別図柄遊技を開始した。このため、テスト運転中の入賞球が無効化されることがなくなるので、テスト運転の影響で遊技者に不利益を与えることがなくなる。
【0184】
テスト運転の実行時間T10が上限値に到達したときにはテスト運転を自動的に終了させたので、右スイッチ74を操作することに基いてテスト運転を強制的に終了させる手間がなくなる。しかも、右スイッチ74が故障していてもテスト運転が終了するので、右スイッチ74の故障の影響でテスト運転を終了させることができなくなることが防止される。
スピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23・図柄表示装置27を特別図柄遊技パターンおよび大当り遊技パターンと異なるテストパターンでテスト運転したので、スピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23・図柄表示装置27の運転がテストおよび遊技のいずれによるものであるかを容易に判別することができる。
【0185】
テストモードの有効状態で特別図柄遊技が開始されたときにはテストモードを無効化したので、特別図柄遊技中および大当り遊技中に左スイッチ73が操作されることでスピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23・図柄表示装置27がテストパターンに応じた趣向性に乏しい内容で動作することがなくなる。
サブ制御装置61が左スイッチ73の操作をメイン制御装置44を介することなく検出してテスト運転を行うように構成したので、テスト運転機能の有無に拘らず異機種間でメイン制御装置44を共通に使用できる。
【0186】
次に本発明の第2実施例を図38〜図41に基いて説明する。左スイッチ73および右スイッチ74はメイン制御装置44にハーネスを介して電気的に接続されており、メイン制御装置44のCPU45は左スイッチ73および右スイッチ74が有効状態でオン操作されたことを検出することに基いてサブ制御装置61に各種のコマンドを出力し、各種処理動作の実行を指令する。
【0187】
(1)テスト処理
図38のステップS20Bのテスト処理はメイン制御フラグがテスト処理にセットされている場合に実行されるものである。このメイン制御フラグはメイン制御装置44に電源が投入されることに基いてテスト処理に初期設定されるものであり、電源投入直後の1回目のタイマ割込み処理ではテスト処理が実行される。
【0188】
メイン制御装置44のCPU45は図39のステップS111へ移行すると、カウンタN1の計測値を「1」と比較する。このカウンタN1はパチンコ球の特別図柄始動口28に対する入賞状態を示すものであり、CPU45は「N1=0」を検出したときにはパチンコ球が特別図柄始動口28内に入賞していないと判断し、ステップS112でテストフラグの設定状態を判断する。このテストフラグはサブ制御装置61にテスト開始コマンドを出力することに基いてオン状態にセットされるものであり、電源投入時にはオフ状態に初期設定される。従って、CPU45はテスト開始コマンドを出力していない状態ではテストフラグのオフを検出し、ステップS113へ移行する。
【0189】
CPU45はステップS113へ移行すると、左スイッチ73の操作状態を判断する。ここで左スイッチ73のオン操作を検出したときにはステップS1144でテストフラグをオン状態にセットし、ステップS115でタイマT3を「0」にリセットする。このタイマT3はテスト運転の継続時間(テスト時間)を計測するものであり、CPU45はタイマT3をリセットすると、ステップS116へ移行する。
【0190】
CPU45はステップS116へ移行すると、サブ制御装置61にINT信号を出力する。そして、ステップS117でサブ制御装置61にテスト開始コマンドを出力し、ステップS118でタイマT3をスタートさせることに基いてテスト時間を計測開始する。すると、サブ制御装置61のCPU62はIRQ割込みプログラムでテスト開始コマンドを格納し、タイマ割込みプログラムでテスト開始コマンドを検出してテスト運転を開始する。
【0191】
即ち、左スイッチ73は電源投入時に限ってテスト開始機能がソフトウェア的に有効化されるものであり、メイン制御装置44は左スイッチ73が有効状態でオン操作されたことを検出することに基いてテスト開始コマンドを出力し、サブ制御装置61にテスト運転の開始を指令する。従って、左スイッチ73の操作に呼応してテスト運転が実行されるか否かを確認することから、スピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23・図柄表示装置27・左スイッチ73のハードウェア的な異常の有無を検出できる上にメイン制御装置44およびサブ制御装置61のソフトウェア的な異常の有無も検出できる。
【0192】
CPU45はテスト運転の実行状態で「N1≧1」を検出すると、ステップS111からステップS119へ移行する。ここでテストフラグのオンを検出し、ステップS122でサブ制御装置61にINT信号を出力し、ステップS123でサブ制御装置61にテスト終了コマンドを出力する。すると、サブ制御装置61のCPU62はIRQ割込みプログラムでテスト終了コマンドを格納し、タイマ割込みプログラムでテスト終了コマンドを検出してテスト運転を終了する。
【0193】
CPU45はステップS123でテスト終了コマンドを出力すると、ステップS124でタイマT3を停止することに基いてテスト時間の計測動作を終える。そして、ステップS125でテスト運転済フラグをオン状態にセットすることに基いてテスト運転が実行済であることを記録し、ステップS126でメイン制御フラグに制御データ設定処理をセットする。
【0194】
即ち、パチンコ球がテスト運転中に特別図柄始動口28内に入賞したときにはメイン制御装置44からサブ制御装置61にテスト終了コマンドが出力され、テスト運転が途中終了する。そして、テスト運転中の入賞球に基いて大当り判定処理・特別図柄設定処理・変動パターン設定処理が行われ、特別図柄遊技が開始される。
【0195】
CPU45はテスト運転の非実行状態で「N1≧1」を検出すると、ステップS111からS119へ移行し、ステップS119でテストフラグのオフを検出する。そして、ステップS125でテスト運転済フラグをオン状態にセットし、ステップS126でメイン制御フラグに制御データ設定処理をセットする。即ち、左スイッチ73の非操作状態でパチンコ球が特別図柄始動口28に入賞したときにはテスト運転が行われず、特別図柄遊技が開始される。
【0196】
CPU45はテスト運転の実行状態で「N1=0」を検出したときにはステップS111からS112へ移行し、ステップS112でテストフラグのオンを検出し、ステップS120で右スイッチ74の操作状態を判断する。ここで右スイッチ74のオン操作を検出したときにはステップS122でサブ制御装置61にINT信号を出力し、ステップS123でテスト終了コマンドを出力する。そして、ステップS124でテスト時間用のタイマT3を停止し、ステップS125でテスト運転済フラグをオン状態にセットし、ステップS126でメイン制御フラグに制御データ設定処理をセットする。
【0197】
即ち、右スイッチ74はテスト運転中に限ってテスト終了機能がソフトウェア的に有効化されるものであり、メイン制御装置44は右スイッチ74がテスト運転中にオン操作されたことを検出することに基いてサブ制御装置61にテスト終了コマンドを出力し、テスト運転を途中終了させる。従って、右スイッチ74の操作に呼応してテスト運転が停止するか否かを確認することから、右スイッチ74のハードウェア的な異常の有無を検出できる。
【0198】
CPU45はステップS120で右スイッチ74の非操作を検出すると、ステップS121でタイマT3の現在の計測値をROM46に予め記録された上限値と比較する。ここでタイマT3の計測値が上限値に達したことを検出したときにはステップS122でサブ制御装置61にINT信号を出力し、ステップS123でテスト終了コマンドを出力する。そして、ステップS124でタイマT3を停止し、ステップS125でテスト運転済フラグをオン状態にセットし、ステップS126でメイン制御フラグに制御データ設定処理をセットする。
【0199】
即ち、右スイッチ74が操作されず、パチンコ球が特別図柄始動口28内に入賞しないまま、テスト時間が上限値に達したときにはメイン制御装置44がテスト運転をプログラムに従って自動的に終了させる。このテスト運転中には左スイッチ73の操作状態が検出されず、左スイッチ73のテスト運転開始機能はテスト運転の実行によってソフトウェア的に無効化される。テストモードは左スッチ73の操作に基いてテスト運転を行うことが可能な状態を称するものであり、電源投入からテスト運転または特別図柄遊技が開始されるまで有効化される。
【0200】
(2)リーチアクション紹介処理
図38のステップS20Aのリーチアクション紹介処理はタイマ割込みが発生する4msec毎に行われるものであり、メイン制御装置44のCPU45はリーチアクション紹介処理で遊技状態を検出する。そして、実質的な遊技停止状態にあることを条件に左スイッチ73の操作の有無を判断し、左スイッチ73の操作を検出したときにはサブ制御装置61に表示開始コマンドを出力することに基いてリーチアクション紹介画面の表示を指令する。
【0201】
CPU45は図40のステップS131へ移行すると、テスト運転済フラグの設定状態を判断する。このテスト運転済フラグは、上述したように、テストモードが終了することに基いてオン状態にセットされるものであり、CPU45はテスト運転済フラグがオン状態にセットされていることを検出したときにはステップS132へ移行する。
【0202】
CPU45はステップS132へ移行すると、表示フラグの設定状態を判断する。この表示フラグはメイン制御装置44がサブ制御装置61に表示開始コマンドを出力することに基いてオン状態にセットするものであり、CPU45は表示フラグがオフ状態にセットされていることを検出したときにはステップS133へ移行する。
【0203】
CPU45はステップS133へ移行すると、特別図柄遊技フラグの設定状態に基いて特別図柄遊技の実行状態を判断する。ここで特別図柄遊技が停止中であると判断したときにはステップS134へ移行し、大当り遊技フラグの設定状態に基いて大当り遊技の実行状態を判断する。ここで大当り遊技が停止中であると判断したときにはステップS135へ移行し、カウンタN1の計測値に基いて特別図柄遊技の保留回数を検出する。ここで特別図柄遊技の保留回数が「0」であることを検出したときにはステップS136へ移行する。
【0204】
CPU45はステップS136へ移行すると、左スイッチ73の操作状態を判断する。ここで左スイッチ73の操作を検出したときにはステップS137でサブ制御装置61にINT信号を出力し、ステップS138で表示開始コマンドを出力し、ステップS139で表示フラグをオン状態にセットする。すると、サブ制御装置61のCPU62はIRQ割込みプログラムで表示開始コマンドを格納し、タイマ割込みプログラムで表示開始コマンドを検出することに基いてリーチアクション紹介画面を表示する。
【0205】
CPU45はリーチアクション紹介画面の表示状態でタイマ割込みが発生すると、ステップS132で表示フラグがオン状態にセットされていることを検出する。そして、ステップS140へ移行し、右スイッチ74の操作状態を判断する。ここで右スイッチ74の操作を検出したときにはステップS141でサブ制御装置61にINT信号を出力し、ステップS142で表示終了コマンドを出力し、ステップS143で表示フラグをオフ状態にセットする。すると、サブ制御装置61のCPU62はIRQ割込みプログラムで表示終了コマンドを格納し、タイマ割込みプログラムで表示終了コマンドを検出することに基いてリーチアクション紹介画面を消去する。
【0206】
(3)特別図柄遊技終了処理
図38のステップS19の特別図柄遊技終了処理はメイン制御フラグが特別図柄遊技終了処理にセットされている場合に実行されるものであり、メイン制御装置44のCPU45は特別図柄遊技終了処理で左スイッチ73および右スイッチ74の操作状態を検出し、左スイッチ73および右スイッチ74の操作状態に基いて大当り遊技用のキャラクタパターンを設定する。
【0207】
CPU45は図41のステップS151で変動表示時間用のタイマT1の計測値が変動表示時間の設定結果に達していないことを検出すると、特別図柄遊技中であると判断してステップS152へ移行する。ここでRAM47の大当りエリアから判定結果を検出し、判定結果として大当りを検出したときにはステップS153へ移行する。
【0208】
大当り用の変動パターン「26」〜「52」には表示開始時間が設定されている。この表示開始時間は変動表示の開始時を基準とするキャラクタ選択画面の表示開始時間を称するものであり、サブ制御装置61のCPU62は大当り用の変動パターン「26」〜「52」の検出時には変動表示の開始から表示開始時間が経過した時点でキャラクタ選択画面の表示を開始する。
【0209】
CPU45はステップS153へ移行すると、キャラクタ選択画面の表示状態を判断する。この表示状態は変動表示時間用のタイマT1の計測値を表示開始時間と比較することに基いて行われるものであり、CPU45はタイマT1の計測値が表示開始時間に到達していることを検出したときにはキャラクタ選択画面が表示中であると判断し、ステップS154へ移行する。
【0210】
CPU45はステップS154へ移行すると、左スイッチ73の操作状態を判断する。ここで左スイッチ73の操作を検出したときにはステップS155でキャラクタパターンAを設定し、ステップS158でキャラクタフラグをオンすることに基いてキャラクタパターンの選択動作が行われたことを記録する。
【0211】
CPU45はステップS154で左スイッチ73の非操作を検出すると、ステップS156で右スイッチ74の操作状態を判断する。ここで右スイッチ74の操作を検出したときにはステップS157でキャラクタパターンBを設定し、ステップS158でキャラクタフラグをオンする。
【0212】
CPU45はステップS151で変動表示時間用のタイマT1の計測値が変動表示時間の設定結果に達したことを検出すると、ステップS159でタイマT1を停止することに基いて変動表示時間の計測を終える。そして、ステップS160でサブ制御装置61にINT信号を出力し、ステップS161で変動停止コマンドを出力することに基いて特別図柄を大当りおよび外れの判定結果に応じた組合せで確定表示する。
【0213】
CPU45は変動停止コマンドを出力すると、ステップS162で特別図柄遊技フラグを停止状態にセットし、ステップS163でRAM47の大当りエリアから判定結果を検出する。ここで大当りエリアに判定結果として外れが格納されていることを検出したときにはステップS164へ移行し、メイン制御フラグに制御データ設定処理をセットする。
【0214】
CPU45はステップS163で大当りエリアに判定結果として大当りが格納されていることを検出すると、ステップS165で大当り遊技フラグを実行状態にセットする。そして、ステップS166へ移行し、キャラクタフラグの設定状態を判断する。このキャラクタフラグは、上述したように、キャラクタパターンの設定状態を示すものであり、CPU45はキャラクタフラグがオン状態にセットされていることを検出したときにはキャラクタ選択画面の表示中にキャラクタパターンの選択動作が行われたと判断し、ステップS168へ移行する。
【0215】
CPU45はステップS166でキャラクタフラグのオフを検出すると、キャラクタ選択画面の表示中にキャラクタパターンの選択動作が行われなかったと判断する。そして、ステップS167でキャラクタパターンAを強制的に設定し、ステップS168へ移行する。
【0216】
CPU45はステップS168へ移行すると、サブ制御装置61にINT信号を出力し、ステップS169でキャラクタパターンの設定結果を出力する。すると、サブ制御装置61はIRQ割込みプログラムでキャラクタパターンの設定結果を格納する。そして、タイマ割込みプログラムでキャラクタパターンの設定結果を検出し、キャラクタパターンの設定結果に応じた大当り遊技パターンで大当り遊技を演出する。
【0217】
即ち、キャラクタ選択画面の表示中に左スイッチ73または右スイッチ74が操作されたときにはキャラクタパターンAまたはキャラクタパターンBが設定され、大当り遊技がキャラクタパターンAまたはキャラクタパターンBで演出される。また、キャラクタ選択画面の表示中に左スイッチ73および右スイッチ74の双方が操作されなかったときにはキャラクタパターンAが強制的に設定され、大当り遊技がキャラクタパターンAで演出される。
【0218】
CPU45はステップS169でキャラクタパターンの設定結果を出力すると、ステップS170でキャラクタフラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS171へ移行し、メイン制御フラグに大当り遊技処理をセットする。
【0219】
上記第2実施例によれば、左スイッチ73をメイン制御装置44に電気的に接続し、メイン制御装置44が左スイッチ73の有効状態で左スイッチ73の操作を検出することに基いてサブ制御装置61にテスト開始コマンドを出力するように構成した。このため、左スイッチ73の操作に呼応してテスト運転が開始されるか否かを確認することで、ハードウェア的な異常の有無に加えてメイン制御装置44およびサブ制御装置61のソフトウェア的な異常の有無も検出できる。
【0220】
上記第1〜第2実施例においては、電源投入からテスト運転または特別図柄遊技が開始されるまで無制限にテストモードを有効化したが、これに限定されるものではなく、例えばテストモードの有効時間に上限値を設定し、電源投入から有効時間が経過したときにはテストモードを無効化しても良い。この構成の場合、電源投入から有効時間が経過した後には左スイッチ73を操作してもテスト運転が実行されないので、特別図柄遊技中および大当り遊技中に左スイッチ73が操作されることに基いてテスト運転が実行されることがなくなる。以下、サブ制御装置61がテストモードの有効時間に上限値を設定する第3実施例およびメイン制御装置44がテストモードの有効時間に上限値を設定する第4実施例について説明する。
【0221】
<第3実施例について>
サブ制御装置61のCPU62は図42のステップS231でコマンドエリアにメイン制御装置44からの変動開始コマンドが格納されていないことを検出すると、ステップS232でテストフラグの設定状態を検出する。例えばテストフラグが無効状態にセットされていることを検出したときにはテスト運転が実行されていないと判断し、ステップS233で左スイッチ73の操作状態を検出する。ここで左スイッチ73の非操作を検出したときにはステップS245へ移行する。
【0222】
CPU62はステップS245へ移行すると、タイマT12から「1」を減算することに基いてテストモードの残り有効時間を4msec単位で減算する。このタイマT12は電源が投入されることに基いて図25のステップS202の初期化処理で初期値「10min(15000)」にセットされたものであり、CPU62は図42のステップS245でタイマT12を減算すると、ステップS246へ移行する。
【0223】
CPU62はステップS246へ移行すると、タイマT12の減算結果を「0」と比較する。ここで「T12=0」を検出すると、ステップS244へ移行する。即ち、電源投入から有効時間が経過してもテスト運転が実行されないときにはサブ制御フラグにコマンド待ち処理がセットされるので、以後のタイマ割込み処理で図42のテスト処理が行われず、テストモードが無効化される。
【0224】
<第4実施例について>
メイン制御装置44のCPU45は図43のステップS111でカウンタN1が「0」であることを検出すると、電源が投入されてから1度もパチンコ球が特別図柄始動口28内に入賞していないと判断する。そして、ステップS112へ移行し、テストフラグの設定状態を検出する。例えばテストフラグが無効状態にセットされていることを検出したときにはテスト運転が実行されていないと判断し、ステップS113で左スイッチ73の操作状態を検出する。ここで左スイッチ73の非操作を検出したときにはステップS127へ移行する。
【0225】
CPU45はステップS127へ移行すると、タイマT4から「1」を減算することに基いてテストモードの残り有効時間を4msec単位で減算する。このタイマT4は電源が投入されることに基いて図10のステップS2の初期化処理で初期値「10min(15000)」にセットされたものであり、CPU45は図43のステップS127でタイマT4を減算すると、ステップS128へ移行する。
【0226】
CPU45はステップS128へ移行すると、タイマT4の減算結果を「0」と比較する。ここで「T4=0」を検出したときにはステップS125でテスト運転済フラグを有効状態にセットし、ステップS126へ移行する。即ち、電源投入から有効時間が経過してもテスト運転が実行されないときにはメイン制御フラグに制御データ設定処理がセットされるので、以後のタイマ割込み処理で図43のテスト処理が行われず、テストモードが無効化される。
【0227】
上記第1〜第4実施例においては、サブ制御装置61がスピーカ6・コーナランプ21・サイドランプ23・図柄表示装置27を統括的に制御する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えばスピーカ6を制御するスピーカ制御装置・コーナランプ21およびサイドランプ23を制御するランプ制御装置・図柄表示装置27を制御する図柄制御装置を個別に設けても良い。
【0228】
上記第1〜第4実施例においては、テスト開始機能およびテスト終了機能を左スイッチ73および右スイッチ74に割付けたが、これに限定されるものではなく、例えば1つのスイッチにテスト開始機能およびテスト終了機能の双方を割付けても良い。この構成の場合、テスト運転の停止状態でスイッチが操作されたときにはテスト運転を開始し、テスト運転の実行状態でスイッチが操作されたときにはテスト運転を停止すると良い。
【0229】
上記第1〜第4実施例においては、左スイッチ73の通常処理機能としてリーチアクション表示機能およびキャラクタ選択機能を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば貸球の払出機能であっても良い。この払出機能とは賞球払出装置39から上皿4内にパチンコ球を貸球として払出す機能であり、左スイッチ73の払出機能はテストモードの無効化を条件に有効化すると良い。
【0230】
上記第1〜第4実施例においては、特別図柄遊技用の保留球数を4個を上限に計測したが、これに限定されるものではなく、例えば4個以外の複数値を上限に計測したり、上限値を設定しない構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(左スイッチおよび右スイッチのテスト運転機能を説明するための図)
【図2】左スイッチおよび右スイッチのリーチアクション紹介機能を説明するための図
【図3】左スイッチおよび右スイッチのキャラクタ選択機能を説明するための図
【図4】パチンコ機の全体構成を示す前面図
【図5】遊技盤を示す前面図
【図6】パチンコ機の全体構成を示す後面図
【図7】メイン制御装置の電気的構成を示す図
【図8】払出制御装置の電気的構成を示す図
【図9】サブ制御装置の電気的構成を示す図
【図10】メイン制御装置のメインプログラムを示すフローチャート
【図11】(a)はメイン制御装置が保有するランダムカウンタの一覧を示す図、(b)はメイン制御装置が保有するノーマルカウンタの一覧を示す図、(c)はメイン制御装置が保有するタイマの一覧を示す図
【図12】ランダムカウンタの加算方法を説明するための図
【図13】メイン制御装置のRAMのデータ格納エリアを示す図
【図14】メイン制御装置のタイマ割込み処理を示すフローチャート
【図15】メイン制御装置のデータ取得処理を示すフローチャート
【図16】カウンタと保留データ記録部とランプナンバーとの関係を示す図
【図17】メイン制御装置のスイッチ有効化処理を示すフローチャート
【図18】メイン制御装置の制御データ設定処理を示すフローチャート
【図19】ランダムカウンタと大当り図柄,左特別図柄,中特別図柄,右特別図柄との関係を示す図
【図20】大当り用の変動パターンテーブルを示す図
【図21】外れリーチ用の変動パターンテーブルを示す図
【図22】メイン制御装置の特別図柄遊技開始処理を示すフローチャート
【図23】メイン制御装置の特別図柄遊技終了処理を示すフローチャート
【図24】メイン制御装置の大当り遊技処理を示すフローチャート
【図25】サブ制御装置のメインプログラムを示すフローチャート
【図26】サブ制御装置のIRQ割込み処理を示すフローチャート
【図27】サブ制御装置のタイマ割込み処理を示すフローチャート
【図28】サブ制御装置のテスト処理を示すフローチャート
【図29】サブ制御装置のコマンド待ち処理を示すフローチャート
【図30】特別図柄遊技用の遊技パターンテーブルを示す図
【図31】特別図柄遊技パターンの設定内容を説明するための図(完全外れ用)
【図32】特別図柄遊技パターンの設定内容を説明するための図(外れリーチ用)
【図33】特別図柄遊技パターンの設定内容を説明するための図(大当り用)
【図34】大当り遊技用の遊技パターンテーブルを示す図
【図35】サブ制御装置の特別図柄遊技開始処理を示すフローチャート
【図36】サブ制御装置の特別図柄遊技処理を示すフローチャート
【図37】サブ制御装置の大当り遊技処理を示すフローチャート
【図38】本発明の第2実施例を示す図(メイン制御装置のタイマ割込み処理を示すフローチャート)
【図39】メイン制御装置のテスト処理を示すフローチャート
【図40】メイン制御装置のリーチアクション紹介処理を示すフローチャート
【図41】メイン制御装置の特別図柄遊技終了処理を示すフローチャート
【図42】本発明の第3実施例を示す図28相当図
【図43】本発明の第4実施例を示す図39相当図
【符号の説明】
6はスピーカ(ハードウェア)、21はコーナランプ(ハードウェア)、23はサイドランプ(ハードウェア)、27は図柄表示装置(ハードウェア)、44はメイン制御装置、61はサブ制御装置(モード変更手段,テスト運転手段,通常処理手段)、73は左スイッチ(操作子)、74は右スイッチ(別の操作子)を示している。

Claims (9)

  1. 前方から操作可能に設けられた操作子と、
    テストモードを有効化および無効化するモード変更手段と、
    前記操作子が前記テストモードの有効状態で操作されたことを条件にハードウェアをテスト運転するテスト運転手段と、
    前記操作子が前記テストモードの無効状態で操作されたことを条件に前記操作子に割付けられた通常処理を行う通常処理手段と
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. テスト運転手段は、テスト運転中に別の操作子が操作されることに基いてテスト運転を終えることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. テスト運転手段は、テスト運転中に遊技が開始されたときにはテスト運転を終えることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の遊技機。
  4. テスト運転手段は、テスト運転の実行時間が終了値に到達したときにはテスト運転を終えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
  5. テスト運転手段は、ハードウェアを遊技パターンと異なるパターンでテスト運転することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。
  6. モード変更手段は、テストモードの有効状態で遊技が開始されたときにはテストモードを無効化することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機。
  7. モード変更手段は、電源投入から有効時間が経過するまでテストモードを有効化することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機。
  8. 大当りおよび外れを判定するメイン制御装置と、
    メイン制御装置から指令信号が与えられるサブ制御装置とを備え、
    サブ制御装置は、操作子の操作をメイン制御装置を介することなく検出してテスト運転を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の遊技機。
  9. 大当りおよび外れを判定するメイン制御装置と、
    メイン制御装置から指令信号が与えられるサブ制御装置とを備え、
    メイン制御装置は、操作子の操作を直接的に検出してサブ制御装置にテスト運転の実行コマンドを送信することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の遊技機。
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