JP2014076312A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パチンコ機1の電源を投入してから所定の時間内において押しボタン19の動作を確認可能なテストモードを設定し、上記所定の時間内に押しボタン19が操作されると、押しボタン19が有効となる所定のタイミングでないにも拘わらず当該操作を有効として、押しボタン19を点灯させるとともに、その色を順次変更するようにした。つまり、電源を投入してから30秒間に押しボタン19を操作したにも拘わらず、押しボタン19が点灯しないことによって押しボタン19の作動不良を、色を変えながら点灯している際に点灯しない状態が発生することによってLEDの故障を夫々検知することができる。
【選択図】図9
Description
一方、遊技機本体の前面に、遊技者が操作可能で、且つ、遊技中の所定のタイミングにおいて点灯する操作手段が設けられてなる遊技機において、前記遊技機に電源が投入されてからの時間を計時する計時手段と、前記遊技機に電源が投入されてから第1所定時間が経過するまでに前記操作手段を操作すると、前記操作手段が操作されてから第2所定時間が経過するまでは、前記所定のタイミングでないにも拘わらず、前記操作手段を点灯させる制御手段とを備えるといった構成も考えられる。
そして、それらの遊技機によれば、遊技機に電源が投入されてから所定時間が経過するまでに操作手段を操作すると、当該所定時間が経過するまで若しくは操作手段を操作してから所定時間が経過するまで、所定のタイミングでないにも拘わらず、操作手段を点灯させるため、遊技場等において、操作手段に不具合が生じていないか等を容易に確認することができる。
そして、そのような構成を採用することで、フルカラーのLEDを用いて点灯させるものにおいては、その色を順に変更しながら点灯させるため、所定の色のみ発色できないといった故障をも容易に確認することができる。
加えて、遊技に係る演出として作動する役物が設けられているとともに、遊技機本体の前面に、遊技者が操作可能で、且つ、遊技中の所定のタイミングにおいて操作した場合にのみ当該操作が有効となり、前記役物が所定の態様で作動する操作手段が設けられてなる遊技機において、前記遊技機に電源が投入されてからの時間を計時する計時手段と、前記遊技機に電源が投入されてから所定時間が経過するまでに前記操作手段を操作すると、前記所定のタイミングでないにも拘わらず当該操作を有効とし、前記操作手段が操作されたことを示す態様で前記役物を作動させる制御手段とを備えるといった構成も考えられる。
そして、それらの遊技機によれば、遊技機に電源が投入されてから所定時間が経過するまでに操作手段を操作すると、所定のタイミングでないにも拘わらず当該操作を有効とし、操作手段が操作されたことを示す表示を図柄表示装置に表示したり、操作手段が操作されたことを示す態様で役物を作動させたりするため、遊技場等において操作手段の動作テストを容易に行うことができる。
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図であり、図2は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。また、図3及び図4は、パチンコ機1の制御機構を示したブロック構成図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域2a内へ遊技球を打ち込み、遊技領域2a内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス扉を嵌め込み設置してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域2aとされている。
さらに、遊技盤2の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する一対のスピーカ14、14、及びパチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のランプを有するランプ部材15が設けられている。
次に、本発明の要部となる異常報知機能及び押しボタン19のテストモードについて説明する。
メイン制御基板21は、メインCPU31、ROMやRAMからなるメイン記憶手段32、インターフェイス33、タイマ34等を備えており、メインCPU31において上述したような遊技に係る主たる制御や後述する異常報知制御を実行する。また、メインCPU31は、インターフェイス33を介してサブ統合基板23のサブCPU41と電気的に接続されており、遊技に係る主たる制御や異常報知制御に伴う各種指令をサブCPU41へ送信可能となっている。さらに、メインCPU31には、インターフェイス33を介して、前扉4の開閉状態を検出する開閉検出スイッチ35、貯留皿8が満杯になったことを検出する満杯検出スイッチ36、パチンコ機1に振動が生じたことを検出する振動検出スイッチ37が接続されている。また、メイン記憶手段32には、遊技に係る主たる制御や異常報知制御を実行するための各種プログラムが記憶されているとともに、異常報知の優先順位(振動異常>開閉異常>満杯異常)が記憶されている。尚、メインCPU31とサブCPU41との間における通信は、メインCPU31からサブCPU41への信号の送信(指令)のみを許容する片方向通信とされており、サブCPU41からメインCPU31への信号の送信は不可能となっている。また、38は、チューリップ式電動役物17や大入賞装置18への遊技球の入賞を検出するための入賞検出スイッチである。
メインCPU31は、入賞検出スイッチ38により遊技球のチューリップ式電動役物17への入賞を検出すると所謂「大当たり抽選」を行うとともに、「大当たり抽選」の結果にもとづいて「大当たり状態」を生起させるといった上記遊技に係る主たる制御を実行する(S1)とともに、パチンコ機1に振動が生じているか否か(S2)、前扉4が開いているか否か(S3)、及び貯留皿8が満杯となっているか否か(S4)を監視し、S2〜S4において何か異常を検出すると当該異常を報知するといった異常報知制御を実行する。尚、メインCPU31では、S1〜S4に係る制御を極めて短い時間(たとえば10ms)で繰り返し実行しており、遊技に係る主たる制御と略同時並行的に、振動、前扉4、及び貯留皿8に対する異常報知制御を実行している。
まず、サブCPU41は、パチンコ機1に電源が投入され、メインCPU31から送信された電源投入コマンドを受信すると、テストタイマー(ここでは30秒)を設定する(S501)。次に、ボタンフラグのON/OFFを確認した(S502、当初は当然OFF)後に、押しボタン19が操作されたか否かを確認する(S503)。そして、押しボタン19が操作されなかった場合には、S506へ進み、テストタイマーを設定してから(すなわち電源が投入されてから)30秒が経過しているか否かを判断する。したがって、パチンコ機1では、電源が投入されてから30秒間に限り、押しボタン19のテストが可能となっており、30秒間に押しボタン19が操作されなかった場合(押しボタン19が操作されないままS506でYES)には、S507で押しボタン19が操作されていないことを確認した後、テストモードを終了する。
尚、押しボタン19は、テストモード以降、通常時にはその操作が無効とされ、たとえばリーチ演出中や大当たり状態生起中等の所定のタイミングにおいてのみLEDが点灯するとともに押し込み操作が有効となり、押し込み操作することで図柄表示装置に所定の演出がカットイン表示されるようになっている。
上述したようなパチンコ機1によれば、前扉4が開放される異常事態を検出すると、スピーカ14及びランプ部材15を用いた異常報知動作を開始し、その後、たとえ前扉4が閉鎖されたとしても、前扉4が開放されてから所定の時間が経過するまでは、スピーカ14及びランプ部材15を用いた異常報知動作を継続する。したがって、ホール店員等の周囲の者にしてみると、従来と比べて異常が発生した事実を見落としにくく、異常が発生した事実をより確実に把握することができる。
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、異常の種類やその検出に係る構成、及び異常の報知に係る構成について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
また、異常の優先順位についても適宜変更可能であって、上記実施形態の順位に当然限定されないし、外部端末により優先順位を変更可能としたり、メイン制御装置20にディップスイッチ等からなる優先順位変更手段を設けることも可能である。
さらにまた、上記実施形態では、前扉4の開放を検出すると、その後の前扉4の開閉状態に拘わらず、前扉4の開放から30秒間にわたってスピーカ14及びランプ部材15を用いた異常報知動作を実行する構成としているが、当該構成に変えて、前扉4の開放を検出するとスピーカ14及びランプ部材15を用いた異常報知動作を開始し、当該異常報知動作を前扉4の閉鎖を検出してから所定時間(たとえば10秒間)が経過するまで維持するような構成としてもよい。この構成を採用しても、正常復帰してから所定時間は異常報知動作が継続されることになるため、従来よりも異常の発生の事実を見落としにくいといった同様の効果を奏することができる。また、当該構成において、上記実施形態同様に、前扉4の閉鎖をもってスピーカ14からの異常報知メッセージの報音を停止する等、前扉4の閉鎖の検出に伴い異常報知動作の作動態様を変更するような構成としてもよいことは言うまでもない。
また、上記実施形態では、振動検出スイッチ37や満杯検出スイッチ36をメイン制御基板21に接続しているが、これらをサブ統合基板23に接続し、サブ統合基板23において上述したような監視制御を実行するように構成することも可能である。
さらに、上記実施形態では、電源が投入されてから30秒間を押しボタン19のテストモードとしているが、テストモードに係る時間を30秒より長く若しくは短く確保しても何ら問題はないし、電源が投入されてから30秒(第1所定時間)以内に押しボタン19が操作されると、押しボタン19が操作されてから新たに30秒間(第2所定時間)にわたって押しボタン19を点灯させるように構成することも可能である。
また、押しボタン19を操作することで振動する等、所定の態様で作動する役物を遊技領域2a内に設けているとともに、リーチ演出中等の所定のタイミングにおいてのみ押しボタン19の操作を有効とする遊技機に対して、上記テストモードを設け、テストモード中に押しボタン19を操作すると、当該操作については有効として、テストモード専用の態様若しくは遊技中と同様の態様で役物を作動させるように構成してもよい。そして、当該構成を採用しても、上記同様、遊技場等において押しボタン19が正常に作動していることを容易に確認することができるという効果がある。
加えて、上記実施形態では遊技機の一実施形態であるパチンコ機について説明しているが、本発明をパチンコ機以外の遊技機(たとえばスロットマシーン)に適用可能であることは言うまでもない。
Claims (1)
- 遊技機本体の前面に、遊技者が操作可能で、且つ、点灯可能な操作手段が設けられており、遊技中の所定のタイミングにおいて、前記操作手段が点灯するとともに、前記操作手段の操作が有効となる遊技機であって、
前記所定のタイミングでないにも拘わらず、前記操作手段の操作が有効となるテストモードを有しており、
遊技機に対して所定の操作がなされると、所定時間にわたって前記テストモードとなるとともに、前記テストモード中に前記操作手段が操作されると、前記操作手段が点灯することを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
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Family Applications (1)
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