JP2005052341A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 常にはボタン操作が有効化されない操作ボタンの動作状態を、遊技者の遊技を阻害することなく、確実に且つ正確に検出できるようにすること。
【解決手段】 主制御手段において、大当たり中でなく、保留球が無く、デモンストレーション画面の表示状態であって、予め定められた所定状態の場合、ボタン動作確認コマンドが送信されてくるので、そのボタン動作確認コマンドを受信した場合、動作確認モード設定処理が実行され(S34)、操作表示ランプが発光される(S35)。この状態で操作ボタンが操作されたときに、操作スイッチからの操作スイッチ信号が入力された場合(S37:Yes) 、操作ボタンの動作が正常であるため、先ず、メッセージ「操作ボタン:正常」が表示され(S41)、操作表示ランプが消され(S42)、動作確認モードが解除され(S43)、遊技球の入賞を促すメッセージが消去される(S44)。
【選択図】 図11

Description

本発明は、遊技者が手動で操作可能な操作ボタンを有する遊技機に関し、特にその操作ボタンの動作状態を検査できるようにしたものに関する。
従来、第1種のパチンコ機等の弾球遊技機においては、遊技盤に、普通入賞手段に加えて、普通図柄始動手段(所謂、ゲート手段)や特別図柄始動手段(所謂、電動式チューリップ)、1又は複数の普通図柄を変動表示可能な普通図柄表示手段、複数の特別図柄を変動表示可能な特別図柄表示手段、更に、アタッカーと呼ばれる大入賞口手段(開閉式入賞手段)等を備え、発射手段により遊技盤の遊技領域に発射された遊技球が特別図柄始動手段に入賞した場合、特別図柄表示手段における複数の特別図柄が所定変動時間だけ変動する。
このとき、遊技球の特別図柄始動手段への入賞時点で抽選された結果が大当たりの場合には、その変動後の停止図柄が特定図柄態様(所謂、「777」等の大当たり図柄態様)となり、大入賞口手段が所定条件に基づいて、設定回数(例えば、16ラウンド)まで開閉動作を繰り返し、遊技者に有利な利益状態である特別遊技が発生する。この場合、大入賞口手段の開放中には、複数の遊技球が入賞可能になり、遊技者に多大の利益が還元される。
最近では、弾球遊技機によっては、遊技者が手動操作可能な操作ボタンを備え、予め定められた特定のリーチ変動が実行されるような場合に、その操作ボタンを操作することで、ディスプレイに登場しているキャラクタが大当たりを邪魔するような図柄を押しつぶすように演技したり、或いは演出表示される演出内容を操作ボタンを操作する毎に順々に変更する等、遊技者が遊技に参加できるようになり、弾球遊技を盛り上げるようになっているものがある。
ところで、普通図柄始動手段や特別図柄始動手段には、遊技球の通過を検出する検出センサが夫々設けられ、その検出センサの作動状態を遊技中に確認(検査)するようにした検査技術が種々提案されている。例えば、特開2000−42228号公報に記載の遊技制御装置には、第1種始動口#1に対応させて入賞センサ#1とLED#1とを設け、第1種始動口#2に対応させて入賞センサ#2とLED#2とを設け、特別図柄表示装置に対応させてLEDと、第1種特別電動役物に対応させてLED等を設けてある。
入賞センサ#1により遊技球の入賞が検出された場合には、LED#1を0.5 秒間点灯させ、入賞センサ#2により遊技球の入賞が検出された場合には、LED#2を0.5 秒間点灯させ、特別図柄表示装置が作動中には、これに対応するLEDを0.5 秒周期で点滅させ、第1種特別電動役物が作動中には、これに対応するLEDを0.5 秒周期で点滅させるため、パチンコホールの従業員は、LEDの点灯状態又は点滅状態と遊技状態とを比較することで、これら入賞センサ#1, #2が正常に動作しているか否か、また特別図柄表示装置や第1種特別電動役物の動作状態が正常であるか否かを、容易に確認できるようにしてある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−42228号公報 (第4〜5頁、図4)
前述した特開2000−42228号公報に記載の遊技制御装置においては、遊技中に、入賞センサ#1, #2からの検出信号を常に入力可能に構成するとともに、特別図柄表示装置や第1種特別電動役物も常に作動可能状態であるため、これら入賞センサ#1, #2の動作状態、特別図柄表示装置や第1種特別電動役物の動作状態を容易に確認(検査)できるが、前述した遊技者が操作可能な操作ボタンについては、予め定められた特定のリーチ変動に際してだけ有効化されるため、遊技者によるボタン操作を阻害させないようにして、このような手動操作型の操作ボタンの動作状態が正常か否かを検査することは、このような動作状態検査技術では、到底、不可能である。
本発明の目的は、常にはボタン操作が有効化されない操作ボタンの動作状態を、遊技者の遊技を阻害することなく、確実に且つ正確に検出できるようにすること。
請求項1の遊技機は、遊技機の所定個所に手動操作が可能な操作手段を備え、この操作手段の操作に基づいて遊技に関与することが可能な遊技機において、予め定められた所定状態が成立したことを検出する所定状態検出手段と、操作手段の動作状態を検出する動作状態検出手段と、所定状態検出手段が所定状態の成立を検出したことに基づいて動作確認モードを設定する動作確認モード設定手段と、動作確認モードが設定された状態において、操作手段が操作されたときの動作状態検出手段の検出結果に基づいて、報知手段に所定の報知をさせる報知制御手段とを備えたものである。
所定状態検出手段により予め定められた所定状態の成立が検出された場合、モード設定手段は、動作状態検出手段による操作手段の動作状態を検出して動作確認モードを設定する。このように、動作確認モードが設定された状態において、操作手段が操作されたとき、報知制御手段は動作状態検出手段から受けた検出結果に基づいて、操作手段の動作状態を確認できたか否かについて、報知手段を介して所定の報知が行われる。ここで、報知手段は、表示手段、音声出力手段、発光手段、可動手段等であってもよい。
ここで、遊技機を統括的に制御する遊技制御手段と、この遊技制御手段からの制御指令に基づき図柄制御を行う副制御手段とを備え、遊技制御手段又は副制御手段は、特定の遊技状態が発生した場合にだけ、操作手段の手動操作を有効とするようにしてもよい。また、前記所定状態検出手段が主制御手段に設けられ、動作状態検出手段と動作確認モード設定手段と報知制御手段が副制御手段に設けられるようにしてもよい。
また、前記遊技機は複数種類の球検出手段を備えた弾球遊技機であり、予め定められた所定状態は1 又は複数の条件が成立した状態であり、これら1 又は複数の条件には複数種類の球検出手段のうちの特定の球検出手段で遊技球を検出した検出条件が含まれるようにしてもよい。
また、前記所定状態検出手段により所定状態が成立したことが検出された場合に動作確認モードを設定するように指令する動作確認コマンドを作成する動作確認コマンド作成手段と、その作成された動作確認コマンドを送信するコマンド送信手段と、コマンド送信手段からのコマンドを受信するコマンド受信手段と、受信したコマンドが動作確認コマンドであるか否か判定するコマンド判定手段とを設けるようにしてもよい。
また、前記報知手段は種々の情報を報知可能であり、報知制御手段は、操作手段の動作が確認された場合に、所定の情報を報知手段に報知させる制御を行うようにしてもよい。
また、前記操作手段は発光可能な操作表示ランプを有し、報知制御手段は、動作確認モード設定手段により動作確認モードが設定されたことに基づいて操作表示ランプを発光させ、動作状態検出手段から受けた検出結果に基づいて検出があったと判定した場合に操作表示ランプの発光を中止させるようにしてもよい。
請求項1の発明によれば、遊技機の所定個所に手動操作が可能な操作手段を備え、この操作手段の操作に基づいて遊技に関与することが可能な遊技機において、所定状態検出手段と、動作状態検出手段と、動作確認モード設定手段と、報知制御手段とを備えたので、予め定められた所定状態が成立した場合に、動作確認モードが設定され、この動作確認モードが設定された状態で、操作手段を操作するだけで、操作手段が正常に動作しているか否かを容易に確認(検査)でき、その検査結果に基づいて何らかの報知がなされるため、その報知内容により、操作手段の動作状態に異常がないかどうかが確実に分かる。
パチンコホールに設置される第1種パチンコ機において、演出用の画像を手動操作で切換える操作ボタンであって、常にはボタン操作が有効化されない操作ボタンの動作状態を、遊技者の遊技を阻害することなく確認できるようにした。
パチンコホールの島構造体に設置される、所謂、カード式弾球遊技機と呼ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場合の一例であり、パチンコホールに設けられた島構造体には、その長さ方向に複数のカード式球貸し機1と複数のパチンコ機2とが交互に配設され、カード式球貸し機1はパチンコ機2に電気的に接続されている。
図1〜図4に示すように、カード式弾球遊技機であるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード式球貸し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠3が島構造体(図示略)に取り外し可能に固定されている。前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス扉6と、発射用の遊技球を貯留する球受け皿8の前面板7とが夫々開閉自在にヒンジを介して枢着されている。
前枠4の下部には、球受け皿8から溢流し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿9と、発射手段10の発射ハンドル11とが設けられている。この発射手段10は、回動操作可能な発射ハンドル11と、この発射ハンドル11を回動操作した回動角度に応じた打撃力で打撃槌12により遊技球を発射させる発射モータ13(図3、図4参照)などを備えている。球受け皿8の右部には、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用の操作パネル14が設けられている。
この操作パネル14には、カード残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部14aと、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチ14bと、遊技終了時にカードの返却を指令する返却スイッチ14cとが設けられている。球受け皿8の左右方向中央部には、図1に示すように、背景画像により演出表示させる演出内容を手動操作により切換えるための操作ボタン15が設けられている。
この操作ボタン15には、操作スイッチ15aと、操作可能な状態を示す発光可能な操作表示ランプ15bが内蔵されており、この操作表示ランプ15bが発光状態(点灯状態)のときに、遊技者による操作ボタン15の操作が有効化されるようになっている。ここで、操作ボタン15が操作されていない状態では、操作スイッチ15aから「L」レベルの操作スイッチ信号が出力されるが、操作ボタン15が操作されている状態では、操作スイッチ15aからは「Hレベル」の操作スイッチ信号が出力される。
図2に示すように、遊技盤5の外周部には、金属製の外レールと内レールとからなり、遊技球を案内するガイドレール16がほぼ環状に設けられている。このガイドレール16の内側の遊技領域5aには、そのほぼ中央部に位置するセンターケース20と、そのセンターケース20内に設けられた液晶ディスプレイ21と、複数の普通入賞手段22(この場合、例えば7つ)と、左右の普通図柄始動手段(ゲート手段又は通過手段)23と、特別図柄始動手段(図柄始動兼入賞手段)24と、大入賞口手段(開閉式入賞手段)25等が夫々所定の位置に配設されている。
また、センターケース20には、その下部に普通図柄用の4つの保留球ランプ26と、その上部に特別図柄用の4つの保留球ランプ27とが夫々設けられている。ここで、遊技領域5aには複数の遊技釘や風車等が設けられているが、図示を省略する。特別図柄始動手段24は開閉可能な左右1対の開閉爪24aを備え、普通電動役物ソレノイド28により1対の開閉爪24aが同期して開閉駆動可能に構成されたものである。また、大入賞口手段25は前方に開放可能な開閉板25aを備え、特別電動役物ソレノイド29により前後方向に開閉駆動可能に構成されたものである。そこで、開閉板25aが前方に開放された場合、遊技球が入賞し易くなり、遊技者に有利な特別遊技状態が発生する。
図3、図4に示すように、前枠4の裏側には、その外周部に門形状の遊技盤保持体(所謂、三方枠)35が固定され、遊技盤5とその後側に位置する裏機構板36とが遊技盤保持体35で着脱可能に前枠4に装着されている。裏機構板36の上側には、外部出力基板38を収容した基板カバー37と、球タンク39と、この球タンク39の球排出口に連結されたタンクレール40とが設けられ、タンクレール40の下流側端部に接続された払出し/球貸し機構41が裏機構板36の側部に設けられ、裏機構板36の下側には、払出し/球貸し機構41の下流側に接続された払出し球誘導路42が設けられている。
それ故、払出し/球貸し機構41から賞球として払出された遊技球又は球貸し用の遊技球は、払出し球誘導路42を経由して球受け皿8に払出される。裏機構板36の略中央部に形成された矩形状開口部36aには、遊技盤5の裏側に装着された裏カバー43が嵌合している。裏カバー43の後面に装着された基板ケース44の内部には、後側に主制御基板45が配設され、その前側には図柄制御基板46が配設されている。外部出力基板38からは、特別図柄に関する変動回数や停止図柄の情報等、種々の遊技情報がパチンコホールに設けられた図示しない島コンピュータに送信出力される。
この図柄制御基板46の前側に配置された液晶ディスプレイ21は、この図柄制御基板46に液晶ドライバ98(図5参照)を介して電気的に接続されている。基板ケース44の下側で裏カバー43に装着された基板ケース47の内部に、音声ランプ制御基板48が設けられている。この基板ケース47の下側で裏機構板36に装着された基板ケース49の内部には、電源基板50と、払出し制御基板51と、外部インターフェース(I/F)制御基板(図5参照)52が夫々設けられている。
更に、発射手段10の後側に装着された基板ケース53の内部には、発射制御基板54が設けられている。これら制御基板45〜46,48,50〜51,54は夫々独立のプリント基板で構成され、電源基板50と発射制御基板54を除くその他の制御基板45,46,48,51の各々には、1チップ集積回路からなるマイクロコンピュータが夫々設けられている。
主制御基板45とその他の制御基板46,48,51とは、複数本の信号線でコネクタを介して電気的に接続され、主制御基板45から各制御基板48(46),51に、所定の遊技動作を実行させる種々の制御コマンドを基本的に一方向通信にて送信可能になっている。このように、制御コマンドの一方向通信を採用することで、普通図柄や特別図柄の図柄停止に関する不正を確実に防止できるようになっている。
次に、パチンコ機2の制御装置について、図5のブロック図に基づいて説明する。主制御基板45には、シングルチップ形のマイクロコンピュータを構成するCPU45aと、ROM45bと、RAM45cと、入出力インターフェース45d,45e等が設けられている。その入出力インターフェース45dに、各普通図柄始動手段23への遊技球の通過を検出する普通図柄始動スイッチ23aと、特別図柄始動手段24への遊技球の入賞を検出する特別図柄始動スイッチ24bが電気的に接続されている。
入出力インターフェース45dに、更に、複数の普通入賞手段22への遊技球の入賞を検出する複数の普通入賞スイッチ群22aと、大入賞口手段25の普通入賞領域25bへの遊技球の入賞を検出する普通入賞領域スイッチ25cと、大入賞口手段25の特定入賞領域25d(所謂、Vゾーン)への遊技球の入賞を検出する特定入賞領域スイッチ25eと、普通電動役物ソレノイド28と、特別電動役物ソレノイド29とが夫々接続されている。
払出し制御基板51には、シングルチップ形のマイクロコンピュータを構成するCPU51aと、ROM51bと、RAM51cと、入出力インターフェース51d等が設けられている。払出し制御基板51は外部I/F制御基板52に直接に接続され、その外部I/F制御基板52は、払出し/球貸し機構41に電気的に接続されている。払出し/球貸し機構41には、遊技球の払出し通路を賞球側と球貸し側とに択一的に切換える切換えソレノイド41aと、払出しモータ41bと、球貸し計数スイッチ41cと、賞球計数スイッチ41d等が接続されている。
このように、払出し制御基板51は、主制御基板45から送信される払出しに関する種々の払出し制御コマンドを直接受信可能である。外部I/F制御基板52には、更に、操作パネル14と、カード式球貸し機1と、発射制御基板54とが夫々電気的に接続されている。発射制御基板54にはモータ駆動回路53aが設けられ、発射モータ13はこの発射制御基板54により駆動制御される。音声ランプ制御基板48には、シングルチップ形のマイクロコンピュータを構成するCPU48aと、ROM48bと、RAM48cと、入出力インターフェース48d等が設けられている。
そして、この音声ランプ制御基板48には、球受け皿8の裏側に設けられたスピーカ55と、確率変動状態が設定されたことを表示する確変状態表示ランプ56と、複数の装飾ランプ群57と、普通図柄用の保留球ランプ26及び特別図柄用の保留球ランプ27、更には、操作表示ランプ15b等が接続されている。そして、この音声ランプ制御基板48は、主制御基板45から送信される音声出力に関する種々の音声制御コマンドやランプ点灯に関する種々のランプ制御コマンドを直接受信可能になっている。
図柄制御基板46は、シングルチップ形のマイクロコンピュータを構成するCPU46aと、ROM46bと、RAM46cと、入出力インターフェース46d等を備えたものである。この図柄制御基板46には、液晶ドライバ97を介して液晶ディスプレイ21が接続されている。ここで、液晶ディスプレイ21は、3つの特別図柄(左図柄、中図柄、右図柄)を左表示部21aと中表示部21bと右表示部21cに表示するとともに、2つの小型の普通図柄(左図柄、右図柄)を小型の左表示部21dと右表示部21eに表示するのに加えて、各種のキャラクタの動画や吹き出し等の動作を表示可能である。
電源基板50には、各制御基板45〜46,48,50〜52,54と、特別図柄始動手段24に設けた普通電動役物ソレノイド28及び大入賞口手段25に設けた特別電動役物ソレノイド29等の電子部品に複数種類の直流電圧を供給する複数の電源回路(図示略)を設けるだけでなく、電源スイッチ50aと、電源投入後にRAM45c,51cに記憶している遊技情報を全て消去するクリアスイッチ50bと、停電が発生した場合のためのバックアップ電源50c等が設けられている。
次に、主制御基板45のROM45bに予め格納した各種の制御プログラムにより、主制御手段60(これが遊技制御手段に相当する)として達成される種々の機能について、図6の機能ブロック図により説明する。
主制御基板45上に構成された主制御手段60は、遊技態様や遊技球の挙動に応じた遊技動作の制御、つまり遊技盤5に設けられた各種の入賞手段22,24,25に設けられた入賞スイッチ22a,24b,25c,25e及び通過手段23に設けられた通過検出スイッチ23a等に対するスイッチ信号の入出力に関わる遊技盤5の遊技制御を統括的に行うとともに、後述する音声ランプ制御手段80、図柄制御手段90、払出し制御手段100等に、必要に応じて各種の制御コマンドを順次送信出力するものである。
主制御手段60は、乱数発生手段61と、乱数抽出手段62と、保留情報記憶手段63と、乱数判定手段64と、図柄変動決定手段65と、確率変動手段66と、普通利益状態発生手段67と、特別利益状態発生手段68と、コマンド制御手段69と、入賞計数手段70等を備えている。但し、乱数発生手段61と、乱数抽出手段62と、保留情報記憶手段63と、乱数判定手段64と、図柄変動決定手段65とは、特別図柄用及び普通図柄用の両方の機能を兼ね備えている。
乱数発生手段61は、普通図柄の当たり抽選のための乱数発生機能と、特別図柄の大当たり抽選のための乱数発生機能とを兼ね備えている。この乱数発生手段61は、所定の微小な更新周期(例えば、4msec)で、普通図柄用に、例えば当たり判定乱数として「0〜9」の乱数値をサイクリックに繰り返し発生するとともに、特別図柄用に、例えば大当たり判定乱数として「0〜299」の乱数値をサイクリックに繰り返し発生する。この乱数発生手段61は、大当たり判定乱数(当たり判定乱数)以外に、更に、大当たり図柄乱数(当たり図柄乱数)、変動パターン選択用乱数等、各種の乱数値を発生する。
乱数抽出手段62は、普通図柄の乱数抽選のための制御乱数抽出機能と、特別図柄の乱数抽選のための制御乱数抽出機能とを兼ね備えている。それ故、乱数抽出手段62は、乱数発生手段61でサイクリックに発生する普通図柄用の複数の制御乱数のうち、左右何れかの普通図柄始動手段23を遊技球が通過したときの1つの乱数値を当たり判定乱数値として抽出するとともに、乱数発生手段61でサイクリックに発生する特別図柄用の複数の制御乱数のうち、特別図柄始動手段24に遊技球が入賞したときの1つの乱数値を大当たり判定乱数値として抽出する。
保留情報記憶手段63は、特別図柄保留情報記憶部と、普通図柄保留情報記憶部とを有する。特別図柄保留情報記憶部は、RAM45cの特別図柄保留情報記憶メモリや特別図柄保留情報記憶制御プログラム等の各種プログラムからなり、特別図柄始動スイッチ24bが検出した遊技球のうち、未だ特別図柄の変動に供していない保留球に関連する特別図柄保留球情報を順次記憶する。即ち、特別図柄保留情報記憶部は、特別図柄始動手段24を遊技球が通過したときに生成された特別図柄用の保留球情報と保留球数とを、変動に供するまで一時的に4組まで記憶することで、特別図柄の図柄変動を保留する。
このように、特別図柄保留情報記憶部は、保留球情報を受ける毎にその保留球情報を、作動保留番号1、作動保留番号2、・・作動保留番号4まで順次記憶し且つ作動保留番号を1つずつインクリメントする。変動中でなければ、記憶している複数の保留球情報について、作動保留番号1の保留球情報を判定用として作動保留番号0にシフトするとともに、作動保留番号2以降の各保留球情報を1つずつ若い作動保留番号側、つまり下位側の番号(2→1、3→2、4→3)に夫々シフトして上書きすることで、保留球情報の記憶数が減少して空き領域を設ける。
一方、普通図柄保留情報記憶部は、RAM45cの普通図柄保留情報記憶メモリや普通図柄保留情報記憶制御プログラム等からなり、普通図柄始動スイッチ23aが検出した遊技球のうち未だ普通図柄の変動に供していない保留球に関連する普通図柄保留球情報を記憶する。即ち、普通図柄保留情報記憶部は、普通図柄始動手段23を遊技球が通過したときに生成された普通図柄用の保留球情報と作動保留球数とを、変動に供するまで一時的に4組まで記憶することで、普通図柄の図柄変動を保留する。
このように、普通図柄保留情報記憶部は、保留球情報を受ける毎にその保留球情報を、作動保留番号1、作動保留番号2、・・作動保留番号4まで順次記憶し且つ作動保留番号を1つずつインクリメントする。変動中でなければ、記憶している複数の保留球情報について、作動保留番号1の保留球情報を判定用として作動保留番号0にシフトするとともに、作動保留番号2以降の各保留球情報を1つずつ若い作動保留番号側、つまり下位側の番号(2→1、3→2、4→3)に夫々シフトして上書きすることで、保留球情報の記憶数が減少して空き領域を設ける。
乱数判定手段64は、普通図柄用判定機能と特別図柄用判定機能とを兼ね備えている。この場合、乱数判定手段64は、普通図柄用の複数の制御乱数「0〜9」のうち「0〜8」を予め定められた当たり用判定値として設定するとともに、特別図柄用の複数の制御乱数「0〜299」のうち、大当たり抽選確率が低確率状態においては、1つの制御乱数(例えば、「211」)だけを予め定められた大当たり判定値として設定している。
そこで、乱数判定手段64は、保留情報記憶手段63から供給される普通図柄用の当たり判定乱数値について、普通図柄の変動前の時点で、予め設定されている複数の当たり判定値の何れかと一致した「当たり」、又は一致しない「外れ」の何れであるかを判定する。乱数判定手段64は、更に、保留情報記憶手段63から供給される特別図柄用の大当たり判定乱数値について、特別図柄の変動前の時点で、予め設定されている大当たり判定値と一致した「大当たり」、又は一致しない「外れ(外れリーチを含む)」の何れであるかを判定する。
図柄変動決定手段65は、特別図柄の変動パターン及び特別停止図柄を決定するとともに、普通図柄の変動パターン及び普通停止図柄を決定する。それ故、図柄変動決定手段65は、特別変動停止態様決定制御の制御プログラムに加えて、停止図柄決定手段と、変動パターン決定手段等からなり、特に特別図柄の特別停止図柄や変動パターン番号を特別図柄の変動開始毎に決定する。
ところで、前述した乱数判定手段64は、更に、保留情報記憶手段63から供給される大当たり図柄乱数値に基づいて確率変動型の大当たりに関しても判定を行う。確率変動型であると判定した場合には、当該利益状態である特別遊技が終了した後、次回或いは次々回の大当たり迄、或いは所定回数(例えば、100回)だけ特別図柄が変動する迄、大当たりとする特定乱数(大当たり判定値)の数を通常のときよりも多く(例えば、7つ)して、大当たり確率を通常よりも高めるとともに、確率変動手段66に対して確率変動状態を設定するように指令する。
このように、確率変動手段66は、確率変動状態を設定した場合、普通利益状態発生手段67に所定の利益を与えるように夫々指示する。これも遊技者に有利な特別遊技状態である。その普通利益状態発生手段67は、確率変動手段66から前述した確率変動指示を受けると、普通図柄が「当たり」になることを条件として、特別図柄始動手段24の普通電動手段20aを通常時の開時間(例えば、約0.5 秒)よりも長い時間(例えば、約3秒)開状態にする等して、遊技球が入り易くなるといった利益状態を遊技者に与える。
特別利益状態発生手段68は、乱数判定手段64から大当たりの判定結果を受ける、若しくは、特別図柄表示手段31の変動後の停止図柄が大当たり図柄となることを条件に、遊技制御に含まれる所定の利益状態発生ルーチンにより大入賞口手段25の開閉板25aを前述したように開閉作動させる。コマンド制御手段69は、音声ランプ制御手段80に対して、これら普通図柄用と特別図柄用の変動パターン指定コマンドと、図柄指定コマンド等、各種の制御コマンドを必要に応じて順次送信する。
ところで、遊技球が特別図柄始動手段24に入賞しなくなった場合であって、特別図柄表示手段21a〜21cにおける特別図柄が変動しなくなってから所定時間(例えば、5〜6分)が経過した場合、コマンド制御手段69から図柄制御手段90に対して、客待ち用のデモンストレーション表示の為のデモンストレーション表示用コマンドが送信される。
入賞計数手段70は、普通入賞手段22と、特別図柄始動手段24と、大入賞口手段25に有する特定入賞領域21b及び普通入賞領域21cに入賞する遊技球の数を計数する。そこで、コマンド制御手段69は、その入賞計数手段70で集計した遊技球の入賞個数に基づく遊技球の払出しを指令する払出し指令コマンドを払出し制御手段100に対して送信する。コマンド制御手段69は、更に、遊技球の保留球数に関する保留球表示コマンド、確率変動状態を示す確率変動情報コマンド等、種々の制御コマンドを送信すべき制御手段80,90,100に随時送信出力する。
次に、音声ランプ制御基板48のROM48bに予め格納された制御プログラムにより、演出制御手段としての音声ランプ制御手段80として達成される種々の機能について、図7の機能ブロックにより説明する。
音声ランプ制御基板48上に構成された音声ランプ制御手段80は、主制御手段60から変動パターン指定コマンド等の各種の制御コマンドを受信し、受信した変動パターン指定コマンドに対応する演出パターン情報に基づいて、遊技盤5や前枠4等に設けられた多数の装飾用ランプや演出用ランプ等を含む装飾ランプ群57、操作表示ランプ15bの発光制御を司るとともに、球受け皿8の裏側に設けられたスピーカ55を駆動して音声制御を司る。
音声ランプ制御手段80は、更に、主制御手段60から保留球表示コマンドを受信し、センターケース20に設けた普通図柄用の保留球ランプ26と特別図柄用の保留球ランプ27を発光制御する。その為、音声ランプ制御手段80は、コマンド制御手段81と、演出パターン記憶手段82と、演出パターン決定手段83と、乱数発生手段84と、発光制御手段85と、音声制御手段86等を備えている。
コマンド制御手段81は、主制御手段60のコマンド制御手段69から変動パターン指定コマンドや図柄指定コマンド等の各種の制御コマンドを受信するとともに、図柄制御手段90のコマンド制御手段91に対して、変動パターン指定コマンドや図柄指定コマンド等、図柄変動に関する制御コマンドを送信可能である。
演出パターン記憶手段82には、主に、変動パターン指定コマンドの各々について、装飾ランプ群57の各ランプの点灯や点滅により発光演出する複数種の発光演出パターン情報と、スピーカ55により音声演出する複数種の音声演出パターン情報が予め格納されている。
演出パターン決定手段83は、変動パターン指定コマンドに対応する発光演出パターン情報や音声演出パターン情報を選択するとともに、これら発光演出パターン情報や音声演出パターン情報に複数の情報選択肢が設けられている場合には、乱数発生手段84で発生した所定数の制御乱数のうちの1つを乱数値として抽出し、この抽出した乱数値に基づいて1つの情報選択肢を決定する。
発光制御手段85は、演出パターン決定手段83で決定した発光演出パターン情報から求めた発光制御信号に基づいて装飾ランプ群57の各装飾ランプを発光制御するとともに、普通図柄用の保留球ランプ26及び特別図柄用の保留球ランプ27、更には 操作表示ランプ16bを夫々発光制御する。また、音声制御手段86は、演出パターン決定手段83で決定した音声演出パターン情報から求めた音声制御信号に基づいて、スピーカ55を駆動制御する。
次に、図柄制御基板46のROM46bに予め格納された制御プログラムにより、演出制御手段としての図柄制御手段90として達成される種々の機能について、図7のブロック図により説明する。
図柄制御基板46上に構成された図柄制御手段90は、主制御手段60から音声ランプ制御手段80を介して送信されてくる普通図柄用の変動パターン指定コマンド等に基づいて、各表示部21d,21eの普通図柄を変動制御し、指示された普通図柄態様を表示するように変動停止を制御する。
図柄制御手段90は、更に、主制御手段60から音声ランプ制御手段80を介して受信した特別図柄用の変動パターン指定コマンドや図柄指定コマンド等に基づいて、各表示部21a〜21cの特別図柄を変動制御し、指示された特別図柄態様を表示するように変動停止を制御したり、図柄表示手段30の略全画面に背景やキャラクタ等を演出表示させる演出表示制御を実行する。それ故、図柄制御手段90は、コマンド制御手段91と、変動パターン記憶手段92と、演出画像記憶手段93と、乱数発生手段94と、演出制御手段95と、液晶ドライバ96等を備えている。
また、コマンド制御手段91は、音声ランプ制御手段80のコマンド制御手段81を介して変動パターン指定コマンドや図柄指定コマンドを受信可能であり、スイッチ信号検出手段91aと、ボタン動作確認制御手段91bと、報知制御手段91cと、変動パターン切換え手段91d等を備えている。
変動パターン記憶手段92には、普通図柄や特別図柄に関して、複数の変動パターン指定コマンドの各々に変動内容(変動時間を含む)を対応づけた図柄変動に関する変動パターン情報が記憶されている。これらの変動パターン情報の幾つかには、ノーマルリーチ、スーパーリーチ等の図柄変動による各種の演出情報が記憶されている。
変動パターン切換え手段91dは、変動パターン指定コマンドに対応する変動パターン情報を変動パターン記憶手段92から読出して、直接的に図柄制御可能な所定の情報に切換えて選択するとともに、この変動パターン情報に、複数の情報選択肢が設けられている場合には、乱数発生手段94で発生した所定数の制御乱数のうちの1つの乱数値を抽出し、この抽出した乱数値に基づいて1つの情報選択肢を決定する。
演出画像記憶手段93は、各種のキャラクタを用いた背景画像により演出する多数の演出表示用の演出画像情報を、演出パターン番号(1、2、3、・・・)に対応させて記憶している。例えば、演出パターン番号「1」には、図8−1に示すように、「ドライブサーブ」から始まるバレーボールに関する演出であり、演出パターン番号「2」には、図8−2に示すように、「ジャンプサーブ」から始まるバレーボールに関する演出である。そこで、演出制御手段95は、変動パターン切換え手段91dから受けた図柄変動に関する種々の図柄表示信号と、演出画像記憶手段93から受けた演出画像信号とに基づいて図柄演出画像データを作成し、液晶ドライバ96に送信出力する。
スイッチ信号検出手段91aは、操作スイッチ15aから「Hレベル」の操作スイッチ信号を受ける毎に、このスイッチ検出に基づいた新たな演出パターン(画像)の作成を行うように演出制御手段95に指令する。この場合、演出制御手段95は、特定のリーチ演出やスーパーリーチ演出を行っている場合に限って、操作スイッチ15aからの「Hレベル」の操作スイッチ信号を有効化して受け付ける。
ボタン動作確認制御手段91bは、操作スイッチ15aから受ける操作スイッチ信号に基づいて、操作スイッチ15aが正常に作動するか否かを確認(検査)し、この検査結果を報知制御手段91cに出力する。そこで、報知制御手段91cは、その検査結果に応じた報知データを演出制御手段95に供給する一方、操作表示ランプ15bの発光により報知する発光コマンドを作成し、音声ランプ制御手段80に送信する。それ故、検査結果が図柄表示手段30で報知されるとともに、操作表示ランプ15bの特定の発光態様によっても報知される。
液晶ディスプレイ21は、3つの特別図柄を変動表示する表示部21a〜21cを備えた特別図柄表示手段31と、2つの普通図柄を変動表示する表示部21d,21eを備えた普通図柄表示手段32との両方の表示機能を実現させる図柄表示手段30であり、液晶ディスプレイ21の表示画面の略全体に各種の演出表示を行う演出表示手段でもある。それ故、特別図柄表示手段31の表示部21a〜21cおいて、特別図柄が変動表示され、普通図柄表示手段32の表示部21d,21eにおいて普通図柄が変動表示されるのに加えて、液晶ディスプレイ21の表示画面の略全体に、各種の演出表示が行われる。
ここで、図柄制御手段90において、主制御手段60からデモンストレーション表示用コマンドを受信した場合には、客待ち用の所定のデモンストレーション画像を表示する。
図7に示すように、払出し制御基板51上に構成された払出し制御手段100は、主制御手段60から払出し制御コマンドを受信し、払出し/球貸し機構41による遊技球の払出し制御を司る。払出し制御手段100は、コマンド制御手段101と、払出し/球貸し制御手段102等からなっており、コマンド制御手段101を介して主制御手段60から受けた払出し指令コマンドに基づいて、払出し/球貸し機構41に対して遊技球の払出しを指令する。
ここで、払出し/球貸し制御手段102は、払出し/球貸し機構41から払出しに関するエラーを何ら受信していない場合には、発射許可信号を発射制御手段106に送信するため、遊技者が操作ハンドル11を操作した場合に発射モータ13が発射制御手段106により駆動され、遊技球の発射が可能になっている。基板ケース49の内部には、更に、外部インターフェース制御基板52が収容されており、この外部インターフェース制御基板52上には外部インターフェース手段105が構成されている。
発射制御基板54上に構成された発射制御手段106は、発射モータ13を駆動して遊技球の発射制御を司る。ここで、外部出力基板38からは、特別図柄に関する変動回数や停止図柄の情報等が、パチンコホールに設けられた図示しない島コンピュータに送信出力される。
次に、このように構成されたパチンコ機2の作用について説明する。
遊技者が発射ハンドル11を操作して、球受け皿8から順々に送球される遊技球を遊技盤5の遊技領域5aに発射させる。そして、遊技盤5に沿って落下する遊技球が、図柄始動手段23,24や入賞手段22,25に入賞した場合、払出し/球貸し機構41が作動して入賞種類に応じた数の遊技球が球受け皿8に払出される。
一方、遊技球が特別図柄始動手段24に入賞して特別図柄が変動開始され、遊技球が特別図柄始動手段24に入賞したときの乱数抽選に基づいて、特定のリーチ演出が決定した場合、今回の図柄変動のための変動パターンに基づいて決定された演出パターン番号の演出画像情報が図柄表示手段30の全体に演出表示される。例えば、演出パターン番号「1」が決定された場合には、図9−1に示すように、特別図柄の変動中に、「ドライブサーブ」から始まるバレーボールに関する演出が実行される。
ところで、特定のリーチ演出が決定し、演出パターン番号「1」による「ドライブサーブ」から始まるバレーボールの演出が実行されているときには、操作表示ランプ15bが点灯するため、遊技者による操作ボタン15の操作が可能になる。ここで、このように、特定のリーチ演出が実行されるような特定の遊技状態が発生した場合にだけ、操作ボタン15の手動操作が有効となる。
そこで、遊技者が操作ボタン15を1回だけ操作した場合、演出パターン番号が「1」→「2」に切換えられるため、演出パターン番号「2」に基づいて、図9−2に示すように、「ジャンプサーブ」から始まるバレーボール演出を途中から継続的に実行する。このように、操作表示ランプ15bが点灯している状態においては、遊技者は操作ボタン15を操作することで、自分の好みの演出内容に切換えることができる。
次に、操作ボタン15の動作が正常であるか否かを検査するボタン動作状態確認制御について説明する。このボタン動作状態確認制御は、主制御手段60側で実行される動作確認準備制御(図10参照)と、図柄制御手段90のボタン動作確認制御手段91bで実行される動作確認制御(図11参照)とからなり、先ず、主制御手段60により実行される動作確認準備制御について説明する。但し、この制御は、微小時間毎に繰り返して実行されるものとする。ここで、図中の符号Si(i=11、12、13・・・)は各ステップである。但し、後述する表示指令フラグは、電源投入時にリセットされている。
この制御が開始されると、先ず、大当たりが実行中か否か判定され、大当たり中でないときで(S11:No)、保留情報記憶手段63の保留球数が検索され、保留球が記憶されていない場合で(S12:No)、しかもデモンストレーション画面を表示中の場合であって(S13:Yes) 、更に、表示指令フラグの値が「0」であってリセットされている場合に限ってS14:Yes) 、表示処理が実行される(S15)。この表示処理においては、表示タイマに所定時間のセット処理と、遊技球の入賞を促すメッセージのための表示コマンド設定処理と、その設定した表示コマンドの送信処理が実行されるのに加えて、表示解除回数カウンタに初期値「0」が設定される。
その結果、表示コマンドが音声ランプ制御手段80を介して図柄制御手段90に送信されるため、図柄表示手段30には、メッセージとして、例えば、「特定入賞領域に遊技球を入賞させて下さい」が表示される。ここで、表示指令フラグは表示処理を1回だけ実行するように、また表示解除回数カウンタは表示解除処理を1回だけ実行するように設けてある。次に、表示指令フラグがセット(1のデータに書き換え)される(S16)。
次に、特定のスイッチ信号の入力が無い場合に(S17:No)、表示タイマの残時間が「0」でない場合には(S23:No)、表示タイマの値が1つデクリメントされ(S27)、この制御を終了してリターンする。ここで、遊技球の入賞を促すメッセージの表示時間が、例えば「5分」であって、この制御が4msec毎に定期的に実行されている場合、表示タイマに「75000 」が設定されている。
ホールの従業員がそのメッセージを見て、ガラス扉6を開けて、大入賞口手段25内の特定入賞領域25bに遊技球を入賞させる。その結果、特定入賞領域スイッチ25eからのスイッチ信号を入力した場合、つまり特定のスイッチ信号の入力が有った場合(S17:Yes) 、表示解除回数カウンタの値が1つインクリメントされる(S18)。次に、その表示解除回数カウンタの値が「1」の場合には(S19:Yes) 、表示解除処理が実行される(S20)。この表示解除処理においては、表示タイマの作動を停止(リセット)させ、S15で表示したメッセージ表示を解除する表示解除コマンドの作成処理と、その作成した表示解除コマンドの送信処理が実行される。
その結果、図柄表示手段30に表示されていたメッセージ「特定入賞領域に遊技球を入賞させて下さい」が消去される。次に、操作ボタン15の動作を確認するためのボタン動作確認コマンドが作成され(S21)、そのボタン動作確認コマンドが図柄制御手段90に送信され(S22)、この制御を終了する。
ところで、遊技球の入賞を促すメッセージが表示されても、特定のスイッチ信号の入力がなく、表示タイマの残時間が「0」になった場合には(S23:Yes) 、表示解除回数カウンタの値が1つインクリメントされ(S24)、表示解除回数カウンタの値が「1」の場合には(S25:Yes) 、表示解除処理が実行され(S26)、同様にリターンする。
ここで、この制御が開始されたときに、大当たり中であったり(S11:Yes) 、保留球が有る場合(S12:Yes) 、或いはデモンストレーション画面が表示されていない場合に(S13:No)、表示指令フラグが「1」であってセットされている場合には(S28:Yes) 、S20と同様の表示解除処理が実行される(S29)。但し、発射された遊技球が何れかの入賞手段22,24,25に入賞するという所定条件が成立するまで、遊技球の入賞を促すメッセージが表示されてされていてもよい。
次に、ボタン動作確認制御手段91bで実行される動作確認制御について、図11に基づいて説明する。但し、この制御は、微小時間毎に繰り返して実行されるものとする。
この制御が開始されたときに、先ず音声ランプ制御手段80を介して主制御手段60から制御コマンドを受信した場合に(S31:Yes) 、確認モードフラグKMFがセットされておらず、ボタン動作確認モードが設定されていない場合で(S32:No)、受信した制御コマンドがボタン動作確認コマンドの場合には(S33:Yes) 、動作確認モード設定処理が実行される(S34)。
この動作確認モード設定処理においては、確認モードフラグKMFがセットされ、操作可能時間を計時する操作タイマに所定時間(例えば、60秒に相当する値「15000 」)が設定され、更に、その操作タイマがスタートされる。それ故、この動作確認モード設定処理により、ボタン動作確認モードが設定される。次に、操作表示ランプ15bを発光させるための発光制御コマンドを作成して、音声ランプ制御手段80に送信することで、操作表示ランプ15bの発光が指令される(S35)。
次に、「操作ボタンを操作して下さい」等により、操作ボタン15の操作を促すメッセージが図柄表示手段30に表示される(S36)。次に、操作スイッチ15aからの「Hレベル」である操作スイッチ信号が入力されず(S37:No)、操作タイマの残時間が「0」でない場合には(S38:No)、操作タイマの値が1つデクリメントされ(S39)、この制御を終了し、リターンする。
ところで、操作タイマの残時間が「0」になるまでに、操作ボタン15が操作されて、操作スイッチ15aから「Hレベル」の操作スイッチ信号が入力された場合には(S37:Yes) 、OKフラグOKFがセットされる(S40)。次に、この時点で、操作ボタン15の動作に異常がないことを確かめることができ、確認(検査)が完了したため、メッセージ「操作ボタン:正常」が所定時間(例えば、約10秒間)だけ液晶ディスプレイ21に表示され(S41)、操作表示ランプ15bの発光を消灯するように指令される(S42)。
次に、動作確認モード解除処理が実行される(S43)。この動作確認モード解除処理においては、確認モードフラグKMFがリセットされて動作確認モードが解除される。このとき、S36又はS41で表示したメッセージの表示が消去される(S44)。次に、OKフラグOKFがセットされている場合には(S45:Yes) 、OKフラグOKFがリセットされ(S48)、この制御を終了する。
一方、操作ボタン15が操作されたにも関わらず、操作タイマの残時間が「0」になっても、「Hレベル」の操作スイッチ信号が入力されなかった場合、つまり操作ボタン15が故障等により、操作スイッチ信号が「L」レベルの場合には(S37:No 、S38:Yes) 、S42〜S44が実行されて、操作表示ランプ15bが消灯されるとともに、動作確認モードの解除に伴って操作ボタン15の操作を促すメッセージの表示が消去される。この場合には、OKフラグOKFがセットされていない、つまり操作ボタン15の動作に異常が起こっている場合であるため(S45:No)、メッセージ「操作ボタン:異常」が表示され(S46)、この制御を終了する。
ところで、受信した制御コマンドがボタン動作確認コマンド以外の制御コマンドの場合には(S33:No)、受信した制御コマンドに対応する所定の処理が実行され(S47)、この制御を終了して、リターンする。ここで、図10に示す動作確認準備制御のS11〜S17が所定状態検出手段に相当し、図11に示す動作確認制御において、S34が動作確認モード設定手段に相当し、S37が動作状態検出手段に相当し、図柄表示手段30が報知手段に相当する。
このように、動作確認準備制御のS11〜S17により、予め定められた所定状態が成立した場合に、動作確認制御のS34において動作確認モードが設定され、この動作確認モードが設定された状態で、操作ボタン15を操作するだけで、操作スイッチ15aから入力される操作スイッチ信号が「Hレベル」か否かに基づいて、操作ボタン15が正常に動作しているか否かを容易に確認(検査)でき、その検査結果に基づいて、操作ボタン15に関して「正常」又は「異常」が表示されるため、その表示内容により、操作ボタン15の動作状態に異常がないかどうかが確実に分かる。
動作確認準備制御のS11〜S17により構成される所定状態検出手段が主制御手段60に設けられ、動作確認モード設定手段(S34)や動作状態検出手段(S37) が図柄制御手段90に設けられた場合であっても、S21により動作確認モードを設定するように指令するボタン動作確認コマンドを作成し、S22によりその作成されたボタン動作確認コマンドが図柄制御手段90に送信されるため、これら動作確認準備制御と動作確認制御とを一連のボタン動作状態確認制御として迅速且つ正確に実行することができる。
操作ボタン15には一体的に発光可能な操作表示ランプ15bが設けられ、報知制御手段91cは、動作確認モードが設定されたことに基づいて操作表示ランプ15bを発光させ、操作ボタン15の操作に伴って操作スイッチ15aから「Hレベル」の操作スイッチ信号が入力されて、検出があったと判定した場合には、操作表示ランプ15bの発光が中止されるため、操作ボタン15の動作状態をこの操作表示ランプ15bの発光状態により容易に認識することができる。
更に、この場合、操作スイッチ15aが操作されたにも関わらず、操作スイッチ15aからの操作スイッチ信号が「L」レベルのままの場合には、「操作ボタン:異常」が表示されるため、操作スイッチ15a自体が破損しているのか、操作スイッチ15aの配線が断線しているのか等、操作ボタン15が正常に動作しない不良個所を、迅速に調べることができる。
次に、前記実施形態を部分的に変更した変更形態について説明する。
1〕図12に示すように、図11の動作確認制御を部分的に変更し、所定時間内に操作ボタン15が操作されない場合でも、動作確認モードを設定した状態を維持し、その後に操作スイッチ15aから正常な操作スイッチ信号が入力された時点で、動作確認モードを解除するようにしてもよい。そこで、図11と異なる制御について説明する。
即ち、操作タイマで設定された所定時間内に、操作スイッチ15aから正常な「Hレベル」の操作スイッチ信号が入力された場合には(S37:Yes) 、S40〜S43により、OKフラグOKFがセットされ、操作表示ランプ15bの発光が消灯され、しかも動作確認モードが解除される。
しかし、操作タイマで設定された所定時間内に、操作スイッチ15aから「Hレベル」の操作スイッチ信号が入力されない場合には(S37:No 、S38:Yes) 、これらS40〜S43がスキップされるため、操作表示ランプ15bが発光状態であり、操作ボタン15の操作を促すメッセージが表示状態である。しかし、操作ボタン15を操作しているにも関わらず、これら発光状態、表示状態が継続している場合には、操作ボタン15の動作が異常であることを確認できる。
但し、このように異常な場合でも、動作確認モードが設定された状態である。このような状態の場合には、修理等を施した後、再度動作確認を行うことにより、正常な状態(動作確認モードがリセットされた状態)に復帰させる等の処置を施し、遊技に支障のないようにする必要がある。
一方、操作タイマで設定された所定時間を超えてから、操作ボタン15の操作により操作スイッチ15aから正常な「Hレベル」の操作スイッチ信号が入力された場合には、動作確認モードが設定(KMF=1)されているため、S40〜S43により、OKフラグOKFがセットされ、操作表示ランプ15bの発光を消灯され、しかも動作確認モードが解除される。
2〕図11に示すS41において、メッセージ「チェック完了」を表示する一方、S46に示す表示処理を省略するようにしてもよい。
3〕図10に示す動作確認準備制御のS17において、入賞を検出する球検出スイッチとして、普通入賞領域スイッチ25c、普通図柄始動スイッチ23a、特別図柄始動スイッチ24b、何れかの普通入賞スイッチ22aでもよい。
4〕動作確認準備用のスイッチを別途専用に設け、その専用に設けた動作確認準備用のスイッチを手動で操作した場合、動作確認準備用スイッチのスイッチ信号を、図柄制御手段90又は音声ランプ制御手段80に入力するようにし、入力信号を検出している期間において操作ボタンが有効となるようにしてもよい。この場合には、主制御手段60において、ボタン動作確認コマンドを作成して送信する必要がなく、主制御手段60側の制御を簡単化することができる。
5〕操作スイッチ15aからの操作スイッチ信号を主制御手段60に入力するようにしてもよい。この場合には、図柄制御手段90或いは音声ランプ制御手段80の制御動作を簡単化することができる。
6〕図10に示す動作確認準備制御のS13において、デモンストレーション状態以外に、電源が投入されてから所定時間(例えば、15分)以内であってもよい。
7〕図10に示す動作確認準備制御のS11において、特別図柄の変動状態以外、大当たりによる特別遊技状態以外の通常状態であってもよい。
8〕図11に示す動作確認制御のS41において、「操作ボタン:正常」の表示に代えて、動作確認専用のキャラクタや背景画像、アイコンのようなイメージ画像(マーク)を表示するようにしてもよい。また、遊技盤5又は前枠4に演出表示用のドット式表示器が設けてあるような場合には、そのドット式表示器に動作確認専用のキャラクタや背景画像、アイコンのようなイメージ画像(マーク)を表示するようにしてもよい。
また、演出用に用いるサウンドや動作確認専用の特殊なサウンドをスピーカ55から出力するようにしてもよい。また、演出用に用いるランプ点灯態様や動作確認専用の特殊なランプ点灯態様により装飾ランプ57を発光制御するようにしてもよい。更に、遊技盤5に回転体や可動役物等の可動物が設けてある場合には、これら可動物を所定時間に亙って駆動させるようにしてもよい。
9〕操作ボタン15の動作状態を確認するための専用の動作確認用表示器を別途設け、この動作確認用表示器に、「操作ボタン:正常」、イメージ画像(マーク)等を表示するようにしてもよい。この場合には、操作ボタン15の使用が有効化されていない場合でも、強制的に有効化させることで、遊技者でも操作ボタン15の動作確認が可能になる。ここで、専用の動作確認手段を別途設けるようにしてもよい。この場合、動作確認手段として、表示手段、音声発生手段、発光手段、可動手段等で構成するようにしてもよい。
10〕図11に示す動作確認制御のS43において、動作確認モードが設定されてから所定時間経過後に自動的に動作確認モードを解除するようにしてもよく、また操作ボタン15を再度操作することで動作確認モードを解除するようにしてもよい。
11〕図11に示す動作確認制御のS46において、操作表示ランプ15bを高速で点滅表示させたり、振動させたり、発熱させたり、匂いを発生させる等、視覚的、触覚的、聴覚的、臭覚的に認識し得る種々の報知形態で、異常状態を報知するようにしてもよい。
12〕この実施例では、演出内容を変更する操作ボタン15に本発明を適用したが、発射停止ボタン、特別図柄の変動時間を強制的に短縮させる変動短縮用ボタン等、遊技者が操作可能な各種の操作ボタンに本発明を適用し得ることは勿論である。
13〕操作表示ランプ15bが消灯状態で、動作確認モードが設定されてから、所定時間に亙って操作スイッチ15aから操作スイッチ信号を受けなかった場合に、操作表示ランプ15bを点灯させるようにしてもよい。
14〕特定のリーチ演出が実行された場合に、操作ボタン15の手動操作が有効となるような特定の遊技状態を検出する特定遊技状態検出手段が副制御手段90に設けられた場合には、所定状態検出手段を副制御手段90に設けるようにしてもよい。
15〕動作状態検出手段、動作確認モード設定手段、報知制御手段(91c) は、主制御手段60に設けてもよい。
16〕操作ボタン15が、所定時間又は所定回数操作されたことに基づいて報知を行うようにしてもよい。この場合、動作確認モードの設定が不要となる。また、所定状態検出手段又は動作状態検出手段の検出に基づいて、動作確認するようにしてもよい。
17〕操作ボタン15が、所定時間又は所定回数操作された状態で、所定状態検出手段により所定状態が検出された場合に、報知を行うようにしてもよい。
18〕本発明は、以上説明した実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を付加し、本発明を適用することが可能である。更に、パチンコ機に限らず、遊技球やコイン等の各種の遊技媒体を用いるアレンジボール機、雀球遊技機等、種々の弾球遊技機に本発明を適用することが可能である。
19〕特に、スロットマシンに本発明を適用した場合には、操作ボタンは、スタートレバー、ストップボタン、ベットボタン、演出用の各種の操作ボタン等であってもよい。
遊技球やコイン等の各種の遊技媒体を用いる弾球遊技機、スロットマシン、アレンジボール機、雀球遊技機等、種々の遊技機に使用される各種の操作ボタンの動作状態の検査に適用できる。
本発明の実施形態に係るパチンコ機(弾球遊技機)の斜視図である。 パチンコ機の遊技盤の正面図である。 パチンコ機の背面図である。 パチンコ機の側面図である。 パチンコ機の制御系のブロック図である。 主制御手段の制御系の機能ブロック図である。 音声ランプ制御手段と図柄制御手段の制御系の機能ブロック図である。 は演出パターン番号「1」に有する演出画像情報の1画面画像である。 は演出パターン番号「2」に有する演出画像情報の1画面画像である。 遊技中に表示された図8−1相当図である。 遊技中に表示された図8−2相当図である。 動作確認準備制御のフローチャートである。 動作確認制御のフローチャートである。 変更形態に係る図12相当図である。
符号の説明
2 パチンコ機(弾球遊技機)
60 主制御手段
15 操作ボタン
15a 操作スイッチ
15b 操作表示ランプ
90 図柄制御手段
91c 報知制御手段
22 普通入賞手段
23 普通図柄始動手段
24 特別図柄始動手段
25 大入賞口手段
30 図柄表示手段

Claims (7)

  1. 遊技機の所定個所に手動操作が可能な操作手段(15)を備え、この操作手段(15)の操作に基づいて遊技に関与することが可能な遊技機において、
    予め定められた所定状態が成立したことを検出する所定状態検出手段(S11 〜S17)と、 前記操作手段(15)の動作状態を検出する動作状態検出手段(S37) と、
    前記所定状態検出手段(S11 〜S17)が所定状態の成立を検出したことに基づいて動作確認モードを設定する動作確認モード設定手段(S34) と、
    前記動作確認モードが設定された状態において、前記操作手段(15)が操作されたときの前記動作状態検出手段(S37) の検出結果に基づいて、報知手段(30,15b,55) に所定の報知をさせる報知制御手段(91c) と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技機を統括的に制御する遊技制御手段(60)と、この遊技制御手段(60)からの制御指令に基づき図柄制御を行う副制御手段(90)とを備え、前記遊技制御手段(60)又は副制御手段(90)は、特定の遊技状態が発生した場合に、操作手段(15)の手動操作を有効とすることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記所定状態検出手段(S11 〜S17)が前記遊技制御手段(60)に設けられ、前記動作状態検出手段(S27) と動作確認モード設定手段(S34) と報知制御手段(91c) が前記副制御手段(90)に設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技機は複数種類の球検出手段(22 〜25) を備えた弾球遊技機であり、前記予め定められた所定状態は1又は複数の条件が成立した状態であり、これら1又は複数の条件には前記複数種類の球検出手段(22 〜25) のうちの特定の球検出手段(22 〜25) で遊技球を検出した検出条件が含まれることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
  5. 前記所定状態検出手段(S11 〜S17)により所定状態が成立したことが検出された場合に動作確認モードを設定するように指令する動作確認コマンドを作成する動作確認コマンド作成手段(S21) と、その作成された動作確認コマンドを送信するコマンド送信手段(S22) と、前記コマンド送信手段(S22) からのコマンドを受信するコマンド受信手段(S31) と、受信したコマンドが前記動作確認コマンドであるか否か判定するコマンド判定手段(S33) とを設けたことを特徴とする請求項3又は4に記載の遊技機。
  6. 前記報知手段(30,15b,55) は種々の情報を報知可能であり、前記報知制御手段(91c) は、操作手段(15)の動作が確認された場合に、所定の情報を前記報知手段(30,15b,55) に報知させる制御を行うことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の遊技機。
  7. 前記操作手段(15)は発光可能な操作表示ランプ(15b) を有し、前記報知制御手段(91c) は、動作確認モード設定手段(S34) により動作確認モードが設定されたことに基づいて操作表示ランプ(15b) を発光させ、動作状態検出手段(S37) から受けた検出結果に基づいて検出があったと判定した場合に操作表示ランプ(15b) の発光を中止させることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の遊技機。
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