JP4364089B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、周期的に内部信号の送受信が行われる遊技機に関する。
この種の遊技機として、スロットマシンのように遊技の進行に応じて光や音などを用いた演出動作を実行する遊技機が知られている。
このような公知の遊技機では、通常の遊技状態において遊技機の外部に音や光を出力することで様々な演出動作を実行し、遊技者がその演出動作を体感することによって遊技意欲を高めつつ遊技を楽しむようになっている。
ここで公知の遊技機においては、演出動作に周期性があると、遊技者が、その演出動作の周期性に着目してそれに同期させつついわゆる目押しをしやすくなり、それによって遊技上の補助となるヒントを与えてしまうことになる。このように、遊技を補助するような演出動作が行われていると、遊技者が自己の技術を発揮する際の妨げとなり、遊技性が損なわれる。そこで公知の遊技機においては、通常の遊技状態において遊技機外部に出力される効果音などの出力に関して周期性がないようにすることで、遊技者が遊技を行う上でのヒント(目押しの補助となる挙動)をできるだけ与えないように対処している(例えば特許文献1参照)。
特許3098740号公報(第7頁、図1)
ところで、このような公知の遊技機における対処は、あくまで通常の遊技者が正当に遊技を行う上で遊技の補助やヒントになるような演出動作を回避するものであり、悪質な不正行為を働く遊技者(以下「不正な遊技者」と呼称する)への対策を想定したものではない。すなわち、不正な遊技者は、たとえ外部に現れる演出動作の周期性が回避されていたとしても、例えば遊技機の内部(筐体の内側)に介入して何らかの周期的な内部信号を直接的に取得し、この内部信号を悪用して不正に大当り(ボーナス当選)を狙うことも十分考えられる。したがって、公知の遊技機において内部信号が直接的に盗み盗られる事態が生ずると、不正な遊技者が不正に大当りを引き当てることで、本来得られるべきでない利益を享受することができてしまうおそれがある。
また、公知の遊技機は上記のように外部に現れる演出動作によって通常の遊技者に補助やヒントを与えないことを想定しているだけであるから、例えば内蔵する複数の基板間でやりとりされる周期的な制御信号の悪用まで想定したものではない。したがって、不正な遊技者が何らかの方法で制御信号を盗み取り、大当たりを狙ってくることも考えられる。
そこで本発明は、内部信号の送信タイミングを悪用した不正な遊技を防止することができる技術の提供を課題としたものである。
(解決手段1)
本発明の遊技機は、遊技媒体の始動入賞を検知したことを契機として入賞信号を出力する入賞検出手段と、遊技動作を制御するとともに、前記入賞検出手段から前記入賞信号を受け取って前記遊技媒体の払出動作を指示するための賞球信号を出力する主制御基板と、前記主制御基板から前記賞球信号を受け取ると前記遊技媒体の払出動作を制御するとともに、前記賞球信号を受け取った確認としての応答信号を前記主制御基板に向けて出力する払出制御基板と、前記主制御基板が前記賞球信号を出力した後、前記応答信号の受け待ちをしているべき受け待ち時間が経過するまでの間に前記応答信号を受信できなかった場合、前記主制御基板から前記払出制御基板に対して、前記主制御基板と前記払出制御基板との電気的な接続状態が正常であるか否かを確認するチェックコマンドを送信するチェックコマンド送信手段と、前記チェックコマンド送信手段が前記チェックコマンドを送信する度に次の前記受け待ち時間の長さに関する設定を変更する設定変更手段とを備えたものである。
本発明の遊技機では、チェックコマンドの送信が完了するたびに受け待ち時間の設定が変更されることから、受け待ち時間の経過を契機として発生する各チェックコマンドの送信タイミングに規則性がなく、各チェックコマンドを毎回異なるタイミングで出力することになる。なお、このチェックコマンドは遊技機の内部信号の一例であり、内部信号としてはこれ以外にも他の基板間の信号或いは様々な信号を例示することができる。
ここでまず、例えば不正の意図を持った遊技者(以下「不正な遊技者」と呼称する)が主制御基板と払出制御基板とを結ぶ信号線を物理的に遮断するなどして、その信号線から遊技機の内部信号であるチェックコマンドを取得しながら不正に遊技した場合を考える。
一般的に遊技機は入賞信号の発生時に大当りの抽選(例えば大当り判定用乱数の取得)を行っているが、この入賞信号が発生する瞬間を調整して抽選(乱数取得)のタイミングを不正に操作すると、意図的に大当りに当選する可能性が極端に高くなってしまう傾向があることが知られている。
ここで本発明の遊技機では、各チェックコマンドの送信タイミングが毎回異なるため、チェックコマンドの送信タイミングを基準として遊技球を繰り返し入賞させることで入賞信号を所望のタイミングで繰り返し発生させることができない。したがって本発明の遊技機では、入賞信号の発生により繰り返し行われる抽選のタイミングを、大当りとなりやすい特定のタイミングに繰り返し合わせ込み続けても完全に合わせ込むことができなくなるのである。
このため本発明の遊技機では、チェックコマンドの送信タイミングを悪用しても大当りとなりやすいタイミングで抽選が行われることがなくなるため、不正な遊技者がこのような不正行為に基づいて利益を享受することができないようにすることができる。また一方でホール運営者においても、このような不正行為に基づく損害を受けることがなくなる。
(解決手段2)
上記の解決手段1において、前記受け待ち時間を計測し、前記設定変更手段による前記受け待ち時間の変更がなされると、その変更後の前記受け待ち時間をあらためて計測し直す計時手段とをさらに備えるのが望ましい。
このような構成によれば、設定変更手段によって設定が変更された受け待ち時間を計時手段があらためて計測し直すだけで、受け待ち時間の経過を契機として発生するチェックコマンドの送信タイミングをランダムなものとすることができる。このため本発明の遊技機では、このようなランダムに発生するチェックコマンドの送信タイミングを基準として大当りを引き当てることができないようにすることができる。
(解決手段3)
上記の解決手段1または2において、乱数値を発生する乱数発生手段をさらに備え、前記設定変更手段は、前記チェックコマンド送信手段が前記チェックコマンドを送信するたびに、前記乱数発生手段が発生した前記乱数値に応じて変動させた変動時間と基準時間とを演算処理した演算結果を次の前記受け待ち時間として設定するのが望ましい。
このような構成によれば、乱数発生手段によって発生させた乱数値に応じて変動させた変動時間と基準時間とを演算処理した演算結果は、発生した乱数値に応じて演算のたびに毎回異なる値となる。このため、演算結果としての受け待ち時間がその演算のたびに毎回異なるものとなり、この受け待ち時間の経過を契機として発生するチェックコマンドの送信タイミングは規則性がなくランダムなものとなる。したがって本発明の遊技機によれば、ランダムなチェックコマンドの送信タイミングを基準として、大当りとなりやすい特定のタイミングに合わせて抽選を行うようにすることができなくなり、チェックコマンドの送信タイミングを悪用した不正な遊技を防止することができる。
(解決手段4)
上記の解決手段3において、前記乱数発生手段は、記憶している情報の記憶を保持するために繰り返しリフレッシュを必要とする記憶手段がリフレッシュされる際、そのリフレッシュすべき情報の位置を表すアドレスが設定されているリフレッシュレジスタであるのが望ましい。
まず、記憶手段に記憶されている情報の記憶を保持するためにリフレッシュする際には、記憶している情報のうちリフレッシュしようとする一部の情報が位置する番地に付与されたアドレスを、リフレッシュレジスタにおいて具体的に指定する。つまり、このリフレッシュレジスタにおいて指定するアドレスを、所定値ごとに加算しながら繰り返し変更すると、リフレッシュしようとする一部の情報を繰り返し変更することができる。このように繰り返しリフレッシュレジスタのアドレスを変更することを繰り返すと、このリフレッシュレジスタにおいては、この設定するアドレスの変更の繰り返しにより各ビットの値が変動することで、この変動する各ビットの値で構成される乱数値が発生することになる。
このため、ソフトウェアなどによりわざわざ乱数値を作成しなくても、リフレッシュレジスタ本来の機能を利用して乱数値を簡単に発生することができる。したがって本発明の遊技機によれば、特別な構成の乱数発生手段を設けなくても乱数値を発生させることができるとともに、このように発生させた乱数値を利用して所定の演算を行うことで受け待ち時間を変動させることができる。よって本発明の遊技機によれば、特別な構成の乱数発生手段を設けなくても、この変動させた受け待ち時間の経過を契機として発生するチェックコマンドの送信タイミングをランダムにすることができる。
(解決手段5)
また本発明の遊技機は、別途独立の構成を有する。すなわち、本発明の遊技機は、遊技媒体の始動入賞を検知したことを契機として入賞信号を出力する入賞検出手段と、遊技動作に応じて前記遊技媒体の払出動作を制御するとともに、前記遊技媒体の払出動作の状態を表す状態コマンドを出力する払出制御基板と、遊技動作を制御するとともに、前記入賞検出手段から前記入賞信号を受け取って前記払出制御基板に対して前記遊技媒体の払出動作を指示するとともに、前記状態コマンドを受け取った確認としての応答信号を前記払出制御基板に向けて出力する主制御基板と、前記払出制御基板が前記状態コマンドを出力した後、前記主制御基板からの前記応答信号の受け待ちをしているべき受信待ち時間が経過するまでの間に前記応答信号を受信できなかった場合、前記払出制御基板から前記主制御基板に対して前記状態コマンドを再送するコマンド送信手段と、前記コマンド送信手段が前記状態コマンドを送信する度に次の前記受信待ち時間の長さに関する設定を変更する設定変更手段とを備えている。
本発明の遊技機では、状態コマンドの送信が完了するたびに受信待ち時間の設定が変更されることから、受信待ち時間の経過を契機として発生する各状態コマンドの送信タイミングに規則性がなく、各状態コマンドを毎回異なるタイミングで出力することになる。なお、この状態コマンドは遊技機の内部信号の一例であり、内部信号としてはこれ以外にも他の基板間の信号或いは様々な信号を例示することができる。
ここで上記同様に、例えば不正な遊技者が主制御基板と払出制御基板とを結ぶ信号線を物理的に遮断するなどして、その信号線から遊技機の内部信号である状態コマンドを取得しながら不正に遊技した場合を考える。
このような場合においても本発明の遊技機では、各状態コマンドの送信タイミングが毎回異なるため、状態コマンドの送信タイミングを基準として遊技球を繰り返し入賞させることで入賞信号を所望のタイミングで繰り返し発生させることができない。したがって本発明の遊技機では、入賞信号の発生により繰り返し行われる抽選のタイミングを、大当りとなりやすい特定のタイミングに繰り返し合わせ込み続けても完全に合わせ込むことができなくなるのである。
このため本発明の遊技機では、状態コマンドの送信タイミングを悪用しても大当りとなりやすいタイミングで抽選が行われることがなくなるため、不正な遊技者がこのような不正行為に基づいて利益を享受することができないようにすることができる。また一方でホール運営者においても、このような不正行為に基づく損害を受けることがなくなる。
(解決手段6)
上記の解決手段5において、前記主制御基板が、前記入賞検出手段から前記入賞信号を受け取って前記遊技媒体の払出動作を指示するための賞球信号を出力するとともに、前記払出制御手段が、前記賞球信号を受け取った確認としての応答信号を前記主制御基板に向けて出力し、前記主制御基板は、前記主制御基板が前記賞球信号を出力した後、前記払出制御基板からの前記応答信号の受け待ちをしているべき受け待ち時間が経過するまでの間に前記応答信号を受信できなかった場合、前記主制御基板から前記払出制御基板に対して、前記主制御基板と前記払出制御基板との電気的な接続状態が正常であるか否かを確認するチェックコマンドを送信するチェックコマンド送信手段と、前記チェックコマンド送信手段が前記チェックコマンドを送信する度に次の前記受け待ち時間の長さに関する設定を変更する設定変更手段とを含むのが望ましい。
本発明の遊技機では、チェックコマンドや状態コマンドの送信タイミングがそれぞれ毎回異なるため、チェックコマンドや状態コマンドの送信タイミングを基準として遊技球を繰り返し入賞させることで入賞信号を所望のタイミングで繰り返し発生させることができない。したがって本発明の遊技機では、入賞信号の発生により繰り返し行われる抽選のタイミングを、大当りとなりやすい特定のタイミングに繰り返し合わせ込み続けても完全に合わせ込むことができなくなるのである。
このため本発明の遊技機では、チェックコマンドや状態コマンドの送信タイミングを悪用しても大当りとなりやすいタイミングで抽選が行われることがなくなるため、不正な遊技者がこのような不正行為に基づいて利益を享受することができないようにすることができる。また一方でホール運営者においても、このような不正行為に基づく損害を受けることがなくなる。
(解決手段7)
上記の解決手段5または6において、前記受信待ち時間を計測し、前記受信設定変更手段による前記受信待ち時間の変更がなされると、その変更後の前記受信待ち時間をあらためて計測し直す計時手段とをさらに備えるのが望ましい。
このような構成によれば、受信設定変更手段によって設定が変更された受信待ち時間を計時手段があらためて計測し直すだけで、受信待ち時間の経過を契機として発生する状態コマンドの送信タイミングをランダムなものとすることができる。このため本発明の遊技機では、このようなランダムに発生する状態コマンドの送信タイミングを基準として大当りを引き当てることができないようにすることができる。
(解決手段8)
上記の解決手段5から7のいずれかにおいて、乱数値を発生する乱数発生手段をさらに備え、前記受信設定変更手段は、前記コマンド送信手段が前記状態コマンドを送信するたびに、前記乱数発生手段が発生した前記乱数値に応じて変動させた変動時間と基準時間とを演算処理した演算結果を次の前記受信待ち時間として設定するのが望ましい。
このような構成によれば、乱数発生手段によって発生させた乱数値に応じて変動させた変動時間と基準時間とを演算処理した演算結果は、発生した乱数値に応じて演算のたびに毎回異なる値となる。このため、演算結果としての受信待ち時間がその演算のたびに毎回異なるものとなり、この受信待ち時間の経過を契機として発生する状態コマンドの送信タイミングは規則性がなくランダムなものとなる。したがって本発明の遊技機によれば、ランダムな状態コマンドの送信タイミングを基準として、大当りとなりやすい特定のタイミングに合わせて抽選を行うようにすることができなくなり、状態コマンドの送信タイミングを悪用した不正な遊技を防止することができる。
(解決手段9)
上記の解決手段8において、前記乱数発生手段は、記憶している情報の記憶を保持するために繰り返しリフレッシュを必要とする記憶手段がリフレッシュされる際、そのリフレッシュすべき情報の位置を表すアドレスが設定されているリフレッシュレジスタであるのが望ましい。
まず、記憶手段に記憶されている情報の記憶を保持するためにリフレッシュする際には、このリフレッシュレジスタにおいては、この設定するアドレスの変更の繰り返しにより各ビットの値が変動することで、この変動する各ビットの値で構成される乱数値が発生することになる。したがって本発明の遊技機によれば、特別な構成の乱数発生手段を設けなくても乱数値を発生させることができるとともに、このように発生させた乱数値を利用して所定の演算を行うことで受信待ち時間を変動させることができる。よって本発明の遊技機によれば、特別な構成の乱数発生手段を設けなくても、この変動させた受信待ち時間の経過を契機として発生する状態コマンドの送信タイミングをランダムにすることができる。
本発明の遊技機は、遊技の進行に応じた効果的な演出動作により遊技者の遊技意欲を高めることで遊技機の稼働を高めることができる。
以下、本発明をパチンコ機に適用した一実施形態について、次に掲げる項目に沿って各対応図面を参照しながら説明する。
1.一実施形態の概要(図1)
2.パチンコ機の背面構成(図2)
3.パチンコ機の電気的な構成例(図3)
3−1.主基板の構成例
3−2.払出制御基板の構成例
4.パチンコ機の動作例
5.タイマ割込処理(図4,図5)
6.コマンド送信処理(図6)
7.コマンド出力処理(図7)
8.タイムアウト時間設定処理(図8)
9.ACK待ち処理(図9)
10.セルフチェックコマンドの送信タイミングの一例(図10)
11.第1実施形態の有用性についての言及
12.第2実施形態
13.コマンド送信処理(図11)
14.コマンド準備処理(図12)
15.コマンド出力処理〜タイムアウト時間設定処理(図13)
16.ACK信号の受信待ち処理(図14)
17.状態コマンドの送信タイミングの一例(図15)
18.第2実施形態による有用性の言及
19.その他の実施形態についての言及
(1.第1実施形態の概要)
図1は、遊技機の一実施形態となるパチンコ機1を示している。このパチンコ機1は、木製の外枠を外形のベースとして構成され、その内側に基枠や前面枠等の枠体(これらを総称して「本体枠17」とする。)が装着されている。このうち、基枠には遊技盤2が着脱可能に嵌め込まれており、その前面にほぼ円形の遊技領域が形成されている。遊技盤2には、多数の誘導釘(図示されていない)が所定のゲージ配列で打設されているほか、風車や各種入賞口15(入賞装置)、ゲート口13(ゲート装置)、装飾ランプ等が盤面構成要素として配設されている(いずれも参照符号なし)。各種入賞口15には、遊技球の入賞を検出するための入賞検出器が設けられている。
また、パチンコ機1の前面には遊技球を容れるための上皿4および下皿6が設けられているほか、その右下隅位置には上皿4に収容された遊技球を順次発射させるための発射ハンドル8が設けられている。また上皿4の左側位置には、遊技者が適宜プッシュ操作できる演出ボタン10が配置されている。その他、パチンコ機1の前面(ガラス枠5)には多数の枠ランプ(枠装飾ランプなど)が装飾的に配置されるほか、遊技の進行に伴い音響出力を行うためのスピーカ装置等が設置されている(いずれも参照符号なし)。
ガラス枠5は、図示しないヒンジ機構を介して本体枠17の前面を開放したり閉止したりすることが可能な構成となっている。本体枠17には、その前面の一側縁部(ここでは左側縁部)に球抜きスイッチ11が設けられており、この球抜きスイッチ11は、閉止されたガラス枠5の奥に覆い隠されている。このため通常、球抜きスイッチ11の存在は遊技者から視認されることはないが、ガラス枠5を開放した状態では、球抜きスイッチ11が前面側に露出するものとなっている。この球抜きスイッチ11は、ホール従業員等がガラス枠5の施錠を解き、これを開放した状態で操作することができるものであり、通常は遊技機内部に貯留している遊技球を遊技機外部に抜き取る際に使用される。
パチンコ機1は通常、遊技場の島設備に複数台が横方向に並べて設置されており、その台間サンド12としてカードユニット(CR機の場合)が設けられている。
また、センター役物14の下縁部には球ステージ14aが形成されており、この球ステージ14a上に遊技球が誘導されると、そこで一時的に滞留しながら動きに変化が与えられる。球ステージ14aにおいて動きが与えられた遊技球は、この球ステージ14aに形成された球誘導路14bの入口に落下すると、この球誘導路14bに誘導されてその直下に配置する入球装置(入賞口)に設けられた入賞検出装置15によって入賞が検出される。
また、上記のセンター役物14内に液晶表示器16が配置されており、この液晶表示器16は、例えば始動入賞口への入賞を契機として表示内容が変化し、このとき画面上にて図柄の変動を表す画像等が表示される。図柄は一定時間に渡って変動した後に停止し、このとき所定の図柄表示態様(例えば同種の図柄が3つ揃った表示態様)になると大当りになり、パチンコ機1において特別な遊技状態に移行する。
特別遊技状態に移行すると、液晶表示器16による表示内容が大当り中のラウンド表示に切り替わり、そこでラウンド演出(入賞個数のカウント表示や継続ラウンド回数など)が実行される。さらに特別遊技状態後の特典遊技(いわゆる「確変」や「時短」など)に移行すると、それぞれ特典遊技中である旨の情報(「確変中」や「時短中」)などが表示される場合もある。
遊技盤2におけるセンター役物14の下縁部には、例えば4つの発光ダイオード(LED)を含む特別図柄表示装置41が設けられている。この特別図柄表示装置41は、主制御基板3に接続されており、始動入賞を契機に所定時間にわたり点灯状態を変化させる構成となっている。また、このセンター役物14の下縁部には、例えば2つの発光ダイオード(LED)を含む普通図柄表示装置42が設けられている。この普通図柄表示装置42も、主制御基板3に接続されており、ゲート13の通過を契機に所定期間にわたり点灯状態を変化させる構成となっている。
また遊技盤2の下縁部には、例えば4つの発光ダイオード(LED)を含む特別図柄保留表示装置43が設けられている。この特別図柄保留表示装置43は、主制御基板3に接続されており、特別図柄表示装置41による点灯状態が変化中に始動入賞を保留して、その保留状況を表示する構成となっている。さらに遊技盤2の下縁部には、例えば4つの発光ダイオード(LED)を含む普通図柄保留表示装置44が設けられている。この普通図柄保留表示装置44は、主制御基板3に接続されており、普通図柄表示装置42による点灯状態が変化中にゲート13の通過を保留して、その保留状況を表示する構成となっている。
(2.パチンコ機の背面構成)
図2は、パチンコ機1の内部(背面側)の構成を概略的に示している。遊技盤2の背面に主基板3が配設されている。
本体枠17の背面には球タンク7、タンクレール9、賞球払出装置21が装備されており、このうち球タンク7は本体枠17の背面上部に配置され、また賞球払出装置21は本体枠17の背面にて一側縁部(図2では右側)に配置されている。この球タンク7に貯留された遊技球は、タンクレール9を経由して賞球払出装置21に流入するようになっている。本実施形態のパチンコ機1がCR機タイプであれば、本体枠17にはインタフェース基板(図示されていない)が装備される。インタフェース基板は通信用の外部接続コネクタ(図示せず)を有しており、この外部接続コネクタを通じてカードユニットに接続される。
また本体枠17には、賞球払出装置21の上方に分電基板27(カバーで覆われている。その他の基板についてはそれぞれ基板ボックスに収容されている。)が配置されており、この分電基板27は図示しない電源コードを介して外部の業務用電源(AC24V)に接続される。
本体枠17の下部には、遊技盤2の直下方に電源基板19が装備されており、この電源基板19とインタフェース基板には、それぞれ分電基板27から電源が分配されている。
その他、本体枠17には、払出制御基板25および発射制御基板23が配設されている。一方、遊技盤2の背面には、その上部に主基板3が設けられており、その下部には、サブ制御基板35が設けられている。さらに、図2で見て主基板3の奥(パチンコ機1の正面寄り)に図示しない表示制御基板が設けられており、この表示制御基板は主基板3に重なるようにして配置されている。
(3.パチンコ機の電気的な構成例)
図3は、パチンコ機1の電子機器類に関する構成例を概略的に示している。上記の主基板3や払出制御基板25等は互いに配線を通じて接続されているほか、各基板にそれぞれ付随して電子機器類が接続されている。
遊技盤には液晶表示器16が配設されており、この液晶表示器16は遊技領域のほぼ中央位置にて画像を表示することができる。スピーカ29は例えば、パチンコ機1の前面枠や上皿の内側に配設されており、通常、スピーカ29からは遊技の進行に伴う効果音や音声等が出力されるものとなっている。
その他、パネル装飾ランプ12は遊技盤面に装着され、このパネル装飾ランプ12は遊技領域にて発光による装飾や演出を施すことができる。また枠装飾ランプ31は前枠の適宜位置に配設されて発光による装飾や演出を施すことができる。
(3−1.主基板の構成例)
主基板3は、CPU、RAM、ROM、入出力インタフェース等(全ては図示されていない)の電子部品類を備えている。主基板3には、入球検出手段の一例としての入賞検出器15が接続されており、この入賞検出器15は遊技領域内にて各種の入賞口(始動入賞口や大入賞口、一般入賞口等)への入賞あるいは入球があったことを検出し、その検出信号を主基板3に出力する。また、ゲート口13を遊技球が通過した際にも、ゲート通過検出手段としてのゲート通過検出器(ゲートスイッチ)13aによって遊技球の通過が検出され、ゲート通過信号が発生するようになっている。一方、大入賞口にはソレノイド18が設けられており、このソレノイド18は大入賞口を開閉するために用いられる。ソレノイド18は主基板3に接続されており、その動作は主基板3に制御されるものとなっている。
主基板3による遊技動作の制御は、例えばCPUが所定の制御プログラムを実行することで行われる。CPUは制御プログラムの実行に伴いソフトウェア上の乱数を生成し、始動入賞口への入賞を検出すると、これを契機として乱数を取得する。このとき取得した乱数値が所定の当り値に一致していると、CPUはサブ制御基板35に対して所定期間変動後に大当りで図柄を表示させる指令信号を出力し、この後、実際に液晶表示器16にて大当りで図柄の組み合わせが表示されると大当りとなる。この液晶表示器16は、表示制御基板30の制御によって図柄などの表示制御がなされている。この表示制御基板30は、この指令信号などに基づいてサブ制御基板35によって制御されている。また、このサブ制御基板35は、この指令信号などの信号に基づいて、スピーカ29から音を出力させたり、ランプ中継基板32を制御してパネル装飾ランプ12を所定の色で点灯させたり消灯させたり、ランプ中継基板34を制御して枠装飾ランプ31を所定の色で点灯させたり消灯させるようになっている。
大当りになると主基板3はソレノイド18を作動させ、大入賞口の開閉扉を所定のパターンで開閉させる。遊技者は開放中に遊技媒体の一例としての遊技球を入賞させて多くの賞球を獲得することができる。上記以外にも主基板3による遊技動作の制御は各種の内容があるが、いずれも公知であるためここでは詳細な説明を省略する。
(3−2.払出制御基板の構成例)
払出制御基板25もまたCPUやRAM、ROM、入出力インタフェース等(全ては図示されていない)を有しており、特に払出制御基板25は主基板3との間で双方向通信可能に接続されている。すなわち、主基板3と払出制御基板25との間にはシリアル信号の上下線Su,Sdと、これらに並行してACK信号の信号線Au,Adとが敷設されている。例えば、主基板3から賞球の払出を指示する賞球コマンドが下り線Sdを通じてシリアル形式で送信されると、これを受け取った払出制御基板25からACK信号が送信線Auを通じて主基板3へ出力されるものとなっている。逆に、払出制御基板25から払出制御基板25の状態を示す状態コマンド(例えば球抜き処理中)が上り線Suを通じて主基板3へ送信されると、これを受け取った主基板3からはACK信号が送信線Adを通じて払出制御基板25へ出力される。
パチンコ機1には賞球払出装置21が設けられており、この賞球払出装置21による遊技球の払出動作は払出制御基板25により制御されている。すなわち払出制御基板25は、主基板3から賞球コマンド(入賞信号)を受け取って賞球払出装置21の払出モータ20を作動させ、賞球コマンドにより指示された個数分の払出動作を行わせる。このとき、実際に払い出された賞球数は払出球検出器22により一個ずつ検出されて払出制御基板25にフィードバックされる。一方、払出モータ20の回転状態(回転角)はモータ駆動センサ24により検出されて同じく払出制御基板25にフィードバックされるものとなっている。
また、パチンコ機1の裏面には賞球払出装置21に連なる装備として球タンク7やタンクレール9等が配設されている。球タンク7に貯留された遊技球はタンクレール9に案内されて賞球払出装置21に供給され、このとき球の流れる供給経路は、パチンコ機1の裏面から見て奥側と手前側との2列に分かれるものとなっている。したがって、賞球払出装置21による賞球払出経路もまた2列に分かれており、それゆえ上記の払出球検出器22も奥側と手間側の払出経路にそれぞれ対応して配置されている。
賞球払出装置21には、2列の供給経路に対応して奥側と手前側とにそれぞれ球切れスイッチ26が配置されており、供給経路内に遊技球が残存しなくなると、これら球切れスイッチ26から球切れ信号が出力されるものとなっている。また、この賞球払出装置21は、このような遊技球の払出動作とは別に、パチンコ機1の内部から遊技球をその外部に抜き取る動作として球抜き動作をすることができる。この球抜き動作は、球抜きスイッチ11の操作によって発生した球抜きスイッチ信号に基づいて、払出制御基板25による払出モータ20を逆回転に駆動制御することで実施されるものである。
その他、払出制御基板25には、遊技球の発射動作を制御する発射制御基板47が接続されている。この発射制御基板47には、発射モータ49およびタッチ検出部48が設けられている。またこの発射制御基板47には、発射ハンドル8に内蔵されたタッチ検出部48が接続されており、このタッチ検出部48は、人体(遊技者など)の接触を検出してそのタッチ検出信号を発射制御基板47に出力する。発射制御基板47は、払出制御基板4からの発射許可信号とこのタッチ検出信号を受け取った状態ではじめて発射モータの駆動を許可し、これにより、実際に遊技球の発射動作を行わせることができる。
払出制御基板25のCPUは、主基板3と払出制御基板25との接続異常などの各種の障害発生が検出されると、払出制御基板25においてその障害の種類に応じたエラー情報が表示される。具体的には、払出制御基板25には7セグメントLED4aが設けられており、この7セグメントLED4aには、例えばそれら各種の障害の種類ごとにエラー情報が数値表示されるものとなっている。また、払出制御基板25にはエラー解除手段としての操作スイッチ4bが設けられており、この操作スイッチ4bは外部から操作可能な位置に配置されている。この操作スイッチ4bは、それら各種の障害が発生したとき、各障害への対処方法を調べるために用いたり、障害の復旧後に7セグメントLED4aに表示されるエラー情報(数値表示)をクリアするために用いたりすることができる。
(4.パチンコ機の動作例)
パチンコ機1は以上のような構成であり、次に図1〜図3を参照しつつその動作例について説明する。
まず、このパチンコ機1の機能の概要について説明する。このパチンコ機1は、主制御基板3が賞球コマンドを出力した後、払出制御基板25からのACK信号(応答信号)の受け待ちをしているべき受け待ち時間が経過するまでの間にこのACK信号を受信できなかった場合、主制御基板3から払出制御基板25に対して、主制御基板3と払出制御基板25との電気的な接続が正常であるか否かを確認するためのチェックコマンドを送信する(チェックコマンド送信手段)。さらにこのパチンコ機1は、このチェックコマンドを送信するたびに次の受け待ち時間の長さに関する設定を変更するのである(設定変更手段)。以下、より具体的に説明する。
まずパチンコ機1においては、定常状態ではメインループ処理が実行されており、このメインループ処理では所定の停電信号に関して判定し、この停電信号がONのときは所定の電源遮断時処理に移行して電源を遮断する処理を実行し、この停電信号がOFFのときは非当落乱数更新処理に移行する。この非当落乱数更新処理では、例えば当落乱数(大当り判定用乱数)の初期値、変動パターン乱数、リーチ乱数など、当落乱数以外の更新を行い、停電信号の判定処理に戻る。このメインループ処理が実行されている状態では、所定のタイマ割込周期(例えば4ms)ごとにタイマ割込処理が実行される。
ここでパチンコ機1においては、主制御基板3と払出制御基板25とが信号線Au,Su,Ad,Sdによって電気的に接続されている。この信号線Suは、払出制御基板25から主制御基板3に対してコマンドを送信する際にこのコマンドを送信するための送信線であり、信号線Auは、払出制御基板25から主制御基板3に対してこのコマンドに対する応答信号としてのACK信号を返信する際にこのACK信号を出力するための信号線である。
一方、信号線Sdは、主制御基板3から払出制御基板25に対してコマンドを送信する際にこのコマンドを送信するための送信線であり、信号線Adは、主制御基板3から払出制御基板25に対してこのコマンドに対する応答信号としてのACK信号を返信する際にこのACK信号を出力するための信号線である。
信号線Sdによって伝送されるコマンドとしては、遊技媒体としての遊技球の払出動作を指示するための賞球コマンド(賞球信号)や、主制御基板3と払出制御基板25との接続状態を確認するためのチェックコマンドを例示することができる。一方、信号線Suによって伝送されるコマンドとしては、障害などの状態に関する情報を含んだ状態コマンドを例示することができる。
(5.タイマ割込処理)
図4は、主制御基板3におけるタイマ割込処理の手順の一例を示すフローチャートであり、図5は、賞球制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、図4に示すタイマ割込処理は、賞球制御処理以外の処理を省略している。
まずタイマ割込処理では、始動入賞信号の検出や、当落乱数更新処理(大当り判定用乱数の更新)や、大入賞口の開放制御等、遊技の進行動作にかかる処理、賞球制御処理、コマンド送信処理が行われる。
このタイマ割込処理が実行されると、そのタイマ割込処理に含まれる賞球制御処理が実行される(ステップS100)。この賞球制御処理ステップS100では、まず、図5に示す入賞球数計数処理が実行される(ステップS110)。この入賞球数計数処理では、入賞した遊技球の個数を計数している。次にコマンド送信処理が実行される(ステップS120)。このコマンド送信処理が実行されると、図示しない送信バッファに送信予約されたコマンド(状態コマンドなど)が存在すると、そのコマンドの送信が実行される。
(6.コマンド送信処理)
図6は、コマンド送信処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートにおいて処理種別JOB_NOは、コマンド送信処理における処理の種類を表している。具体的には、コマンド出力処理およびACK信号待ち処理を区別するために、これらにそれぞれ処理種別JOB_NOを付与する。具体的には、コマンド出力処理は処理種別JOB_NO=1と設定されており、ACK信号待ち処理は処理種別JOB_NO=2と設定されているものと例示する。
このコマンド送信処理では、処理種別JOB_NOに応じて処理が分岐されており(ステップS121)、処理種別JOB_NOが「1」である場合はコマンド出力処理を実行し(ステップS130)、処理種別JOB_NOが「2」の場合はACK待ち処理が実行される(ステップS150)。
(7.コマンド出力処理)
図7は、コマンド出力処理における手順の一例を示すフローチャートであり、図8は、タイムアウト時間設定処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、「書き込み許可フラグ」は、シリアルポートの送信バッファに対する書き込みを許可するか否かを表す識別子であり、具体的には、許可されている場合には例えば「1」が設定されており、許可されていない場合には例えば「0」が設定されている。「通信中フラグ」とは、払出制御基板25が主制御基板3との間でシリアル通信中であるか否かを示す識別子であり、具体的には通信中である場合には例えば「1」が設定され、通信中ではない場合は例えば「0」が設定される。
ここでまず、パチンコ機1において、これら主制御基板3と払出制御基板25との間において、コマンドなどの交換が正常に行われない状態となった場合を考える。まず、パチンコ機1においては、このように主制御基板3と払出制御基板25との間の電気的な接続状態が正常であるか否かを確認するためのセルフチェックコマンド(チェックコマンド)を使用して、これらの各基板間の電気的な接続状態が正常であるか否かを確認する手法が採用されている。ここで、セルフチェックコマンド送信フラグを用意する。このセルフチェックコマンド送信フラグは、主制御基板3と払出制御基板25との間における接続状態が正常である場合は「0」と設定され、接続状態が正常でなくチェックすべき場合には「1」が設定されるものとする。
そこでまず、図7に示すコマンド出力処理では、セルフチェックコマンド送信フラグが「1」であるか否かが判断され(ステップS131)、「1」である場合にはステップS132に進み、「0」である場合にはステップS134に進む。このステップS132では、まずセルフチェックコマンド送信フラグに「0」を設定し、ステップS133では、送信コマンド(例えば1バイト目)としてセルフチェックコマンドをセットし、ステップS136に進む。
一方、ステップS134では、入賞口に球技球が入賞したか否かを判断し、入賞していればステップS135に進み、入賞していなければコマンド出力処理を終了し、メインループ処理に戻る。このステップS135では、送信コマンド(例えば1バイト目)として入賞口に対応した賞球コマンドをセットする。次にステップS136では、下記書き込み許可フラグが「1(書き込み許可)」であり、かつ、通信中フラグが「0(通信中ではない)」であるか否かが判断され、これらの条件を満たす場合はステップS137に進み、満たさない場合はコマンド出力処理を終了してメインループ処理に戻る。
このステップS137では、送信コマンド(例えば1バイト目)を出力する。次にステップS138では、送信コマンドとして(例えば2バイト目)として送信コマンド(1バイト目)を反転した値を出力する。そしてステップS139では、処理種別JOB_NOに「2」を設定して次にACK待ち処理を行うように設定する。そして、ステップS140では、タイムアウト時間設定処理が実行される(ステップS140)。
(8.タイムアウト時間設定処理)
図8は、タイムアウト時間設定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
このパチンコ機1は、例えば主制御基板3にリフレッシュレジスタ(Rレジスタ)を備えている。まず、図示しない所定の記憶手段に記憶されている情報の記憶を保持するためにリフレッシュする際には、記憶している情報のうちリフレッシュしようとする一部の情報が位置する番地として付与されたアドレスを、乱数発生手段としてのリフレッシュレジスタにおいて具体的に指定(設定)する。つまり、このリフレッシュレジスタにおいて指定するアドレスを、所定値ごとに加算しながら繰り返し変更すると、リフレッシュしようとする一部の情報を繰り返し変更することができる。このように繰り返しリフレッシュレジスタのアドレス変更を繰り返すと、このリフレッシュレジスタにおいては、この設定するアドレス変更の繰り返しにより各ビットの値が変動することで、この変動する各ビットの値で構成される乱数値が発生することになる。具体的には、例えばプログラムのような情報をその記憶手段から読み出す時に+1ずつカウントアップされるとともに、その読み出し時のリフレッシュタイミングで各ビットの現在値が出力されることで、各ビットの値で構成された乱数値が発生するようになっている。本実施形態では、例えば7ビットのリフレッシュレジスタのうち下位3ビットに発生する値を用いて乱数値を発生させている(ステップS141)。
次にステップS142では、主制御基板3のCPUが、リフレッシュレジスタの下位3ビットの情報(0〜7)で構成される乱数値と主制御基板3のタイマ割込周期(例えば4ms)とを乗算して基準時間に加算することで、乱数値に応じて変動させた変動時間(例えば0〜28ms)とその基準時間(例えば100ms)とを演算処理した演算結果を求めているのである(ステップS142)。このため受け待ち時間は、例えば100〜128msの間で変動するようになっている。そして、主制御基板3のCPU(設定変更手段)が、この演算結果を受け待ち時間(タイムアウト値)に設定しているのである(ステップS143)。なお、乱数値と乗算されるのは、タイマ割込周期のみならずこれ以外の予め設定された所定時間であっても良い。以上のようにしてタイムアウト時間設定処理が終了するとともにコマンド出力処理などが終了し、メインループ処理に戻る。
このメインループ処理が実行されている状態では、同様に所定のタイマ割込周期ごとにタイマ割込処理が実行され、同様にコマンド送信処理が実行される。ここでこのコマンド出力処理では、先ほどと異なり処理種別JOB_NOが「2」に設定されたことから、ACK待ち処理が実行される。
(9.ACK待ち処理)
図9は、ACK待ち処理の手順の一例を示すフローチャートである。
このACK待ち処理では、まずACK信号の立ち下がりエッジを検出し、検出された場合はステップS152に進み、検出されない場合にはステップS153に進む(ステップS151)。このステップS152ではタイムアウト時間を「0」に設定する。一方、ステップS153では、主制御基板3のCPUがタイムアウト時間を経過したか否かを判断し、タイムアウト時間が経過している場合にはセルフチェックコマンド送信フラグを「1」に設定し(ステップS154)、ステップS155に進み、タイムアウト時間を経過していない場合にはACK待ち処理を終了してメインループ処理に戻る。このステップS155では、処理種別JOB_NOに「1」を設定することで次の処理としてコマンド出力処理が行われるように設定してメインループ処理に戻る。このメインループ処理では、所定のタイマ割込周期ごとにタイマ割込処理が実行されることで、同様にコマンド送信処理が実行される。
このようにすると、主制御基板3のCPUが、セルフチェックコマンドの送信のたびに、このようにタイムアウト値(受け待ち時間)が毎回異なる値となるように設定を繰り返し変更するのである。このため、演算結果としてのタイムアウト値がその演算のたびに毎回異なるものとなり、このタイムアウト値として表わされた受け待ち時間の経過を契機として発生するセルフチェックコマンドの送信タイミングは規則性がなくランダムなものとなる。
つまり、主制御基板3のCPUは、カウンタ値をカウントすることにより受け待ち時間を計測し、この受け待ち時間の変更がなされると、その変更後の受け待ち時間をあらためて計測し直しているのである。このようにすると、設定が変更された受け待ち時間を主制御基板3のCPUのタイマ機能によってあらためて計測し直すだけで、受け待ち時間の経過を契機として発生するセルフチェックコマンドの送信タイミングをランダムなものとすることができる。
(10.セルフチェックコマンドの送信タイミングの一例)
次にセルフチェックコマンドの送信タイミングがランダムとなる様子について説明する。
図10(A)〜図10(D)は、それぞれセルフチェックコマンドなどの送信タイミングの一例を示すタイミングチャートである。
図10(A)に示すように主制御基板3から払出制御基板25に対して賞球コマンド(賞球信号)が出力された場合において、図10(B)に示すように払出制御基板25から主制御基板3に対してACK信号が返されると、図10(D)に示すように賞球コマンドの立ち上がりエッジを基準に起動したタイマ(主制御基板3のCPUの機能)が所定の受け待ち時間だけ計測する前に、図10(B)に示すACK信号の立ち下がりエッジの検出を契機として計測を終了している。
一方、図10(A)に示すように主制御基板3から払出制御基板25に対して賞球コマンドが出力された場合において、図10(B)に示すように払出制御基板25から主制御基板3に対してACK信号が返されないと、まず、図10(D)に示すように賞球コマンドの立ち上がりエッジを基準に起動したタイマ(主制御基板3のCPUの機能)が所定の受け待ち時間W1だけ計測した後、計測を終了する。
既に説明しているようにセルフチェックコマンド(チェックコマンド)は、受け待ち時間W1の経過を契機として図10(C)に示すように出力される。主制御基板3のCPUは、図10(D)に示すように受け待ち時間W1の設定を、タイムアウト時間設定処理によって変更して受け待ち時間W2とし、この受け待ち時間W2を計測した後に受け待ち時間W2の経過を契機として、図10(C)に示すようにセルフチェックコマンドをさらに繰り返し払出制御基板25に対して送信し続ける。以下、同様にして受け待ち時間を変更しつつ繰り返し、セルフチェックコマンドを出力する。
(11.第1実施形態の有用性についての言及)
本発明の第1実施形態によれば、セルフチェックコマンドの送信が完了するたびに受け待ち時間W1,W2,W3,W4の設定がそれぞれ異なるように変更されるので、セルフチェックコマンドの送信間隔T0,T1,T2もそれぞれ異なるようになる。このため、第1実施形態によれば、受け待ち時間W1,W2,W3,W4の経過を契機として発生する各セルフチェックコマンドの送信タイミングに規則性がなく、各セルフチェックコマンドを毎回異なるタイミングで出力することになる。なお、このセルフチェックコマンドはパチンコ機1の内部信号の一例であり、内部信号としてはこれ以外にも他の基板(サブ制御基板35など)間の信号或いは様々な信号を例示することができる。
ここで、例えば不正の意図を持った遊技者(以下「不正な遊技者」と呼称する)が主制御基板3と払出制御基板25とを結ぶ信号線Sdを物理的に遮断するなどして、その信号線Sdからパチンコ機1の内部信号であるセルフチェックコマンドを取得しながら不正に遊技した場合を考える。
一般的にパチンコ機1は入賞信号の発生時に大当りの抽選(例えば大当り判定用乱数の取得)を行っているが、この入賞信号が発生する瞬間を調整して抽選(乱数取得)のタイミングを不正に操作すると、意図的に大当りに当選する可能性が極端に高くなってしまう傾向があることが知られている。
ここで、第1実施形態におけるパチンコ機1では、各セルフチェックコマンドの送信タイミングが毎回異なるため、セルフチェックコマンドの送信タイミングを基準として遊技球を繰り返し入賞させることで入賞信号を所望のタイミングで繰り返し発生させることができない。したがって第1実施形態としてのパチンコ機1では、入賞信号の発生により繰り返し行われる抽選のタイミングを、大当りとなりやすい特定のタイミングに繰り返し合わせ込み続けても完全に合わせ込むことができなくなるのである。
このため、このパチンコ機1では、セルフチェックコマンドの送信タイミングを悪用しても大当りとなりやすいタイミングで抽選が行われることがなくなるため、不正な遊技者がこのような不正行為に基づいて利益を享受することができないようにすることができる。また一方でホール運営者においても、このような不正行為に基づく損害を受けることがなくなる。また、このパチンコ機1においては、不正を行われないセルフチェック(主制御基板3と払出制御基板4との接続状態の確認)を実現することができる。
(12.第2実施形態)
第2実施形態としてのパチンコ機1aは、第1実施形態としてのパチンコ機1とほぼ同様の構成とすることができ、さらにはほぼ同様の動作を行うため、同様の構成については同一の符号を用いてその説明を省略し、以下異なる点を中心として説明する。
第1実施形態としてのパチンコ機1は、主制御基板3から払出制御基板25に対して接続異常の際、出力されるセルフチェックコマンドの送信タイミングを悪用した不正な遊技を防止することを目的としたものであるが、第2実施形態としてのパチンコ機1aは、その代わりに、払出制御基板25から主制御基板3に対して出力される状態コマンドの送信タイミングを悪用した不正な遊技を防止することを目的としたものである。なお、第1実施形態のように主制御基板3から払出制御基板4に出力される賞球コマンドを再送すると不利益を被るおそれがあるため、セルフチェックコマンドなる特別なコマンドをもってセルフチェックを行っているが、これに対して、第2実施形態のように払出制御基板4から主制御基板3に出力される状態コマンドの場合、この状態コマンドは単に払出制御に関する状態を示すものであり、不利益を生むものではないため、特別なコマンドを設けずに状態コマンドを再送している。また、この状態コマンドは、払出制御基板25から主制御基板3に対して出力される内部信号の一例であり、内部信号としてはこれ以外にも他の基板(サブ制御基板35など)間の信号或いは様々な信号を例示することができる。
第2実施形態としてのパチンコ機1aでは、メインループ処理が実行されている状態(定常処理)においてタイマ割込周期ごとにタイマ割込が発生することで、例えば状態コマンドのコマンド送信処理が実行される。
(13.コマンド送信処理)
図11は、払出制御基板4におけるコマンド送信処理の手順の一例を示すフローチャートである。図11に示すフローチャートに示す手順は、図6に示すフローチャートに示す手順とほぼ同様であるので、異なる点を中心として説明する。なお、コマンド準備処理は、処理種別JOB_NO=0と設定されているものと例示する。また、コマンド送信禁止タイマとは、例えば送信バッファに送信予約されたコマンドが存在する場合においてもコマンド送信の実行を禁止する期間を計時する計時手段を表しており、設定された所定期間の計時が終了しておりコマンド送信禁止タイマが「0」の場合に限り、コマンド送信の実行が許可されるものとする。
図11に示すフローチャートにおいては、まず、ステップS121aに示すコマンド送信禁止タイマが「0」であるか否かが判断され、コマンド送信禁止タイマが「0」以外の場合はこのコマンド送信処理を終了し、コマンド送信禁止タイマが「0」の場合はステップS121に進む。次にステップS121では、各処理種別JOB_NOに応じて各処理が実行される(ステップS160,S130,S150)がそれぞれ実行される。
(14.コマンド準備処理)
図12は、コマンド準備処理S160の手順の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において「枠状態」とは、払出制御基板25などのパチンコ機1aの内部において障害が生じているか否か或いはその障害の種類を含む情報(エラー情報)をいい、「枠状態コマンド」とは、この枠状態に関して払出制御基板25から主制御基板3に対して伝達するためのコマンドいう。また、「エラー解除ナビゲーション処理」とは、枠状態に応じて検出された払出制御基板25における障害を解消に導くための誘導処理をいう。このエラー解除ナビゲーション処理では、例えば払出制御基板25のCPUにより遊技球の払出動作に障害が生じていることが検出されている場合に、その障害を解消へ導くための報知を行うものである。
まず、ステップS161では、枠状態に変化があるか否かを判断し、枠状態に変化がなければステップS162に進み、枠状態に変化がなければステップS163に進む。ステップS162では、送信コマンド(例えば1バイト目)として枠状態に対応した枠状態表示コマンドをセットしてステップS165に進む。このステップS165では、処理種別JOB_NOに「1(コマンド出力処理)」が設定される。
ここで、枠状態表示コマンドは、主制御基板3を介してサブ制御基板35に送信されることで、サブ制御基板35がこの枠状態表示コマンドに基づいて枠装飾ランプ31を点灯して払出制御基板25の状態を報知するものである。また或いは、この枠状態表示コマンドは、前述したエラー解除ナビゲーション処理をサブ制御基板35で実行するために払出制御基板25の状態を記憶する情報である。
一方、ステップS163では、エラー解除ナビゲーション処理の開始か否かを判断し、開始であればステップS164に進み、開始でなければコマンド準備処理を終了する。このステップS164では、送信コマンド(例えば1バイト目)として枠状態に対応したエラー解除ナビゲーションコマンドをセットし、ステップS165に進む。
(15.コマンド出力処理〜タイムアウト時間設定処理)
図13は、コマンド出力処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、書き込み込み許可フラグなどの果たす機能は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。この図13においては、図7におけるステップS131〜S135の処理が削除されている点を除いてほぼ同様の手順であるので、これらのステップについては説明を省略する。
第2実施形態においても、ステップS140ではタイムアウト時間設定処理が実行され、状態コマンドを送信するたびに受信待ち時間を表すタイムアウト時間(第1実施形態における「受け待ち時間」に相当)の設定が繰り返し変更されるようになっている。このタイムアウト時間設定処理においては、第1実施形態と同様にリフレッシュレジスタを用いて発生させた乱数値を用いて変動時間を求め、この変動時間と基準時間とを演算処理し、演算結果を受信待ち時間と設定している。ここで、この乱数値としては、例えば7ビットのリフレッシュレジスタの下位5ビットに発生する情報に基づいてこの5ビットにより構成される値(0〜31)を用いている。具体的には、この変動時間は、この乱数値に払出制御基板25のタイマ割込周期(例えば1ms)を乗算してその基準時間(例えば100ms)に加えることで求めている。このため、第2実施形態における受信待ち時間としては、例えば100〜131msの値で変動するようになっている。そして、払出制御基板25のCPU(設定変更手段)が、この演算結果を受信待ち時間(タイムアウト値)に設定しているのである。なお、変動時間を演算する際に、乱数値と乗算するのはタイマ割込周期に限られず、その他の時間を用いても良いことはいうまでもない。
(16.ACK信号の受信待ち処理)
図14は、ACK信号の受信待ち処理の手順例を示すフローチャートである。なお、図14における各手順において、第1実施形態における図9における各手順と同一の符号を付した処理はほぼ同様の処理である。
ステップS151では、応答信号としてのACK信号の立ち上がりにおいてエッジが検出されたか否かが判断され、検出されていなければステップS153に進み、検出されていればステップS155aに進む。ステップS153では、払出制御基板25のCPU(のタイマ機能)が受信待ち時間(タイムアウト時間)を経過したか否かを判断し、経過していればステップS155bに進み、経過していなければ終了する。ステップS155bでは、処理種別JOB_NOを「1(コマンド出力処理)」に設定する。次にステップS156では、枠状態(状態コマンド)として例えば「接続エラー」を設定する。ここで、この「接続エラー」とは、主制御基板3から払出制御基板25へのコマンド信号の異常を示す障害であることや、払出制御基板25から主制御基板3へのコマンド信号の異常を示す障害であることを示している。
一方、ステップS155aでは処理種別JOB_NOを「0(コマンド準備処理)」に設定し、ステップS157に進む。ステップS157では、枠状態(状態コマンド)として「接続エラー」をクリアし、ステップS152ではタイムアウト時間=0と設定する。そして、ACK待ち処理が終了し、メインループ処理が実行される。
メインループ処理が実行されている状態(定常処理)においてタイマ割込周期ごとにタイマ割込が発生することで、図示しない送信バッファに送信予約されたコマンド(例えば状態コマンド)が存在すると、コマンド送信処理が実行される。コマンド送信処理が実行されると、払出制御基板25から主制御基板3に対して状態コマンドが送信される。
(17.状態コマンドの送信タイミングの一例)
図15(A)〜図15(D)は、それぞれ状態コマンドの送信タイミングの一例を示すタイミングチャートである。
図15(A)に示すように払出制御基板25から主制御基板3に対して状態コマンドが出力された場合においては、図15(C)に示すようにタイマが起動され、さらに図15(B)に示すように主制御基板3から払出制御基板25に対してACK信号が返されると、図15(C)に示すように状態コマンドの立ち上がりエッジを基準に起動したタイマ(払出制御基板25のCPUの機能)が所定の受信待ち時間を計測する前に、図15(B)に示すACK信号の立ち下がりエッジの検出を契機として計測を終了する。
一方、図15(A)に示すように払出制御基板25から主制御基板3に対して状態コマンドが出力された場合においては、図15(B)に示すように主制御基板3から払出制御基板25に対してACK信号が返されないと、まず、図15(C)に示すように状態コマンドの立ち上がりエッジを基準に起動したタイマ(払出制御基板25のCPUの機能)が所定の受け待ち時間X1だけ計測した後、計測を終了する。
既に説明しているように状態コマンドは、受信待ち時間X1の経過を契機として図15(A)に示すように再度出力される。払出制御基板25のCPUは、図15(C)に示すように受信待ち時間X1の設定を変更して受信待ち時間X2とし、この受信待ち時間X2を計測した後に受信待ち時間X2の経過を契機として状態コマンドをさらに繰り返し主制御基板3に対して送信し続ける。
(18.第2実施形態による有用性の言及)
本発明の第2実施形態によれば、状態コマンドの送信が完了するたびに受信待ち時間X1,X2,X3,X4の設定が変更されることから、受信待ち時間X1,X2,X3,X4の経過を契機として発生する各状態コマンドの送信間隔J0,J1,J2(送信タイミング)に規則性がなく、各状態コマンドを毎回異なるタイミングで出力することになる。
ここで上記同様に、例えば不正な遊技者が主制御基板3と払出制御基板25とを結ぶ信号線Suを物理的に遮断するなどして、その信号線Suからパチンコ機1aの内部信号である状態コマンドを取得しながら不正に遊技した場合を考える。
このような場合においてもパチンコ機1aでは、各状態コマンドの送信タイミングが毎回異なるため、状態コマンドの送信タイミングを基準として遊技球を繰り返し入賞させることで入賞信号を所望のタイミングで繰り返し発生させることができない。したがってパチンコ機1aでは、入賞信号の発生により繰り返し行われる抽選のタイミングを、大当りとなりやすい特定のタイミングに繰り返し合わせ込み続けても完全に合わせ込むことができなくなるのである。
このためパチンコ機1aでは、状態コマンドの送信タイミングを悪用しても大当りとなりやすいタイミングで抽選が行われることがなくなるため、不正な遊技者がこのような不正行為に基づいて利益を享受することができないようにすることができる。また一方でホール運営者においても、このような不正行為に基づく損害を受けることがなくなる。またさらには、パチンコ機1aでは、状態コマンドの再送によって、不正を行われないセルフチェックを実現することができる。
(19.その他の実施形態についての言及)
以上は一実施形態についての説明であるが、本発明の実施の形態がこれに制約されることはない。以下に、その他の実施形態についていくつか例を挙げて言及する。
上記第1実施形態では、セルフチェックコマンド(チェックコマンド)の送信タイミングをランダムにしており、第2実施形態では、状態コマンドの送信タイミングをランダムにしているが、このような独立した形態に限られず、これら第1実施形態および第2実施形態を組み合わせてセルフチェックコマンドの送信タイミングをランダムにするとともに状態コマンドの送信タイミングをランダムにすることもできる。
このような構成とすると、セルフチェックコマンドや状態コマンドの送信タイミングがそれぞれ毎回異なるため、セルフチェックコマンドや状態コマンドの送信タイミングをそれぞれ基準として遊技球を繰り返し入賞させることで入賞信号を所望のタイミングで繰り返し発生させることができない。したがってこのような構成によれば、入賞信号の発生により繰り返し行われる抽選のタイミングを、大当りとなりやすい特定のタイミングに繰り返し合わせ込み続けても完全に合わせ込むことができなくなるのである。
このためこのような組み合わせを採用するパチンコ機では、セルフチェックコマンドや状態コマンドの送信タイミングを悪用しても大当りとなりやすいタイミングで抽選が行われることがなくなるため、不正な遊技者がこのような不正行為に基づいて利益を享受することができないようにすることができる。また一方でホール運営者においても、このような不正行為に基づく損害を受けることがなくなる。またさらには、このような変形例においても、不正の行われないセルフチェックを実現することができる。
本発明の各実施形態では、パチンコ機のような遊技球を用いた弾球式遊技機のみならず、いわゆるスロットマシンのようなメダルやコインを用いた回胴式遊技機にも適用することができる。この回胴式遊技機はその基本構成として、例えば遊技価値の掛け数を決定した状態で遊技者の操作に応じて始動と停止とを行い、その始動により図柄の表示を変動させる一方、その停止時に複数の図柄を組み合わせて表示する図柄表示装置と、前記図柄表示装置を始動させるための始動操作を受け付け可能な始動操作手段と、前記図柄表示装置を停止させるための停止操作を受け付け可能な停止操作手段と、前記図柄表示装置が停止したときの図柄表示態様から入賞の有無を決定し、入賞があった場合はその図柄表示態様に応じた数の遊技価値を遊技者に与える遊技価値付与手段と、前記図柄表示装置の停止時に特定の図柄表示態様で入賞があった場合、遊技者に有利な確率で入賞を可能とする特典遊技状態に移行させる特典遊技状態移行手段とを備える。
またさらには、上記各実施形態は、遊技球を用いて遊技を行う回胴式遊技機(いわゆるパロット機、パチスロット機など)にも適用することができる。この回胴式遊技機はその基本構成として、例えば遊技媒体としての遊技球を規定個数分だけまとめて遊技価値の1単位とする遊技価値計数手段と、前記遊技価値計数手段により前記遊技価値の掛け数を決定した状態で遊技者の操作に応じて始動と停止とを行い、その始動により図柄の表示を変動させる一方、その停止時に複数の図柄を組み合わせて表示する図柄表示装置と、前記図柄表示装置を始動させるための始動操作を受け付け可能な始動操作手段と、前記図柄表示装置を停止させるための停止操作を受け付け可能な停止操作手段と、前記図柄表示装置が停止したときの図柄表示態様から入賞の有無を決定し、入賞があった場合はその図柄表示態様に応じた数の遊技価値に相当する個数分の遊技球を遊技者に与える遊技価値付与手段と、前記図柄表示装置の停止時に特定の図柄表示態様で入賞があった場合、遊技者に有利な確率で入賞を可能とする特典遊技状態に移行させる特典遊技状態移行手段とを備える。
遊技機の一実施形態となるパチンコ機の構成例を示す部分断面図である。 パチンコ機の内部(背面側)の構成を概略的に図示した背面図である。 パチンコ機の電子機器類に関する構成例を概略的に図示したブロック図である。 タイマ割込処理の手順の一例を示すフローチャートである。 主制御基板における賞球制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。 コマンド送信処理の手順の一例を示すフローチャートである。 コマンド出力処理の手順の一例を示すフローチャートである。 タイムアウト時間設定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 ACK待ち処理の手順の一例を示すフローチャートである。 セルフチェックコマンドなどの送信タイミングの一例を示すタイミングチャートである。 払出制御基板におけるコマンド送信処理の手順の一例を示すフローチャートである。 コマンド準備処理の手順の一例を示すフローチャートである。 コマンド出力処理の手順の一例を示すフローチャートである。 ACK待ち処理の手順の一例を示すフローチャートである。 状態コマンドの送信タイミングの一例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 遊技機
1a 遊技機
3 主制御基板
16 入賞検出器
25 払出制御基板

Claims (1)

  1. 遊技媒体の始動入賞を検知したことを契機として入賞信号を出力する入賞検出手段と、遊技動作を制御するとともに、前記入賞検出手段から前記入賞信号を受け取って前記遊技媒体の払出動作を指示するための賞球信号を出力する主制御基板と、前記主制御基板から前記賞球信号を受け取ると前記遊技媒体の払出動作を制御するとともに、前記賞球信号を受け取った確認としての応答信号を前記主制御基板に向けて出力する払出制御基板と、前記主制御基板が前記賞球信号を出力した後、前記応答信号の受け待ちをしているべき受け待ち時間が経過するまでの間に前記応答信号を受信できなかった場合、前記主制御基板から前記払出制御基板に対して、前記主制御基板と前記払出制御基板との電気的な接続状態が正常であるか否かを確認するチェックコマンドを送信するチェックコマンド送信手段と、前記チェックコマンド送信手段が前記チェックコマンドを送信する度に次の前記受け待ち時間の長さに関する設定を変更する設定変更手段とを備えることを特徴とする遊技機。
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