JP2006311695A - 配線装置および配線ダクトシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、複数の配線ダクト本体を連結して所望のレイアウトを容易に実現することができる配線装置および配線ダクトシステムを提供する。
【解決手段】本実施形態の配線装置30は、略I字状に形成された合成樹脂製であって長尺状の配線ダクト結合部31を有している。そして、この配線ダクト結合部31の長手方向における両側面には、突出自在の二対の電気的接続端子32、32・・・と機械的接続端子33,33・・・とを備えている。したがって、複数の配線ダクト本体11を設置後であっても互いの配線ダクト本体11、11の開口部19、19に配線装置30を配置し、操作部50を操作することで配線ダクト本体11,11間の電気的接続と機械的接続とを容易に行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線装置およびこの配線装置を用いた配線ダクトシステムに関する。
従来から、照明器具やコンセント等の電気機器を任意の箇所に配設可能とするために、当該電気機器を任意の位置に取付可能であるとともに、電気機器がいずれの取付位置でも給電可能とする配線ダクト本体が用いられている。
このような配線ダクト本体は、ダクト本体の内側に長手方向に沿って給電用の対の導電部が配設されており、これら導電部と電気機器側の対の端子とが接続して電気機器がいずれの取付位置でも給電可能としているものである。そして、このような配線ダクト本体は、天井面や壁面等に複数本が任意に設置され、これら配線ダクト本体の端部間を配線装置によって機械的および電気的に接続しているものである。
また、上記のような配線ダクト本体を用いてコンセント等のレイアウトを自由に変更する技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような従来技術は、室内の模様替えや、家具の配置替えの時に簡単に電気配線が出来ることを目的とするものであって、コネクタープラグ(1)、縦エルボプラグ(2)、ストレートプラグ(3)、一口コンセントプラグ(4)、入角エルボプラグ(5)、出角エルボプラグ(6)、ダブルコンセントプラグ(7)、ジョイナープラグ(8)の各形態により構成されるものである。そして、前記プラグの両端は、一方がコンセント形状、他方がプラグの形状になっているので、これらを連続的に接続することで室内の状況に合わせて任意に配線ダクト本体を配設することができるというものである。
特開2002−313504号公報
しかしながら、従来のような配線ダクト本体は、天井面や壁面等の設置面に複数本の配線ダクト本体を任意に設置したい場合には、設置面に配線ダクト本体を取り付ける前に、複数の配線ダクト本体の端部間を配線装置によって機械的および電気的に接続した一体の配線ダクトユニットを形成しなくてはならないものである。
すなわち、複数の配線ダクト本体を電気的に接続するためには、配線ダクト本体の長手方向における端部開口部側から連結用の配線装置を接続しなくてはならない。そして、一方の配線ダクト本体に接続された連結用の配線装置に対して他方の配線ダクト本体の長手方向における端部開口部を挿入及び係合させることで、複数の配線ダクト本体の連結が行えるものである。ゆえに、設置面に配設したい所望の配線ダクトユニットを予め準備しておく必要があるため、所望の配線ダクトユニットが比較的長いものとなると、一般使用者の設置作業は大変煩雑となる虞があるものであった。
また、上記以外で設置面に複数本の配線ダクト本体を任意に設置する方法として、一本の配線ダクト本体を設置面に取り付けた後に連結用の配線装置を接続し、その後他の配線ダクト本体を配線装置に接続することも考えられる。しかしながら、このような方法であっても、連結用の配線装置の接続及び当該配線装置への配線ダクト本体の接続は、配線ダクト本体の長手方向における端部開口部側から挿入する方法であるため、設置面が天井面である場合や、壁面の比較的高さの低い箇所に配線ダクト本体を設置する場合には、設置作業が大変煩雑となるものである。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、複数の配線ダクト本体を連結して所望のレイアウトを容易に実現することができる配線装置および配線ダクトシステムを提供することを目的とする。
請求項1の配線装置は、開口部を有する配線ダクト本体に配設される長尺状の配線ダクト結合部と;配線ダクト結合部の長手方向における両側面から突出可能に設けられた二対の電気的接続端子と;配線ダクト結合部の長手方向における両側面から突出可能に設けられた二対の機械的接続端子と;配線ダクト結合部の表面側に設けられ、電気的接続端子及び機械的接続端子を配線ダクト結合部の長手方向における両側面から突出自在に操作する操作部と;とを具備していることを特徴とする。
本発明及び以下の各発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
配線ダクト結合部の短方向の寸法は、配線ダクト本体の開口部の短方向の寸法と略同一ないし小さくなるように形成されているものである。なお、好ましくは、配線ダクト結合部は、変形自在であるように構成されていることである。このように構成することで、後述するように、本件発明の配線装置を隣り合う配線ダクト本体間に設ける際に、配線ダクト本体の互いの開口部が若干づれていても容易に配線ダクト結合部を挿入することができるため、配線作業の容易性を高めるとともに、汎用性も高めることができるためである。
また二対の電気接続端子は、電気機器が設けられる長尺のダクト本体の内側であって、その長手方向に沿って設けられる対の導電部と電気的接続をすることが可能なものである。
また二対の機械的接続端子は、電気機器が設けられる長尺のダクト本体の内側に機械的に係合等するものである。なお、好ましくは、ダクト本体の内側と機械的に係合した状態においては、当該配線装置が容易に遊動しない程度の強度でもって係止することである。
そして、上記電気的接続端子は、配線ダクト結合部の長手方向における中心部を境として対称となるように一対づつ設けられるものであって、さらに、配線ダクト結合部の長手方向における両側面に対して対称となるように各々の端子が設けられるものである。なお、上記機械的接続端子も、電機接接続端子と同じような位置関係でもって配線ダクト結合部に配設されるものである。
本発明の作用は、例えば、設置面である壁面に複数の配線ダクト本体を各々の開口部が隣接するように配設する。その後に、隣接する配線ダクト本体間に各々の配線ダクト本体の開口部と正対する方向から配線装置の配線ダクト結合部を挿入する。このとき、二対の電気的接続端子と機械的接続端子とは配線ダクト結合部の両側面から突出しない状態となっている。そして、配線装置を配線ダクト本体の所定位置に配設した後に配線装置の操作部を操作すると、各々の電気的接続端子と機械的接続端子とが配線ダクト結合部の両側面から突出する方向に可動する。すると電気的接続端子は、配線ダクト本体内の導電部と接触するとともに、機械的接続端子は、配線ダクト本体内の被係合部等に係止する。このような接続を行うことで、隣り合う配線ダクト本体は、互いに配線装置によって電気的接続がなされるとともに機械的にも接続される。
本発明によれば、配線ダクト本体を設置壁に設置後であっても複数の配線ダクト本体の電気的接続と機械的接続とを容易に行うことができるので、配線ダクト本体を用いた所望のレイアウトを容易に実現することができる。
請求項2の配線装置によれば、請求項1記載の配線装置において、操作部は、配線ダクト結合部の表面側から突出自在な操作摘みを有しており、当該操作摘みを回動させることで前記電気的接続端子及び機械的接続端子が配線ダクト結合部の長手方向における両側面から突出自在に可動することを特徴とする請求項1記載の配線装置。
本発明の操作摘みは、操作部を操作したい場合にのみ操作部が配線ダクト結合部の表面から突出するものである。すなわち、配線装置を配線ダクト本体に電気的および機械的に接続した後に当該操作摘みを再び配線ダクト結合部の表面部から突出しない位置へ戻すことも可能となっている。
本発明によれば、配線装置を配線ダクト本体に電気的および機械的に接続した後に、当該操作摘みを再び配線ダクト結合部の表面部から突出しない位置へ戻すことができるので、配線ダクト本体に配設された配線装置が誤操作によって外れてしまうことがなく、信頼性を高めることができる。特に、本発明は、設置壁が壁面であって、比較的低い位置(すなわち、人等が容易に接触してしまう位置)に設けられるときに有効である。
また、操作摘みが配線ダクト結合部から突出している状態の場合のみ回動させることを可能としているので、配線ダクト本体に配設された配線装置の操作摘みが、配線ダクト結合部の表面部から突出しない位置となっている場合には、電気的接続端子と機械的接続端子とが可動することがなく、不意の操作によって、互いの配線ダクト本体間の電気的接続が遮断されることを防ぐとことができる。
請求項3の配線装置によれば、請求項1記載の配線装置において、操作部は、配線ダクト結合部の表面側から突出しない位置に設けられており、配線装置を配線ダクト本体に固定した後には当該操作部の操作をロックするロック機構を有することを特徴とする
操作部は、例えば専用の治具を用いて操作をすることが可能なものであってもよいし、作業者の指で操作することができるように構成されているものであってもよい。またロック機構とは、当該ロック機構を解除しなければ操作部の操作が不可能であるものを含むほか、専用の治具でなければ配線器具固定後の操作部の操作を行えないものも含むものである。
本発明によれば、操作部が常に配線ダクト結合部の表面側から突出しない位置であることにより、配線ダクト本体に配設された配線装置が誤操作によって外れてしまうことがなく、信頼性を高めることができる。特に、本発明は、設置壁が壁面であって、比較的低い位置(すなわち、人等が容易に接触してしまう位置)に設けられるときに有効である。
また、操作部にロック機構を備えたので、配線装置が配線ダクト本体に配設された状態の場合に、電気的接続端子と機械的接続端子とが可動することがなく、不意の操作によって、互いの配線ダクト本体間の電気的接続が遮断されることを防ぐとことができる。
請求項4の配線ダクトシステムは、電気機器が設けられる開口部を備える長尺のダクト本体と、ダクト本体の内側に長手方向に沿って設けられ、かつ、電気機器の対の接続端子と電気的接続するように設けられる対の導電部とを有する配線ダクト本体と;矩形状の主面を有し、前記主面と前記配線ダクト本体の表面部とが略面一となるように前記配線ダクト本体が配設される複数の板材と;隣り合う板材の各々の配線ダクト本体の開口部間に配設されて互いの配線ダクト本体を電気的及び機械的に接続する請求項1ないし3いずれか一記載の配線装置と;を具備していることを特徴とする。
板材とは、例えば天井材や壁材のことであって、これら天井材や壁材の内部に配線ダクト本体の表面が前記板材の主面から突出しないように設けられることである。また、主面とは、主要な面積を締める面部であって、例えば屋内側に配置される面部のことである。そして、複数の板材は、例えばパネル工法等によって、複数の板材が組合わせされて所望のユニットを形成するものである。また、好ましくは、板材に設けられた配線ダクト本体の開口部に後付でカバーが設けられることである。これにより、開口部が露出することがない。またさらに、上記カバーは、変形自在であって、適宜の長さに調整することができるものが好ましい。
本発明によれば、配線ダクト本体が埋め込まれた板材を複数設けた後であっても容易に配線ダクト本体間を電気的接続することが可能であるので、所望のレイアウトを容易に実現することができるとともに、電気機器の配置の自由度を広げるシステムを外観が損ねることなく提供することが可能となる。
なお、本発明において好適であるのは、配線ダクト結合部は、変形自在であって、かつある程度の伸縮性を有するように構成されていることである。このように構成することで、配線ダクト本体間に設ける際に配線ダクト本体の互いの開口部が若干づれているか、または離間していても容易に配線ダクト結合部を挿入することができるため、配線作業の容易性を高めるとともに、電気配線のレイアウト変更を容易に行うことができるものとなる。
請求項1記載の発明によれば、配線ダクト本体を設置壁に設置後であっても複数の配線ダクト本体の電気的接続と機械的接続とを容易に行うことができるので、配線ダクト本体を用いた所望のレイアウトを容易に実現することができる。
請求項2記載の発明によれば、配線装置を配線ダクト本体に電気的および機械的に接続した後に、当該操作摘みを再び配線ダクト結合部の表面部から突出しない位置へ戻すことができるので、配線ダクト本体に配設された配線装置が誤操作によって外れてしまうことがなく、信頼性を高めることができる。また、操作摘みが配線ダクト結合部から突出している状態の場合のみ回動させることを可能としているので、配線ダクト本体に配設された配線装置の操作摘みが、配線ダクト結合部の表面部から突出しない位置となっている場合には、電気的接続端子と機械的接続端子とが可動することがなく、不意の操作によって互いの配線ダクト本体間の電気的接続が遮断されることを確実に防ぐことができる。
請求項3記載の発明によれば、操作部が常に配線ダクト結合部の表面側から突出しない位置であることにより、配線ダクト本体に配設された配線装置が誤操作によって外れてしまうことがなく、信頼性を高めることができる。また、操作部にロック機構を備えたので、配線装置が配線ダクト本体に配設された状態の場合に、電気的接続端子と機械的接続端子とが可動することがなく、不意の操作によって、互いの配線ダクト本体間の電気的接続が遮断されることを防ぐとことができる。
請求項4記載の発明によれば、配線ダクト本体が埋め込まれた板材を複数設けた後であっても容易に配線ダクト本体間を電気的接続することが可能であるので、所望の配線を容易に実現することができる。
以下、本発明の第一実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本実施形態の配線装置を示した正面図、図2は同上図1の配線装置を示した側面図、図3は同上配線ダクト本体の要部を示した断面図、図4は同上配線装置と配線ダクト本体とを接続した状態を示す説明図、図5は同上図1の配線装置を用いて配線ダクトシステムを構成した状態を示す説明図である。
図3,4,5に示すように、配線ダクト本体11は、地面とは垂直に設けられている壁面などの設置面9に配設され、照明器具やコンセントなどの電気機器を任意の取付位置に取付可能とするとともに電気機器をいずれの取付位置でも給電可能としたものである。
そして、配線ダクト本体11は、断面略コ字形で長尺のダクト本体16を有し、図3の(c)に示すように、このダクト本体16は、断面略コ字形の金属製のダクト基材で一体形成されている。ダクト本体16には開口部19が長手方向に沿って形成されているとともに開口部19と反対の面には壁面である設置面9内に対してねじなどで取り付けるための取付孔17が形成されている。
また、配線ダクト本体11の内側の両側位置には対の導体保持部21が長手方向に沿って絶縁体18と一体に形成され、これら各導体保持部21には対の導電部22が長手方向に沿って取り付けられている。さらにまた、導電部22よりも開口部19側に被係合部13が長手方向に沿って設けられている。
また配線ダクト本体11が設けられる設置面9は、夫々複数の板材90,90・・・から形成されているものである。
板材90は、矩形状の主面である設置面9を有し、設置面9と配線ダクト本体11の表面部14とが略面一となるように配線ダクト本体11が配設されているものである。また、複数の板材90は、例えばパネル工法等によって、所望の屋内空間を形成するものであって、各々の配線ダクト本体11は、互いに近接するように設けられているものである。なお、本実施形態においては、板材90に設けられた配線ダクト本体11の開口部19を覆うカバー91が設けられる。これにより、開口部19が屋内側に露出することがない。また、後述する配線装置30用の合成樹脂性のカバー92及びコーナー用L字カバー92Aが設けられるため、配線装置30も屋内側に露出することがない。
配線装置30は、図1、2に示すように、略I字状に形成された合成樹脂製であって、中央部をネジ39で締結された長尺状の配線装置本体である配線ダクト結合部31を有している。そして、この配線ダクト結合部31の長手方向における両側面には、二対の電気的接続端子32、32・・・と機械的接続端子33,33・・・とを備えている。
電気的接続端子32は、導電性およびばね性を有する金属材料によって形成され、配線ダクト結合部31内に配置される図示しない接続部から配線ダクト結合部31の側面の溝部40を通じて配線ダクト結合部31の外側に突出自在である略三角形板状の接触部34を有している。
機械的接続端子33は、合成樹脂製の材料によって形成され、配線ダクト結合部31内に配置される接続部から配線ダクト結合部31の側面の溝部41を通じて配線ダクト結合部31の外側に突出自在である略四角形板状の係合部35を有している。そして、この係合部35は、前記電気的接続端子32よりも配線ダクト結合部31の表面部36側になるように設けられているものである。
また、係合部35は、先端よりも根本部の方が大きくなるように形成されているものである。そして係合部35の先端の幅寸法は、上記配線ダクト本体11の被係合部13の幅寸法よりも小さいものであるが、根本部35bに向かって徐々にの幅寸法が大きくなるように形成されているものであって、かつ、根本部35bの幅寸法は、被係合部13よりも大きくなるように形成されているものである。
また、電気的接続端子32、32または機械的接続端子33、33の各一対は、その一対が連動するように操作部50に接続されている。すなわち、この操作部50は、電気的接続端子32、32または機械的接続端子33、33を配線ダクト結合部31の長手方向における溝部40、41から突出自在に操作できるものである。
また操作部50は、配線ダクト結合部31の表面部36側から突出自在な操作摘み51を有している。そして、この操作摘み50は、操作摘み50が配線ダクト結合部から突出している状態の場合のみ回動操作を行えるものであって、この回動によって前記電気的接続端子32及び機械的接続端子33が配線ダクト結合部31の長手方向における溝部40,41から突出自在に可動するものである。なお、図2は、操作部50の操作を行いたい状態を示すものである。
さらにまた操作摘み51は、操作部50を操作したい場合にのみ当該操作摘み51が配線ダクト結合部31の表面部36から突出するものである。すなわち、配線装置30を配線ダクト本体11に電気的および機械的に接続した後に当該操作摘み51を再び配線ダクト結合部31の表面部36から突出しない位置へ戻すことも可能となっているものである。
本実施形態の作用について説明する。
本実施形態において、まずは複数の板材90、90・・・がパネル工法によって隣接配置される。そして、当該板材90には、予め配線ダクト本体11が設けられているものであって、その配線ダクト本体11は、設置面9から配線ダクト本体11の表面部14が突出しないようになっているものである。
このとき、各々の板材90,90に予め設けられている配線ダクト本体11の開口部19、19は互いに近接するように配置されるが、このままでは、各々の配線ダクト本体11、11は電気的接続はなされていない。
そこで、各々の配線ダクト本体11と正対する方向から、電気的接続端子32、32・・・と機械的接続端子33、33・・・とが配線ダクト結合部31の両側面の溝部40,41から突出しない状態の配線ダクト結合部31を挿入する。そして、配線ダクト結合部31の裏面側37がダクト本体16の内側底部15と接触させた後に、まずは機械的接続端子33、33が接続されている操作部50の操作摘み51を配線装置30の表面部36から突出させるとともに、機械的接続端子33の係合部35が配線ダクト結合部31の両側面の溝部41から突出するように操作つまみ51を操作する。すると、係合部35は、配線ダクト本体11の被係合部13と係合する。このとき、係合部35の先端の幅寸法は被係合部13の幅寸法よりも小さいものであるが、係合部35の根本部の幅寸法は被係合部13の幅寸法よりも大きくなるように形成されていることから、係合部35が被係合部13内に圧入されるので、配線装置30が配線ダクト本体11に固定されるものである。
次に、電気的接続端子32、32が接続されている操作部50の操作摘み51を配線装置30の表面部36から突出させるとともに、電気的接続端子32の接触部34が配線ダクト結合部31の両側面の溝部40から突出するように操作つまみ51を操作する。すると、当該接触部34は、配線ダクト本体11内の導電部22と接触するために、隣り合う配線ダクト本体11は、互いに電気的接続がなされるとともに機械的にも接続される。
また、詳細図はしないものの、本実施形態における配線装置は、図5に示すように板材90と隣り合う板材90Aとは例えばL字状に配設される場合であっても、配線ダクト結合部31の中間部38が変形自在であるものを用いれば互いの配線ダクト11間は接続可能となるものである。
以上、本実施形態によれば、複数の配線ダクト本体11を設置後であっても互いの配線ダクト本体11の電気的接続と機械的接続とを配線装置30によって容易に行うことができるので、所望の電気的配線を容易に実現することができ、電気機器の設置の自由度を高めることができる。
また配線装置30を配線ダクト本体11に電気的および機械的に接続した後に、操作摘み51が再び配線ダクト結合部31の表面部36から突出しない位置へ戻すことができるので、配線ダクト本体11に配設された配線装置30が操作摘み51を誤って回動させるというような誤操作を防止することができるのため、信頼性を高めることができる。
また操作摘み51が配線ダクト結合部31から突出している状態の場合のみ回動させることを可能としているので、配線ダクト本体11に配設された配線装置30の操作摘み51が、配線ダクト結合部31の表面部36から突出しない位置となっている場合には、電気的接続端子32と機械的接続端子33とが可動することがなく、不意の操作によって互いの配線ダクト本体11間の電気的接続が遮断されるようなことを確実に防ぐことができる。
また本実施形態によれば、配線ダクト本体11が埋め込まれた板材90を複数設けた後であっても容易に配線ダクト本体11間の電気的接続を実現することが可能であるので、電気機器のレイアウトの自由度を広げることが容易に実現できるとともに、外観を良好とすることができるものである。
なお、本実施形態は、配線ダクト本体11が板材90に予め配設されている構成について説明したが、配線ダクト本体11を板材90から露出するように後付で配設するものであっても、配線装置30を用いることで、上記実施形態を同様の作用効果を有するものである。
また本実施形態は、操作部50に操作摘み51を備える構成であるが、操作部50が配線ダクト結合部31の表面部36から突出しない位置に設けられており、配線装置30を配線ダクト本体11に固定した後には当該操作部50の操作をロックするロック機構や、専用治具でなければ操作部50の操作ができないような機構を採用してもよい。これらの場合でも本実施形態と略同様の作用効果を有するものである。
本実施形態の配線装置を示した正面図 同上図1の配線装置を示した側面図 同上配線ダクト本体の要部を示した断面図 同上配線装置と配線ダクト本体とを接続した状態を示す説明図 同上図1の配線装置を用いて配線ダクトシステムを構成した状態を示す説明図
符号の説明
11・・・配線ダクト本体、30・・・配線装置、31・・・配線ダクト結合部、32・・・電気的接続端子、33・・・機械的接続端子、50・・・操作部、51・・・操作摘み、

Claims (4)

  1. 開口部を有する配線ダクト本体に配設される長尺状の配線ダクト結合部と;
    配線ダクト結合部の長手方向における両側面から出没可能に設けられた二対の電気的接続端子と;
    配線ダクト結合部の長手方向における両側面から突出可能に設けられた二対の機械的接続端子と;
    配線ダクト結合部の表面側に設けられ、電気的接続端子及び機械的接続端子を配線ダクト結合部の長手方向における両側面から突出自在に操作する操作部と;
    を具備していることを特徴とする配線装置。
  2. 操作部は、配線ダクト結合部の表面側から突出自在な操作摘みを有しており、当該操作摘みを回動させることで前記電気的接続端子及び機械的接続端子が配線ダクト結合部の長手方向における両側面から突出自在に可動することを特徴とする請求項1記載の配線装置。
  3. 操作部は、配線ダクト結合部の表面側から突出しない位置に設けられており、配線装置を配線ダクト本体に固定した後には当該操作部の操作をロックするロック機構を有することを特徴とする請求項1記載の配線装置。
  4. 電気機器が設けられる開口部を備える長尺のダクト本体と、ダクト本体の内側に長手方向に沿って設けられ、かつ、電気機器の対の接続端子と電気的接続するように設けられる対の導電部とを有する配線ダクト本体と;
    矩形状の主面を有し、前記主面と前記配線ダクト本体の表面部とが略面一となるように前記配線ダクト本体が配設される複数の板材と;
    隣り合う板材の各々の配線ダクト本体の開口部間に配設されて互いの配線ダクト本体を電気的及び機械的に接続する請求項1ないし3いずれか一記載の配線装置と;
    を具備していることを特徴とする配線ダクトシステム。
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