JP2001250649A - 配線ダクト用プラグ - Google Patents

配線ダクト用プラグ

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JP2001250649A
JP2001250649A JP2000059489A JP2000059489A JP2001250649A JP 2001250649 A JP2001250649 A JP 2001250649A JP 2000059489 A JP2000059489 A JP 2000059489A JP 2000059489 A JP2000059489 A JP 2000059489A JP 2001250649 A JP2001250649 A JP 2001250649A
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conductive line
line
plug
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JP2000059489A
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Masaru Imai
賢 今井
Satoshi Yajima
聡 矢島
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Panasonic Life Solutions Asahi Co Ltd
Original Assignee
Asahi National Lighting Co Ltd
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配線ダクトに設けた導電ラインとの接触安定性
が高く且つ栓刃の変形を防止することができる配線ダク
ト用プラグを提供する。 【解決手段】差込部15を配線ダクトの開口に挿入した
状態で、接続操作レバーの操作に応じて、配線ダクト内
に設けた導電ライン76に電気的に接続される位置と電
気的接続を解除する位置との間で回動自在な一対の栓刃
43を備える。各栓刃43は、それぞれの両側縁間の中
間の中心線と回動中心とが同一直線上にあり、先端縁間
の距離が導電ライン76間の距離に対応して導電ライン
76間の距離よりもやや大きく設定され、各栓刃43の
先端部43aは、上記中心線で区分される2つの部分の
うち導電ライン76への電気的接続のための回転時に先
に導電ライン76に近づく部分の形状が、先端縁に近づ
くほど上記中心線との距離を小さくする形状に形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井等に敷設され
た配線ダクトに機械的に結合されるとともに電気的に接
続される配線ダクト用プラグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、天井等に敷設される配線ダク
ト内に導電ラインを設けておき、配線ダクトに結合され
るプラグを通して照明負荷のような負荷に給電するよう
にした配線装置が提供されている。この種の配線装置に
用いる配線ダクトは、断面が矩形状であって下面に長手
方向に沿った開口を有している。つまり、下向きに開放
された断面コ字状の部分における両開口縁からそれぞれ
内鍔片が突設され、両内鍔片の先端縁間が開口になって
いる。また、配線ダクトの内側面には内鍔片を除く各片
にそれぞれ導電ラインが設けられる。両側片に設けられ
た一対の導電ラインは電源ライン(電圧線および接地
線)であり、上片に設けられた導電ラインはアースライ
ンになる。
【0003】プラグは配線ダクトの開口に挿入される差
込部を有し、差込部には内鍔片に係止されて落下を防止
する連結体と、導電ラインに接触することによって導電
ラインに電気的に接続される栓刃(集電子)とが設けら
れる。ここに、プラグには、栓刃を導電ラインに電気的
に接続される位置と電気的接続を解除する位置との間で
回動させるための接続操作レバーが設けられ、接続操作
レバーを操作することで栓刃を回動させることができ
る。
【0004】この種の配線装置は、例えばスポットライ
トのような灯具への給電に用いられ、灯具に一端部が結
合されているアームの他端をプラグに結合することによ
って灯具を吊下することができる。つまり、プラグと灯
具とによって照明器具を構成することができる。したが
って、配線ダクトの敷設されている範囲内で灯具の位置
を自由に調節することができ、美術館や博物館あるいは
商店などで要求される照明位置の調節が可能になるので
ある。
【0005】ところで、この種のプラグとしては、図5
に示すように、栓刃43’の先端部の形状が矩形状であ
って、差込部15を配線ダクトの開口に挿入し導電ライ
ン76と栓刃43’とを電気的に接続するために、上記
接続操作レバーの回転操作により栓刃43’を図5に実
線で示した位置から同図における時計回りに90度回転
させて、栓刃43’の先端縁を導電ライン76に圧接さ
せるものが考えられている(実開昭60−170990
号参照)。また、図6に示すように、栓刃43’の先端
部の形状が半円状であって、差込部15を配線ダクトの
開口に挿入し導電ライン76と栓刃43’とを電気的に
接続するために、上記接続操作レバーの回転操作により
栓刃43’を図6に実線で示した位置から同図における
時計回りに90度回転させて、栓刃43’の先端を導電
ライン76に点状に接触させるものが考えられている
(特開昭61−42884号公報参照)。また、図7に
示すように、栓刃43’の先端部の形状が三角形状であ
って、差込部15を配線ダクトの開口に挿入し導電ライ
ン76と栓刃43’とを電気的に接続するために、上記
接続操作レバーの回転操作により栓刃43’を図7に実
線で示した位置から同図における時計回りに90度回転
させて、栓刃43’の先端を導電ライン76に点状に接
触させるものが考えられている(特開昭61−4288
4号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
図5に示した形状の栓刃43’を備えたプラグでは、上
記接続操作レバーの回転操作により栓刃43’を図5に
おける時計回りに回転させた時に、まず栓刃43’の先
端部における一側のコーナ部が導電ライン76に接触
し、さらに操作力を作用させることによって、栓刃4
3’の両側縁間の中間の中心線と導電ライン76とが直
交し栓刃43’の先端部が導電ライン76に圧接するの
で、栓刃43’を回転させる時の操作力が大きく、操作
力を大きくし過ぎると、栓刃43’にねじれ方向の力が
加わり、栓刃43’が変形してしまう恐れがあった。
【0007】これに対して、上述の図6、図7に示した
形状の栓刃43’を備えた各プラグでは、各栓刃43’
を図6、図7における時計回りに回転させる時の操作力
を図5の栓刃43’を備えたプラグに比べて小さくする
ことができるが、栓刃43’が回転終了位置にある状態
(つまり、接続終了状態)での栓刃43’と導電ライン
76との接触面積が図5の栓刃43’に比べて小さくな
るので、接触抵抗が大きくなったり、接触不良が生じた
りする恐れがあった。なお、図5に示す栓刃43’の先
端部において上記時計回りに回転させた時に最初に導電
ライン76に接触する側のコーナ部の一部を切り欠いた
形状のものが特開昭59−165389号公報に提案さ
れているが、依然として操作力が大きく、栓刃43’が
変形してしまう恐れがあった。
【0008】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、配線ダクトに設けた導電ラインとの
接触安定性が高く且つ栓刃の変形を防止することができ
る配線ダクト用プラグを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、配線
ダクトの一面に長手方向に沿って形成された開口を通し
て配線ダクト内に挿入される差込部を備えた器体と、差
込部に設けられ配線ダクト内に互いに対向する形で前記
長手方向に沿って配設した導電ラインに先端部が当接し
て電気的に接続される位置と電気的接続を解除する位置
との間で回動自在な一対の栓刃とを備え、前記各栓刃
は、それぞれの両側縁間の中間の中心線と回動中心とが
同一直線上にあり、先端縁間の距離が導電ライン間の距
離に対応し、前記各栓刃の先端部は、前記中心線で区分
される2つの部分のうち導電ラインへの電気的接続のた
めの回転時に先に導電ラインに近づく部分の形状が、先
端縁に近づくほど前記中心線との距離を小さくする形状
に形成されてなることを特徴とするものであり、導電ラ
インへの電気的接続のための栓刃を回転させた場合に
は、まず栓刃の先端部において前記中心線を通る部位が
導電ラインに接触するので、栓刃がこの位置からさらに
回転する際には回転中心に向かって力が働くことにな
り、栓刃のねじれ方向に加わる力が小さくなるから、栓
刃が変形するのを防止することができ、また、栓刃の先
端部において前記中心線で区分される2つの部分のうち
導電ラインへの電気的接続のための回転時に後に導電ラ
インに近づく部分の先端縁が導電ラインに接触するの
で、栓刃の先端部を導電ラインに点状に接触させる場合
に比べて、栓刃と導電ラインとの接触信頼性を高めるこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に実施の形態を図面に基づい
て説明する。また、以下では図4に示すように、プラグ
Aに灯具Bを取り付けて照明器具を構成した例を示す。
プラグAを取り付ける配線ダクト70は、以下のように
構成されている。配線ダクト70のダクト本体71は、
断面矩形状に形成されるとともに下面に略全長に亙る開
口72を備えている。つまり、下向きに開放された断面
コ字状の部材の両脚片の先端部からそれぞれ中央片と平
行に内鍔片73を延設し、両内鍔片73の先端縁間が開
口72となるように形成されている。ダクト本体71に
おける各脚片の中間部には、中央片と平行に支持突片7
5が突設され、支持突片75の先端面には一方を電圧
線、他方を接地線とした導電ライン76が露出する。ま
た、中央片の内側面にも導電ラインが設けられ、この導
電ラインは接地ラインとなる。内鍔片73と支持突片7
5との間にはレール溝77が形成される。上述の構造を
有する配線ダクト70は、中央片を天井面に当接させた
形でねじのような固定具を用いて固定される。以下で
は、配線ダクト70の長手方向を前後方向、幅方向を左
右方向とする。
【0011】プラグAの器体1は、図2および図4に示
すように、合成樹脂成形品である左右の半ボディ11,
12を組立ねじ(図示せず)により結合したボディ10
と、ボディ10の下面側に覆着される合成樹脂成形品の
カバー20とにより構成される。
【0012】ボディ10は水平断面が長円状である本体
部14と、本体部14の上面に突設され本体部14より
も左右の幅寸法を小さく形成した差込部15とを一体に
備える。差込部15の幅寸法は配線ダクト70の開口7
2に挿入可能となるように設定されている。
【0013】カバー20は、ボディ10の本体部14の
外周と略連続する水平断面長円状の浅カバー部20a
と、浅カバー部20aの一部から下方に突出する水平断
面長円状の深カバー部20bとを連続一体に形成したも
のであって、浅カバー部20aの上面が開放されてお
り、浅カバー20aの上縁がボディ10の下面に当接す
る形でボディ10にカバー20が結合される。また、ボ
ディ10の下面周部には段差(図示せず)が形成され、
カバー20の上面周部に形成された段差(図示せず)と
噛合することによってボディ10とカバー20とが位置
決めされる。深カバー部20bの下壁の中央部には灯具
Bに設けたアーム78を差し込むための導入孔(図示せ
ず)が形成されている。なお、アーム78は取付ねじ8
0を用いて器体1に結合される。
【0014】プラグAは配線ダクト70に機械的に結合
する機能と電気的に接続する機能とを備えている。すな
わち、ボディ10は機械結合装置と電気接続装置40と
を保持している。
【0015】機械結合装置は、回転軸(図示せず)の上
端部に固定され配線ダクト70への機械的結合を行う金
属製の連結板33と、上記回転軸の下端部に固定され結
合操作レバー34を連続一体に有するカムとを備え、連
結板33は一つの内角を略45度に設定した平行四辺形
状に形成され、中心部が上記回転軸に対して回転しない
ように固定される。
【0016】ボディ10の差込部15における前後2箇
所には左右に貫通した格納孔(図示せず)が形成され
る。連結板33は一方の格納孔(図示せず)に対応する
位置に配置される。
【0017】ボディ10の側壁には、連結操作レバー3
4が挿通されるとともに連結操作レバー34が上記回転
軸を中心として略45度の範囲で移動可能となるように
形成したレバー挿通孔(図示せず)が形成される。しか
して、連結操作レバー34は前後方向にほぼ一致する位
置と、上から見て右回りに略45度回転した位置との間
で往復移動が可能になっている。
【0018】一方、電気接続装置40は、図3に示すよ
うな回転軸42を有し、回転軸42の上端部には配線ダ
クト70への電気的接続を行なう一対の栓刃43の上端
部が露出する。また回転軸42の下端部には電気接続操
作部としての接続操作レバー44を連続一体に備えるカ
ム45が固定される。栓刃43は上端部が逆L字状に折
曲され、栓刃43の下端部は回転軸42の上下方向の中
間部に露出する。回転軸42には栓刃43の下方におい
て栓刃43の先端部と同じ向きに突出する連結片42a
が連続一体に設けられ、回転軸42において連結片42
aよりも上には両栓刃43を絶縁する絶縁壁42bが突
設される。機械結合装置および電気接続装置40をボデ
ィ10に取り付けた状態では、連結片42aは連結板3
3と同じ高さ位置に設けられる。回転軸42の内部には
回転軸42に対して上下方向に移動可能で上方への抜け
止めがなされているアースピン41が挿通される。
【0019】栓刃43および連結片42aはボディ10
の差込部15に形成した他方の格納孔に対応する位置に
配置される。なお、ボディ10の上壁にはアースピン4
1の上端部が挿通される。
【0020】各半ボディ11,12には図示しない電極
板が保持され、各電極板の上端部には上記回転軸42の
上下方向の中間部に露出する栓刃43の下端部に弾接可
能にな刷子部が形成され、電極板の下端部は各半ボディ
11,12の内側面に沿って延長されボディ10の下面
から露出して端子部(図示せず)を形成する。端子部に
は端子ねじ(図示せず)が螺合し、灯具Bからアーム7
8内を通して導入された外部電線を端子ねじを用いて接
続するようになっている。
【0021】ボディ10の側壁には、図2に示すよう
に、接続操作レバー44が挿通されるとともに接続操作
レバー44が回転軸42を中心として略90度の範囲で
移動可能となるように形成したレバー挿通孔19が形成
される。しかして、接続操作レバー44は前後方向にほ
ぼ一致する位置と、上から見て左回りに略90度回転し
た位置との間で往復移動が可能になっている。
【0022】また、具体的な説明は省略するが、差込部
15から連結板33や栓刃43を突出させる際には、結
合操作レバー34の操作後に接続操作レバー44の操作
が許可され、また、差込部15から連結板33および栓
刃43が突出している状態からこれらを上記各格納孔に
収納する際には接続操作レバー44の操作後に結合操作
レバー34の操作が許可されるようにしてある。
【0023】このように操作順序を規定しておくことに
よって、配線ダクト70に結合したときには、連結片3
3による機械的結合の後に栓刃43による電気的接続が
なされることになり、落下しないように確実に取り付け
たことを確認した後に電気的接続を行なうことができ
る。逆に、配線ダクト70から外すときには、電気的に
切り離した状態で機械的結合を解除することができ、感
電のおそれがほとんどなく作業時の安全性が高くなる。
【0024】ところで、配線ダクト70の一側には逆組
防止片74が下向きに突設されており、この逆組防止片
74によって器体1を配線ダクト70に取り付ける向き
が規定されている。つまり、ボディ10の本体部14の
上面の一側縁には逆組防止片74と噛合するように逆組
防止溝84が形成されている。したがって、配線ダクト
70とボディ10との左右が逆転していると、配線ダク
ト70に対してボディ10が傾き、結合操作レバー30
を操作しようとしても連結板33が内鍔片73に当たる
ことでレール溝77に導入されず、配線ダクト70にボ
ディ10を固定することができなくなる。このようにし
て配線ダクト70に対するボディ10の向きが規定され
る。
【0025】本実施形態において用いる灯具Bは、アー
ム78がプラグAに対して上下方向の軸周りに360度
以内で回動自在に結合され、さらにアーム78と直交す
るように灯具Bに設けた軸着部としての軸部82によっ
て上下方向と直交する軸回りに回動可能になっている。
つまり、これらの軸着部により灯具Bの照射方向を変更
することができるようになっている。
【0026】ところで、本実施形態における各栓刃43
は、図1に示すように、それぞれの両側縁間の中間の中
心線と回動中心とが同一直線上にあり、先端縁間の距離
が導電ライン76間の距離に対応して導電ライン76間
の距離よりもやや大きく設定され、各栓刃43の先端部
43aは、上記中心線で区分される2つの部分のうち導
電ライン76への電気的接続のための回転時に先に導電
ライン76に近づく部分の形状が、先端縁に近づくほど
上記中心線との距離を小さくする形状に形成されてい
る。すなわち、栓刃43の先端部43aは、上記中心線
で区分される2つの部分のうち導電ライン76への電気
的接続のための回転時に先に導電ライン76に近づく部
分の形状が、直角三角形状の形状となっており、先端部
43a全体としては斜辺が1つだけの台形状の形状とな
っている。なお、上記アースピン41の中心軸は、上記
回動中心を通るように配置される。
【0027】しかして、本実施形態では、差込部15を
配線ダクト70の開口72に挿入し、導電ライン76へ
の電気的接続のための回転時において、当該回転の途中
でまず栓刃43の先端部43aの略中心(上記中心線が
通る部位)が導電ライン72に接触するので、栓刃43
がこの位置からさらに回転する際には回転中心へ向かっ
て(アースピン41に向かう向きへ)力が働くことにな
り、栓刃43のねじれ方向に加わる力が小さくなるか
ら、接続操作レバー44に作用させる操作力を小さくす
ることができ、栓刃43が変形するのを防止することが
できる。また、接続完了状態では、栓刃43の先端部4
3aにおいて上記中心線で区分される2つの部分のうち
導電ライン76への電気的接続のための回転時に後に導
電ライン76に近づく部分の先端縁が導電ライン76に
接触するので、栓刃43の先端部43aを導電ライン7
6に点状に接触させる場合に比べて、栓刃43と導電ラ
イン76との接触面積が大きくなり接触信頼性が向上す
る。また、図5に示した従来構成に比べて接続操作レバ
ー44による操作力が小さくなることによって、配線ダ
クト70の変形を防止することができるとともに、導電
ライン76への傷の発生を抑制できるので、接触信頼性
が向上する。
【0028】栓刃43の寸法に関連して、例えば図1中
に表記したように導電ライン76間の距離(17.9m
m)、栓刃43の上記中心線から一側縁までの距離
(2.7mm)、栓刃43の先端部43aのうち上記直
角三角形状の部分の高さ(2.5mm)、栓刃43の先
端部43aにおける各部の曲率半径を設定した場合、接
続操作レバー44の操作によって栓刃43を図1中に実
線で示した位置にある状態(つまり、図1における上下
方向に栓刃43の中心線が一致する状態)から栓刃43
を略90度回転させて栓刃43の先端縁を導電ライン7
6に当接させる過程において、当該回転中に栓刃43の
先端部43aはまず先端部43aの略中心(中心線が通
る部位)が導電ライン72に接触し、この位置から上記
回転が終了した位置までの回転角度θは略24度にな
る。
【0029】これに対し、図5中に表記したように導電
ライン76間の距離(17.9mm)、栓刃43の先端
部における両コーナ部の曲率半径を設定した場合には、
まず栓刃43’の先端部の一側のコーナ部が導電ライン
72に接触し、この位置から回転が終了した位置までの
回転角度θは略36度になる。同様に、図6中に表記し
たように導電ライン76間の距離(17.9mm)、栓
刃43の先端部の曲率半径を設定した場合には、まず栓
刃43’の先端部において栓刃43’の中心線を通らな
い部位が導電ライン72に接触し、この位置から回転が
終了した位置までの回転角度θは略約31度になる。同
様に、図7中に表記したように導電ライン76間の距離
(17.9mm)、栓刃43の先端部の寸法および曲率
半径を設定した場合には、まず栓刃43’の中心線を通
る先端が導電ライン72に接触し、この位置から回転が
終了した位置までの回転角度θは略35度になる。以上
の説明から分かるように本実施形態では、図5〜図7に
示した各従来例に比べて、上記回転角度θが小さくなっ
ている。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明は、配線ダクトの一面に
長手方向に沿って形成された開口を通して配線ダクト内
に挿入される差込部を備えた器体と、差込部に設けられ
配線ダクト内に互いに対向する形で前記長手方向に沿っ
て配設した導電ラインに先端部が当接して電気的に接続
される位置と電気的接続を解除する位置との間で回動自
在な一対の栓刃とを備え、前記各栓刃は、それぞれの両
側縁間の中間の中心線と回動中心とが同一直線上にあ
り、先端縁間の距離が導電ライン間の距離に対応し、前
記各栓刃の先端部は、前記中心線で区分される2つの部
分のうち導電ラインへの電気的接続のための回転時に先
に導電ラインに近づく部分の形状が、先端縁に近づくほ
ど前記中心線との距離を小さくする形状に形成されてな
るものであり、導電ラインへの電気的接続のための栓刃
を回転させた場合には、まず栓刃の先端部において前記
中心線を通る部位が導電ラインに接触するので、栓刃が
この位置からさらに回転する際には回転中心に向かって
力が働くことになり、栓刃のねじれ方向に加わる力が小
さくなるから、栓刃が変形するのを防止することができ
るという効果があり、また、栓刃の先端部において前記
中心線で区分される2つの部分のうち導電ラインへの電
気的接続のための回転時に後に導電ラインに近づく部分
の先端縁が導電ラインに接触するので、栓刃の先端部を
導電ラインに点状に接触させる場合に比べて、栓刃と導
電ラインとの接触信頼性を高めることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の要部の動作説明図である。
【図2】同上を示し、(a)は使用状態の側面図、
(b)は使用状態の平面図である。
【図3】同上に用いる電気接続装置を示す斜視図であ
る。
【図4】同上の使用状態を示す斜視図である。
【図5】従来例の要部の動作説明図である。
【図6】他の従来例の要部の動作説明図である。
【図7】別の従来例の要部の動作説明図である。
【符号の説明】
1 器体 15 差込部 43 栓刃 43a 先端部 70 配線ダクト 72 開口 76 導電ライン A プラグ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線ダクトの一面に長手方向に沿って形
    成された開口を通して配線ダクト内に挿入される差込部
    を備えた器体と、差込部に設けられ配線ダクト内に互い
    に対向する形で前記長手方向に沿って配設した導電ライ
    ンに先端部が当接して電気的に接続される位置と電気的
    接続を解除する位置との間で回動自在な一対の栓刃とを
    備え、前記各栓刃は、それぞれの両側縁間の中間の中心
    線と回動中心とが同一直線上にあり、先端縁間の距離が
    導電ライン間の距離に対応し、前記各栓刃の先端部は、
    前記中心線で区分される2つの部分のうち導電ラインへ
    の電気的接続のための回転時に先に導電ラインに近づく
    部分の形状が、先端縁に近づくほど前記中心線との距離
    を小さくする形状に形成されてなることを特徴とする配
    線ダクト用プラグ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006311695A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Toshiba Lighting & Technology Corp 配線装置および配線ダクトシステム
JP2008251503A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Matsushita Electric Works Ltd 配線システム
KR200479735Y1 (ko) 2015-11-19 2016-03-02 주식회사 예도전기조명 스팟조명 레일용 접지형 연결어댑터
KR200486647Y1 (ko) * 2016-12-20 2018-07-17 강낙원 접지기능이 구비된 레일용 스팟조명 연결어댑터

Cited By (4)

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