JP7315901B2 - 照明器具 - Google Patents

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本発明の実施形態は、配線ダクトに装着される照明器具に関する。
従来、天井などに設置された配線ダクトの任意の位置に装着して使用する照明器具が知られている。配線ダクトは連結部を介して複数の配線ダクトが一体に連結可能となっており、どの配線ダクトにも照明器具を装着して使用することが可能となっている。
しかし、照明器具は、連結部を介して複数の配線ダクトが一体に連結されている場合でも、1つの配線ダクトにしか装着できず、装着位置が制限されている。
特開2012-204140号公報
本発明は、配線ダクトに対する装着位置の自由度を高めることができる照明器具を提供することを目的とする。
実施形態の照明器具は、複数の配線ダクトが連結部を介して連結される配線ダクト装置に装着される照明器具である。照明器具は、器具本体と、器具本体に設けられる取付機構を備える。器具本体は、2つの配線ダクトを跨いで配置する。取付機構は、2つの配線ダクトを跨いで配置される器具本体を配線ダクトに着脱可能に取り付ける。器具本体は、配線ダクト装置に対向する対向面部と、対向面部の長手方向の複数箇所から突出して配線ダクトに当接され、対向面部と配線ダクトとの間に連結部の一部が配置される隙間を形成する当接部と、対向面部と配線ダクトとの間の隙間を覆う覆い部と、を有する
実施形態の照明器具によれば、配線ダクトに対する装着位置の自由度を高めることが期待できる。
一実施形態を示す照明器具および配線ダクト装置の斜視図である。 同上照明器具を配線ダクト装置に装着した斜視図である。 同上配線ダクト装置の分解状態の斜視図である。 同上照明器具を装着した配線ダクト装置の断面図である。 同上照明器具および配線ダクト装置の断面図である。 同上照明器具の取付機構の斜視図である。 同上照明器具の接続機構の斜視図である。
以下、一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1ないし図5において、10は配線ダクト(配線レール)である。この配線ダクト10は、レール状で長尺に設けられており、天井面などの設置面に設置され、長手方向の任意の位置に照明器具を機械的および電気的に接続して使用可能としている。
配線ダクト10は、ダクト本体11、このダクト本体11内の長手方向に交差する幅方向(短手方向)の両側に配設される一対の絶縁体12、およびこれら絶縁体12にそれぞれ取り付けられた一対の導体13を備えている。
ダクト本体11は、金属製で、略四角形の中空状に設けられている。ダクト本体11の下面中央には、開口部11aが長手方向に沿って設けられている。ダクト本体11の下部には開口部11aの両側に支持縁部11bが設けられている。ダクト本体11の下部一側には極性用突起11cが下方に向けて突設されている。
一対の絶縁体12は、導体13を支持し、ダクト本体11内で開口部11aの両側に配置されている。
一対の導体13は、金属板によって構成され、一対の絶縁体12によりダクト本体11内で開口部11aの両側に互いに対向して配置されている。そして、一対の導体13には、交流電源または直流電源などの所定の外部電源が通電される。
また、14は配線ダクト装置で、複数の配線ダクト10と、隣り合う2つの配線ダクト10を機械的および電気的に一体に連結する連結部15を備えている。配線ダクト10は、単独で使用可能としているが、連結部15を介して複数の配線ダクト10を一体に連結することでも使用可能としている。
連結部15は、2つの配線ダクト10が長手方向に沿って直線状に配置されるように連結する。連結部15は、連結本体部16、この連結本体部16の両端から突出された差込部17を有している。差込部17は配線ダクト10内に差し込まれて連結され、連結部15を介して2つの配線ダクト10を機械的に連結する。差込部17の両側には、配線ダクト10の一対の導体13にそれぞれ電気的に接続される一対の端子18が設けられている。両端の差込部17の一対の端子18がそれぞれ電気的に接続され、2つの配線ダクト10を電気的に接続する。
連結部15の上面および短手方向の両側面は、差込部17が差し込まれて連結された配線ダクト10の上面および短手方向の両側面と略同一面に形成されている。連結部15の連結本体部16の下部側には、配線ダクト10の下面側(極性用突起11cを含む)よりも下方に向けて突出部16aが突出されている。
次に、図1ないし図5において、20は照明器具である。この照明器具20は、配線ダクト装置14の長手方向の任意の位置に機械的および電気的に接続されて使用される。すなわち、照明器具20は、配線ダクト装置14の1つの配線ダクト10の長手方向の任意の位置に機械的および電気的に接続されて使用可能とするとともに、連結部15を介して連結された2つの配線ダクト10に跨った位置に機械的および電気的に接続されて使用可能とする。
照明器具20は、例えば、2フィート、4フィート、8フィートの長さとする長尺形照明器具である。照明器具20は、発光領域が長手方向に沿ってライン状に連続するベースライトなどである。
照明器具20は、本体としての器具本体21、この器具本体21の下面に着脱可能に取り付けられる光源部としての光源ユニット(光源バー)22、器具本体21の長手方向の2箇所に設けられた取付機構23、器具本体21の長手方向の1箇所に設けられた接続機構24、および器具本体21内に配置される電源ユニット25などを備えている。本実施形態では、取付機構23が器具本体21の両端側の2箇所に設けられ、接続機構24が器具本体21の2箇所の取付機構23の間であって器具本体21の長手方向の略中央に設けられている。なお、以下、照明器具20の各構成について、照明器具20の長手方向に対して交差する方向を幅方向という。
器具本体21は、ベース28、およびこのベース28の長手方向の両端に配置される端板29を備えている。
ベース28は、金属板によって形成されており、天板部30、およびこの天板部30の幅方向の両側から下方へ向けて折曲された側板部31を有している。
天板部30には、配線ダクト装置14の下面側に対向される対向面部32が設けられている。対向面部32は、天板部30の最上位高さ位置よりも低く窪んだ状態で天板部30の長手方向の全長域に亘って設けられている。
対向面部32の長手方向の両端部位置、および対向面部32の長手方向の略中央位置に、配線ダクト装着14に装着された際に配線ダクト10の下面に当接される当接部33がそれぞれ上方に突出されている。当接部33により、対向面部32と配線ダクト10との間に連結部15の下部側の一部が配置可能とする隙間Aが形成される。当接部33は、対向面部32から切り起こして一体に突出形成されている。当接部33は、長手方向の両端が対向面部32から切り離され、短手方向の両側が対向面部32から連続するように切り起こされている。
対向面部32からの当接部33の突出高さは、配線ダクト10に連結された連結部15の下部側が配線ダクト10の下面から突出する突出高さよりも大きい関係にある。対向面部32の略中央位置の当接部33の長手方向の長さは、対向面部32の両端部位置の当接部33の長手方向の長さよりも長い関係にある。器具本体21の長手方向に隣り合う当接部33間の距離は、連結部15の連結本体部16の長手方向の長さよりも長い関係にある。当接部33の短手方向の幅は、配線ダクト10に対して器具本体21をどの向きで装着する場合でも、配線ダクト10の極性用突起11cに当たらない幅になっている。
対向面部32の両端部位置の当接部33には、取付機構23が設けられており、取付機構23が挿通配置される挿通開口34が開口形成されている。略中央位置の当接部33には、接続機構24が設けられており、接続機構24が挿通配置される挿通開口35が開口形成されている。
対向面部32の短手方向の両側には、覆い部36が上方に突出されている。覆い部36は、当接部33との間に間隙をあけて、つまり当接部33との間に対向面部32の一部を挟んで、対向面部32の長手方向に沿って突出されている。対向面部32からの覆い部36の突出高さは、当接部33の突出高さと略同じに関係にある。覆い部36は、器具本体21に屈曲形成されており、器具本体21の補強部としても機能する。覆い部36の位置は、配線ダクト10に対して器具本体21をどの向きで装着する場合でも、配線ダクト10の極性用突起11cに当たらない位置になっている。
なお、このような照明器具では、配線ダクト10に装着する方向が決まっているものが存在し、装着する方向が決まっている照明器具においては、反対向きに装着すると、器具本体21の上面が配線ダクト10のダクト本体11に設けられている極性用突起11cに当たって取り付けることができないようになっている。配線ダクト10に装着する方向が決まっていない照明器具においては、本実施形態の照明器具20のように、器具本体21の上面に、どの向きでも極性用突起11cに当たらずに配線ダクト10の下面に当接する複数の当接部33を設けることで、配線ダクト10に対してどの向きでも取り付けることができる。例えば、図4に示すように、対向面部32から当接部33が突出されている位置では、当接部33と覆い部36との間に配線ダクト10の極性用突起11cが進入して対向面部32に対向され、また、図5に示すように、対向面部32から当接部33が突出されていない位置では、配線ダクト10の極性用突起11cが両側の覆い部36間に進入して対向面部32に対向され、配線ダクト10に対してどの向きでも取り付けることができる。
両側の側板部31のうち、いずれか一方の側板部31の長手方向の略中央位置には、接続機構24の操作用の操作用開口37が形成されている。操作用開口37は、器具本体21の長手方向に細長いスリット状に形成されている。
端板29は、ベース28の端部に取り付けられる。端板29は、ベース28の端部形状に対応した形状に形成されている。端板29には取付機構23の操作用の操作用開口(ボタン用開口)39が形成されている。
また、光源ユニット22は、光源モジュール41、この光源モジュール41を下面に配置する光源シャーシ42、光源モジュール41を覆って光源シャーシ42に取り付けられる透光カバー43、およびこの透光カバー43の両端に配置される端面カバー44を備えている。
光源モジュール41は、長尺な基板45、およびこの基板45の下面側に実装された複数の発光素子(半導体発光素子)46を備えている。発光素子46は例えば表面実装形LEDで、複数の発光素子46が基板45の長手方向に沿って1列または複数列に実装されている。なお、発光素子46は、LEDに限らず、有機ELなどの他の素子でもよい。
光源シャーシ42は、金属板によって長尺に構成され、下面に光源モジュール41が取り付けられる。
透光カバー43は、透光性および拡散性を有し、光源シャーシ42の幅方向の両側に係合して取り付けられる。透光カバー43は、長手方向に沿ってライン状に発光する発光領域となる。
端面カバー44は、透光カバー43の端部に取り付けられる。端面カバー44は、非透光性または透光性のいずれでよい。
そして、光源ユニット22は、器具本体21の下面に例えばばねを用いた図示しない着脱機構によって着脱可能に取り付けられる。
また、取付機構23は、器具本体21の両端部位置の当接部33に設けられ、配線ダクト10に対して器具本体21を着脱可能に取り付ける。
図4および図6に示すように、取付機構23は、配線ダクト10内に開口部11aから挿入される挿入部48、この挿入部48の幅方向の両側面から進退可能とする爪部49、これら爪部49を突出方向に付勢する図示しないばね、および爪部49をばねの付勢に抗して後退移動させる操作体50を備えている。
挿入部48は、器具本体21の長手方向に長い直方体形状に設けられている。挿入部48は、器具本体21の当接部33の挿通開口34を挿通して器具本体21の上方に突出された状態で器具本体21に取り付けられている。
爪部49は、上面側が先端部に向かって下降傾斜する傾斜面に設けられ、下面側が挿入部48の側面に対して略垂直となる係止面に設けられている。爪部49は、挿入部48の幅方向の両側面に設けられた爪用開口51を通じて、挿入部48の両側面から配線ダクト10の長手方向と交差する方向に進退し、配線ダクト10の支持縁部11b上に着脱可能に係止する。すなわち、各爪部49は、挿入部48の側面から突出して配線ダクト10の支持縁部11b上に係止する係止位置と、挿入部48内に後退して配線ダクト10の支持縁部11bとの係止を解除する係止解除位置との間で移動可能とする。また、挿入部48の一側面から進退する一側の爪部49と、挿入部48の他側面から進退する他側の爪部49とは、進退する方向(挿入部48の幅方向)において互いに重ならない位置に配置されている。すなわち、一側の爪部49と他側の爪部49とは、挿入部48の長手方向に位置をずらして配置されている。なお、一側の爪部49と他側の爪部49とは、挿入部48の長手方向に位置をずらさずに、対向するように配置されていてもよい。
操作体50は、挿入部48の下側で、器具本体21に対して長手方向にスライド可能に支持されている。操作体50は、端板29の操作用開口39から外部に突出する操作部52を有している。そして、操作部52を器具本体21内に押し込むように押動操作することにより、操作体50が長手方向に沿って移動し、例えば操作体50が有する傾斜部により各爪部49をばねの付勢に抗して挿入部48内に後退移動させることが可能となっている。また、操作部52の押動操作を解除すると、ばねの付勢によって各爪部49が挿入部48から突出するとともに操作体50がスライドする。
図4および図6には一方の取付機構23を示したが、他方の取付機構23も同じ構造が用いられ、向きを変えて器具本体21の他端側に取り付けられる。
なお、取付機構23は、このような構成に限らず、例えば一対の係止部が90°回動して配線ダクト10に着脱する回動式でもよい。また、取付機構23を配線ダクト10に対する係止を解除させる操作部は、器具本体21の一側面に設けてもよい。したがって、取付機構23は、配線ダクト10に機械的に着脱可能で、操作部により係止解除することができれば、どのような構成を用いてもよい。
また、図1および図7に示すように、接続機構24は、器具本体21の略中央位置の当接部33に設けられ、配線ダクト10に対して少なくとも電気的に接続される。
接続機構24は、配線ダクト10に少なくとも電気的に接続される給電プラグである接続部54、およびこの接続部54を配線ダクト10に対して係脱させる操作体55を備えている。
接続部54は、器具本体21に対して、器具本体21の当接部33の挿通開口35を挿通して器具本体21の上方に突出された状態に支持されている。接続部54は、配線ダクト10に対しての接続位置(図7に示す位置)と、配線ダクト10に対しての接続解除位置(図7に示す接続位置から時計回り方向に90°回動した位置)との間で回動可能としている。
接続部54は、配線ダクト10の開口部11aの幅よりも小さい幅のプラグ部56、このプラグ部56の側面から突出する一対の係止部57および一対の端子58を有している。一対の係止部57は、プラグ部56から反対向きに突出され、幅は配線ダクト10の開口部11aの幅よりも小さくプラグ部56と同じ幅に設けられており、配線ダクト10の支持縁部11bに係脱可能とする。一対の端子58は、プラグ部56から反対向きで一対の係止部57と同じ方向に突出されており、配線ダクト10の一対の導体13に接続可能とする。本実施形態の接続部54は、一対の係止部57および一対の端子58を有していることにより、配線ダクト10に対して機械的および電気的に接続される。
操作体55は、レバー状に設けられ、接続部54に連結されて接続部54と一体に回動可能としている。操作体55は、器具本体21の操作用開口37から外部に突出配置される操作部59を有している。そして、操作部59を器具本体21の操作用開口37の長手方向に沿って移動するように回動操作をすることにより、接続部54が回動し、上述したように、配線ダクト10内の一対の導体13に対して接続部54の一対の端子58が係脱されるとともに、配線ダクト10の一対の支持縁部11bに対して接続部54の一対の係止部57が係脱される。
なお、器具本体21の上面から突出する取付機構23の挿入部48の高さは、器具本体21の上面から突出する接続部54の高さよりも高い関係にある。
なお、接続機構24は、このような構成に限らず、例えば、配線ダクト10に挿入される挿入部の両側面に一対の端子が進退可能に配置し、操作部の操作により一対の端子が配線ダクト10の一対の導体13に係脱するように構成してもよい。また、操作部が器具本体21の長手方向にスライドすることにより、一対の端子58が配線ダクト10の一対の導体13に係脱するように構成してもよい。したがって、接続機構24は、配線ダクト10に少なくとも電気的に接続可能で、操作部により係脱することができれば、どのような構成を用いてもよい。
また、電源ユニット25は、器具本体21内に配置される。
また、電源ユニット25は、器具本体21内で、一端側の取付機構23と中央の接続機構24との間に配置されている。電源ユニット25は、器具本体21の天板部30の下面側にねじ止めなどにより取り付けられている。そして、電源ユニット25は、接続部54を通じて供給される外部電源を、光源モジュール41の発光素子46を点灯させる所定の点灯電源に変換して光源モジュール41に供給する。
次に、このように構成された照明器具20の施工について説明する。
配線ダクト装置14は、予め天井などの設置面に設置する。
照明器具20を施工するにあたって、接続機構24の接続部54は図1に示す接続位置から時計回り方向に90°回動した接続解除位置に位置させる。仮に接続部54が図1に示す接続位置に位置している場合には、操作部59を器具本体21の長手方向に移動させて接続部54を回動させ、接続部54を接続解除位置に位置させる。
施工作業する作業者は、照明器具20の長手方向の2箇所を両手で支えながら、照明器具20の両端に配置された取付機構23の挿入部48の上部側を配線ダクト10の開口部11aに嵌合挿入し、照明器具20を配線ダクト10に押し上げる。
このとき、器具本体21の上面から突出する取付機構23の挿入部48の高さが接続機構24の接続部54の高さよりも高い関係にあるため、器具本体21の両端に配置された取付機構23の挿入部48の上部側を配線ダクト10の開口部11aに嵌合挿入することにより、器具本体21の中央に配置された接続機構24の接続部54が配線ダクト10の開口部11aに対して位置決めされ、照明器具20の押し上げに伴って接続機構24の接続部54が配線ダクト10の開口部11aに自動的に挿入される。
照明器具20を配線ダクト10に押し上げることにより、取付機構23の挿入部48の両側面から突出する一対の爪部49の上面の傾斜面が配線ダクト10の両側の支持縁部11bに当接し、ばねの付勢に抗して一対の爪部49が挿入部48内に後退する。
一対の爪部49が配線ダクト10の両側の支持縁部11bの上方に押し上げられると、ばねの付勢によって一対の爪部49が挿入部48の側面から突出し、配線ダクト10の両側の支持縁部11b上に係止される。
器具本体21の両端の取付機構23が配線ダクト10に係止されれば、照明器具20は配線ダクト10に支持され、作業者が照明器具20から手を離しても落下することがない。器具本体21の両端の取付機構23が配線ダクト10に係止されているが、接続機構24はまだ接続していない状態では、照明器具20を配線ダクト10の長手方向に沿って移動させることが可能で、照明器具20の取付位置を調整することができる。
そして、器具本体21の側面に位置する接続機構24の操作部59を器具本体21の長手方向に移動させ、接続部54を接続解除位置から接続位置に回動させる。
接続部54を接続位置に回動させることにより、一対の係止部57が配線ダクト10の両側の支持縁部11bと絶縁体12との間に係合して固定されるとともに、一対の端子58が配線ダクト10の両側の導体13に接触して電気的に接続される。係止部57の厚みは支持縁部11bと絶縁体12との間の間隔と略同じで、係止部57の高さ方向の遊びがなくなるため、照明器具20は、配線ダクト10に機械的に固定され、配線ダクト10の長手方向に沿っても動かすこともできなくなる。
このようにして照明器具20の施工が完了し、1人の作業者でも容易に施工することができる。
また、照明器具20は、1つの配線ダクト10の任意の位置に装着できる他、2つの配線ダクト10に跨った位置にも装着することもできる。
この場合、照明器具20のいずれか一方の端部側の取付機構23と中央側の接続機構24との間を配線ダクト装置14の連結部15の位置に合わせ、照明器具20を配線ダクト装置14に装着する。
これにより、器具本体21の対向面部32から突出する複数の当接部33が配線ダクト10の下面側に当接し、取付機構23と接続機構24との間つまり長手方向に隣り合う当接部33間の対向面部32が配線ダクト10の下面側との間に隙間Aを介して対向する。この隙間Aの高さは、接続部15の接続本体部16の下面側から突出する突出部16aの突出高さよりも高いため、接続部15の突出部16aが器具本体21に接触することなく隙間A内に収容される。
器具本体21と配線ダクト10の下面側との間に隙間Aが生じるが、器具本体21の両側に突出する覆い部36により隙間Aが隠蔽される。
この場合にも、接続機構24を接続する前の状態では、当接部33が連結部15の連結本体部16に当接しない範囲内で、照明器具20を配線ダクト10の長手方向に沿って移動させることが可能で、照明器具20の取付位置を調整することができる。
また、複数の照明器具20を長手方向に連続して配線ダクト装置14に配設することができる。この場合、複数の照明器具20を配置するピッチと配線ダクト装置14の配線ダクト10のピッチとの関係で、照明器具20が連結部15で連結された2つの配線ダクト10に跨る位置に配置することになる場合でも、照明器具20を長手方向に連続して配線ダクト装置14に配設することができる。なお、複数の照明器具20を長手方向に隣り合って配設する際に、隣接する照明器具20に操作部52が押されて取付機構23の爪部49が配線ダクト10から外れることを防ぐために、操作部52は照明器具20の端面から突出しない構造となっている。しかも、この構造だと、光の照射方向から操作部52が見えないため、意匠性がよい。
そして、配線ダクト10の一対の導体13に所定の外部電源を通電することにより、一対の導体13から接続部54の一対の端子58を通じて電源ユニット25に外部電源が供給される。電源ユニット25によって変換された点灯電源が光源モジュール41に供給され、光源モジュール41の発光素子46が点灯し、光が透光カバー43を通じて照明空間に照射される。点灯時には、透光カバー43の発光領域が長手方向に沿ってライン状に連続する。
また、照明器具20を配線ダクト装置14から取り外す場合には、作業者は、まず、接続機構24の操作部59を器具本体21の長手方向に移動させ、接続部54を接続解除位置に回動させる。
接続部54を接続解除位置に回動させることにより、一対の係止部57が配線ダクト10の両側の支持縁部11b上から外れて開口部11a上に位置するとともに、一対の端子58が配線ダクト10の両側の導体13から外れて開口部11a上に位置する。
続いて、作業者は、照明器具20を支えながら、取付機構23の操作部52を照明器具20の長手方向から押動操作し、取付機構23の挿入部48の両側面から突出する一対の爪部49をばねに抗して挿入部48内に後退させ、一対の爪部49を配線ダクト10の両側の支持縁部11b上から外す。
照明器具20を一対の爪部49が配線ダクト10の両側の支持縁部11bよりも下降させた後、操作部52の操作を解除する。
そして、このように構成された本実施形態の照明器具20は、連結部15で連結された2つの配線ダクト10を跨いで配置することができるため、配線ダクト10に対する装着位置の自由度を高めることができる。
また、配線ダクト装置14に対向する器具本体21の対向面部32に、この対向面部32から突出して配線ダクト10に当接する複数の当接部33を設けたため、対向面部32と配線ダクト10との間に隙間Aを形成し、この隙間Aに連結部15の突出部16aを配置することができ、照明器具20を2つの配線ダクト10を跨いで配置する構成を実現できる。
また、器具本体21の対向面部32と配線ダクト10との間の隙間Aを器具本体21に設けた覆い部36で覆うため、意匠性を向上できるとともに、隙間Aへの塵埃の進入を低減できる。
また、器具本体21の長手方向に隣り合う当接部33間の距離は、連結部15の連結本体部16の長さよりも長いため、照明器具20を2つの配線ダクト10を跨いで配置する構成を実現できる。
また、器具本体21の当接部33の位置に取付機構23を設けているため、器具本体21を配線ダクト10に確実に取り付けることができる。
また、器具本体21の当接部33の位置に接続機構24を設けているため、配線ダクト10に電気的に接続することができる。
なお、取付機構23は、器具本体21の両端近傍位置に限らず、器具本体21の両端部よりも中央側に寄せて配置してもよい。また、取付機構23は、器具本体21の長手方向の3箇所以上に設けてもよい。
さらに、接続機構24は、器具本体21の中央位置に限らず、器具本体21の中央から一端側にずれた位置でもよく、取付機構23よりも器具本体21の端部側に配置してもよい。
また、照明器具20は、電源ユニットを備えなくてもよい。この場合、電源ユニットは別置きとし、この電源ユニットから配線ダクト10の導体13に点灯電源を供給するようにしてもよい。
また、取付機構23は、操作体50を備えていなくてもよい。この場合、配線ダクト10に取り付けるときの爪構造の動きは上記実施形態と同様とし、配線ダクト10から取り外すときには、照明器具20の重さでは解除されないが、照明器具20の重さ以上の力で取り外し動作を行ったときに始めて爪構造が配線ダクト10から外れて取り外すことができるように構成してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 配線ダクト
14 配線ダクト装置
15 連結部
20 照明器具
21 器具本体
23 取付機構
24 接続機構
32 対向面部
33 当接部
36 覆い部
A 隙間

Claims (4)

  1. 複数の配線ダクトが連結部を介して連結される配線ダクト装置に装着される照明器具であって、
    2つの前記配線ダクトを跨いで配置される器具本体と;
    前記器具本体に設けられ、2つの前記配線ダクトを跨いで配置される前記器具本体を前記配線ダクトに着脱可能に取り付ける取付機構と;
    を備え
    前記器具本体は、前記配線ダクト装置に対向する対向面部と、この対向面部の長手方向の複数箇所から突出して前記配線ダクトに当接され、前記対向面部と前記配線ダクトとの間に前記連結部の一部が配置される隙間を形成する当接部と、前記対向面部と前記配線ダクトとの間の前記隙間を覆う覆い部と、を有する
    ことを特徴とする照明器具
  2. 前記器具本体の長手方向に隣り合う前記当接部間の距離は、前記連結部の長さよりも長い
    ことを特徴とする請求項記載の照明器具。
  3. 前記取付機構は、前記当接部の位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の照明器具。
  4. 前記当接部の位置に設けられ、前記配線ダクトに電気的に接続される接続機構をさらに備える
    ことを特徴とする請求項ないしいずれか一記載の照明器具。
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