JP2006310561A - 真空処理装置および真空処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉手段で仕切られた2つの真空室間で被処理物を搬出入する際に、それぞれの真空室の内部のガスが互いの真空室内で混じり合うことを防止し、互いの真空室を汚染することのない真空処理装置および方法を提供する。
【解決手段】ロードロック室3、搬送室4、処理室5、搬送室4と処理室5との間には密閉空間となる中間通路102を備えている。中間通路102には、内部のガスを排気するための第4排気配管104が接続され、第4排気配管104は、末端を第4真空ポンプ105に接続されている。そして、中間通路102の内部圧力は、第3,4ゲートバルブ8,103が開放している間は、常に、第4真空ポンプ105で強制排気することで、搬送室4および処理室5の内部圧力よりも低圧に制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置や液晶パネルなどの電子デバイスの製造工程で用いられる、例えば、プラズマCVD装置、スパッタ装置、ドライエッチング装置のような複数の真空室間で被処理物を搬送して所定の処理を施す真空処理装置および真空処理方法に関する。
従来の真空処理装置の一例として、プラズマCVD装置を図5に示す。図5はプラズマCVD装置の概略構成の縦断面図である。
このプラズマCVD装置1は、被処理物としての半導体ウェーハ2上に成膜するための装置であって、真空室として、ロードロック室3、搬送室4、および処理室5を備えている。
外部とロードロック室3との間は第1ゲートバルブ6を介して、ロードロック室3と搬送室4との間は第2ゲートバルブ7を介して、また、搬送室4と処理室5との間は第3ゲートバルブ8を介して、それぞれ被処理物を搬送可能に連通配置されている。
ロードロック室3には、不活性ガスとして例えば、窒素ガスを供給するための第1窒素供給配管9、および内部のガスを排気するための第1排気配管10が接続されている。また、第1排気配管10は、末端を第1真空ポンプ11に接続されている。
尚、ロードロック室3は、通常、第1窒素供給配管9から窒素ガスが供給され、第1排気配管10から排気されることにより、常に、窒素雰囲気に保たれている。
搬送室4には、窒素ガスを供給するための第2窒素供給配管12、および内部のガスを排気するための第2排気配管13が接続されている。また、第2排気配管13は、末端を第2真空ポンプ14に接続されている。そして、第2排気配管13には、第2排気配管13を開閉するためのストップバルブ15が介装されている。ストップバルブ15は、例えば、電磁弁とすることができる。また、搬送室4には、処理室5との間およびロードロック室3との間で半導体ウェーハ2の搬送を行うための搬送ロボット16が配備されている。
尚、搬送室4は、通常、第2窒素供給配管12から窒素ガスが供給され、ストップバルブ15を開にして第2排気配管13から排気されることにより、常に、窒素雰囲気に保たれている。
処理室5には、成膜の原料ガスを供給するための原料ガス供給配管17、および内部のガスを排気するための第3排気配管18が接続されている。また、第3排気配管18は、末端を第3真空ポンプ19に接続されている。
尚、処理室5の内部のガスは、第3排気配管18から常に排気され、処理室5の内部圧力は搬送室4の内部圧力より低く制御されている。これは、第3ゲートバルブ8が開いたときに処理室5の有害なガスが搬送室4を経由して外部に流出すること防止するという安全面の理由に加えて、有害なガスで搬送室4の複雑な構造の搬送ロボット16が汚染されないようにして、面倒な洗浄作業を不要とする工数面の理由からである。
また、動作制御部20は、第1〜3のゲートバルブ6,7,8とストップバルブ15の開閉動作、各種ガスの供給/停止ならびに第1〜3真空ポンプ11,14,19による各真空室3,4,5の圧力調整、および搬送ロボット16の動作なども制御するようになっている。尚、上記では、真空ポンプは真空室毎に個別に配置することで説明したが、動作制御部20の制御により共用できるものは共用してもよい。
次に、このようなCVD装置1の動作について説明する。先ず、第2,3ゲートバルブ7,8を閉じた状態で、第1ゲートバルブ6を開け、作業者等により、半導体ウェーハ2(カセット収納形態)をロードロック室3に収容した後、第1ゲートバルブ6を閉じる。第1ゲートバルブ6が開いている間は、外気とロードロック室3の内部のガスは混じり合うが、第1ゲートバルブ6を閉じた後は、第1窒素供給配管9からは窒素ガスが供給され、内部のガスは第1排気配管10から第1真空ポンプ11により排気されているので、一定時間経過後は、ロードロック室3は窒素雰囲気となる。
次に、第1,3ゲートバルブ6,8を閉じた状態で、第2ゲートバルブ7を開け、搬送ロボット16でロードロック室3の半導体ウェーハ2を搬送室4に搬入した後、第2ゲートバルブ7を閉じる。第2ゲートバルブ7が開いている間は、ロードロック室3の内部のガスと搬送室4の内部のガスは混じり合うが、第2ゲートバルブ7を閉じた後は、それぞれ第1,2窒素供給配管9,12からは窒素ガスが供給され、内部のガスは(搬送室4についてはストップバルブ15を開にして)第1,2排気配管10,13から第1,2真空ポンプ11,14により排気されているので、一定時間経過後は、ロードロック室3および搬送室4は窒素雰囲気となる。
その後、ストップバルブ15を閉じる。これは、このあと第3ゲートバルブ8を開くときに、第2排気配管13から外気(酸素など)が導入され、搬送室4を経て、搬送室4より低圧な処理室5に流入することを防止するためであり、第3ゲートバルブ8が開いているときは、第2ゲートバルブ7およびストップバルブ15は開かないようになっている。このとき第2窒素供給配管12からの窒素ガスの供給は停止することとしてもよい。
次に、第1,2ゲートバルブ6,7を閉じた状態で、第3ゲートバルブ8を開け、搬送ロボット16で搬送室4の半導体ウェーハ2を処理室5に搬入した後、第3ゲートバルブ8を閉じる。第3ゲートバルブ8が開いている間は、処理室5の内部圧力は搬送室4の内部圧力より低圧に制御されているため、図中破線矢印で示すように、搬送室4の内部のガスが処理室5に流入する。尚、第3ゲートバルブ8を閉じた後は、第2窒素供給配管12からは窒素ガスが供給され、内部のガスはストップバルブ15を開にして第2排気配管13から第2真空ポンプ14により排気されているので、一定時間経過後は、搬送室4は窒素雰囲気となる。
その後、処理室5の内部圧力を第3真空ポンプ19により所定の圧力に制御して、原料ガス供給配管17から原料ガスを処理室5に供給し、半導体ウェーハ2上に所定の成膜処理を施す。
処理後の半導体ウェーハ2を搬出する場合は、上述の搬入操作と逆の搬出操作を行う。先ず、第1,2ゲートバルブ6,7およびストップバルブ15を閉じた状態で、第3ゲートバルブ8を開け、搬送ロボット16で処理室5の半導体ウェーハ2を搬送室4に搬出した後、第3ゲートバルブ8を閉じる。図5に示すように、第3ゲートバルブ8が開いている間は、処理室5の内部圧力は搬送室4の内部圧力より低圧に制御されているため、搬送室4の内部のガスが処理室5に流入する(図中破線矢印で示す)。尚、第3ゲートバルブ8を閉じた後は、第2窒素供給配管12からは窒素ガスが供給され、内部のガスはストップバルブ15を開にして第2排気配管13から第2真空ポンプ14により排気されているので、一定時間経過後は、搬送室4内は窒素雰囲気となる。また、処理室5の内部のガスは第3排気配管18から第3真空ポンプ19により排気され、搬送室4よりも低圧に保たれる。
次に、第1,3ゲートバルブ6,8を閉じた状態で、第2ゲートバルブ7を開け、搬送ロボット16で搬送室4の半導体ウェーハ2をロードロック室3に搬出した後、第2ゲートバルブ7を閉じる。第2ゲートバルブ7が開いている間は、ロードロック室3の内部のガスと搬送室4の内部のガスは混じり合うが、第2ゲートバルブ7を閉じた後は、それぞれ第1,2窒素供給配管9,12からは窒素ガスが供給され、内部のガスは(搬送室4についてはストップバルブ15を開にして、)第1,2排気配管10,13から第1,2真空ポンプ11,14により排気されているので、一定時間経過後は、ロードロック室3および搬送室4は窒素雰囲気となる。
このようにして、順次、所定枚数の半導体ウェーハ2をロードロック室3と処理室5間で搬出入させて処理する。
その後、処理が完了したら、第2,3ゲートバルブ7,8を閉じた状態で、第1ゲートバルブ6を開け、作業者等により、半導体ウェーハ2(カセット収納形態)をロードロック室3から取り出した後、第1ゲートバルブ6を閉じる。第1ゲートバルブ6が開いている間は、外気とロードロック室3の内部のガスは混じり合うが、第1ゲートバルブ6を閉じた後は、第1窒素供給配管9からは窒素ガスが供給され、内部のガスは第1排気配管10から第1真空ポンプ11により排気されているので、一定時間経過後は、ロードロック室3は窒素雰囲気となる。
このような構成および動作をするプラズマCVD装置1では、外部との間および各真空室3,4,5間はそれぞれゲートバルブ6,7,8で仕切られ、かつ、隣り合う2つのゲートバルブを同時に開状態にすることがないように操作することで、極力、外部からの塵埃がロードロック室3を汚染することや、ロードロック室3を経由して搬送室4、さらには搬送室4を経由して処理室5を汚染することを防止したり、反対に、処理室5の有害なガスが搬送室4に流出することや、搬送室4を経由してロードロック室3、さらにはロードロック室3を経由して外部に流出することを防止したり、あるいは、搬送室4の搬送ロボット16から発生する塵埃が搬送室4と隣接するロードロック室3や処理室5を汚染することを防止している。また、処理室5の内部圧力を搬送室4よりも低圧に制御して処理室5の有害なガスが搬送室4側に流出することを防止したり、ストップバルブ15を設けて外気(酸素など)が第2排気配管13から搬送室4を経由して処理室5に導入されることを防止する工夫が施されている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−59997号公報 図1
しかしながら、従来のプラズマCVD装置1では、半導体ウェーハ2を真空室間で搬出入するためにゲートバルブを開いた際に、一定時間、2つの真空室内の内部のガスが、いずれかあるいは双方の真空室内で相互に混じり合うことはどうしても避けられなかった。
本発明の真空処理装置は、少なくとも、被処理物を互いに搬送可能に連通配置された内部圧力を調整可能な第1真空室と第2真空室とを備えた真空処理装置において、第1,2真空室の間に第1,2真空室とそれぞれ開閉手段で仕切られ密閉空間となる中間通路を設け、中間通路に中間通路の内部圧力を第1,2真空室の内部圧力よりも低圧に制御可能な圧力調整手段を設けたことを特徴とする真空処理装置である。
また、本発明の真空処理方法は、少なくとも、被処理物を互いに搬送可能に連通配置された内部圧力を調整可能な第1真空室と第2真空室と、第1,2真空室の間に設けられ第1,2真空室とそれぞれ開閉手段で仕切られ密閉空間となる中間通路と、中間通路の内部圧力を第1,2真空室の内部圧力よりも低圧に制御可能な圧力調整手段とを備えた真空処理装置を用いて被処理物を真空処理する方法であって、開閉手段が開放状態のとき、常に、中間通路の内部圧力を第1,2真空室の内部圧力よりも低圧に保つことを特徴とする真空処理方法である。
本発明の真空処理装置および真空処理方法によると、開閉手段で仕切られた2つの真空室間で被処理物を搬出入する際に、それぞれの真空室の内部のガスが互いの真空室内で混じり合うことを防止し、互いの真空室内を汚染したりすることがない。
本発明は、開閉手段で仕切られた第1,2真空室間で被処理物を搬出入する際に、双方の内部のガスが互いの室内で混じり合うことを防止するという目的を、第1,2真空室の間に第1,2真空室とそれぞれ開閉手段で仕切られ密閉空間となる中間通路を設け、中間通路に中間通路の内部圧力を第1,2真空室の内部圧力よりも低圧に制御可能な圧力調整手段を設け、開閉手段が開放状態のとき、常に、中間通路の内部圧力を第1,2真空室の内部圧力よりも低圧に保つことで実現した。
本発明の真空処理装置の第1の例としてのプラズマCVD装置を図1に示す。図1はプラズマCVD装置の概略構成の縦断面図である。尚、図5と同一部分には同一符号を用いる。
このプラズマCVD装置101は、被処理物としての半導体ウェーハ2上に成膜するための装置であって、真空室として、ロードロック室3、搬送室4、および処理室5を備えている。また、搬送室4と処理室5との間には、本発明の特徴である密閉空間となる中間通路102を備えている。
外部とロードロック室3との間は第1ゲートバルブ6を介して、ロードロック室3と搬送室4との間は第2ゲートバルブ7を介して、搬送室4と中間通路102との間は第3ゲートバルブ8を介して、また、中間通路102と処理室5との間は第4ゲートバルブ103を介して、それぞれ被処理物を搬送可能に連通配置されている。
ロードロック室3には、不活性ガスとして例えば、窒素ガスを供給するための第1窒素供給配管9、および内部のガスを排気するための第1排気配管10が接続されている。また、第1排気配管10は、末端を第1真空ポンプ11に接続されている。
尚、ロードロック室3は、通常、第1窒素供給配管9から窒素ガスが供給され、第1排気配管10から排気されることにより、常に、窒素雰囲気に保たれている。
搬送室4には、窒素ガスを供給するための第2窒素供給配管12、および内部のガスを排気するための第2排気配管13が接続されている。また、第2排気配管13は、末端を第2真空ポンプ14に接続されている。また、搬送室4には、処理室5との間およびロードロック室3との間で半導体ウェーハ2の搬送を行うための搬送ロボット16が配備されている。
尚、搬送室4は、通常、第2窒素供給配管12から窒素ガスが供給され、第2排気配管13から排気されることにより、常に、窒素雰囲気に保たれている。
中間通路102には、内部のガスを排気するための第4排気配管104が接続されている。また、第4排気配管104は、末端を第4真空ポンプ105に接続されている。尚、中間通路102の内部圧力は、第3,4ゲートバルブ8,103が開放している間は、常に、第4真空ポンプ105で強制排気することで、搬送室4および処理室5の内部圧力よりも低圧に制御される。このため、図中破線矢印で示すように、搬送室4および処理室5の内部のガスは共に中間通路102内に流入し第4排気配管104を通じて排気される。
処理室5には、成膜の原料ガスを供給するための原料ガス供給配管17、および内部のガスを排気するための第3排気配管18が接続されている。また、第3排気配管18は、末端を第3真空ポンプ19に接続されている。尚、処理室5の内部のガスは、通常、第3排気配管19から排気されている。但し、第3,4ゲートバルブ8,103が開いている間は中間通路102の内部圧力が処理室5の内部圧力より低圧になるように処理室5の排気を抑制または停止してもよい。
また、動作制御部20は、第1〜4のゲートバルブ6,7,8,103の開閉動作、各種ガスの供給/停止ならびに第1〜4真空ポンプ11,14,19,105による各真空室3,4,5、中間通路102の圧力調整、および搬送ロボット16の動作なども制御するようになっている。尚、上記では、真空ポンプは真空室毎に個別に配置することで説明したが、動作制御部20の制御により共用できるものは共用してもよい。
次に、このようなCVD装置101の動作について説明する。先ず、第2,3,4ゲートバルブ7,8,103を閉じた状態で、第1ゲートバルブ6を開け、作業者等により、半導体ウェーハ2(カセット収納形態)をロードロック室3に収容した後、第1ゲートバルブ6を閉じる。第1ゲートバルブ6が開いている間は、外気とロードロック室3の内部のガスは混じり合うが、第1ゲートバルブ6を閉じた後は、第1窒素供給配管9からは窒素ガスが供給され、内部のガスは第1排気配管10から第1真空ポンプ11により排気されているので、一定時間経過後は、ロードロック室3内は窒素雰囲気となる。
次に、第1,3,4ゲートバルブ6,8,103を閉じた状態で、第2ゲートバルブ7を開け、搬送ロボット16でロードロック室3の半導体ウェーハ2を搬送室4に搬入した後、第2ゲートバルブ7を閉じる。第2ゲートバルブ7が開いている間は、ロードロック室3の内部のガスと搬送室4の内部のガスは混じり合うが、第2ゲートバルブ7を閉じた後は、それぞれ第1,2窒素供給配管9,12からは窒素ガスが供給され、内部のガスは第1,2排気配管10,13から第1,2真空ポンプ11,14により排気されているので、一定時間経過後は、ロードロック室3および搬送室4は窒素雰囲気となる。
次に、第1,2ゲートバルブ6,7を閉じた状態で、第3,4ゲートバルブ8,103を開け、搬送ロボット16で搬送室4の半導体ウェーハ2を、中間通路102を経由して処理室5に搬入した後、第3,4ゲートバルブ8,103を閉じる。第3,4ゲートバルブ8,103が開いている間は、常に、第4真空ポンプ105で強制排気することで、中間通路102の内部圧力は、搬送室4および処理室5の内部圧力よりも低圧に制御される。このため、図中破線矢印で示すように、搬送室4および処理室5の内部のガスは共に中間通路102内に流入し、第4排気配管104を通じて排気され、2つの真空室4,5内の内部のガスが双方の室内で相互に混じり合うことはなく汚染し合うことがない。尚、第3,4ゲートバルブ8,103を閉じた後は、第2窒素供給配管12からは窒素ガスが供給され、内部のガスは第2排気配管13から第2真空ポンプ14により排気されているので、一定時間経過後は、搬送室4は窒素雰囲気となる。また、中間通路102の内部のガスは第4排気配管104から第4真空ポンプ105により排気され、中間通路102は、搬送室4および処理室5の内部圧力より所定の圧力差の低圧に保たれる。ここで、中間通路102と、搬送室4および処理室5の圧力差は、高い精度を要求されるものではなく、搬送室4と処理室5の内部のガスを合流して排気させるのに必要な圧力差以上あればよい。
その後、処理室5の内部圧力を第3真空ポンプ19により所定の内部圧力に制御して、原料ガス供給配管17から原料ガスを処理室5に供給し、半導体ウェーハ2上に所定の成膜処理を施す。
処理後の半導体ウェーハ2を搬出する場合は、上述の搬入操作と逆の搬出操作を行う。先ず、第1,2ゲートバルブ6,7を閉じた状態で、第3,4ゲートバルブ8,103を開け、搬送ロボット16で処理室5の半導体ウェーハ2を、中間通路102を経由して搬送室4に搬出した後、第3,4ゲートバルブ8,103を閉じる。第3,4ゲートバルブ8,103が開いている間は、常に、第4真空ポンプ105で強制排気することで、中間通路102の内部圧力は、搬送室4および処理室5の内部圧力よりも低圧に制御される。このため、図中破線矢印で示すように、搬送室4および処理室5の内部のガスは共に中間通路102内に流入し、第4排気配管104を通じて排気され、双方の内部のガスで双方の室内を汚染することがない。尚、第3,4ゲートバルブ8,103を閉じた後は、第2窒素供給配管12からは窒素ガスが供給され、内部のガスは第2排気配管13から第2真空ポンプ14により排気されているので、一定時間経過後は、搬送室4は窒素雰囲気となる。また、中間通路102の内部のガスは第4排気配管104から第4真空ポンプ105により排気され、中間通路102は、搬送室4および処理室5の内部圧力より所定の圧力差の低圧に保たれる。ここで、中間通路102と、搬送室4および処理室5の圧力差は、高い精度を要求されるものではなく、搬送室4と処理室5の内部のガスを合流して排気させるのに必要な圧力差以上あればよい。
次に、第1,3,4ゲートバルブ6,8,103を閉じた状態で、第2ゲートバルブ7を開け、搬送ロボット16で搬送室4の半導体ウェーハ2をロードロック室3に搬出した後、第2ゲートバルブ7を閉じる。第2ゲートバルブ7が開いている間は、ロードロック室3の内部のガスと搬送室4の内部のガスは混じり合うが、第2ゲートバルブ7を閉じた後は、それぞれ第1,2窒素供給配管9,12からは窒素ガスが供給され、内部のガスは第1,2排気配管10,13から第1,2真空ポンプ11,14により排気されているので、一定時間経過後は、ロードロック室3および搬送室4内は窒素雰囲気となる。
このようにして、順次、所定枚数の半導体ウェーハ2をロードロック室3と処理室5間で搬出入させて処理する。
その後、処理が完了したら、第2,3,4ゲートバルブ7,8,103を閉じた状態で、第1ゲートバルブ6を開け、作業者等により、半導体ウェーハ2(カセット収納形態)をロードロック室3から取り出した後、第1ゲートバルブ6を閉じる。第1ゲートバルブ6が開いている間は、外気とロードロック室3の内部のガスは混じり合うが、第1ゲートバルブ6を閉じた後は、第1窒素供給配管9からは窒素ガスが供給され、内部のガスは第1排気配管10から第1真空ポンプ11により排気されているので、一定時間経過後は、ロードロック室3は窒素雰囲気となる。
このような構成および動作をするプラズマCVD装置101では、第3,4ゲートバルブ8,103が開いている間、処理室5および搬送室4の内部のガスは共に中間通路102を経由して第4排気配管104から排気されるため、2つの真空室4,5内の内部のガスが双方の室内で相互に混じり合うことはなく汚染し合うことがない。また、このため、第2排気配管13からの外気の進入を防止するためのストップバルブなどを設ける必要がない。
また、変形例として、図2に示すように、処理室5に窒素ガスを供給する第3窒素供給配管106を接続し、第3,4ゲートバルブ8,103が開いているときに処理室5内に窒素ガスを供給して、処理室5から中間通路102に向かう気流を生じやすくするようにしてもよい。
次に、本発明の真空処理装置の第2の例としてのプラズマCVD装置を図3に示す。図3はプラズマCVD装置の概略構成の縦断面図である。尚、図5と同一部分には同一符号を用いる。
このプラズマCVD装置201は、被処理物としての半導体ウェーハ2上に成膜するための装置であって、真空室として、ロードロック室3、搬送室4、および処理室5を備えている。また、ロードロック室3と搬送室4との間には、本発明の特徴である密閉空間となる中間通路202を備えている。
外部とロードロック室3との間は第1ゲートバルブ6を介して、ロードロック室3と中間通路202との間は第2ゲートバルブ7を介して、また、中間通路202と搬送室4との間は第5ゲートバルブ203を介して、搬送室4と処理室5との間は第3ゲートバルブ8を介して、それぞれ被処理物を搬送可能に連通配置されている。
ロードロック室3には、不活性ガスとして例えば、窒素ガスを供給するための第1窒素供給配管9、および内部のガスを排気するための第1排気配管10が接続されている。また、第1排気配管10は、末端を第1真空ポンプ11に接続されている。
尚、ロードロック室3は、通常、第1窒素供給配管9から窒素ガスが供給され、第1排気配管10から排気されることにより、常に、窒素雰囲気に保たれている。
中間通路202には、内部のガスを排気するための第5排気配管204が接続されている。また、第5排気配管204は、末端を第5真空ポンプ205に接続されている。尚、中間通路202の内部圧力は、第2,5ゲートバルブ7,203が開放している間は、常に、第5真空ポンプ205で強制排気することで、ロードロック室3および搬送室4の内部圧力よりも低圧に制御される。このため、図中破線矢印で示すように、ロードロック室3および搬送室4の内部のガスは共に中間通路202内に流入し第5排気配管204を通じて排気される。
搬送室4には、窒素ガスを供給するための第2窒素供給配管12、および内部のガスを排気するための第2排気配管13が接続されている。また、第2排気配管13は、末端を第2真空ポンプ14に接続されている。そして、第2排気配管13には、第2排気配管13を開閉するためのストップバルブ15が介装されている。ストップバルブ15は、例えば、電磁弁とすることができる。また、搬送室4には、処理室5との間およびロードロック室3との間で半導体ウェーハ2の搬送を行うための搬送ロボット16が配備されている。
尚、搬送室4は、通常、第2窒素供給配管12から窒素ガスが供給され、ストップバルブ15を開にして第2排気配管13から排気されることにより、常に、窒素雰囲気に保たれている。
処理室5には、成膜の原料ガスを供給するための原料ガス供給配管17、および内部のガスを排気するための第3排気配管18が接続されている。また、第3排気配管18は、末端を第3真空ポンプ19に接続されている。
処理室5には、成膜の原料ガスを供給するための原料ガス供給配管17、および内部のガスを排気するための第3排気配管18が接続されている。また、第3排気配管18は、末端を第3真空ポンプ19に接続されている。
尚、処理室5の内部のガスは、第3排気配管18から常に排気され、処理室5の内部圧力は搬送室4の内部圧力より低く制御されている。これは、第3ゲートバルブ8が開いたときに処理室5の有害なガスが搬送室4を経由して外部に流出すること防止するという安全面の理由に加えて、有害なガスで搬送室4の複雑な構造の搬送ロボット16が汚染されないようにして、面倒な洗浄作業を不要とする工数面の理由からである。
また、動作制御部20は、第1,2,3,5ゲートバルブ6,7,8,203とストップバルブ15の開閉動作、各種ガスの供給/停止ならびに第1,2,3,5真空ポンプ11,14,19,205による各真空室3,4,5、中間通路202の圧力調整、および搬送ロボット16の動作なども制御するようになっている。尚、上記では、真空ポンプは真空室毎に個別に配置することで説明したが、動作制御部20の制御により共用できるものは共用してもよい。
次に、このようなCVD装置201の動作について説明する。先ず、第2,3,5ゲートバルブ7,8,203を閉じた状態で、第1ゲートバルブ6を開け、作業者等により、半導体ウェーハ2(カセット収納形態)をロードロック室3に収容した後、第1ゲートバルブ6を閉じる。第1ゲートバルブ6が開いている間は、外気とロードロック室3の内部のガスは混じり合うが、第1ゲートバルブ6を閉じた後は、第1窒素供給配管9からは窒素ガスが供給され、内部のガスは第1排気配管10から第1真空ポンプ11により排気されているので、一定時間経過後は、ロードロック室3内は窒素雰囲気となる。
次に、第1,3ゲートバルブ6,8を閉じた状態で、第2,5ゲートバルブ7,203を開け、搬送ロボット16でロードロック室3の半導体ウェーハ2を、中間通路202を経由して搬送室4に搬入した後、第2,5ゲートバルブ7,203を閉じる。第2,5ゲートバルブ7,203が開いている間は、常に、第5真空ポンプ205で強制排気することで、中間通路202の内部圧力は、ロードロック室3および搬送室4の内部圧力よりも低圧に制御される。このため、図中破線矢印で示すように、ロードロック室3および搬送室4の内部のガスは共に中間通路202内に流入し、第5排気配管205を通じて排気され、2つの真空室3,4内の内部のガスが双方の室内で相互に混じり合うことはなく汚染し合うことがない。尚、第2,5ゲートバルブ7,203を閉じた後は、第1,2窒素供給配管9,12からは窒素ガスが供給され、内部のガスは第1,2排気配管10,13から第1,2真空ポンプ11,14により排気されているので、一定時間経過後は、ロードロック室3および搬送室4は窒素雰囲気となる。また、中間通路202の内部のガスは第5排気配管204から第5真空ポンプ205により排気され、中間通路202は、ロードロック室3および搬送室4の内部圧力より所定の圧力差の低圧に保たれる。ここで、中間通路202と、ロードロック室3および搬送室4の圧力差は、高い精度を要求されるものではなく、ロードロック室3と搬送室4の内部のガスを合流して排気させるのに必要な圧力差以上あればよい。
次に、第1,2,5ゲートバルブ6,7,203を閉じた状態で、第3ゲートバルブ8を開け、搬送ロボット16で搬送室4の半導体ウェーハ2を処理室5に搬入した後、第3ゲートバルブ8を閉じる。第3ゲートバルブ8が開いている間は、処理室5の内部圧力は搬送室4の内部圧力より低圧に制御されているため、搬送室4の内部のガスが処理室5に流入する。尚、第3ゲートバルブ8を閉じた後は、第2窒素供給配管12からは窒素ガスが供給され、内部のガスはストップバルブ15を開にして第2排気配管13から第2真空ポンプ14により排気されているので、一定時間経過後は、搬送室4は窒素雰囲気となる。
その後、処理室5の内部圧力を第3真空ポンプ19により所定の内部圧力に制御して、原料ガス供給配管17から原料ガスを処理室5に供給し、半導体ウェーハ2上に所定の成膜処理を施す。
処理後の半導体ウェーハ2を搬出する場合は、上述の搬入操作と逆の搬出操作を行う。先ず、第1,2,5ゲートバルブ6,7,203およびストップバルブ15を閉じた状態で、第3ゲートバルブ8を開け、搬送ロボット16で処理室5の半導体ウェーハ2を搬送室4に搬出した後、第3ゲートバルブ8を閉じる。第3ゲートバルブ8が開いている間は、処理室5の内部圧力は搬送室4の内部圧力より低圧に制御されているため、搬送室4の内部のガスが処理室5に流入する。尚、第3ゲートバルブ8を閉じた後は、第2窒素供給配管12からは窒素ガスが供給され、内部のガスはストップバルブ15を開にして第2排気配管13から第2真空ポンプ14により排気されているので、一定時間経過後は、搬送室4内は窒素雰囲気となる。また、処理室5の内部のガスは第3排気配管18から第3真空ポンプ19により排気され、搬送室4よりも低圧に保たれる。
次に、第1,3ゲートバルブ6,8を閉じた状態で、第2,5ゲートバルブ7,203を開け、搬送ロボット16で搬送室4の半導体ウェーハ2を、中間通路202を経由してロードロック室3に搬出した後、第2,5ゲートバルブ7,203を閉じる。第2,5ゲートバルブ7,203が開いている間は、常に、第5真空ポンプ205で強制排気することで、中間通路202の内部圧力は、ロードロック室3および搬送室4の内部圧力よりも低圧に制御される。このため、図中破線矢印で示すように、ロードロック室3および搬送室4の内部のガスは共に中間通路202内に流入し、第5排気配管204を通じて排気され、2つの真空室3,4内の内部のガスが双方の室内で相互に混じり合うことはなく汚染し合うことがない。尚、第2,5ゲートバルブ7,203を閉じた後は、第1,2窒素供給配管9,12からは窒素ガスが供給され、内部のガスは(搬送室4についてはストップバルブ15を開にして、)第1,2排気配管10,13から第1,2真空ポンプ11,14により排気されているので、一定時間経過後は、ロードロック室3および搬送室4は窒素雰囲気となる。また、中間通路202の内部のガスは第5排気配管204から第5真空ポンプ205により排気され、中間通路202は、ロードロック室3および搬送室4の内部圧力より所定の圧力差の低圧に保たれる。ここで、中間通路202と、ロードロック室3および搬送室4の圧力差は、高い精度を要求されるものではなく、ロードロック室3と搬送室4の内部のガスを合流して排気させるのに必要な圧力差以上あればよい。
このようにして、順次、所定枚数の半導体ウェーハ2をロードロック室3と処理室5間で搬出入させて処理する。
その後、処理が完了したら、第2,3,5ゲートバルブ7,8,203を閉じた状態で、第1ゲートバルブ6を開け、作業者等により、半導体ウェーハ2(カセット収納形態)をロードロック室3から取り出した後、第1ゲートバルブ6を閉じる。第1ゲートバルブ6が開いている間は、外気とロードロック室3の内部のガスは混じり合うが、第1ゲートバルブ6を閉じた後は、第1窒素供給配管9からは窒素ガスが供給され、内部のガスは第1排気配管10から第1真空ポンプ11により排気されているので、一定時間経過後は、ロードロック室3は窒素雰囲気となる。
このような構成および動作をするプラズマCVD装置201では、第2,5ゲートバルブ7,203が開いている間、ロードロック室3および搬送室4の内部のガスは共に中間通路202を経由して第5排気配管204から排気されるため、2つの真空室3,4内の内部のガスが双方の室内で相互に混じり合うことはなく汚染し合うことがない。
また、本発明の真空処理装置の第3の例として、図4に示すように、ロードロック室と搬送室4の間に中間通路202,第5ゲートバルブ203,第5排気配管204,第5真空ポンプ205を設け、さらに、搬送室4と処理室5の間に中間通路102,第4ゲートバルブ103,第4排気配管104,第4真空ポンプ105を設けた構成として、第2,5ゲートバルブ7,203が開いている間、ロードロック室3および搬送室4の内部のガスは共に中間通路202を経由して第5排気配管204から排気され、第3,4ゲートバルブ8,103が開いている間、搬送室4および処理室5の内部のガスは共に中間通路102を経由して第4排気配管104から排気されるようにしてもよい。このようにすると、3つの真空室3,4,5内の内部のガスが互いの室内で相互に混じり合うことはなく汚染し合うことがない。
尚、上記では、処理室として、被処理物に成膜を施す処理室の例で説明したが、これに限るものではなく、エッチングやスパッタなどの処理を施すためのものであってもよい。また、本発明は、半導体ウェーハを処理する処理装置に限らず、液晶パネルなどの電子デバイスの処理を行う様々な処理装置に応用することが可能である。
本発明は、開閉手段で仕切られた2つの真空室間で被処理物を搬出入する際に、双方の内部のガスが双方の室内で混じり合うことを防止するようにした真空処理装置および真空処理方法に適用できる。
本発明の真空処理装置の第1の例としてのプラズマCVD装置の縦断面図 本発明の真空処理装置の第1の例としてのプラズマCVD装置の変形例 本発明の真空処理装置の第2の例としてのプラズマCVD装置の縦断面図 本発明の真空処理装置の第3の例としてのプラズマCVD装置の縦断面図 従来の真空処理装置の一例としてのプラズマCVD装置の縦断面図
符号の説明
1 従来のプラズマCVD装置
2 半導体ウェーハ
3 ロードロック室
4 搬送室
5 処理室
6 第1ゲートバルブ
7 第2ゲートバルブ
8 第3ゲートバルブ
9 第1窒素供給配管
10 第1排気配管
11 第1真空ポンプ
12 第2窒素供給配管
13 第2排気配管
14 第2真空ポンプ
15 ストップバルブ
16 搬送ロボット
17 原料ガス供給配管
18 第3排気配管
19 第3真空ポンプ
20 動作制御部
101,201,301 本発明のプラズマCVD装置
102,202 中間通路
103 第4ゲートバルブ
104 第4排気配管
105 第4真空ポンプ
106 第3窒素供給配管
203 第5ゲートバルブ
204 第5排気配管
205 第5真空ポンプ

Claims (8)

  1. 少なくとも、被処理物を互いに搬送可能に連通配置された内部圧力を調整可能な第1真空室と第2真空室とを備えた真空処理装置において、前記第1,2真空室の間に前記第1,2真空室とそれぞれ開閉手段で仕切られ密閉空間となる中間通路を設け、前記中間通路に前記中間通路の内部圧力を前記第1,2真空室の内部圧力よりも低圧に制御可能な圧力調整手段を設けたことを特徴とする真空処理装置。
  2. 前記第1真空室は被処理物を搬送する搬送ロボットを内部に配備した搬送室であり、前記第2真空室は内部に被処理物を載置して所定の処理を行う処理室であり、前記開閉手段はゲートバルブであり、前記圧力調整手段は前記中間通路に接続した排気配管および真空ポンプであることを特徴とする請求項1に記載の真空処理装置。
  3. 前記処理室には、さらに、前記処理室内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給配管が接続されたことを特徴とする請求項2に記載の真空処理装置。
  4. 前記第1真空室は外部との間で被処理物を搬出入させるロードロック室であり、前記第2真空室は被処理物を搬送する搬送ロボットを内部に配備した搬送室であり、前記開閉手段はゲートバルブであり、前記圧力調整手段は前記中間通路に接続した排気配管および真空ポンプであることを特徴とする請求項1に記載の真空処理装置。
  5. 少なくとも、被処理物を互いに搬送可能に連通配置された内部圧力を調整可能な第1真空室と第2真空室と、前記第1,2真空室の間に設けられ前記第1,2真空室とそれぞれ開閉手段で仕切られ密閉空間となる中間通路と、前記中間通路の内部圧力を前記第1,2真空室の内部圧力よりも低圧に制御可能な圧力調整手段とを備えた真空処理装置を用いて被処理物を真空処理する方法であって、前記開閉手段が開放状態のとき、常に、前記中間通路の内部圧力を前記第1,2真空室の内部圧力よりも低圧に保つことを特徴とする真空処理方法。
  6. 前記第1真空室は被処理物を搬送する搬送ロボットを内部に配備した搬送室であり、前記第2真空室は内部に被処理物を載置して所定の処理を行う処理室であり、前記開閉手段はゲートバルブであり、前記圧力調整手段は前記中間通路に接続した排気配管および真空ポンプであることを特徴とする請求項5に記載の真空処理方法。
  7. 前記処理室には、さらに、前記処理室内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給配管が接続されたことを特徴とする請求項6に記載の真空処理方法。
  8. 前記第1真空室は外部との間で被処理物を搬出入させるロードロック室であり、前記第2真空室は被処理物を搬送する搬送ロボットを内部に配備した搬送室であり、前記開閉手段はゲートバルブであり、前記圧力調整手段は前記中間通路に接続した排気配管および真空ポンプであることを特徴とする請求項5に記載の真空処理方法。
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