JP2006310222A - 非水電解質二次電池 - Google Patents

非水電解質二次電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2006310222A
JP2006310222A JP2005134126A JP2005134126A JP2006310222A JP 2006310222 A JP2006310222 A JP 2006310222A JP 2005134126 A JP2005134126 A JP 2005134126A JP 2005134126 A JP2005134126 A JP 2005134126A JP 2006310222 A JP2006310222 A JP 2006310222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positive electrode
negative electrode
active material
material layer
electrode active
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005134126A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4736525B2 (ja
Inventor
Toru Mizutani
通 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2005134126A priority Critical patent/JP4736525B2/ja
Publication of JP2006310222A publication Critical patent/JP2006310222A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4736525B2 publication Critical patent/JP4736525B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

【課題】 電池の厚さのばらつきを抑え、かつ効率良く電池容量を得ることで、体積エネルギー密度の高い非水電解質二次電池を提供する
【解決手段】 捲回電極体10は、中央線25によって、厚み方向に2つに分割され、一方の側と他方の側が規定される。捲回開始側の正極活物質層塗布端部21および負極活物質層塗布端部22と、正極リード2および負極リード7とが一方の側に位置する。捲回開始側の正極活物質層塗布端部21が正極リード2の第1の円弧部26a側のエッジと負極リード7の第2の円弧部26d側のエッジとで挟まれた範囲内に位置する。捲回終了側の正極活物質層塗布端部23および負極活物質層塗布端部24が第1の円弧部26a内に位置する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、非水電解質二次電池、例えば捲回電極体を扁平上に作製し、アルミラミネート外装材により密封されたポリマーリチウム二次電池に関する。
近年、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)等の携帯型電子機器が普及し、電源として高電圧、高エネルギー密度、軽量といった利点を有するリチウムイオン電池が広く使用されている。
さらに、液系電解液を用いた場合に問題となる液漏れ対策として、例えば電解質として、ポリマーに非水電解液を含浸させてなるゲル状高分子膜を用いたもの、或いは全固体状の電解質を用いた、ポリマーリチウム二次電池が実用化されている。
下記特許文献1に記載されているように、従来のポリマーリチウム二次電池は、捲回電極体を扁平状に作製し、アルミラミネート外装材を打ち出し成形して作成した凹部に上記捲回電極体を挿入し、上記外装材の未加工部分を上記凹部上部に折り返して凹部の外周部分を熱融着することで作製される。捲回電極体は、内周側および外周側に片面集電体露出部を有し、かつ正極および負極端部の集電体露出部に配置された正極および負極リードを絶縁材で被覆し、正極および負極リードに対向する電極上に絶縁材が設けられる。絶縁材を設けることで、経年変化や外部から押圧力が印加されたことに起因した正極と負極との接触による電気的短絡を防止するものである。
ここで、帯状の正極、帯状の負極とが電解質およびセパレータを介在して積層され、長手方向に捲回されると共に、正極および負極からそれぞれ正極および負極リードが導出されているものを捲回電極体と称する。
特開2001−266946号公報
しかしながら、従来のポリマーリチウム二次電池は、電極の捲回開始、捲回終了の位置によっては、電池の厚さのばらつきが生じ、かつ効率よく電池容量を得ることができず、体積エネルギー密度が低くなる問題点があった。
したがって、この発明の目的は、電極の捲回開始位置、捲回終了位置を規定することで、電池の厚さのばらつきを抑え、かつ効率良く電池容量を得ることで、体積エネルギー密度の高い非水電解質二次電池を提供することにある。
上述した課題を解決するために、この発明は、
正極と負極とがセパレータおよび電解質を介在して捲回され、最外周に正極が位置する捲回電極体を有し、
捲回電極体の断面形状を厚み方向において、2分割して一方の側および他方の側を規定し、
断面形状は、
第1の円弧部と、第2の円弧部と、第1の円弧部の折り返し開始点および第2の円弧部の折り返し終了点を結ぶ辺と、第1の円弧部の折り返し終了点および第2の円弧部の折り返し開始点を結ぶ辺とからなり、
正極が正極集電体と、正極活物質層とからなり、且つ正極集電体の少なくとも片面が露出するように正極活物質層が設けられ、
負極が負極集電体と、負極活物質層とからなり、且つ負極集電体の少なくとも片面が露出するように負極活物質層が設けられ、
捲回電極体の最外周側に、正極リードおよび負極リードが並行して設けられ、
正極リードおよび負極リードと、捲回開始側の正極活物質層塗布端部および負極活物質層塗布端部とが一方の側に位置し、
捲回開始側の正極活物質層塗布端部が正極リードの第1の円弧部側のエッジと、負極リードの第2の円弧部側のエッジとで挟まれた範囲内に位置し、
正極活物質層塗布端部および負極活物質層塗布端部が第1の円弧部内に位置すること、
を特徴とする非水電解質二次電池である。
この発明は、
正極と負極とがセパレータおよび電解質を介在して捲回され、最外周に正極が位置する捲回電極体を有し、
捲回電極体の断面形状を厚み方向において、2分割して一方の側および他方の側を規定し、
断面形状は、
第1の円弧部と、第2の円弧部と、第1の円弧部の折り返し開始点および第2の円弧部の折り返し終了点を結ぶ辺と、第1の円弧部の折り返し終了点および第2の円弧部の折り返し開始点を結ぶ辺とからなり、
正極が正極集電体と、正極活物質層とからなり、且つ正極集電体の少なくとも片面が露出するように正極活物質層が設けられ、
負極が負極集電体と、負極活物質層とからなり、且つ負極集電体の少なくとも片面が露出するように負極活物質層が設けられ、
捲回電極体の最外周側に、正極リードおよび負極リードが並行して設けられ、
捲回開始側の正極活物質層塗布端部および負極活物質層塗布端部が一方の側に位置し、正極リードおよび負極リードが他方の側に位置し、
捲回開始側の正極活物質層塗布端部が正極リードの第1の円弧部側のエッジと、第2の円弧部の折り返し開始点とで挟まれた範囲内に位置し、
捲回終了側の正極活物質層塗布端部および負極活物質層塗布端部が捲回終了側の第1の円弧部内に位置すること、
を特徴とする非水電解質二次電池である。
この発明によれば、電極の捲回開始位置、捲回終了位置を規定することによって、電池の厚さのばらつきを抑え、かつ効率良く電池容量を得ることで、体積エネルギー密度を高めることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る捲回電極体10の断面図である。図1に示すように、捲回電極体10は、正極集電体1の両面に正極活物質層3が設けられた正極と、負極集電体4の両面に負極活物質層5が設けられた負極とを、セパレータ9を介して多数回捲回して形成される。
正極活物質層3は、正極集電体1の片面が露出するように設けられる。負極活物資層5は、負極集電体4の片面が露出するように設けられる。正極は、捲回電極体10の最外周に位置する。負極の端部には、負極リード7が設けられる。正極の所定の位置に、正極リード2が設けられる。正極リード2、負極リード7は、捲回電極体10の最外周側に、並行して設けられる。正極リード2と負極リード7が最外周に並行して設けられることによって、リードを折り曲げるための空間を不要とすることができ、体積エネルギー密度を高めることができる。
捲回電極体10の断面形状は、第1の円弧部26aと第2の円弧部26dと辺と辺とからなる。第1の円弧部26aは、捲回終了側の電極の折り返し開始点26bから折り返し終了点26cで結ばれた範囲である。第2の円弧部26dは、捲回開始側の電極の折り返し開始点26eから折り返し終了点26fで結ばれた範囲である。一の辺は、第1の円弧部26aの折り返し開始点26bと、第2の円弧部26dの折り返し終了点26fとで結ばれた範囲である。他の辺は、第1の円弧部26aの折り返し終了点26cと、第2の円弧部26dの折り返し開始点26eとで結ばれた範囲である。
捲回電極体10は、中央線25によって、厚み方向に2つに分割され、一方の側と他方の側が規定される。捲回開始側の正極活物質層塗布端部21および負極活物質層塗布端部22と、正極リード2および負極リード7とが一方の側に位置する。捲回開始側の正極活物質層塗布端部21が正極リード2の第1の円弧部26a側のエッジと、負極リード7の第2の円弧部26d側のエッジとで挟まれた範囲内に位置する。捲回終了側の正極活物質層塗布端部23および負極活物質層塗布端部24が第1の円弧部26a内に位置する。
ここで、正極活物質層塗布端部とは、正極集電体1が露出している部分と正極活物質層3との境界部をいう。負極活物質層塗布端部とは、負極集電体4が露出している部分と負極活物質層5との境界部をいう。
正極上には、絶縁材6が負極の端部に対抗する位置に設けられている。絶縁材6は、電気的短絡を防止する機能を有する。捲回終了側の正極活物質層塗布端部23からは、正極集電体1が伸長されている。負極の端部には、負極リード7が例えばスポットまたは超音波溶接により接合される。捲回電極体10の最外周には、負極リード7と並行して、正極リード2が例えばスポット溶接または超音波溶接により接合される。
正極リード2および負極リード7としては、電気化学的および化学的に安定であり、導通がとれるものであれば金属でなくともよい。正極リード2としては、アルミニウム(Al)等が挙げられる。負極リード7としては、例えば銅(Cu)、ニッケル(Ni)等が挙げられる。
負極リード7に捲回開始側の正極活物質層塗布端部21が重なってしまうと、正極リード2上の電池厚さは、正極リード2に重なった正極分厚さが増してしまい、厚さのばらつきが生じ、体積エネルギー密度が低いものとなってしまう。
したがって、図1に示すように、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21が正極リード2の第1の円弧部26a側のエッジと負極リード7の第2の円弧部26d側のエッジとで挟まれた範囲内に位置し、捲回終了側の正極活物質層塗布端部23および負極活物質層塗布端部24が第1の円弧部26a内に位置するように構成する。この構成によって、電池厚さのばらつきを抑え、かつ効率良く電池容量を得ることができ、体積エネルギー密度を高めることができる。
[正極]
正極は、帯状の正極集電体1と、この正極集電体1の両面に形成された正極活物質層3とから構成される。正極集電体1は、例えば金属箔、金属からなる網状物である。この金属としては、例えば、ステンレス、銅、ニッケル、アルミニウム等が挙げられ、特にアルミニウムが好ましい。正極活物質層3は、例えば、正極活物質、導電剤および結着剤(バインダー)から構成される。
[正極活物質]
正極活物質としては、リチウムイオンをドープ・脱ドープ可能な遷移金属酸化物等、公知の正極材料を用いることができる。また、電池の種類に応じて、金属酸化物、金属硫化物または特定のポリマーを用いることができる。
具体的には、正極活物質としては、例えば、TiS2、MoS2、V25等のリチウムを含有しない金属硫化物あるいは酸化物を用いることができる。また、LiXMO2(式中、Mは一種以上の遷移金属を表し、Xは電池の充放電状態によって異なり、通常0.05≦X≦1.10である)を主体とするリチウム複合酸化物等を用いることができる。リチウム複合酸化物を構成する遷移金属Mとしては、Co、Ni、Mnなどが好ましい。リチウム複合酸化物の具体例としては、LiCoO2、LiNiO2、LiXNiYCo1-Y2(式中、X、Y、は電池の充放電状態によって異なり、通常0<X≦1.2、0.7<Y<1.02である)、スピネル型構造を有するリチウムマンガン複合酸化物等を挙げることができる。リチウム複合酸化物は、高電圧を発生でき、エネルギー密度的に優れた正極活物質である。なお、正極1には、これらの正極活物質の複数種を混合して用いることができる。
結着剤としては、通常この種の電池に使用されている公知の結着剤を用いることができる。結着剤としては、例えば、ポリフッ化ビニル(PVF)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTEF)等のフッ素系樹脂を挙げることができる。
また、正極活物質層3としては、必要に応じて導電剤を含有するようにしてもよい。導電剤としては、活物質に適量混合して導電性を付与できるものであれば特に限定されず、例えば、グラファイト、カーボンブラック等の炭素粉末を用いることができる。
正極活物質層3の形成方法としては、例えば、粉体状の正極活物質を結着剤(バインダー)とともに溶剤と混合し、必要に応じてボールミル、サンドミル、二軸混練機等により分散塗料化した後、正極集電体上に塗布して乾燥する方法が好適に用いられる。用いられる溶剤の種類は、正極集電体1に対して不活性であり、かつバインダーを溶解できる限り、特に限定されず、例えばN−メチル−2−ピロリドン等の一般に使用される無機、有機溶剤の何れも使用できる。
塗布装置は、特に限定されるものではないが、例えばスライドコーティングやエクストルージョン型のダイコーティング、リバースロール、グラビア、ナイフコーター、キスコーター、マイクログラビア、ロッドコーター、ブレードコーター等を挙げることができる。乾燥方法は特に制限されず、例えば放置乾燥、送風乾燥機、温風乾燥機、赤外線加熱機、遠赤外線加熱機等を挙げることができる。
[負極]
負極は、帯状の負極集電体4と、この負極集電体4の両面に形成された負極活物質層5とから構成される。負極集電体4は、例えば金属箔、金属からなる網状物である。この金属としては、例えばステンレス、銅、ニッケル、アルミニウム等が挙げられ、特に銅が好ましい。負極活物質層5は、例えば負極活物質、導電剤および結着剤(バインダー)から構成される。
負極活物質としては、対リチウム金属2.0V以下の電位で電気化学的にリチウムをドープ脱ドープする材料であればいずれも用いることができる。
炭素材料は例えばリチウムを吸蔵および離脱することが可能であると共に、充放電時に伴う結晶構造の変化が非常に少なく、良好なサイクル特性を得ることができるので、負極活物質として好ましい。このような炭素材料としては、黒鉛,難黒鉛化性炭素あるいは易黒鉛化性炭素などが挙げられ、特に黒鉛は、電気化学当量が大きく、高いエネルギー密度を得ることができ好ましい。
黒鉛としては、例えば、真密度が2.10g/cm3以上、(002)面の面間隔が0.340nm未満のものが好ましく、真密度が2.18g/cm3以上、(002)面の面間隔が0.335nm以上0.337nm以下のものであればより好ましい。難黒鉛化性炭素としては、例えば、(002)面の面間隔が0.37nm以上、真密度が1.70g/cm3未満であり、空気中での示差熱分析(differential thermal analysis ;DTA)において700℃以上に発熱ピークを示さないものが好ましい。
具体的には、例えば、難黒鉛化性炭素、人造黒鉛、天然黒鉛、熱分解炭素類、コークス類(ピッチコークス、ニードルコークス、石油コークス等)、グラファイト類、ガラス状炭素類、有機高分子化合物焼成体(フェノール樹脂、フラン樹脂等を適当な温度で焼成し炭素化したもの)、炭素繊維、活性炭、カーボンブラック類等の炭素質材料を使用できる。
また、リチウムと合金を形成可能な金属およびその合金や金属間化合物も使用できる。酸化鉄、酸化ルテニウム、酸化モリブデン、酸化タングステン、酸化チタン、酸化スズ等の比較的電位が卑な電位でリチウムをドープ脱ドープする酸化物やその他窒化物なども同様に用いることができる。
結着剤としては、例えばポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリエチレンなどを用いることができる。
導電剤としては、例えばグラファイト、カーボンブラック等の炭素粉末を用いることができる。
上述の負極および正極の作製方法は、問わない。材料に公知の結着剤、導電性材料等を添加し溶剤を加えて塗布する方法、材料に公知の結着剤等を添加し加熱して塗布する方法、材料単独あるいは導電性材料さらには結着剤と混合して成型等の処理を施して成型体電極を作成する方法が採られるが、これらに限定されるものではない。
例えば、結着剤、有機溶剤等と混合されスラリー状にされた後、集電体上に塗布、乾燥して電極を製造できる。または、結着剤の有無にかかわらず、活物質に熱を加えたまま加圧成型することにより強度を有した電極を作成することも可能である。
[電解質]
電解質としては、有機高分子に非水溶媒と電解質塩を含浸させたゲル状電解質、電解質塩を含有させた固体電解質、を好適に用いることができる。
[ゲル状電解質]
ゲル状電解質のマトリクスとしては、非水電解液を吸収してゲル化するものであれば種々の高分子を利用できる。例えば、ポリ(ビニリデンフルオライド)やポリ(ビニリデンフルオライド-co-ヘキサフルオロプロピレン)などのフッ素系高分子、ポリ(エチレンオキサイド)や同架橋体などのエーテル系高分子、また、ポリ(アクリロニトリル)等を使用できる。ゲル状電解質は、特に酸化還元安定性から、フッ素系高分子を用いることが望ましい。電解質塩を含有させることによりイオン導電性を付与する。
[固体電解質]
固体電解質としては、リチウムイオン導電性を有する材料であれば無機固体電解質、高分子固体電解質いずれも使用できる。無機固体電解質として、窒化リチウム、ヨウ化リチウムが挙げられる。高分子固体電解質は、電解質塩とそれを溶解する高分子化合物からなる。高分子化合物は、ポリ(エチレンオキサイド)や同架橋体などのエーテル系高分子、ポリ(メタクリレート)エステル系、アクリレート系などを単独あるいは分子中に共重合し又は混合して用いることができる。
電解質中で使用される、電解質塩は、この種の電池に用いられるものであれば、いずれも使用可能である。例示するならば、LiClO4、LiAsF6、LiPF6、LiBF4、LiB(C654、LiCH3SO3、LiCF3SO3、LiCl、LiBr等を挙げることができる。
[セパレータ]
セパレータ9としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系微多孔膜などを好適に用いることができる。
[絶縁材]
絶縁材6としての保護テープは、絶縁性があり、かつ薄く、十分な強度を有するものを用いることができる。例えば、保護テープは、PET(ポリエチレンテレフタレート)製のものが好適に使用される。
捲回電極体10を例えば扁平状に作製し、例えばアルミラミネートからなる外装材34を打ち出し成形して作製した凹部に、正極リード2および負極リード7が外装材34から露出するように上記捲回電極体10を挿入し、外装材34の未加工部分を凹部上部に折り返して凹部の外周部を熱融着することで、捲回電極体10を密封し、この発明の一実施形態に係るポリマーリチウム二次電池が作製される。
図2は、この発明の一実施形態に係るポリマーリチウム二次電池の構成を示した模式図である。図3に詳細に示すように、この電池は捲回電極体10が外装材34としてのラミネートフィルムに形成された凹部に収容されて外装されており、電池素子10の周辺部が例えば熱融着によって、封止されている。捲回電極体10からは正極と接続された正極リード2および負極と接続された負極リード7が導出されており、正極リード2および負極リード7には、外装材34との接着性を向上させるために、樹脂片であるシーラント33aおよび33bが被覆されている。
この発明の一実施形態では、ポリマーリチウム二次電池は、最外周側に正極リード2および負極リード7が並行して設けられ、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21および負極活物質層塗布端部22と、正極リード2および負極リード7とが一方の側に位置するように構成する。
このような構成のポリマーリチウム二次電池において、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21が正極リード2の第1の円弧部26a側のエッジと、負極リード7の第2の円弧部26d側のエッジとで挟まれた範囲内に位置し、捲回終了側の正極活物質層塗布端部23および負極活物質層塗布端部24が第1の円弧部26a内に位置するように構成する。
この構成によって、厚さのばらつきを抑え、かつ効率良く電池容量を得ることで、エネルギー密度の高いポリマーリチウム二次電池を安定して提供できる。
図4は、この発明の他の実施形態に係る捲回電極体の断面図である。図4に示すように、この捲回電極体10は、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21および負極活物質層塗布端部22が一方の側に位置し、正極リード2および負極リード7が他方の側に位置する。捲回終了側の正極活物質層塗布端部23および負極活物質層塗布端部24は、第1の円弧部26a内に位置する。捲回開始側の正極活物質層塗布端部21は、正極リード2の第1の円弧部26a側のエッジと第2の円弧部26dの電極の折り返し開始点26eとで挟まれた範囲内に位置する。なお、上記構成以外は、上述したこの発明の一実施形態に係るポリマーリチウム二次電池と同様であるので、説明を省略する。
この発明の他の実施形態では、ポリマーリチウム二次電池は、最外周側に正極リード2および負極リード7が並行して設けられ、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21および負極活物質層塗布端部22が一方の側に位置し、正極リード2および負極リード7が他方の側に位置するように構成する。
このような構成のポリマーリチウム二次電池において、捲回終了側の正極活物質層塗布端部23および負極活物質層塗布端部24が第1の円弧部26a内に位置し、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21が正極リード2の第1の円弧部26a側のエッジと、第2の円弧部26dの折り返し開始点26eとで挟まれた範囲内に位置するように構成する。
この構成によって、厚さのばらつきを抑え、かつ効率良く電池容量を得ることで、エネルギー密度の高いポリマーリチウム二次電池を安定して提供できる。
以下、実施例によりこの発明を具体的に説明するが、この発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない。
<実施例1>
図1に示す捲回電極体10を以下に述べる手法により作製した。まず、図5に示す正極および負極を作製した。図5Aに示す正極は、正極集電体1の両面にそれぞれの長さの異なる正極活物質層3が正極集電体1の片面が露出するように形成され、正極集電体1の露出部の所定位置には、正極リード2が設けられている。具体的には、正極活物質として、まず炭酸リチウム(Li2CO3)と炭酸コバルト(CoCO3)とを、Li2CO3:CoCO3=0.5:1(モル比)の割合で混合し、空気中において900℃で5時間焼成して、正極活物質としてのリチウム・コバルト複合酸化物(LiCoO2)を得た。次いで、このリチウム・コバルト複合酸化物91質量部と、導電剤であるグラファイト6質量部と、結着剤であるポリフッ化ビニリデン3質量部とを混合して正極合剤を調整したのち、溶剤であるN−メチル−2−ピロリドンに分散させて正極合剤スラリーを作製した。続いて、正極合剤スラリーを厚さ12μmのアルミニウム箔よりなる正極集電体1に均一塗布し乾燥させたのち圧縮成型して正極活物質層3を形成した。正極活物質層3は、正極集電体の片面が露出部(以下、片面露出部と称する)を有するように、両面の正極活物質層3の長さがそれぞれ異なるように塗布した。片面露出部側の正極集電体1の一端には、幅4mm、厚さ70μmの正極リード2をスポット溶接によって、接合した。ここで、実施例1においては、正極の厚さを122μmとし、第1の正極塗布長Xは381mm、第2の正極塗布長Yは309mm、第1の正極塗布端から正極リード2間の長さZは25mmとした。
図5Bに示す負極は、負極集電体4の両面にそれぞれの長さが異なる負極活物質層5が、負極集電体4の片面が露出するように形成され、負極集電体4の端部には、負極リード7が設けられている。具体的には、負極活物質として平均粒径25μmの黒鉛粉末を用意し、この黒鉛粉末90質量部と、結着材であるポリフッ化ビニリデン10質量部とを混合して負極合剤を調製した。次いで、この負極合剤を溶剤であるN−メチル−2−ピロリドンに分散して負極合剤スラリーとし、厚さ8μmの銅箔よりなる負極集電体4の両面に均一に塗布して乾燥させ、ロールプレス機で圧縮成型して負極活物質層5を作製した。負極活物質層5は、負極集電体4の片面が露出部を有するように、両面の負極活物質層5の長さがそれぞれ異なるように塗布した。片面露出部側の負極集電体4の一端には、幅4mm、厚さ70μmの負極リード7をスポット溶接によって、接合した。ここで、実施例1においては、負極の厚さは108μmとし、第1の負極塗布長Xは385mm、第2の負極塗布長Yは323mm、第1の負極塗布端から負極リード7間の長さZは3mmとした。
次いで、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)とヘキサフルオロプロピレン(HFP)とをPVDF:HFP=93:7の質量比でブロック共重合させた共重合体を、プロピレンカーボネート(PC)と、エチレンカーボネート(EC)との混合溶媒(PC:EC=50:50)に、電解質塩として1.0mol/LのLiPF6を溶解させた電解液に混合溶解させたゾル状の電解質を得た。次いで、負極活物質層5の表面に対して、このゾル状の電解質を塗布し、これを冷却硬化させたゲル電解質層8をさらに積層形成した。
このようにして正極、負極、ゲル電解質層8を作製し、これらをポリエチレンからなるセパレータ9を介して重ね、図示しない捲回用の治具を用いて捲回することで、捲回電極体10を作製した。正極リード2および負極リード7が対向する集電体露出部には、絶縁材6としてのPET製の保護テープを貼着した。ここで、実施例1においては、図1に示すように、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21と、正極リード2および負極リード7とが一方の側に位置し、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21が正極リード2の第1の円弧部26a側のエッジと、負極リード7の第2の円弧部26d側のエッジとで挟まれた範囲内に位置し、捲回終了側の正極活物質層塗布端部23および負極活物質層塗布端部24が第1の円弧部26a内に位置するように選んだ。
次に、ナイロンフィルムと、アルミニウム箔と、ポリエチレンフィルムとが順次積層されたアルミラミネート外装材34を打ち出し成形することで凹部を作成し、上記捲回電極体10をこの凹部に挿入し、外装材34の未加工部分を凹部上部に折り返し、凹部の外周部分を熱溶着し密封することで、幅35mm、高さ62mmのポリマーリチウム二次電池を作製した。
<実施例2>
正極の厚さは109μm、負極の厚さは96μmとした。第1の正極塗布長Xは424mm、第2の正極塗布長Yは354mm、第1の正極塗布端から正極リード間の長さZは25mmとした。第1の負極塗布長Xは429mm、第2の負極塗布長Yは396mm、第1の負極塗布端から負極リード間の長さZは3mmとした。図4に示すように、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21および負極活物質層塗布端部24が一方の側に位置し、正極リード2および負極リード7が他方の側に位置し、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21が正極リード2の第1の円弧部26a側のエッジと、第2の円弧部26dの折り返し開始点26eとで挟まれた範囲内の位置となるように選んだ。これ以外は、実施例1と同様とし、ポリマーリチウム二次電池を作製した。
<比較例1>
第1の正極塗布長Xは385mm、第2の正極塗布長Yは313mm、第1の正極塗布端から正極リード間の長さZは25mmとした。第1の負極塗布長Xは389mm、第2の負極塗布長Yは327mm、第1の負極塗布端から負極リード間の長さZは3mmとした。図6に示すように、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21が負極リード7の2つのエッジで挟まれた範囲内に位置するように選んだ。これ以外は、実施例1と同様とし、ポリマーリチウム二次電池を作製した。
<比較例2>
第1の正極塗布長Xは386mm、第2の正極塗布長Yは314mm、第1の正極塗布端から正極リード間の長さZは3mmとした。第1の負極塗布長Xは390mm、第2の負極塗布長Yは328mm、第1の負極塗布端から負極リード間の長さZは3mmとした。図7に示すように、負極活物質層塗布端部24が第1の円弧部26a内に位置せず、正極リード2および負極リード7と同じ一方の側に位置し、第1の円弧部26aの折り返し終了点26cと第2の円弧部26dの折り返し開始点26eとで挟まれた範囲内に位置するように選んだ。これ以外は、実施例1と同様とし、ポリマーリチウム二次電池を作製した。
<比較例3>
第1の正極塗布長Xは372mm、第2の正極塗布長Yは300mm、第1の正極塗布端から正極リード間の長さZは34mmとした。第1の負極塗布長Xは376mm、第2の負極塗布長Yは314mm、第1の負極塗布端から負極リード間の長さZは12mmとした。図8に示すように、捲回終了側の正極活物質層塗布端部23および負極活物質層塗布端部24が第1の円弧部26a内に位置せず、捲回終了側の正極活物質層塗布端部23が正極リード2および負極リード7と異なる他方の側に位置し、第1の円弧部26aの折り返し開始点26bと、第2の円弧部26dの折り返し終了点26fとで挟まれた範囲内に位置するように選んだ。これ以外は、実施例1と同様とし、ポリマーリチウム二次電池を作製した。
<比較例4>
第1の正極塗布長Xは418mm、第2の正極塗布長Yは348mm、第1の正極塗布端から正極リード間の長さZは25mmとした。第1の負極塗布長Xは426mm、第2の負極塗布長Yは393mm、第1の負極塗布端から負極リード間の長さZは3mmとした。図9に示すように、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21が一方の側に位置し、正極リード2および負極リード7が他方の側に位置し、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21が正極リード2の第1の円弧部26a側のエッジと、負極リード7の第2の円弧部26d側のエッジとで挟まれた範囲内に位置するように選んだ。これ以外は、実施例1と同様とし、ポリマーリチウム二次電池を作製した。
<比較例5>
第1の正極塗布長Xは430mm、第2の正極塗布長Yは360mm、第1の正極塗布端から正極リード間の長さZは3mmとした。第1の負極塗布長Xは434mm、第2の負極塗布長Yは402mm、第1の負極塗布端から負極リード間の長さZは3mmとした。図10に示すように、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21が一方の側に位置し、正極リード2および負極リード7が他方の側に位置し、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21が負極リード7の2つのエッジに挟まれた範囲内に位置し、捲回終了側の正極活物質層塗布端部23および負極活物質層塗布端部24が捲回終了側の第1の円弧部26a内に位置せず、正極リード2および負極リード7と同じ一方の側に位置し、第1の円弧部26aの折り返し終了点26cと、第2の円弧部26dの折り返し開始点26eとで挟まれた範囲内に位置するように選んだ。これ以外は、実施例1と同様とし、ポリマーリチウム二次電池を作製した。
<比較例6>
第1の正極塗布長Xは415mm、第2の正極塗布長Yは345mm、第1の正極塗布端から正極リード間の長さZは34mmとした。第1の負極塗布長Xは420mm、第2の負極塗布長Yは387mm、第1の負極塗布端から負極リード間の長さZは12mmとした。図11に示すように、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21および負極活物質層塗布端部22が一方の側に位置し、正極リード2および負極リード7が他方の側に位置し、捲回終了側の正極活物質層塗布端部23および負極活物質層塗布端部24が捲回終了側の第1の円弧部26a内に位置せず、捲回終了側の正極活物質層塗布端部23が正極リード2および負極リード7と異なる他方の側に位置し、第1の円弧部26aの折り返し開始点26bと、第2の円弧部26dの折り返し終了点26fとで挟まれた範囲内に位置するように選んだ。これ以外は、実施例1と同様とし、ポリマーリチウム二次電池を作製した。
作製したポリマーリチウム二次電池を23℃雰囲気0.2C定電流放電にて、電池容量を測定した。さらに、正極リード上、負極リード上の電池厚さ、体積エネルギー密度を測定した。
下記表1は、実施例1、比較例1〜3に係るこれらの測定結果をまとめたものである。なお、実施例1、比較例1〜3は、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21および負極活物質層塗布端部22と、正極リード2および負極リード7とが一方の側に位置するものである。
Figure 2006310222
比較例1は、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21が負極リード7の2つのエッジで挟まれた範囲内に位置する点で、実施例1と異なる。したがって、表1に示すように、正極リード2上の電池の厚さは3.68mm、負極リード7上の電池の厚さは3.78mmとなり、負極リード7上の電池の厚さは、正極リード2上より厚く、電池の厚さにばらつきが生じた。この結果、体積エネルギー密度は、実施例1と比較して、低いものとなった。
比較例2は、捲回終了側の正極活物質層塗布端部23および負極活物質層塗布端部24が第1の円弧部26a内に位置せず、負極活物質層塗布端部24が正極リード2と負極リード7に挟まれた範囲に位置し、正極リード2に負極が余分に重なる点で実施例1と異なる。したがって、表1に示すように、正極リード2上の電池の厚さは3.78mm、負極リード7上の電池の厚さは3.68mmとなり、正極リード2上の電池の厚さが負極リード7上の電池の厚さより大きく、電池の厚さにばらつきが生じた。この結果、体積エネルギー密度は、実施例1と比較して、低いものとなった。
比較例3は、電極長が実施例1と比較して短く、捲回終了側の正極活物質層塗布端部23および負極活物質層塗布端部24が第1の円弧部26a内に位置せず、正極リード2および負極リード7とは異なる他方の側に位置し、正極活物質層塗布端部23が第1の円弧部26aの折り返し開始点26bと第2の円弧部26dの折り返し終了点26fとで挟まれた範囲内に位置する点で、実施例1と異なる。したがって、電池の厚さは、実施例1と同様のものであるが、電極長が短いため、捲回終了側の正極活物質層塗布端部23および負極活物質層塗布端部24が第1の円弧部26a内に位置していないので、効率良く電池容量を得ることができなかった。この結果、表1に示すように、実施例1と比較して、電池容量が小さく、体積エネルギー密度は、低いものとなった。
以上の結果より、以下のことがわかった。実施例1のように、最外周側に正極リード2および負極リード7が並行して設けられ、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21と、正極リード2および負極リード7とが同じ側に位置するポリマーリチウム二次電池においては、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21が正極リード2の第1の円弧部26a側のエッジと、負極リード2の第2の円弧部26d側のエッジとで挟まれた範囲に位置し、捲回終了側の正極活物質層塗布端部23および負極活物質層塗布端部24が第1の円弧部26a内に位置するような構成とする。この構成によって、電池のばらつきを抑え、かつ電池容量を効率良く得ることができ、体積エネルギー密度を高めることができる。
下記の表2は、実施例2、比較例4〜6に係る、上記の測定結果をまとめたものである。なお、実施例2、比較例4〜6は、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21および負極活物質層塗布端部22が一方の側、正極リード2および負極リード7が他方の側に位置するものである。
Figure 2006310222
比較例4は、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21が、正極リード2の第1の円弧部26a側のエッジと、負極リード7の第2の円弧部26d側のエッジとで挟まれた範囲内に位置する点で、実施例2と異なる。したがって、表2に示すように、正極リード2上の電池の厚さは、3.55mm、負極リード7上の電池の厚さは、3.66mmとなり、正極リード2上の厚さは、正極の厚さ分薄く、電池の厚さのばらつきが生じた。この結果、表2に示すように、体積エネルギー密度は、実施例2と比較して、低いものとなった。
比較例5は、捲回終了側の正極活物質層塗布端部23および負極活物質層塗布端部24が第1の円弧部26a内に位置せず、正極リード2の第1の円弧部26a側のエッジと、負極リード7の第2の円弧部26d側のエッジとで挟まれた範囲内に位置する点で、実施例2と異なる。したがって、表2に示すように、正極リード2上の電池の厚さは、3.76mm、負極リード7上の電池の厚さは3.65mmとなり、正極リード2上の電池厚さは、負極リード7上より厚く、電池の厚さのばらつきが生じた。この結果、実施例2と比較して、測定した電池容量が大きいものであったが、体積エネルギー密度は、低いものとなった。
比較例6は、電極長が実施例1と比較して短く、捲回終了側の正極活物質層塗布端部23および負極活物質層塗布端部24が第1の円弧部26a内に位置せず、正極リード2および負極リード7と異なる他方の側に位置し、正極活物質層塗布端部23が第1の円弧部26aの折り返し開始点26bと、第2の円弧部26dの折り返し終了点26fとで挟まれた範囲内に位置する点で、実施例2と異なる。したがって、実施例2と厚さが同じであるが、電極長が実施例1と比較して短く、効率良く電池容量を得ることができなかった。この結果、表2に示すように、実施例2と比較して、電池容量が小さく、体積エネルギー密度は、低いものとなった。
以上の結果より、以下のことがわかった。実施例2のように、最外周側に正極リード2および負極リード7が並行して設けられ、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21および負極活物質層塗布端部22と、正極リード2および負極リード7とが異なる側に位置するポリマーリチウム二次電池においては、捲回開始側の正極活物質層塗布端部21が、正極リード2の第1の円弧部26a側のエッジと、第2の円弧部26dの折り返し開始点26eとで挟まれた範囲内に位置し、捲回終了側の正極活物質層塗布端部23および負極活物質層塗布端部24が第1の円弧部26a内に位置するような構成とする。この構成とすることで、電池の厚さのばらつきを抑え、かつ効率良く電池容量を得ることができ、体積エネルギー密度を高めることができる。
この発明は、上述したこの発明の実施形態に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば、本発明の適用できる電池の形状は、扁平形状に限られず、角形、円筒形にも適用可能である。
この発明の一実施形態に係る捲回型電極体の断面図である。 この発明の一実施形態に係るポリマーリチウム二次電池の構成を示した模式図である。 この発明の一実施形態に係るポリマーリチウム二次電池の構成を詳細に示した模式図である。 この発明の他の実施形態に係る捲回型電極体の断面図である。 この発明の一実施形態に係る正極および負極の断面図である。 比較例に係る捲回型電極体の断面図である。 比較例に係る捲回型電極体の断面図である。 比較例に係る捲回型電極体の断面図である。 比較例に係る捲回型電極体の断面図である。 比較例に係る捲回型電極体の断面図である。 比較例に係る捲回型電極体の断面図である。
符号の説明
1・・・正極集電体
2・・・正極リード
3・・・正極活物質層
4・・・負極集電体
5・・・負極活物質層
6・・・絶縁材
7・・・負極リード
8・・・ゲル電解質層
9・・・セパレータ
10・・・捲回電極体
21,23・・・正極活物質層塗布端部
22,24・・・負極活物質層塗布端部
25・・・中央線
26a・・・第1の円弧部
26b,26e・・・折り返し開始点
26c,26f・・・折り返し終了点
26d・・・第2の円弧部
34・・・外装材

Claims (6)

  1. 正極と負極とがセパレータおよび電解質を介在して捲回され、最外周に上記正極が位置する捲回電極体を有し、
    上記捲回電極体の断面形状を厚み方向において、2分割して一方の側および他方の側を規定し、
    上記断面形状は、
    第1の円弧部と、第2の円弧部と、上記第1の円弧部の折り返し開始点および上記第2の円弧部の折り返し終了点を結ぶ辺と、上記第1の円弧部の折り返し終了点および上記第2の円弧部の折り返し開始点を結ぶ辺とからなり、
    上記正極が正極集電体と、正極活物質層とからなり、且つ上記正極集電体の少なくとも片面が露出するように上記正極活物質層が設けられ、
    上記負極が負極集電体と、負極活物質層とからなり、且つ上記負極集電体の少なくとも片面が露出するように上記負極活物質層が設けられ、
    上記捲回電極体の最外周側に、正極リードおよび負極リードが並行して設けられ、
    上記正極リードおよび上記負極リードと、捲回開始側の正極活物質層塗布端部および負極活物質層塗布端部とが上記一方の側に位置し、
    捲回開始側の上記正極活物質層塗布端部が上記正極リードの上記第1の円弧部側のエッジと、上記負極リードの上記第2の円弧部側のエッジとで挟まれた範囲内に位置し、
    上記正極活物質層塗布端部および上記負極活物質層塗布端部が第1の円弧部内に位置すること、
    を特徴とする非水電解質二次電池。
  2. 請求項1において、
    上記正極集電体および上記負極集電体の露出部が絶縁材にて被覆されたこと、
    を特徴とする非水電解質二次電池。
  3. 請求項1において、
    上記捲回電極体が外装材によって、被覆され、
    上記正極リードおよび上記負極リードが上記外装材から露出していること、
    を特徴とする非水電解質二次電池。
  4. 正極と負極とがセパレータおよび電解質を介在して捲回され、最外周に上記正極が位置する捲回電極体を有し、
    上記捲回電極体の断面形状を厚み方向において、2分割して一方の側および他方の側を規定し、
    上記断面形状は、
    第1の円弧部と、第2の円弧部と、上記第1の円弧部の折り返し開始点および上記第2の円弧部の折り返し終了点を結ぶ辺と、上記第1の円弧部の折り返し終了点および上記第2の円弧部の折り返し開始点を結ぶ辺とからなり、
    上記正極が正極集電体と、正極活物質層とからなり、且つ上記正極集電体の少なくとも片面が露出するように上記正極活物質層が設けられ、
    上記負極が負極集電体と、負極活物質層とからなり、且つ上記負極集電体の少なくとも片面が露出するように上記負極活物質層が設けられ、
    上記捲回電極体の最外周側に、正極リードおよび負極リードが並行して設けられ、
    捲回開始側の正極活物質層塗布端部および負極活物質層塗布端部が上記一方の側に位置し、上記正極リードおよび上記負極リードが上記他方の側に位置し、
    捲回開始側の上記正極活物質層塗布端部が上記正極リードの第1の円弧部側のエッジと、上記第2の円弧部の折り返し開始点とで挟まれた範囲内に位置し、
    捲回終了側の正極活物質層塗布端部および負極活物質層塗布端部が捲回終了側の第1の円弧部内に位置すること、
    を特徴とする非水電解質二次電池。
  5. 請求項4において、
    上記正極集電体および上記負極集電体の露出部が絶縁材にて被覆されたこと、
    を特徴とする非水電解質二次電池。
  6. 請求項4において、
    上記捲回電極体が外装材によって、被覆され、
    上記正極リードおよび上記負極リードが上記外装材から露出していること、
    を特徴とする非水電解質二次電池。
JP2005134126A 2005-05-02 2005-05-02 非水電解質二次電池 Active JP4736525B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005134126A JP4736525B2 (ja) 2005-05-02 2005-05-02 非水電解質二次電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005134126A JP4736525B2 (ja) 2005-05-02 2005-05-02 非水電解質二次電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006310222A true JP2006310222A (ja) 2006-11-09
JP4736525B2 JP4736525B2 (ja) 2011-07-27

Family

ID=37476866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005134126A Active JP4736525B2 (ja) 2005-05-02 2005-05-02 非水電解質二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4736525B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008204781A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 扁平角形二次電池の製造方法、扁平電極体の製造方法及び扁平電極体の製造装置
JP4918625B2 (ja) * 2010-02-03 2012-04-18 パナソニック株式会社 電源装置
JP2012530354A (ja) * 2010-08-23 2012-11-29 エルジー・ケム・リミテッド 改良構造のゼリーロールおよびそれを含む二次電池
WO2013080966A1 (ja) * 2011-11-30 2013-06-06 三洋電機株式会社 非水電解質二次電池
JP2013201094A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Hitachi Maxell Ltd 非水電解液二次電池
JP2014056742A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Gs Yuasa Corp 蓄電素子
JP2015076183A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 株式会社Gsユアサ 蓄電素子及び蓄電素子の製造方法
CN107171028A (zh) * 2017-07-07 2017-09-15 安普瑞斯(无锡)有限公司 一种卷绕式电芯及电池
CN107293805A (zh) * 2016-03-31 2017-10-24 宁德新能源科技有限公司 卷绕式电芯及卷针
CN110036525A (zh) * 2016-12-05 2019-07-19 三洋电机株式会社 圆筒形的非水电解质二次电池
CN110190316A (zh) * 2019-05-17 2019-08-30 宁德时代新能源科技股份有限公司 二次电池
JP2020198196A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 株式会社村田製作所 電池
JPWO2021020151A1 (ja) * 2019-07-31 2021-02-04
WO2022138625A1 (ja) * 2020-12-23 2022-06-30 三洋電機株式会社 非水電解質二次電池

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001266927A (ja) * 2000-03-23 2001-09-28 Nec Mobile Energy Kk 巻回型電池
JP2001266946A (ja) * 2000-03-23 2001-09-28 Sony Corp リチウムイオン電池およびその製造方法
JP2003051339A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Sony Corp 非水電解質電池およびその製造方法
JP2003272598A (ja) * 2002-03-13 2003-09-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解液電池およびその製造方法
JP2004356047A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Canon Inc リチウム二次電池

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001266927A (ja) * 2000-03-23 2001-09-28 Nec Mobile Energy Kk 巻回型電池
JP2001266946A (ja) * 2000-03-23 2001-09-28 Sony Corp リチウムイオン電池およびその製造方法
JP2003051339A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Sony Corp 非水電解質電池およびその製造方法
JP2003272598A (ja) * 2002-03-13 2003-09-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解液電池およびその製造方法
JP2004356047A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Canon Inc リチウム二次電池

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008204781A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 扁平角形二次電池の製造方法、扁平電極体の製造方法及び扁平電極体の製造装置
US9240575B2 (en) 2010-02-03 2016-01-19 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Power supply apparatus
JP4918625B2 (ja) * 2010-02-03 2012-04-18 パナソニック株式会社 電源装置
TWI455389B (zh) * 2010-08-23 2014-10-01 Lg Chemical Ltd 改良性的膠卷狀結構,及包含其之二次電池
TWI481094B (zh) * 2010-08-23 2015-04-11 Lg Chemical Ltd 改良性的膠卷狀結構,及包含其之二次電池
JP2012530354A (ja) * 2010-08-23 2012-11-29 エルジー・ケム・リミテッド 改良構造のゼリーロールおよびそれを含む二次電池
WO2013080966A1 (ja) * 2011-11-30 2013-06-06 三洋電機株式会社 非水電解質二次電池
JP2013201094A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Hitachi Maxell Ltd 非水電解液二次電池
JP2014056742A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Gs Yuasa Corp 蓄電素子
JP2015076183A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 株式会社Gsユアサ 蓄電素子及び蓄電素子の製造方法
CN107293805B (zh) * 2016-03-31 2023-02-28 宁德新能源科技有限公司 卷绕式电芯及卷针
CN107293805A (zh) * 2016-03-31 2017-10-24 宁德新能源科技有限公司 卷绕式电芯及卷针
CN110036525A (zh) * 2016-12-05 2019-07-19 三洋电机株式会社 圆筒形的非水电解质二次电池
CN107171028A (zh) * 2017-07-07 2017-09-15 安普瑞斯(无锡)有限公司 一种卷绕式电芯及电池
CN110190316A (zh) * 2019-05-17 2019-08-30 宁德时代新能源科技股份有限公司 二次电池
CN110190316B (zh) * 2019-05-17 2024-05-10 宁德时代新能源科技股份有限公司 二次电池
US12021268B2 (en) 2019-05-17 2024-06-25 Contemporary Amperex Technology Co., Limited Secondary battery
JP2020198196A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 株式会社村田製作所 電池
JP7306069B2 (ja) 2019-05-31 2023-07-11 株式会社村田製作所 電池
JPWO2021020151A1 (ja) * 2019-07-31 2021-02-04
WO2021020151A1 (ja) * 2019-07-31 2021-02-04 株式会社村田製作所 二次電池
CN114175336A (zh) * 2019-07-31 2022-03-11 株式会社村田制作所 二次电池
WO2022138625A1 (ja) * 2020-12-23 2022-06-30 三洋電機株式会社 非水電解質二次電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP4736525B2 (ja) 2011-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4736525B2 (ja) 非水電解質二次電池
JP4586820B2 (ja) 巻回型非水電解質二次電池
US7651820B2 (en) Gel electrolyte and gel electrolyte battery
CN1193453C (zh) 非水电解质二次电池及其制造方法
KR100731240B1 (ko) 비수계 겔 전해질 전지의 제조 방법
JP5760593B2 (ja) 活物質の製造方法、電極及びリチウムイオン二次電池
JP2001236947A (ja) 電極及び電池、並びにそれらの製造方法
JP2009129553A (ja) 電池
JP2002008723A (ja) ゲル状電解質及び非水電解質電池
JP2001313075A (ja) ゲル状電解質及びゲル状電解質電池
JP2006260904A (ja) 巻回型電池およびその製造方法
JP2008066040A (ja) 電池およびその製造方法
JP2000149905A (ja) 固体電解質電池
JP2007134149A (ja) 非水電解質電池
JPH11185773A (ja) ゲル状電解質電池
JP2000149992A (ja) ゲル状電解質電池
JP4945074B2 (ja) 非水電解質二次電池
JPH10162802A (ja) セパレータ、非水電解液電池及びその製造方法
JP4560851B2 (ja) 固体電解質電池の製造方法
JP6714342B2 (ja) 電池モジュール
JP2008077996A (ja) 巻回電池
JP2005078963A (ja) 非水電解質二次電池およびその製造方法
JP4967215B2 (ja) 非水電解質二次電池
JP2006147276A (ja) 非水電解質二次電池
JP2003017037A (ja) 非水電解質二次電池及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110418

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4736525

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250