JP2006308938A - ポリビニルアルコール系フィルム、及び偏光膜、偏光板 - Google Patents

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Abstract

【課題】延伸性と透明性に優れたポリビニルアルコール系フィルム、および偏光性能とその耐久性に優れた偏光膜、偏光板を提供する。
【解決手段】ケン化度の差が0.15モル%以内であり、かつ重量平均分子量の差が20000以上であるポリビニルアルコール系樹脂(A)およびポリビニルアルコール系樹脂(B)からなることを特徴とするポリビニルアルコール系フィルム、ならびに該フィルムを原反として製造される偏光膜、偏光板である。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリビニルアルコール系フィルムに関する。さらに詳しくは、本発明は、延伸性と透明性に優れたポリビニルアルコール系フィルム、および該フィルムから得られる偏光性能とその耐久性に優れた偏光膜、偏光板に関するものである。
従来、ポリビニルアルコール系フィルムは、ポリビニルアルコール系樹脂を水などの溶剤に溶解して原液を調製した後、溶液流延法(キャスト法)により製膜して、金属加熱ロール等を使用して乾燥、必要に応じて熱処理することにより製造される。このようにして得られたポリビニルアルコール系フィルムは、透明性や染色性に優れたフィルムとして多くの用途に利用されており、その有用な用途の一つに偏光膜が挙げられる。かかる偏光膜は、ポリビニルアルコール系フィルムを延伸かつヨウ素などの色素で染色した後、ほう酸などで架橋処理されたものであり、液晶ディスプレイの基本構成要素としてその使用が拡大されている。
このような中、液晶テレビなどの画面の大型化、画像の高精細化、および高耐久化に伴い、従来品より一段と、偏光度や光線透過率などの偏光性能に優れた偏光膜、特に偏光性能の耐久性に優れた偏光膜が要望されている。高偏光度を達成するためには、偏光膜の原反となるポリビニルアルコール系フィルムが延伸性と配向性に優れることが重要であり、高光線透過率を達成するためには、ポリビニルアルコール系フィルムが透明性に優れることが重要である。また、高耐久性を達成するためには、使用されるポリビニルアルコール系樹脂の高分子量化が必要である。かかる対策として、例えば、平均重合度2600以上の高重合度ポリビニルアルコールと平均重合度500〜2000の低重合度ポリビニルアルコールよりなるフィルムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、その他にも、特定の重合度を有する2種類のポリビニルアルコール系樹脂を用いることが提案されている(例えば、特許文献2、3参照)。
しかし、これらの開示技術では、得られるポリビニルアルコール系フィルムの透明性が充分では無い。重合度の異なる樹脂を混合することにより、フィルムのヘーズとその面内ふれが増大する。その結果、かかるポリビニルアルコール系フィルムを原反として用いて製造される偏光膜は、光線透過率が充分でなく、また光線透過率の面内ふれを生じていた。光線透過率の面内ふれは、フィルムが幅広長尺になるほど顕著であり、歩留まりよく長尺幅広なフィルムが製造できない要因となっていた。
特開平4−204802号公報 特開平6−235818号公報 特開平6−250019号公報
本発明は、ディスプレイの大面積化、高精細化、高耐久化に対応する、延伸性と透明性に優れたポリビニルアルコール系フィルム、および偏光性能とその耐久性に優れた偏光膜、偏光板を提供することを目的とするものである。
本発明は、ケン化度の差が0.15モル%以内であり、かつ重量平均分子量の差が20000以上であるポリビニルアルコール系樹脂(A)およびポリビニルアルコール系樹脂(B)からなるポリビニルアルコール系フィルムに関する。
ポリビニルアルコール系樹脂(A)およびポリビニルアルコール系樹脂(B)のケン化度がそれぞれ99.8〜100モル%であることが好ましい。
ポリビニルアルコール系樹脂(A)の重量平均分子量が70000以上であり、ポリビニルアルコール系樹脂(B)の重量平均分子量が50000以下であることが好ましい。
ポリビニルアルコール系樹脂(A)が、重量平均分子量が160000〜240000のポリビニルアルコール系樹脂(A1)および重量平均分子量が100000〜140000のポリビニルアルコール系樹脂(A2)からなることが好ましい。
ポリビニルアルコール系樹脂(A)の含有量が、ポリビニルアルコール系樹脂全体に対して80〜95重量%であり、ポリビニルアルコール系樹脂(B)の含有量が、ポリビニルアルコール系樹脂全体に対して5〜20重量%であることが好ましい。
ポリビニルアルコール系樹脂(A1)の含有量が、ポリビニルアルコール系樹脂(A)に対して50〜80重量%であり、ポリビニルアルコール系樹脂(A2)の含有量が、ポリビニルアルコール系樹脂(A)に対して20〜50重量%であることが好ましい。
前記ポリビニルアルコール系フィルムは、厚さが30〜70μmであり、かつ破断伸度が500〜700%であることが好ましい。
前記ポリビニルアルコール系フィルムは、幅3m以上、長さ4000m以上であることが好ましい。
前記ポリビニルアルコール系フィルムは、偏光膜の原反フィルムとして用いることが好ましい。
また、本発明は、前記ポリビニルアルコール系フィルムからなる偏光膜に関する。
さらに、本発明は、前記偏光膜の少なくとも片面に保護膜を設けてなる偏光板に関する。
本発明のポリビニルアルコール系フィルムは、ケン化度の差が0.15モル%以内であり、かつ重量平均分子量の差が20000以上であるポリビニルアルコール系樹脂(A)およびポリビニルアルコール系樹脂(B)からなるため、高延伸が可能であり、またヘーズが小さいため、高偏光度で高光線透過率な偏光膜を製造する際に、原反フィルムとして好ましく用いられる。
本発明は、ケン化度の差が0.15モル%以内であり、かつ重量平均分子量の差が20000以上であるポリビニルアルコール系樹脂(A)およびポリビニルアルコール系樹脂(B)からなるポリビニルアルコール系フィルムに関する。
本発明のポリビニルアルコール系フィルムは、ポリビニルアルコール系樹脂をキャスト法により製膜して得られるものである。ポリビニルアルコール系樹脂としては、通常、酢酸ビニルを重合して得られるポリ酢酸ビニルをケン化して製造される樹脂が用いられるが、本発明のポリビニルアルコール系フィルムにおいては、必ずしもこれに限定されるものではなく、酢酸ビニルと、少量の酢酸ビニルと共重合可能な成分との共重合体をケン化して得られる樹脂を用いることもできる。酢酸ビニルと共重合可能な成分としては、例えば、不飽和カルボン酸(塩、エステル、アミド、ニトリル等を含む)、炭素数2〜30のオレフィン類(エチレン、プロピレン、n−ブテン、イソブテン等)、ビニルエーテル類、不飽和スルホン酸塩等が挙げられる。
また、ポリビニルアルコール系樹脂として、側鎖に1,2−グリコール結合を有するポリビニルアルコール系樹脂を用いることも好ましく、かかる側鎖に1,2−グリコール結合を有するポリビニルアルコール系樹脂は、例えば、(ア)酢酸ビニルと3,4−ジアセトキシ−1−ブテンとの共重合体をケン化する方法、(イ)酢酸ビニルとビニルエチレンカーボネートとの共重合体をケン化及び脱炭酸する方法、(ウ)酢酸ビニルと2,2−ジアルキル−4−ビニル−1,3−ジオキソランとの共重合体をケン化及び脱ケタール化する方法、(エ)酢酸ビニルとグリセリンモノアリルエーテルとの共重合体をケン化する方法、等により得られる。
本発明のポリビニルアルコール系フィルムは、原料であるポリビニルアルコール系樹脂として、ケン化度の差が0.15モル%以内であり、かつ重量平均分子量の差が20000以上であるポリビニルアルコール系樹脂(A)およびポリビニルアルコール系樹脂(B)をブレンドしたものを使用することに最大の特徴がある。ここで、本発明におけるケン化度は、残存酢酸ビニルの加水分解に要するアルカリ消費量で分析することにより得られる。また、本発明における重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフ−低角度レーザー光散乱法(以下、GPC−LALLS法という)により測定される。
ポリビニルアルコール系樹脂(A)およびポリビニルアルコール系樹脂(B)のケン化度の差は、0.15モル%以内、好ましくは0.1モル%以内、より好ましくは0.07%モル以内、さらに好ましくは0.05モル%以内である。ケン化度の差が0.15モル%を超えると、得られるポリビニルアルコール系フィルムの透明性が低下する。
ポリビニルアルコール系樹脂(A)およびポリビニルアルコール系樹脂(B)の重量平均分子量の差は、20000以上、好ましくは50000以上、より好ましくは100000以上である。重量平均分子量の差が20000未満であると延伸性改良の効果が乏しい。
ポリビニルアルコール系樹脂(A)およびポリビニルアルコール系樹脂(B)のケン化度は、好ましくは99.8〜100モル%である。より好ましくは99.85〜100モル%、さらに好ましくは99.9〜100モル%である。ケン化度が99.8モル%未満ではポリビニルアルコール系フィルムを偏光膜とする場合に充分な偏光度が得られず好ましくない。
ポリビニルアルコール系樹脂(A)は、重量平均分子量が70000以上の高分子量ポリビニルアルコール系樹脂であることが好ましい。好ましい重量平均分子量は120000〜300000、より好ましくは140000〜260000、さらに好ましくは160000〜240000、特に好ましくは180000〜220000である。重量平均分子量が70000未満では、得られるフィルムを偏光膜とする場合に充分な偏光性能が得られず、300000を超えると得られるフィルムを偏光膜とする場合に延伸が困難となり好ましくない。
ポリビニルアルコール系樹脂(B)は、重量平均分子量が50000以下の低分子量ポリビニルアルコール系樹脂であることが好ましい。好ましい重量平均分子量は1000〜50000、より好ましくは2000〜40000、さらに好ましくは3000〜30000、特に好ましくは4000〜20000である。重量平均分子量が50000を超えると、得られるフィルムを偏光膜とする場合に充分な延伸性が得られない。
ポリビニルアルコール系樹脂(A)の含有量は、ポリビニルアルコール系樹脂全体に対して好ましくは80〜95重量%、より好ましくは83〜92重量%、さらに好ましくは85〜90重量%であり、ポリビニルアルコール系樹脂(B)の含有量は、ポリビニルアルコール系樹脂全体に対して好ましくは5〜20重量%、より好ましくは8〜17重量%、さらに好ましくは10〜15重量%である。本発明のポリビニルアルコール系フィルムは、ポリビニルアルコール系樹脂(A)のような高分子量樹脂とポリビニルアルコール系樹脂(B)のような低分子量樹脂とを併用して製造することによって、偏光膜としたときに、高分子量樹脂のみからなるフィルムを用いて製造される偏光膜のもつ耐久性を保持しながら、延伸性を改良するものである。この効果は、ポリビニルアルコール系樹脂(B)の含有量が5重量%未満では乏しくなる。また、含有量が20重量%を超えると、耐久性の保持が困難となる。
ポリビニルアルコール系樹脂(A)として、2種類以上のポリビニルアルコール系樹脂をブレンドして用いることも可能であり、同様に、ポリビニルアルコール系樹脂(B)として、2種類以上のポリビニルアルコール系樹脂をブレンドして用いることも可能であるが、ポリビニルアルコール系樹脂(A)およびポリビニルアルコール系樹脂(B)の合計が5種類以上では、各樹脂の製造負荷が増大するため好ましくない。このようにブレンドする際には、ポリビニルアルコール系樹脂(A)およびポリビニルアルコール系樹脂(B)の合計が、好ましくは2〜4種類、より好ましくは2または3種類、さらに好ましくは3種類となるようにする。ポリビニルアルコール系樹脂(A)として2種類とポリビニルアルコール系樹脂(B)として1種類をブレンドすることが、特に好ましい。
ポリビニルアルコール系樹脂(A)として2種類以上のポリビニルアルコール系樹脂を併用する場合は、重量平均分子量が160000〜240000のポリビニルアルコール系樹脂(A1)と重量平均分子量が100000〜140000のポリビニルアルコール系樹脂(A2)を使用することが、得られるポリビニルアルコール系フィルムの延伸性と透明性の点より好ましい。この場合、ポリビニルアルコール系樹脂(A1)を、ポリビニルアルコール系樹脂(A)全量の好ましくは50〜80重量%、より好ましくは55〜75重量%、さらに好ましくは60〜70重量%含有する。ポリビニルアルコール系樹脂(A1)の含有量が50重量%未満では 耐久性が低下する傾向があり、80重量%を超えると延伸性が低下する傾向がある。また、ポリビニルアルコール系樹脂(A2)は、ポリビニルアルコール系樹脂(A)全量の好ましくは20〜50重量%、より好ましくは25〜45重量%、さらに好ましくは30〜40重量%含有する。ポリビニルアルコール系樹脂(A2)の含有量が20重量%未満では延伸性が低下する傾向があり、50重量%を超えると耐久性が低下する傾向がある。
本発明のポリビニルアルコール系フィルムは、ポリビニルアルコール系樹脂(A)のような高重合度品とポリビニルアルコール系樹脂(B)のような低重合度品とをブレンドしたポリビニルアルコール系樹脂を原料とすることにより、延伸性が改良され、偏光度の高い偏光膜の作製に使用することができる。
また、前述したように、2種類のポリビニルアルコール系樹脂を用いた場合、得られるポリビニルアルコール系フィルムの透明性は充分では無い。透明性低下の理由は、ケン化度の異なるポリビニルアルコール系樹脂では、製膜時に使用される水などの溶剤への溶解性が異なるためと推測される。一般的に、ポリビニルアルコール系樹脂は、ケン化度が高いほど水への溶解性が低下する。例えば、水溶液をキャスト基材上に流延して乾燥する工程においては、よりケン化度の高いポリビニルアルコール系樹脂が先に析出し、次いでよりケン化度の低い樹脂が析出しやすい。したがって、2種類のポリビニルアルコール系樹脂のケン化度が大きく異なる場合は、この乾燥工程において、フィルムの厚さ方向や面内に不均一な分子量分布が生じる可能性が高い。その結果、フィルムのヘーズと、ヘーズの面内ふれが増大する傾向にあるものと推測される。本発明のポリビニルアルコール系フィルムは、高重合度品と低重合度品とのケン化度の差を小さくすることにより、透明性を改良することが可能となり、光線透過率の高い偏光膜の作製に使用することができるのである。
本発明のポリビニルアルコール系フィルムは、厚さが30〜70μmであり、かつ破断伸度が500〜700%であることが好ましい。厚さは、より好ましくは35〜65μm、さらに好ましくは40〜60μmである。厚さが30μm未満では延伸が難しく、70μmを超えると、かかるフィルムを用いて偏光膜を製造し、該偏光膜を液晶パネルに貼合した際に、経時的に白抜けを生じ易くなりパネルの表示品位が低下するなどの不都合が生じやすくなる。
破断伸度は、より好ましくは510%〜650%、さらに好ましくは520〜600%である。破断伸度が500%未満では延伸性に劣り、偏光膜とする場合に充分な偏光度が得られず好ましくない。逆に、破断伸度が700%を超えると配向性に劣り、偏光膜とする場合に充分な偏光度が得られず好ましくない。
本発明のポリビニルアルコール系フィルムの幅は3m以上であり、長さは4000m以上であることが、偏光膜製造時の生産性の点で好ましい。幅は、より好ましくは3.5m以上、長さは、好ましくは4500m以上である。
本発明のポリビニルアルコール系フィルムのヘーズは、好ましくは0.5以下、より好ましくは0.4以下、さらに好ましくは0.3以下である。ヘーズが0.5を超える場合は、見た目にも失透感があり、偏光膜とする場合に充分な光線透過率が得られず好ましくない。
また、本発明のポリビニルアルコール系フィルムのヘーズの面内ふれは、好ましくは0.3以下、より好ましくは0.2以下、さらに好ましくは0.1以下である。ヘーズの面内ふれが0.3を超える場合は、偏光膜とする場合に均一な光線透過率が得られず好ましくない。
本発明のポリビニルアルコール系フィルムの製造方法は、とくに限定されず、例えば、前述したようなポリビニルアルコール系樹脂を用いてポリビニルアルコール系樹脂水溶液を調製し、該水溶液をドラム型ロールに流延して製膜、乾燥、必要に応じて熱処理することにより製造される。以下に、本発明のポリビニルアルコール系フィルムの製造方法の一例について説明する。
本発明のポリビニルアルコール系フィルムの製造方法においては、まず、前述したような分子量の異なるポリビニルアルコール系樹脂(A)およびポリビニルアルコール系樹脂(B)からなるポリビニルアルコール系樹脂水溶液が調製される。水溶液の濃度は、好ましくは10〜50重量%、より好ましくは15〜40重量%、特に好ましくは20〜30重量%である。かかる濃度が10重量%未満では乾燥負荷が大きくなって生産能力が劣り、50重量%を超えると粘度が高くなりすぎて均一な溶解ができず好ましくない。
また、ポリビニルアルコール系樹脂には、必要に応じて、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、エチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール等の一般的に使用される可塑剤や、ノニオン性、アニオン性、カチオン性の界面活性剤が添加される。
ポリビニルアルコール系樹脂水溶液の調製方法は、とくに限定されず、たとえば、多軸押出機を用いて調製してもよく、また、上下循環流発生型撹拌翼を備えた溶解缶において、缶中に水蒸気を吹き込んで含水ポリビニルアルコール系樹脂を溶解させて水溶液を調製することもできる。
ポリビニルアルコール系樹脂水溶液を調製する際に、樹脂を溶解させる温度条件は、50〜200℃、好ましくは100〜150℃である。50℃未満ではモーターの負荷が大きくなり、200℃を超えるとポリビニルアルコール系樹脂の劣化が生じるため好ましくない。また、溶解の時間は、好ましくは1〜20時間、より好ましくは2〜10時間である。1時間未満では、溶解が不充分であり、20時間を超えると生産性に劣り好ましくない。
次に、得られたポリビニルアルコール系樹脂水溶液は、脱泡処理される。脱泡方法としては静置脱泡や多軸押出機による脱泡等が挙げられるが、本発明のポリビニルアルコール系樹脂の製造においては、多軸押出機を用いて脱泡する方法が好ましい。多軸押出機としては、ベントを有した多軸押出機であれば特に限定されないが、通常はベントを有した2軸押出機が用いられる。
脱泡処理は、ポリビニルアルコール系樹脂水溶液を多軸押出機に供給し、ベント部の樹脂温度を100〜200℃、好ましくは110〜150℃とし、かつ押出機先端圧力を2〜100kg/cm2、好ましくは5〜70kg/cm2とした条件下で行なわれる。ベント部の樹脂温度が100℃未満では脱泡が不充分となり、200℃を超えると樹脂劣化が起こることとなる。また、押出機先端圧力が2kg/cm2未満では脱泡が不充分となり、100kg/cm2を超えると配管での樹脂漏れ等が発生し、安定生産することができなくなる。
脱泡処理の後、多軸押出機から排出されたポリビニルアルコール系樹脂水溶液は、一定量ずつT型スリットダイに導入され、その後、流延して製膜される。
T型スリットダイとしては、通常、細長の矩形を有したT型スリットダイが用いられる。
また、T型スリットダイ出口の樹脂温度は80〜100℃であることが好ましく、より好ましくは85〜98℃である。T型スリットダイ出口の樹脂温度が80℃未満では流動不良となり、100℃を超えると発泡し好ましくない。
ポリビニルアルコール系樹脂水溶液の流延に際しては、ドラム型ロールまたはエンドレスベルトで行なわれるが、幅広化や長尺化、膜厚の均一性などの点からドラム型ロールで行なうことが好ましい。
ドラム型ロールで流延製膜するにあたり、例えばドラム型ロールの回転速度は5〜30m/分であることが好ましく、特に好ましくは6〜20m/分である。ドラム型ロールの表面温度は70〜99℃であることが好ましく、より好ましくは75〜97℃である。ドラム型ロールの表面温度が70℃未満では乾燥不良となり、99℃を超えると発泡し好ましくない。ドラム型ロールの大きさについては特に限定されないが、幅は3.1m以上、直径は3100〜5000mmが好ましい。
ドラム型ロールにより流延製膜されたフィルムの含水率は、10〜30重量%であることが好ましく、特に好ましくは15〜25重量%である。30重量%を超えると、ロールからの剥離が困難であり、乾燥工程の負荷が大きくなり好ましくない。また、10重量%未満では、急激な水分蒸発によりリタデーションが増大することとなり好ましくない。
得られた製膜後のフィルムは、その表面と裏面とを複数の熱ロールに交互に通過させながら乾燥され、その後、必要に応じて熱処理される。熱ロールの表面温度は、とくに限定されないが、40〜150℃、さらには50〜120℃であることが好ましい。表面温度が40℃未満では乾燥不良となり、150℃をこえると乾燥しすぎることとなり外観不良を招き好ましくない。熱ロールの表面温度は、一定である必要は無く、例えば、含水率の大きい乾燥初期においては高温、後期においては低温としてもよい。熱ロールの総数は、5〜30本が好ましく、より好ましくは10〜20本である。5本未満では乾燥が不充分となり、30本を超えると設備負荷が大きくなり好ましくない。熱ロールの直径は、150〜500mmが好ましく、より好ましくは200〜400mmである。熱ロールの幅は、特に限定されないが、好ましくは3.1〜5m、より好ましくは3.2〜4.5mである。
また、熱処理を行なう場合は、フィルムを両面から温風で加熱するフローティング法が好ましい。この場合の熱処理温度は100〜120℃が適当で、熱処理時間は10〜120秒であることが適当である。
乾燥後(熱処理を行う場合は熱処理後)のフィルムの含水率は、5重量%以下であることが好ましい。より好ましくは1〜4重量%、さらに好ましくは2〜3重量%である。5重量%を超える場合は、フィルムの保管時に外観不良を招きやすい。
本発明のポリビニルアルコール系フィルムは、延伸性に優れ、かつヘーズが小さいため、偏光度と単体透過率に優れた偏光膜を製造する際に、原反フィルムとして好ましく用いられる。また、ヘーズのふれが小さいため、単体透過率のふれが小さい偏光膜を得ることができる。
以下、本発明のポリビニルアルコール系フィルムを用いた本発明の偏光膜の製造方法について説明する。
本発明の偏光膜は、通常の染色、延伸、ホウ酸架橋および熱処理などの工程を経て製造される。偏光膜の製造方法としては、ポリビニルアルコール系フィルムを延伸してヨウ素または二色性染料の溶液に浸漬し染色した後、ホウ素化合物処理する方法、延伸と染色を同時に行なった後、ホウ素化合物処理する方法、ヨウ素または二色性染料により染色して延伸した後、ホウ素化合物処理する方法、染色した後、ホウ素化合物の溶液中で延伸する方法などがあり、適宜選択して用いることができる。このように、ポリビニルアルコール系フィルム(未延伸フィルム)は、延伸と染色、さらにホウ素化合物処理を別々に行なっても同時に行なってもよいが、染色工程、ホウ素化合物処理工程の少なくとも一方の工程中に一軸延伸を実施することが、生産性の点より望ましい。
延伸は、一軸方向に3〜10倍、好ましくは5〜8倍、より好ましくは6〜7倍延伸することが望ましい。この際、延伸方向と直角方向にも若干の延伸(幅方向の収縮を防止する程度あるいはそれ以上の延伸)を行なっても差し支えない。延伸時の温度条件は40〜170℃から選ぶのが望ましい。さらに、かかる延伸倍率は最終的に上記の範囲に設定されれば良く、延伸操作は一段階のみならず、製造工程の任意の範囲の段階に実施すれば良い。
ポリビニルアルコール系フィルムへの染色は、フィルムにヨウ素あるいは二色性染料を含有する液体を接触させることによって行なわれる。通常は、ヨウ素−ヨウ化カリウムの水溶液が用いられ、ヨウ素の濃度は0.1〜2g/L、ヨウ化カリウムの濃度は10〜50g/L、ヨウ化カリウム/ヨウ素の重量比は20〜100が適当である。染色時間は30〜500秒程度が実用的であり、処理浴の温度は5〜50℃が好ましい。水溶媒以外に、水と相溶性のある有機溶媒を少量含有させても差し支えない。接触手段としては浸漬、塗布、噴霧等の任意の手段が適用できる。
染色処理されたフィルムは、次いでホウ素化合物によって処理される。ホウ素化合物としては、ホウ酸、ホウ砂が実用的である。ホウ素化合物は、水溶液または水−有機溶媒混合液の形で濃度0.5〜2モル/L程度で用いられ、液中には少量のヨウ化カリウムを共存させるのが実用上望ましい。処理法は浸漬法が望ましいが、もちろん塗布法、噴霧法も実施可能である。処理時の温度は50〜70℃程度、処理時間は5〜20分程度が好ましく、また必要に応じて処理中に延伸操作を行なっても良い。
このようにして得られる本発明の偏光膜は、その片面または両面に光学的に等方性の高分子フィルムまたはシートを保護膜として積層接着して、偏光板として用いることもできる。かかる保護膜としては、例えば、セルローストリアセテート、セルロースジアセテート、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリエーテルスルホン、ポリアリーレンエステル、ポリ−4−メチルペンテン、ポリフェニレンオキサイド、シクロ系ないしはノルボルネン系ポリオレフィン等のフィルムまたはシートが挙げられる。
また、本発明の偏光膜には、薄膜化を目的として、前記保護膜の代わりに、その片面または両面に、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ウレア樹脂等の硬化性樹脂を塗布し、積層させることもできる。
本発明の偏光膜(またはその少なくとも片面に保護膜あるいは硬化性樹脂を積層したもの)は、その一方の表面に、必要に応じて、透明な感圧性接着剤層が通常知られている方法で形成されて、実用に供される場合もある。感圧性接着剤層としては、例えばアクリル酸ブチル、アクリル酸エチル、アクリル酸メチル、アクリル酸2−エチルヘキシル等のアクリル酸エステルと、例えばアクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、メタクリル酸、クロトン酸等のα−モノオレフィンカルボン酸との共重合物(アクリルニトリル、酢酸ビニル、スチロールの如きビニル単量体を添加したものも含む。)を主体とするものが、偏光膜の偏光特性を阻害することがないので特に好ましいが、これらに限定されることなく、透明性を有する感圧性接着剤であれば使用可能で、例えばポリビニルエーテル系、ゴム系等でもよい。
本発明の偏光膜あるいは偏光板の偏光度は、好ましくは99.8%以上、より好ましくは99.9%以上である。偏光度が99.8%未満では液晶ディスプレイにおけるコントラストを確保することができなくなる傾向がある。また、本発明の偏光膜あるいは偏光板の単体透過率は、好ましくは44%以上、より好ましくは44.5%以上である。単体透過率のふれは、好ましくは0.5%以下、より好ましくは0.3%以下である。偏光度のふれが0.5%をこえると液晶ディスプレイにおいて色むらが発生する傾向がある。前述の偏光性能は、高湿度下に長期間放置しても維持されることが好ましい。
本発明の偏光膜は、電子卓上計算機、電子時計、ワープロ、パソコン、携帯情報端末機、自動車や機械類の計器類等の液晶表示装置、サングラス、防目メガネ、立体メガネ、表示素子(CRT、LCD等)用反射低減層、医療機器、建築材料、玩具等に用いられる。
以下、本発明について実施例を挙げて具体的に説明する。なお、実施例中、「部」、「%」とあるのは、特に断りのない限り重量基準である。
ポリビニルアルコール系樹脂のケン化度と重量平均分子量、ポリビニルアルコール系フィルムのヘーズと破断伸度、偏光膜および偏光板の偏光度と単体透過率、ならびに偏光板の耐久性と白抜けは、以下の方法により評価した。
(1)ケン化度
JIS K 6726に準拠して測定した。
(2)重量平均分子量
GPC−LALLS法により、以下の条件で測定する。
1)GPC
装置:Waters製244型ゲル浸透クロマトグラフ
カラム:東ソー(株)製TSK−gel−GMPWXL(内径8mm、長さ30cm、2本)
溶媒:0.1M−トリス緩衝液(pH7.9)
流速:0.5ml/分
温度:23℃
試料濃度:0.040%
ろ過:東ソー(株)製0.45μmマイショリディスクW−25−5
注入量:0.2ml
検出感度(示差屈折率検出器):4倍
2)LALLS
装置:Chromatrix製KMX−6型低角度レーザー光散乱光度計
温度:23℃
波長:633nm
第2ビリアル係数×濃度:0mol/g
屈折率濃度変化(dn/dc):0.159ml/g
フィルター:MILLIPORE製0.45μmフィルターHAWP01300
ゲイン:800mV
(3)ヘーズ
スガ試験機(株)製カラーコンピューターを用いて、フィルムの幅方向に100mmピッチで全幅にわたり測定し、平均値とふれ(最大値−最小値)を求める。
(4)破断伸度
オートグラフ((株)島津製作所製オートグラフAGS−H)を用いて、JIS K 7127に準じて測定する。なお、引張試験速度は500mm/分とした。
(5)偏光度と単体透過率
得られた偏光膜もしくは偏光板を、幅(TD)1000mm×延伸方向(MD)50mmに切断し、短冊サンプルを作成する(幅(TD)1000mmとは、幅方向に対して中心部を基準にしたものである。)。高速多波長複屈折測定装置(大塚電子(株)製 RETS−2000 波長:550nm)を用いて、幅方向に10mmピッチで全幅にわたり、偏光度と単体透過率を測定し、それぞれの平均値と、単体透過率に関してはふれ(最大値−最小値)を求める。
(6)偏光板の耐久性
得られた偏光板を、60℃、相対湿度90%の雰囲気中に10日間放置した後の偏光度と単体透過率を、上記高速多波長複屈折測定装置にて測定する。
(7)白抜けの評価
ガラス板にアクリル系粘着層を介して、得られた偏光板を光の吸収軸が45°になるように貼合し、さらに、該ガラス板の反対面に先に貼合した偏光板に対してクロスニコルに配置するように、偏光板を貼合し、白抜け評価用サンプルを作成する。このサンプルを80℃の環境下に500時間放置し、光の漏れ、所謂白抜けを目視で観察する。白抜けが観察されなかったものを○、観察されたものを×とする。
実施例1
(ポリビニルアルコール系フィルムの製造)
200Lのタンクに、重量平均分子量200000、ケン化度99.90モル%のポリビニルアルコール系樹脂(A)34kgと、重量平均分子量10000、ケン化度99.93モル%のポリビニルアルコール系樹脂(B)6kg、水130kg、可塑剤としてグリセリン4.2kg、および剥離剤としてポリオキシエチレンラウリルアミン42gを入れ、撹拌しながら150℃まで昇温して、均一に溶解した樹脂濃度23%のポリビニルアルコール系樹脂水溶液を得た。次に該ポリビニルアルコール系樹脂水溶液を、2軸押出機に供給して脱泡した後、T型スリットダイよりドラム型ロールに流延して製膜した。かかる流延製膜の条件は下記のとおりであった。
ドラム型ロール
直径:3m、幅:4.3m、回転速度:10m/分、表面温度:90℃、T型スリットダイ出口の樹脂温度:95℃
製膜後に得られたフィルムの水分率は23%であった。そして、このフィルムの表面と裏面とを下記の条件にて熱ロールに交互に通過させながら乾燥を行なった。
熱ロール(乾燥ロール)
直径:350mm、幅:4.3m、本数:18本、回転速度:10m/分、表面温度:80℃
その後、さらに熱処理(条件:フローティングドライヤー(120℃、長さ6m、搬送速度:10m/分))を行なった。熱処理後のフィルムの含水率は4%であった。得られたポリビニルアルコール系フィルム(幅4m、厚さ50μm、長さ5000m)のヘーズとそのふれ、および破断伸度を表2に示す。
(偏光膜の製造)
得られたポリビニルアルコール系フィルムを、ヨウ素0.2g/L、ヨウ化カリウム15g/Lよりなる水溶液中に30℃にて240秒浸漬し1.3倍延伸し、ついでホウ酸60g/L、ヨウ化カリウム30g/Lの組成の水溶液(55℃)に浸漬するとともに、同時に2.3倍に一軸延伸しつつ5分間にわたってホウ酸処理を行ない、トータル5.5培一軸延伸を行った。その後、乾燥して偏光膜を得た。得られた偏光膜の偏光性能を表2に示す。
(偏光板の製造)
得られた偏光膜の両面に、ポリビニルアルコール系水溶液を接着剤として、膜厚80μmのトリアセチルセルロースフィルムを貼合し、50℃で乾燥して偏光板を得た。得られた偏光板の耐久性と白抜け評価の結果を表2に示す。
実施例2〜5、比較例1〜4
表1の条件以外は実施例1と同様にして、ポリビニルアルコール系フィルム、偏光膜、および偏光板を得た。得られたポリビニルアルコール系フィルム、偏光膜、および偏光板の性能は表2に示すとおりであった。
Figure 2006308938
Figure 2006308938

Claims (11)

  1. ケン化度の差が0.15モル%以内であり、かつ重量平均分子量の差が20000以上であるポリビニルアルコール系樹脂(A)およびポリビニルアルコール系樹脂(B)からなることを特徴とするポリビニルアルコール系フィルム。
  2. ポリビニルアルコール系樹脂(A)およびポリビニルアルコール系樹脂(B)のケン化度がそれぞれ99.8〜100モル%であることを特徴とする請求項1記載のポリビニルアルコール系フィルム。
  3. ポリビニルアルコール系樹脂(A)の重量平均分子量が70000以上であり、ポリビニルアルコール系樹脂(B)の重量平均分子量が50000以下であることを特徴とする請求項1または2記載のポリビニルアルコール系フィルム。
  4. ポリビニルアルコール系樹脂(A)が、重量平均分子量が160000〜240000のポリビニルアルコール系樹脂(A1)および重量平均分子量が100000〜140000のポリビニルアルコール系樹脂(A2)からなることを特徴とする請求項1、2または3記載のポリビニルアルコール系フィルム。
  5. ポリビニルアルコール系樹脂(A)の含有量が、ポリビニルアルコール系樹脂全体に対して80〜95重量%であり、ポリビニルアルコール系樹脂(B)の含有量が、ポリビニルアルコール系樹脂全体に対して5〜20重量%であることを特徴とする請求項1、2、3または4記載のポリビニルアルコール系フィルム。
  6. ポリビニルアルコール系樹脂(A1)の含有量が、ポリビニルアルコール系樹脂(A)に対して50〜80重量%であり、ポリビニルアルコール系樹脂(A2)の含有量が、ポリビニルアルコール系樹脂(A)に対して20〜50重量%であることを特徴とする請求項4記載のポリビニルアルコール系フィルム。
  7. 厚さが30〜70μmであり、かつ破断伸度が500〜700%である請求項1、2、3、4、5または6記載のポリビニルアルコール系フィルム。
  8. 幅3m以上、長さ4000m以上であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7記載のポリビニルアルコール系フィルム。
  9. 偏光膜の原反フィルムとして用いることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載のポリビニルアルコール系フィルム。
  10. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載のポリビニルアルコール系フィルムからなることを特徴とする偏光膜。
  11. 請求項10記載の偏光膜の少なくとも片面に保護膜を設けてなることを特徴とする偏光板。
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