JP2006308890A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. 少なくとも１つの光学素子と、少なくとも１つの正レンズとを備える投射光学系であって、
   前記少なくとも１つの光学素子のうち、前記投射光学系の拡大共役側から数えてｉ番目の光学素子の材料の、Ｆ線、Ｃ線の光に対する屈折率を（Ｎｆ）ｉ、（Ｎｃ）ｉ、前記ｉ番目の光学素子の光軸上の肉厚をＤｉ（ここで、該ｉ番目の光学素子内を通過する光束が収束している場合には正、発散している場合には負とする）、前記投射光学系の焦点距離をｆ、前記少なくとも１つの正レンズのうち、前記投射光学系の拡大共役側から数えてｐ番目の正レンズの焦点距離をｆｐ、前記ｐ番目の正レンズの硝材のｄ線の光に対するアッベ数をνｐ、前記ｐ番目の正レンズのｇ線、Ｆ線、Ｃ線における屈折率を（Ｎｇ）ｐ、（Ｎｆ）ｐ、（Ｎｃ）ｐとし、さらに、θｐ＝｛（Ｎｇ）ｐ−（Ｎｆ）ｐ｝／｛（Ｎｆ）ｐ−（Ｎｃ）ｐ｝、θｐ，ａｖ＝Σ（θｐ／ｆｐ）／Σ（１／ｆｐ）、νｐ，ａｖ＝Σ（νｐ／ｆｐ）／Σ（１／ｆｐ）とするとき、
   ０．０２＜Σ｛（Ｎｆ）ｉ−（Ｎｃ）ｉ｝×Ｄｉ／ｆ＜０．１５
   θｐ，ａｖ−（０．６４８−０．００１６８２×νｐ，ａｖ）＞０
   θｐ，ａｖ−（０．５８９−０．０００５８４×νｐ，ａｖ）＜０
   を満足することを特徴とする投射光学系。
2. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項１記載の投射光学系。
   ０．０２５＜Σ｛（Ｎｆ）ｉ−（Ｎｃ）ｉ｝×Ｄｉ／ｆ＜０．１００
3. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項１又は２記載の投射光学系。
   θｐ，ａｖ−（０．６５５−０．００１６８２×νｐ，ａｖ）＞０
4. 前記少なくとも１つの実質的に光学的パワーを持たない光学素子のうち１つの光学素子のＦ線に対する屈折率をＮｆ、Ｃ線に対する屈折率をＮｃとするとき、
   （Ｎｆ−Ｎｃ）＞０．０１
   を満足することを特徴とする請求項１乃至３いずれかに記載の投射光学系。
5. 拡大共役側から順に、負正正負正正のパワーを持つ６つのレンズ群を有し、前記６つのレンズ群のうち複数のレンズ群を移動させることにより変倍を行っており、
   前記少なくとも１つの正レンズが前記６つのレンズ群の中に配置されていることを特徴とする請求項１乃至４いずれかに記載の投射光学系。
6. 前記正のパワーを持つレンズ群が、以下の条件を満足する異常分散正レンズを含むことを特徴とする請求項５に記載の投射光学系。
   θｐ−（０．６４３８−０．００１６８２×νｐ）＞０．０１８
7. 少なくとも１つのプリズムと、少なくとも１つの正レンズとを備える投射光学系であって、
   前記少なくとも１つのプリズムのうち、前記投射光学系の拡大共役側から数えてｉ番目のプリズムの材料の、Ｆ線、Ｃ線の光に対する屈折率を（Ｎｆ）ｉ、（Ｎｃ）ｉ、前記ｉ番目のプリズムの光軸上の肉厚をＤｉ（ここで、該ｉ番目のプリズム内を通過する光束が収束している場合には正、発散している場合には負とする）、前記投射光学系の焦点距離をｆ、前記少なくとも１つの正レンズのうち、前記投射光学系の拡大共役側から数えてｐ番目の正レンズの焦点距離をｆｐ、前記ｐ番目の正レンズの硝材のｄ線の光に対するアッベ数をνｐ、前記ｐ番目の正レンズのｇ線、Ｆ線、Ｃ線における屈折率を（Ｎｇ）ｐ、（Ｎｆ）ｐ、（Ｎｃ）ｐとし、さらに、θｐ＝｛（Ｎｇ）ｐ−（Ｎｆ）ｐ｝／｛（Ｎｆ）ｐ−（Ｎｃ）ｐ｝、θｐ，ａｖ＝Σ（θｐ／ｆｐ）／Σ（１／ｆｐ）、νｐ，ａｖ＝Σ（νｐ／ｆｐ）／Σ（１／ｆｐ）とするとき、
   ０．０２＜Σ｛（Ｎｆ）ｉ−（Ｎｃ）ｉ｝×Ｄｉ／ｆ＜０．１５
   θｐ，ａｖ−（０．６４８−０．００１６８２×νｐ，ａｖ）＞０
   θｐ，ａｖ−（０．５８９−０．０００５８４×νｐ，ａｖ）＜０
   を満足することを特徴とする投射光学系。
8. 少なくとも一つの画像表示素子と、前記少なくとも一つの画像表示素子からの光を投射する、請求項１乃至７いずれかに記載の投射光学系とを有することを特徴とする画像投射装置。
9. 前記少なくとも一つの画像表示素子が３つの反射型液晶表示素子を含んでおり、
   前記投射光学系が、偏光ビームスプリッターを含み、該３つの反射型液晶表示素子からの画像光を合成する色合成光学系と、前記色合成光学系からの画像光を投射する投射レンズとを備えていることを特徴とする請求項８記載の画像投射装置。
10. 複数の画像表示素子と、
    光源からの光を用いて前記複数の画像表示素子を複数の色光で照明する照明光学系と、
    前記複数の画像表示素子から出射する複数の色光を色合成する色合成光学系と、
    該色合成光学系で合成した光を被投射面に投射する投射光学系とを有する画像投射装置であって、
    前記色合成光学系が少なくとも１つのプリズムを有しており、
    前記投射光学系が少なくとも１つの正レンズとを備えており、
    前記少なくとも１つのプリズムのうち、前記投射光学系の拡大共役側から数えてｉ番目のプリズムの材料の、Ｆ線、Ｃ線の光に対する屈折率を（Ｎｆ）ｉ、（Ｎｃ）ｉ、前記ｉ番目のプリズムの光軸上の肉厚をＤｉ（ここで、該ｉ番目のプリズム内を通過する光束が収束している場合には正、発散している場合には負とする）、前記投射光学系の焦点距離をｆ、前記少なくとも１つの正レンズのうち、前記投射光学系の拡大共役側から数えてｐ番目の正レンズの焦点距離をｆｐ、前記ｐ番目の正レンズの硝材のｄ線の光に対するアッベ数をνｐ、前記ｐ番目の正レンズのｇ線、Ｆ線、Ｃ線における屈折率を（Ｎｇ）ｐ、（Ｎｆ）ｐ、（Ｎｃ）ｐとし、さらに、θｐ＝｛（Ｎｇ）ｐ−（Ｎｆ）ｐ｝／｛（Ｎｆ）ｐ−（Ｎｃ）ｐ｝、θｐ，ａｖ＝Σ（θｐ／ｆｐ）／Σ（１／ｆｐ）、νｐ，ａｖ＝Σ（νｐ／ｆｐ）／Σ（１／ｆｐ）とするとき、
    ０．０２＜Σ｛（Ｎｆ）ｉ−（Ｎｃ）ｉ｝×Ｄｉ／ｆ＜０．１５
    θｐ，ａｖ−（０．６４８−０．００１６８２×νｐ，ａｖ）＞０
    θｐ，ａｖ−（０．５８９−０．０００５８４×νｐ，ａｖ）＜０
    を満足することを特徴とする画像投射装置。