JP2006306206A - 車両用ブレーキ装置 - Google Patents

車両用ブレーキ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006306206A
JP2006306206A JP2005129605A JP2005129605A JP2006306206A JP 2006306206 A JP2006306206 A JP 2006306206A JP 2005129605 A JP2005129605 A JP 2005129605A JP 2005129605 A JP2005129605 A JP 2005129605A JP 2006306206 A JP2006306206 A JP 2006306206A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
braking force
driver
vehicle
brake
pedal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005129605A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4631526B2 (ja
Inventor
Keigo Ajiro
圭悟 網代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2005129605A priority Critical patent/JP4631526B2/ja
Publication of JP2006306206A publication Critical patent/JP2006306206A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4631526B2 publication Critical patent/JP4631526B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

【課題】停車状態を維持するためにパーキングブレーキを作動させているときに、運転者が意図した車両の発進を許容する。
【解決手段】運転者のペダル操作とは独立してパーキングブレーキを作動させた場合(ステップS11の判定が“Yes”)、運転者がペダル操作を解除し(ステップS18の判定が“No”)、その後、運転者がペダル操作を再開した際に(ステップS18、S20の判定が共に“Yes”)、パーキングブレーキの作動を解除する。具体的には、ペダル操作に応じた制動力Fsが、停車状態を維持するのに必要な制動力Fn以上となったときや(ステップS22の判定が“Yes”)、ペダル戻し操作速度が設定値(演算周期毎の変化量ΔSに相当)よりも遅いときに(ステップS24の判定が“Yes”)、パーキングブレーキの作動を解除する。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両が停止した後に、停車状態を維持可能な車両用ブレーキ装置に関するものである。
従来、車両が停止してから所定の条件を満たしたときに、自動的に電動駐車ブレーキを作動させるものがあり、この電動駐車ブレーキを作動させている場合、変速機のシフトポジションが走行可能なレンジにあるときには、アクセルペダルの踏込みを検知していなくても、サービスブレーキ(常用のフットブレーキ)の踏込みが解除された時点で、電動駐車ブレーキを解除することが提案されていた(特許文献1参照)。
特開2001−322537号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載された従来例にあっては、電動駐車ブレーキが作動している場合、例えばクリープトルクが車輪に伝達されているときや、クリープトルクがなくても下り坂で停車しているとき等に、運転者が車両をゆっくり前進させようとブレーキペダルを緩めても、ブレーキペダルの踏込みが完全に解除されるまでは電動駐車ブレーキが解除されないので、運転者が意図した車両の前進を阻害してしまう。
また、ブレーキペダルの踏込みが完全に解除された途端に電動駐車ブレーキが解除されると、それまで停車状態を維持していた制動力が一気に抜けることになるので、車両をゆっくり前進させることができない。
そこで、本発明は上記の問題に着目してなされたものであり、停車状態を維持するために補助制動力を発生させているときに、運転者が意図した車両の発進を許容することのできる車両用ブレーキ装置の提供を課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明に係る車両用ブレーキ装置は、停車状態を維持するために運転者の常用ブレーキ操作とは独立して補助制動力を発生可能なものであって、運転者の常用ブレーキ操作が非操作状態で補助制動力を発生させている場合、運転者の常用ブレーキ操作が操作状態となった際に、この補助制動力の発生を制限することを特徴とする。
運転者が常用ブレーキ操作を解除する際、その操作を緩めていく段階では、運転者が車両をゆっくり前進させようとして操作を緩めているのか、又は運転者が停車状態を維持できるか探りながら操作を緩めているかを判断することは困難である。ところが、一旦、運転者が常用ブレーキ操作を解除してから、再び運転者が常用ブレーキ操作を開始した場合には、既に常用ブレーキ操作を解除したときに補助制動力の発生によって停車状態を維持できることを運転者は確認している。そのため、この常用ブレーキ操作が再開された状態で運転者がその操作を緩めているのであれば、それは運転者が車両をゆっくり前進させようとして操作を緩めているのだと判断することができる。
そこで、本発明に係る車両用ブレーキ装置によれば、補助制動力を発生させた場合、運転者が常用ブレーキ操作を中止し、その後、運転者が常用ブレーキ操作を再開する際に、この補助制動力の発生を制限することにより、この状態で運転者がゆっくり車両を前進させようと常用ブレーキを緩める操作に応じて、運転者が意図した車両の前進を許容することができる。
また、停車状態を維持していた補助制動力の発生が制限されたときには、既に運転者の常用ブレーキ操作が再開されているので、車両の制動力が一気に抜けるようなことはなくその後の常用ブレーキ操作の緩めに応じて車両をゆっくり前進させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の概略構成を示すブロック図である。各車輪の車輪速度Vwi(i=FL〜RR)を検出する電磁誘導式の車輪速センサ1と、ブレーキペダル2の踏込み量Sを検出するストロークセンサ3と、アクセル開度Accを検出するアクセルセンサ4と、路面勾配θを検出可能な加速度センサ5と、がコントローラ8に接続される。
コントローラ8は、例えばマイクロコンピュータで構成されており、各センサからの検出信号に基づいて後述するPKB作動制御処理、及びPKB解除制御処理を実行し、ブレーキアクチュエータ9を駆動制御する。
ここで、ブレーキアクチュエータ9は、図2に示すように、マスターシリンダ10と各ホイールシリンダ11FL〜11RRとの間に介装されている。
マスターシリンダ10は、運転者のペダル踏力に応じて2系統の液圧を作るタンデム式のもので、プライマリ側をフロント左・リア右のホイールシリンダ11FL・11RRに伝達し、セカンダリ側を右前輪・左後輪のホイールシリンダ11FR・11RLに伝達するダイアゴナルスプリット方式を採用している。
各ホイールシリンダ11FL〜11RRは、ディスクロータをブレーキパッドで挟圧して制動力を発生させるディスクブレーキや、ブレーキドラムの内周面にブレーキシューを押圧して制動力を発生させるドラムブレーキに内蔵されている。
ブレーキアクチュエータ9は、アンチスキッド制御(ABS)、トラクション制御(TCS)、スタビリティ制御(VDC:Vehicle Dynamics Control)等に用いられる制動流体圧制御回路を利用したものであり、運転者のブレーキ操作に係らず各ホイールシリンダ11FL〜11RRの液圧を増圧・保持・減圧できるように構成されている。
プライマリ側は、マスターシリンダ10及びホイールシリンダ11FL(11RR)間の流路を閉鎖可能なノーマルオープン型の第1ゲートバルブ12Aと、第1ゲートバルブ12A及びホイールシリンダ11FL(11RR)間の流路を閉鎖可能なノーマルオープン型のインレットバルブ13FL(13RR)と、ホイールシリンダ11FL(11RR)及びインレットバルブ13FL(13RR)間に連通したアキュムレータ14と、ホイールシリンダ11FL(11RR)及びアキュムレータ14間の流路を開放可能なノーマルクローズ型のアウトレットバルブ15FL(15RR)と、マスターシリンダ10及び第1ゲートバルブ12A間とアキュムレータ14及びアウトレットバルブ15FL(15RR)間とを連通した流路を開放可能なノーマルクローズ型の第2ゲートバルブ16Aと、アキュムレータ14及びアウトレットバルブ15FL(15RR)間に吸入側を連通し、且つ第1ゲートバルブ12A及びインレットバルブ13FL(13RR)間に吐出側を連通したポンプ17と、を備えている。また、ポンプ17の吐出側には、吐出されたブレーキ液の脈動を抑制し、ペダル振動を弱めるダンパー室18が配設されている。
また、セカンダリ側も、プライマリ側と同様に、第1ゲートバルブ12Bと、インレットバルブ13FR(13RL)と、アキュムレータ14と、アウトレットバルブ15FR(15RL)と、第2ゲートバルブ16Bと、ポンプ17と、ダンパー室18と、を備えている。
第1ゲートバルブ12A・12Bと、インレットバルブ13FL〜13RRと、アウトレットバルブ15FL〜15RRと、第2ゲートバルブ16A・16Bとは、夫々、2ポート2ポジション切換・シングルソレノイド・スプリングオフセット式の電磁操作弁であって、第1ゲートバルブ12A・12B及びインレットバルブ13FL〜13RRは、非励磁のノーマル位置で流路を開放し、アウトレットバルブ15FL〜15RR及び第2ゲートバルブ16A・16Bは、非励磁のノーマル位置で流路を閉鎖するように構成されている。
また、アキュムレータ14は、シリンダのピストンに圧縮バネを対向させたバネ形のアキュムレータで構成されている。
また、ポンプ17は、負荷圧力に係りなく略一定の吐出量を確保できる歯車ポンプ、ピストンポンプ等、容積形のポンプで構成されている。
以上の構成により、プライマリ側を例に説明すると、第1ゲートバルブ12A、インレットバルブ13FL(13RR)、アウトレットバルブ15FL(15RR)、及び第2ゲートバルブ16Aが全て非励磁のノーマル位置にあるときに、マスターシリンダ2からの液圧がそのままホイールシリンダ11FL(11RR)に伝達され、通常ブレーキとなる。
また、ブレーキペダルが非操作状態であっても、インレットバルブ13FL(13RR)、及びアウトレットバルブ15FL(15RR)を非励磁のノーマル位置にしたまま、第1ゲートバルブ12Aを励磁して閉鎖すると共に、第2ゲートバルブ16Aを励磁して開放し、更にポンプ17を駆動することで、マスターシリンダ2の液を第2ゲートバルブ16Aを介して吸入し、吐出される液圧をインレットバルブ13FL(13RR)を介してホイールシリンダ11FL(11RR)に伝達し、増圧させることができる。
PKB(パーキングブレーキ)として補助制動力を発生させる場合は、この増圧によって制動力を作用させる。
また、第1ゲートバルブ12A、アウトレットバルブ15FL(15RR)、及び第2ゲートバルブ16Aが非励磁のノーマル位置にあるときに、インレットバルブ13FL(13RR)を励磁して閉鎖すると、ホイールシリンダ11FL(11RR)からマスターシリンダ2及びアキュムレータ14への夫々の流路が遮断され、ホイールシリンダ11FL(11RR)の液圧が保持される。
さらに、第1ゲートバルブ12A及び第2ゲートバルブ16Aが非励磁のノーマル位置にあるときに、インレットバルブ13FL(13RR)を励磁して閉鎖すると共に、アウトレットバルブ15FL(15RR)を励磁して開放すると、ホイールシリンダ11FL(11RR)の液圧がアキュムレータ14に流入して減圧される。アキュムレータ14に流入した液圧は、ポンプ17によって吸入され、マスターシリンダ2に戻される。
セカンダリ側に関しても、通常ブレーキ・増圧・保持・減圧の動作は、上記プライマリ側の動作と同様であるため、その詳細説明は省略する。
したがって、コントローラ8は、第1ゲートバルブ12A・12Bと、インレットバルブ13FL〜13RRと、アウトレットバルブ15FL〜15RRと、第2ゲートバルブ16A・16Bと、ポンプ17とを駆動制御することによって、各ホイールシリンダ11FL〜11RRの液圧を増圧・保持・減圧する。
なお、本実施形態では、ブレーキ系統をフロント左・リア右とフロント右・リア左とで分割するダイアゴナルスプリット方式を採用しているが、これに限定されるものではなく、フロント左右とリア左右とで分割する前後スプリット方式を採用してもよい。
また、本実施形態では、バネ形のアキュムレータ14を採用しているが、これに限定されるものではなく、各ホイールシリンダ11FL〜11RRから抜いたブレーキ液を一時的に貯え、減圧を効率よく行うことができればよいので、重錘形、ガス圧縮直圧形、ピストン形、金属ベローズ形、ダイヤフラム形、ブラダ形、インライン形など、任意のタイプでよい。
また、本実施形態では、第1ゲートバルブ12A・12B及びインレットバルブ13FL〜13RRが、非励磁のノーマル位置で流路を開放し、アウトレットバルブ15FL〜15RR及び第2ゲートバルブ16A・16Bが、非励磁のノーマル位置で流路を閉鎖するように構成しているが、これに限定されるものではない。要は、各バルブの開閉を行うことができればよいので、第1ゲートバルブ12A・12B及びインレットバルブ13FL〜13RRが、励磁したオフセット位置で流路を開放し、アウトレットバルブ15FL〜15RR及び第2ゲートバルブ16A・16Bが、励磁したオフセット位置で流路を閉鎖するようにしてもよい。
次に、コントローラ8で実行するPKB作動制御処理を、図3のフローチャートに基づいて説明する。
このPKB作動制御処理は、所定時間(例えば10msec)毎のタイマ割込み処理として実行され、先ずステップS1で、各車輪速Vwiに基づいて車速Vを算出する。なお、本実施形態では、各車輪速Vwiに基づいて車速Vを算出しているが、これに限定されるものではなく、車体の前後加速度を加速度センサで検出し、この前後加速度を加味して車速Vを算出してもよい。
続くステップS2では、車速Vが0であるか否かを判定する。この判定結果がV=0であるときには、車両が停止していると判断して後述するステップS5に移行する。一方、判定結果がV>0であるときには、車両が前進又は後退していると判断してステップS3に移行する。
ステップS3では、下記(1)式に示すように、車両が停止してからの経過時間を測定する停車タイマTを0にリセットする。
T=0 ………(1)
続くステップS4では、停車状態を維持するために運転者のペダル操作と独立して発生させる制動力Fpが0となるようにブレーキアクチュエータ9の駆動制御を非作動状態にすることで、パーキングブレーキを非作動状態にしてから所定のメインプログラムに復帰する。
一方、前記ステップS2から移行するステップS5では、下記(2)式に示すように、車両が停止してからの経過時間を測定する停車タイマTに1を加算する。
T=T+1 ………(2)
続くステップS6では、停車タイマTが所定値T1(例えば3sec相当)より大きいか否かを判定する。この判定結果がT≦T1であるときには、運転者に停車状態を維持する意志があるか否かは不明であると判断して前記ステップS4に移行する。一方、判定結果がT>T1であるときには、運転者に停車状態を維持する意志があると判断してステップS7に移行する。
ステップS7では、停車状態を維持するために運転者のペダル操作と独立して制動力Fpが発生するようにブレーキアクチュエータ9を駆動制御することで、パーキングブレーキを作動させてから所定のメインプログラムに復帰する。ここでは、想定される路面勾配や積載荷重を考慮して算出した値、若しくは予め決定された所定の制動力Fpを維持するようにするが、制動力Fpを付与していても更に車両が動いたら制動力を徐々に増加させて車両の動きが停止した時点の制動力を維持するようにしてもよい。
次に、コントローラ8で実行するPKB解除制御処理を、図4、図5のフローチャートに基づいて説明する。
このPKB解除制御処理は、所定時間(例えば10msec)毎のタイマ割込み処理として実行され、先ずステップS11で、パーキングブレーキが作動しているか否かを判定する。パーキングブレーキが作動していないときにはステップS12に移行する。
ステップS12では、制御フラグfRを“0”にリセットする。
続くステップS13では、パーキングブレーキの解除指令をリセットしてから後述する図5のステップS31に移行する。
一方、上記ステップS11でパーキングブレーキが作動しているときには、ステップS14に移行する。
ステップS14では、アクセル開度Accが0であるか否かを判定する。ここでは、自動変速機のシフトポジションが『D』や『1』や『R』等の駆動レンジ、又はNレンジであることを前提とする。この判定結果がAcc>0であるときには、運転者には走行開始の意志があると判断してステップS15に移行する。
ステップS15では、解除指令を“A”にセットしてから後述する図5のステップS31に移行する。
一方、上記ステップS14の判定結果がAcc=0であるときには、運転者に走行開始の意志はないと判断してステップS16に移行する。
ステップS16では、下記(3)式に示すように、ペダル踏込み量Sに応じて発生する制動力Fsを算出する。ここで、kはブレーキシステムの諸元から決まる所定の係数である。
Fs=k×S ………(3)
続くステップS17では、下記(4)式に示すように、停車状態を維持するのに必要な制動力Fnを算出する。ここで、Feはエンジンの駆動力(クリープトルク)、Mは車両重量、gは重力加速度、θは路面勾配である。路面勾配θは、下り勾配を正値とし、登り勾配を負値とする。
Fn=Fe+(M×g×sinθ) ………(4)
続くステップS18では、ペダル踏込み量Sによって発生する制動力Fsが0より大きいか否かを判定する。この判定結果がFs=0であるときには、運転者がペダル踏込みをしていない(解除している)と判断してステップS19に移行する。
ステップS19では、制御フラグfRを“1”にセットしてから前記ステップS13に移行する。
一方、上記ステップS18の判定結果がFs>0であるときには、運転者がペダル踏込みをしている(解除していない)と判断してステップS20に移行する。
ステップS20では、制御フラグfRが“1”にセットされているか否かを判定する。この判定結果がfR=0であるときには、パーキングブレーキが作動してから運転者はペダル踏込みをしている(解除していない)と判断してステップS21に移行する。
ステップS21では、車両が停止した際に、運転者がブレーキペダル2を踏込んでいない状態で車両が停止していたか否かを判定する。運転者がブレーキペダル2を踏込んで車両を停止させていた場合には、前記ステップS13に移行する。一方、例えば上り坂で自重によって車両が後退しようとする力と車両を前進させようとするクリープトルクとが均衡したり、或いは自動ブレーキ装置が作動したりして、運転者がブレーキペダル2を踏込んでいない状態で車両が停止していた場合には、ステップS22に移行する。
一方、上記ステップS20の判定結果がfR=1であるときには、パーキングブレーキを作動させてから運転者は一度ペダル踏込みを解除しており、現在の操作は再踏込みであると判断してステップS22に移行する。
ステップS22では、ペダル踏込み量Sに応じた制動力Fsが、停車状態を維持するのに必要な制動力Fn以上であるか否かを判定する。この判定結果がFs<Fnであるときには、パーキングブレーキの解除は不適当であると判断して前記ステップS13に移行する。一方、判定結果がFs≧Fnであるときには、ステップS23に移行する。
ステップS23では、図中の制御マップを参照し、路面勾配の絶対値|θ|に応じて設定値ΔSを設定する。
この制御マップは、横軸を路面勾配の絶対値|θ|、縦軸を設定値ΔSとし、路面勾配|θ|がθ1より小さいときには、設定値ΔSがΔS1を維持し、路面勾配|θ|がθ1からθ2まで大きくなるときに、設定値ΔSがΔS1からΔS2まで減少し、路面勾配|θ|がθ2より大きいときには、設定値ΔSがΔS2を維持するように設定されている。
ここで、θ1は自重によって車両がクリープ速度(2〜3km/h程度)以上の速さで動いてしまう路面勾配、θ2は想定し得る最大の路面勾配である。また、ΔS1はリターンスプリング等の機械的な要素に基づいた最大ペダル戻し速度に相当する演算周期毎の変化量、ΔS2は運転者が意図的にブレーキペダル2を戻すことができる最小ペダル戻し速度に相当する演算周期毎の変化量である。なお、ΔS2を運転者が意図的にブレーキペダル2を戻すことができる最小ペダル戻し速度に対応させたのは、運転者が疲労によって意図せずブレーキペダル2を緩めてしまうこととの区別をするためである。
続くステップS24では、ペダル踏込み量の前回値S(n-1)から今回値S(n)を減じた値(S(n-1)−S(n))が設定値ΔSより小さいか否かを判定する。この判定結果が(S(n-1)−S(n))≧ΔSであるときには、クリープトルクや自重で車両をゆっくり前進させるときのようなペダル戻し操作(以下、緩行用戻し操作と称す)ではないと判断してステップS25に移行する。
ステップS25では、下記(5)式に示すように、緩行用戻し操作の継続時間を測定するカウンタCを0にリセットしてから前記ステップS13に移行する。
C=0 ………(5)
一方、上記ステップS24の判定結果が(S(n-1)−S(n))<ΔSであるときには、緩行用戻し操作の可能性があると判断してステップS26に移行する。
ステップS26では、下記(6)式に示すように、緩行用戻し操作の継続時間を測定するカウンタCに1を加算する。
続くステップS27では、カウンタCが所定値C1より大きいか否かを判定する。この判定結果がC≦C1であるときには、緩行用戻し操作ではないと判断して前記ステップS13に移行する。一方、判定結果がC>C1であるときには、緩行用戻し操作であると判断してステップS28に移行する。
ステップS28では、解除指令を“B”にセットしてから図5のステップS31に移行する。
前記ステップS13、S15、S28に続く図5のステップS31では、制御フラグfCが“1”にセットされているか否かを判定する。この判定結果がfC=1であるときには、パーキングブレーキの解除中であると判断して後述するステップS45に移行する。一方、判定結果がfC=0であるときには、パーキングブレーキの解除中ではないと判断してステップS32に移行する。
ステップS32では、解除指令がセットされているか否かを判定する。解除指令がリセットされているときには、そのまま所定のメインプログラムに復帰する。一方、解除指令がセットされているときには、ステップS33に移行する。
ステップS33では、制御フラグfCを“1”にセットする。
続くステップS34では、解除指令が“B”にセットされているか否かを判定する。解除指令が“A”にセットされているときには、ステップS35に移行する。
ステップS35では、下記(6)式に示すように、現在のパーキングブレーキの制動力Fpから所定量ΔFAを減じて、パーキングブレーキの目標制動力Fpを算出する。
Fp=Fp−ΔFA ………(6)
続くステップS36では、パーキングブレーキの目標制動力Fpが0より大きいか否かを判定する。この判定結果がFp>0であるときには、ステップS37に移行する。
ステップS37では、 続くステップS38では、目標制動力Fpが発生するようにブレーキアクチュエータ9を駆動制御することで、パーキングブレーキの解除処理を行ってから所定のメインプログラムに復帰する。
一方、上記ステップS36の判定結果がFp=0であるときには、パーキングブレーキの解除が完了したと判断してステップS38に移行する。
ステップS38では、制御フラグfCを“0”にリセットしてから前記ステップS37に移行する。
一方、前記ステップS34の処理で解除指令が“B”にセットされているときには、ステップS39に移行する。
ステップS39では、ペダル踏込み量Sに応じた制動力Fsが、停車状態を維持するのに必要な制動力Fnより小さいか否かを判定する。この判定結果がFs<Fnであるときには、ステップS40に移行する。
ステップS40では、ペダル踏込み量Sに応じた制動力Fsとパーキングブレーキによって発生している制動力Fpとを加算した総制動力(Fs+Fp)が、停車状態を維持するのに必要な制動力Fnより大きいか否かを判定する。この判定結果が(Fs+Fp)>Fnであるときには、ステップS41に移行する。
一方、上記ステップS39の判定結果がFs≧Fnであるときには、そのままステップS41に移行する。
ステップS41では、下記(7)式に示すように、現在のパーキングブレーキの制動力Fpから所定量ΔFBを減じて、パーキングブレーキの目標制動力Fpを算出してから前記ステップS36に移行する。
Fp=Fp−ΔFB ………(7)
一方、上記ステップS40の判定結果が(Fs+Fp)≦Fnであるときには、ステップS42に移行する。
ステップS42では、下記(8)式に示すように、ペダル踏込み量Sに応じた制動力Fsの前回値Fs(n-1)から今回値Fs(n)を減じてその変化量ΔFsを算出する。
ΔFs=Fs(n-1)−Fs(n) ………(8)
続くステップS43では、下記(9)式に示すように、現在のパーキングブレーキの制動力Fpから変化量ΔFsを減じて、パーキングブレーキの目標制動力Fpを算出してから前記ステップS36に移行する。
Fp=Fp−ΔFs ………(9)
一方、前記ステップS31から移行するステップS45では、解除指令Aによるパーキングブレーキの解除中であったか否かを判定する。解除指令Aによるパーキングブレーキの解除中であった場合には、前記ステップS35に移行する。一方、解除指令Bによるパーキングブレーキの解除中であった場合には、前記ステップS39に移行する。
以上より、図3のPKB作動制御処理と図4及び図5のPKB解除制御処理とが「停止状態維持手段」に対応している。また、制動力Fpが「補助制動力」に対応し、制動力Fsが「主制動力」に対応している。
次に、上記一実施形態の動作や作用効果について説明する。
今、車両が停止したとすると(ステップS2の判定が“Yes”)、停車してからの経過時間Tが測定され(ステップS5)、所定時間T1が経過したら(ステップS6の判定が“No”)、運転者に停車状態を維持する意志があると判断し、停車状態を維持するのに必要なパーキングブレーキ(制動力Fp)を運転者のペダル踏込み量Sとは独立してブレーキアクチュエータ9によって発生させる(ステップS7)。
これにより、運転者が不意にブレーキ操作を緩めてしまっても、意図せぬ車両の動きを防止して停車状態を維持することができ、こうして運転者のブレーキ操作の負担を軽減することができる。
しかしながら、パーキングブレーキが作動している場合、例えばクリープトルクが車輪に伝達されているときや、クリープトルクがなくても下り坂で停車しているとき等に、図6に示すように、運転者が車両をゆっくり前進させようとブレーキペダルを緩めても、運転者のペダル踏込み量Sとは独立してパーキングブレーキが作動しているので、運転者が意図した車両の前進を阻害してしまう。
ペダル踏込みが完全に解除された時点でパーキングブレーキを解除することも考えられるが、それまで停車状態を維持していた制動力Fpが一気に抜けることになるので、車両をゆっくり前進させることができず、運転者が慌ててブレーキペダル2を踏み直して速度を調整しなければならない。
ところで、運転者がペダル操作を解除する際、その操作を緩めていく段階では、運転者が車両をゆっくり前進させようとして操作を緩めているのか、又は運転者が停車状態を維持できるか探りながら操作を緩めているかを判断することは困難である。ところが、一旦、運転者がペダル操作を解除してから、再び運転者がペダル操作を開始した場合には、既にペダル操作を解除したときにパーキングブレーキの作動(制動力Fpの発生)によって停車状態を維持できることを運転者は確認している。そのため、ペダル操作が再開された状態で運転者がその操作を緩めているのであれば、それは運転者が車両をゆっくり前進させようとして操作を緩めているのだと判断することができる。
そこで、本実施形態では、図7に示すように、運転者のペダル踏込み量Sとは独立してパーキングブレーキを作動させた場合(ステップS11の判定が“Yes”)、時点t1で運転者がペダル踏込みを解除し(ステップS18の判定が“No”)、その後、時点t2で運転者が再びブレーキペダル2を踏込んだ際に(ステップS18、S20の判定が共に“Yes”)、パーキングブレーキの作動を解除することにより(ステップS28、S37)、この状態で運転者がゆっくり車両を前進させようとペダル操作を緩め、時点t3でペダル踏込み量Sに応じた制動力Fsが停車状態を維持するのに必要な制動力Fnを下回ったときに、運転者が意図した車両の前進を許容することができる。
また、停車状態を維持していたパーキングブレーキが解除されたときには、既に運転者のペダル操作が再開されているので、車両の制動力が一気に抜けるようなことはなく車両をゆっくり前進させることができる。
ここで、パーキングブレーキの作動を解除する具体的なタイミングは、実線で示すように、先ずはペダル踏込み量Sに応じた制動力Fsが、停車状態を維持するのに必要な制動力Fn以上となったときである(ステップS22の判定が“Yes”)。これによれば、パーキングブレーキを解除したときに、運転者のペダル踏込み量Sに応じた制動力Fsだけで停車状態を維持することができ、運転者の意図に反して車両が動き出すことを確実に防止できる。
また、運転者がペダル踏込みを再開して、その後、破線で示すように、ペダル戻し操作速度が設定値(演算周期毎の変化量ΔSに相当)よりも遅いときに(ステップS24の判定が“Yes”)、パーキングブレーキの作動を解除する。これにより、クリープトルクや自重で車両をゆっくり前進させるときのような、緩やかなペダル戻し操作(緩行用戻し操作)を行うときに、パーキングブレーキの作動が解除されるので、運転者が意図した車両の前進を的確に許容することができる。
なお、ペダル戻し操作速度に対する設定値ΔSは、路面勾配|θ|が大きいほど、小さな値に設定する(ステップS23)。これは、急な下り坂にあるときには自重によって車両が前進しようとする力(加速度)が大きいので、運転者が車両をゆっくり前進させようとするときには、それだけブレーキペダル2をゆっくり緩めると考えられるからである。したがって、平坦路にあるときには急勾配にあるときに比べて運転者のペダル戻し操作が多少早くても、パーキングブレーキの作動を解除できるようにすることで、運転者の意思に即したパーキングブレーキの解除を行うことが可能になる。
また、急な下り坂で停車している状態では、自重によって車両が前進しようとする力(加速度)が大きいので、図8に破線で示すように、運転者が素早くブレーキペダル2を戻すときに、パーキングブレーキを解除してしまうと、その素早いペダル戻し操作に応じて車両が急に前進してしまう。したがって、路面勾配が急になるほど運転者のペダル戻し操作が緩やかでなければ、パーキングブレーキの作動を解除できないようにすることで、図8に実線で示すように、車両の急な前進を確実に防止し、運転者が望むように車両をゆっくり前進させることができる。
一方、運転者がペダル操作をしていない状態で車両が停止したときにパーキングブレーキが作動していた場合には(ステップS21の判定が“Yes”)、その後、運転者がブレーキペダル2を踏込んだ際に(ステップS18の判定が“Yes”で、且つステップSS20の判定が“No”)、パーキングブレーキを解除する。これは、上り坂で自重によって車両が後退しようとする力と車両を前進させようとするクリープトルクとが均衡する、或いは自動ブレーキ装置が作動する等して、運転者がブレーキペダル2を踏込んでいない状態で車両が停止していた場合には、既にパーキングブレーキの作動(制動力Fpの発生)によって停車状態を維持できることを運転者が認識しているからである。したがって、この場合には、再踏込みではなく、一度目のペダル踏込みの際に、パーキングブレーキを解除することにより、上記と同様の作用効果を得ることができる。
ところで、図9に示すように、パーキングブレーキの解除を開始してから、つまり制動力Fpを所定の変化率(ΔFB/演算周期)で減少させていく場合、運転者のペダル操作に応じた制動力Fsが、停車状態を維持するのに必要な制動力Fnを下回っていると(ステップS39の判定が“Yes”)、パーキングブレーキとしての制動力Fpが0になる前に車両が動き出す虞がある。そして、車両が動き出した後に制動力Fpが0になりパーキングブレーキの解除が完了すると、破線で示すように、車両の動き(車速の変化)が運転者のペダル操作と一致しなくなる可能性がある。
そこで、この場合には、図9に実線で示すように、ペダル操作に応じた制動力Fsとパーキングブレーキとしての制動力Fpとの和でなる総制動力(Fs+Fp)が、停車状態を維持するのに必要な制動力Fnとなるまでは制動力Fpを所定の変化率(ΔFB/演算周期)で減少させ(ステップS41)、それ以後は、制動力Fsの変化率(ΔFs/演算周期)に合わせて制動力Fpを変化させる(ステップS43)。
これにより、車両の動き(車速の変化)を運転者のペダル操作に一致させることができるので、更に車両のスムーズな動きを実現できる。
なお、上記の一実施形態では、制動力の発生を解除する場合について説明しているが、これに限定されるものではなく、車両の前進を許容することができればよいので、微小な制動力まで制限するだけもよい。
また、上記の一実施形態では、ステップS23の処理で、路面勾配θの変化に応じて設定値ΔSを連続的に変化させているが、これに限定されるものではなく、路面勾配θの変化に応じて設定値ΔSをステップ状に変化させてもよく、それは1段階だけでもよい。
また、上記の一実施形態では、車両が停止してから所定時間T1が経過したときに、運転者のペダル操作とは独立して停車状態を維持するのに必要なパーキングブレーキを作動(制動力Fpを発生)させているが、これに限定されるものではない。例えば、車速が略0のときに、自動変速機のシフトポジションが『P』や『N』等、駆動レンジ以外に設定され、且つブレーキペダル2が踏込まれているようなときに、パーキングブレーキを作動させてもよい。
また、上記の一実施形態では、ブレーキをかける制動機構として、液圧を伝達媒体にしたハイドリックブレーキを採用しているが、これに限定されるものではなく、伝達媒体にケーブルやリンク、或いは空気圧を利用したものや、電動モータ式キャリパ等の電動ブレーキなど、他の如何なる制動機構を採用してもよい。更には、摩擦制動機構でなくても車輪の回転を機械的にロックするロック機構を採用してもよく、要は、停車状態を維持することができれば如何なる機構を採用してもよい。
また、パーキングブレーキ用のアクチュエータは、常用ブレーキ系のアクチュエータと共通(供用)でもよいし、独立して設けていても構わない。
また、PKBとしての補助制動力は、4輪全てに付与してもよいし、前後輪のうちのどちらか一方へ付与してもよい。
また、ステップS22のように、FsとFnの関係を見たり、ステップS24のようにブレーキ戻し速度を見たりして、パーキングブレーキの解除をしなくても、夫々一方のみ適用してもよいし、単に運転者の常用ブレーキ操作がされたことをもってパーキングブレーキの解除をするようにしてもよい。
本発明の実施形態を示す概略構成図である。 ブレーキアクチュエータの油圧回路である。 PKB作動制御処理を示すフローチャートである。 PKB解除制御処理の前半部を示すフローチャートである。 PKB解除制御処理の後半部を示すフローチャートである。 従来技術の課題を説明するタイムチャートである。 本発明の作用効果を説明するタイムチャートである。 本発明の動作を説明するタイムチャートである。 本発明の動作を説明するタイムチャートである。
符号の説明
1 車輪速センサ
2 ブレーキペダル
3 ストロークセンサ
4 アクセルセンサ
5 加速度センサ
8 コントローラ
9 ブレーキアクチュエータ
10 マスターシリンダ
11FL〜11RR ホイールシリンダ
12A・12B 第1ゲートバルブ
13FL〜13RR インレットバルブ
14 アキュムレータ
15FL〜15RR アウトレットバルブ
16A・16B 第2ゲートバルブ
17 ポンプ
18 ダンパー室

Claims (7)

  1. 停車状態を維持するために運転者の常用ブレーキ操作とは独立して補助制動力を発生可能な車両用ブレーキ装置において、
    運転者の常用ブレーキ操作が非操作状態で前記補助制動力を発生させている場合、運転者の常用ブレーキ操作が操作状態となった際に、当該補助制動力の発生を制限することを特徴とする車両用ブレーキ装置。
  2. 車両が停止してから所定の条件を満たしたときに、停車状態を維持するために運転者の常用ブレーキ操作とは独立して補助制動力を発生させる停車状態維持手段を備えた車両用ブレーキ装置において、
    前記停車状態維持手段は、前記補助制動力を発生させた場合、運転者が常用ブレーキ操作を解除し、その後、運転者が常用ブレーキ操作を再開する際に、当該補助制動力の発生を解除することを特徴とする車両用ブレーキ装置。
  3. 前記停車状態維持手段は、運転者による常用ブレーキ操作の再開によって発生した主制動力が、停車状態を維持するのに必要な制動力以上であるときに、前記補助制動力の発生を解除することを特徴とする請求項2に記載の車両用ブレーキ装置。
  4. 前記停車状態維持手段は、運転者が常用ブレーキ操作を再開した後の常用ブレーキ戻し操作速度が、設定値よりも遅いときに、前記補助制動力の発生を解除することを特徴とする請求項2又は3に記載の車両用ブレーキ装置。
  5. 前記設定値は、路面の登り勾配又は下り勾配が大きいほど、小さな値に設定されることを特徴とする請求項4に記載の車両用ブレーキ装置。
  6. 前記停車状態維持手段は、前記補助制動力の発生を解除する際に、運転者による常用ブレーキ操作の再開によって発生している主制動力が、停車状態を維持するのに必要な制動力を下回っている場合には、前記主制動力と前記補助制動力との和でなる総制動力が、停車状態を維持するのに必要な制動力となるまでは前記補助制動力を所定の変化率で減少させ、それ以後は、前記主制動力の変化率に合わせて前記補助制動力を変化させることを特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載の車両用ブレーキ装置。
  7. 前記停車状態維持手段は、運転者が常用ブレーキ操作をしていない状態で車両が停止したときに前記補助制動力を発生させた場合には、その後、運転者が常用ブレーキ操作を開始する際に、当該補助制動力の発生を解除することを特徴とする請求項2〜6の何れか一項に記載の車両用ブレーキ装置。
JP2005129605A 2005-04-27 2005-04-27 車両用ブレーキ装置 Expired - Fee Related JP4631526B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005129605A JP4631526B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 車両用ブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005129605A JP4631526B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 車両用ブレーキ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006306206A true JP2006306206A (ja) 2006-11-09
JP4631526B2 JP4631526B2 (ja) 2011-02-16

Family

ID=37473596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005129605A Expired - Fee Related JP4631526B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 車両用ブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4631526B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012091602A (ja) * 2010-10-26 2012-05-17 Nissan Motor Co Ltd 車両の制御装置
US20210171000A1 (en) * 2019-12-10 2021-06-10 Ford Global Technologies, Llc Motor Vehicle with Hydraulically Supported Electric Parking Brake and Method for Operating the Same

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62115961U (ja) * 1986-01-16 1987-07-23
JPH0227963U (ja) * 1988-08-16 1990-02-23
JPH10264792A (ja) * 1997-03-25 1998-10-06 Sanyo Electric Co Ltd 車両の制動制御装置
JP2002067902A (ja) * 2000-09-01 2002-03-08 Toyota Motor Corp ブレーキ制御方法及び装置
JP2003327101A (ja) * 2002-05-13 2003-11-19 Honda Motor Co Ltd 電動駐車ブレーキ装置
JP2005104252A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Hitachi Ltd ブレーキ用制御装置及びブレーキ制御ユニット

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62115961U (ja) * 1986-01-16 1987-07-23
JPH0227963U (ja) * 1988-08-16 1990-02-23
JPH10264792A (ja) * 1997-03-25 1998-10-06 Sanyo Electric Co Ltd 車両の制動制御装置
JP2002067902A (ja) * 2000-09-01 2002-03-08 Toyota Motor Corp ブレーキ制御方法及び装置
JP2003327101A (ja) * 2002-05-13 2003-11-19 Honda Motor Co Ltd 電動駐車ブレーキ装置
JP2005104252A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Hitachi Ltd ブレーキ用制御装置及びブレーキ制御ユニット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012091602A (ja) * 2010-10-26 2012-05-17 Nissan Motor Co Ltd 車両の制御装置
US20210171000A1 (en) * 2019-12-10 2021-06-10 Ford Global Technologies, Llc Motor Vehicle with Hydraulically Supported Electric Parking Brake and Method for Operating the Same
US11685345B2 (en) * 2019-12-10 2023-06-27 Ford Global Technologies, Llc Motor vehicle with hydraulically supported electric parking brake and method for operating the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP4631526B2 (ja) 2011-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5228209B2 (ja) 車両の制動力制御装置
JP4277755B2 (ja) 車両用旋回走行制御装置
US7813859B2 (en) Automatic braking device for controlling movement of vehicle in unintended direction of the driver with target brake decreasing control
JP3055097B2 (ja) 路面車両の制動装置の操作装置
JP2006199265A (ja) 車両用制動力制御方法、及び車両用制動力制御装置
JP2007216946A (ja) 制動制御装置
JP3528415B2 (ja) 制動圧力制御装置
JP4770529B2 (ja) 車両用走行制御装置
JP4678249B2 (ja) 車両用ブレーキ装置
JP4572738B2 (ja) 車両用ブレーキ装置
JP4479567B2 (ja) 車両用旋回走行制御装置
US7661773B2 (en) Method of braking force distribution and braking force control system for vehicle
JP4479593B2 (ja) 車両用ブレーキ装置
JP4631526B2 (ja) 車両用ブレーキ装置
JP4760106B2 (ja) 車両用ブレーキ装置
JP2012016987A (ja) 運転操作支援装置、運転操作支援方法
JP5245564B2 (ja) 車両の制動力制御装置
JP4604994B2 (ja) 車両の制動力制御装置
JP4400291B2 (ja) 車両の制動制御装置
JPH04342653A (ja) ブレーキ液圧制御装置
JP2000264182A (ja) 制動力制御装置およびこの装置を備える車両の制御装置
JP4661313B2 (ja) 車両のブレーキ制御装置
JP4752261B2 (ja) 車両用旋回走行制御装置
JPH10297454A (ja) ブレーキ制御装置
JPH1159386A (ja) 制動液圧制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100407

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101019

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees