JP2005104252A - ブレーキ用制御装置及びブレーキ制御ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 伝送遅れにより、ブレーキ操作時に運転者が感じる違和感をなくすこと。
【解決手段】 運転者のブレーキペダル107の操作や駐車ブレーキレバー109の操作に基づくブレーキ指令及び制御ブレーキ生成手段117からの指令等、複数のブレーキ指令がメイン制御装置101から後車輪の電気式ブレーキ制御装置104,105に通信系等106を通して直接伝送される。後車輪の電気式ブレーキ制御装置104,105は、受信した複数のブレーキ指令から予定のロジックにより1つのブレーキ指令を抽出して後車輪にブレーキ力を発生させる。
【効果】 メイン制御装置101から、ブレーキ力を決定する他の制御装置を経由することなく後車輪の電気式ブレーキ制御装置104,105に伝送し、伝送遅れを低減する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用、特に自動車のブレーキ用制御装置及び個々の車輪に対応するブレーキ制御ユニットの改良に関する。
自動車の車輪にかかるブレーキ力を調節するために、通信系統を介して相互に結合されている少なくとも2つの制御モジュールを備えた自動車用の電気式ブレーキ装置が、特許文献1や2に開示されている。
特許文献1においては、通常ブレーキ指令及びロック式ブレーキ指令を中央制御ユニットで受取り、通信系統を介して複数の車輪モジュールに伝送され、車輪モジュールでは、目標間の調整を行い、例えば大きい方の値に制御することが開示されている。
一方、特許文献2においては、ドライバーのブレーキ操作信号をペダルモジュールPMから通信系統Kを介して各車輪に対応した制御モジュールAMVA,AMHAに出力する。しかし、車輪ごとに目標値が調整される場合、上位のブレーキ制御機能をもつ他の制御モジュールVMを介して各車輪に対応した制御モジュールAMVA,AMHAに通信系統Kを介して伝送され、各車輪の制御モジュールで利用可能となる。
特開2001−163200公報(要約、段落0011ほか)
特開2002−347602公報(段落0011,0014ほか)
特許文献1の技術では、例えば単に大きい方の値に制御するというものであり、状況によっては、適切な制御ではない場合がある。
また、特許文献2の技術では、運転者のブレーキペダル操作量に基づくブレーキ指令が通信系統を通して他の制御モジュールVMを経由して各車輪に対応した制御モジュールへ伝送される。このため、伝送遅れが生じ、ブレーキ操作に対する応答の遅れにより、運転者に違和感を与える惧れがある。
また、後車輪の電気式ブレーキ制御装置においては、故障すればその機能を停止させることになるが、故障を未然に防止することが望ましい。
さらに、万一故障した際には、電気式ブレーキを車両から取外すための作業が簡単に済む必要がある。
本発明の目的は、ブレーキ操作に対して運転者に違和感を与えるような応答の遅れを生ずることなしに、状況に応じた適切なブレーキをかけることができるブレーキ用制御装置及びブレーキ制御ユニットを提供することである。
本発明はその一面において、車輪にブレーキ力を加えるように車輪に対応して設けられたブレーキ装置を電気エネルギーで作動させる電気式ブレーキ制御ユニットを備え、複数のブレーキ指令に対して抽出する1つのブレーキ指令を示すロジックを記憶する記憶装置と、通信系統を通して複数のブレーキ指令が得られたとき、前記ロジックに基いていずれか1つのブレーキ指令を抽出する手段を備え、抽出されたブレーキ指令に応じてブレーキ装置を作動させるように構成したことを特徴とする。
本発明は他の一面において、通信系統を介して他の制御装置から伝送されたブレーキ指令以外のクリアランス指令、パッド交換指令、及び/又は当該制御装置内部で生成するフェールセーフブレーキ指令をも含めた多数の指令の中から1つの指令を抽出し、抽出した指令に基いて後車輪の制御に反映させることを特徴とする。
本発明はさらに、他の一面において、故障を予防するために、ブレーキ力の最大最小値制限と、変化率制限値を変更する。望ましい一実施態様においては、電気式ブレーキに内蔵されたモータの温度及び/又は電源電圧を計測し、計測値に基きブレーキ力の最大最小値制限と、変化率制限値を変更する。
本発明によれば、運転者の操作指令が電気式ブレーキ制御装置へ伝送される間の通信遅れを小さくし、ブレーキ操作に対して運転者に違和感を与えるような応答の遅れをなくし、状況に応じた適切なブレーキをかけることができる。
本発明のその他の目的及び特徴は以下に述べる実施例において明らかにする。
図1は、本発明の一実施例によるブレーキ用制御装置を含む電気式ブレーキシステムの全体構成図である。ブレーキシステムは、メイン制御装置101(操作ブレーキ指令導出手段102を含む)と、前輪用ブレーキ制御装置103、後左輪用ブレーキ制御装置104、後右輪用ブレーキ制御装置105が、通信系統106に相互接続されている。メイン制御装置101には、ブレーキペダル107に連動したストロークセンサ108、駐車ブレーキレバー109に連動したレバー操作量センサ110、パッド交換スイッチ111が接続されている。また、左右の後輪用ブレーキ制御装置104及び105は、それぞれパッド交換スイッチ112及び113を内蔵した左右の後輪用電気式ブレーキ装置114及び115と接続されている。なお、前輪には、電気油圧式ブレーキ装置116が適用されている。
メイン制御装置101内の操作ブレーキ指令導出手段102においては、3つのブレーキ指令を生成する。第1に、ストロークセンサ108の計測値に基づいて、通常ブレーキ指令を生成し、通信系統106を介して、前輪用ブレーキ制御装置103、後左輪用ブレーキ制御装置104及び後右輪用ブレーキ制御装置105に伝送する。この通常ブレーキ指令は、ペダルブレーキ又はフットブレーキとも呼ばれ、ブレーキペダル107が操作されていない場合はゼロであり、ブレーキペダル107の踏込み量に応じた大きさのブレーキ指令を出力する。第2に、駐車ブレーキレバー109の操作量センサ110の計測値に基づいて、駐車ブレーキ指令を生成し、通信系統106を介して、後左輪用ブレーキ制御装置104、後右輪用ブレーキ制御装置105に伝送する。この駐車ブレーキは、サイドブレーキ又はハンドブレーキとも呼ばれる。第3に、パッド交換スイッチ111の状態に基づいて、パッド交換指令を生成し、通信系統106を介して、後左輪用ブレーキ制御装置104又は後右輪用ブレーキ制御装置105に伝送する。
制御ブレーキ生成手段117は、4輪に設けた車輪速センサ118の出力を入力し、例えば、特開平9−24814号公報に記載された目標ヨーレイトに基き算出される目標制動力のような制御ブレーキ指令を生成する。この制御ブレーキ指令は、通信系統106を介して、後左輪用ブレーキ制御装置104及び後右輪用ブレーキ制御装置105に伝送される。
図2は、左右の後輪用ブレーキ制御装置104,105における指令抽出処理フロー図である。ここでは、通常ブレーキ指令、駐車ブレーキ指令、制御ブレーキ指令、クリアランス指令、フェールセーフブレーキ指令、及びパッド交換指令のいずれかから1つの指令を抽出する。そして、その抽出指令に基づいてブレーキ力を発生させる。以下の説明は、後左輪用ブレーキ制御装置104を例に採って述べるが、後右輪用ブレーキ制御装置105においても同様である。
ステップ201においては、後左輪用電気式ブレーキ114に内蔵したモータの温度Tを取得する。ステップ202において、図3に示す高温時ブレーキ指令最大値マップを検索し、高温時最大値FTMAXを取得する。また、図4に示す高温時ブレーキ指令変化率制限値マップを検索し、高温時変化率制限FTRMAXを取得する。ステップ203においては、後左輪用ブレーキ制御装置104に供給されている電源電圧VPWRを取得する。ステップ204においては、図5に示す低電圧時ブレーキ指令最大値マップを検索し、低電圧時最大値FVMAXを取得する。また、図6に示す低電圧時ブレーキ指令変化率制限値マップを検索し、低電圧時変化率制限FVRMAXを取得する。
図3は、ブレーキ内蔵モータの温度によるブレーキ指令最大値の制限マップである。図から明らかなように、モータ温度がT1まで温まるまではブレーキは使用できず、室温RTを中心とする温度T1〜T2の範囲ではブレーキ指令最大値FTMAXは、FTMAX=Fである。モータ温度がTを超えると、温度T3でFTMAX=Fとなるまで直線的に減少し、温度T3を超えると再びブレーキの適用は禁じられる。
図4は、ブレーキ内蔵モータの温度によるブレーキ指令最大変化率の制限マップである。モータ温度がT2以下の範囲では、ブレーキ指令最大変化率FTRMAX=FRである。モータ温度がT2を超えると、温度T4で変化率の制限値がゼロとなるまで直線的に減少し、ブレーキ力の制御は禁じられる。
図5は、ブレーキ制御装置の電源電圧によるブレーキ指令最大値の制限マップである。電源電圧が標準値E4を含むE2〜E3の範囲では、ブレーキ指令最大値FVMAXは、FVMAX=Fである。電源電圧がE2を切ると、電圧E1でFVMAX=Fとなるまで直線的に減少し、E1未満の電圧ではブレーキの適用は禁じられる。
図6は、ブレーキ制御装置の電源電圧によるブレーキ指令最大変化率の制限マップである。電源電圧が標準値E4を含むE2〜E3の範囲では、ブレーキ指令最大変化率FVRMAXは、FVRMAX=FRである。電源電圧がE2を切ると、電圧E1でFVMAX=FRとなるまで直線的に減少し、E1未満の電圧ではブレーキ力の制御は禁じられる。
さて、図2のステップ205においては、上記図3〜6で述べたような故障防止のための制限の有無を判断する。この判断結果に基いて、制限の有無により分岐し、以後異なった処理を行なう。「制限が無い」とは、モータ温度が室温RTのときの高温時最大値や高温時変化率制限と等しく、電源電圧が標準電圧E4のときの低電圧時最大値や低電圧時変化率制限と等しい場合である。それ以外は「制限が有る」場合である。4つの最大値において、制限が無い場合はステップ206に進み、いずれか1つに制限が有る場合は、ステップ214に進む。
まず、制限が無い場合について、ステップ206からステップ213までの処理について説明する。ステップ206において、後左輪用ブレーキ制御装置104の内部で作成されるフェールセーフブレーキ指令(以下、FSブレーキ指令と呼ぶ)を設定する。FSブレーキ指令は、後左輪用ブレーキ制御装置104の自己診断結果と、後左輪用電気式ブレーキ114に対する診断結果に基づいて設定される。これら2つの診断結果が正常であれば、FSブレーキ指令はゼロであり、指令無しとなる。一方、前記2つの診断結果が故障であれば、FSブレーキ指令は有意な値に設定される。
図7は、フェールセーフ(FS)ブレーキ指令の例示説明図である。通常ブレーキ指令に基づいて後左輪用電気式ブレーキ114が動作している場合に、時刻T1で故障が発生したとする。ブレーキ力をゼロにしたいので、図7の通り、故障が発生した時点T1での通常ブレーキ指令値71から、フェールセーフ(FS)ブレーキ指令72は所定の傾きで、ゼロに向けて減少させている。このような動作がフェールセーフ(FS)ブレーキ指令72の役割である。もちろん、故障直後にゼロにするような動作であっても良い。
さて、図2のステップ207においては、パッド交換指令FLPADを取得する。パッド交換指令FLPADは、メイン制御装置101より通信系統106を介して伝送される。もしくは、後左輪用電気式ブレーキ114に内蔵されたパッド交換スイッチ112の状態に基づき、後左輪用ブレーキ制御装置104で作成される。これにより、パッドクリアランス操作を作業者の手元で可能にし、電気式ブレーキを車両から取外すための作業が容易になる。
ステップ208においては、制御ブレーキ指令FLMODを取得する。制御ブレーキ指令FLMODは、制御ブレーキ生成手段117から通信系統106を介して受信する。ステップ209においては、通常ブレーキ指令FLBRKを取得する。通常ブレーキ指令FLBRKは、メイン制御装置101内の操作ブレーキ指令導出手段102において、ストロークセンサ108の計測値に基づいて生成され、通信系統106を介して受信する。ステップ210においては、駐車ブレーキ指令FLPKBを取得する。駐車ブレーキ指令は、レバー操作量センサ110の計測値に基づいて生成され、通信系統106を介して受信する。ステップ211においては、クリアランス制御指令を取得する。クリアランス制御指令は、メイン制御装置101において作成される。
ステップ212において、ステップ206〜211で得られた5つの指令から、合成指令Fを生成する。
図8は、故障防止の制限ない場合における合成指令F生成ロジック図である。指令に有意な値がある場合は「○:指令あり」、指令が有意にゼロである場合は「×:指令無し」で示す。したがって、「○×」印は、この指令があっても無くても他の指令によって合成指令が決っていることを表わしている。ロジック番号1の「パッド交換指令」がある場合には、他の指令の如何にかかわらずパッド交換指令を合成指令として抽出する。ロジック番号2の「パッド交換指令がなく、FSブレーキ指令」がある場合には、他の4つの指令の有無にかかわらず、FSブレーキ指令を合成指令として抽出する。ロジック番号3、4の場合には、制御ブレーキ指令と駐車ブレーキ指令のいずれか大きい値を合成指令として抽出する。ロジック番号5、6の場合には、制御ブレーキ指令を合成指令として抽出する。ロジック番号7の場合には、通常ブレーキ指令と駐車ブレーキ指令のいずれか大きい値を合成指令として抽出する。ロジック番号8では通常ブレーキ指令を、ロジック番号9では駐車ブレーキ指令を合成指令として抽出する。そして、ロジック番号10のように、「パッド交換指令、FSブレーキ指令、制御ブレーキ指令、通常ブレーキ指令、駐車ブレーキ指令が無い」場合に限り、クリアランス指令があれば、クリアランス指令を合成指令として抽出する。
このように、通信系統106を介して複数のブレーキ指令が与えられた場合、図8に示す所定のロジックに従って適切な1つのブレーキ指令を抽出しており、複数のブレーキ指令が存在することによって、ブレーキ値に細工を施すものではない。このため、後左輪用ブレーキ制御装置104でブレーキ指令を受取ってから合成指令Fを抽出するまでに時間遅れを生じることはない。
その後、ステップ213において、図3〜図6で説明した制限を施す。このルートの場合は、ステップ205で判定したように、モータ温度が高すぎたり、電源電圧が下りすぎていないケースである。したがって、図3と図4における室温RTのときのブレーキ指令最大値FTMAX=Fや最大変化率FTRMAX=FRと、図5と図6における標準電圧E4のときのブレーキ指令最大値FVMAX=Fや最大変化率FVRMAX=FRでの制限処理のみが施される。そして、この合成指令Fに従って、後左輪用ブレーキ制御装置104は、後左輪用電気式ブレーキ114を作動させるのである。
図9は、故障防止の制限のない場合のブレーキ動作例説明図であり、ステップ206〜213の処理に基づく動作例を示す。時刻T2までは、図8のロジック番号10に該当し、ブレーキ指令は、いずれも無い状態である。時刻T2において、運転者が駐車ブレーキレバー109を引き始めたとすると、図8のロジック番号9となり、駐車ブレーキ指令が合成指令として抽出され、後左輪ブレーキ装置114を作動させる。時刻T3で操作が終了すると、後左輪用ブレーキ制御装置104は、後左輪用電気式ブレーキ114に内蔵した駐車ブレーキロック機構(図示しない)を解除状態からロック状態に設定する。その後の時刻T4において、今度は運転者がブレーキペダル107を踏み、通常ブレーキ指令が上昇していく。時刻T5において通常ブレーキ指令が駐車ブレーキ指令を超えると、図8のロジック番号7に示す「通常ブレーキ指令と駐車ブレーキ指令のいずれか大きい指令」に従い、自動的に駐車ブレーキから通常ブレーキ指令に切り替わる。同時に、駐車ブレーキロック機構をロック状態から解除状態に設定変更する。
前記ステップ206〜213に至る処理により、通常ブレーキ、駐車ブレーキ、制御ブレーキ及びフェールセーフブレーキの各ブレーキ指令と、クリアランス指令及びパッド交換指令から、後車輪の電気式ブレーキ制御装置104において合成指令値を生成する。これにより、伝送遅れは、メイン制御装置101と電気式ブレーキ制御装置104との間に存在する僅かな通信遅れに限定され、運転者のブレーキ操作への応答が速く、運転者に違和感を感じさせることはない。また、運転者の意志による駐車ブレーキから通常ブレーキへの変更を迅速に行なうことも可能になる。
次に、図2のステップ214〜219までの、制限が有る場合について説明する。ステップ214において、ステップ206と同様にFSブレーキ指令が設定される。ステップ215においても、ステップ207と同様にパッド交換指令を取得する。さらにステップ216、217においてもステップ209、210と同様に通常ブレーキ指令と駐車ブレーキ指令を受信する。
そして、ステップ218において、前記4つの指令より、合成指令FLを生成する。
図10は、制限ありの場合において合成指令Fを生成するロジック図である。電源電圧の低下や、モータの加熱等の制約のために、制御ブレーキ指令とクリアランス制御指令の取得は行わない。したがって、図8と比較すれば明らかなように、制御ブレーキ指令とクリアランス制御指令の存在に関係する図8のロジック番号3〜6及び10に対応するロジックは無い。その他は、図8と同様である。
このように、モータが高温か、電源電圧が低い場合に実行するステップ218の処理においては、ブレーキ力に速い応答性や大きい値を求める制御ブレーキ指令を参照せず、モータが大電流を流して更に高温になることを防いでいる。また、クリアランス制御を行わないことにより、電力消費を抑え、電源電圧がより低下するのを防ぐ狙いがある。
その後、ステップ219において、ステップ202やステップ204で取得した高温時最大値FTMAXや高温時変化率制限FTRMAX、低電圧時最大値FVMAXや低電圧時変化率制限FVRMAXでの制限処理を施し、合成指令Fとする。そして、この合成指令Fに従って、後左輪用ブレーキ制御装置104は、後左輪用電気式ブレーキ114を作動させる。
前記ステップ201からステップ214を経てステップ219に至る一連の処理により、モータ温度に基きブレーキ力の最大最小値制限と、変化率制限を、それ以上温度が上昇しないよう変更することにより、モータや駆動半導体素子の熱破壊を防止できる。また、電源電圧低下に伴い電流が増大し、モータや駆動半導体素子の発熱が増大するのを防止することができる。前述したように、後右輪用ブレーキ制御装置105と後右輪用電気式ブレーキ装置115についても全く同様であり、重複説明は避ける。
図11は、本発明の第2の実施例によるブレーキ用制御装置を含む電気式ブレーキシステムの全体構成図である。図1と同じ構成要素には同一符号をつけ重複説明は避ける。図1と異なる点は、駐車ブレーキレバー109に連動したレバー操作量センサ110からの信号が、通信系統106のほか、センサ信号路119,120により左右の後車輪用ブレーキ制御装置104,105に接続されていることである。
後左輪用ブレーキ制御装置104においては、メイン制御装置101内の操作ブレーキ指令導出手段102において生成し受信した第1の駐車ブレーキ指令と、レバー操作量センサ110からのセンサ信号に基づいて生成した第2の駐車ブレーキ指令がある。この2つの駐車ブレーキ指令に基き、図12の選択により、駐車ブレーキ指令を生成する。
図12は、駐車ブレーキ指令の選択ロジック図である。指令に有意な値がある場合は「○:指令あり」、指令が有意にゼロである場合は「×:指令無し」、故障が検出できている場合には「−:故障」で表示している。ロジック番号1〜6の通り、第1の駐車ブレーキ指令に故障がない場合には、第1の駐車ブレーキ指令に基づき駐車ブレーキ指令を生成する。一方、ロジック番号7、8の通り、第1の駐車ブレーキ指令に故障があり、第2の駐車ブレーキ指令に故障がない場合には、第2の駐車ブレーキ指令に基づき駐車ブレーキ指令を生成する。また、ロジック番号9のように、第1の駐車ブレーキ指令及び第2の駐車ブレーキ指令ともに故障している場合には、駐車ブレーキ指令をゼロにし、駐車ブレーキを禁止する。これにより、通信系統の故障が原因の誤作動や不作動を防止することができる。
本発明の一実施例によるブレーキ用制御装置を含む電気式ブレーキシステムの全体構成図。 左右の後輪用ブレーキ制御装置における指令抽出処理フロー図。 ブレーキ内蔵モータの温度によるブレーキ指令最大値の制限マップ。 ブレーキ内蔵モータの温度によるブレーキ指令変化率の制限マップ。 ブレーキ制御装置の電源電圧によるブレーキ指令最大値の制限マップ。 ブレーキ制御装置の電源電圧によるブレーキ指令変化率の制限マップ。 フェールセーフ(FS)ブレーキ指令の例示説明図。 故障防止の制限ない場合の合成指令生成ロジック図。 故障防止の制限ない場合のブレーキ動作例説明図。 故障防止の制限がある場合の合成指令生成ロジック図。 本発明の第2の実施例によるブレーキ用制御装置を含む電気式ブレーキシステムの全体構成図。 駐車ブレーキ指令の選択ロジック図。
符号の説明
101…メイン制御装置、102…操作ブレーキ指令導出手段、103…前輪用ブレーキ制御装置、104…後左輪用ブレーキ制御装置、105…後右輪用ブレーキ制御装置、106…通信系統、107…ブレーキペダル、108…ストロークセンサ、109…駐車ブレーキレバー、110…レバー操作量センサ、111…パッド交換スイッチ、112,113…パッド交換スイッチ、114…後左輪用電気式ブレーキ、115…後右輪用電気式ブレーキ、116…電気油圧式ブレーキ装置、117…制御ブレーキ生成手段、118…車輪速センサ。

Claims (17)

  1. 運転者の通常ブレーキ操作量に応じた通常ブレーキ指令を導出する操作ブレーキ指令導出手段と、車輪に対応して設けられ車輪にブレーキ力を加えるブレーキ装置と、このブレーキ装置を電気エネルギーで作動させる電気式ブレーキ制御ユニットと、車輪速を入力し制御ブレーキ指令を生成する制御ブレーキ生成手段と、前記操作ブレーキ指令導出手段と前記制御ブレーキ生成手段を前記電気式ブレーキ制御ユニットに結ぶ通信系統を備えた車両のブレーキ用制御装置において、前記電気式ブレーキ制御ユニットは、複数のブレーキ指令の中から1つのブレーキ指令を抽出するロジックを備え、前記通信系統を通して複数のブレーキ指令が得られたとき、前記ロジックに基いていずれか1つのブレーキ指令を抽出し、抽出されたブレーキ指令に応じて前記ブレーキ装置を作動させるように構成したことを特徴とするブレーキ用制御装置。
  2. 運転者の通常ブレーキ操作量に応じた通常ブレーキ指令及び運転者の駐車ブレーキ操作量に応じた駐車ブレーキ指令を導出する操作ブレーキ指令導出手段と、車輪に対応して設けられ車輪にブレーキ力を加えるブレーキ装置と、このブレーキ装置を電気エネルギーで作動させる電気式ブレーキ制御ユニットと、車輪速を入力し制御ブレーキ指令を生成する制御ブレーキ生成手段と、前記操作ブレーキ指令導出手段と前記制御ブレーキ生成手段を前記電気式ブレーキ制御ユニットに結ぶ通信系統を備えた車両のブレーキ用制御装置において、前記電気式ブレーキ制御ユニットは、複数のブレーキ指令の中から1つのブレーキ指令を抽出するロジックを備え、前記通信系統を通して複数のブレーキ指令が得られたとき、前記ロジックに基いていずれか1つのブレーキ指令を抽出し、抽出されたブレーキ指令に応じて前記ブレーキ装置を作動させるように構成したことを特徴とするブレーキ用制御装置。
  3. 請求項1又は2において、通常ブレーキ指令、駐車ブレーキ指令、制御ブレーキ指令、フェールセーフブレーキ指令、クリアランス指令、又はパッド交換指令の少なくとも3つが、通信系統を介して伝送されることを特徴とするブレーキ用制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、ブレーキ装置に内蔵されたモータの温度を計測する手段と、計測したモータ温度に基きブレーキ力の最大値制限及び/又は変化率を制限する手段を備えたことを特徴とするブレーキ用制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、ブレーキ制御ユニットの電源電圧を計測する手段と、計測した電源電圧に基きブレーキ力の最大値制限及び/又は変化率を制限する手段を備えたことを特徴とするブレーキ用制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、駐車ブレーキロック機構を備え、ロックした駐車ブレーキ指令に応じてブレーキ力を作動させている状態において、通常ブレーキ指令のブレーキ力が駐車ブレーキ力を超えたとき、駐車ブレーキのロックを解除し、通常ブレーキ指令に応じてブレーキ装置を作動させることを特徴とするブレーキ用制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、通信系統の状態を評価する手段を備え、通信系統を介して伝送された第1駐車ブレーキ指令と、運転者の駐車ブレーキ操作量を計測し前記通信系統とは異なるルートで伝送された第2駐車ブレーキ指令とが存在するとき、通信系統の評価に基いていずれか一方の駐車ブレーキ指令に応じてブレーキ装置を作動させることを特徴とするブレーキ用制御装置。
  8. 車輪にブレーキ力を加えるブレーキ装置に対応して設けられたブレーキ制御ユニットであって、通信系統に接続する手段と、受信した複数のブレーキ指令に対して1つのブレーキ指令を抽出するロジックを備え、前記通信系統を通して複数のブレーキ指令が得られたとき、前記ロジックに基いていずれか1つのブレーキ指令を抽出し、抽出した1つのブレーキ指令に基いて前記ブレーキ装置を作動させるように構成したことを特徴とするブレーキ制御ユニット。
  9. ブレーキ装置に対応して設けられたブレーキ制御ユニットであって、複数のブレーキ指令に対して1つのブレーキ指令を抽出するロジックを備え、複数のブレーキ指令が得られたとき、前記ロジックに基いていずれか1つのブレーキ指令を抽出するように構成したことを特徴とするブレーキ制御ユニット。
  10. ブレーキ装置に対応して設けられたブレーキ制御ユニットであって、通常ブレーキ指令、駐車ブレーキ指令、制御ブレーキ指令、クリアランス指令、フェールセーフブレーキ指令、及び/又はパッド交換指令の組合せに対して1つの指令を抽出するロジックを備え、複数の前記指令が入力されたとき、前記ロジックに基いていずれか1つの指令を抽出し、この抽出した指令に基づいて前記ブレーキ装置を作動させるように構成したことを特徴とするブレーキ制御ユニット。
  11. 請求項8〜10のいずれかにおいて、通常ブレーキ指令、駐車ブレーキ指令、制御ブレーキ指令、又はパッド交換指令の少なくとも1つが、通信系統を介して伝送された指令であることを特徴とするブレーキ制御ユニット。
  12. 請求項8〜11のいずれかにおいて、ブレーキ装置に内蔵されたモータの温度を計測する手段と、計測したモータ温度に基きブレーキ力の最大値制限及び/又は変化率を制限する手段を備えたことを特徴とするブレーキ制御ユニット。
  13. 請求項8〜12のいずれかにおいて、ブレーキ制御ユニットの電源電圧を計測する手段と、計測した電源電圧に基きブレーキ力の最大値制限及び/又は変化率を制限する手段を備えたことを特徴とするブレーキ制御ユニット。
  14. 請求項8〜13のいずれかにおいて、駐車ブレーキロック機構を備え、ロックした駐車ブレーキ指令に応じてブレーキ力を作動させている状態において、通常ブレーキ指令のブレーキ力が駐車ブレーキ力を超えたとき、駐車ブレーキのロックを解除し、通常ブレーキ指令に応じてブレーキ装置を作動させることを特徴とするブレーキ制御ユニット。
  15. 請求項8〜14のいずれかにおいて、通信系統の状態を評価する手段を備え、通信系統を介して受信した第1駐車ブレーキ指令と、運転者の駐車ブレーキ操作量を計測し前記通信系統とは異なるルートから受信した第2駐車ブレーキ指令とが存在するとき、通信系統の評価に基いていずれか一方の駐車ブレーキ指令に応じてブレーキ装置を作動させることを特徴とするブレーキ制御ユニット。
  16. モータの駆動力を用いて車輪にブレーキ力を加える電気式ブレーキ装置において、前記モータの温度を計測する手段と、計測したモータ温度に基きブレーキ力の最大値制限及び/又は変化率を制限する手段を備えたことを特徴とするブレーキ用制御装置。
  17. 車輪にブレーキ力を加えるブレーキ装置に対応して設けられたブレーキ制御ユニットであって、このブレーキ制御ユニットの電源電圧を計測する手段と、計測した電源電圧に基きブレーキ力の最大値制限及び/又は変化率を制限する手段を備えたことを特徴とするブレーキ制御ユニット。
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