JPH10297454A - ブレーキ制御装置 - Google Patents

ブレーキ制御装置

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Publication number
JPH10297454A
JPH10297454A JP9109571A JP10957197A JPH10297454A JP H10297454 A JPH10297454 A JP H10297454A JP 9109571 A JP9109571 A JP 9109571A JP 10957197 A JP10957197 A JP 10957197A JP H10297454 A JPH10297454 A JP H10297454A
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JP
Japan
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brake
brake fluid
fluid pressure
road
pressure
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Application number
JP9109571A
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English (en)
Inventor
Takahiro Kiso
隆浩 木曽
Kazutoshi Yogo
和俊 余語
Mamoru Sawada
護 沢田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な道路状況に応じて好適に制動を行うこ
とができるブレーキ制御装置を提供すること。 【解決手段】 ステッフ゜100にて、走行位置検出装置61か
ら、現在車両が地図上でどの位置を走行しているかとい
う現在位置のデータを読み込む。ステッフ゜110では、外気温
センサ55からの信号に基づいて外気温Tのデータを読
み込む。ステッフ゜120では、走行位置検出装置61によって
得られた車両の現在位置が、トンネルの出口又は橋の位
置であるか否かを、地図情報を参照して判定する。ステッフ
゜130では、現在の外気温Tが、所定の凍結の発生し易い
温度T0を下回るか否かを判定する。ステッフ゜140では、既
に現在車両が凍結の発生し易い箇所を走行中であり、し
かも凍結の発生し易い温度であると判断されたので、第
1電磁弁7をオンしてその流路を狭めて、ブレーキブー
スタ2の倍力作用を低減する制御を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、様々な道路状況に
対応して制動力を変更できるブレーキ制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、通常のブレーキブースタやブ
レーキ油圧回路を備えたブレーキ制御装置では、ブレー
キペダルを踏んだ場合には、その踏込量や踏力に応じ
て、所定の制動力が得られる様に設定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際に車両
を運転する場合には、様々な道路状況において適切に運
転する必要があるので、ブレーキペダルの踏込状態と制
動力との関係が常に一定であると、かえって不都合な場
合がある。
【0004】例えば外気温が低い場合には、トンネルの
出口付近や橋上では、路面が凍結する可能性があるが、
この様な場合に、乾燥した通常の高μの路面と同様に、
大きな踏力でブレーキペダルを踏み込むと、路面に対し
て過大な制動力が発生して、大きなスリップが発生する
恐れがある。
【0005】逆に、例えば降坂路では、重力により進行
方向の力が加わるので、同じ踏力でブレーキペダルを踏
んでも、所望の減速度が得られないことがある。また、
例えば渋滞路では、それほど大きな制動力が必要でない
にもかかわらず、頻繁に所定以上の踏力でブレーキペダ
ルを踏み込む必要があるので、足が疲れてしまうという
問題がある。
【0006】本発明は前記課題に鑑みなされたものであ
り、様々な道路状況に応じて好適に制動を行うことがで
きるブレーキ制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、車
両制動時に、乗員により操作部材(例えばブレーキペダ
ル)が操作されると、その操作部材の操作状態に基づい
て、ブレーキ液圧発生手段(例えばマスタシリンダ)に
てブレーキ液圧が発生する。このブレーキ液圧は、主管
路を介して車輪制動力発生手段(例えばホイールシリン
ダ)に伝達されて、車輪制動力が発生する。
【0008】そして、判断手段によって、車両の走行位
置と地図情報とに基づいて、車両が現在どの様な道路状
況の下で走行しているかを判断し、その結果に基づい
て、可変手段によって、操作部材への乗員による操作状
態に対する車輪制動力発生手段へのブレーキ液圧の伝達
比を可変する。
【0009】つまり、実際に様々な道路状況によって
は、制動力を高めたい場合や低めたい場合があるが、本
発明では、車両の走行位置(例えば衛星等を利用して検
出する走行位置)と地図情報(例えばCD−ROM等に
記憶されたマップ)とから、どの様な制動力が必要な道
路状況かが分かるので、例えば同じ踏力でブレーキペダ
ルを踏んだ場合でも、各道路状況に応じて適切な制動力
を設定することができる。よって、車両の制動を常に好
適に行うことができる。
【0010】請求項2の発明では、前記地図情報として
は、トンネルの出口位置又は橋位置に関する位置情報が
挙げられる。このトンネルの出口位置又は橋位置では、
通常凍結が発生し易いので、本発明では、この位置情報
を検知し、そこを走行する場合は、ブレーキ液圧の伝達
比を減少させる制御を行う。つまり、同じ踏力でブレー
キペダルを踏んだ場合でも、通常より少ない制動力が発
揮される様にする。
【0011】これにより、トンネルの出口位置又は橋位
置で凍結が発生している場合に、通常と同様にブレーキ
を踏んでも、路面に対して過大な制動力が生じることが
なく、よって、大きなスリップが発生することを防止で
きるので、車両挙動を安定化することができる。
【0012】請求項3の発明では、前記トンネルの出口
位置又は橋位置に関する位置情報を検知し、且つ、外気
温が所定温度以下であることを検知し、そこを走行する
場合には、ブレーキ液圧の伝達比を減少させる。つま
り、外気温が低い場合には、トンネルの出口位置又は橋
位置では、一層凍結が発生し易く、その可能性が大きく
なっているので、この様な場合には、ブレーキ液圧の伝
達比を低減させて、凍結による大きなスリップの発生を
防止するのである。
【0013】請求項4の発明では、ブレーキ液圧の伝達
比の低減を、ブレーキブースタにかかる負圧を予め低下
させることにより行う。つまり、負圧と大気圧との圧力
差により作動するブレーキブースタでは、負圧を低下さ
せることによりその作動力が低減するので、本発明で
は、負圧を低減することにより制動力を低減するもので
ある。
【0014】請求項5の発明では、地図情報は、降坂路
に関する位置情報であり、この位置情報を検知し、そこ
を走行する場合は、ブレーキ液圧の伝達比を増加させ
る。つまり、降坂路では、重力が車両の進行方向の力と
して働くので、平坦路と同じ踏力でブレーキペダルを踏
んでも、平坦路と同様には車両の減速はできない。そこ
で、地図情報から現在降坂路であることが分かれば、ブ
レーキ液圧の伝達比を増加させることにより、その制動
力を上げることができるので、平坦路と同様な感覚でブ
レーキペダルを踏んでも、同様な減速を実現することが
できる。
【0015】請求項6の発明では、車両制動時に、乗員
により操作部材が操作されると、その操作部材の操作状
態に基づいて、ブレーキ液圧発生手段にてブレーキ液圧
が発生する。このブレーキ液圧は、主管路を介して車輪
制動力発生手段に伝達されて、車輪制動力が発生する。
【0016】そして、判断手段によって、車両の走行位
置と道路案内情報とに基づいて、車両が現在どの様な道
路状況の下で走行しているかを判断し、その結果に基づ
いて、可変手段によって、操作部材への乗員による操作
状態に対する車輪制動力発生手段へのブレーキ液圧の伝
達比を可変する。
【0017】つまり、実際に様々な道路状況によって
は、制動力を高めたい場合や低めたい場合があるが、本
発明では、車両の走行位置と道路案内情報(例えば外部
の送信機から無線等で車両に報知される情報)とから、
どの様な制動力が必要な道路状況かが分かるので、例え
ば同じ踏力でブレーキペダルを踏んだ場合でも、各道路
状況に応じて適切な制動力を設定することができる。よ
って、車両の制動を常に好適に行うことができる。
【0018】請求項7の発明では、道路案内情報とし
て、渋滞路又は降坂路に関する情報が挙げられる。この
渋滞路又は降坂路では、ブレーキ液圧の伝達比を増加さ
せる制御、即ち、同じ踏力でブレーキペダルを踏んだ場
合でも、通常より大きな制動力が発揮される様にする。
【0019】例えば渋滞路では、それほど大きな制動力
が必要でないにもかかわらず、頻繁に所定以上の踏力で
ブレーキペダルを踏み込む必要があるので、足が疲れて
しまうが、本発明では、渋滞路では、少ない踏力でも十
分な制動力が得られるので、足が疲れることがない。
【0020】また、例えば降坂路では、重力により進行
方向の力が加わるので、同じ踏力でブレーキペダルを踏
んでも、所望の制動状態を実現できないことがあるが、
本発明では、少ない踏力でも十分な制動力が得られるの
で、降坂路でも確実に減速を行うことができる。
【0021】請求項8の発明では、渋滞路又は降坂路の
道路案内情報を検知し、且つ、外気温が所定温度以下で
あることを検知し、そこを走行する場合には、ブレーキ
液圧の伝達比の増加を禁止する。つまり、前記請求項7
の様に、例えば渋滞路や降坂路であることを検知した場
合に、ブレーキ液圧を伝達比を増加することにより利点
があるが、逆に、外気温が低下して路面が凍結する様な
ときには、ブレーキ液圧の伝達比を増加するとスリップ
が増大する可能性がある。
【0022】そこで、本発明では、スリップの増加する
可能性がある場合には、ブレーキ液圧の伝達比の増加の
制御を禁止して、車両挙動の安定化を図るものである。
請求項9の発明では、車両制動時に、乗員により操作部
材が操作されると、その操作部材の操作状態に基づい
て、ブレーキ液圧発生手段にてブレーキ液圧が発生す
る。このブレーキ液圧は、主管路を介して車輪制動力発
生手段に伝達されて、車輪制動力が発生する。
【0023】そして、検知手段によって、車両の走行路
面の路面状態を検知し、路面状態が所定以下の低摩擦路
面である場合には、可変手段によって、操作部材への乗
員による操作状態に対する前記車輪制動力発生手段への
ブレーキ液圧の伝達比を減少する。
【0024】つまり、例えば凍結等により低摩擦路面と
なっている時に、通常の高摩擦路面と同様にブレーキペ
ダルを踏み込むと、大きなスリップが発生して車両挙動
が不安定になることがあるので、本発明では、低摩擦路
面であることを検知した場合には、ブレーキ液圧の伝達
比を低減することにより、乗員が(たとえ路面状態の変
化が分からず)ブレーキペダルの操作の程度を変更しな
くても、大きなスリップが発生することがない。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明のブレーキ制御装置
の好適な実施の形態を、例(実施例)を挙げて図面に基
づいて詳細に説明する。 (実施例1)本実施例のブレーキ制御装置は、走行位置
と地図情報とから道路状況を検知し、この道路状況に応
じて、ブレーキブースタを制御して、ブレーキ油圧の伝
達比を低減するものである。
【0026】a)図1は、周知のアンチスキッド制御
(ABS制御)等を行なうことができる車両用ブレーキ
装置の概略構成図である。図1に示す様に、ブレーキ制
御装置は、タンデム型のマスタシリンダ1を有し、この
マスタシリンダ1には、ブレーキブースタ(ブレーキ倍
力装置)2を介してブレーキペダル3が接続されてい
る。
【0027】前記ブレーキブースタ2は、エンジン4の
吸気管に接続されて負圧が導入される負圧室2aと大気
が導入される変圧室2bとを備え、負圧室2a内と変圧
室2b内の圧力差により、ブレーキペダル3の踏力を倍
力するいわゆるバキュームブースタである。
【0028】このブレーキブースタ2では、負圧室2a
とエンジン4とを連通する第1連通路6aに、第1電磁
弁7が設けられており、第1電磁弁7は、通電されてい
ない場合(オフ)は、第1連通路6aを開いているが、
通電された場合(オン)には、空気の流路を絞る機能を
有している。尚、後に詳述するが、この絞り機能によ
り、負圧室2aと変圧室2bとの圧力差を低減して、ブ
レーキブースタ2の倍力作用を低下させる。
【0029】また、負圧室2aと変圧室2bとを連通す
る第2連通路6bには、第1メカ弁8が設けられ、変圧
室2bと第1メカ弁8との間にて第2連通路6bから分
岐して大気側に連通する第3連通路6cには、第2メカ
弁9が設けられている。よって、ブレーキペダル3が踏
まれると、第1メカ弁8が閉じて負圧室2aと変圧室2
bとの連通が遮断された状態で、第2メカ弁8が開いて
変圧室2bに大気圧が導入されるので、それによって発
生した負圧と大気圧との圧力差により、ブレーキペダル
3の踏力が倍力されて、大きなマスタシリンダ圧が発生
する。
【0030】また、マスタシリンダ1には、マスタリザ
ーバ5が接続されるとともに、X配管(ダイアゴナル配
管)の油圧2系統で構成されてブレーキ油圧を調節する
油圧制御回路10が接続されており、油圧制御回路10
は、第1油圧配管11a及び第2油圧配管11bから構
成されている。
【0031】前記油圧制御回路10では、第1油圧配管
11aを経て右前(FR)輪のホイールシリンダ15と
左後(RL)輪のホイールシリンダ16とが連通されて
いる。また、第2油圧配管11bを経て右後(RR)輪
のホイールシリンダ17と左前(FL)輪のホイールシ
リンダ18とが連通されている。
【0032】前記第1油圧配管11aには、FR輪のホ
イールシリンダ15の油圧を制御するための周知の増圧
制御弁21及び減圧制御弁25と、RL輪のホイールシ
リンダ16の油圧を制御するための増圧制御弁22及び
減圧制御弁26とが設けられ、第2油圧配管11bに
は、RR輪のホイールシリンダ17の油圧を制御するた
めの増圧制御弁23及び減圧制御弁27と、FL輪のホ
イールシリンダ18の油圧を制御するための増圧制御弁
24及び減圧制御弁28とが設けられている。
【0033】ここで、第1油圧配管11aについて説明
する。各増圧制御弁21,22よりマスタシリンダ1側
に、その油圧経路45aを連通・遮断するマスタシリン
ダカットバルブ(SMC弁)31が設けられている。ま
た、第1の油圧配管11aには、各減圧制御弁25,2
6から排出されたブレーキ油を一時的に蓄えるリザーバ
36と、ブレーキ油を油圧経路45aに圧送するための
油圧ポンプ38が備えられている。尚、油圧ポンプ38
からのブレーキ油の吐出経路には、内部の油圧の脈動を
抑えるアキュムレータ47が設けられている。
【0034】更に、第1油圧配管11aには、ホイール
シリンダ圧を加圧する際に、マスタシリンダ1から油圧
ポンプ34に直接ブレーキ油を供給するための油圧経路
49aが設けられ、この油圧経路49aには、その油圧
経路49aを連通・遮断するカットバルブ(SRC弁)
34が設けられている。
【0035】一方、第2油圧配管11bには、前記第1
油圧配管11aと同様に、増圧制御弁23,24、減圧
制御弁27,28、SMC弁32、リザーバ37、油圧
ポンプ39、アキュムレータ48、SRC弁35等が、
同様な箇所に設けられている。
【0036】尚、前記両油圧ポンプ38,39は、電動
ポンプモータ41に連結されて駆動される構成となって
いる。 b)図2に示す様に、上述したブレーキ制御装置を制御
するECU50は、周知のCPU50a,ROM50
b,RAM50c,入出力部50d及びバスライン50
e等を備えたマイクロコンピュータを中心に構成されて
いる。
【0037】前記ECU50には、各車輪に配置された
車輪速度センサ53、ブレーキペダル3が踏まれたこと
を検出するストップスイッチ54、外気温を検出する外
気温センサ55等からの信号がECU50に入力され
る。また、ECU50からは、第1電磁弁7、同じく電
磁弁である増圧制御弁21〜24、減圧制御弁25〜2
8、SMC弁31,32、SRC弁34,35や、電動
ポンプモータ41等の制御アクチュエータを駆動する制
御信号が出力される。
【0038】特に本実施例では、ECU50に、走行位
置検出装置60が接続されている。この走行位置検出装
置60は、例えばGPS等から現在の車両の位置を検出
するとともに、例えばCD−ROM等に記憶された地図
情報を読み込み、両データをつきあわせて、現在車両の
位置が地図上のどの位置であるかを検出する装置であ
る。尚、この地図情報には、トンネルの出口や橋の位置
が記憶されている。
【0039】c)次に、本実施例における制御処理につ
いて、図3のフローチャート及び図4の説明図に基づい
て説明する。まず、図3のステップ100にて、走行位
置検出装置61から、現在車両が地図上でどの位置を走
行しているかという現在位置のデータを読み込む。
【0040】続くステップ110では、外気温センサ5
5からの信号に基づいて外気温Tのデータを読み込む。
続くステップ120では、走行位置検出装置61によっ
て得られた車両の現在位置が、トンネルの出口又は橋の
位置(制御対象位置)であるか否かを、地図情報を参照
して判定する。つまり、凍結が発生し易い箇所であるか
否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ13
0に進み、一方否定判断されると一旦本処理を終了す
る。
【0041】ステップ130では、現在の外気温Tが、
所定の凍結の発生し易い温度T0を下回るか否かを判定
する。ここで肯定判断されるとステップ140に進み、
一方否定判断されると一旦本処理を終了する。ステップ
140では、前記ステップ120,130にて、現在車
両が凍結の発生し易い箇所を走行中であり、しかも凍結
の発生し易い温度であると判断されたので、第1電磁弁
7をオンしてその流路を狭め、それによってブレーキブ
ースタ2の倍力作用を低減する制御を行ない、一旦本処
理を終了する。
【0042】つまり、ブレーキブースタ2の倍力作用
は、ブレーキペダル3を踏み込んだ場合に発生する負圧
と大気圧との圧力差によって発揮されるものであるの
で、第1電磁弁7をオンして、負圧室2aとエンジン4
との流路を狭めると、十分な負圧が得られない。よっ
て、負圧と大気圧との十分な圧力差が得られないので、
倍力作用が低下するのである。
【0043】このことを、図4のグラフで説明する。図
4(a)に示す様に、第1電磁弁7がオフされている期
間、即ち時刻t1より前では、ブレーキブースタ(V/
B)2の負圧室2aでは十分な負圧が得られているの
で、図4(b)に示す様に、ペダル踏力が増加すると、
大きなマスタシリンダ圧(M/C圧)が得られる。
【0044】ところが、図4(a)に示す様に、時刻t
1にて第1電磁弁7がオンされると、その流路が狭くな
るので、負圧室2a内の負圧が急速に低下してしまう。
そのため、図4(c)に示す様に、十分な負圧が得られ
ている場合に比べて、ペダル踏力が増加しても、マスタ
シリンダ圧(M/C圧)はそれほど増加しない。
【0045】この様に、本実施例では、地図情報に基づ
いて、車両がトンネル出口付近や橋上を走行しているこ
とが検出され、しかも、外気温Tが所定温度T0より低
い(凍結か生じ易い温度)状態であると判定された場合
には、路面が凍結してスリップし易い状況であると判断
している。そして、その場合には、ブレーキブースタ2
の倍力作用を低減して、(ブレーキペダル3の踏力に対
するマスタシリンダ圧の増圧の程度である)ブレーキ油
圧の伝達比を低減している。
【0046】そのため、凍結した路面において、乗員が
通常の乾燥した高μ路と同様にブレーキを踏んだ場合で
も、過大なスリップが発生しないので、スピン等が発生
し難くなり、車両挙動が安定するという顕著な効果を奏
する。 (実施例2)次に、実施例2について説明する。
【0047】本実施例のブレーキ制御装置は、道路案内
情報から道路状況を検知し、この道路状況に応じて、パ
ワーブレーキ(PB)を制御して、ブレーキ油圧の伝達
比を増加するものである。尚、前記実施例1と同様な部
分の説明は省略又は簡略化し、ハード構成も同じものは
同じ番号を使用する。
【0048】a)図5に示す様に、本実施例のブレーキ
制御装置は、基本的には前記実施例1と同様であるが、
ブレーキブースタ2の負圧室2aとエンジンとを連通す
る第1連通路(図示せず)には、第1電磁弁が配置され
ていない。従って、ブレーキペダル3が踏まれると、通
常と同様に倍力作用が発揮される。
【0049】また、このブレーキ制御装置では、油圧制
御回路10のうち、例えば第1油圧配管11aでは、マ
スタシリンダ5と増圧制御弁21,22との間の管路4
5aには、前記実施例1の様なマスターカットバルブ
(SMC弁)が配置されておらず、それに代えて、調節
弁42が配置されている。
【0050】この調圧弁42とは、前記PB制御に使用
されるものであり、周知の比例制御弁(プロポーショニ
ングバルブ)を逆接したもの、即ち同じ油圧配管にて後
輪側よりも前輪側のホイールシリンダ圧を高めるために
使用されている弁を逆接したものである。従って、この
逆接された比例制御弁(調圧弁42)により、(SRC
弁34の開状態で)油圧ポンプ38を駆動させた場合に
は、油圧経路45a側の油圧をマスタシリンダ1側より
も所定の割合で高くすることが可能である。
【0051】尚、第2油圧配管11bも、同様の構成
(調圧弁43等)を備えている。また、ブレーキ制御装
置を制御するECU50には、前記実施例1と同様に、
車輪速度センサ53、ストップスイッチ54、外気温セ
ンサ55や、アクチュエータ等が接続されているが、第
1電磁弁や走行位置検出装置は使用されないので、接続
されていない。それに代えて、本実施例では、道路案内
情報検出装置(図示せず)が接続されている。
【0052】この道路案内情報検出装置は、例えばVI
CS等の様に、道路案内情報を車両に報知するためのシ
ステムを利用するものであり、例えば道路の付近の通信
装置から無線により送られる道路案内情報、例えば渋滞
の発生や降坂路であることを報知するデータを、アンテ
ナで受信して取り込んで道路状況を検出する装置であ
る。
【0053】b)次に、本実施例における制御処理につ
いて、図6のフローチャート及び図7の説明図に基づい
て説明する。まず、図6のステップ200にて、道路案
内情報検出装置から、渋滞路か降坂路か等の道路状況の
データを読み込む。
【0054】続くステップ210では、外気温センサ5
5からの信号に基づいて外気温Tのデータを読み込む。
続くステップ220では、ブレーキペダル3が踏み込ま
れたか否かを、ストップスイッチ54がオンか否かによ
って判定する。つまり、この判断を行なうのは、単にホ
イールシリンダ圧を増加する制御を行なうと、ブレーキ
がかけられてしまうので、ブレーキペダル3が踏まれた
場合のみ、下記のホイールシリンダ圧の増圧の制御を行
なうためである。ここで肯定判断されるとステップ23
0に進み、一方否定判断されると一旦本処理を終了す
る。
【0055】ステップ230では、増圧の制御を行なう
ための道路の条件が満たされたか否かを判定する。つま
り、制動力を増す制御を行なうのは、ここでは渋滞路及
び降坂路だけであるので、道路案内情報検出装置から読
み込まれたデータが、渋滞路又は降坂路を示すデータで
あるか否かを判定するのである。ここで肯定判断される
とステップ240に進み、一方否定判断されると一旦本
処理を終了する。
【0056】ステップ240では、現在の外気温Tが、
所定の凍結の発生し易い温度T0を下回るか否かを判定
する。つまり、この判断を行なうのは、凍結した路面
で、ブレーキ油圧を増加させるとスリップが発生し易く
なるので、凍結が発生し易い状況では、本制御を行なわ
ないためである。ここで肯定判断されると一旦本処理を
終了し、一方否定判断されるとステップ250に進む。
【0057】ステップ250では、前記ステップ220
〜240にて、ブレーキペダル3が踏まれ、現在車両が
渋滞路又は降坂路を走行中であり、しかも凍結の発生し
易い温度ではないと判断されたので、パワーブレーキを
作動させる制御を行なう。つまり、SRC弁34,35
をオンしてその流路を開くとともに、ポンプ38,39
を作動させて、ホイールシリンダ圧を増加させる制御を
行ない、一旦本処理を終了する。
【0058】このパワーブレーキの制御を図7のグラフ
で説明する。図7に示す様に、通常は、ペダル踏力の増
加に比例してマスタシリンダ圧(M/C圧)が増加する
が、SRC弁34,35を開いた状態でポンプ38,3
9を作動させると、逆接された比例制御弁(調圧弁4
2,43)の働きにより、ある折れ点圧力P0からは、
マスタシリンダ1側よりホイールシリンダ15〜18の
圧力(W/C圧)が高くなり、同じペダルストロークで
あっても、大きなホイールシリンダ圧(即ち大きな制動
力)が得られるのである。
【0059】この様に、本実施例では、道路案内情報に
基づいて、車両が渋滞路又は降坂路を走行していること
が検出され、しかも、外気温Tが所定温度T0より高い
(凍結が生じ難い温度)状態であると判定された場合に
は、パワーブレーキを作動させて制動力を増加してい
る。つまり、同じブレーキペダル3の踏力に対して高い
ホイールシリンダ圧が得られる様に、(ブレーキペダル
3の踏力に対するマスタシリンダ圧の増圧の程度であ
る)ブレーキ油圧の伝達比を増加している。
【0060】即ち、渋滞路や降坂路では、ブレーキを踏
む回数が多く、足が疲れてブレーキの踏込が不足する可
能性があるが、本実施例では、その様な場合には、弱い
踏み込み力でも十分な制動力を発揮できるので、渋滞路
や降坂路における車両の操作を好適に行なうことができ
るという顕著な効果を奏する。
【0061】特に降坂路では、重力により進行方向に力
が加わり、通常の様に踏み込んでも、所望の減速度が得
られないことがあるが、本実施例では十分な制動力を発
揮できる。従って、女性や老人等の弱者にとっては、好
適なものである。 (実施例3)次に、実施例3について説明する。
【0062】本実施例のブレーキ制御装置は、低摩擦路
面であることを検出した場合には、ブレーキ油圧の伝達
比を低減するものである。尚、前記実施例1と同様な部
分の説明は省略又は簡略化し、ハード構成も同じものは
同じ番号を使用する。本実施例のブレーキ制御装置は、
マスタシリンダ圧を検出する油圧センサ及びECUへの
信号入力が必要であるが、前記実施例1とほぼ同様であ
るので、異なる制御処理のみを説明する。
【0063】図8のステップ300にて、車輪速度セン
サ53からの信号に基づいて各車輪の車輪速度VWを求
める。続くステップ310では、各車輪速度VWののう
ち、最大値を車輪速度MaxVwを車体速度VBとして設定
する。
【0064】続くステップ320では、車体速度VBを
微分して車体加速度dVBを算出する。続くステップ3
30では、ブレーキペダル3が踏まれたか否かを、スト
ップスイッチ54がオンか否かによって判定する。ここ
で肯定判断されるとステップ340に進み、一方否定判
断されると一旦本処理を終了する。
【0065】ステップ340では、制動時における適切
な減速度が得られているか否かを、車体加速度dVBが
基準値kdVBを上回るか否かによって判定する。ここ
で否定判断されるとステップ350に進み、一方肯定判
断されると一旦本処理を終了する。
【0066】ステップ350では、マスタシリンダ圧
(M/C圧)が、ブレーキペダル3の踏込応じた適切な
圧力であるか否かを、マスタシリンダ圧が基準値kPM
を上回るか否かによって判定する。ここで肯定判断され
るとステップ360に進み、一方否定判断されると一旦
本処理を終了する。
【0067】ステップ360では、前記ステップ34
0,350にて、マスタシリンダ圧が高いのに適切な減
速度が得られていないと判断されたので、即ち路面μの
低い低摩擦路面を走行中であると判断されたので、前記
実施例1と同様に、第1電磁弁7をオンしてその流路を
狭め、それによってブレーキブースタ2の倍力作用を低
減する制御を行ない、一旦本処理を終了する。
【0068】この様に、本実施例では、低摩擦路面を走
行中であると判断された場合には、例えば路面が凍結し
てスリップし易い状況であると見なされるので、その場
合には、ブレーキブースタ2の倍力作用を低減して、
(ブレーキペダル3の踏力に対するマスタシリンダ圧の
増圧の程度である)ブレーキ油圧の伝達比を低減してい
る。
【0069】そのため、凍結した路面において、乗員が
通常の乾燥した高μ路と同様にブレーキを踏んだ場合で
も、過大なスリップが発生しないので、スピン等が発生
し難くなり、車両挙動が安定するという顕著な効果を奏
する。尚、本発明は上記実施例に何ら限定されることな
く、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り、種々の態様
で実施できることはいうまでもない。
【0070】(1)前記実施例1,2では、X配管を例
に挙げたが、前後配管にも本発明を適用できることは明
らかである。 (2)前記実施例1では、凍結の可能性が高い箇所を、
地図情報に基づいて行ったが、道路案内情報が得られる
場合には、道路案内情報に基づいて凍結の可能性が高い
箇所の検出を行なってもよい。
【0071】(3)前記実施例2では、降坂路の検出
を、道路案内情報に基づいて行ったが、地図情報にその
データがある場合には、地図情報に基づいて降坂路の検
出を行なってもよい。また、地図情報に渋滞路(及びそ
の渋滞発生の時刻)に関するデータがある場合は、地図
情報に基づいて渋滞路の検出を行なってもよい。
【0072】(4)前記実施例1,3では、ブレーキ油
圧の伝達比を低減する装置として、ブレーキブースタを
使用したが、例えば減圧制御弁をオンする等、マスタシ
リンダ圧を低減する各種の手段を採用できる。 (5)前記実施例2では、ブレーキ油圧の伝達比を増加
する装置として、逆接された比例制御弁(調圧弁)及び
ポンプ等を使用したが、例えばSMC弁を設けて、その
SMC弁オンしてポンプを作動したり、(例えば大気圧
室側に加圧気体を導入して)ブレーキブースタの倍力作
用を増加させる手段等、ブレーキペダルの踏力に対して
ホイールシリンダ圧を増加させる各種の手段を採用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のブレーキ制御装置を示す概略構成
図である。
【図2】 実施例1の電子制御装置の構成を示すブロッ
ク図である。ある。
【図3】 実施例1の制御処理を示すフローチャートで
ある。
【図4】 実施例1の動作を示し、(a)は負圧の変化
を示すグラフ、(b)は通常のペダル踏力とM/C圧と
の関係を示すグラフ、(c)は倍力作用を低減した場合
のペダル踏力とM/C圧の関係を示すグラフである。
【図5】 実施例2のブレーキ制御装置を示す概略構成
図である。
【図6】 実施例2の制御処理を示すフローチャートで
ある。
【図7】 M/C圧とW/C圧との関係を示すグラフで
ある。
【図8】 実施例3の制御処理を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1…マスタシリンダ 7…第1電磁弁 10…油圧制御回路 21,22,23,24…増圧制御弁 25,26,27,28…減圧制御弁 31,32…マスタカットバルブ(SMC弁) 34,35…カットバルブ(SRC弁) 38、39…油圧ポンプ 41…電動ポンプモータ 42,43…調圧弁 55…外気温センサ 60…走行位置検出装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両制動時に、乗員により操作される操
    作部材と、 該操作部材への操作状態に基づくブレーキ液圧を発生す
    るブレーキ液圧発生手段と、 該ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧を受けて車
    輪制動力を発生する車輪制動力発生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段と前記車輪制動力発生手段と
    を連通する主管路と、 前記車両の走行位置と地図情報とに基づいて、道路状況
    を判断する判断手段と、 該判断手段の判断結果に基づいて、前記操作部材への乗
    員による操作状態に対する前記車輪制動力発生手段への
    ブレーキ液圧の伝達比を可変する可変手段と、を備える
    ことを特徴とするブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記地図情報は、トンネルの出口位置又
    は橋位置に関する位置情報であり、この位置情報を検知
    した場合は、前記ブレーキ液圧の伝達比を減少させるこ
    とを特徴とする前記請求項1に記載のブレーキ制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記位置情報を検知し、且つ、外気温が
    所定温度以下であることを検知した場合には、前記判断
    手段の判断結果に基づいて、前記ブレーキ液圧の伝達比
    を減少させることを特徴とする前記請求項2に記載のブ
    レーキ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ブレーキ液圧の伝達比の低減を、ブ
    レーキブースタにかかる負圧を予め低下させることによ
    り行うことを特徴とする前記請求項2又は3に記載のブ
    レーキ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記地図情報は、降坂路に関する位置情
    報であり、この位置情報を検知した場合は、前記判断手
    段の判断結果に基づいて、前記ブレーキ液圧の伝達比を
    増加させることを特徴とする前記請求項1に記載のブレ
    ーキ制御装置。
  6. 【請求項6】 車両制動時に、乗員により操作される操
    作部材と、 該操作部材への操作状態に基づくブレーキ液圧を発生す
    るブレーキ液圧発生手段と、 該ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧を受けて車
    輪制動力を発生する車輪制動力発生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段と前記車輪制動力発生手段と
    を連通する主管路と、前記車両の走行位置と道路案内情
    報とに基づいて、道路状況を判断する判断手段と、 該判断手段の判断結果に基づいて、前記操作部材への乗
    員による操作状態に対する前記車輪制動力発生手段への
    ブレーキ液圧の伝達比を可変する可変手段と、を備える
    ことを特徴とするブレーキ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記道路案内情報は、渋滞路又は降坂路
    に関する情報であり、この道路案内情報を検知した場合
    は、前記判断手段の判断結果に基づいて、前記ブレーキ
    液圧の伝達比を増加させることを特徴とする前記請求項
    6に記載のブレーキ制御装置。
  8. 【請求項8】 前記道路案内情報を検知し、且つ、外気
    温が所定温度以下であることを検知した場合には、前記
    判断手段の判断結果に基づいて、前記ブレーキ液圧の伝
    達比の増加を禁止することを特徴とする前記請求項7に
    記載のブレーキ制御装置。
  9. 【請求項9】 車両制動時に、乗員により操作される操
    作部材と、 該操作部材への操作状態に基づくブレーキ液圧を発生す
    るブレーキ液圧発生手段と、 該ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧を受けて車
    輪制動力を発生する車輪制動力発生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段と前記車輪制動力発生手段と
    を連通する主管路と、 前記車両の走行路面の路面状態を検知する検知手段と、 該検知手段によって検知された路面状態が所定以下の低
    摩擦路面である場合に、前記操作部材への乗員による操
    作状態に対する前記車輪制動力発生手段へのブレーキ液
    圧の伝達比を減少する可変手段と、 を備えることを特徴とするブレーキ制御装置。
JP9109571A 1997-04-25 1997-04-25 ブレーキ制御装置 Pending JPH10297454A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008296842A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Toyota Motor Corp 車両用制動制御装置
JP2009262920A (ja) * 2008-03-31 2009-11-12 Advics Co Ltd 制動制御装置

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JP2008296842A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Toyota Motor Corp 車両用制動制御装置
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