JP2006305086A - 薬剤整列カセット及び薬剤払出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】収納薬剤の多寡検出を使用条件の無い態様で安価に実現する
【解決手段】薬剤40を逐次排出可能に整列収納する薬剤整列カセット20を多数の保持して任意のものから収納薬剤を排出させて払い出す薬剤払出装置10において、カセット20の先頭寄りのところに小穴22aを貫通形成し、その小穴22aに細長い弾性部材31を遊挿し、その可動端部31aの二位置に基づいてカセット20における収納薬剤の多寡が検出されるようにする。さらに、弾性部材31の一端部は後尾寄りのところに固定し、そこから小穴22aまでの部分は自由状態でカセット内壁面から軽く浮くようにし、他端の可動端部31aは小穴22aから外に出す。
【選択図】 図1
【解決手段】薬剤40を逐次排出可能に整列収納する薬剤整列カセット20を多数の保持して任意のものから収納薬剤を排出させて払い出す薬剤払出装置10において、カセット20の先頭寄りのところに小穴22aを貫通形成し、その小穴22aに細長い弾性部材31を遊挿し、その可動端部31aの二位置に基づいてカセット20における収納薬剤の多寡が検出されるようにする。さらに、弾性部材31の一端部は後尾寄りのところに固定し、そこから小穴22aまでの部分は自由状態でカセット内壁面から軽く浮くようにし、他端の可動端部31aは小穴22aから外に出す。
【選択図】 図1
Description
この発明は、薬剤整列カセット及び薬剤払出装置に関し、詳しくは、薬剤を整列収納する薬剤整列カセット及びそのようなカセットを多数保持して所望の薬剤を払い出す薬剤払出装置に関する。
種々の薬剤のうち錠剤や散剤は薬剤分包機で自動調剤されることが多いが、薬剤のうち注射薬や水剤などのようにアンプルやボトル等の容器に収容されているものは、分包に適さないので、容器に納めたままで必要個数が払い出されることが多く、その場合の自動調剤には次のような薬剤整列カセットや薬剤払出装置が用いられる。
すなわち、薬剤整列カセットは(例えば特許文献1〜5参照)、薬剤を一列に真っ直ぐ整列させた状態で収納して先頭から逐次排出しうるものであり、薬剤払出装置は(例えば特許文献1,2,3,5参照)、そのようなカセットを縦横に並べて着脱自在に保持し、更に任意のカセットから収納薬剤を排出させるとともに、排出薬剤を払出口等へ搬送することにより、自動で払い出すようになっている。
すなわち、薬剤整列カセットは(例えば特許文献1〜5参照)、薬剤を一列に真っ直ぐ整列させた状態で収納して先頭から逐次排出しうるものであり、薬剤払出装置は(例えば特許文献1,2,3,5参照)、そのようなカセットを縦横に並べて着脱自在に保持し、更に任意のカセットから収納薬剤を排出させるとともに、排出薬剤を払出口等へ搬送することにより、自動で払い出すようになっている。
カセットからの薬剤排出には、手指で摘み出す手動式(例えば特許文献4参照)と、処方箋データ等に基づく自動制御に従って先頭薬剤に対する排出駆動を行う自動式(例えば特許文献1,2,3,5参照)とがあり、この自動式が薬剤払出装置に採用されている。さらに、自動制御下の排出駆動にも複数タイプがあり、先頭薬剤に作用する先頭排出部材ばかりかそれを駆動する排出駆動部までカセット毎に設けたものがあれば(例えば特許文献1参照)、摩擦部材等の先頭排出部材も排出駆動部も移動可能な一つに纏めて各カセットで共用化したものや(例えば特許文献2,3参照)、先頭排出部材はカセット毎に設け排出駆動部は移動可能な一つに纏めたものもある(例えば特許文献5参照)。
そのように排出駆動部を共用の一つに纏めた薬剤払出装置には(例えば特許文献2,3,5参照)、排出駆動部を移動させて薬剤整列カセットのうち任意のものから収納薬剤を排出させて払い出す払出搬送機構が組み込まれている。
そして、この払出搬送機構に関しても、背面側に付設したものがあれば(例えば特許文献2参照)、前面側に付設したものもある(例えば特許文献3,5参照)。
そして、この払出搬送機構に関しても、背面側に付設したものがあれば(例えば特許文献2参照)、前面側に付設したものもある(例えば特許文献3,5参照)。
また、薬剤整列カセット内で収納薬剤は後尾から先頭へ向けて付勢されるが、この付勢についても、傾斜させて重力を利用するもの(例えば特許文献4参照)や、ゼンマイ等の付勢部材をカセットに内蔵するもの(例えば特許文献1〜3参照)、付勢部材をカセット外から組み合わせるもの(例えば特許文献5参照)が知られている。
さらに、各カセットの薬剤収納状態については、カセットの空か否かに対応した薬剤有無を検出するもの(例えば特許文献1〜3参照)と、カセット内の収納薬剤数を計数するようになったもの(例えば特許文献4,5参照)がある。
さらに、各カセットの薬剤収納状態については、カセットの空か否かに対応した薬剤有無を検出するもの(例えば特許文献1〜3参照)と、カセット内の収納薬剤数を計数するようになったもの(例えば特許文献4,5参照)がある。
しかしながら、これらの薬剤収納状態の把握手法には一長一短があり、収納薬剤の有無を検出する手法と収納薬剤の個数を計数する手法との乖離が大きい。詳述すると、有無検出の場合、カセットの排出口の近傍か排出薬剤の通るところにフォトセンサ等を設けておけば良いので安価であるが、薬剤が無くなってからそのことが判明するので薬剤補充に時間的な余裕が無い。これに対し、計数の場合、薬剤の取出数も残数も常に把握しているので残数等に基づいて薬剤の無くなる前に薬剤補充を促すといったことができるが、計数手段の実装にはコスト負担か遵守条件が付いている。すなわち、検出素子の列設や距離計の組込にて薬剤列の長さを測定するには、それなりのコストが掛かるし、薬剤の出し入れに応じてカウントをアップダウンするには、排出に加えて補充も検出可能な状態で一個ずつ処理するといった使用条件を守らなければならない。
ところで、個数管理までは不要だが薬剤補充に余裕を持たせたいという要請も多いが、それには、コストアップや使用条件追加は避けたいという更なる要請も付いている。そして、それに応えるには、カセットへの薬剤補充が近々必要になるという予測を立てられるように改良するに際して、上述した従来の薬剤収納状態把握手法の長所を兼備させることが必要となる。具体的には、カセットが空になりそうなことを報せるためそれを未然に検知する手段を具現化する際、コストは有無検出の場合に近い低コストに抑え、使用条件は補充手順や過去履歴などに左右されない自由なものとすることが求められる。
そこで、カセットにおける収納薬剤が空ではないが残り少なくなったという収納薬剤の多寡検出を使用条件の無い態様で安価に実現することが技術的な課題となる。
そこで、カセットにおける収納薬剤が空ではないが残り少なくなったという収納薬剤の多寡検出を使用条件の無い態様で安価に実現することが技術的な課題となる。
本発明の薬剤整列カセットは(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、薬剤を一列に整列させた状態で収納して先頭から逐次排出しうる薬剤整列カセットにおいて、次のように小穴が形成され、以下の弾性部材と検出用部材が付設されている、というものである。すなわち、上記小穴は、収納薬剤の多寡を検出するのに適した先頭寄りのところに貫通させて形成され、この小穴には、細長い弾性部材が遊挿される。また、上記弾性部材は、一端部が後尾寄りのところに固定され、そこから前記小穴までの部分が自由状態ではカセット内でカセット壁面から軽く浮き、他端部が前記小穴から外に出て可動端部となっている。さらに、上記検出用部材は、前記弾性部材の前記可動端部の位置に応じて状態が変わるようになっている。
なお、弾性部材および検出用部材は、カセットに装備され、検出回路と組み合わされて収納薬剤多寡検出手段を成すが、検出回路は、カセットに装備されることもあれば、カセットに装備されないこともある。検出回路をカセットに装備するとき、検出回路に検出用部材が一体化されることもあれば、一体化されないこともある。また、検出用部材の可変状態には、検出状態そのものに限らず、検出状態に影響を及ぼす物理状態も、該当する。そして、大抵の場合、検出回路と検出用部材とが一体的に設けられたときには、検出用部材および検出回路が可動端部の位置に応じて検出状態を変え、検出回路と検出用部材とが別体で設けられたときには、可動端部の位置に応じて検出用部材が通電状態や送光状態などの物理状態を変えることにより検出回路の検出状態が変化する。
また、本発明の薬剤払出装置は(解決手段2)、薬剤を逐次排出可能に整列収納する薬剤整列カセットを多数保持して任意のものから収納薬剤を排出させて払い出す薬剤払出装置において、前記薬剤整列カセットのうち少なくとも一つには先頭寄りのところに小穴が貫通形成されており、この小穴に遊挿された細長い弾性部材を有しその可動端部の位置に基づいて該カセットにおける収納薬剤の多寡を検出する収納薬剤多寡検出手段が設けられ、前記弾性部材は一端部が後尾寄りのところに固定されそこから前記小穴までの部分が自由状態ではカセット内でカセット壁面から軽く浮き他端部が前記小穴から外に出て前記可動端部となっているものであることを特徴とする。
さらに、本発明の薬剤払出装置は(解決手段3)、薬剤を逐次排出可能に整列収納する多数の薬剤整列カセットと、排出駆動部を有しこれを移動させて前記薬剤整列カセットのうち任意のものから収納薬剤を排出させて払い出す払出搬送機構とを備えた薬剤払出装置において、前記薬剤整列カセットの全部に又はそのうち幾つかには先頭寄りのところに小穴が貫通形成されてそこに細長い弾性部材が遊挿されており、前記弾性部材はカセット毎に一端部が後尾寄りのところに固定されそこから前記小穴までの部分が自由状態ではカセット内でカセット壁面から軽く浮き他端部が前記小穴から外に出て可動端部となっており、前記排出駆動部には前記弾性部材のうち移動先カセットのものの可動端部の位置に基づいて該カセットにおける収納薬剤の多寡を検出する検出回路が付設されていることを特徴とする。
このような本発明の薬剤整列カセット(解決手段1)及びそれを保持した薬剤払出装置(解決手段2)にあっては、カセットに薬剤が充たされている間は、薬剤列によって弾性部材がカセット内壁面に押し付けられて可動端部が小穴やカセット外面から離れたところに位置するが、カセットから薬剤が排出されて、カセットが空にはならなくても、収納薬剤が少なくなって、薬剤列の後尾が小穴のところに達するかそれより前へ進むと、弾性部材が、薬剤列による押さえから解放されて、カセット内壁面から浮き上がり、それに伴って可動端部が小穴やカセット外面に近づく。そして、その可動端部が離隔位置と近接位置という二位置の何れに在るのかということに基づいて収納薬剤の多寡が検出される。
このようにして収納薬剤の多寡が検出されるが、その検出が小穴形成と弾性部材装着と二位置検出とで具現化されているので、コストは収納薬剤の有無検出の場合と大差のない僅少なもので済む。また、薬剤列の後尾側と弾性部材とが干渉しているか否かという静的な状態に基づいて検出がなされるので、補充手順や過去履歴などに左右されることなく何時でも的確に収納薬剤の多寡が検出される。さらに、薬剤列と弾性部材との干渉は軽いので薬剤の整列補充や整列薬剤の進行が妨げられることはなく、弾性部材が薬剤列に沿って延びているので薬剤の形態がどのようなものであっても一列に整列可能な薬剤であれば整列収納が容易に行える。
したがって、この発明によれば、収納薬剤の多寡検出を使用条件の無い態様で安価に実現することができる。
したがって、この発明によれば、収納薬剤の多寡検出を使用条件の無い態様で安価に実現することができる。
また、本発明の薬剤整列カセット(解決手段1)を複数保持した本発明の薬剤払出装置は(解決手段3)、上述した解決手段2の薬剤払出装置の作用効果を奏するが、それに加えて、検出回路を排出駆動部に付設して検出回路を共用化したことにより、検出回路の設置数を削減できて更にコストが低下するという効果も奏する。
このような本発明の薬剤整列カセット及び薬剤払出装置について、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1〜5により説明する。
図1に示した実施例1は、上述した解決手段1,2(出願当初の請求項1,2)を具現化したものであり、図2に示した実施例2や,図3に示した実施例3は、その変形例である。また、図4に示した実施例4は、上述した解決手段1,3(出願当初の請求項1,3)を具現化したものであり、図5に示した実施例5は、その変形例である。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、ボルト等の締結具,ヒンジ等の連結具,電動モータ等の駆動源,タイミングベルト等の伝動部材,モータドライバ等の電気回路,コントローラ等の電子回路などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
図1に示した実施例1は、上述した解決手段1,2(出願当初の請求項1,2)を具現化したものであり、図2に示した実施例2や,図3に示した実施例3は、その変形例である。また、図4に示した実施例4は、上述した解決手段1,3(出願当初の請求項1,3)を具現化したものであり、図5に示した実施例5は、その変形例である。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、ボルト等の締結具,ヒンジ等の連結具,電動モータ等の駆動源,タイミングベルト等の伝動部材,モータドライバ等の電気回路,コントローラ等の電子回路などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
本発明の薬剤整列カセット及び薬剤払出装置の実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1(a),(b)は、薬剤払出装置10の正面図であり、(a)と(b)で払出搬送機構11〜13の移動位置が異なる。また、図1(c)〜(e)は、薬剤整列カセット20を示し、(c)が空状態の左側面図、(d)が空状態の平面図、(e)がアンプル入り薬剤40を整列収納した状態の平面図である。
薬剤払出装置の基本構成・全体構造は、着脱式の薬剤整列カセット20を保持して各カセット20から薬剤40を自動で払い出せるようになっていれば、既述した自動調剤機と同じままで良い(特許文献1,2,3,5参照)。もっとも、図1に示した薬剤払出装置10は、筐体の薬品庫部分に多段多列で配置された多数の薬剤整列カセット20に加えて、任意のカセット20から収納薬剤を排出させて図示しない払出口や搬出コンベア等へ払い出す払出搬送機構11〜13も具えている。この機構11〜13も、既述品と同じで良く(特許文献2,3,5参照)、XY移動機構11にて払出箱12と排出駆動部13を縦横に移動させ、異動先カセット20の先頭排出部材25を排出駆動部13で開閉させて、先頭の薬剤40を排出させ、その薬剤40を払出箱12に収容するようになっている。
薬剤整列カセットも、それぞれ小穴22aが形成されそれを利用して収納薬剤多寡検出手段30が付設されている点を除けば、既述したカセットと同様で良く(特許文献1〜5参照)、図1に示したカセット20は、底板21と左側板22と右側板23とで薬剤収納空間を囲み、底板21の先頭寄り端部に先頭排出部材25を配し、底板21の後尾寄りに後尾位置規定部材24を配して、底板21の上に薬剤40を一列に整列させた状態で収納しうるようになっている。底板21は傾斜しており、先頭側(図では右側)が後尾側(図では左側)より低いので、薬剤40がカセット20に収納されると、薬剤40が次々に先頭側へ転動して隙間無く真っ直ぐ整列し、先頭排出部材25によって先頭の薬剤40が排出されたときにも、残っている薬剤40がそれぞれ一個分ずつ先頭側へ進むようになっている。
小穴22aは、左側板22を貫通して、左側板22のうち収納薬剤の多寡を検出するのに適した先頭寄りのところに形成されている。具体的には、薬剤40の収納数が四個以上であれば「多」と判別され三個以下であれば「寡」と判別されるような多寡検出が行えるよう、収納薬剤40のうち先頭から3番目と4番目との中間位置辺りで左側板22に小穴22aが形成されている。
収納薬剤多寡検出手段30は、弾性部材31と固定具32と光検出部33と発光部34とからなり、各カセット20に設けられている。
収納薬剤多寡検出手段30は、弾性部材31と固定具32と光検出部33と発光部34とからなり、各カセット20に設けられている。
弾性部材31は、例えばリボン状の細長い金属を適宜長さに切断して曲げ加工等を施して作られる。弾性部材31の一端部は、小ネジ等の固定具32にて、カセット内壁面に対して後尾寄りのところに固定される。具体的には、後尾位置規定部材24より更に後方で、左側板22の内面に固定される。弾性部材31のうち固定具32での固定部分から小穴22aに至るまでの部分は、一端部を固定して残りを自由にした状態で、カセット20内でカセット壁面すなわち左側板22内面から軽く浮くよう、薬剤収納空間側を内側とする曲げ癖がつけられている。また、弾性部材31は、小穴22aのところでほぼ直角に曲げられていて、他端部が小穴22aからカセット外に出ている。この他端部は、固定されずに可動端部31aとなっており、再び略直角に曲げられて光検出部33と発光部34との間まで延びている。
光検出部33と発光部34は、光学式の検出用部材および検出回路であり、発光部34から光検出部33への送光が弾性部材31の可動端部31aによって遮られているときには薬剤40の収納数を「多」とする検出信号を出力し、発光部34からの送光が遮られることなく光検出部33に到達するときには薬剤40の収納数を「寡」とする検出信号を出力するようになっている。
その検出信号は、各カセット20から図示しないコントローラへ送出されるようになっており、コントローラは、それらの検出信号を監視して、薬剤40の収納数が寡になったカセット20に関して補充を促す表示や警報を作業者に向けて出すようになっている。
その検出信号は、各カセット20から図示しないコントローラへ送出されるようになっており、コントローラは、それらの検出信号を監視して、薬剤40の収納数が寡になったカセット20に関して補充を促す表示や警報を作業者に向けて出すようになっている。
この実施例1の薬剤整列カセット20及び薬剤払出装置10について、その使用態様及び動作を説明する。
カセット20は、空のとき(図1(c),(d)参照)、弾性部材31のうちカセット内の部分が左側板22からカセット内の薬剤収納空間へ浮き上がり、それに伴ってカセット外の可動端部31aが光検出部33と発光部34との間の送光箇所・光路に位置する。そのような空のカセット20は、薬剤払出装置10から一時的に取り外し、先頭排出部材25を閉じて、薬剤40を補充する(図1(e)参照)。そのとき、薬剤40の容器端面で弾性部材31を左側板22へ押し付けるようにしながら、薬剤40を横向きにして底板21上に並べる。弾性部材31は軽く浮いていて左側板22側へ押されると容易に変形するので、薬剤40の補充は従来通り不都合なく行える。
カセット20に十分な個数の薬剤40を収納すると、収納薬剤40が先頭排出部材25のところを先頭にして間を詰めながら真っ直ぐ一列になり、弾性部材31のカセット内部分が四番目以降の薬剤40に押されて左側板22に寄り付くので、これに伴い可動端部31aが外側へ移動して光検出部33と発光部34との間の送光箇所・光路から外れる。このような補充済みカセット20を薬剤払出装置10に戻すと、図示しないコネクタ等を介して光検出部33及び発光部34に動作電力が供給され、送受光状態が検出されるので、該カセット20における薬剤の収納数が「多」であることが判明する。
そして、薬剤払出装置10に処方箋や調剤指示箋のデータが入力されて、その指定薬剤40を収納しているカセット20が選択されると、そこへ払出箱12及び排出駆動部13が移動して、移動先のカセット20の先頭排出部材25が排出駆動部13によって作動させられ、先頭の薬剤40が排出され、カセット20から排出された薬剤40は、払出箱12に収容されて払い出される。こうして、所望の薬剤40が自動で払い出されるのは従来通りであるが、この薬剤払出装置10の場合、カセット20に収納薬剤多寡検出手段30が付設されているので、薬剤の払い出しが進行して、何れかのカセット20でそれに収納されている薬剤40が少なくなって、例えば三個以下になると、収納薬剤多寡検出手段30によって該カセット20における薬剤の収納数が「寡」であるとされる。
すなわち、薬剤40の列の後尾が小穴22aの前へ進んで、弾性部材31のカセット内部分が、薬剤列による押さえから解放されて、左側板22内面から浮き上がるので、それに伴って可動端部31aが左側板22外面に接近し、発光部34から光検出部33への送光が可動端部31aによって遮断される。このようにして遮光状態が検出されるので、該カセット20における薬剤の収納数が「寡」であることが判明する。そして、そのカセット20に関して補充を促す表示や警報が出される。
こうして、この薬剤払出装置10にあっては、カセット20が空になる前でも、収納薬剤多寡検出手段30が感応するほどに収納薬剤が減ると、薬剤補充が促される。
こうして、この薬剤払出装置10にあっては、カセット20が空になる前でも、収納薬剤多寡検出手段30が感応するほどに収納薬剤が減ると、薬剤補充が促される。
本発明の薬剤整列カセット及び薬剤払出装置の実施例2について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図2は、薬剤整列カセット50の構造を示し、(a)が空状態の左側面図、(b)が空状態の平面図、(c)が薬剤整列収納状態の平面図である。
この薬剤整列カセット50が上述した実施例1のカセット20と相違するのは、光学式検出手段33+34に代えて機械式検出手段51〜54が導入された点である。
この機械式検出手段51〜54は、検出回路としての電流検出回路51と、検出用部材としての接触端子54と、両者を直接接続する配線53と、固定具32及び弾性部材31を介して間接的に電流検出回路51と接触端子54とを接続する配線52とからなる(図2(a)参照)。なお、これらの部材は左側板22から電気絶縁されている。
この機械式検出手段51〜54は、検出回路としての電流検出回路51と、検出用部材としての接触端子54と、両者を直接接続する配線53と、固定具32及び弾性部材31を介して間接的に電流検出回路51と接触端子54とを接続する配線52とからなる(図2(a)参照)。なお、これらの部材は左側板22から電気絶縁されている。
そして、弾性部材31が自由状態のときには(図2(b)参照)、可動端部31aが接触端子54に接触するので、電流検出回路51から配線52と固定具32と弾性部材31と接触端子54と配線53を経て電流検出回路51に戻る一巡経路が導通し、これに対応して電流検出回路51が薬剤40の収納数を「多」とする検出信号を出力する。一方、弾性部材31が薬剤40でカセット内壁面に押し付けられているときには(図2(c)参照)、可動端部31aが接触端子54から離れるので、上記経路が遮断され、これに対応して電流検出回路51が薬剤40の収納数を「寡」とする検出信号を出力するようになっている。
この場合、収納薬剤多寡検出手段のうち検出用部材および検出回路が光学式から機械式になり、それに伴って検出対象状態が「送光状態/遮光状態」から「電気導通状態/遮断状態」になっているが、検出用部材および検出回路の機能は同じであり、さらに、収納薬剤多寡検出手段のうち、薬剤40と直に干渉する弾性部材31も上例と同じなので、繰り返しとなる詳細な説明は割愛するが、カセット50及びこれを多数保持した薬剤払出装置10は、上述した実施例1のときと同様に使用でき、同様に動作する。
本発明の薬剤整列カセット及び薬剤払出装置の実施例3について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図3は、薬剤整列カセット50の先頭寄り部分の構造を示し、(a)が空状態の平面図、(b)が薬剤整列収納状態の平面図である。
この薬剤整列カセット50は上述した実施例2の拡張例であり、もう一つの接触端子55が追加されている。
接触端子54が左側板22の外面上に設けられているのに対し、接触端子55は、支持部材の図示は割愛したが、接触端子54を左側板22から浮かせたところに設けられている。接触端子55も適宜な配線で電流検出回路51に接続されている。
接触端子54が左側板22の外面上に設けられているのに対し、接触端子55は、支持部材の図示は割愛したが、接触端子54を左側板22から浮かせたところに設けられている。接触端子55も適宜な配線で電流検出回路51に接続されている。
そして、弾性部材31が自由状態のときには可動端部31aが接触端子55から離れて接触端子54に接触するのに対し(図3(a)参照)、弾性部材31が薬剤40でカセット内壁面に押し付けられているときには(図3(b)参照)、可動端部31aが接触端子54から離れて接触端子55に接触するので、接触端子54を通る経路は遮断されるが、接触端子55を通るもう一つの経路が導通する。
この場合、検出対象状態が増えて冗長になるので、それを利用することにより、収納薬剤の多寡検出に加えて、収納薬剤多寡検出手段自体の異常も検出することができる。
この場合、検出対象状態が増えて冗長になるので、それを利用することにより、収納薬剤の多寡検出に加えて、収納薬剤多寡検出手段自体の異常も検出することができる。
例えば、接触端子54,55の「遮断,導通状態」を収納薬剤の「多」と判別し、接触端子54,55の「導通,遮断状態」を収納薬剤の「寡」と判別し、接触端子54,55の「遮断,遮断状態」を接点等の「接触不良状態」と判別し、接触端子54,55の「導通,導通状態」を左側板22等の「絶縁不良状態」と判別する等のことにより、検出の信頼性を向上させることができる。
本発明の薬剤整列カセット及び薬剤払出装置の実施例4について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図4は、(a)が薬剤整列カセット60の正面図、(b)が薬剤整列カセット60及び排出駆動部13の平面図である。
この薬剤整列カセット60が上述した実施例3のカセット50と相違するのは、電流検出回路51が各カセットから外された点と、電流検出回路51に代えて共用の電流検出回路64が導入された点と、薬剤排出側の端面であるカセット前面に固定接触端子61〜63が付設された点である。
また、この薬剤払出装置が上述した各実施例1〜3のものと相違するのは、排出駆動部13に電流検出回路64及び可動接触端子65〜67が付設された点である。
また、この薬剤払出装置が上述した各実施例1〜3のものと相違するのは、排出駆動部13に電流検出回路64及び可動接触端子65〜67が付設された点である。
固定接触端子61は固定具32と配線で接続され、固定接触端子62は接触端子54と配線で接続され、固定接触端子63は接触端子55と配線で接続されている。
可動接触端子65〜67は、排出駆動部13の作用端部寄りに装着されていて、排出駆動部13が排出対象のカセット60のところへ移動して、その先頭排出部材25に作用しているとき、可動接触端子65が固定接触端子61と接触導通し、可動接触端子66が固定接触端子62と接触導通し、可動接触端子67が固定接触端子63と接触導通するようになっている。このような可動接触端子65〜67は何れも電流検出回路64と配線で接続されている。
可動接触端子65〜67は、排出駆動部13の作用端部寄りに装着されていて、排出駆動部13が排出対象のカセット60のところへ移動して、その先頭排出部材25に作用しているとき、可動接触端子65が固定接触端子61と接触導通し、可動接触端子66が固定接触端子62と接触導通し、可動接触端子67が固定接触端子63と接触導通するようになっている。このような可動接触端子65〜67は何れも電流検出回路64と配線で接続されている。
電流検出回路64が電流検出回路51と相違するのは、共用化に伴って収納薬剤の多寡を検出するタイミングが限定されたことである。すなわち、電流検出回路64は、排出駆動部13に随伴して移動するとともに、排出駆動部13が排出対象のカセット60のところへ移動して、その先頭排出部材25に作用しているときだけ、その移動先カセットにおける収納薬剤の多寡検出を行うようになっている。すなわち、その検出は、固定接触端子61〜63と可動接触端子65〜67とがそれぞれ接触導通しているときに、移動先カセットの弾性部材31の可動端部31aの二位置に基づいて行われる。判別基準等は、上例と同じであり、接触端子54,55の「遮断,導通状態」を収納薬剤の「多」とし、接触端子54,55の「導通,遮断状態」を収納薬剤の「寡」とするようになっている。
この場合も、実施例1の動作説明で述べたように、薬剤払出装置に処方箋や調剤指示箋のデータが入力されて、その指定薬剤40を収納しているカセット60が選択されると、そこへ払出箱12及び排出駆動部13が移動して、移動先のカセット60の先頭排出部材25が排出駆動部13によって作動させられ、先頭の薬剤40が排出されるが、この場合は、更に移動先カセット60に関する収納薬剤の多寡検出も行われる。
具体的には、電流検出回路64及び可動接触端子65〜67が排出駆動部13に随伴して排出対象カセット60のところへ移動し、排出駆動部13が排出対象カセット60即ち移動先カセット60の先頭排出部材25に対する作用位置に進むと、可動接触端子65〜67がそれぞれ移動先カセット60の固定接触端子61〜63に接触する。そして、その状態で電流検出回路64が動作して、移動先カセット60における収納薬剤の多寡検出が行われる。排出駆動部13の移動先は図示しないコントローラが把握しているので、電流検出回路64から検出信号がコントローラへ送出されると、それを入力したコントローラによって該コントローラに関する薬剤補充促進の未然表示等が行われる。
こうして、この場合も、薬剤排出時に行われるのが望ましい収納薬剤の多寡検出が、望みのタイミングで適切に行われる。
こうして、この場合も、薬剤排出時に行われるのが望ましい収納薬剤の多寡検出が、望みのタイミングで適切に行われる。
本発明の薬剤整列カセット及び薬剤払出装置の実施例5について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図5は、(a)が薬剤整列カセット70の正面図、(b)が薬剤整列カセット70及び排出駆動部13の平面図である。
この薬剤整列カセット70及び薬剤払出装置が上述した実施例4のカセット60及び薬剤払出装置と相違するのは、収納薬剤多寡検出手段のうちの検出用部材および検出回路が機械式から光学式に変更された点である。
言い換えると、この薬剤整列カセット70が上述した実施例1のカセット20と相違するのは、発光部34に代えて検出用部材としての送光部71が同位置に設けられた点と、光検出部33に代えて検出用部材としての受光部72が同位置に設けられた点と、発光部34及び光検出部33のうちの検出回路部分に代えて共用の光検出回路75が導入された点と、薬剤排出側の端面であるカセット前面に光コネクタ固定端子73,74が付設された点である。また、この薬剤払出装置が上述した実施例1と相違するのは、排出駆動部13に光検出回路75及び光コネクタ可動端子76,77が付設された点である。
言い換えると、この薬剤整列カセット70が上述した実施例1のカセット20と相違するのは、発光部34に代えて検出用部材としての送光部71が同位置に設けられた点と、光検出部33に代えて検出用部材としての受光部72が同位置に設けられた点と、発光部34及び光検出部33のうちの検出回路部分に代えて共用の光検出回路75が導入された点と、薬剤排出側の端面であるカセット前面に光コネクタ固定端子73,74が付設された点である。また、この薬剤払出装置が上述した実施例1と相違するのは、排出駆動部13に光検出回路75及び光コネクタ可動端子76,77が付設された点である。
光コネクタ固定端子73は送光部71と光ファイバーで接続され、光コネクタ固定端子74は受光部72と光ファイバーで接続されている。
光コネクタ可動端子76,77は、排出駆動部13の作用端部寄りに装着されていて、排出駆動部13が排出対象のカセット70のところへ移動して、その先頭排出部材25に作用しているとき、光コネクタ可動端子76が光コネクタ固定端子73と係合して光検出回路75から送光部71への送光が可能になり、光コネクタ可動端子77が光コネクタ固定端子74と係合して受光部72での受光を光検出回路75へ伝達するのが可能になる。このような光コネクタ可動端子76,77は何れも光ファイバーで光検出回路75と接続されている。
光コネクタ可動端子76,77は、排出駆動部13の作用端部寄りに装着されていて、排出駆動部13が排出対象のカセット70のところへ移動して、その先頭排出部材25に作用しているとき、光コネクタ可動端子76が光コネクタ固定端子73と係合して光検出回路75から送光部71への送光が可能になり、光コネクタ可動端子77が光コネクタ固定端子74と係合して受光部72での受光を光検出回路75へ伝達するのが可能になる。このような光コネクタ可動端子76,77は何れも光ファイバーで光検出回路75と接続されている。
光検出回路75が光検出部33及び発光部34と相違するのは、共用化に伴って収納薬剤の多寡を検出するタイミングが限定されたことである。すなわち、光検出回路75は、排出駆動部13に随伴して移動するとともに、排出駆動部13が排出対象のカセット70のところへ移動して、その先頭排出部材25に作用しているときだけ、その移動先カセットにおける収納薬剤の多寡検出を行うようになっている。すなわち、その検出は、光コネクタ固定端子73,74と光コネクタ可動端子76,77とが各々導光可能に係合しているときだけ、移動先カセットの弾性部材31の可動端部31aの二位置に基づいて行われる。判別基準等は、上述した実施例1と同じであり、送光部71と受光部72との間に可動端部31aの無い「送光状態」を収納薬剤の「多」とし、送光部71と受光部72との間に可動端部31aの在る「遮光状態」を収納薬剤の「寡」とするようになっている。
この場合も、実施例1,4の動作説明で述べたように、薬剤払出装置に処方箋や調剤指示箋のデータが入力されて、その指定薬剤40を収納しているカセット70が選択されると、そこへ払出箱12及び排出駆動部13が移動して、移動先のカセット70の先頭排出部材25が排出駆動部13によって作動させられ、先頭の薬剤40が排出される。さらに、この場合は、実施例4の動作説明で述べたように、移動先カセット70に関する収納薬剤の多寡検出も行われる。実施例4と異なるのは収納薬剤の多寡検出が実施例1で述べたような光学式で行われることである。そのため、繰り返しとなる説明は割愛するが、この場合も、収納薬剤の多寡検出が適切に行われる。
[その他]
上記の各実施例では収納薬剤多寡検出手段の弾性部材31や検出用部材33〜34,51〜55,71〜72が左側板22に付設されていたが、これは一例であり、弾性部材31等は右側板23や底板21に付設しても良い。また、カセット内で収納薬剤を後尾から先頭へ向けて付勢する手段も、上述した底板傾斜による重力利用に限らず、付勢部材の内蔵や(例えば特許文献1〜3参照)、付勢部材の外付けでも良い(例えば特許文献5参照)。さらに、払出搬送機構に関しても、上述した前面付設に限らず、背面側付設でも良い(例えば特許文献2参照)。また、先頭排出部材についても、上述したカセット付設に限らず、払出搬送機構に付設しても良い(例えば特許文献2,3参照)。薬剤は横向きに限らず縦向きで収納しても良い(例えば特許文献1,4参照)。
上記の各実施例では収納薬剤多寡検出手段の弾性部材31や検出用部材33〜34,51〜55,71〜72が左側板22に付設されていたが、これは一例であり、弾性部材31等は右側板23や底板21に付設しても良い。また、カセット内で収納薬剤を後尾から先頭へ向けて付勢する手段も、上述した底板傾斜による重力利用に限らず、付勢部材の内蔵や(例えば特許文献1〜3参照)、付勢部材の外付けでも良い(例えば特許文献5参照)。さらに、払出搬送機構に関しても、上述した前面付設に限らず、背面側付設でも良い(例えば特許文献2参照)。また、先頭排出部材についても、上述したカセット付設に限らず、払出搬送機構に付設しても良い(例えば特許文献2,3参照)。薬剤は横向きに限らず縦向きで収納しても良い(例えば特許文献1,4参照)。
10…薬剤払出装置、11〜13…払出搬送機構、
11…XY移動機構、12…払出箱、13…排出駆動部、
20…カセット、21…底板、22…左側板、22a…小穴、
23…右側板、24…後尾位置規定部材、25…先頭排出部材、
30…収納薬剤多寡検出手段、31…弾性部材、31a…可動端部31a、
32…固定具、33…光検出部、34…発光部、40…薬剤、
50…カセット、51…電流検出回路、52,53…配線、54,55…接触端子、
60…カセット、61,62,63…固定接触端子、
64…電流検出回路、65,66,67…可動接触端子、
70…カセット、71…送光部、72…受光部、73,74…光コネクタ固定端子、
75…光検出回路、76,77…光コネクタ可動端子
11…XY移動機構、12…払出箱、13…排出駆動部、
20…カセット、21…底板、22…左側板、22a…小穴、
23…右側板、24…後尾位置規定部材、25…先頭排出部材、
30…収納薬剤多寡検出手段、31…弾性部材、31a…可動端部31a、
32…固定具、33…光検出部、34…発光部、40…薬剤、
50…カセット、51…電流検出回路、52,53…配線、54,55…接触端子、
60…カセット、61,62,63…固定接触端子、
64…電流検出回路、65,66,67…可動接触端子、
70…カセット、71…送光部、72…受光部、73,74…光コネクタ固定端子、
75…光検出回路、76,77…光コネクタ可動端子
Claims (3)
- 薬剤を一列に整列させた状態で収納して先頭から逐次排出しうる薬剤整列カセットにおいて、収納薬剤の多寡を検出するのに適した先頭寄りのところに貫通させて小穴が形成され、この小穴に細長い弾性部材が遊挿され、この弾性部材は、一端部が後尾寄りのところに固定され、そこから前記小穴までの部分が自由状態ではカセット内でカセット壁面から軽く浮き、他端部が前記小穴から外に出て可動端部となっているものであり、その可動端部の位置に応じて状態の変わる検出用部材が設けられていることを特徴とする薬剤整列カセット。
- 薬剤を逐次排出可能に整列収納する薬剤整列カセットを多数保持して任意のものから収納薬剤を排出させて払い出す薬剤払出装置において、前記薬剤整列カセットのうち少なくとも一つには先頭寄りのところに小穴が貫通形成されており、この小穴に遊挿された細長い弾性部材を有しその可動端部の位置に基づいて該カセットにおける収納薬剤の多寡を検出する収納薬剤多寡検出手段が設けられ、前記弾性部材は一端部が後尾寄りのところに固定されそこから前記小穴までの部分が自由状態ではカセット内でカセット壁面から軽く浮き他端部が前記小穴から外に出て前記可動端部となっているものであることを特徴とする薬剤払出装置。
- 薬剤を逐次排出可能に整列収納する多数の薬剤整列カセットと、排出駆動部を有しこれを移動させて前記薬剤整列カセットのうち任意のものから収納薬剤を排出させて払い出す払出搬送機構とを備えた薬剤払出装置において、前記薬剤整列カセットの全部に又はそのうち幾つかには先頭寄りのところに小穴が貫通形成されてそこに細長い弾性部材が遊挿されており、前記弾性部材はカセット毎に一端部が後尾寄りのところに固定されそこから前記小穴までの部分が自由状態ではカセット内でカセット壁面から軽く浮き他端部が前記小穴から外に出て可動端部となっており、前記排出駆動部には前記弾性部材のうち移動先カセットのものの可動端部の位置に基づいて該カセットにおける収納薬剤の多寡を検出する検出回路が付設されていることを特徴とする薬剤払出装置。
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JP2005131819A JP2006305086A (ja) | 2005-04-28 | 2005-04-28 | 薬剤整列カセット及び薬剤払出装置 |
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- 2005-04-28 JP JP2005131819A patent/JP2006305086A/ja active Pending
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