JP4854774B2 - 薬品払出装置 - Google Patents
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Description
なお、薬品類には、アンプル・バイアル・造影剤等の容器入り注射薬の他、箱・ボトル等に収容された錠剤・散剤・軟膏・目薬等の医薬品や、その他の補助薬品等も、カセットに整列収納可能ならば、該当する。
これは、各種の薬剤・薬品を自動で払い出せるようになったものであるが、それぞれの薬品の収納個数を把握できるようにはなっていない。また、付勢機構はカセット中の薬品を付勢するためカセットに装着されている。
これは、カセット毎に薬品類の収納個数を把握できるようになっているが、薬品類の取出は手動であり、薬品類を自動で払い出せるようにはなっていない。付勢機構は、やはりカセットに装着されている。なお、計数手段の検出部は、電気接続等を考慮して支持機構に装着されている。
しかしながら、このように多くの機構を組み合わせていくと、装置が複雑になり、そのため脆弱化して、ひいては故障率や損傷率の増加といった不都合を招きかねない。特に、カセットは、設置個数が多いうえ補充時等には引き出したり取り外したりされるので、信頼性確保のため、その簡素化は重要である。
そこで、薬品払出装置を多機能化・高機能化・複合化しても、その信頼性を損なうことの無いように、カセットを簡素な構造のものに改良することが、技術的な課題となる。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、各種薬品類の自動払出も収納個数の自動計数も可能な薬品払出装置を実現することを目的とする。
また、計数手段要部と付勢機構とが纏まって着脱・移動するようにもしたことにより、支持機構への装着が簡便に行えて、保守作業や位置調整も楽になる。
図1〜図4に示した実施例1は、上述した解決手段を具現化したものであり、図5に示した実施例2は、その変形例である。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、ボルト等の締結具や,ヒンジ等の連結具などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
計数ユニット20は、がたつかないよう装着時には例えば図示しないフックでカセット支持棚12に固定されるが、固定位置調整等のためフックを緩めればカセット支持棚12に沿って水平移動でき、フックを外せばカセット支持棚12から離脱させられるようになっている。
搬器50は(図3(a),(b)参照)、プラスチックで出来た適宜サイズのトレーなどであり、積み重ねや機械搬送のし易さ等を考慮して図示のような鍔付きタイプが多用されるが、他の形状でも良い。そのような搬器50のセットは、搬器棚14の前面が開放されているので、そこから差し入れて、搬器棚14に載せ置けば良い。
プリンタ40への用紙補充は(図3(a),(b)参照)、プリンタ40を手前に引き出して行い、補充後に押し戻せば良い。
そして、薬品類60を整列収納したカセット30は、対応する計数ユニット20の直ぐ下のところへ持って行き、後端をカセット支持棚12の上に乗せ、後方へ押し込んで、カセット支持棚12にセットする。
カセット30ひいては計数ユニット20の配置は(図4(a)参照)、カセット支持棚12への装着位置を調整して、隣と干渉しないという条件下で、必要な組数を設置する。こうして、薬品類60を自動で払い出す準備が調う。
具体的には、先ず(図4(a)参照)、プリンタ40が調剤指示箋を印刷し、払出搬送機構13が下降する。そして、調剤指示箋が、ミニコンベア15bによって搬送されて、払出搬送機構13の水平搬送機構13b上に移載される。
こうして、一つの調剤指示で指定された各種の薬品類60が、調剤指示箋と共に、自動で収集されて、搬器50へ収納される。収納完了後、その搬器50に対応するLED14bが点灯するので、それに促された作業者によって、搬器50が搬器棚14から取り出され、払い出された薬品類60は、調剤指示箋と一緒に、次の作業や処理たとえば調剤監査などに供される。
こうして、複数・多数の調剤指示に係る自動払出処理が、時分割で、他の処理完了を待つことなく次々に遂行され、速やかに終了する。多段の搬器棚14は何れも前面開放なので、収納済み搬器50は、必要な順に或いは所望の順に、取り出すことができる。
なお、上記の各実施例では、薬品類60がアンプル入り注射薬の場合を述べたが、薬品類60は、それに限られるものでなく、他の形状の容器や箱に入ったものでも良く、カセット30に整列収納できるものであれば容器等に入っていなくても良い。その場合、薬品類60の形状に適合するよう、カセット30のサイズや可動蓋32の形状が、適宜設計変更される。
また、プリンタ40で印刷して作成される調剤指示箋は、一般的な帳票でも良く、薬袋や手術票などに貼付するラベルに形成されていても良く、単票でも複数でも複合タイプでも良い。印刷物は、調剤指示箋に限らず、例えば薬袋でも良い。
また、各カセット30の薬品類収納個数が所定値より少なくなったら、補充を促す表示や音声案内を行うようにしても良い。
センサ22は、上述したホール素子が使い易いが、それに限られる訳でなく、列設可能であれば、他の磁気センサでも良く、磁気以外の例えば容量センサでも良く、小形のスイッチでも良い。列設された多数のセンサ22に代えて、位置センサや変位センサを採用するのも良い。
13…払出搬送機構、13a…ドライブギヤユニット、
13b…水平搬送機構、13c…シャッタ、
13d…昇降機構、13e…移載検出センサ、
14…搬器棚、14a…ガイド、14b…LED、
15…プリンタ棚、16…タッチパネル、
17…電源ユニット、18…コントローラ、
20…計数ユニット、21…基板、22…センサ、
23…磁石、24…付勢子、25…ゼンマイ、
30…カセット、31…アイドルギヤ、32…可動蓋、
33…後端切欠、34…後尾補充口、
35…押さえ蓋、36…薬品類排出口、
40…プリンタ、50…搬器、60…薬品類
Claims (1)
- 薬品類を整列収納する多数のカセットと、これらのカセットを引出可能に又は着脱可能に保持する支持機構とを備えた薬品払出装置において、前記カセット内の収納薬品類を薬品類排出口に向けて付勢する付勢機構と、前記カセットにおける薬品類収納個数を求める計数手段と、前記カセットの前記薬品類排出口から収納薬品類を取り出して所定の位置に搬送する払出搬送機構とを設け、前記計数手段と前記付勢機構とを一ユニットにして前記支持機構に装着させたことにより、前記計数手段と前記付勢機構とが前記支持機構に対して一緒に着脱可能な又は移動可能なものとなっていることを特徴とする薬品払出装置。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2009202359A JP4854774B2 (ja) | 2009-09-02 | 2009-09-02 | 薬品払出装置 |
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2009
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