JP2006303474A - ヘテロ接合バイポーラトランジスタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 キャリア注入(移動)効率が良く、耐圧と高速性を両立させたHBTを安価にかつ再現性良く提供すること。
【解決手段】 Al、Ga、In、As、P及びSbからなる群より選ばれた元素からなるIII−V族化合物半導体材料が、GaAs基板1上にメタモルフィック成長して少なくともエミッタ層6、ベース層5及びコレクタ層4を形成してなるヘテロ接合バイポーラトランジスタにおいて、
ベース層5がGaAs1-xSbxからなり
(但し、xは、前記GaAs基板に格子整合する組成(x=0)とInP基板に格 子整合する組成(x=0.52)を含まない0<x<0.52である。)、
エミッタ層6及び前記コレクタ層4がそれぞれ、(AlGa)1-yInyPからなる
(但し、0.5<y<1である。)
ことを特徴とするヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)10。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高速通信用素子として好適なヘテロ接合バイポーラトランジスタに関するものである。
InP基板に格子整合するGaAsSbによってベース層を形成してなるヘテロ接合バイポーラトランジスタ(以下、HBTと称する。)は、InGaAsをベース層に用いるHBTに置き換わる次世代の高速通信用素子として期待されている。
InGaAsをベース層に、InPをコレクタ層に用いるダブルへテロ接合バイポーラトランジスタ(DHBT)の場合、ベース層とコレクタ層との間に生じる伝導帯のエネルギー障壁により、デバイス特性の悪化が問題となる。この問題を回避するために、InGaAsPやInAlGaAsを用いた組成傾斜構造や、InGaAs/InAlAsによるチャープド超格子を用いて、実効的な伝導帯位置を徐々に変化させることにより、ベース層からコレクタ層へ注入される電子に対する伝導帯のエネルギー障壁を下げ、素子特性悪化(電子の移動度の低下)を回避する技術が導入されている。
しかしながら、いずれの構造も大変複雑であり、素子再現性に問題があった。
GaAsSbをベース層に用いた場合、InGaAsベース層の場合とは逆にInPコレクタ層の伝導帯よりも約0.18eV高い位置に伝導帯が存在することが報告されている(後記の非特許文献1)。従って、この場合、コレクタ層とベース層との間において上記の如き複雑な構造を採用しなくても、単純なGaAsSb/InPヘテロ接合により伝導帯のエネルギー障壁に起因する特性悪化を回避し、再現性良くコレクタ層及びベース層を形成できる。これと同様の構造は、後記の特許文献1にも示されている。
また、InPエミッタ層とGaAsSbベース層の伝導帯位置に対し、両者の間に位置する伝導帯を有するInAlP等をエミッタ層とベース層との間に導入することにより、特性悪化を回避する技術も報告されている(後記の非特許文献2)。
一方、Frankらは、後記の特許文献2において、In又はAl或いはこれらの両者を含む材料をエミッタ層及びコレクタ層に用い、かつベース層にGaを含む材料を用いることにより、伝導帯間に障壁のない構造を実現することを示している。図5には、各種材料のエネルギーギャップと格子定数の関係を示すが、報告例(例えば、後記の非特許文献1)を参考にして、GaAsSbベース層の伝導帯位置について修正を加え、図示の通りとしている。
IEEE Transactions on Electron Devices, vol.48,No.11 (2001) ,pp.2631-2639 2004年 秋季 第65回応用物理学会学術講演会 講演予稿集 3a-ZS-9小田ら 特開2003−347307(第5欄7〜28行目、図1) 米国特許第4,821,082号(第4欄59行目〜第6欄2行目、FIG.6)
上記した非特許文献1や特許文献1に示された構造のエネルギーバンドを図7について説明すると、ベース層とコレクタ層との接合面(界面)において、GaAsSbベース層の伝導帯は、InPコレクタ層の伝導帯よりも約0.18eV高い位置に存在することになるので、この差分(オフセット)によって、ベース層からコレクタ層へは電子の流れが生じる。
しかしながら、エミッタ層とベース層との界面に着目した場合、InPエミッタ層からGaAsSbベース層へ注入される電子に対してオフセットによるエネルギー障壁が存在し、キャリアの注入効率が悪化する。
この問題を回避するために、上記した非特許文献2に示されるように、InPエミッタ層とGaAsSbベース層の伝導帯位置に対し、両者の間に位置する伝導帯を有するInAlP等をエミッタ層とベース層との間に導入した場合には、InGaAsをベース層に、InPをコレクタ層に用いた上記したDHBTのように、ベース層とコレクタ層との界面に中間層を形成する場合と同様に、素子再現性を悪化させることが懸念される。
また、InGaAsをベース層とする上記したHBT、GaAsSbをベース層とする上記したHBTともに、InP基板上に形成されるが、その基板コストはGaAs基板に対して5倍以上である上に、基板が非常に脆く、素子歩留り悪化の原因となっていた。
一方、上記した特許文献2において、ベース層にGaAsSbを用いた場合、エミッタ層及びコレクタ層にはInAlP又はInAlAs層が選択的に用いられる。しかしながら、この系では、図6(A)に示すように、各層を成長させる際にIII族原料の供給を切り替える上で、シャッターシーケンスが複雑になるとともに、GaAs基板からの格子不整合量が大きく、高密度に発生してしまうという問題を抱えていた。
以上から、本発明の目的は、キャリア注入(移動)効率が良く、耐圧と高速性を両立させたHBTを安価にかつ再現性良く提供することにある。
即ち、本発明は、Al、Ga、In、As、P及びSbからなる群より選ばれた元素からなるIII−V族化合物半導体材料が、GaAs基板上にメタモルフィック成長して少なくともエミッタ層、ベース層及びコレクタ層を形成してなるヘテロ接合バイポーラトランジスタにおいて、
前記ベース層がGaAs1-xSbxからなり
(但し、xは、前記GaAs基板に格子整合する組成(x=0)とInP基板に格 子整合する組成(x=0.52)を含まない0<x<0.52である。)、
前記エミッタ層及び前記コレクタ層がそれぞれ、(AlGa)1-yInyPからなる
(但し、0.5<y<1である。)
ことを特徴とするヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)(以下、本発明の第1のHBTと称する。)に係るものである。
また、本発明は、Al、Ga、In、As、P及びSbからなる群より選ばれた元素からなるIII−V族化合物半導体材料が、GaAs基板上にメタモルフィック成長して少なくともエミッタ層、ベース層及びコレクタ層を形成してなるヘテロ接合バイポーラトランジスタにおいて、
前記ベース層がGaAs1-xSbxからなり
〔但し、xは、前記GaAs基板に格子整合する組成(x=0)とInyGa1-yP (但し、0<y<1)に格子整合する組成x0に対し、0<x≦x0である。〕、
前記エミッタ層及び前記コレクタ層がそれぞれ、InyGa1-yzAs1-zからなる
(但し、0.5<y≦y0、0≦z≦1であり、y0は、z=1においてGaAsS bに格子整合するIn組成である。)
ことを特徴とするヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)(以下、本発明の第2のHBTと称する。)も提供するものである。
本発明の第1のHBTによれば、GaAs基板上に、メタモルフィック成長によって、GaAs1-xSbx(0<x<0.52)材料でベース層が、(AlGa)1-yInyP(0.5<y<1)材料によってエミッタ層及びコレクタ層が形成されているので、デバイスに必要とされる特性に応じてベース層のSb組成を任意に選択でき、エミッタ層とベース層との間、ベース層とコレクタ層との間の伝導帯位置を複雑な構造の採用(中間層の介在)なしに任意に制御できると共に、各層の伝導帯間にエネルギー障壁がなく、耐圧と高速性に優れたHBT構造を実現することができる。
これによって、InP基板に格子整合するInGaAsベース層、GaAsSbベース層を用いたDHBTと比較して、次の(1)〜(5)の効果が期待できる。
(1)特殊な構造を採用しないで、各層間での伝導帯に不連続(オフセット)のない構 造を実現することが可能であり、キャリア注入効率を高め、高特性で再現性良く作製可 能な素子を提供できる。
(2)ベース層自体のSb組成がx<0.52、更にはx≦0.5であるため、InP 基板に格子整合するGaAs1-xSbx(x=0.52)に比べて熱抵抗が小さくなる。
(3)コレクタ層に(AlGa)1-yInyP(0.5<y<1)を用いるので、InP コレクタ層と比較して、禁制帯幅が大きく、ベース層とコレクタ層との間の耐圧に優れ る。この場合、InPコレクタ層と同じ耐圧を得るときには、コレクタ層厚を薄くする ことが可能となり、素子高速性を維持することができる。
(4)ベース層の禁制帯幅が、InP基板に格子整合するGaAs1-xSbx(x=0. 52、禁制帯幅:0.73eV)よりも大きくとれるので、ベース層の耐圧を大きくと ることが可能となる。
(5)安価で機械的強度に優れたGaAs基板を用いることにより、素子価格を低く抑 えることができ、素子歩留りも向上する。
また、本発明の第2のHBTによれば、GaAs基板上に、メタモルフィック成長によって、GaAs1-xSbx(0<x≦x0)材料でベース層が、InyGa1-yzAs1-z(0.5<y≦y0、0≦z≦1)材料でエミッタ層及びコレクタ層が形成されているので、デバイスに必要とされる特性に応じてベース層のSb組成を任意に選択でき、エミッタ層とベース層との間、ベース層とコレクタ層との間の伝導帯位置を複雑な構造の採用(中間層の介在)なしに任意に制御できると共に、各層の伝導帯間にエネルギー障壁がなく、耐圧と高速性に優れたHBT構造を実現することができる。
これによって、InP基板に格子整合するInGaAsベース層、GaAsSbベース層を用いたDHBTと比較して、次の(1)〜(7)の効果が期待できる。
(1)特殊な構造を採用しないで、各層間での伝導帯に不連続(オフセット)のない構 造を実現することが可能であり、キャリア注入効率を高め、高特性で再現性良く作製可 能な素子を提供できる。
(2)ベース層自体のSb組成が0<x≦x0であるため、InP基板に格子整合する GaAs1-xSbx(x=0.52)に比べて熱抵抗が小さくなる。
(3)コレクタ層にInyGa1-yzAs1-z(0.5<y≦y0、0≦z≦1)を用い るので、InPコレクタ層と比較して、禁制帯幅が大きく、ベース層とコレクタ層との 間の耐圧に優れる。この場合、InPコレクタ層と同じ耐圧を得るときには、コレクタ 層厚を薄くすることが可能となり、素子高速性を維持することができる。
(4)ベース層の禁制帯幅が、InP基板に格子整合するGaAs1-xSbx(x=0. 52、禁制帯幅:0.73eV)よりも大きくとれるので、ベース層の耐圧を大きくと ることが可能となる。
(5)安価で機械的強度に優れたGaAs基板を用いることにより、素子価格を低く抑 えることができ、素子歩留りも向上する。
(6)InP/GaAsSb/InP構造に対してInGaPAs系/GaAsSb系 /InGaPAs系構造の組み合せであるため、全層に亘ってGaが存在することによ り、前者の組み合せに比べた場合、各層を成長させる際の成長シーケンスが簡便になる と共に、Gaの拡散が起こりにくくなる。特に、Gaを含むIII族原料の供給時のシャ ッターシーケンスが簡単となる。これらのことは、本発明の第1のHBTにおいても同 様である。
(7)InAl(P)As/GaAsSbの組み合せに比べ、ベース層、エミッタ層及び コレクタ層の格子定数はGaAs基板に近い。GaAs基板上のメタモルフィック成長 技術においては、GaAs基板から格子定数が離れるに従って、バッファ層中の欠陥密 度を抑制することが困難となる。しかし、デバイスの作製において、In組成が低くて GaAs基板との格子不整合差が小さいInGaP(As)系/GaAsSb系からなる 組み合せとしたので、欠陥密度の抑制の上で望ましい構造であり、また、結晶成長の再 現性が高くなる。このことは、本発明の第1のHBTにおいても同様である。
本発明の第1及び第2のHBTにおいては、上記の効果を顕著に得るためには、前記エミッタ層と前記ベース層との接合域における各伝導帯間、及び前記ベース層と前記コレクタ層との接合域における各伝導帯間にそれぞれ、エネルギー障壁が存在しないことが望ましい。
この場合、前記エミッタ層と前記ベース層との接合域における各伝導帯のエネルギーレベル、及び前記ベース層と前記コレクタ層との接合域における各伝導帯のエネルギーレベルがそれぞれ、互いに一致している(或いは、各伝導帯のエネルギーレベル間にオフセットがない)のがよい。
また、前記GaAs基板上に成長したメタモルフィックバッファ層上に、InGaAs系のサブコレクタ層、前記コレクタ層、前記ベース層、前記エミッタ層及びInGaAs系のエミッタキャップ層をこの順に成長させることによって、前記メタモルフィックバッファ層が、前記GaAs基板と成長層との格子不整合によって生じる転位(結晶欠陥)を基板/成長層界面付近に閉じ込める作用があり、これによって結晶欠陥が成長層の厚み方向へ伝搬しない(表面に出ない)ように制御することができる。この結果、GaAs基板の格子定数に依存しない層を結晶欠陥なしにエピタキシャル成長させることが可能となる。
こうしたメタモルフィックバッファ層はInAlAs系、InGaP系、AlGaAsSb系又はInP系で形成してよい。
次に、本発明の好ましい実施の形態を図面参照下に説明する。
実施の形態1
<メタモルフィックHBTの構造例>
図1は、本発明の第1のHBTに基づく本実施の形態によるメタモルフィックHBTの構造例10を概略的に示すものである。
半絶縁性のGaAs基板1上にInAlAs系メタモルフィックバッファ層2を成長させる。このメタモルフィックバッファ層2により、格子不整合によって生じる転位を蓄積し、上部のデバイス形成層へ伝搬する貫通転位密度及び積層欠陥密度を抑制することと、所望の格子定数を得ることとが可能になる。
このためには、メタモルフィックバッファ層2の厚さ方向において、GaAs基板1との界面ではIn組成比をIn=0とし、サブコレクタ層3との界面ではIn組成比をIn=0.3(ベース層とエミッタ層の伝導帯が一致するためのIn組成)とし、In組成を変化させることにより、メタモルフィックバッファ層2の上下の両界面での隣接層間の格子定数を合せるのが望ましい。
そして、メタモルフィックバッファ層2により所望の格子定数となった基板表面上に、以下の層を順次エピタキシャル成長によって形成していく。
n+InGaAs系サブコレクタ層3→nAlGaInP系コレクタ層4→p+GaAsSb系ベース層5→
nAlGaInP系エミッタ層6→nInGaAs系エミッタキャップ層7
この場合、本発明に基づいて、ベース層5の組成をGaAs1-xSbx(0<x<0.52、例えばx=0.3)とし、エミッタ層6及びコレクタ層4の組成を(AlGa)1-yInyP(0.5<y<1、例えばy=0.8)とし、またエミッタキャップ層7及びサブコレクタ層3のIn組成比をIn=0.3、Ga=0.7とする。また、n型不純物としてはSiやTeを、p型不純物にはCやZn、Beを用いる。
こうして、メタモルフィックバッファ層2の存在によって、メタモルフィックバッファ層2上の各層3、4、5、6及び7は、面内方向の格子定数が全層に亘って揃っており、また厚み方向の格子定数も通常は全層に亘って揃っている。但し、ベース層5の組成によっては、コレクタ層との界面位置に向ってAs又はSb濃度を傾斜した分布とし、キャリア注入効率を高めることもあるので、この場合には、ベース層以外の各層については厚み方向でも格子定数が揃うことになる。
<メタモルフィックHBTのエネルギーバンド>
図2について、本実施の形態によるメタモルフィックHBT10のエネルギーバンドを説明する。
このメタモルフィックHBT10は、上記した層構成を有しているため、エミッタ層6とベース層5との接合域における各伝導帯間、及びベース層5とコレクタ層4との接合域における各伝導帯間にそれぞれ、エネルギー障壁が存在しない。即ち、エミッタ層6とベース層5との接合域における各伝導帯のエネルギーレベル、及びベース層5とコレクタ層4との接合域における各伝導帯のエネルギーレベルがそれぞれ、互いに一致しており、各伝導帯のエネルギーレベル間にオフセットがない。
従って、エミッタ層6から注入されるキャリアは効率的にエミッタ層6からベース層5、更にはコレクタ層4へとスムーズに移動するので、キャリアの注入効率を向上させることができる。しかも、これを特殊な構造の採用なしに実現でき、高特性で再現性良く作製可能な素子を提供できる。
<その他の特性>
また、ベース層5とコレクタ層4との界面に熱抵抗の高い4元系構造を有しないため、発熱による素子特性悪化が小さい。また、ベース層5自体も、Sb組成がx<0.52、更にはx≦0.5であるため、熱抵抗が小さくなる。
また、コレクタ層4に(AlGa)1-yInyPを用いるので、図7に示したInPコレクタ層の禁制帯幅ΔE’と比較して、禁制帯幅ΔEが大きく、トンネル電流によるリークやアバランシエ現象も生じにくいため、ベース層5とコレクタ層4との間の耐圧に優れる。この場合、InPコレクタ層と同じ耐圧を得るときには、コレクタ層厚を薄くすることが可能となる。
また、ベース層5の禁制帯幅が、InP基板に格子整合するGaAs1-xSbx(x=0.52、禁制帯幅:0.73eV)よりも大きくとれるので、ベース層5の耐圧を大きくとることが可能となる。
更に、安価で機械的強度に優れたGaAs基板1を用いることにより、素子価格を低く抑えることができ、また基板の機械的強度が十分なために、素子歩留りも向上する。
以上のように、本実施の形態によるメタモルフィックHBT10は、ベース層5のSb組成を基板1の格子定数に依存せずに任意に選択でき、エミッタ層6とベース層5との間、ベース層5とコレクタ層4との間の伝導帯位置を複雑な構造の採用(中間層の介在)なしに任意に制御できると共に、各層の伝導帯間にエネルギー障壁がなく、耐圧と高速性に優れたHBT構造を実現することができる。
<メタモルフィックHBT構造の具体例>
図3には、図1に概略的に示したメタモルフィックHBT10の具体的な構造例(これは、後記の図4に示す例も同様)を示す。
このHBT構造においては、半絶縁性GaAs基板1上に、次の各層を公知の方法によってエピタキシャル成長させる(但し、各層の組成比や不純物濃度、層厚などは下記のものに限定されることなく、種々に変更してよい)。まず、InAlAs系メタモルフィックバッファ層2を1500nmの厚さに形成した後、この上に1×1019/cm3のn型不純物濃度を有するSiドープのn+InGaAs系(In=0.3、Ga=0.7)サブコレクタ層3を50nmの厚さに積層し、更に2×1016/cm3のn型不純物濃度を有するSiドープのn型(AlGa)1-yInyP(上記したy=0.8)コレクタ層4を200nmの厚さに、5×1019/cm3のp型不純物濃度を有するCドープのp+GaAs1-XSbX(上記したx=0.3)ベース層5を50nmの厚さに、5×1017/cm3のn型不純物濃度を有するSiドープのn(AlGa)1-yInyP(上記したy=0.8)エミッタ層6を70nmの厚さに、1×1019/cm3の不純物濃度を有するSiドープのn+InGaAs系(In=0.3、Ga=0.7)エミッタキャップ層7を100nmの厚さに、順次エピタキシャル成長法(分子線エピタキシーMBE又は有機金属気相エピタキシー法MOCVD)によってそれぞれ堆積させる。
そして、これらの堆積層に対し上部から対応する各メサエッチングを施し、メサ形状のエミッタキャップ層7及びエミッタ層5、ベース層5及びコレクタ層4、サブコレクタ層3及びメタモルフィックバッファ層2をそれぞれ形成し、エミッタ電極8、ベース電極9及びコレクタ電極11をTi/Pt/Auの積層体で所定パターンにそれぞれ形成する。図示省略したが、これらの電極は、Si34パッシベーション膜のコンタクト開口部に被着され、各配線に接続されている。
実施の形態2
<メタモルフィックHBTの構造例>
図4は、本発明の第2のHBTに基づく本実施の形態によるメタモルフィックHBTの構造例20を概略的に示すものである。
半絶縁性のGaAs基板11上にInAlAs系メタモルフィックバッファ層12を成長させる。このメタモルフィックバッファ層12により、格子不整合によって生じる転位を蓄積し、上部のデバイス形成層へ伝搬する貫通転位密度及び積層欠陥密度を抑制することと、所望の格子定数を得ることとが可能になる。
このためには、メタモルフィックバッファ層12の厚さ方向において、GaAs基板11との界面ではIn組成比をIn=0とし、サブコレクタ層13との界面ではIn組成比をIn=0.3(ベース層とエミッタ層の伝導帯が一致するためのIn組成)とし、In組成を変化させることにより、メタモルフィックバッファ層12の上下の両界面での隣接層間の格子定数を合せるのが望ましい。
そして、メタモルフィックバッファ層12により所望の格子定数となった基板表面上に、以下の層を順次エピタキシャル成長によって形成していく。
n+InGaAs系サブコレクタ層13→nInGaP系コレクタ層14→p+GaAsSb系ベース層15 →nInGaP系エミッタ層16→nInGaAs系エミッタキャップ層17
この場合、本発明に基づいて、ベース層15の組成をGaAs1-xSbx〔xは、前記GaAs基板に格子整合する組成(x=0)とInyGa1-yP(但し、0<y<1)に格子整合する組成x0に対し、0<x≦x0であり、例えばx=0.3〕とし、エミッタ層16及びコレクタ層14の組成をそれぞれ、InyGa1-yzAs1-z(但し、0.5<y≦y0、0≦z≦1であり、y0は、z=1においてGaAsSbに格子整合するIn組成であり、例えばy=0.8、z=1)とし、またエミッタキャップ層17及びサブコレクタ層13のIn組成比をIn=0.3、Ga=0.7とする。また、n型不純物としてはSiやTeを、p型不純物にはCやZn、Beを用いる。
こうして、メタモルフィックバッファ層12の存在によって、メタモルフィックバッファ層12上の各層13、14、15、16及び17は、面内方向の格子定数が全層に亘って揃っており、また厚み方向の格子定数も通常は全層に亘って揃っている。但し、ベース層15の組成によっては、コレクタ層との界面位置に向ってAs又はSb濃度を傾斜した分布とし、キャリア注入効率を高めることもあるので、この場合には、ベース層以外の各層については厚み方向でも格子定数が揃うことになる。
図5には、各種材料からなるHBTのバンドギャップエネルギーと格子定数の関係を示す。
これによれば、本実施の形態によるInGaP/GaAsSbの組み合せにおいては、GaAsSbの組成変化による伝導帯Ecのエネルギー変化曲線と、InGaPの組成変化による伝導帯Ecのエネルギー変化曲線との交点は、両層の格子定数が一致し、これに基づいて組成を選択すればよく、またその交点に至るまでGaAsSbの組成をGaAs(x=0)からInGaPの格子定数と一致するx0までSb比を増やすことができる。この変化範囲(0<x≦x0)は、本発明に基づくベース層のSb組成範囲に相当する。
このように、In組成が低くてGaAs基板との格子不整合差が小さいInGaP(As)系/GaAsSb系からなる組み合せとしたので、欠陥密度の抑制の上で望ましい構造であり、また、結晶成長の再現性が高くなる。
<メタモルフィックHBTのエネルギーバンド>
本実施の形態によるメタモルフィックHBT20のエネルギーバンドは、図2で説明したものと同様である。
即ち、このメタモルフィックHBT20は、図5に示したように、エミッタ層16とベース層15との接合域における各伝導帯間、及びベース層15とコレクタ層14との接合域における各伝導帯間にそれぞれ、エネルギー障壁が存在しない。即ち、エミッタ層16とベース層15との接合域における各伝導帯Ecのエネルギーレベル、及びベース層15とコレクタ層14との接合域における各伝導帯Ecのエネルギーレベルがそれぞれ、互いに一致しており、各伝導帯のエネルギーレベル間にオフセットがない(しかも、上述したように、各層間での格子定数も一致する)。
従って、エミッタ層16から注入されるキャリアは効率的にエミッタ層16からベース層15、更にはコレクタ層14へとスムーズに移動するので、キャリアの注入効率を向上させることができる。しかも、これを特殊な構造の採用なしに実現でき、高特性で再現性良く作製可能な素子を提供できる。
<メタモルフィック成長のシーケンス>
本実施の形態では、InGaP(As)系エミッタ層16/GaAsSb系ベース層15/InGaP(As)系コレクタ層14構造の組み合せであるため、全層に亘ってGaが存在することにより、図6(B)に示すように、各層を成長させる際の成長シーケンスが簡便になる(Gaを常に供給できる)とともに、Gaの拡散が起こりにくくなる。特に、Gaを含むIII族原料がInのみであり、その供給時のシャッターシーケンスが一層簡単となる。
<その他の特性>
ベース層15自体のSb組成が0<x≦x0であるため、熱抵抗が小さくなる。
また、コレクタ層14にInyGa1-yzAs1-zを用いるので、図7に示したInPコレクタ層の禁制帯幅ΔE’と比較して、禁制帯幅ΔEが大きく、トンネル電流によるリークやアバランシエ現象も生じにくいため、ベース層15とコレクタ層14との間の耐圧に優れる。この場合、InPコレクタ層と同じ耐圧を得るときには、コレクタ層厚を薄くすることが可能となる。
また、ベース層15の禁制帯幅が、InP基板に格子整合するGaAs1-xSbx(x=0.52、禁制帯幅:0.73eV)よりも大きくとれる(図5参照)ので、ベース層15の耐圧を大きくとることが可能となる。
更に、安価で機械的強度に優れたGaAs基板11を用いることにより、素子価格を低く抑えることができ、また基板の機械的強度が十分なために、素子歩留りも向上する。
以上のように、本実施の形態によるメタモルフィックHBT20は、ベース層15のSb組成を基板11の格子定数に依存せずに任意に選択でき、エミッタ層16とベース層15との間、ベース層15とコレクタ層14との間の伝導帯位置を複雑な構造の採用(中間層の介在)なしに任意に制御できると共に、各層の伝導帯間にエネルギー障壁がなく、耐圧と高速性に優れたHBT構造を再現性良く容易に実現することができる。
以上に述べた本発明の実施の形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上述の実施の形態1及び実施の形態2において、ベース層、エミッタ層及びコレクタ層等、各層の組成比(特にx、y又はz)は上述した範囲内で種々に変化させてよい。こうした組成変化によっても、GaAs基板の格子定数に依存しないでエピタキシャル成長が可能である、また、各層の不純物濃度も変えてよく、例えば上述したことであるが、ベース層のAs又はSb濃度をその厚さ方向に傾斜した分布としてキャリア注入効率を高めてよい。また、メタモルフィックバッファ層のIn濃度をGaAs基板側で少なく(特にIn=0)、サブコレクタ層側で多く(特にIn=0.3)すれば、格子整合を十分に図れる。
また、上述の実施の形態2において、InGaPAs/GaAsSbの組み合せとする場合には、図5中に斜線で示す領域内にて各元素の組成比を選択することができるが、上述したGaAsSbの組成変化曲線(0<x≦x0)上に乗るように各元素の組成比を選択することが、両層の格子定数及び伝導帯レベルが一致するので望ましい。
本発明は、次世代の高速通信用素子として有用なメタモルフィック成長のHBTを提供することができる。
本発明の実施の形態1によるHBTの概略断面図である。 同、エネルギーバンド図である。 同、HBTの具体例の断面図である。 本発明の実施の形態2によるHBTの概略断面図である。 同、バンドギャップエネルギーと格子定数の関係を示すグラフである。 同、HBTの各層成長時のシーケンスである。 従来のHBTのエネルギーバンド図である。
符号の説明
1、11…半絶縁性GaAs基板、
2、12…InAlAs系メタモルフィックバッファ層、
3、13…n+InGaAs系サブコレクタ層、
4…nAlGaInP系((AlGa)1-yInyP,0.5<y<1)コレクタ層、
5…p+GaAsSb系(GaAs1-xSbx,0<x<0.52)ベース層、
6…nAlGaInP系((AlGa)1-yInyP,0.5<y<1)エミッタ層、
7、17…n+InGaAs系エミッタキャップ層、8…エミッタ電極、
9…ベース電極、10、20…ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)、
11…コレクタ電極、
14…nInGaP系(InyGa1-yzAs1-z,0.5<y≦y0,0≦z≦1)コレクタ層、
15…p+GaAsSb系(GaAs1-xSbx,0<x≦x0)ベース層、
16…nInGaP系(InyGa1-yzAs1-z,0.5<y≦y0,0≦z≦1)エミッタ層

Claims (6)

  1. Al、Ga、In、As、P及びSbからなる群より選ばれた元素からなるIII−V族化合物半導体材料が、GaAs基板上にメタモルフィック成長して少なくともエミッタ層、ベース層及びコレクタ層を形成してなるヘテロ接合バイポーラトランジスタにおいて、
    前記ベース層がGaAs1-xSbxからなり
    (但し、0<x<0.52)、
    前記エミッタ層及び前記コレクタ層がそれぞれ、(AlGa)1-yInyPからなる
    (但し、0.5<y<1)
    ことを特徴とするヘテロ接合バイポーラトランジスタ。
  2. Al、Ga、In、As、P及びSbからなる群より選ばれた元素からなるIII−V族化合物半導体材料が、GaAs基板上にメタモルフィック成長して少なくともエミッタ層、ベース層及びコレクタ層を形成してなるヘテロ接合バイポーラトランジスタにおいて、
    前記ベース層がGaAs1-xSbxからなり
    〔但し、xは、InyGa1-yP(但し、0<y<1)に格子整合する組成x0に対 し、0<x≦x0〕、
    前記エミッタ層及び前記コレクタ層がそれぞれ、InyGa1-yzAs1-zからなる
    (但し、0.5<y≦y0、0≦z≦1であり、y0は、z=1においてGaAsS bに格子整合するIn組成である。)
    ことを特徴とするヘテロ接合バイポーラトランジスタ。
  3. 前記エミッタ層と前記ベース層との接合域における各伝導帯間、及び前記ベース層と前記コレクタ層との接合域における各伝導帯間にそれぞれ、エネルギー障壁が存在しない、請求項1又は2に記載したヘテロ接合バイポーラトランジスタ。
  4. 前記エミッタ層と前記ベース層との接合域における各伝導帯のエネルギーレベル、及び前記ベース層と前記コレクタ層との接合域における各伝導帯のエネルギーレベルがそれぞれ、互いに一致している(或いは、各伝導帯のエネルギーレベル間にオフセットがない)、請求項3に記載したヘテロ接合バイポーラトランジスタ。
  5. 前記GaAs基板上に成長したメタモルフィックバッファ層上に、InGaAs系のサブコレクタ層、前記コレクタ層、前記ベース層、前記エミッタ層及びInGaAs系のエミッタキャップ層がこの順に成長してなる、請求項1又は2に記載したヘテロ接合バイポーラトランジスタ。
  6. 前記メタモルフィックバッファ層がInAlAs系、InGaP系、AlGaAsSb系又はInP系からなる、請求項5に記載したヘテロ接合バイポーラトランジスタ。
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