JP2006299412A - In−Ga−Zn−O膜の成膜方法 - Google Patents

In−Ga−Zn−O膜の成膜方法 Download PDF

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Abstract

【課題】In−Ga−Zn−O膜を高速かつ安定して成膜する方法を提供する。
【解決手段】カバー26内部にIn−Ga酸化物よりなる第1のターゲットとZn酸化物よりなる第2のターゲットを設け、これらの上方に基板1を配置し、ポンプによってカバー26内を真空にした後、不活性ガス中に酸素を含有させた混合ガスをカバー26内に導入する。ターゲット21a,21bに交互にパルスパケット状の電圧を印加する。ターゲット21a,21bのスパッタ時におけるIn、Ga及びZnの放電の発光波長と発光強度が、PEM31a,31bによって検知される。各ターゲット21a,21bのスパッタ速度が算出され、この算出結果に基づき、各ターゲット21a,21bに付与されるパルス電力、パルス量及びパルス幅、カバー26内に供給する酸素量、並びにカバー内の圧力が制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、In−Ga−Zn−O膜を高速かつ安定に成膜する方法に関する。
酸化物半導体は新しい物性を持つ電子・光デバイスの実現には必要不可欠の材料である。例えば、TiOはn型の酸化物半導体であり、その薄膜や粒子は光触媒や高屈折率を活かした光学フィルムとして用いられている。また、近年では、二酸化チタンを利用した色素増感型太陽電池が、安価でクリーンな太陽電池として注目されている(例えば特開2003−123853号)。
また、In−Ga−Zn−Oよりなる透明酸化物半導体も電子・光デバイスには不可欠な材料である。最近、In−Ga−Zn−Oの酸化物がアモルファス状態でも大きな電界効果移動度を持つことが示され、PET上への電界効果トランジスタ(FET)の作製に成功している(Nature2004年432巻488ページ)。
このIn−Ga−Zn−O膜を成膜する場合、セラミックスターゲットを使用し、RF電源を用いて成膜を行うRFスパッタ法や、金属ターゲットを用い、酸素含有雰囲気中でスパッタする反応性スパッタ法が一般的に用いられている。また、パルスレーザー蒸着法によっても成膜することができる。
特開2003−123853号公報 Nature2004年432巻488ページ
上記従来の方法は成膜速度が遅く生産性に乏しい。また、安定な組成制御も難しく特性の維持が困難である。
例えば、金属ターゲットを用いて酸素含有雰囲気中でスパッタ成膜を行う反応性スパッタ法は、ターゲットが酸化物で皮膜してしまうために成膜速度が遅く生産性が悪い。また、酸化物で皮膜されたターゲットに大きな電圧を印加すると、アークが発生し、安定した放電が得られない。一方、合金ターゲットを用いた場合、金属元素ごとにスパッタ率が異なるため、ターゲットの組成と得られる膜の組成がずれることから、細かな組成制御が困難である。また、膜中の酸素量制御も難しい。また、セラミックスターゲットを用いたRFスパッタ法を行った場合、成膜速度が遅く生産性が悪い。
本発明は、上記問題点を解決し、In−Ga−Zn−O膜を高速かつ安定して成膜する方法を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)のIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法は、酸素ガスを含む雰囲気にて、ターゲットを用いてスパッタすることにより、In−Ga−Zn−O膜を成膜する方法において、該ターゲットは複数個設けられており、各ターゲットはIn、Ga及びZnの少なくとも1種類よりなる金属又は合金又は酸化物であり、かつ、In、Ga及びZnのそれぞれは該ターゲットの少なくとも1個に含有されており、該ターゲットの少なくとも1個は他のターゲットとは異なる組成となっており、各ターゲットに交互に間欠的な電圧を印加してスパッタを行うことを特徴とするものである。
請求項2のIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法は、請求項1において、前記ターゲットのそれぞれは、In、Ga及びZnのいずれか1種類よりなる金属又は酸化物であることを特徴とするものである。
請求項3のIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法は、請求項1において、前記ターゲットは、In、Ga及びZnを含有し、かつ互いに組成が異なる合金であることを特徴とするものである。
請求項4のIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法は、請求項1において、前記ターゲットの少なくとも1個はIn及びGaよりなる合金又は酸化物であり、前記ターゲットの残りはZnよりなる金属又は酸化物であることを特徴とするものである。
請求項5のIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法は、請求項1ないし4のいずれか1項において、複数のパルス電圧よりなるパルスパケットを各ターゲットに交互に間欠的に印加することを特徴とするものである。
請求項6のIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法は、請求項1ないし5のいずれか1項において、各ターゲットに間欠的に正の電圧を印加することにより、該ターゲットのチャージングを防止することを特徴とするものである。
請求項7のIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法は、請求項1ないし6のいずれか1項において、スパッタ時におけるIn、Ga及びZnの放電の発光波長と発光強度をモニタリングすることを特徴とするものである。
請求項8のIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法は、請求項7において、前記ターゲット毎に、スパッタ時におけるIn、Ga及びZnの放電の発光波長と発光強度をモニタリングすることを特徴とするものである。
請求項9のIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法は、請求項7又は8において、前記モニタリングに基づいて、各ターゲットに付与するパルス電力、パルス量、パルス幅、成膜時の圧力及び酸素供給量の少なくとも一つを変化させることにより、成膜される膜の組成及び結晶性を制御することを特徴とするものである。
請求項10のIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法は、請求項1ないし9のいずれか1項において、スパッタ時に基板の温度を調整することにより、成膜される膜の結晶性を制御することを特徴とするものである。
請求項11のIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法は、請求項10において、スパッタ時に基板の温度を77K〜300Kに調整することを特徴とするものである。
請求項1のIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法にあっては、ターゲットは複数設けられており、各ターゲットに交互に間欠的な電圧を印加するため、大電流をターゲットに流し、安定した高速成膜を行うことができる。
また、この方法を用いることによって異常放電を大幅に抑制できることから、安定した長時間の放電が可能となり、ダメージの少ない高品質の膜が作製可能となる。
なお、単一組成のターゲットを用いた反応性スパッタ法によってIn−Ga−Zn−O膜を成膜する場合、通常は金属元素ごとにスパッタ率が異なることからターゲットの組成と得られる膜の組成がずれ、細かな組成制御が困難である。
本発明の方法では、組成の異なる複数のターゲットを用いてスパッタするため、各組成のターゲットのスパッタ量を調整して金属元素のスパッタ比を制御することにより、所望の組成のIn−Ga−Zn−O膜を容易に成膜することができる。
請求項2のIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法にあっては、各金属のスパッタ量を独立して増減することができるため、組成の制御されたIn−Ga−Zn−O膜をより容易に成膜することができる。
なお、In、Ga及びZnを含有し、かつ互いに組成が異なっている複数のターゲットを用いて成膜を行ってもよく(請求項3)、また、In及びGaの合金又は酸化物よりなるターゲットとZnよりなる金属もしくは酸化物のターゲットを用いて成膜を行ってもよい(請求項4)。
請求項5のIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法にあっては、各ターゲットにパルスパケットを印加するため、各ターゲットに単一のパルスを印加するときと比べて一層大電流を流すことができ、安定した高速成膜が可能となる。
請求項6のIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法は、ターゲットに間欠的に正の電圧を印加してターゲットのチャージングを防止することにより、各ターゲットにより大電流を流すことができ、安定した高速成膜が可能となる。
請求項7のIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法にあっては、スパッタ時におけるIn、Ga及びZnの放電の発光波長と発光強度をモニタリングすることにより、In、Ga及びZnのスパッタ量を常時、正確に認識することができる。従って、このモニタリングの結果に基づいて成膜条件を制御することにより、In−Ga−Zn−O膜を正確かつ安定的に成膜することができる。
請求項8のIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法にあっては、各ターゲット毎にIn、Ga及びZnの放電の発光波長と発光強度をモニタを用いてモニタリングするため、各ターゲットの放電状況を個別に認識することができる。
請求項9のIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法にあっては、モニタリングに基づいて、各ターゲットに付与するパルス電力、パルス量、パルス幅及び成膜時の圧力及び酸素供給量の少なくとも一つを変化させることにより、成膜される組成及び結晶性を精密に制御することができる。
特に、酸素の供給量が過剰になると、ターゲットの表面が完全に酸化され、成膜速度が非常に遅くなる。一方、酸素の導入量が少な過ぎると、ターゲット表面が酸化されずに成膜が行われ、その結果、成膜中の酸素量が不足する。しかし、上記の通り、前記モニタリングに基づいて酸素供給量を制御するため、プラズマ中のIn、Ga及びZnの密度に基づいて適切な量の酸素を導入することができる。これにより、上記2つの酸素供給量領域の中間領域である「遷移領域」でのスパッタが可能となる。その結果、適切な量の酸素を含有した膜を高速で成膜することができる。
請求項10のようにスパッタ時に基板を調整することにより、In−Ga−Zn−O膜の結晶性を制御することができる。
請求項11のようにスパッタ時の基板の温度を77K〜300Kに調整する場合、In−Ga−Zn−O膜の表面に到達したスパッタ粒子の凝集エネルギーが減少し、膜の均一性や膜の表面平坦性の向上が図られる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は実施の形態に係るIn−Ga−Zn−O膜をデュアルカソード方式マグネトロンスパッタリング法により成膜する方法を説明するための概略図、図2は図1のターゲット電極に印加する電圧の一例を説明する図である。
図1の通り、支持体20a上に第1のターゲット21aを設けてなるターゲット電極20Aと、その下方に配置された磁石22aとから、第1のスパッタリング部が構成されている。また、支持体20b上に第2のターゲット21bを設けてなるターゲット電極20Bと、その下方に配置された磁石22bとから、第2のスパッタリング部が構成されている。これら第1のスパッタリング部と第2のスパッタリング部とは隣接して設置され、これらのスパッタリング部に、スイッチングユニット24を介して、交流電源25が接続されている。本実施の形態では、第1のターゲット21aはIn−Gaの酸化物よりなり、第2のターゲット21bはZnOよりなっている。なお、それぞれのターゲットは完全には酸化されていないため、導電性は十分に確保されている。
これらターゲット電極20A,20Bはカバー26によって覆われている。カバー26は排気口28を介してポンプ(図示略)に接続されており、ガス導入口27を介してガス供給源(図示略)に接続されている。
カバー26内にコリメータ30a,30bが設けられており、これらコリメータ30a,30bは、それぞれ図示しないフィルタ及び光倍増幅管を介して、プラズマエミッションモニター(以下PEMと称することがある。)31a,31bに接続されている。これらコリメータ30a,30b、フィルタ、光倍増幅管及びPEM31a,31bにより、第1、第2のモニタが構成されている。
PEMは、プラズマの発光をコリメータで集光し、光倍増幅管(PM)で光電変換した電気信号を監視する装置である。PEMはある一定の感度に設定されてプラズマの発光強度をモニタするようになっている。
ターゲット21a用のフィルタとしては、少なくともIn及びGaの発光スペクトルの波長230.6nmや209.1nmを選択的に通過させることが可能なものが用いられる。また、ターゲット21b用のフィルタとしては、少なくともZnの発光スペクトルの波長202.5nm、213nmや334nmを選択的に通過させることが可能なものが用いられる。
上記装置を用いてIn−Ga−Zn−O膜を成膜する際には、先ずカバー26内部におけるターゲット21a,21bの上方に基板1を配置し、ポンプによってカバー26内を真空にした後、アルゴン等の不活性ガス中に酸素を含有させた混合ガスをカバー26内に導入し、カバー26内を所定の圧力とする。
基板1としては、例えばケイ酸アルカリ系ガラス、無アルカリガラス、石英ガラス等のガラスを使用することができる。また、アクリル等の種々のプラスチック基板等を使用することもできる。またPETなどの高分子フィルム基材も用いることができる。基板の厚さは0.1〜10mmが一般的であり、0.3〜5mmが好ましい。ガラス板は、化学的に、或いは熱的に強化させたものが好ましい。
次いで、例えば、図2の通り、ターゲット電極20A,20Bに交互にパルスパケット状の電圧を印加して、グロー放電を形成させる。これにより、ターゲット21a,21bから粒子がスパッタされ、この粒子がターゲット21a,21bの上方の基板1上に付着する。この際、ターゲット21a,21b又はスパッタされた粒子は、酸素ガスによって酸化される。
ターゲット21a,21bのスパッタ時におけるIn、Ga及びZnの放電の発光波長と発光強度が、コリメータ30a,30b、フィルタ及び光倍増幅管を介して電気信号となり、PEM31a,31bによって検知される。これらの電気信号から第1のターゲット21aのスパッタ速度と第2のターゲット21bのスパッタ速度が算出される。この算出結果に基づき、各ターゲット21a,21bに付与されるパルス電力、パルス量及びパルス幅、カバー26内に導入する酸素量、並びにカバー内の圧力が制御される。
前記パルス電力、パルス量及びパルス幅は、ターゲットの体積、カバー26内の体積、要求される成膜速度等によって異なるが、例えばパルス電力は1kW〜20kW、パルス量は5%〜50%、パルス幅は0.1〜500msecの範囲内で制御される。パルス電力が50kW以上であると異常放電が発生し、組成が精密に制御されたNドープZnO膜を安定して成膜することができず、一方、パルス電力が500W以下であると成膜速度が遅くなる。パルス量が90%以上であると連続放電となってしまい、一方、1%以下であると、成膜速度が遅くなる。
前記酸素供給量は、例えば1〜50sccm程度である。酸素の導入量が過剰になると、ターゲット21a,21bの表面が完全に酸化され、成膜速度が非常に遅くなる。このような酸素の導入量が過剰な領域を「反応性スパッタ領域」と称する。一方、酸素の導入量が少な過ぎると、ターゲット表面が酸化されずに成膜が行われ、その結果、成膜中の酸素量が不足する。このような領域を「金属的スパッタ領域」と称する。本実施の形態では、上記制御により、プラズマ中のIn、Ga及びZnの密度に基づいて適切な量の酸素が導入される。
前記成膜時のカバー26内の圧力は好ましくは0.01〜30Pa特に0.1〜10Paの範囲内で制御される。
基板1上に成膜されたIn−Ga−Zn−O膜が所定厚さとなった後、スパッタを終了し、カバー20内を大気圧にしてIn−Ga−Zn−O膜が積層された基板1を取り出す。
In−Ga−Zn−O膜の膜厚としては、例えば5Å〜5μm程度のものが成膜可能である。
本実施の形態に係るIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法にあっては、各ターゲット21a,21bに交互に間欠的な電圧を印加するため、大電流をターゲットに流し、安定した高速成膜を行うことができる。前述の通り、このような高速成膜を行うことによって、試料表面で酸化反応が優先的に起こる前に新たな金属粒子が飛翔して表面を覆うことができるため、試料表面に吸着している酸素を膜中に取り込むことができ、In−Ga−Zn−O膜を高速かつ確実に成膜することができる。また、この方法を用いることによって異常放電を大幅に抑制できることから、安定した長時間の放電が可能となりダメージの少ない高品質の膜が作製可能となる。
また、各ターゲット21a,21bに単一のパルスを印加してもよいが、図2の通り、各ターゲット21a,21bにパルスパケットを印加することにより、各ターゲット21a,21bに単一のパルスを印加するときと比べて一層大電流を流すことができ、安定した高速成膜が可能となる。
本実施の形態にあっては、スパッタ時におけるIn、Ga及びZnの放電の発光波長と発光強度をモニタによってモニタリングすることにより、In、Ga及びZnのスパッタ量を常時、正確に認識することができる。従って、このモニタリングの結果に基づいて成膜条件を制御することにより、組成が制御されたIn−Ga−Zn−O膜を正確かつ安定的に成膜することができる。
なお、得られた膜中のInとGaとの比が所望のものと異なっている場合には、InGaの含有比が適切なものを第1のターゲットとして使用することで、組成が制御されたIn−Ga−Zn−O膜を正確かつ安定的に成膜することができる。
本実施の形態にあっては、ターゲット21a,21bと同数(2個)のモニタが設けられ、各ターゲット21a,21bにおけるIn、Ga及びZnの放電の発光波長と発光強度を対応するモニタを用いてモニタリングするため、各ターゲット21a,21bの放電状況を個別に認識することができる。
本実施の形態にあっては、モニタリングに基づいて、各ターゲット21a,21bに付与するパルス電力、パルス量、パルス幅、成膜時の圧力を変化させることにより、成膜される組成及び結晶性を精密に制御することができる。
本実施の形態にあっては、モニタリングに基づいて酸素供給量を制御することにより、酸素供給量を精密に制御することができる。このため、酸化数が精密に制御されたIn−Ga−Zn−O膜を安定して供給することが可能となる。また、適切な量の酸素を供給することにより、「遷移領域」でのスパッタが可能となり、その結果、適切な量の酸素を含有した膜を高速で成膜することができる。
また、従来の流量計を用いた酸素供給量制御でIn−Ga−Zn−O膜を作製した場合、In−Ga−Zn−O膜の酸化数を安定して制御することは難しい。その理由として、例えば、ターゲットの消耗が進むにつれて成膜レートが変化し、成膜時の酸素流量を初めとするスパッタ条件が変化するからである。本実施の形態では、成膜時に第1,第2のターゲット21a,21bにおけるIn、Ga及びZnの発光波長と発光量をモニタリングし、プラズマ中のIn、Ga及びZnの密度からチャンバー内に導入する酸素量を制御するPlasma Emission Monitor Control(PEMコントロール)を用いるため、酸化数が制御されたIn−Ga−Zn−O膜を安定して成膜することが可能となる。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、通常ターゲットには負の電圧を印加するが、ターゲットに間欠的に正の電圧を印加してターゲットのチャージングを防止してもよい。この場合、負の電圧によってターゲットに蓄積された荷電が正の電圧により解消されるため、スパッタリング中にターゲットの縁部に酸化物等の絶縁膜が形成することが抑えられる。これにより、各ターゲットにより大電流を流すことができ、安定した高速成膜が可能となる。
また、スパッタ時に基板の温度を調整することにより、In−Ga−Zn−O膜の結晶性を制御してもよい。
特に、スパッタ時の基板の温度を77K〜300Kに調整してもよく、この場合、In−Ga−Zn−O膜の表面に到達したスパッタ粒子の凝集エネルギーが減少し、膜の均一性や膜の表面平坦性の向上が図られる。
上記実施の形態では、2つのスパッタリング部に共通のスイッチングユニット24を設置したバイポーラ型デュアルマグネトロンスパッタリング法を用いたが、各スパッタリング部に個別にスイッチングユニットを設置したユニポーラ型デュアルマグネトロンスパッタリング法を用いてもよい。
上記実施の形態ではIn−Ga酸化物よりなる第1のターゲットとZn酸化物よりなる第2のターゲットを用いたが、これに限定されるものではなく、例えば、Inよりなる第1のターゲットと、Gaよりなる第2のターゲットと、Znよりなる第3のターゲットを用いてもよい。この場合、各ターゲットのパルス電力、パルス量、及びパルス幅のいずれかを変化させることにより各金属のスパッタ量を個別に調整することができるため、In−Ga−Zn−O膜の組成の制御が容易である。また、In酸化物よりなる第1のターゲットと、Ga酸化物よりなる第2のターゲットと、Zn酸化物よりなる第3のターゲットを用いてもよい。この場合も、各ターゲットのパルス電力、パルス量、及びパルス幅のいずれかを変化させることにより各金属のスパッタ量を個別に調整することができるため、In−Ga−Zn−O膜の組成の制御が容易である。さらに、In−Ga合金よりなる第1のターゲットとZnよりなる第2のターゲットを用いてもよい。
また、組成の異なる複数のIn−Ga−Zn酸化物をターゲットとして用いてもよい。例えば、第1のターゲットとして所望のIn−Ga−Zn−O膜中のIn、Ga及びZnの含有比と比べてInの含有比が大きい酸化物を用い、第2のターゲットとして所望のIn−Ga−Zn−O膜中のIn、Ga及びZnの含有比と比べてGaの含有比が大きい酸化物を用い、第3のターゲットとして所望のIn−Ga−Zn−O膜中のIn、Ga及びZnの含有比と比べてZnの含有比が大きい酸化物を用いてもよい。この場合も、各ターゲットのパルス電力、パルス量、及びパルス幅のいずれかを変化させることにより各金属のスパッタ量を調整することができるため、In−Ga−Zn−O膜の組成の制御が容易である。
さらに、組成の異なる複数のIn−Ga−Zn合金をターゲットとして用いてもよい。例えば、第1のターゲットとして所望のIn−Ga−Zn−O膜中のIn、Ga及びZnの含有比と比べてInの含有比が大きい合金を用い、第2のターゲットとして所望のIn−Ga−Zn−O膜中のIn、Ga及びZnの含有比と比べてGaの含有比が大きい合金を用い、第3のターゲットとして所望のIn−Ga−Zn−O膜中のIn、Ga及びZnの含有比と比べてZnの含有比が大きい合金を用いてもよい。この場合も、各ターゲットのパルス電力、パルス量、及びパルス幅のいずれかを変化させることにより各金属のスパッタ量を調整することができるため、In−Ga−Zn−O膜の組成の制御が容易である。
以下、実施例1〜6及び比較例1〜4について説明するが、本発明は実施例1〜6に限定されるものではない。
〈実施例1〉
図1の装置を用いて成膜を行った。第1のターゲットとして、In50atm%、Ga50atm%よりなるIn−Gaターゲット(100mmφ×厚さ5mm)を用い、第2のターゲットとしてZnターゲット(100mmφ×厚さ5mm)を用いた。基板にはコーニング7059無アルカリガラス(縦80mm×横25mm×厚さ1.1mm)を用いた。なお、各ターゲットはチラーを通した冷却水により十分に冷却が保たれている。
先ず、カバー内部に基板を導入し、ポンプによってカバー内を5.0×10−4Pa以下の真空にした後、80sccmのアルゴン、20sccmの酸素よりなる混合ガスをカバー26内に導入した。そして、各ターゲット電極に交互にパルス状の電圧を印加することによってIn−Ga−Zn−O膜を作製した。
パルス周波数は50Hz、印加電力は約1kW×2ターゲット、パルスのDuty比はZn:InGa=50:50とした。成膜時の圧力は0.7Paとした。
得られた膜の厚さをVeeco社製Dektak 6Mを用いて測定し、成膜時の成膜速度を算出したところ、62.6nm/minであった。また、得られた膜についてXRD結晶構造解析を行ったところ、アモルファス状態であることが確認された。
EDXによる組成分析を行ったところ、得られた膜組成はIn:Ga:Zn=1.1:1.0:0.9であった。
Dektak 6Mを用いて得られた膜の表面のラクネスファクターを測定したところ、6.2nmであった。
〈実施例2〉
実施例1の結果に基づき、パルスのDuty比をZn:InGa=53:47にしたこと以外は実施例1と同様にしてIn−Ga−Zn−O膜を作製し、EDXによる組成分析を行った。その結果、得られた膜組成はIn:Ga:Zn=1.1:1.0:1.0であった。
〈比較例1〉
In−Ga−Zn合金ターゲット(組成比:In:Ga:Zn=1:1:1(atm%))を1個のみ用い、該ターゲットにDC200Wを印加したことのほかは実施例1と同様にして試料を作製し、実施例1と同様にして、膜厚測定を行い、成膜速度を算出した。その結果、成膜速度は8.7nm/minであり、極めて遅いものとなった。
〈比較例2〉
ターゲットにDC300W以上を印加したこと以外は比較例1と同様にして試料を作製した。成膜時に放電の状態が極めて不安定なものとなった。
〈実施例3〉
成膜時の基板温度を223K(−50℃)に調整したこと以外は実施例1と同様にして試料を作製した。実施例1と同様に膜厚測定を用い、成膜速度を算出したところ、65.1nm/minであった。
また、得られた膜についてXRD結晶構造解析を行ったところ、アモルファス状態であることが確認された。
EDXによる組成分析を行ったところ、得られた膜組成はIn:Ga:Zn=1.1:1.0:0.9であった。
Dektak 6Mによって得られた膜の表面のラクネスファクターを測定したところ、5.9nmであった。
〈実施例4〉
図1の装置を用いて成膜を行った。第1のターゲットとして、InGaO3−x(In:Ga:O=1:1:3−x)ターゲット(100mmφ×厚さ5mm)を用い、第2のターゲットとしてZnO1−X(Zn:O=1:1−x)ターゲット(100mmφ×厚さ5mm)を用いた。基板にはコーニング7059無アルカリガラス(縦80mm×横25mm×厚さ1.1mm)を用いた。
先ず、カバー内部に基板を導入し、ポンプによってカバー内を5.0×10−4Pa以下の真空にした後、80sccmのアルゴン、20sccmの酸素よりなる混合ガスをカバー26内に導入した。そして、各ターゲット電極に交互にパルス状の電圧を印加することによってIn−Ga−Zn−O膜を作製した。
パルス周波数は50Hz、印加電力は約1kW×2ターゲット、パルスのDuty比はZn酸化物:InGa酸化物=50:50とした。成膜時の圧力は0.7Paとした。
得られた膜の厚さをVeeco社製Dektak 6Mを用いて測定し、成膜時の成膜速度を算出したところ、25.7nm/minであった。また、得られた膜についてXRD結晶構造解析を行ったところ、アモルファス状態であることが確認された。
EDXによる組成分析を行ったところ、得られた膜組成はIn:Ga:Zn=1.1:1.0:0.9であった。
Dektak 6Mを用いて得られた膜の表面のラクネスファクターを測定したところ、5.2nmであった。
〈実施例5〉
実施例4の結果に基づき、パルスのDuty比をZn酸化物:InGa酸化物=53:47にしたこと以外は実施例4と同様にしてIn−Ga−Zn−O膜を作製し、EDXによる組成分析を行った。その結果、得られた膜組成はIn:Ga:Zn=1.1:1.0:1.0であった。
〈比較例3〉
In−Ga−Zn酸化物ターゲット(組成比:In:Ga:Zn:O=1:1:1:4−x(atm%))を1個のみ用い、該ターゲットにDC200Wを印加したことのほかは実施例4と同様にして試料を作製し、実施例4と同様にして、膜厚測定を行い、成膜速度を算出した。その結果、成膜速度は3.2nm/minであり、極めて遅いものとなった。
〈比較例4〉
ターゲットにDC300W以上を印加したこと以外は比較例3と同様にして試料を作製した。成膜時に放電の状態が極めて不安定なものとなった。
〈実施例6〉
成膜時の基板温度を223k(−50℃)に調整したこと以外は実施例4と同様にして試料を作製した。実施例4と同様に膜厚測定を用い、成膜速度を算出したところ、24.1nm/minであった。
また、得られた膜についてXRD結晶構造解析を行ったところ、アモルファス状態であることが確認された。
EDXによる組成分析を行ったところ、得られた膜組成はIn:Ga:Zn=1.1:1.0:0.9であった。
Dektak 6Mによって得られた膜の表面のラクネスファクターを測定したところ、4.3nmであった。
デュアルカソード方式マグネトロンスパッタリング法を説明するための概略図である。 図1のターゲット電極に印加する電圧の一例を説明する図である。
符号の説明
1 基板
20a,20b 支持体
20A,20B ターゲット電極
21a,21b ターゲット
22a,22b 磁石
24 スイッチングユニット
25 交流電源
26 カバー
27 ガス導入口
28 排気口
30a,30b コリメータ
31a,31b PEM

Claims (11)

  1. 酸素ガスを含む雰囲気にて、ターゲットを用いてスパッタすることにより、In−Ga−Zn−O膜を成膜する方法において、
    該ターゲットは複数個設けられており、
    各ターゲットはIn、Ga及びZnの少なくとも1種類よりなる金属又は合金又は酸化物であり、かつ、In、Ga及びZnのそれぞれは該ターゲットの少なくとも1個に含有されており、
    該ターゲットの少なくとも1個は他のターゲットとは異なる組成となっており、
    各ターゲットに交互に間欠的な電圧を印加してスパッタを行うことを特徴とするIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法。
  2. 請求項1において、前記ターゲットのそれぞれは、In、Ga及びZnのいずれか1種類よりなる金属又は酸化物であることを特徴とするIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法。
  3. 請求項1において、前記ターゲットは、In、Ga及びZnを含有し、かつ互いに組成が異なる合金であることを特徴とするIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法。
  4. 請求項1において、前記ターゲットの少なくとも1個はIn及びGaよりなる合金又は酸化物であり、前記ターゲットの残りはZnよりなる金属もしくは酸化物であることを特徴とするIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、複数のパルス電圧よりなるパルスパケットを各ターゲットに交互に間欠的に印加することを特徴とするIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、各ターゲットに間欠的に正の電圧を印加することにより、該ターゲットのチャージングを防止することを特徴とするIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、スパッタ時におけるIn、Ga及びZnの放電の発光波長と発光強度をモニタリングすることを特徴とするIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法。
  8. 請求項7において、前記ターゲット毎に、スパッタ時におけるIn、Ga及びZnの放電の発光波長と発光強度をモニタリングすることを特徴とするIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法。
  9. 請求項7又は8において、前記モニタリングに基づいて、各ターゲットに付与するパルス電力、パルス量、パルス幅、成膜時の圧力及び酸素供給量の少なくとも一つを変化させることにより、成膜される膜の組成及び結晶性を制御することを特徴とするIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項において、スパッタ時に基板の温度を調整することにより、成膜される膜の結晶性を制御することを特徴とするIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法。
  11. 請求項10において、スパッタ時に基板の温度を77K〜300Kに調整することを特徴とするIn−Ga−Zn−O膜の成膜方法。
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