JP2006292220A - クリーンルーム - Google Patents

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Kazuyoshi Nasuhara
和良 那須原
Manabu Fukuchi
学 福地
Shuzo Kono
修三 河野
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
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Abstract

【課題】必要とするクリーンルームの天井高さを低階高で簡易に得ることができるクリーンルームを提供する。
【解決手段】室内10の空気を吸込んで清浄処理した空気を同室内10に吹出して循環させる空気清浄装置1を梁14の間に吊設し、この空気清浄装置1を吊設していない梁14の間のふところに諸設備を収容する有用スペース4を設ける。このため、従来設けていたダクトなどを要さないため、クリーンルームの必要天井高さを低階高の建物に簡易に得ることができる。さらに、梁14の間のふところに諸設備を収容する有用スペース4を設けたことによって、諸設備をクリーンルームの室内10に表出しない。このため、諸設備への塵埃溜まりを抑えるので、清掃が容易であり、かつ、クリーンルームの室内10における塵埃溜まりを防止して清浄度を維持することができる。また、諸設備をクリーンルームの室内10に表出しないため、室内10の景観を損なわない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、階高を低く抑えたクリーンルームに関するものである。
従来のクリーンルームは、天井に設けたサプライチャンバーにフレームを介して多数のFFU(Fan Filter Unit)を設置してある。床にはレタンチャンバーが設けてあり、側部にはサプライチャンバーとレタンチャンバーとの間に通じるレタンダクトが設けてある。そして、FFUによって上方から床に向けて清浄室内に清浄空気を供給し、レタンチャンバー、レタンダクトおよびサプライチャンバーを介して空気を循環させている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−296510号公報
しかしながら、従来のクリーンルームでは、天井において、FFUに空気を戻すための天井チャンバーを設けてあり、この天井チャンバーによって梁下から所定間隔を必要とする。このため、所望とするクリーンルームの天井高さを得ようとした場合に、建物階高を要するという問題がある。例えば、既存建物に隣接して新たに建築する建物に従来のクリーンルームを構築する場合では、上記のごとく建物階高を要するため、既存建物に対して階高差が生じ、既存建物との間にスロープや階段を設けたり、搬送用昇降機などが必要になるため、使い勝手が悪くなり、かつ、コスト増に繋がってしまう。
本発明は、上記実情に鑑みて、必要とするクリーンルームの天井高さを低階高で簡易に得ることができるクリーンルームを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係るクリーンルームは、室内の空気を吸込んで清浄処理した空気を同室内に吹出して循環させる空気清浄装置を前記室内の梁間に吊設し、前記空気清浄装置を吊設していない梁間に諸設備を収容する有用スペースを設けたことを特徴とする。
本発明に係るクリーンルームは、空気清浄装置を梁間に吊設し、空気清浄装置1を吊設していない梁間のふところに諸設備を収容する有用スペースを設けた。このため、従来設けていたダクトなどを要さないため、クリーンルームの必要天井高さを低階高の建物に簡易に得ることができる。すなわち、本発明に係るクリーンルームでは、例えば、既存建物に隣接して新たに建築する建物に対してクリーンルームを構築する場合に、既存建物と同階高の建物とすることが可能なため、既存建物との間にスロープや階段を設けたり、搬送用昇降機などを設ける必要がないため、使い勝手が良く、かつ、コストを低減することができる。さらに、本発明に係るクリーンルームでは、梁間のふところに諸設備を収容する有用スペースを設けたことによって、諸設備をクリーンルームの室内に表出しない。このため、諸設備への塵埃溜まりを抑えるので、清掃が容易であり、かつ、クリーンルームの室内における塵埃溜まりを防止して清浄度を維持することができる。また、諸設備をクリーンルームの室内に表出しないため、室内の景観を損なわない。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るクリーンルームの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は本発明に係るクリーンルームの実施の形態を示す斜視図、図2は図1に示すクリーンルームの平面図、図3は空気清浄装置を示す概念図、図4は空気清浄装置の吹出し距離と風速との関係を示す図、図5は図1に示すクリーンルームの正面図である。
図1および図2に示すように、本実施の形態におけるクリーンルームは、床11、天井12および周壁13で囲まれた室内10の上部に空気清浄装置1を配置してある。空気清浄装置1は、FFU(Fan Filter Unit)であり室内10の空気を吸込んで清浄処理した空気を室内10に吹出す。具体的に空気清浄装置1は、箱形のケーシングの天部を吸込口として当該吸込口にファン(図示せず)を配置してあり、底部を吹出口として当該吹出口にフィルタ(図示せず)を配置してある。フィルタとしては、例えばHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタがある。この空気清浄装置1は、天井12にある梁14の間に設置してあり、吊りボルトやワイヤなどの吊下部材2によって天井12から適宜間隔をおいて吊り下げた状態にして吊設してある。すなわち、空気清浄装置1は、ファンを稼働して天部の吸込口から室内10の空気を吸込んで、フィルタで清浄処理した空気を底部の吹出口から室内10に吹出して空気を循環させる。なお、空気清浄装置1を配置した梁14の間には、当該空気清浄装置1とともに照明3が吊下部材2によって天井12から吊り下げた状態にして吊設してある。
図3に示すように空気清浄装置1は、底部の吹出口の位置にフェイスを設けてある。フェイスは、吹出口の周囲に設けた遮風板1aと、吹出口の中央に設けたパンチングパネル1bとからなる。このフェイスは、図4に示すように空気清浄装置1が吹出す気流の速度(風速)を吹出口中央からの距離に対して一定にする。このため、室内10の床11の塵埃の巻き上げを防ぐことができる。
また、本実施の形態におけるクリーンルームは、梁14の間に空気清浄装置1を吊設していない部位とし、当該梁14の間のふところに有用スペース4を設置してある。この有用スペース4は、少なくとも2つの梁14の下を跨ぐようにして覆蓋41を設けることによって、当該覆蓋41、天井12および各梁14の間に画成してある。上記有用スペース4の内部には、空気清浄装置1への電源供給用のケーブルや、圧空配管などを配置するラック5が、吊りボルトやワイヤなどの吊下部材2によって天井12から吊り下げた状態にして吊設してある。その他、有用スペース4には、上記照明3など諸設備が収容してある。なお、図2に示すように覆蓋41には、電源コンセントや配管接続口を有する接続部41aが設けてあって、空気清浄装置1などの接続を容易にしてある。なお、図2に示すように上記クリーンルームには、室内10に外気を取り入れる換気管6が設けてある。
図5に示すように空気清浄装置1におけるケーシングの底部と、有用スペース4の底部をなす覆蓋41とは、ほぼ同じ高さとなるように配置してある。すなわち、空気清浄装置1の底部および有用スペース4の底部と、床11との間隔がクリーンルームの必要天井高さHとなる。そして、建物100の各階の階高に応じて、空気清浄装置1の底部および有用スペース4の底部の位置を決めることで必要天井高さHを設定できる。
一方、図6は従来のクリーンルームを例示した正面図である。なお、図6では、建物100の各階の階高を、図5に示す建物100と同じくして示してある。図6に示すように従来のクリーンルームは、システム天井15を設け、このシステム天井15と梁14の下との間に、空気清浄装置1に接続するダクト16を設けてある。この従来のクリーンルームでは、システム天井15と床11との間隔がクリーンルームの天井高さhとなる。しかし、従来のクリーンルームの天井高さhでは、システム天井15およびダクト16を設けたことによって上記必要天井高さHに満たない。すなわち、従来のクリーンルームを構築するには、建物100の階高を高くしなければならないことになる。
このように、上述したクリーンルームでは、室内10の空気を吸込んで清浄処理した空気を同室内10に吹出して循環させる空気清浄装置1を梁14の間に吊設し、この空気清浄装置1を吊設していない梁14の間のふところに諸設備を収容する有用スペース4を設けた。このため、従来設けていたダクト16などを要さないため、クリーンルームの必要天井高さHを低階高の建物に簡易に得ることが可能になる。すなわち、上述したクリーンルームでは、例えば、既存建物に隣接して新たに建築する建物に対してクリーンルームを構築する場合に、既存建物と同階高の建物とすることが可能なため、既存建物との間にスロープや階段を設けたり、搬送用昇降機などを設ける必要がないため、使い勝手が良く、かつ、コストを低減することが可能になる。また、上述したクリーンルームでは、空気清浄装置1が室内10の空気を吸込んで清浄処理した空気を同室内10に吹出して循環させるため、ダクト16などを設けた従来のクリーンルームと比較して空気搬送動力が低減できるのでランニングコストを低減することが可能になる。
さらに、上述したクリーンルームでは、梁14の間のふところに諸設備を収容する有用スペース4を設けたことによって、諸設備をクリーンルームの室内10に表出しない。このため、諸設備への塵埃溜まりを抑えるので、清掃が容易であり、かつ、クリーンルームの室内10における塵埃溜まりを防止して清浄度を維持することが可能になる。また、諸設備をクリーンルームの室内10に表出しないため、室内10の景観を損なわない。
ところで、上記クリーンルームの空調負荷に関しては、図7に示すように梁14の間のふところにおいて、空気清浄装置1とともに当該空気清浄装置1よりも上位置に熱交換装置7を配置する。熱交換装置7は、FCU(Fan Coil Unit)であり、室内10の空気を吸込んで冷房負荷を処理した空気を空気清浄装置1の天部の吸込口に向けて吹出す。すなわち、空気清浄装置1が吹出した空気は、室内10の床11に到達した後、室内10の上部に向けて対流する。熱交換装置7は、空気清浄装置1が吹出して室内10の上部に対流した空気を吸込んで、冷房負荷を処理した空気を空気清浄装置1に向けて吹出す。このように、熱交換装置7で処理された空気を空気清浄装置1で処理し、2つの処理が行われた空気が室内10に吹出されるとともに室内10を循環する。なお、図7においては、空気清浄装置1の真上に熱交換装置7を配置してあるように示してあるが、熱交換装置7を空気清浄装置1の真上に設置する必要はなく、熱交換装置7を空気清浄装置1の側部上位置に配置して、当該熱交換装置7によって室内10の空気を吸込んで冷房負荷を処理した空気を空気清浄装置1の天部の吸込口に向けて吹出すようにしてもよい。
本発明に係るクリーンルームの実施の形態を示す斜視図である。 図1に示すクリーンルームの平面図である。 空気清浄装置を示す概念図である。 空気清浄装置の吹出し距離と風速との関係を示す図である。 図1に示すクリーンルームの正面図である。 従来のクリーンルームを例示した正面図である。 熱交換装置を配置したクリーンルームの正面図である。
符号の説明
1 空気清浄装置
1a 遮風板
1b パンチングパネル
2 吊下部材
3 照明
4 有用スペース
41 覆蓋
41a 接続部
5 ラック
6 換気管
7 熱交換装置
10 室内
11 床
12 天井
13 周壁
14 梁
15 システム天井
16 ダクト
100 建物

Claims (1)

  1. 室内の空気を吸込んで清浄処理した空気を同室内に吹出して循環させる空気清浄装置を前記室内の梁間に吊設し、前記空気清浄装置を吊設していない梁間に諸設備を収容する有用スペースを設けたことを特徴とするクリーンルーム。

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