JP2003240291A - 閉止板およびクリーンブース用天井構造 - Google Patents

閉止板およびクリーンブース用天井構造

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JP2003240291A
JP2003240291A JP2002043180A JP2002043180A JP2003240291A JP 2003240291 A JP2003240291 A JP 2003240291A JP 2002043180 A JP2002043180 A JP 2002043180A JP 2002043180 A JP2002043180 A JP 2002043180A JP 2003240291 A JP2003240291 A JP 2003240291A
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clean booth
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clean
grid
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Akitaka Shibata
章貴 柴田
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Hitachi Plant Technologies Ltd
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Hitachi Plant Technologies Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設建屋にクリーンブースを設置する場合に
おいて、既設の照明設備をクリーンブースの照明として
利用可能とする。 【解決手段】 既設の建屋であるクリーンルーム11内
にはクリーンブース10が設置されている。クリーンブ
ース10の天井部を形成する天井格子16の格子窓に装
着される閉止板28を透光性材料で形成し、クリーンル
ーム11の天井部に設けられた照明装置52からの照明
をクリーンブース10内に透過可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井部に照明装置
を有する既設の建屋の内部に局所的な高清浄度エリアを
設ける際に設置されるクリーンブースの閉止板およびク
リーンブース用天井構造に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工場などのクリーンルーム等
の既設建屋において、新製品の開発や製造ラインの不良
率の低下を目的として、局所的に高清浄度エリアを増設
する要求が増えつつあり、出来るだけ既設建屋並びに設
備を利用して低コストで高清浄度エリアを形成するとい
う要請もあって、各種のクリーン化工事に関する技術の
改良が急がれている。
【0003】従来、既設建屋を高清浄度化する際、クリ
ーンブースを増設する方法が採用されることが多く、図
5に示すようなクリーンブース1を新設する。すなわ
ち、生産装置2の上部を覆うように、吊りボルト3によ
ってシステム天井フレーム4が天井から吊るされてお
り、そのシステム天井フレーム4の外縁部に沿って取り
付けられたシートによって形成されるアイリット5によ
って側方を仕切ることによりブースを構成している。シ
ステム天井フレーム4は格子状のフレームにより形成さ
れており、それぞれの格子窓には天井上部の空気をフィ
ルタリングして清浄化した空気をクリーンブース1内に
吹き出すファンフィルタユニット6(FFU)および閉
止板7が設置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のシ
ステム天井フレーム4の上面には、ファンフィルタユニ
ット6や閉止板7が設置されているため、既設建屋の天
井部に照明器具8が設置されていても照明の光が遮ら
れ、生産装置2上部の適切な照度が確保できない。その
ため、システム天井フレーム4の下面に新たにクリーン
ブース用照明器具9を設置しなければならず、余計なコ
ストと工数がかかってしまうという問題があった。さら
に、蛍光灯などの照明器具から発生する電磁波や、静電
気によるシステム天井フレーム4等の帯電が生産装置2
に悪影響を及ぼすという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点に着目し
てなされたもので、既設建屋の内部にクリーンブースを
設置する場合において、既設の照明設備をクリーンブー
スの照明として利用可能であり、照明設備が発生する電
磁波や、帯電によるクリーンブース内への影響を回避で
きるクリーンブースの天井構造および閉止板を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る閉止板は、クリーンブースの上部に
配置される天井格子の格子窓に装着される閉止板を透光
性材料で形成したことを特徴とする。これにより、既設
建屋の天井部に設置された照明光が閉止板を透過するた
め、クリーンブース内に新たに余分な照明を設置しなく
ても、クリーンブース内に適切な照度を保つことができ
る。また、前記透光性材料は板面に導電層を形成し、接
地されている天井格子の格子窓に電気的接続をなして装
着可能とするとよい。このような構成とすることによ
り、閉止板により電磁波を遮蔽し、電磁波によるクリー
ンブース内への影響を回避することができる。また、閉
止板は接地された天井格子を介してアースされているの
で、帯電することがない。
【0007】また、本発明に係るクリーンブース用天井
構造は、天井部に照明手段を有する既設の建屋の内部に
設置されたクリーンブースの天井部に天井格子を形成
し、この天井格子の格子窓に装着される閉止板を前記照
明手段からの照明を透過可能な構成とした。このような
構成とすることにより、建屋が有する照明手段の照明光
を、クリーンブースの天井部から閉止板を通して採光す
ることができるため、クリーンブース内に余分な照明を
新設する必要がない。これによりコストと工数の低減を
図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る閉止板およ
びクリーンブース天井構造の具体的実施形態を、図面を
参照しつつ、詳細に説明する。ここでは、半導体製造装
置などの生産装置が設置された既設のクリーンルーム内
に、クリーンブースを設置することにより、局所的な高
清浄度エリアを設ける場合を例に説明する。
【0009】まず、図2にクリーンブース10の概略構
成を説明する。図2(1)および図2(2)に示される
ように、クリーンブース10は、生産装置12の上部を
覆うように、吊りボルト14によってクリーンルーム1
1の天井部に吊着されて支持されている天井格子16
と、その天井格子16の外縁部に沿ってシートを張り巡
らせて生産装置12を囲うアイリット18によって天蓋
状のブースを構成している。
【0010】天井格子16は、図3に示しているよう
に、クリーンルーム11の一次鋼材である梁20をなす
H型鋼に吊りボルト14を介してクリーンルーム11の
天井部に吊るされている。すなわち、図示されるよう
に、吊りボルト14の一端を、天井格子16を形成する
アルミ製のフレーム22上面に設けられたボルト穴に挿
入してねじ止めし、もう一端部を梁20の側面部に溶接
して固定することにより、クリーンルーム11の天井部
に吊下げられて支持されている。梁20は図示しない支
柱に接続されており、この支柱は接地されている。これ
ら梁20と支柱はいずれも導電性の鋼材で構成されてお
り、天井格子16、吊りボルト14、梁20および支柱
により電気的導通経路を形成している。
【0011】このように配置された天井格子16には、
図2(3)の平面図に示しているように、多数の矩形の
格子窓24が形成されており、これに詳細を後述するフ
ァンフィルタユニット26や、あるいは閉止板28を取
り付けることにより、クリーンブース10内外を遮蔽す
る天井面を形成している。格子窓24に取り付けられる
ファンフィルタユニット26や閉止板28は、図3およ
び図4に示されるように、逆T字型断面をなしているフ
レーム22によって形成される格子窓24の段差部分に
それらの周縁部を載置して固定されるようになってい
る。
【0012】ファンフィルタユニット26は、直接クリ
ーンブース10に対面するフィルタ30部分と、フィル
タ30の背面側に設けられるファンユニット32部分か
らなる。フィルタ30はフィルタ本体34とその外周に
設けられたアルミ材からなるフィルタ枠36から構成さ
れている。また、ファンユニット32はフィルタ背面側
にケーシング38を有し、その天板部分にパンチング部
40を設けて空気吸込口としている。そして、ケーシン
グ38の内部には前記パンチング部40に対面されるフ
ァン42とその駆動源となっているモータ44が内蔵さ
れ、クリーンルーム11の天井部と天井格子16との間
の空間からクリーンルーム11内の空気を吸い込んでフ
ィルタ30を通じて塵埃を除去した浄化空気をクリーン
ブース10内に吹き出すようにしている。そして、吹き
出した浄化空気をクリーンルーム11のグレーチング床
パネルからなる床面の下方に取り込み、外部へ排出して
いる。このようにして、クリーンルーム11内の清浄化
した空気をクリーンブース10内部に通流させ、局所的
な高清浄度エリアを形成している。
【0013】閉止板28は、ファンフィルタユニット2
6と同様に、天井格子16の格子窓24に設置され、天
井部の閉止面を形成している。閉止板28は図1の斜視
図に示しているように、アルミ材により形成されたアル
ミ枠46と、このアルミ枠46により形成される開口部
に装着された透光性材料であるアクリル樹脂からなる透
明板48により構成され、光を透過するようになってい
る。また、透明板48の板面には、導電層としてアルミ
材からなり、光の透過口を持ったメッシュ50がアルミ
枠46と電気的接触を有した状態で設置されており、電
磁波を遮蔽することが可能となっている。
【0014】このように構成された閉止板28は、アル
ミ枠46が天井格子16のフレーム22と電気的接触状
態を有して格子窓24の段差部分に配置される。これに
より、アルミ枠46と導通可能なメッシュ50は、天井
格子16、吊りボルト14、梁20および図示しない支
柱により形成される電気的導通経路を経てアースされ
る。このようにすることにより、メッシュ50に蓄積す
る電気を逃がすことができ、閉止板28の帯電を防止す
ることができる。
【0015】なお、透明板48に用いる透光性材料は、
アクリル樹脂に限定されず、ガラス等の他の透光性材料
を用いることができる。また、透明板48を非帯電性材
料で形成することにより、アルミ枠46がアース接続さ
れていない場合でも閉止板48の帯電を防止することが
可能である。
【0016】上記のようにクリーンブース10を設置す
るクリーンルーム11には、通常、天井部に照明器具5
2が設置されている。したがって、クリーンブース10
の天井格子16は、照明器具52の下方に位置すること
になる。ここで、天井格子16には、光を透過する材料
により形成された透明板48を備える閉止板28が採光
部を形成している。そのため照明器具52の照明光は、
閉止板28を通してクリーンブース10内に達する。こ
れにより、クリーンブース10の天井部は、閉止板28
が、クリーンブース10の天井部に閉止面を形成すると
いう従来の閉止板の機能を損なうことなく、天井部を構
成する一部として使用できるとともに、クリーンブース
10内の照度を確保することができる。したがって、ク
リーンブース10内に余分な新たに照明を設置する必要
がないため、コストと工数を低減することが可能であ
る。
【0017】また、閉止板28には、透明板48の板面
にメッシュ50が設けられており、このメッシュ50が
天井格子16に接触するように設置されている。そし
て、このメッシュ50により照明器具52から発生する
電磁波を遮蔽し、クリーンブース10内へ影響が及ばな
いようにしている。そのため、クリーンブース10内の
生産装置12が電磁波の影響を受けることがない。さら
に、メッシュ50は、天井格子16と電気的接触を有し
て設置されることにより、いずれも導電性材料からなる
吊りボルト14、梁20および図示しない支柱が形成す
る電気的導通経路を経てアースされている。これにより
閉止板28が帯電することを防止し、静電気による生産
装置12への影響を回避することができるようになって
いる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はクリーン
ブースの上部に配置される天井格子の格子窓に装着され
る閉止板を透光性材料で形成する構成としたため、既設
の建屋の天井部に設置された照明手段の照明光が閉止板
を透過し、これによりクリーンブース内の照度が確保さ
れるため、新たに余分な照明を設置する必要がない。ま
た、閉止板を帯電防止構造としたので電磁波が遮断さ
れ、照明手段から発生する電磁波や帯電によるクリーン
ブース内への悪影響を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る閉止板の斜視図であ
る。
【図2】 本発明の実施形態に係るクリーンブース用天
井構造を備えるクリーンブースの(1)側面図である、
(2)正面図、(3)上面図である。
【図3】 本発明の実施形態に係るクリーンブース用天
井構造の斜視図である。
【図4】 ファンフィルタユニットの断面図である。
【図5】 既設建屋に設置された従来のクリーンブース
の側面図である。
【符号の説明】
1………クリーンブース、2………生産装置、3………
吊りボルト、4………システム天井フレーム、5………
アイリット、6………ファンフィルタユニット、7……
…閉止板、8………照明器具、9………クリーンブース
用照明器具、10………クリーンブース、12………生
産装置、14………吊りボルト、16………天井格子、
18………アイリット、20………梁、22………フレ
ーム、24………格子窓、26………ファンフィルタユ
ニット、28………閉止板、30………フィルタ、32
………ファンユニット、34………フィルタ本体、36
………フィルタ枠、38………ケーシング、40………
パンチング部、42………ファン、44………モータ、
46………アルミ枠、48………透明板、50………メ
ッシュ、52………照明器具。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーンブースの天井部を形成する天井
    格子の格子窓に装着される閉止板を透光性材料で形成し
    たことを特徴とする閉止板。
  2. 【請求項2】 前記透光性材料は板面に導電層を形成
    し、接地されている天井格子の格子窓に電気的接続をな
    して装着可能となっていることを特徴とする請求項1に
    記載の閉止板。
  3. 【請求項3】 天井部に照明手段を有する既設の建屋の
    内部に設置されたクリーンブースの天井部に天井格子を
    形成し、この天井格子の格子窓に装着される閉止板を前
    記照明手段からの照明を透過可能としたことを特徴とす
    るクリーンブース用天井構造。
JP2002043180A 2002-02-20 2002-02-20 閉止板およびクリーンブース用天井構造 Pending JP2003240291A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292220A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Shimizu Corp クリーンルーム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006292220A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Shimizu Corp クリーンルーム

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