JP3354849B2 - クリーンルーム - Google Patents

クリーンルーム

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JP3354849B2 JP31171297A JP31171297A JP3354849B2 JP 3354849 B2 JP3354849 B2 JP 3354849B2 JP 31171297 A JP31171297 A JP 31171297A JP 31171297 A JP31171297 A JP 31171297A JP 3354849 B2 JP3354849 B2 JP 3354849B2
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雅人 藤田
徹 西脇
一夫 藤原
章 光井
誠二 上田
昇 浜
真一 河田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造工程等に
おいて無塵環境を得るために使用されるクリーンルーム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程においては高い清浄度を
必要とするため、通常クリーンルームが用いられてい
る。図2に示すように、近年の一般的なクリーンルーム
21は、天井室22と、処理室23と、床下室24の3
層構造とされ、中間層となる処理室23の天井面に高性
能フィルタ(HEPAフィルタやULPAフィルタ)2
5を設置し、処理室24の床面はグレーチング床26等
の通気構造の床面にて構成し、床下室24と天井室22
とをリターン通路27にて連通するとともにそのリター
ン通路27に空調機28を配設し、空調機28にて温度
及び湿度を調整され、高性能フィルタ25にて清浄にさ
れた空気を処理室23の天井から床面に向かって吹き出
してダウンフローを形成するように構成されている。
【0003】また、処理室23に配設された処理装置3
0の真空ポンプ、電源装置、ガスや薬液の供給装置など
の補助機器31は、処理室23の側部に設けたリターン
通路27に配設するようにするとクリーンルーム21の
設置スペースが大きくなるため、床下室24に配設され
ている。床下室24には、補助機器31の発する熱で加
熱された空気や発生した塵埃を含んだ空気を外部に排気
するための排気ダクト32が配設されている。又、床下
室24内に外気を供給する外気導入口33が設けられる
とともに外気を温度調整する外気空調機34が配設され
ている。35は、床下室24の下層に配設された原動機
室である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では処理室23を循環する空気の通路である床
下室24内に真空ポンプなどの発熱源となる補助機器3
1が配設されているので、空調機28の容量及び消費電
力が大きくなり、また上記補助機器31からの発生する
熱や塵埃を外部に排出するためにそれらをカバーで覆
い、床下室24内の温調された清浄な空気の一部をカバ
ー内を通して排気ダクト32を経て外部に排出するよう
に構成しているので、温調された清浄度の高い空気が外
部に放出されることになり、その分多量の外気を外気導
入空調機34を通して外気導入口33から取り入れる必
要があり、外気導入空調機34の容量及び消費電力が大
きくなり、そのためクリーンルーム21のランニングコ
スト及び初期設備コストが高くなるという問題があっ
た。
【0005】なお、特開平2−161240号公報(特
公平7−45945号公報)には、床下室を上下2層に
分割して下層室に補助機器を配設した構成が開示されて
いるが、補助機器によって処理室内のダウンフローに偏
気流が発生するのを防止することを目的とし、上層室と
下層室は多孔板にて分割されているため、下層室を通る
空気も循環し、上記と同様の問題がある。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、空調
機の消費電力を抑えてランニングコストを低減でき、ま
た空調機の初期投資コストも低減できるクリーンルーム
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のクリーンルーム
は、循環空気が供給される天井室と、処理装置が配設さ
れるとともに前記天井室から高性能フィルタを通して供
給された前記循環空気が通気構造の床面から排出される
処理室と、前記処理室の床面から排出された前記循環
気が流入する床下室と、前記床下室から前記天井室に
記循環空気を循環させるリターン通路と、前記床下室の
下部に前記床下室とは気密分離した状態で、処理装置の
発熱源となる補助機器が配設されるとともに外気が
入、排出して流通される機器室とを備えたことを特徴と
する。
【0008】本発明によれば、天井室と処理室と床下室
を循環する清浄度の高い空気の循環通路内に発熱源とな
る補助機器が配置されていないので、循環通路内に配設
される空調機の消費電力が少なくなり、また発塵源でも
ある補助機器を覆っているカバー内の排出空気として循
環空気の一部を用いることにより温調された清浄度の高
い空気が外部に放出されることもなく、その分空調して
取り入れる外気量が少なくなって消費電力が少なくな
り、空調機の消費電力を抑えてランニングコストを低減
でき、また空調機の容量も小さくできて初期投資コスト
も低減できる。なお、機器室を別に設けてもその内部は
外気を流通するだけでそれに必要な温調は十分に可能で
あり、ランニングコストの増加原因となることはない。
さらに、天井室、処理室、床下室、機器室が上下の階層
別に設置されることによりクリーンルームの省スペース
化を図ることができるとともに、機器室を別に設けなが
ら真空ポンプへの排気ラインを可及的に短くすることが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のクリーンルームの
一実施形態について、図1を参照して説明する。
【0010】1はクリーンルームで、天井室2と処理室
3と床下室4と機器室5の上下4層構造に構成されてお
り、床下室4とその下部の機器室5とは気密分離されて
いる。処理室3の天井面3aにはHEPAフィルタやU
LPAフィルタなどの高性能フィルタを有するファンフ
ィルタユニット6が設置され、処理室3の床面3bは通
気構造とするためグレーチング床7にて構成されてい
る。8は床下室4と天井室2とを連通するリターン通路
で、床下室4の一端のリターン通路8入口部には循環空
気の温度及び湿度を調整する空調機9が配設されてい
る。かくして、空調機9にて温度及び湿度を調整され、
高性能フィルタにて清浄にされた空気が処理室3の天井
面3aから床面3bに向かって吹き出して清浄な空気の
ダウンフローが形成され、この清浄な温調空気が循環使
用されることにより効率的に処理室3内が清浄に保持さ
れる。
【0011】処理室3にはドライエッチング装置やCV
D装置などの各種処理装置10とそれに用いるガス供給
及び無害ガスの排出を行うガスユニット11が配設され
ている。又、床下室4内に外気を取り入れる外気導入口
12が設けられるとともに、外気を温度調整する外気空
調機13が配設されている。
【0012】機器室5には、外部に排気するための排気
ダクト14、及び処理装置10の真空排気を行う真空ポ
ンプ15や、真空排気中の有害ガスを燃焼方式で無害化
する除害機16などの補助機器が配設されている。ま
た、機器室5にはその壁面に形成された外気入口17か
ら外気が流入するように構成されている。
【0013】また、処理装置10の真空排気管10aは
床下室4を貫通して機器室5内の真空ポンプ15に接続
されており、真空ポンプ15からその排気管15aを介
して除害機16に供給され、この除害機16で除害され
てその排気管16aを介して排気ダクト14に排出され
る。ガスユニット11から排出される無害ガスは同じく
床下室4を貫通する排出管11aを通して排気ダクト1
4に排出される。機器室5内に流入した外気は真空ポン
プ15や除害機16などの補助機器のカバー内を通って
それらの機器を冷却するとともに発生した塵埃を伴って
排気管14aを通り、排気ダクト14を経て外部に排出
される。
【0014】なお、原動機室は騒音防止のためにクリー
ンルーム1の建屋外に設けられている。
【0015】以上の構成によれば、天井室2と処理室3
と床下室4を循環する清浄度の高い空気の循環通路内に
真空ポンプ15や除害機16などの発熱源となる補助機
器が配置されていないので、循環通路内に配設されてい
る空調機9の消費電力を10%以上低減することがで
き、また発熱源及び発塵源である真空ポンプ15や除害
機16などを覆っているカバー内の冷却及び塵埃排出用
の空気として機器室5内に流入した外気を用いるので、
上記循環通路内の温調された清浄度の高い空気を用いる
必要がなく、その分循環通路内に空調して取り入れる外
気量が少なくなることによって消費電力を約25%低減
することができ、またファンフィルタユニット6のメン
テナンス間隔も少なくできる。かくして、空調機9及び
外気空調機13の消費電力を抑えてランニングコストを
大幅に低減することができ、また空調機9、13の容量
も小さくできて初期投資コストも低減できる。なお、機
器室5は外気を流通するだけでそれに必要な温調は十分
に可能であり、ランニングコストの増加原因となること
はない。
【0016】また、床下室4の下部に床下室4と気密分
離した状態で機器室5を配設しているので、天井室2、
処理室3、床下室4、機器室5が上下に階層別設置さ
れ、クリーンルーム1の省スペース化を図ることができ
る。また、機器室5を別に設けながら真空排気管10a
やガスユニット11の排出管11aを可及的に短くする
ことができる。
【0017】
【発明の効果】本発明のクリーンルームによれば、以上
の説明から明らかなように、天井室と処理室と床下室を
循環する清浄度の高い空気の循環通路内に発熱源となる
補助機器が配置されていないので、循環通路内に配設さ
れる空調機の消費電力が少なくなり、また発塵源でもあ
る補助機器を覆っているカバー内の排出空気として循環
空気の一部を用いることによって温調された清浄度の高
い空気を外部に放出する必要もなく、その分空調して取
り入れる外気量が少なくなって消費電力が少なくなり、
空調機の消費電力を抑えてランニングコストを低減で
き、また空調機の容量も小さくできて初期投資コストも
低減できる。
【0018】また、天井室、処理室、床下室、機器室の
上下の階層別設置によりクリーンルームの省スペース化
を図ることができるとともに、機器室を別に設けながら
真空ポンプの排気ラインを可及的に短くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のクリーンルームの構成を
示す縦断面図である。
【図2】従来例のクリーンルームの構成を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1 クリーンルーム 2 天井室 3 処理室 4 床下室 5 機器室 6 ファンフィルタユニット 7 グレーチング床 8 リターン通路 9 空調機 10 処理装置 15 真空ポンプ(補助機器) 16 除害機(補助機器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 一夫 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工 業株式会社内 (72)発明者 光井 章 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工 業株式会社内 (72)発明者 上田 誠二 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工 業株式会社内 (72)発明者 浜 昇 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工 業株式会社内 (72)発明者 河田 真一 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−161240(JP,A) 特開 平9−243125(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/04 - 7/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環空気が供給される天井室と、処理装
    置が配設されるとともに前記天井室から高性能フィルタ
    を通して供給された前記循環空気が通気構造の床面から
    排出される処理室と、前記処理室の床面から排出された
    前記循環空気が流入する床下室と、前記床下室から前記
    天井室に前記循環空気を循環させるリターン通路と、
    記床下室の下部に前記床下室とは気密分離した状態で、
    処理装置の発熱源となる補助機器が配設されるとともに
    外気が流入、排出して流通される機器室とを備えたこと
    を特徴とするクリーンルーム。
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JP2002048370A (ja) * 2000-07-31 2002-02-15 Shin Etsu Handotai Co Ltd 引上げ室
JP2008266058A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Shin Etsu Handotai Co Ltd 引上げ室
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