JP2006290050A - 車両の衝突物判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の加減速状況に影響されることなく、フロントバンパ変形部材の変形状況を正確に検出し、衝突物を精度良く判定する。
【解決手段】車両速度演算部21aは車両の前後加速度を積分処理することにより車両速度を演算し、第1の変形速度演算部21bはバンパの第1の加速度センサ10からの加速度を積分処理することにより第1の変形速度を演算し、第2の変形速度演算部21dはバンパの第2の加速度センサ11からの加速度を積分処理することにより第2の変形速度を演算する。第1の変形速度補正部21cは第1の変形速度を車両速度で減算補正して判定部22に出力し、第2の変形速度補正部21eは第2の変形速度を車両速度で減算補正して判定部22に出力し、判定部22では、これら補正された変形速度を基に衝突物の判定を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、特に歩行者等の障害物の衝突を判定する車両の衝突物判定装置に関する。
近年、車両においては、車内空間をはじめ様々な安全対策が施されるようになっており、最近においては、歩行者に対する衝突があった場合に、この衝突対象となる歩行者をも有効に保護する装備が提案され始めている。このような、歩行者の安全を図る装備においては、まず、衝突した物体が、歩行者であることを正確に判定することが要求される。
例えば、特開2002−127867号公報では、フロントバンパのバンパフェイスの内面に複数の加速度センサを車幅方向に設け、これら加速度センサからの信号を制御部で処理することにより、障害物を判定する技術が開示されている。具体的には、変形速度の最大値に対する変形量の最大値の比率が、歩行者のような特定の障害物に比べて、これより軽量な障害物では小さい特性を利用して、次のように制御部で判定処理している。すなわち、加速度が一定閾値を超えると時限タイマを生成し、さらに、変形速度が一定閾値を超え、最大値を超えた後、閾値以下になる時点から上述のタイマ時間になるまでのゲートを生成する。この間に、変位量が一定幅以内にある状態での信号を生成し、この信号と上述のゲートとのAND条件から信号を生成して、この信号を基に歩行者の衝突を判定するようになっている。
特開2002−127867号公報
ところで、車両が減速走行している時の衝突においては、上述の特許文献1に開示されるような、バンパに取り付けられた加速度センサでは、バンパが変形する変形加速度に加えて減速走行によって車両に生じる減速度をも検出してしまう。このため、減速走行をしている時と定速走行している時の衝突とでは、衝突物が同じであってもバンパ部の加速度センサの出力値が異なり、正確に衝突物判定を行えなくなるという問題がある。また、減速走行に限らず、衝突時に加速走行しているときにも定速走行時の出力値と異なってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、車両の加減速状況に影響されることなく、フロントバンパ変形部材の変形状況を正確に検出し、衝突物を精度良く判定することが可能な車両の衝突物判定装置を提供することを目的としている。
本発明は、車両が衝突した際の衝撃によって変形する変形部材の加速度を基に判定量を設定する判定量設定手段と、上記判定量から車体加速度の影響を除去し補正する判定量補正手段と、上記判定量補正手段で補正した判定量を基に上記変形部材に衝突した物体を判定する判定手段とを備えたことを特徴としている。
本発明による車両の衝突物判定装置は、車両の加減速状況に影響されることなく、フロントバンパ変形部材の変形状況を正確に検出し、衝突物を精度良く判定することが可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図9は本発明の実施の第1形態を示し、図1は車両のフロントバンパ部分の構造図、図2は加速度センサの取り付け位置を示す平面図、図3は図2のIII−III断面図、図4は衝突物判定装置の機能ブロック図、図5はメイン判定処理ルーチンのフローチャート、図6はメイン判定処理の一例を説明するタイムチャート、図7はセーフティング判定処理ルーチン(1)のフローチャート、図8はセーフティング判定処理ルーチン(2)のフローチャート、図9は変形速度の補正処理効果を示す説明図である。
図1において、符号1は車両を示し、この車両1のフロントフード2の前端下方には、フロントバンパ3が装備されている。このフロントバンパ3は、外装をなす樹脂製のバンパフェース4と、内部が中空に形成されて車幅方向に延設されたアルミ合金製のバンパビーム5とを備えている。このバンパビーム5は、図示しない車体フレームに固定して取り付けられており、歩行者との衝突の際には弾性により形状が戻る方向に反発するように形状、強度が設計されている。
また、バンパビーム5の前部には、バンパフェース4との間に衝撃吸収部材6が介装されており、この衝撃吸収部材6の下方には、下部補強部材7が車幅方向に延設されている。
図2に示すように、バンパビーム5後面の車幅方向の位置R1(例えば車両中心位置から右側200mmの位置)、及び、位置L1(例えば車両中心位置から左側200mmの位置)の位置には、第1の加速度センサ10、及び、第2の加速度センサ11が設けられている。また、これら第1,第2の加速度センサ10,11は、縦方向では、図3の位置Dに示される位置、すなわち、バンパビーム5の後部外面に設けられている。
尚、本実施の形態では、第1,第2の加速度センサ10,11の2つの加速度センサの場合で説明しているが、複数の加速度センサを有していればよく、この場合、例えば3つの加速度センサを用いる場合では、車幅方向では図2の位置Ce(車両中心位置)、位置R2(例えば車両中心位置から右側400mmの位置)、及び、位置L2(例えば車両中心位置から左側400mmの位置)の位置に設けるようにしても良い。また、例えば4つの加速度センサを用いる場合では、車幅方向の位置R1、位置R2、位置L1、及び、位置L2の位置に設けるようにしても良い。すなわち、車両中心を基準に左右対象位置に加速度センサを設けるようにしても良い。更に、後述するセーフティング判定処理部22cを設けない場合には、図2における位置Ce(車両中心位置)の位置に加速度センサを一つだけ設けるようにしても良い。
また、本実施の形態では、第1,第2の加速度センサ10,11は、図3の位置D、すなわち、バンパビーム5の後部外面に設けるようにしているが、フロントバンパ3のバンパフェース4の前部と対向する部位以外の部位、すなわち、バンパビーム5における前部の内面及び外面を除く位置に設けるようにしても良い。例えば、図3の位置A(上部外面)、位置B(上部内面)、位置C(後部内面)、位置E(下部内面)、位置F(下部外面)の何れかの部位に設ける。
そして、図4に示すように、第1,第2の加速度センサ10,11は、それぞれ衝突物判定部20と接続され、バンパビーム5の加速度の信号を衝突物判定部20に入力する。
また、車両には、車両の前後加速度を検出する前後加速度検出手段としての前後加速度センサ12が、図示しない車両のセンタコンソール内に設けられており、衝突物判定部20と接続されている。
尚、この前後加速度センサ12は、衝突による変形の影響を受けることなく、車両の加速度の検出が行えれば良く、例えば、トランクルーム内に設けたり、車体に対して何らかの緩衝部材を介して設けても良い。また、従来より車両に設けられている車速センサ等の信号を微分して入力するようにし、前後加速度センサ12の代わりとするものであっても良い。
衝突物判定部20は、図4に示すように、判定量設定手段及び判定量補正手段としての機能を有する変形速度設定部21と判定手段としての機能を有する判定部22とから主要に構成されている。
変形速度設定部21は、車両速度演算部21a、第1の変形速度演算部21b、第1の変形速度補正部21c、第2の変形速度演算部21d、第2の変形速度補正部21eから主要に構成されている。
車両速度演算部21aは、前後加速度センサ12から車両の前後加速度Gxが入力され、この前後加速度Gxを積分処理することにより車両速度Vxを演算する。そして、演算された車両速度Vxは第1の変形速度補正部21c及び第2の変形速度補正部21eに出力される。
尚、本実施の第1形態では、車両速度Vxは、前後加速度センサ12から入力された前後加速度Gxを積分処理することにより演算するようになっているが、例えば、周知の車輪速センサを用いて求めるようにしても良い。
第1の変形速度演算部21bは、第1の加速度センサ10から加速度Gs1が入力され、この加速度Gs1を積分処理することにより第1の変形速度Vs1を演算する。そして、演算された第1の変形速度Vs1は、第1の変形速度補正部21cに出力される。
第1の変形速度補正部21cは、車両速度演算部21aから車両速度Vxが、第1の変形速度演算部21bから第1の変形速度Vs1が入力される。そして、第1の変形速度Vs1から車両速度Vxを減算し、第1の変形速度Vs1を車両速度Vxでオフセットすることにより補正して、判定部22に出力する。
第2の変形速度演算部21dは、第2の加速度センサ11から加速度Gs2が入力され、この加速度Gs2を積分処理することにより第2の変形速度Vs2を演算する。そして、演算された第2の変形速度Vs2は、第2の変形速度補正部21eに出力される。
第2の変形速度補正部21eは、車両速度演算部21aから車両速度Vxが、第2の変形速度演算部21dから第2の変形速度Vs2が入力される。そして、第2の変形速度Vs2から車両速度Vxを減算し、第2の変形速度Vs2を車両速度Vxでオフセットすることにより補正して、判定部22に出力する。
このように、本実施の第1形態は、判定量は変形速度であって、変形速度設定部21においては、第1の変形速度演算部21b、第2の変形速度演算部21dが判定量設定手段として設けられ、車両速度演算部21a、第1の変形速度補正部21c、第2の変形速度補正部21eが判定量補正手段として設けられている。
一方、判定部22は、メイン判定選択部22a、メイン判定処理部22b、セーフティング判定処理部22c、判定出力部22dから主要に構成されている。
メイン判定選択部22aは、変形速度設定部21から第1の変形速度Vs1、及び、第2の変形速度Vs2が入力され、これらの信号を比較して、大きい方の速度が出力されている方の変形速度をメイン判定処理部22bで処理する信号として選択し(例えば、予め実験、計算等で求めておいた速度閾値Vc1(図6(a)に例示)に先に到達した方の変形速度を選択し)、メイン判定処理部22bに出力し、また、小さい方の速度が出力されている方の変形速度をセーフティング判定処理部22cで処理する信号として選択し、セーフティング判定処理部22cに出力する。これは、特にオフセット衝突や斜め衝突の場合、衝突側に設けたセンサからの信号が大きくなって、変形速度も大きくなるためである。
尚、本実施の第1形態では変形速度を比較して、メイン判定処理部22bで使用する信号かセーフティング判定処理部22cで使用する信号か選択するようになっているが、第1、第2の加速度センサ10、11からの加速度の大きさを比較して、大きい方の加速度をメイン判定処理部22bで処理する信号として選択するようにしても良い。この場合、第1、第2の加速度センサ10、11の値をそのまま比較しても良く、或いは、前後加速度センサ12で検出した加速度の値を減じて補正した値を比較しても良い。
また、3つ以上の加速度センサを有する場合では、最も加速度の大きいセンサ、或いは、速度の大きいセンサから得られる変形速度の値をメイン判定処理部22bで用いる値として選択する。そして、このメイン判定処理部22bで用いるセンサに隣接するセンサからの変形速度の値をセーフティング判定処理部22cで用いる値として選択する。
メイン判定処理部22bは、メイン判定選択部22aで選択された方の変形速度の信号を読み込み、後述するメイン判定処理ルーチンに従って、衝突した物体が歩行者(ON判定)か否か判定するものである。そして、このメイン判定処理部22bによる判定の信号は、判定出力部22dに出力される。
すなわち、図5のフローチャートに示すように、まず、ステップ(以下、「S」と略称)101でメイン判定選択部22aで選択された方の変形速度の信号(大きい値の方の変形速度V)を読み込む。
次いで、S102に進み、変形速度Vと予め実験、計算等で設定した第一の速度閾値V1とを比較して、変形速度Vが第一の速度閾値V1より低い場合には、そのままルーチンを抜ける(図6(a)の時刻ta1〜ta2に相当:尚、図6は変形する方向への速度を正として示す図である)。
S102の判定の結果、変形速度Vが第一の速度閾値V1以上となった場合にS103に進み、変形速度Vと予め実験、計算等で設定した第二の速度閾値V2とを比較する。
S103の判定の結果、変形速度Vが第二の速度閾値V2より高くなった場合には、S104に進み、新たに、変形速度Vを読み込んで、S105に進む。
そして、S105では、変形速度Vと第一の速度閾値V1とを比較して、変形速度Vが第一の速度閾値V1以下でないならばS104に戻り、変形速度Vが第一の速度閾値V1以下であればルーチンを抜ける。すなわち、歩行者との衝突の場合は、変形方向の変位量に対する反発方向の変位量が大きくなる。しかしながら、重量物との衝突では、図6(b)に示すように、変形速度が第二の速度閾値V2を超えて変形するため(時刻tb2)、このような場合は、歩行者と判定しないようになっている。
一方、上述のS103で、変形速度Vが第二の速度閾値V2以下ならば、S106に進み、変形速度Vが予め実験、計算等で設定した変形速度の基準値V3(例えば、0km/h)以下か否か判定する。
S106の判定の結果、変形速度Vが基準値V3より高いのであれば、S107に進み、新たに、変形速度Vを読み込み、S103に戻る(図6(a)の時刻ta2〜ta3に相当)。
S106の判定の結果、変形速度Vが基準値V3以下であれば、S108に進んで、変形速度Vを積分し、変形量D1を演算する。
次いで、S109に進み、新たに、変形速度Vを読み込み、S110に進んで、現時点での変形速度の基準値V3への変形の戻り量、すなわち、変形戻り量D2を積分により演算し、S111に進む。
そして、S111では、変形量D1に対する変形戻り量D2の比率(|D2|/D1)と、予め実験、計算等で設定した第一の比率閾値Th1とを比較する。
S111の比較の結果、変形量D1に対する変形戻り量D2の比率(|D2|/D1)が第一の比率閾値Th1より小さい場合には、S112に進み、変形速度Vが基準値V3より高くなったか否か判定し、変形速度Vが基準値V3より高くなった場合には、変形戻り量D2の演算を終了すべくルーチンを抜ける。逆に、変形速度Vが基準値V3より低い場合には、S109へと戻る。
そして、S111の比較の結果、変形量D1に対する変形戻り量D2の比率(|D2|/D1)が第一の比率閾値Th1以上となった場合には、S113に進んで、ON判定(衝突対象物は歩行者と判定)してルーチンを抜ける。
すなわち、歩行者との衝突の場合は、図6に示すように、変形量D1に対する変形戻り量D2の比率(|D2|/D1)が大きくなる。これに対し重量物との衝突では、変形速度Vが第二の速度閾値V2を超えたり、変形戻り量D2が出現しなかったり(基準値V3を下回らない)、基準値V3を下回る場合でも変形量D1が大きく変形戻り量D2との比率をとってもその値は非常に小さくなる。従って、この差異を見分けることにより、歩行者との衝突を確実に判定するようになっている。
そして、本実施の第1形態においては、メイン判定処理部22bは、歩行者との衝突を判定する判定値において、変形速度Vや変形量D1、変形戻り量D2の絶対値を直接用いることなく、変形量D1に対する変形戻り量D2の比率(|D2|/D1)を用いて判定を行うので、衝突速度の変化による影響を受けることがなく、どのような衝突速度であっても、正確に、レスポンス良く歩行者との衝突を判定できる。
また、演算も、単純に変形量D1に対する変形戻り量D2の比率(|D2|/D1)を求め、これを第一の比率閾値Th1と比較することで行えるので、演算量、及び、演算要素を少なくすることができる。このため、設定する閾値も低減することができ、様々なフロントバンパ等の仕様変更があったとしても素早く対応することができる。
上述のように、メイン判定処理部22bは、変形量演算手段、変形戻り量演算手段、衝突物判定手段としての機能を有している。
セーフティング判定処理部22cは、メイン判定選択部22aで選択された方の変形速度の信号を読み込み、本実施の第1形態においては、後述するセーフティング判定処理ルーチン(1)に従って、メイン判定処理部22bでの判定結果の出力の可否を判定するものである。すなわち、判定結果の出力を許可する場合にはON判定となる。そして、このセーフティング判定処理部22cの判定信号は、判定出力部22dに出力される。
判定出力部22dには、メイン判定処理部22b、及び、セーフティング判定処理部22cからの信号が入力される。そして、メイン判定処理部22b、及び、セーフティング判定処理部22cからの信号が共にON判定の場合、歩行者との衝突と判定して、信号を出力する。
次に、セーフティング判定処理部22cで実行されるセーフティング判定処理ルーチン(1)を、図7のフローチャートで説明する。
まず、S201で、メイン判定選択部22aで選択された方の変形速度Vを読み込む。
次いで、S202に進み、変形速度Vと予め実験、計算等で設定した第三の速度閾値Vs4とを比較して、変形速度Vが第三の速度閾値Vs4より低い場合には、そのままルーチンを抜ける。逆に、変形速度Vが第三の速度閾値Vs4以上の場合には、S203に進み、メイン判定処理部22bでの判定結果の出力を許可すべく、ON判定としてルーチンを抜ける。このように、セーフティング判定処理部22cによる確認処理を有することにより、判定の精度を向上するのである。
尚、複数の加速度センサを有する場合には、メイン判定処理を行うセンサに隣接するセンサによる全ての変形速度Vが、予め実験、計算等で設定した第四の速度閾値以上となった場合にON判定とするようにしても良い。もちろん、隣接する加速度センサの一つが予め実験、計算等で設定した第三の速度閾値Vs4以上となった場合にONするようにしても良い。この相違は、これらの速度閾値の設定の仕方で決定されることとなる。
また、上述のセーフティング判定処理ルーチン(1)の判定処理は、次のセーフティング判定処理ルーチン(2)により実行することもできる。尚、このセーフティング判定処理ルーチン(2)は、前述のメイン判定処理ルーチンをその各閾値を変えて実行するものである。
すなわち、図8は、セーフティング判定処理ルーチン(2)のフローチャートを示し、まず、S301でメイン判定選択部22aで選択された方の変形速度の信号(小さい値の方の変形速度V)を読み込む。
次いで、S302に進み、変形速度Vと予め実験、計算等で設定した、前述の第一の速度閾値V1よりも低い第五の速度閾値Vs1とを比較して、変形速度Vが第五の速度閾値Vs1より低い場合には、そのままルーチンを抜ける。
S302の判定の結果、変形速度Vが第五の速度閾値Vs1以上となった場合にS303に進み、変形速度Vと予め実験、計算等で設定した、前述の第二の速度閾値V2よりも低い第六の速度閾値Vs2とを比較する。
S303の判定の結果、変形速度Vが第六の速度閾値Vs2より高くなった場合には、S304に進み、新たに、変形速度Vを読み込んで、S305に進む。
そして、S305では、変形速度Vと第五の速度閾値Vs1とを比較して、変形速度Vが第五の速度閾値Vs1以下でないならばS304に戻り、変形速度Vが第五の速度閾値Vs1以下であればルーチンを抜ける。
一方、上述のS303で、変形速度Vが第六の速度閾値Vs2以下ならば、S306に進み、変形速度Vが予め実験、計算等で設定した変形速度の基準値Vs3(例えば、0km/h、前述の基準値V3と同じ値)以下か否か判定する。
S306の判定の結果、変形速度Vが基準値Vs3より高いのであれば、S307に進み、新たに、変形速度Vを読み込み、S303に戻る。
S306の判定の結果、変形速度Vが基準値Vs3以下であれば、S308に進んで、変形速度Vを積分し、変形量D1を演算する。
次いで、S309に進み、新たに、変形速度Vを読み込み、S310に進んで、現時点での変形速度の基準値Vs3への変形の戻り量、すなわち、変形戻り量D2を積分により演算し、S311に進む。
そして、S311では、変形量D1に対する変形戻り量D2の比率(|D2|/D1)と、予め実験、計算等で設定した、前述の第一の比率閾値Th1より低い第二の比率閾値Ths1とを比較する。
S311の比較の結果、変形量D1に対する変形戻り量D2の比率(|D2|/D1)が第二の比率閾値Ths1より小さい場合には、S312に進み、変形速度Vが基準値Vs3より高くなったか否か判定し、変形速度Vが基準値Vs3より高くなった場合には、変形戻り量D2の演算を終了すべくルーチンを抜ける。逆に、変形速度Vが基準値Vs3より低い場合には、S309へと戻る。
そして、S311の比較の結果、変形量D1に対する変形戻り量D2の比率(|D2|/D1)が第二の比率閾値Ths1以上となった場合には、S313に進んで、メイン判定処理部22bでの判定結果の出力を許可すべく、ON判定としてルーチンを抜ける。
尚、複数の加速度センサを有する場合には、前述のセーフティング判定処理ルーチン(1)で説明したのと同様、メイン判定処理を行うセンサに隣接するセンサによる全ての変形量D1に対する変形戻り量D2の比率(|D2|/D1)が、予め実験、計算等で設定した、前述の第一の比率閾値Th1より低い第三の比率閾値以上となった場合にON判定とするようにしても良い。もちろん、隣接する加速度センサの一つが予め実験、計算等で設定した第二の比率閾値Ths1以上となった場合にONするようにしても良い。この相違は、これらの比率閾値の設定の仕方で決定されることとなる。
また、上述のセーフティング判定処理ルーチン(1)或いは(2)の判定処理は、第1、第2の加速度センサ10、11からの加速度(車両の加速度を減じて補正した値)、或いは、変形速度(車両の加速度を減じて補正した値)を積分処理して得られる変形量が、予め設定しておいた閾値を超えた際にON判定するようにしても良い。
また、セーフティング判定処理部22cは、メイン判定処理部22bにおけるメイン判定処理を、一定時間で制限し、この時間を超える場合は、衝突物の判定をしないようにしても良い。例えば、変形速度Vが(V1/2)を超えた後、一定の時限判定ゲートを生成し、このゲート以内に処理が終了しない場合は、衝突物の判定(ON判定)をしないようにするのである。
このように、本実施の第1形態によれば、セーフティング判定処理部22c及び判定出力部22dを有することにより、より判定の精度を向上することができる。尚、演算量の削減を重視し、また、メイン判定処理部22bのみで十分な精度が得られる場合には、セーフティング判定処理部22c及び判定出力部22dは、省略することももちろん可能である。
また、本実施の第1形態によれば、判定量として用いる変形速度から車両速度を減算してオフセットし補正しているので、変形速度のみを精度良く検出し、衝突物の判定を精度良く行うことができる。すなわち、図9(a)及び図9(b)に示すように、車両が減速走行している時の衝突においては、バンパに取り付けられた加速度センサは、バンパが変形する変形加速度に加えて減速走行によって車両に生じる減速度をも検出してしまう。このため、減速走行をしている時と定速走行している時の衝突とでは、衝突物が同じであってもバンパ部の加速度センサの出力値が異なり、正確に衝突物判定を行えなくなるという問題がある。例えば、車両の減速度の影響が小さい場合であれば、図9(a)に示すように、バンパ部の変形速度のみを捉えて比較的精度の良い判定が可能となるが、車両の減速度の影響が大きい場合であれば、図9(b)に示すように、車両の減速速度とバンパ部の変形速度とが混在し、衝突による真の変形速度が捉えられなくなってしまう。従って、本実施の第1形態では、図9(c)に示すように、判定量として用いる変形速度から車両速度を減算してオフセットし補正することで、変形部材の真の変形速度を検出できるようにして、衝突物の判定を精度良くできるようにしているのである。
次に、図10は本発明の実施の第2形態による、衝突物判定装置の機能ブロック図を示す。尚、この実施の第2形態は、衝突物判定部の変形速度設定部における変形速度の補正の仕方が異なるものであり、他の構成、作用は前記第1形態と同様であるので、同じ部分には同じ符号を記し、説明は省略する。
すなわち、図10において、符号30は、実施の第2形態による衝突物判定部を示し、判定量設定手段及び判定量補正手段としての機能を有する変形速度設定部31と判定手段としての機能を有する判定部22とから主要に構成されている。
変形速度設定部31は、第1の加速度補正部31a、第1の変形速度演算部31b、第2の加速度補正部31c、第2の変形速度演算部31dから主要に構成されている。
第1の加速度補正部31aは、前後加速度センサ12から車両の前後加速度Gxが、第1の加速度センサ10から加速度Gs1が入力される。そして、加速度Gs1から車両の前後加速度Gxを減じることで加速度の値の段階で変形速度の補正を実行するようになっている。
第1の変形速度演算部31bは、第1の加速度補正部31aから補正された加速度が入力され、この加速度を積分処理することにより第1の変形速度Vs1を演算し、判定部22に出力する。
第2の加速度補正部31cは、前後加速度センサ12から車両の前後加速度Gxが、第2の加速度センサ11から加速度Gs2が入力される。そして、加速度Gs2から車両の前後加速度Gxを減じることで加速度の値の段階で変形速度の補正を実行するようになっている。
第2の変形速度演算部31dは、第2の加速度補正部31cから補正された加速度が入力され、この加速度を積分処理することにより第2の変形速度Vs2を演算し、判定部22に出力する。
このように、本実施の第2形態による変形速度設定部31は、第1の加速度補正部31a、第2の加速度補正部31cが判定量補正手段として設けられ、第1の変形速度演算部31b、第2の変形速度演算部31dが判定量設定手段として設けられており、本構成により前記第1形態と同様の作用効果を得られるようになっている。また、本実施の第2形態では、加速度の値の段階で補正を行うので積分演算部を、前記第1形態に比べ、削減することができる(車両の前後加速度Gxの積分処理を省略できる)。
次に、図11は本発明の実施の第3形態による、衝突物判定装置の機能ブロック図を示す。尚、この実施の第3形態は、衝突物判定部の変形速度設定部における変形速度の補正の仕方が異なるものであり、他の構成、作用は前記第1形態と同様であるので、同じ部分には同じ符号を記し、説明は省略する。
すなわち、図11において、符号40は、実施の第3形態による衝突物判定部を示し、判定量設定手段及び判定量補正手段としての機能を有する変形速度設定部41と判定手段としての機能を有する判定部22とから主要に構成されている。尚、本実施の第3形態では、前記第1、第2形態のような車両の前後加速度を検出する前後加速度センサ12は設けられていない。
変形速度設定部41は、第1の変形速度演算部41a、第1の低周波成分抽出フィルタ41b、第1の変形速度補正部41c、第2の変形速度演算部41d、第2の低周波成分抽出フィルタ41e、第2の変形速度補正部41fから主要に構成されている。
第1の変形速度演算部41aは、第1の加速度センサ10から加速度Gs1が入力され、この加速度Gs1を積分処理することにより第1の変形速度Vs1を演算する。そして、演算された第1の変形速度Vs1は、第1の低周波成分抽出フィルタ41b、第1の変形速度補正部41cに出力される。
第1の低周波成分抽出フィルタ41bでは、第1の変形速度演算部41aからの第1の変形速度Vs1から予め設定した低周波成分を車体の加減速速度成分として抽出し、この抽出した低周波成分を第1の変形速度補正部41cに出力する。
第1の変形速度補正部41cは、第1の変形速度演算部41aから第1の変形速度Vs1が入力され、第1の低周波成分抽出フィルタ41bから車体の加減速速度成分として抽出した低周波成分が入力される。そして、第1の変形速度Vs1から低周波成分を減算し、第1の変形速度Vs1を低周波成分でオフセットすることにより補正して、判定部22に出力する。
第2の変形速度演算部41dは、第2の加速度センサ11から加速度Gs2が入力され、この加速度Gs2を積分処理することにより第2の変形速度Vs2を演算する。そして、演算された第2の変形速度Vs2は、第2の低周波成分抽出フィルタ41e、第2の変形速度補正部41fに出力される。
第2の低周波成分抽出フィルタ41eでは、第2の変形速度演算部41dからの第2の変形速度Vs2から予め設定した低周波成分を車体の加減速速度成分として抽出し、この抽出した低周波成分を第2の変形速度補正部41fに出力する。
第2の変形速度補正部41fは、第2の変形速度演算部41dから第2の変形速度Vs2が入力され、第2の低周波成分抽出フィルタ41eから車体の加減速速度成分として抽出した低周波成分が入力される。そして、第2の変形速度Vs2から低周波成分を減算し、第2の変形速度Vs2を低周波成分でオフセットすることにより補正して、判定部22に出力する。
ここで、本実施の第3形態によれば、第1の変形速度演算部41a、第2の変形速度演算部41dが判定量設定手段として設けられており、第1の低周波成分抽出フィルタ41b、第1の変形速度補正部41c、第2の低周波成分抽出フィルタ41e、第2の変形速度補正部41fが判定量補正手段として設けられている。
すなわち、車両の加減速度成分は、衝突による加減速度成分に比べて低周波帯域の成分であるため、周知のローパス・フィルタ(Low-Pass Filter)を用いれば容易に抽出できる。従って、本実施の第3形態によれば、前後加速度センサ12を用いることなく車両の加減速速度を求めるようにして、前記第1形態で説明した効果に加え、システムのコストダウンが図れるようになっている。
次に、図12は本発明の実施の第4形態による、衝突物判定装置の機能ブロック図を示す。尚、この実施の第4形態は、衝突物判定部の変形速度設定部における変形速度の補正の仕方が異なるものであり、他の構成、作用は前記第1形態と同様であるので、同じ部分には同じ符号を記し、説明は省略する。
すなわち、図12において、符号50は、実施の第4形態による衝突物判定部を示し、判定量設定手段及び判定量補正手段としての機能を有する変形速度設定部51と判定手段としての機能を有する判定部22とから主要に構成されている。尚、本実施の第4形態では、前記第1、第2形態のような車両の前後加速度を検出する前後加速度センサ12は設けられていない。
変形速度設定部51は、第1の変形速度演算部51a、第1の高周波成分抽出フィルタ51b、第2の変形速度演算部51c、第2の高周波成分抽出フィルタ51dから主要に構成されている。
第1の変形速度演算部51aは、第1の加速度センサ10から加速度Gs1が入力され、この加速度Gs1を積分処理することにより第1の変形速度Vs1を演算する。そして、演算された第1の変形速度Vs1は、第1の高周波成分抽出フィルタ51bに出力される。
第1の高周波成分抽出フィルタ51bでは、第1の変形速度演算部51aからの第1の変形速度Vs1から予め設定した高周波成分を車両の加減速速度を含まないバンパ変形時の変形速度成分として抽出し、この抽出した高周波成分を判定部22に出力する。
第2の変形速度演算部51cは、第2の加速度センサ11から加速度Gs2が入力され、この加速度Gs2を積分処理することにより第2の変形速度Vs2を演算する。そして、演算された第2の変形速度Vs2は、第2の高周波成分抽出フィルタ51dに出力される。
第2の高周波成分抽出フィルタ51dでは、第2の変形速度演算部51cからの第2の変形速度Vs2から予め設定した高周波成分を車両の加減速速度を含まないバンパ変形時の変形速度成分として抽出し、この抽出した高周波成分を判定部22に出力する。
ここで、本実施の第4形態においては、第1の変形速度演算部51a、第2の変形速度演算部51cが判定量設定手段として設けられており、第1の高周波成分抽出フィルタ51b、第2の高周波成分抽出フィルタ51dが判定量補正手段として設けられている。
すなわち、この実施の第4形態も、前記第3形態で説明したように、車両の加減速度成分は、衝突による加減速度成分に比べて低周波帯域の成分であることに着目してなされたものであり、前記第3形態とは逆に、変形速度成分を、周知のハイパス・フィルタ(High-Pass Filter)、或いは、ノイズ除去を考慮して高周波成分側に設定したバンドパス・フィルタ(Band-Pass Filter)により、抽出するものである。従って、本実施の第4形態によれば、前後加速度センサ12を用いることなく車両の加減速速度を求めるようにして、前記第1形態で説明した効果に加え、システムのコストダウンが図れるようになっており、また、前記第3形態で示すような複雑な回路構成も必要とせず、いっそうのコストダウンが図れるようになっている。また、システムが簡略であるため汎用性も広く、小型軽量で、設計性にも優れている。
本発明の実施の第1形態による、車両のフロントバンパ部分の構造図 同上、加速度センサの取り付け位置を示す平面図 同上、図2のIII−III断面図 同上、衝突物判定装置の機能ブロック図 同上、メイン判定処理ルーチンのフローチャート 同上、メイン判定処理の一例を説明するタイムチャート 同上、セーフティング判定処理ルーチン(1)のフローチャート 同上、セーフティング判定処理ルーチン(2)のフローチャート 同上、変形速度の補正処理効果を示す説明図 本発明の実施の第2形態による、衝突物判定装置の機能ブロック図 本発明の実施の第3形態による、衝突物判定装置の機能ブロック図 本発明の実施の第4形態による、衝突物判定装置の機能ブロック図
符号の説明
1 車両
3 フロントバンパ
4 バンパフェース
5 バンパビーム
10 第1の加速度センサ
11 第2の加速度センサ
12 前後加速度センサ(前後加速度検出手段)
20 衝突物判定部
21 変形速度設定部
21a 車両速度演算部(判定量補正手段)
21b 第1の変形速度演算部(判定量設定手段)
21c 第1の変形速度補正部(判定量補正手段)
21d 第2の変形速度演算部(判定量設定手段)
21e 第2の変形速度補正部(判定量補正手段)
22 判定部(判定手段)
22a メイン判定選択部
22b メイン判定処理部(変形量演算手段、変形戻り量演算手段、衝突物判定手段)
22c セーフティング判定処理部
22d 判定出力部

Claims (5)

  1. 車両が衝突した際の衝撃によって変形する変形部材の加速度を基に判定量を設定する判定量設定手段と、
    上記判定量から車体加速度の影響を除去し補正する判定量補正手段と、
    上記判定量補正手段で補正した判定量を基に上記変形部材に衝突した物体を判定する判定手段と、
    を備えたことを特徴とする車両の衝突物判定装置。
  2. 上記判定量は、上記変形部材の変形速度であって、
    上記判定手段は、上記判定量補正手段で補正した変形速度を基に、上記変形部材の衝突部位の予め設定した変形速度の基準値からの初期変形の変形量を演算する変形量演算手段と、
    上記判定量補正手段で補正した変形速度を基に、上記初期変形後の変形の戻り量を変形戻り量として演算する変形戻り量演算手段と、
    上記変形量と上記変形戻り量とに応じて上記衝突部位に衝突した物体の判定を行う衝突物判定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の車両の衝突物判定装置。
  3. 上記判定量補正手段は、上記変形部材とは異なる部位に設けた車両の前後加速度検出手段からの車体加速度を基に上記補正を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の衝突物判定装置。
  4. 上記判定量補正手段は、上記判定量の予め設定する低周波成分のみ抽出し、該抽出した低周波成分を上記判定量から減算した値を補正後の判定値とすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の衝突物判定装置。
  5. 上記判定量補正手段は、上記判定量から予め設定する高周波成分のみ抽出し、該抽出した高周波成分を補正後の判定値とすることを特徴とする請求項1又は2記載の車両の衝突物判定装置。
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