JP2006288939A - 差動送りミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、画面上における各縫製区間の表示位置を変更することで、各縫製区間毎の設定状態の確認動作を容易に行うことができる差動送りミシンを提供することをその目的とする。
【解決手段】操作パネル上に表示切替手段としての位置切替表示ボタン36を設け、表示画面17a上で円周に沿って表示される複数の縫製区間F1〜F8のうち、選択された縫製区間を円周の頂上部に切り替えて表示することができるようにした。これにより、袖山となる縫製区間が表示画面17a上で円周の頂上部となるように表示することができ、表示画面17aを確認しながら実際の縫製を行う差動送りミシン1のオペレータが表示画面17aで認識する縫製のイメージと実際の縫製イメージとの比較認識を容易とすることができ、袖山位置の誤認識による縫製ミスを防ぐとともに、作業の効率化を図ることができるようになった。
【選択図】図11

Description

本発明は、差動送りミシンに関し、特に、袖付けの場合等にいせ込み(縮緬込み)を施しながら縫製を行う差動送りミシンに関する。
従来より、袖付け等を行う際にいせ込み(縮緬込み)を施しながら縫製を行う差動送りミシンが知られている。ここで、「いせ込みを施す」とは、例えば、洋服の袖の肩口等、立体形状の部分を縫い付ける際に、2枚重ねで縫う生地のうち外側となる生地(上布、袖側の生地)の送り量を、内側となる生地(下布、身頃側の生地)の送り量より多くすることで、外側の生地に余裕を持たせることである。このいせ込みによって、洋服の袖の肩口等に所定の立体形状が施される。
また、いせ込みは、一連の縫製部の全体で均一に施すとは限らず、例えば、紳士用スーツの袖つけの場合には、袖山部分となるほどいせ込み量を多くし、逆に袖下部分となるほどいせ込み量を少なくして縫製を行うと共に、仕上がり具合の要求から、一般に袖山部分はいせ込み量を「0」とし、いせ込みを施さずに縫製が行われる。なお、「いせ込み量」とは、一針(一縫い目、1ピッチ)あたりの上布と下布の送り量の差を示すものである。
このような袖つけを行う差動送りミシンとしては、袖の肩口周り1周を、例えば、袖山部分、袖下部分を含む複数の縫製区間に区分し、各縫製区間毎に種々の縫製条件(送り量(送りピッチ、縫いピッチ)、いせ込み量、縫製区間長さ等)を設定し、一つの縫製パターンデータとして記憶し登録するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
かかる差動送りミシンは、上述した各縫製区間毎の縫製条件を画面上に図形表示する表示手段を備えている。そして、差動送りミシンのオペレータは、表示手段の画面上に表示される各縫製区間毎の縫製条件等を確認しながら実際の縫製を行うものである。
ところで、袖付けの縫製においては、袖山部分を含む縫製区間と縫製のスタート位置とが必ずしも一致するとは限らず、多くは袖下部分などから縫い始められる。また、上記特許文献1に示される差動送りミシンにおいて、袖山部分は、縫製対象である衣類の種類やサイズ等によってその肩口周りにおける位置がそれぞれ異なる一方で、上述した表示手段の画面上においては、縫製のスタート位置が真下となるように固定されていたため、画面に表示される袖山部分を含む縫製区間の位置が、縫製条件により異なっていた。
特開2004−141224号公報
しかしながら、表示手段の画面上に表示される袖山部分の位置がその都度異なると、当該画面を確認しながら縫製を行うオペレータが、実際の縫製位置とは異なる位置を袖山として誤って認識することなどにより縫製ミスが生じる恐れがあるという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、各縫製区間毎の設定状態の確認動作を容易に行うことができる差動送りミシンを提供することをその目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、順番が決められた複数の縫製区間毎に設定された、いせ込み量に関するいせ込み量データ及びその縫製区間の縫製長さに関する縫製長さデータを含む縫製パターンデータを記憶する記憶手段と、いせ込み縫いの動作を行う縫製手段と、前記縫製手段に、前記記憶手段に記憶された縫製パターンデータに基づいて、各縫製区間毎に設定されたいせ込み量で、前記各縫製区間毎に設定された縫製長さの縫製を順番に実行させる縫製区間切替制御手段と、前記縫製パターンデータの各縫製区間を、縫製を行う順番で円周に沿って配置表示すると共に、周方向について各縫製区間を各縫製長さに比例した範囲で表示手段に表示させる表示制御手段と、前記複数の縫製区間から一つの縫製区間を選択する選択手段と、を備え、前記表示手段による前記縫製パターンの円周表示について、前記選択手段により選択された縫製区間が前記円周の頂上部となるように回転移動させた表示状態に切り替える表示切替手段を備えることを特徴とする差動送りミシンである。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の差動送りミシンにおいて、前記表示切替手段は、前記各縫製区間における前記縫製長さデータに基づく演算処理を行うことで、前記選択手段によって選択された縫製区間の前記頂上部までの回転移動量を算出し、これに基づいて正回転と逆回転の回転移動量が少ない回転方向で表示切替を行うことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の差動送りミシンにおいて、前記縫製パターンデータは、各縫製区間の円周表示角度データを含み、前記表示切替手段は、前記環状の図の中心に対する前記各縫製区間毎の円周角度データに基づき演算処理を行うことで、前記選択手段によって選択された縫製区間の前記頂上部までの回転移動量を算出し、これに基づいて正回転と逆回転の回転移動量が少ない回転方向で表示切替を行うことを特徴とする。
請求項1乃至請求項3に記載の発明によれば、表示切替手段を備える差動送りミシンは、複数の縫製区間の中から選択手段を介してオペレータにより選択された所望の一つの縫製区間が、表示手段による縫製パターンの円周表示において頂上部となるように回転した状態に切り替えて表示される。これにより、簡易な操作で所望の縫製区間が表示手段の表示画面上における頂上部に配置されるように回転した状態に切り替えて表示することができる。したがって、袖山部分が表示画面上において円周の頂上部となるように切り替えて表示することができる。
また、差動送りミシンのオペレータは、実際に行われる縫製動作において施すべき縫製パターンを、表示手段の画面上に表示される縫製パターンを確認することで視覚的に容易に認識することができる。これにより、袖山の位置が表示手段の画面上において円周の頂上部に表示されないことで生じるオペレータの誤認識を防止することができ、実際の縫製動作における縫製ミスを未然に防止することができる。また、縫製パターンの認識が容易となり、作業効率を向上させることができる。
さらに、請求項2及び請求項3に記載の発明によれば、選択された縫製区間が表示されている位置から切替えて表示する位置までの回転移動量が少ない回転方向を選択するため、仮に縫製区間の回転移動表示を行う場合には、表示切替を迅速に行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態においては、いせ込みを施しながら袖付け縫製を行う差動送りミシンについて説明することとする。また、本実施形態たる差動送りミシン1は、選択された縫製パターンにおける縫製ステップ(縫製区間)に設定されているいせ込み量に基づくいせ込み縫いを行い、各縫製区間に設定されている縫製区間長さ分の縫製を終えたことに伴い、自動的に次の縫製区間に切り替えられる自動切替(フルオート)モードと、選択された縫製パターンにおける縫製区間に設定されているいせ込み量に基づくいせ込み縫いを行うものの、縫製区間間の切り替えは所定のスイッチ等の操作により行う手動切替(セミオート)モードとを備えており、被縫製物の特性や作業者の好みなどに応じて、自動切替モードと手動切替モードとを使い分けることが可能となっている。
図1は、本発明の実施の形態に係る差動送りミシン1のミシン頭部の斜視図であり、図2は、図1のII部分の拡大斜視図である。また、図3は、本発明に係る差動送りミシンの概略図であり、図4は、図1に示した差動送りミシン1の電気的構成を説明するためのブロック図である。
まず、本実施形態に係る差動送りミシン1の機械的構成について説明する。
差動送りミシン1は、ミシンベッド2、ミシン立胴部3、ミシンアーム4、上送り装置5、下送り装置6、ミシン針7等を備えて構成されている。
ミシン立胴部3は、ミシンベッド2上に立設された角筒体であり、その後方側壁(ミシンアーム4の延在方向と反対側の側壁)の上部には、ミシン針7を駆動するためのミシンモータ14が取り付けられている。また、ミシン立胴部3の紙面手前側の側壁には、操作パネル17(後述する)が設けられている。
ミシンアーム4は、ミシン立胴部3の上端に連接されミシンベッド2と対向するように略水平方向に延在する筐体であり、その内部には、ミシンモータ14の回転駆動力をミシン針7に伝達するための(図示されていない)主軸や、この主軸の回転運動をミシン針7の鉛直方向の往復運動に変換するための(図示されていない)針上下動機構等が配置されている。
上送り装置5は、ミシンアーム4の先端に設けられて、縫製作業中に上側の布を所定の送り量で送る機能を果たすものである。上送り装置5は、図2に示すように、上布を矢印Aの方向に所定の送り量で送るための上送りベルト5aを備えている。上送りベルト5aは、上送りモータ11(図1及び図4参照)によって駆動される。
即ち、上送りモータ11の駆動により所定速度で上送りベルト5aが搬送され、上送りベルト5aを支持するアームの下端部はミシン針7に同期して上下動を行い、一針ごとにベルト搬送速度に応じた送り量で間欠的に布送りを行うようになっている。
下送り装置6は、ミシンベッド2の上方に設けられて、縫製作業中に下側の布を所定の送り量で送る機能を果たすものである。下送り装置6は、図2に示すように、下布を矢印Aの方向に所定の送り量で送るための下送りベルト6aを備えている。下送り装置6の上方には、縫製作業の際に布地を載置するための針板6bが設けられており、下送り装置6の内部には、ボビン、糸切り機構、下送りベルト6aを駆動するための下送りモータ12(図4参照)等が設けられている。
上記各機構部を備えることで、差動送りミシン1は、後述する記憶手段としてのEEPROM10dに記憶された縫製パターンデータに基づき、複数の縫製区間からなるいせ込み縫いの動作を行うことが可能となっている。すなわち、上記上送り装置5、下送り装置6、ミシン針7、針上下動機構、主軸、ミシンモータ14は、本発明における縫製手段を構成する。
次に、本実施形態に係る差動送りミシン1の電気的構成について説明する。
差動送りミシン1は、図4に示すように、制御部10、上送りモータ11とその駆動回路11a、下送りモータ12とその駆動回路12a、糸張力ソレノイド13とその駆動回路13a、ミシンモータ14とその駆動回路14a、ミシン起動ペダル15とその入力回路15a、切替スイッチ16とその入力回路16a、操作パネル17、等を備えている。
制御部10は、MPU10a、ROM10b、RAM10c及びEEPROM10dを備えている。
ROM10bには、差動送りミシン1の各種制御プログラム、制御データ等が格納されている。RAM10cには、種々のワークメモリやカウンタなどが設けられており、縫製動作中のワークエリアとして使用され、いせ込み量設定処理、いせ込み縫製処理に関する各種データもRAM10cに記録されるようになっている。
EEPROM10dには、縫製データが複数記録されている。すなわち、EEPROM10dは、本発明における記憶手段である。縫製データは、1つの袖付け縫いを行うために必要な、縫製区間(ステップ)毎に設定される各種縫製条件(いせ込み量、縫製長さ、糸張力等)が設定されている。なお、縫製データはパターンNo.で管理されており、EEPROM10dには、パターンNo.1〜99まで記録することができるようになっている。
そして、縫製データの各縫製区間は縫製を行う順番が決められており、各縫製区間の順番に従ってそれぞれの縫製区間に設定されたいせ込み量となるように切り替えられながら縫製が行われる。
また、各縫製区間に設定された縫製長さは、自動切り替えモードでの縫製時に参照され、各縫製区間で設定された縫製長さの縫製が行われると、順次次の縫製区間に切り替えが行われるようになっている。
上送りモータ11は、MPU10aの制御の下で駆動回路11aを介して回転駆動され、この上送りモータ11の回転駆動により、上布を送る上送りベルト5a(図2参照)が駆動される。
また、下送りモータ12は、MPU10aの制御の下で駆動回路12aを介して回転駆動され、この下送りモータ12の回転駆動により、下布を送る下送りローラ6a(図2参照)が駆動される。そして、駆動された上送りベルト5a及び下送りローラ6aにより、上布及び下布が各々所定の送り量(ピッチ)で送られ、縫製が行なわれる。
即ち、MPU10aの制御により、下送りモータ12は、縫製データに設定された送りピッチに対応する速度で回転駆動され、上送りモータ11は、下送りモータ12の送りピッチからいせ込み量を減じたピッチに対応する速度で回転駆動が行われる。
糸張力ソレノイド13は、糸を挟みこんで糸に張力を付与する(図示していない)糸挟持部の駆動源として用いられ、MPU10aの制御の下で駆動回路13aを介して駆動される。この糸張力ソレノイド13が駆動されることにより、糸挟持部に挟持された糸に所定の大きさの張力が加えられるようになっている。
ミシンモータ14は、ミシン起動ペダル15の操作に基づいて駆動されることで、ミシンアーム4内に配置された(図示されていない)主軸を回転させる。主軸は、回転運動を往復運動に変換する変換機構を介して(図示されていない)針棒と連結されており、この針棒の先端にはミシン針7が取り付けられている。そして、ミシンモータ14により主軸が回転されると、針棒及びミシン針7が往復移動して被縫製物(上布及び下布)を縫製することができるようになっている。
ミシン起動ペダル15は、作業者が差動送りミシン1を制御するために用いられるものである。ミシン起動ペダル15は、ペダルの動きを電気信号に変換する入力回路15aにより、回転、停止等の指令をMPU10aに出力し、ミシンモータ14を回転駆動させる。
切替スイッチ16は、前述した手動切り替えモードで縫製を行う際に、作業者が縫製区間の切替えを行うためのスイッチである。
操作パネル17は、表示画面17aと、この表示画面17aの表面に設けられた接触位置を検知するシート状のパネルスイッチ17bと、を備えている。表示画面17aは、MPU10aから出力される種々の縫製情報(例えば、縫製区間毎に設定されるいせ込み量、縫製区間を図形で示す区間図形、縫製形状、縫製位置等)や各種設定スイッチを表示するものである。パネルスイッチ17bは、電磁誘導式、磁気歪式、感圧式等の座標読み取り原理でタッチ操作された座標を検出し、検出した座標を位置信号としてMPU10aに出力するものである。すなわち、表示画面17aに表示された各種設定スイッチの位置情報と、タッチ操作により検出された座標の位置情報とを対応させることにより、入力指示が取得されるようになっている。
ここで、本実施形態に係る差動送りミシン1の制御部10による位置切替表示処理について、図5から図9を用いて説明する。なお、「位置切替表示処理」とは、操作パネル17の表示画面17aに表示される各縫製区間の表示上の配置を、パネルスイッチ17bからの設定入力に従って切替えて表示する処理を意味する。また、制御部10が位置切替表示処理等の各種処理を行うためのプログラムは、読み取り可能なプログラムコードの形式でROM10bに格納されており、MPU10aは、このプログラムコードに従った動作を逐次実行するようになっている。
MPU10aは、ROM10bに記憶された所定のプログラムに従って、自動切り替えモード選択時の縫製において、縫製手段を構成する各機構部に、各縫製区間毎に設定されたいせ込み量で、各縫製区間毎に設定された縫製長さの縫製を順番に実行させる制御を行う。すなわち、MPU10aは、本発明における縫製区間切替制御手段としての制御を行う。
また、MPU10aは、ROM10bに記憶された所定のプログラムに従って、任意の縫製パターンデータの各縫製区間を、縫製の順番で円周に沿って配置表示すると共に、周方向について各縫製区間を各縫製長さに比例した範囲で表示手段に表示させる制御を行う。すなわち、MPU10aは、本発明における表示制御手段としての制御を行う。
また、操作パネル17は、選択ボタンを介して複数の縫製区間から選択された一つの縫製区間を選択する機能を備えている。すなわち、操作パネル17は、本発明における選択手段として機能する。
そして、本実施形態におけるMPU10aは、ROM10bに記憶された所定のプログラムに従って、表示手段による縫製パターンの円周表示において、上述した選択手段としての操作パネル17により選択された任意の縫製区間が円周の頂上部となるように回転移動させた表示状態に切り替える制御を行う。つまり、MPU10aは、本発明における表示切替手段として機能する。
また、MPU10aは、前述した選択縫製区間を頂上部に回転移動させる表示制御を行う際に、縫製データの各縫製区間(ステップ)ごとに設定された縫製長さを参照し、正回転(例えば反時計回り)と逆回転(例えば時計回り)の回転移動量をそれぞれ算出し、回転移動量が少ない方の回転方向で表示切り替えを行う制御を行う。
また、MPU10aは、ROM10bに記憶された所定のプログラムに従って、上述した縫製手段を構成する各機構部の動作を制御するとともに、現在縫製中の縫製区間や縫製し終わった縫製区間を表示画面17aの表示図形中において一定の特定色で表示する制御を行う。これにより、差動送りミシンの作業者は、表示画面17aを確認しながら縫製を行うことで、視覚により、現在縫製中の縫製区間を容易に認識することができる。
図5から図9は縫製区間の位置切替表示処理中に表示画面17aに表示される各種画面の表示例であり、これらに基づいて、MPU10aが所定の処理プログラムにより実行する縫製区間の位置切替表示を行うための各種の処理について説明する。
図5は、各種縫製条件を設定するための「編集画面」である。本実施形態における編集画面には、縫製データに設定された8つの縫製区間に対応して、略円形の袖形状を模した8つの区間図形F1〜F8が表示されている。かかる編集画面では、当初、区間図形F1〜F8からなる全縫製区間を示す円形の表示図形が表示され、当該表示図形の最下位置に最初に縫製が行われる縫製区間(第1縫製区間)のスタート位置(区間の左端部)が位置するように表示が行われる。このスタート位置から反時計回りに第1縫製区間、第2縫製区間・・・第8縫製区間の順に配置され、表示されている。区間図形F1〜F8の周方向における長さは、縫製データに設定された各縫製区間の縫製長さに応じた比率で表示されている。
また、図5に示した編集画面の下部には、各縫製区間におけるいせ込み量を設定するための複数のいせ込み量設定ボタン21が表示されている。このいせ込み量設定ボタン21を操作することによって、「−4」〜「35」のいせ込み量の設定が可能となっている。なお、図5には、いせ込み量設定ボタン21に「0」〜「12」のいせ込み量を割り当てた状態を示している。
ここで、「いせ込み量」とは、下送り量に対する上送り量の差分を意味しており、上送り量と下送り量の差が0.1mmの時にいせ込み量を「1」と設定している。従って、1針で下布を2mm縫い進み、上布を2.2mm縫い進むように設定した場合、上送り量と下送り量の差は0.2mmであるから、いせ込み量は「2」となる。
作業者は、いせ込み量設定ボタン21の何れかを選択してタッチ操作することで、選択したいせ込み量設定ボタン21に割り当てられたいせ込み量を所望の縫製区間のいせ込み量として設定することができる。なお、設定されたいせ込み量は、図5に示すように各区間図形F1〜F8内に表示される。また、縫製中の第1縫製区間に対応する区間図形F1は、他の区間図形F2〜F8と識別できるように表示色が反転した状態で表示されている。
また、図5に示した表示画面の右上部には、詳細ボタン22が表示されている。この詳細ボタン22が作業者によりタッチ操作されることで、図5に示した編集画面が、図6に示す詳細設定画面に切り替わる。
図6は、図5に示した詳細ボタン22のタッチ操作により切り替えられた「詳細設定画面」である。かかる詳細設定画面には、F1〜F8の中から一つの縫製区間を選択するための縫製区間選択ボタン31、32が表示されている。
通常、ミシンの作業者は、縫製区間選択ボタン31、32を操作して、袖山となる縫製区間の選択を入力する。
作業者は、縫製区間選択ボタン31,32を選択的にタッチ操作することで、所望の縫製区間を選択することができる。本実施形態においては、袖山部分であっていせ込み量が「0」に設定された第4縫製区間F4を選択する。なお、選択された第4縫製区間F4は、選択されていない他の縫製区間と識別できるように、濃いグレーで表示されるようになっている。
そして、図6に示した詳細設定画面には、位置切替表示ボタン36が表示されている。作業者が位置切替表示ボタン36をタッチ操作することにより、図6に示した詳細設定画面が、図7に示す切替確認画面に切り替わる。
図7に示す切替確認画面の画面上には、決定ボタン37が表示されている。また、この切替確認画面においては、図6で選択された第4縫製区間F4が、他の縫製区間と識別できるように濃いグレーで表示される。そして、作業者によって決定ボタン37が押下されると、選択された第4縫製区間F4、つまり、本実施形態における袖山部分が頂上部に表示切り替えされた後の詳細設定画面が表示される(図8参照)。
そして、縫製区間切替後の詳細設定画面の右上には閉じるボタン39が表示されており、作業者によってこの閉じるボタン39が押下されると、図9に示すように、選択縫製区間が頂上部に配置された切替後の編集画面が表示されるようになっている。
なお、上記選択縫製区間が表示画面17aにおいて頂上部となるように配置され、切替表示された画面は、制御部10のEEPROM10dに記憶され、格納される。従って、ここで書き換えられたデータ、即ち、選択された縫製区間を表示画面17a上における頂上部に表示させるためのデータは、上記EEPROM10dに一括書き込みされることにより、更新された制御データとして記憶される。また、当該選択縫製区間切替表示設定後に差動送りミシン1の電源を投入すると、当該設定時のデータに基づいて各縫製区間が表示画面17aに配置され、表示される。
また、再度、所望の縫製区間を選択して位置切替表示を行った際には、当該新たに選択された縫製区間が頂上部となるように配置を切替えて表示する制御データがEEPROM10d内に上書きされ、記憶されるようになっている。
次に、差動送りミシン1の縫製区間の位置切替表示処理について、図10に示すフローチャートに基づき詳しく説明する。
まず、差動送りミシン1の主電源がONにされたことに基づき、差動送りミシン1の制御部10は初期化動作を行うとともに、ROM10bに記憶されている初期状態における縫製データ(例えば、縫製データのパターンNo.「01」の縫製データ)を取得し、取得したその縫製データに基づく所定の編集画面(図5参照)を操作パネル16に表示する(ステップS1)。
なお、本実施形態においては、上記初期状態における編集画面中で、スタート位置すなわち縫製開始位置が、略円形に模した表示図形における最下点位置に設定されると共に、当該最下点位置から反時計回りに第1縫製区間F1、第2縫製区間F2、・・・第8縫製区間F8の順に配置されている。
次に、制御部10は、その編集画面における詳細設定ボタン22が押下されたか否かの判断を行う(ステップS2)。詳細設定ボタン22が押下されていない場合は、他のボタンが押下されたか判断し(ステップS21)、押下されていれば押下されたボタンの処理を実行する(ステップS22)。そして、詳細設定ボタン22が押下された場合(ステップS2;Yes)、図6に示す詳細設定画面を表示画面17aに表示する(ステップS3)。
次いで、作業員によるパネルスイッチ17b上での縫製区間選択ボタン31,32の操作に基づき、袖山とすべき任意の縫製区間が選択され、る(ステップS4)。本実施形態では、いせ込み量「0」即ち、いせ込みを施さない袖山部分を頂上部に表示するために、第4縫製区間F4を選択するものとする。なお、選択された第4縫製区間F4は、他の縫製区間と区別するために表示画面17a上の表示色が反転した状態で表示される。
続いて、図6に示す詳細設定画面において一つの縫製区間が選択された後、制御部10は、表示切替ボタン36が押下されたか否かの判断を行う(ステップS5)。表示切替ボタン36が押下されていない場合は、他のボタンが押下されたか判断し(ステップS51)、押下されていれば押下されたボタンの処理を実施する(ステップS53)。次に、閉じるボタン39が押下されたか判断し(ステップS52)、押下された場合はステップS10に、押下されていない場合はステップS3に移行する。そして、表示切替ボタン36が押下されると(ステップS5;Yes)、図7に示す表示切替確認画面を表示画面17aに表示する(ステップS6)。この表示切替確認画面において、制御部10は、決定ボタン37が押下されるか否かの判断を行う(ステップS7)。決定ボタン37が押下されていない場合は閉じるボタン39が押下されたか判断し(ステップS71)、押下された場合はステップS3に移行する。そして、決定ボタン37が押下されると(ステップS7;Yes)、後述する「選択縫製区間の頂上部切替表示処理」が実行され(ステップS8)、選択された縫製区間(本実施形態では第4縫製区間F4が選択されたものとする)が頂上部に配置された詳細設定画面が表示される(図8参照。)。本実施形態においては、作業者によって選択された第4縫製区間F4が頂上部に表示されることに伴い、スタート位置即ち第1縫製区間F1を含む各縫製区間F1〜F8が、全体的に反時計周り方向に回転されて表示されることとなる。
そして、選択縫製区間(袖山部分)が頂上部に配置された詳細設定画面において、閉じるボタン39が押下されると(ステップS9;Yes)、図9に示すように、選択された縫製区間が頂上部に配置された切替後の編集画面が表示され(ステップS10)、位置切替表示処理が終了する。
次に、図10においてステップS8で示した、差動送りミシン1の縫製区間の位置切替表示処理における「選択縫製区間の頂上部切替表示処理」について、図11に示すフローチャートに基づき詳しく説明する。
なお、本実施形態においては、各縫製区間の縫製長さが、例えば、第1縫製区間F1(50.0mm)、第2縫製区間F2(100.0mm)、第3縫製区間F3(80.0mm)、第4縫製区間F4(20.0mm)、第5縫製区間F5(50.0mm)、第6縫製区間F6(100.0mm)、第7縫製区間F7(100.0mm)、第8縫製区間F8(60.0mm)と設定されているものとする。
図11に示すように、本実施形態における選択縫製区間の頂上部切替表示処理においては、まず、制御部10で、MPU10aにより、各縫製区間F1〜F8のうち全ての縫製区間の縫製長さの合計、即ち、袖付け縫いにおける袖の肩口の全長(L1とする。)が算出される(ステップS81)。本実施形態では、第1縫製区間F1〜第8縫製区間F8の縫製長さの合計L1が、(50.0mm)+(100.0mm)+・・・+(60.0mm)=560.0mmとなる。
次に、ステップS81で算出した各縫製区間の合計長さ(L1)を2で除した値(L2とする)がRAM10cに記憶される(ステップS82)。すなわち、560.0mm÷2=280.0mmという値がL2としてRAM10cに記憶される。
次に、表示画面17aにおいて略円形に模して表示されると共に、その円周に沿って各縫製区間が配置された表示図形のうち、上述した初期状態においてスタート位置とされた最下点位置を原点とし、ここから袖山指定された縫製区間(本実施形態では第4縫製区間F4)の直前の縫製区間(第3縫製区間F3)までの合計長さ(L3とする。)が算出される(ステップS83)。つまり、第1縫製区間F1〜第3縫製区間F3までの縫製長さの合計は、(50.0mm)+(100.0mm)+(80.0mm)=230.0mmとなる。
また、このステップS83で算出された値(L3=230.0mm)に、袖山指定された縫製区間、つまり本実施形態では第4縫製区間F4の長さを2で除した値を加算した値(L5とする。)を算出する(ステップS84)。つまり、(230.0mm)+(20.0mm÷2)=240.0mmがL5となる。
次に、制御部10は、ステップS82で算出した値(L2)と、ステップS84で算出した値(L5)との大小の比較判断を行う(ステップS85)。本実施形態では、L2=280.0mm、L5=240.0mmであるから、L2>L5となる。
そして、L2>L5の場合(ステップS85;No)、L2−L5で算出された長さ分、即ち、本実施形態においては(280.0mm)−(240.0mm)=40.0mm分だけ反時計回り方向に回転させる表示を行うように表示画面17aに対して制御が行われる(ステップS86)。その結果、図8に示す袖山位置切替表示後の詳細設定画面が表示され、選択縫製区間の頂上部切替表示処理が終了する。
また、各縫製区間の縫製長さが上記具体例と異なる数値に設定されていたり、或いは、袖山指定する縫製区間が、例えば、図6における第6縫製区間F6の場合などである場合のように、L2<L5となった場合(ステップS85;Yes)には、L5−L2で算出される長さ分、時計回り方向に回転させた図を表示画面17aに表示する制御が行われる(ステップS87)。その結果、図8に示す袖山位置切替表示後の詳細設定画面が表示され、選択縫製区間の頂上部切替表示処理は終了する。
つまり、上述した「選択縫製区間の頂上部切替表示処理」は、袖山指定する縫製区間が、表示画面17aにおける円形の頂上部を基準として右側に位置する場合は全縫製区間F1〜F8を反時計周り方向に回転させて表示するための制御(処理)であり、また、袖山指定する縫製区間が、上記頂上部を基準として左側に位置する場合は全縫製区間F1〜F8を時計回り方向に回転させて表示するための制御(処理)を行うものである。
以上のように、本実施形態たる差動送りミシン1によれば、複数の縫製区間F1〜F8の中からオペレータにより選択手段を介して選択され、袖山指定された所望の一つの縫製区間、例えば、第4縫製区間F4を、表示画面17a上に略円形に模して配置される各縫製区間による円周表示において頂上部となるように回転した状態に切り替えて表示することができる。これにより、簡易な操作で所望の縫製区間(例えば、第4ステップF4)を表示画面17a上における頂上部に配置されるように回転した状態に切り替えて表示することができる。
また、差動送りミシン1のオペレータは、実際に行われる縫製動作において施すべき縫製パターンを、表示画面17a上に表示される縫製パターンを確認することで視覚的に容易に認識することができる。これにより、袖山の位置が表示画面17a上において円周の頂上部に表示されないことで生じるオペレータの誤認識を防止することができ、実際の縫製動作における縫製ミスを未然に防止することができる。また、縫製パターンの認識を容易とすることで、作業効率を向上させることができる。
なお、「選択縫製区間の頂上部切替表示処理」は、各縫製区間の縫製長さを基準とした演算により算出することとしたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、縫製データ中に、表示画面17a上に表示される各縫製区間の円の中心に対する中心角度が縫製区間ごとに記憶されている場合には、各中心角度の値を基準として演算処理を行い、選択した縫製区間を頂上部に表示するようにしてもよい。すなわち、「選択縫製区間の頂上部切替表示処理」は、表示画面17a上に表される環状の表示図形の中心に対する各縫製区間毎の円周角度データに基づき演算処理を行うことで、選択手段によって選択された縫製区間を前記円周の頂上部に移動表示する制御を行うことも可能である。これにより、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは言うまでもない。
本発明に係る差動送りミシンの斜視図である。 図1におけるII部分の拡大図であり、差動送りミシンの上送り機構部周囲の拡大図である。 本発明に係る差動送りミシンの概略図である。 本発明に係る差動送りミシンの要部構成を示すブロック図である。 本発明に係る差動送りミシンにおける縫製画面の一例を示す説明図である。 本発明に係る差動送りミシンにおける編集画面の一例を示す説明図である。 本発明に係る差動送りミシンによる表示切替処理中に表示画面に表示される表示切替確認画面を示す説明図である。 本発明に係る差動送りミシンによる表示切替処理中に表示画面に表示される選択縫製区間位置切替後の表示画面を示す説明図である。 本発明に係る差動送りミシンによる表示切替処理完了後の縫製画面を示す説明図である。 本発明の実施形態1における表示切替処理を示すフローチャートである。 図10における選択縫製区間の頂上部切替表示処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 差動送りミシン
2 ミシンベッド
3 ミシン立胴部
4 ミシンアーム
5 上送り機構
5a 上送りベルト
6 下送り装置
7 ミシン針
10a MPU(縫製区間切替制御手段、表示制御手段、選択手段、表示切替え手段)
10b ROM
10c RAM
10d EEPROM(記憶手段)
11 上送りモータ
11a 駆動回路
12 下送りモータ
12a 駆動機構
13 糸張力ソレノイド
13a 駆動回路
14 ミシンモータ
15 ミシン起動ペダル
15a 入力回路
16 切替スイッチ
16a 入力回路
17 操作パネル
17a 表示画面(表示手段)
17b パネルスイッチ(入力手段)
21 いせ込み量設定ボタン
22 詳細設定ボタン
31、32 縫製区間選択ボタン
36 位置切替表示ボタン
39 閉じるボタン
F1〜F8 縫製区間(ステップ)

Claims (3)

  1. 順番が決められた複数の縫製区間毎に設定された、いせ込み量に関するいせ込み量データ及びその縫製区間の縫製長さに関する縫製長さデータを含む縫製パターンデータを記憶する記憶手段と、
    いせ込み縫いの動作を行う縫製手段と、
    前記縫製手段に、前記記憶手段に記憶された縫製パターンデータに基づいて、各縫製区間毎に設定されたいせ込み量で、前記各縫製区間毎に設定された縫製長さの縫製を順番に実行させる縫製区間切替制御手段と、
    前記縫製パターンデータの各縫製区間を、縫製を行う順番で円周に沿って配置表示すると共に、周方向について各縫製区間を各縫製長さに比例した範囲で表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記複数の縫製区間から一つの縫製区間を選択する選択手段と、
    を備え、
    前記表示手段による前記縫製パターンの円周表示について、前記選択手段により選択された縫製区間が前記円周の頂上部となるように回転移動させた表示状態に切り替える表示切替手段を備えることを特徴とする差動送りミシン。
  2. 前記表示切替手段は、
    前記各縫製区間における前記縫製長さデータに基づく演算処理を行うことで、前記選択手段によって選択された縫製区間の前記頂上部までの回転移動量を算出し、これに基づいて正回転と逆回転の回転移動量が少ない回転方向で表示切替を行うことを特徴とする請求項1に記載の差動送りミシン。
  3. 前記縫製パターンデータは、各縫製区間の円周表示角度データを含み、
    前記表示切替手段は、
    前記環状の図の中心に対する前記各縫製区間毎の円周角度データに基づき演算処理を行うことで、前記選択手段によって選択された縫製区間の前記頂上部までの回転移動量を算出し、これに基づいて正回転と逆回転の回転移動量が少ない回転方向で表示切替を行うことを特徴とする請求項1に記載の差動送りミシン。
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