JP3819280B2 - いせ込みミシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、袖つけの場合等に、いせ込み(縮緬込み)を施しながら縫製を行ういせ込みミシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、ミシンは種々の縫製情報(縫製位置、縫製条件(針数、作動量、糸調子等)、縫製形状等)に基づいて縫製作業を行っており、これらの縫製情報は、ミシンに備えられる表示装置に表示されている。例えば、袖つけ等を行う際にいせ込み(縮緬込み)を施しながら縫製を行ういせ込みミシンの表示装置には、縫製条件としていせ込み量が表示される。
ここで、「いせ込みを施す」とは、例えば、洋服の袖等、立体形状の部分を縫い付ける際に、2枚重ねで縫う生地のうち外側となる生地(上布)の送り量を多くすることで、外側の生地に余裕を持たせることである。いせ込みは、一連の縫製部の全体で均一に施すとは限らず、例えば、袖つけの場合には、袖山部分となるほどいせ込み量を多くし、逆に袖下部分となるほどいせ込みを施さずに縫製することが一般的である。
【0003】
ところで、上記のようないせ込みミシンには、所望のいせ込み量を入力するため、表示装置とは別体に設けられる入力装置、または表示装置の表面を覆うように設けられたタッチパネルにより、表示装置と一体化された入力装置が設けられている。そして、作業者は、表示装置を見ながら、縫製作業前に入力装置を操作して所望のいせ込み量を設定したり、縫製作業中に入力装置を操作していせ込み量の変更を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、いせ込み量を設定する際、設定スイッチと操作内容との関連づけがなされていないため、誤操作が増加する、あるは、作業効率が低下するという問題があった。
【0005】
また、入力装置が表示装置と一体化されている場合、限られた表示スペースに数多くの設定スイッチを表示する必要があるために、設定スイッチの表示が小さくなり、視認性が悪くなり、また、指先による押下操作がしづらくなり、誤操作が増加する、あるいは、作業効率が低下するという問題があった。
【0006】
一方、入力装置が表示装置と別体で設けられる場合、表示装置と入力装置を交互に見ながらを入力操作する必要があり、視点の移動回数が増えるため、情報の確認がしづらく、誤操作が増加するという問題があった。また、操作スイッチに対応付けられる機能は固定されているため、入力装置に備えられる操作スイッチの数が多くなり、作業者は操作スイッチと、操作内容との対応関係を十分に把握できずに、作業効率が低下するという問題があった。
【0007】
本発明の課題は、上述の問題を考慮したものであり、視認性、及び操作性を向上させた表示装置を備えるいせ込みミシンを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
縫製区間毎に設定されたいせ込み量に基づいて差動的な上下送りにより被縫製物のいせ込みを行ういせ込みミシンにおいて、
前記縫製区間毎のいせ込み量を設定するために、所定のいせ込み量に割り当てられた複数の設定スイッチが識別可能に構成された入力手段(操作パネル17)と、
前記縫製区間を図形で示す区間図形を表示する表示装置(17a)と、
前記区間図形を、縫製区間に設定されたいせ込み量に対応する設定スイッチの識別態様と一致させるように表示させる表示制御手段(MPU10a)と、
を備えることを特徴とする。
【0009】
ここで、複数の設定スイッチを識別可能に構成するとは、例えば、表示される設定スイッチの色や形状、模様等を変化させて構成することであり、設定スイッチの識別態様と一致させるとは、縫製区間のいせ込み量を、同じいせ込み量が割り当てられている設定スイッチの色や形状、模様に一致させて表示するということである。
【0010】
請求項1記載の発明によれば、設定スイッチに割り当てられたいせ込み量と、縫製区間毎に設定されたいせ込み量とが対応付けられて識別可能に表示されるため、設定スイッチに割り当てられたいせ込み量や、設定された縫製区間毎のいせ込み量を容易に認識できるとともに、明確に両者を対応付けることができる。この結果、入力ミス等の誤操作の防止や、設定後のいせ込み量の確認を容易に行うことができる。
【0011】
請求項2記載の発明は、
縫製区間毎に設定されたいせ込み量に基づいて差動的な上下送りにより被縫製物のいせ込みを行ういせ込みミシンにおいて、
前記縫製句看護とのいせ込み量を設定するために、所定のいせ込み量に割り当てられた複数の設定スイッチを表示する表示装置(17a)と、
前記表示装置に設けられるタッチパネル(タッチパネル17b)と、
前記複数の設定スイッチのうち一つの設定スイッチに対応するタッチパネル上が操作されることにより当該一つの設定スイッチの選択を検出する検出手段(MPU10a)と、
前記検出手段により一つの設定スイッチの選択が検出された場合に、選択された設定スイッチの前後所定数の設定スイッチを、既に割り当てられているいせ込み量よりも細かい間隔に再割り当てして表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、表示装置の限られた表示領域を有効に利用して、効率良く設定スイッチを表示させることができる。この結果、表示される設定スイッチの形状を大きく表示させることができ、視認性、及び操作性を向上させることができる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、
前記表示制御手段は、選択された設定スイッチを前記複数の設定スイッチに対して略中心に配置して表示させることを特徴する。
【0014】
請求項3記載の発明によれば、操作した設定スイッチは中心に表示されるため、操作した設定スイッチを明確に認識することができ、入力ミスを減少させることができる。
【0015】
請求項4記載の発明は、
縫製区間毎に設定されたいせ込み量に基づいて差動的な上下送りにより被縫製物のいせ込みを行ういせ込みミシンにおいて、
前記縫製区間毎のいせ込み量を設定するために、所定のいせ込み量に割り当てられた複数の設定スイッチを識別可能に表示するとともに前記縫製区間を図形で示す区間図形を表示する表示装置と、
縫製の際に、縫製中の区間図形と他の区間図形とを識別可能に表示するとともに、該縫製中の縫製区間のいせ込み量に対応するいせ込み量が割り当てられた設定スイッチを前記複数の設定スイッチに対して略中心に配置して表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明によれば、現在縫製を行っている縫製区間と、その他の縫製区間とを識別可能に表示して、視認性を向上させることができる。また、現在縫製を行っている区間のいせ込み量に対応する設定スイッチを中心に表示させるため、縫製中のいせ込み量を容易に確認することができるとともに、いせ込み量の変更を行う場合、現在のいせ込み量に近い値を表示装置に表示させることができ、容易に希望のいせ込み量に変更することができる。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、
前記表示装置に設けられるタッチパネルと、
前記複数の設定スイッチのうち一つの設定スイッチに対応するタッチパネル上が操作されることにより当該一つの設定スイッチの選択を検出する検出手段と、前記検出手段が、縫製の際に縫製中のいせ込み量以外のいせ込み量が割り当てられた設定スイッチが選択されたことを検出した場合、選択された設定スイッチに割り当てられたいせ込み量で縫製する制御手段(MPU10a)と、
を備えることを特徴とする。
【0018】
請求項5記載の発明によれば、縫製中にいせ込み量の変更をする場合、表示装置に表示された設定スイッチを操作するだけで、いせ込み量が変更して設定されるため、容易にいせ込み量を変更して縫製を行うことができる。したがって、被縫製物の状態に応じて、常に最適ないせ込み量にて縫製を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図10を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0020】
まず、構成を説明する。
図1は、本発明の一例としてのいせ込みミシン1の要部構成を示すブロック図である。なお、図1では、本発明に必要な構成のみ示し、説明に不要なその他の駆動回路や各種駆動部は省略している。
【0021】
図1に示すように、いせ込みミシン1は、制御部10、上送りモータ11とその駆動回路11a、下送りモータ12とその駆動回路12a、糸張力ソレノイド13とその駆動回路13a、ミシンモータ14とその駆動回路14a、起動ペダル15とその入力回路15a、ステップ切替スイッチ(以下、「ステップ切替SW」と省略する)16とその入力回路16a、操作パネル17、表示装置17a、タッチパネル17b等を備えて構成される。
【0022】
制御部10は、MPU(Micro Processor Unit)10a、ROM(Read Only Memory)10b、RAM(Random Access Memory)10c、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)10dを備えて構成される。
【0023】
MPU10aは、ステップ切替SW16、起動ペダル15、操作パネル17から入力される各データに応じて、ROM10bに格納されるいせ込みミシン用の各種制御プログラムに従って各部の動作を集中制御し、その処理結果をRAM10c内のワークエリアに格納するとともに、表示データを生成して、表示装置17aに表示させる。そして、RAM10cに格納した処理結果をEEPROM10dに記憶させる。
【0024】
ROM10bには、いせ込みミシン1の制御プログラムや制御データ、または各種縫製データが書き込まれている。RAM10cには、種々のワークメモリやカウンタなどが設けられており、縫製動作中のワークエリアとして使用され、いせ込み量設定処理、いせ込み縫製処理に関する各種データもRAM10cに記憶される。EEPROM10dには、縫製区間毎に設定されるいせ込み量を記憶するとともに、設定されたいせ込み量に変更が生じた場合、その値も記憶する。
【0025】
上送りモータ11は、MPU10aの制御により駆動回路11aから出力される駆動電流に応じて回転することにより、上布を送る上送りローラ(図示せず)を駆動させる。また、下送りモータ12は、MPU10aの制御により駆動回路12aから出力される駆動電流に応じて回転することにより、下布を送る下送りローラ(図示せず)を駆動させる。この結果、上送りローラ、及び下送りローラにより、上布、及び下布がそれぞれの所定速度(所定の送り量)で送られ、縫製が行なわれる。
【0026】
ここで、上布の送り量を下布の送り量よりも多くして縫製することで、上布をいせ込ませることができ、また、上下の布地の送り量の差を変化させることによりいせ込み量を調節できるようになっている。つまり、上布の送り量を下布の送り量より多くすればするほどいせ込み量を多くすることができる。
【0027】
糸張力ソレノイド13は、糸を挟みこんで糸に張力を付与する糸狭持部(図示せず)の駆動源として用いられ、MPU10aの制御により駆動回路11aから出力される駆動電流に応じて動作することにより、糸狭持部に狭持された糸に所定の大きさの張力が加わるようになっている。
【0028】
ミシンモータ14は、起動ペダル15の操作に基づいて駆動されることでミシン主軸(図示せず)を回転させる。このミシン主軸は、回転運動を往復運動に変換する変換機構を介して針棒と連結され、この針棒の先端にはミシン針が設けられている。そして、ミシンモータ14によりミシン軸が回転されると、針棒に伴ってミシン針が往復移動して被縫製物(上布及び下布)を縫製できるようになっている。
【0029】
起動ペダル15は、作業者がいせ込みミシン1を制御するために用いられるものである。起動ペダル15は、ペダルの動きを電気信号に変換する入力回路15aにより、作業者のペダルの踏み込みに応じて、回転、停止等の指令をMPU10aに出力し、ミシンモータ14を回転駆動させる。
【0030】
ステップ切替SW16は、作業者がいせ込み量の設定を行う際に、縫製区間に対応するステップの切り替えを行うためのスイッチである。
ここで、ステップとは、袖つけを行う際に縫製されることになる袖回り一周を任意の長さに区分した各縫製区間に対応付けられるものである。なお、縫製開始位置から順に、第一ステップ、第二ステップ・・・と、いうように対応付けられている。
【0031】
操作パネル17は、表示装置17aと、表示装置17aを覆うように設けられるタッチパネル17bとを備えている。表示装置17aは、MPU10aから出力される種々の縫製情報(例えば、縫製区間毎に設定されるいせ込み量、縫製区間を図形で示す区間図形、縫製形状、縫製位置等)や各種設定スイッチを表示する。また、タッチパネル17bは、電磁誘導式、磁気歪式、感圧式等の座標読み取り原理でタッチ指示された座標を検出し、検出した座標を位置信号としてMPU10aに出力する。すなわち、表示装置17aに表示された各種設定スイッチの位置情報と、タッチ指示により検出された座標の位置情報とを対応させることにより、入力指示が取得される。
【0032】
具体的に、操作パネル17に表示される縫製情報、及び各種設定スイッチの例を図2〜図6を参照して説明する。図2は、いせ込み量が設定される前の表示画面例、すなわち、初期画面の一例を示す図である。
ここで、いせ込み量とは、下送り量に対する上送り量の増加量を表したものであり、上送り量と下送り量の差が0.1ミリの時、いせ込み量を「1」としている。即ち、1針で下布を2ミリ縫い進み、上布を2.2ミリ縫い進むように設定した場合、上送り量と下送り量の差は0.2ミリであるから、「2」がいせ込み量となる。
【0033】
図2に示すように、表示画面中央には、略円形の袖形状を模した区間図形171aが表示されている。ここで、区間図形171aは、最下部を袖下、最上部を袖山としており、縫製対象が左袖である場合には、右側を前身ごろ、左側を後身ごろとし、縫製対象が右袖である場合には、右側を後身ごろ、左側を前身ごろとしている。また、表示画面下には、任意のいせ込み量を入力するための設定スイッチが表示されている。各設定スイッチは、割り当てられている数字に対応して色、または模様等が決められ、それらの色、または模様等を数字または背景に表示することにより、識別可能に構成されている。
【0034】
また、入力設定が可能ないせ込み量は「−4」〜「35」であるが、初期画面においては、「0」〜「12」のいせ込み量が1つ置きに7個の設定スイッチに割り当てられて表示されている。さらに、左右両端に表示される設定スイッチの操作により、設定スイッチに割り当てられるいせ込み量が、順番にスクロール表示される。
【0035】
すなわち、左端の設定スイッチ171bが押された場合、表示される設定スイッチに割り当てられるいせ込み量は、小さい数値に順次変化していく。一方、右端の設定スイッチ171hが押された場合、表示される設定スイッチに割り当てられるいせ込み量は、大きい数値に順次変化していく。なお、スクロール時、各設定スイッチに割り当てられるいせ込み量は、初期画面と同様1つ置きに表示されるものとする。
【0036】
次に、図2に示す初期画面において、設定スイッチ171c(いせ込み量「2」)が押下され、第一ステップのいせ込み量が入力された場合の遷移画面例を、図3を参照して説明する。
【0037】
初期画面において、設定スイッチ171c(いせ込み量「2」)が押下された場合、図3に示すように、遷移画面においては、設定スイッチ172e(いせ込み量「2」)が中心に配置されるように移動して再表示される。つまり、押下された設定スイッチ171cに割り当てられたいせ込み量「2」が取得され、中心に表示されている設定スイッチ172eにいせ込み量「2」が割り当てられて表示される。さらに、その他の設定スイッチには、1段階づつのいせ込み量が画面左から順番に割り当てられて表示される。つまり、図3に示すように、設定スイッチ172b〜172hには、いせ込み量「−1」〜「5」が1段階づつ、すなわち連続した数字が順に割り当てられている。
【0038】
さらに、第一ステップの縫製区間に対応する区間図形172aには、いせ込み量「2」が表示されるとともに、区間図形172aの数字または背景には、設定スイッチ172e(いせ込み量「2」)と同じ色、または模様が表示される。
【0039】
すなわち、所望のステップのいせ込み量を設定する際に、表示画面に表示された任意の設定スイッチが押下されると、押下された設定スイッチに割り当てられたいせ込み量が取得され、対応する区間図形にいせ込み量の数字と、押下された設定スイッチと同じ色、または模様の背景が表示される。また、押下された設定スイッチに割り当てられたいせ込み量が中心に配置されるように、1段階づつの連続したいせ込み量が7個の設定スイッチに割り当てられて表示される。
【0040】
さらに、表示画面右下には、登録スイッチ172iが表示される。ここで、第一ステップを設定した時点で登録を行う場合、すなわち、袖回りのすべてを均一ないせ込み量「2」で縫製する場合、登録スイッチ172iを押下することにより、設定したデータを登録することができる。
【0041】
次に、図3に示す画面において、ステップ切替スイッチ16が操作された場合の遷移画面例を、図4を参照して説明する。なお、ステップ切替スイッチ16は、操作パネルとは別体に構成されている。
【0042】
図4に示すように、図3に示す画面において、ステップ切替スイッチ16が操作された場合、ステップが1つ追加される。すなわち、略円形の袖形状が等分され、第一ステップの縫製区間に対応する区間図形173aと、第ニステップの縫製区間に対応する区間図形173bが表示される。なお、第ニステップのいせ込み量はまだ設定されていないため、区間図形173bは白色にて表示される。
【0043】
また、表示画面下に表示される設定スイッチは、初期表示に戻る。すなわち、「0」〜「12」のいせ込み量が、1つ置きに7個の設定スイッチ173c〜173iに割り当てられて表示される。なお、新たなステップが追加され、いせ込み量が設定可能な画面においては、登録スイッチ172iは消去されている。
【0044】
上記の操作を繰り返し、所定数のステップについていせ込み量を設定する。完成した状態を図5に示す。本実施の形態においては、袖周りを7つの縫製区間に区分しているので、区分された縫製区間は、第一ステップ〜第七ステップに対応付けられており、また、各ステップは、区間図形174a〜174gにそれぞれ対応付けられて表示されている。区間図形174a〜174gの周方向における長さは、予め入力される各縫製区間の縫製長さに応じた比率で表示されている。なお、本実施の形態では、縫製区間を7つに区分したが、これに限られず縫製物の素材や厚さに応じて所望の区分数に設定すればよい。
【0045】
次に、いせ込み縫製処理の際に表示される表示画面例を、図6を参照して説明する。図6は、第ニステップ、すなわち区間図形175bに対応する区間を縫製中に表示される表示画面例である。図6に示すように、現在縫製中である第ニステップに対応する区間図形175bは、強調表示等により、他の区間図形と識別可能に表示されている。また、すでに縫製が終了した第一ステップに対応する区間図形175aは、背景がハーフトーンにて表示され、まだ縫製が終了していない区間図形175b〜175gと識別可能に表示されている。
【0046】
さらに、表示画面下に表示される設定スイッチ175h〜175nには、現在縫製中である第ニステップに設定されているいせ込み量が中心に配置されるように、いせ込み量「5」〜「11」が、1段階づつ連続して表示されている。なお、縫製中に、現在縫製しているいせ込み量以外が割り当てられている設定スイッチ、図6においては設定スイッチ175k以外の設定スイッチが押下された場合、区間図形175bのいせ込み量は、押下された設定スイッチに割り当てられるいせ込み量に変更される。また、設定スイッチの表示も、前述したように押下された設定スイッチが中心に配置されるように変更して表示される。
【0047】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
なお、以下に示す図7〜図10のフローチャートに記述されている各機能を実現するためのプログラムは、読み取り可能なプログラムコードの形態でROM10bに格納されており、MPU10aは、このプログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0048】
図7〜図8を参照して、MPU10aにより実行されるいせ込み量設定処理を説明する。図7に示すように、いせ込み量を設定する指示が入力された場合、MPU10aは、表示装置17aの所定位置に、「0」〜「12」のいせ込み量を1つ置きに割り当てた設定スイッチを表示させる(ステップS1(図2参照))。次いで、MPU10aは、設定スイッチが押下されたか否かを判断し、設定スイッチが押下されない場合(ステップS2;NO)、ステップS14に移行する。
【0049】
一方、設定スイッチが押下された場合(ステップS2;YES)、MPU10aは、押下された設定スイッチが左端の設定スイッチであるか否かを判断する(ステップS3)。押下された設定スイッチが左端の設定スイッチであった場合(ステップS3;YES)、MPU10aは、スイッチが押下されている間、右スクロール、すなわち、表示されるいせ込み量を小さい値に変化させて設定スイッチの切替を行う(ステップS8)。
【0050】
そして、MPU10aは、設定スイッチが継続して押下されているか否かを判断し(ステップS9)、継続して押下されている場合(ステップS9;YES)、そのままスクロールを実行する。一方、設定スイッチが押下されていない場合(ステップS9;NO)、MPU10aは、最後に押下されていた設定スイッチに割り当てられたいせ込み量を取得してRAM10cに記憶させ(ステップS10)、ステップS6に移行する。
【0051】
また、ステップS3に戻って、押下された設定スイッチが左端の設定スイッチでない場合(ステップS3;NO)、MPU10aは、押下された設定スイッチが右端の設定スイッチであるか否かを判断する(ステップS4)。押下された設定スイッチが右端の設定スイッチであった場合(ステップS4;YES)、MPU10aは、スイッチが押下されている間、左スクロール、すなわち、表示されるいせ込み量を大きい値に変化させて設定スイッチの切替を行う(ステップS11)。
【0052】
そして、MPU10aは、設定スイッチが継続して押下されているか否かを判断し(ステップS12)、継続して押下されている場合(ステップS12;YES)、そのままスクロールを実行する。一方、設定スイッチが押下されていない場合(ステップS12;NO)、MPU10aは、最後に押下されていた設定スイッチに割り当てられたいせ込み量を取得してRAM10cに記憶させ(ステップS13)、ステップS6に移行する。
【0053】
さらに、ステップS4に戻って、押下された設定スイッチが左端の設定スイッチでない場合(ステップS4;NO)、すなわち、表示されている設定スイッチのうち、スクロール機能を有さない設定スイッチが押下された場合、MPU10aは、押下された設定スイッチに割り当てられたいせ込み量を取得してRAM10cに記憶させ(ステップS5)、ステップS6に移行する。
【0054】
続いて、MPU10aは、RAM10cに記憶させたいせ込み量を中心に表示される設定スイッチに割り当てるとともに、前後3つの設定スイッチに1づつ増減させたいせ込み量を割り当てて設定スイッチを表示させる(ステップS6)。さらに、MPU10aは、RAM10cに記憶させたいせ込み量の設定スイッチに対応する色を取得して、対応する区間図形にいせ込み量、及び色を表示させる(ステップS7(図3参照))。
【0055】
続いて、図8に示すように、MPU10aは、ステップ切替SW16が操作されたか否かを判断する(ステップS14)。ここで、MPU10aは、ステップ切替SW16が押下された場合(ステップS14;YES)、新たなステップを追加し(ステップS15(図4参照))、ステップ切替SW16が押下されない場合は(ステップS14;NO)、ステップを追加せずに、登録スイッチが押下されたか否かを判断する(ステップS16)。
【0056】
そして、登録スイッチが押下された場合(ステップS16;YES)、MPU10aは、設定されたデータを登録して(ステップS18)、本いせ込み量設定処理を終了する。一方、登録スイッチが押下されない場合(ステップS16;NO)、MPU10aは、新たなステップが追加されたか否かを判断する(ステップS17)。新たなステップが追加されている場合(ステップS17;YES)、すなわち、ステップS14においてステップ切替SW16が押下されている場合、MPU10aは、ステップS1に移行して、本いせ込み量設定処理を繰り返して実行する。
【0057】
一方、新たなステップが追加されていない場合(ステップS17;NO)、すなわち、ステップS14においてステップ切替SW16が押下されていない場合、MPU10aは、ステップS2に移行して、本いせ込み量設定処理を繰り返して実行する。
【0058】
次に、図9〜図10を参照して、MPU10aにより実行されるいせ込み縫製処理を説明する。図9に示すように、起動ペダルが踏まれ、縫製開始の指示が入力されると、MPU10aは、最初のステップに設定されているいせ込み量を取得して、上送りモータ11、及び下送りモータ12にいせ込み量に応じた制御信号を出力する。また、MPU10aは、設定されたいせ込み量に対応する設定スイッチを中央に表示させて、縫製を開始する(ステップS21(図6参照))。
【0059】
次いで、MPU10aは、設定スイッチが押下されたか否かを判断し(ステップS22)、設定スイッチが押下されない場合(ステップS22;NO)、ステップS34に移行する。また、設定スイッチが押下された場合であっても、現在縫製を行っているいせ込み量と同じいせ込み量が割り当てられている設定スイッチが押下された場合は、同様にステップS34に移行する。
【0060】
一方、現在縫製を行っているいせ込み量以外のいせ込み量が割り当てられた設定スイッチが押下された場合(ステップS22;YES)、MPU10aは、押下された設定スイッチが左端の設定スイッチであるか否かを判断する(ステップS23)。押下された設定スイッチが左端の設定スイッチであった場合(ステップS23;YES)、MPU10aは、スイッチが押下されている間、右スクロールを行い、設定スイッチの切替を行う(ステップS28)。
【0061】
そして、MPU10aは、設定スイッチが継続して押下されているか否かを判断し(ステップS29)、継続して押下されている場合(ステップS29;YES)、そのままスクロールを実行する。一方、設定スイッチが押下されていない場合(ステップS29;NO)、MPU10aは、最後に押下されていた設定スイッチに割り当てられたいせ込み量を取得してRAM10cに記憶させ(ステップS30)、ステップS26に移行する。
【0062】
また、ステップS23に戻って、押下された設定スイッチが左端の設定スイッチでない場合(ステップS23;NO)、MPU10aは、押下された設定スイッチが右端の設定スイッチであるか否かを判断する(ステップS24)。押下された設定スイッチが右端の設定スイッチであった場合(ステップS24;YES)、MPU10aは、スイッチが押下されている間、左スクロールを行い、設定スイッチの切替を行う(ステップS31)。
【0063】
そして、MPU10aは、設定スイッチが継続して押下されているか否かを判断し(ステップS32)、継続して押下されている場合(ステップS32;YES)、そのままスクロールを実行する。一方、設定スイッチが押下されていない場合(ステップS32;NO)、MPU10aは、最後に押下されていた設定スイッチに割り当てられたいせ込み量を取得してRAM10cに記憶させ(ステップS33)、ステップS26に移行する。
【0064】
さらに、ステップS24に戻って、押下された設定スイッチが右端の設定スイッチでない場合(ステップS24;NO)、すなわち、表示されている設定スイッチのうち、スクロール機能を有さない設定スイッチが押下された場合、MPU10aは、押下された設定スイッチに割り当てられたいせ込み量を取得してRAM10cに記憶させ(ステップS25)、ステップS26に移行する。
【0065】
続いて、MPU10aは、RAM10cに記憶させたいせ込み量を中心に表示される設定スイッチに割り当てるとともに、前後3つの設定スイッチに1づつ増減させたいせ込み量を割り当てて設定スイッチを表示させる(ステップS26)。さらに、MPU10aは、RAM10cに記憶させたいせ込み量の設定スイッチに対応する色を取得して、現在縫製中のステップに対応する区間図形にいせ込み量、及び色を表示させる(ステップS27)。そして、MPU10aは、変更されたいせ込み量にて縫製を行う。
【0066】
続いて、図10に示すように、MPU10aは、ステップ切替SW16が操作されたか否かを判断する(ステップS34)。ステップ切替SW16が操作された場合(ステップS34;YES)、MPU10aは、ステップを1つ進める(ステップS36)。また、ステップ切替SW16が操作されない場合(ステップS34;NO)、MPU10aは、ステップ切替位置に達したか否かを判断する(ステップS35)。そして、ステップ切替位置に達した場合(ステップS35;YES)、MPU10aは、ステップを1つ進める(ステップS36)。
【0067】
ここで、縫製中のステップ切替は、手動、または自動で行なわれる。手動の場合、ステップ切替SW16が操作されることにより、ステップが切り替えられる。また、自動の場合、予めステップ毎に縫製区間の長さが設定され、縫製中、縫製した長さを計測し、設定された縫製区間の長さを縫製した場合、すなわち、ステップ切替位置に達した場合、自動でステップが切り替えられる。なお、自動でステップ切替が行なわれる場合は、予め自動設定が行なわれているものとする。
【0068】
次いで、MPU10aは、起動ペダル15が踏まれているか否かを判断し(ステップS37)、起動ペダルが踏まれている場合(ステップS37;YES)、所定のいせ込み量にて縫製を行う(ステップS38)。そして、ステップS21に移行して、本いせ込み縫製処理を繰り返して実行する。
【0069】
一方、起動ペダルが踏まれていない場合(ステップS37;NO)、MPU10aは、糸切りが終了したか否かを判断する(ステップS39)。ここで、糸切りが終了していない場合(ステップS39;NO)、MPU10aは、縫製が終了していないと判断して、ステップS21に移行して、本いせ込み縫製処理を繰り返して実行する。
【0070】
また、糸切りが終了した場合(ステップS39;YES)、MPU10aは、縫製が終了したと判断し、続いて、登録スイッチが押下されたか否かを判断する(ステップS40)。そして、登録スイッチが押下された場合(ステップS40;YES)、作成したデータの登録を行い(ステップS41)、本いせ込み縫製処理を終了する。一方、登録スイッチが押下されない場合(ステップS40;NO)、作成したデータの登録を行わずに、本いせ込み縫製処理を終了する。
【0071】
以上のように、本発明におけるいせ込みミシン1によれば、タッチパネル17bを備える表示装置17aに、所定のいせ込み量が割り当てられた複数の設定スイッチを、例えば、色、または模様を変えて表示することにより識別可能に表示させる。また、表示装置17aに、縫製する順番にしたがって袖形状を模した区間図形を表示させ、各区間図形に対応するいせ込み量を、このいせ込み量に対応する設定スイッチと同じ色、または模様の数字、または背景により表示させる。
【0072】
したがって、設定スイッチ、または区間図形に、いせ込み量に関する情報を表示する際に、2つ(例えば、数字と色)の情報を同時に表示することができるため、異なるいせ込み量が割り当てられる複数の設定スイッチ、または区間図形を識別可能に表示して、表示画面の視認性を向上させることができる。このため、作業者は、容易にいせ込み量を認識することができ、入力ミス等の誤操作の防止や、設定後のいせ込み量の確認を容易に行うことができる。
【0073】
また、区間図形に表示されるいせ込み量の識別態様(例えば、色や模様の違い等)は、設定スイッチの識別態様と同じ構成となっている、すなわち、同じいせ込み量に対しては、設定スイッチ、及び区間図形には、同じ色または模様が対応付けて表示されるため、設定スイッチと、区間図形との対応関係が明確になるとともに、どの部分にどういういせ込み量が設定されているかを認識しやすい。
【0074】
さらに、いせ込み量設定処理において、初期画面に表示されるいせ込み量を荒い間隔で表示させ、設定スイッチが押下された場合、いせ込み量を細かい間隔で表示させるため、限られた表示画面を有効に利用して、設定スイッチを効率良く表示させることができる。また、押下された設定スイッチを中心に移動させて表示するため、作業者は、押下した設定スイッチを明確に認識でき、入力ミスを減少させることができる。
【0075】
あるいは、左右両端の設定スイッチはスクロール機能を有するため、すべての設定スイッチを表示させる必要がなく、各設定スイッチの形状を大きく表示させることができる。この結果、作業者の操作性を向上させて、押し間違い等の入力ミス等を防ぐことができる。また、スクロール機能により、所望のいせ込み量が割り当てられた設定スイッチを効率良く表示させることができ、操作性を向上させることができる。
【0076】
さらに、いせ込み縫製処理において、現在縫製を行っている区間のいせ込み量に対応する設定スイッチを中心に表示させる構成とし、縫製中にいせ込み量を変更する場合、希望のいせ込み量が対応付けられた設定スイッチを縫製中の表示画面に表示させる。つまり、縫製中にいせ込み量を変更する場合、いせ込み量の変更は若干である場合が多いため、現在のいせ込み量に割り当てられる設定スイッチを中心に表示させ、前後3つの設定スイッチに現在のいせ込み量と近い値の設定スイッチを表示させることにより、容易に希望のいせ込み量が割り当てられた設定スイッチを表示させることができ、作業効率を向上させることができる。
【0077】
なお、本実施の形態における記述は、本発明にかかるいせ込みミシン1の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、設定スイッチ、及び区間図形の識別態様は、色、または模様を替えることにより、識別可能になる構成として説明したが、これに限定されず、例えば、形状、色濃度、明度等を変更することにより識別可能な構成としてもよい。
【0078】
また、本実施の形態においては、いせ込み量に関する情報を設定スイッチ、及び区間図形に関連付けて表示させる構成としたが、表示される情報はこれに限らず、例えば、いせ込みを行う際の糸張力、ミシンモータの回転数等に関する情報を表示させる構成であってもよい。さらに、本実施の形態においては、設定スイッチと、区間図形とを関連付けて表示させたが、3つ以上の表示情報に関連付けて表示させる構成であってもよい。
【0079】
あるいは、表示させる設定スイッチの個数や、設定スイッチに割り当てられるいせ込み量の間隔は一例であり、任意の個数やいせ込み量の間隔を表示可能であることは勿論である。したがって、例えば、表示させる設定スイッチの個数が偶数であった場合、押下された設定スイッチは、略中心に配置される構成であれば良い。
【0080】
その他、本実施の形態に記述されるいせ込みミシン1の細部構成、及び詳細動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0081】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、設定スイッチに割り当てられたいせ込み量と、縫製区間毎に設定されたいせ込み量が対応付けられて識別可能に表示されるため、設定スイッチに割り当てられたいせ込み量や、設定された縫製区間毎のいせ込み量を容易に認識できるとともに、明確に両者を対応付けることができる。この結果、入力ミス等の誤操作の防止や、設定後のいせ込み量の確認を容易に行うことができる。
【0082】
請求項2記載の発明によれば、表示装置の限られた表示領域を有効に利用して、効率よく設定スイッチを表示させることができる。この結果、表示される設定スイッチの形状を大きく表示することができ、視認性、及び操作性を向上させることができる。
【0083】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加えて、操作した設定スイッチが中心に表示されるため、押下した設定スイッチを明確に認識でき、入力ミスを減少させることができる。
【0084】
請求項4記載の発明によれば、現在縫製を行っている縫製区間と、その他の縫製区間とを識別可能に表示して、視認性を向上させることができる。また、現在縫製を行っている区間のいせ込み量に対応する設定スイッチを中心に表示させるため、縫製中のいせ込み量を容易に確認することができるとともに、いせ込み量の変更を行う場合、現在のいせ込み量に近い値を表示装置に表示させることができ、容易に希望のいせ込み量に変更することができる。
【0085】
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明の効果に加えて、縫製中にいせ込み量の変更をする場合、表示装置に表示された設定スイッチを操作するだけで、いせ込み量が変更して設定されるため、容易にいせ込み量を変更して縫製を行うことができる。したがって、被縫製物の状態に応じて、常に最適ないせ込み量にて縫製を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態のいせ込みミシン1の要部構成を示すブロック図である。
【図2】図1の表示装置17aに表示される初期画面の一例を示す図である。
【図3】図1の表示装置17aに表示されるいせ込み量の設定画面例を示す図である。
【図4】図1の表示装置17aに表示されるいせ込み量の設定画面例を示す図である。
【図5】図1の表示装置17aに表示されるいせ込み量の設定画面例を示す図である。
【図6】図1の表示装置17aに表示される縫製中の表示画面例を示す図である。
【図7】図1のMPU10aにより実行されるいせ込み量設定処理の一部を示すフローチャートである。
【図8】図1のMPU10aにより実行されるいせ込み量設定処理の一部を示すフローチャートである。
【図9】図1のMPU10aにより実行されるいせ込み縫製処理の一部を示すフローチャートである。
【図10】図1のMPU10aにより実行されるいせ込み縫製処理の一部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 いせ込みミシン
10 制御部
10a MPU
10b ROM
10c RAM
10d EEPROM
11 上送りモータ
12 下送りモータ
13 糸張力ソレノイド
14 ミシンモータ
15 起動ペダル
16 ステップ切替SW
17 操作パネル
17a 表示装置

Claims (5)

  1. 縫製区間毎に設定されたいせ込み量に基づいて差動的な上下送りにより被縫製物のいせ込みを行ういせ込みミシンにおいて、
    前記縫製区間毎のいせ込み量を設定するために、所定のいせ込み量に割り当てられた複数の設定スイッチが識別可能に構成された入力手段と、
    前記縫製区間を図形で示す区間図形を表示する表示装置と、
    前記区間図形を、縫製区間に設定されたいせ込み量に対応する設定スイッチの識別態様と一致させるように表示させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とするいせ込みミシン。
  2. 縫製区間毎に設定されたいせ込み量に基づいて差動的な上下送りにより被縫製物のいせ込みを行ういせ込みミシンにおいて、
    前記縫製区間毎のいせ込み量を設定するために、所定のいせ込み量に割り当てられた複数の設定スイッチを表示する表示装置と、
    前記表示装置に設けられるタッチパネルと、
    前記複数の設定スイッチのうち一つの設定スイッチに対応するタッチパネル上が操作されることにより当該一つの設定スイッチの選択を検出する検出手段と、
    前記検出手段により一つの設定スイッチの選択が検出された場合、選択された設定スイッチの前後所定数の設定スイッチに、既に割り当てられているいせ込み量よりも細かい間隔のいせ込み量を割り当てて表示させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とするいせ込みミシン。
  3. 前記表示制御手段は、選択された設定スイッチを前記複数の設定スイッチに対して略中心に配置して表示させることを特徴する請求項2記載のいせ込みミシン。
  4. 縫製区間毎に設定されたいせ込み量に基づいて差動的な上下送りにより被縫製物のいせ込みを行ういせ込みミシンにおいて、
    前記縫製区間毎のいせ込み量を設定するために、所定のいせ込み量に割り当てられた複数の設定スイッチを識別可能に表示するとともに前記縫製区間を図形で示す区間図形を表示する表示装置と、
    縫製の際に、縫製中の区間図形と他の区間図形とを識別可能に表示するとともに、該縫製中の縫製区間のいせ込み量に対応するいせ込み量が割り当てられた設定スイッチを前記複数の設定スイッチに対して略中心に配置して表示させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とするいせ込みミシン。
  5. 前記表示装置に設けられるタッチパネルと、
    前記複数の設定スイッチのうち一つの設定スイッチに対応するタッチパネル上が操作されることにより当該一つの設定スイッチの選択を検出する検出手段と、前記検出手段が、縫製の際に縫製中のいせ込み量以外のいせ込み量が割り当てられた設定スイッチが選択されたことを検出した場合、選択された設定スイッチに割り当てられたいせ込み量で縫製する制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項4記載のいせ込みミシン。
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