JP2003326021A - 差動送りミシン - Google Patents

差動送りミシン

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JP2003326021A
JP2003326021A JP2002133998A JP2002133998A JP2003326021A JP 2003326021 A JP2003326021 A JP 2003326021A JP 2002133998 A JP2002133998 A JP 2002133998A JP 2002133998 A JP2002133998 A JP 2002133998A JP 2003326021 A JP2003326021 A JP 2003326021A
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Shinji Kamakura
新治 鎌倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手動モードにおける縫製進度を容易に把握で
きる差動送りミシンを提供する。 【解決手段】 本発明の差動送りミシンは、複数の縫製
区間を図形(区間図形175a〜175h)で表示する
表示装置(17a)と、作業者が縫製中に操作して縫製
区間を切替える切替えスイッチ(ステップ切替SW1
6)と、全縫製区間に対する各縫製区間の長さの比率に
応じて、表示図形の長さを変更する表示制御手段(MP
U10a)を備える。また、各縫製区間の表示図形に縫
製進度位置を表示し、切替えスイッチが操作された時点
で、切替えた縫製区間の表示図形に対して縫製進度位置
の表示を開始する。従って、作業者は手動モードでも、
例えばピッチと針数に基づいて表示される縫製進度位置
と実際の縫製位置との不一致を未然に防止でき、縫製進
度を正確に把握できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、袖つけの場合等に
いせ込み(縮緬込み)を施しながら縫製を行う差動送り
ミシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、袖つけ等を行う際にいせ込み
を施しながら縫製を行う差動送りミシンが知られてい
る。なお、「いせ込みを施す」とは、例えば、洋服の袖
等、立体形状の部分を縫い付ける際に、2枚重ねで縫う
生地のうち外側となる生地(上布)の送り量を多くする
ことで、外側の生地に余裕を持たせることである。いせ
込みは、一連の縫製部の全体で均一に施すとは限らず、
例えば、袖つけの場合には、袖山部分となるほどいせ込
み量を多くし、逆に袖下部分となるほどいせ込みを施さ
ずに縫製することが一般的である。
【0003】そして、差動送りミシンとして、袖周り1
周を、例えば袖山部分、袖下部分等の複数の縫製区間
(ステップ)に区分し、各ステップ毎に設定した種々の
縫製条件(縫製進度、いせ込み量、針数、縫いピッチ、
糸調子、縫製物の形状、縫製模様形状、縫製箇所)を図
形として画面表示するものが知られており、このような
差動送りミシンでは、作業者は縫製開始前に表示画面を
見ていせ込み量等を設定し、また、縫製作業中には表示
画面を見て縫製進度等を確認している。
【0004】ここで、縫製条件として各ステップの縫製
長さを予め設定しておき、各ステップにおける実際の縫
製長さが、予め設定していた縫製長さに達した時点で、
自動的にステップの切り替えを行なういわゆる「自動モ
ード」と、各ステップの縫製長さを設定せずに、作業者
自身が縫製作業中に所定のタイミングでステップ切替え
スイッチを操作して、ステップを切り替えるいわゆる
「手動モード」とを選択的に切替えることができる差動
送りミシンが知られている。また、差動送りミシンの種
類によっては、自動モードか手動モードのいずれか一方
でしか縫製を行えないものも知られている。
【0005】図9(A)は、自動モードにおける画面表
示であり、袖周りを7つのステップ200〜206に区
分し、各ステップを、全ステップの縫製長さに対する各
ステップに設定された縫製長さの比(割合)に応じて表示
したものである。なお、各ステップに表示されている数
字はいせ込み量である。そして、縫製作業中には、実際
の縫製進度に応じて指示棒208が移動していき、連続
する2つのステップの境界線まで移動した時点で、ステ
ップ切替位置に達したと判断し、自動的にステップが切
り替えられると共に、縫製作業が完了したステップ(ス
テップ200と201)は暗転表示される。このよう
に、自動モードにおける表示画面では、作業者は袖周り
一周に対する各ステップの位置及び縫製進度を目視によ
り容易に把握できるようになっている。
【0006】図9(B)は、手動モードにおける画面表
示である。上述のように、手動モードでは、作業者のス
テップ切替えスイッチの操作によりステップを切り替え
ていくため、各ステップ200〜206の縫製長さを予
め設定しておく必要性が少なかった。従って、従来の手
動モードにおける画面表示は、7つのステップ200〜
206が等分割で表示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、手動モ
ードでは各ステップが等分割して表示されているため、
作業者は袖周り一周に対する各ステップの位置を正確に
把握できないという問題や、指示棒の位置と実際に縫製
中のステップとが一致しないという問題があり、縫製進
度を把握しづらいものであった。
【0008】本発明の課題は、上述の問題を考慮したも
のであり、手動モードにおける縫製進度を容易に把握で
きる差動送りミシンを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、複数の縫製区間(ステッ
プ)を図形(区間図形175a〜175h)として表示
する表示装置(17a)と、各縫製区間に設定されたい
せ込み量を記憶する記憶手段(ROM10b、RAM1
0c、EEPROM10d)と、作業者が縫製作業中の
所定のタイミングで操作することにより縫製区間を切替
える切替えスイッチ(ステップ切替SW16)とを備
え、各縫製区間に設定されたいせ込み量に基づいて被縫
製物にいせ込み縫製を行う差動送りミシン(1)であっ
て、全縫製区間の長さに対する各縫製区間の長さの比率
に応じて、各縫製区間の前記表示図形の長さを変更する
表示制御手段(MPU10a)を備えることを特徴とす
る。
【0010】請求項1記載の発明によれば、全縫製区間
の長さに対する各縫製区間の長さの比率を算出し、各縫
製区間の表示図形の長さを、算出した比率に応じて調節
して表示装置に状態で表示する。従って、作業者はいわ
ゆる手動モードにおいても、各縫製区間が袖周りのどの
位置に対応しているのかを容易に把握することができ
る。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の差
動送りミシンであって、前記表示制御手段が、各縫製区
間の前記表示図形に縫製進度位置を表示するとともに、
作業者が前記切替えスイッチを操作して縫製区間を切替
えた時点で、切替えた縫製区間の表示図形に対して縫製
進度位置の表示を開始することを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られると共に、各縫製区間の表示図形に
縫製進度位置を表示すると共に、作業者が切替スイッチ
を操作して縫製区間を切替えた時点で、切替えた縫製区
間の表示図形の最初の位置から縫製進度位置を新たに表
示し始める。従って、例えば、ピッチと針数に基づいて
算出した縫製長さに基づいて表示されている縫製進度位
置と、実際の縫製位置との不一致を未然に防止でき、作
業者は縫製進度位置の表示から、実際の縫製進度位置を
正確に把握することが可能となる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の差動送りミシンであって、前記表示制御手段が、
縫製が終了した縫製区間の表示図形を、縫製が行われて
いない縫製区間の表示図形とは異なる態様で表示するこ
とを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2と同様の効果を得られると共に、縫製が終了した
縫製区間の表示図形を、未だ縫製が行われていない縫製
区間の表示図形とは異なる態様、例えば、異なる色や明
度で表示するので、作業者は縫製作業中の縫製区間を目
視により容易に把握できる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか一つに記載の差動送りミシンであって、前記表示
制御手段が、各縫製区間に設定されたいせ込み量を各縫
製区間の表示図形に関連付けて表示することを特徴とす
る。
【0016】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
3のいずれか一つと同様の効果を得られると共に、各縫
製区間のいせ込み量を各縫製区間の表示図形に関連付け
て表示するので、作業者は縫製作業中であっても、各縫
製区間のいせ込み量を目視により容易に把握できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる差動送りミ
シンの実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の説明
は、作業者が縫製作業中の所定のタイミングでステップ
切替えスイッチを操作して、次のステップ(縫製区間)
に移行するいわゆる手動モードによる差動送りミシンの
各種処理に関するものである。
【0018】図1は、差動送りミシン1の要部構成を示
すブロック図である。なお、図1では、本発明に必要な
構成のみ示し、説明に不要なその他の駆動回路や各種駆
動部は省略している。
【0019】図1に示すように、差動送りミシン1は、
制御部10、上送りモータ11とその駆動回路11a、
下送りモータ12とその駆動回路12a、糸張力ソレノ
イド13とその駆動回路13a、ミシンモータ14とそ
の駆動回路14a、起動ペダル15とその入力回路15
a、ステップ切替スイッチ(以下、「ステップ切替S
W」と省略する)16とその入力回路16a、操作パネ
ル17、表示装置17a、タッチパネル17b、ミシン
モータ回転角度検出用エンコーダ20とその入力回路2
0a等を備えて構成される。
【0020】制御部10は、MPU(Micro Processor
Unit)10aと、本発明の記憶手段としてのROM(Re
ad Only Memory)10b、RAM(Random Access Memo
ry)10c及びEEPROM(Electrically Erasable
and Programmable ROM)10dを備えて構成されてい
る。
【0021】MPU10aは、ステップ切替SW16、
起動ペダル15、操作パネル17から入力される各デー
タに応じて、ROM10bに格納される差動送りミシン
用の各種制御プログラムに従って各部の動作を集中制御
し、その処理結果をRAM10c内のワークエリアに格
納するとともに、表示データを生成して、表示装置17
aに表示させる。そして、RAM10cに格納した処理
結果をEEPROM10dに記憶させる。このように、
MPU10aは、差動送りミシン1を構成する各種アク
チュエータの駆動を制御する機能と共に、表示装置17
aの表示内容を変更する本発明の表示制御手段としての
機能も備える。
【0022】ROM10bには、差動送りミシン1の制
御プログラムや制御データ、または各種縫製データが書
き込まれている。RAM10cには、種々のワークメモ
リやカウンタなどが設けられており、縫製動作中のワー
クエリアとして使用され、いせ込み量設定処理、いせ込
み縫製処理に関する各種データもRAM10cに記憶さ
れる。
【0023】ここで、いせ込み量とは、下送り量に対す
る上送り量の増加量を表したものであり、上送り量と下
送り量の差が0.1ミリの時、いせ込み量を「1」とし
ている。即ち、1針で下布を2ミリ縫い進み、上布を
2.2ミリ縫い進むように設定した場合、上送り量と下
送り量の差は0.2ミリであるから、「2」がいせ込み
量となる。EEPROM10dには、縫製区間毎に設定
されるいせ込み量を記憶するとともに、設定されたいせ
込み量に変更が生じた場合、その値も記憶する。
【0024】上送りモータ11は、MPU10aの制御
により駆動回路11aから出力される駆動電流に応じて
回転することにより、上布を送る上送りローラ(図示せ
ず)を駆動させる。また、下送りモータ12は、MPU
10aの制御により駆動回路12aから出力される駆動
電流に応じて回転することにより、下布を送る下送りロ
ーラ(図示せず)を駆動させる。この結果、上送りロー
ラ、及び下送りローラにより、上布、及び下布がそれぞ
れの所定速度(所定の送り量)で送られ、縫製が行なわ
れる。
【0025】ここで、上布の送り量を下布の送り量より
も多くして縫製することで、上布をいせ込ませることが
でき、また、上下の布地の送り量の差を変化させること
によりいせ込み量を調節できるようになっている。つま
り、上布の送り量を下布の送り量より多くすればするほ
どいせ込み量を多くすることができる。
【0026】糸張力ソレノイド13は、糸を挟みこんで
糸に張力を付与する糸狭持部(図示せず)の駆動源とし
て用いられ、MPU10aの制御により駆動回路11a
から出力される駆動電流に応じて動作することにより、
糸狭持部に狭持された糸に所定の大きさの張力が加わる
ようになっている。
【0027】ミシンモータ14は、起動ペダル15の操
作に基づいて駆動されることでミシン主軸(図示せず)
を回転させる。このミシン主軸は、回転運動を往復運動
に変換する変換機構を介して針棒と連結され、この針棒
の先端にはミシン針が設けられている。そして、ミシン
モータ14によりミシン軸が回転されると、針棒に伴っ
てミシン針が往復移動して被縫製物(上布及び下布)を
縫製できるようになっている。
【0028】起動ペダル15は、作業者が差動送りミシ
ン1を制御するために用いられるものである。起動ペダ
ル15は、ペダルの動きを電気信号に変換する入力回路
15aにより、作業者のペダルの踏み込みに応じて、回
転、停止等の指令をMPU10aに出力し、ミシンモー
タ14を回転駆動させる。
【0029】ステップ切替SW16は、作業者がいせ込
み量の設定を行う際に、縫製区間に対応するステップの
切り替えを行うためのスイッチである。ここで、ステッ
プとは、袖つけを行う際に縫製されることになる袖回り
一周を任意の長さに区分した各縫製区間に対応付けられ
るものである。なお、縫製開始位置から順に、第一ステ
ップ、第二ステップ・・・と、いうように対応付けられ
ている。ミシンモータ回転角度検出用エンコーダ20
は、ミシンの回転角度ごとに出力される相信号と、1回
転に1回出力されるZ相信号を検出するものである。
【0030】操作パネル17は、表示装置17aと、表
示装置17aを覆うように設けられるタッチパネル17
bとを備えている。表示装置17aは、MPU10aか
ら出力される種々の縫製情報(例えば、縫製区間毎に設
定されるいせ込み量、縫製区間を図形で示す区間図形
(本発明の「表示図形」に該当する。)、縫製形状、縫
製位置等)や各種設定スイッチを表示する。タッチパネ
ル17bは、電磁誘導式、磁気歪式、感圧式等の座標読
み取り原理でタッチ指示された座標を検出し、検出した
座標を位置信号としてMPU10aに出力する。すなわ
ち、表示装置17aに表示された各種設定スイッチの位
置情報と、タッチ指示により検出された座標の位置情報
とを対応させることにより、入力指示が取得される。
【0031】具体的に、操作パネル17に表示される縫
製情報、及び各種設定スイッチの例を図2〜図6を参照
して説明する。図2は、いせ込み量が設定される前の表
示画面例、すなわち、初期画面の一例を示す図である。
【0032】図2に示すように、表示画面中央には、略
円形の袖形状を模した区間図形171aが表示されてい
る。ここで、区間図形171aは、最下部を袖下、最上
部を袖山としており、縫製対象が左袖である場合には、
右側を前身ごろ、左側を後身ごろとし、縫製対象が右袖
である場合には、右側を後身ごろ、左側を前身ごろとし
ている。また、表示画面下には、任意のいせ込み量を入
力するための設定スイッチが表示されている。各設定ス
イッチは、割り当てられている数字に対応して色、また
は模様等が決められ、それらの色、または模様等を数字
または背景に表示することにより、識別可能に構成され
ている。
【0033】次に、図2に示す初期画面において、設定
スイッチ171c(いせ込み量「2」)が押下され、第
一ステップのいせ込み量が入力された場合の遷移画面例
を、図3を参照して説明する。
【0034】初期画面において、設定スイッチ171c
(いせ込み量「2」)が押下された場合、図3に示すよ
うに、遷移画面においては、設定スイッチ172e(い
せ込み量「2」)が中心に配置されるように移動して再
表示される。つまり、押下された設定スイッチ171c
に割り当てられたいせ込み量「2」が取得され、中心に
表示されている設定スイッチ172eにいせ込み量
「2」が割り当てられて表示される。なお、その他の設
定スイッチには、1段階づつのいせ込み量が画面左から
順番に割り当てられて表示される。つまり、図3に示す
ように、設定スイッチ172b〜172hには、いせ込
み量「−1」〜「5」が1段階づつ、すなわち連続した
数字が順に割り当てられている。
【0035】さらに、第一ステップの縫製区間に対応す
る区間図形172aには、いせ込み量「2」が表示され
るとともに、区間図形172aの数字または背景には、
設定スイッチ172e(いせ込み量「2」)と同じ色、
または模様が表示される。
【0036】すなわち、所望のステップのいせ込み量を
設定する際に、表示画面に表示された任意の設定スイッ
チが押下されると、押下された設定スイッチに割り当て
られたいせ込み量が取得され、対応する区間図形にいせ
込み量の数字と、押下された設定スイッチと同じ色、ま
たは模様の背景が表示される。また、押下された設定ス
イッチに割り当てられたいせ込み量が中心に配置される
ように、1段階づつの連続したいせ込み量が7個の設定
スイッチに割り当てられて表示される。
【0037】さらに、表示画面右下には、登録スイッチ
172iが表示され、第一ステップを設定した時点で登
録を行う場合、すなわち、袖回りのすべてを均一ないせ
込み量「2」で縫製する場合には、この登録スイッチ1
72iを押下することにより、設定したデータを登録す
ることができる。
【0038】次に、図3に示す画面において、ステップ
切替スイッチ16(図1を参照)が操作された場合の遷
移画面例を、図4を参照して説明する。なお、本実施の
形態においては、ステップ切替スイッチ16は、操作パ
ネルとは別体に構成されている。
【0039】図4に示すように、図3に示す画面におい
て、ステップ切替スイッチ16が操作された場合、ステ
ップが1つ追加される。すなわち、略円形の袖形状が等
分され、第一ステップの縫製区間に対応する区間図形1
73aと、第ニステップの縫製区間に対応する区間図形
173bが表示される。なお、第ニステップのいせ込み
量はまだ設定されていないため、区間図形173bは白
色にて表示される。
【0040】また、表示画面下に表示される設定スイッ
チは、初期表示に戻る。すなわち、「0」〜「12」の
いせ込み量が、1つ置きに7個の設定スイッチ173c
〜173iに割り当てられて表示される。なお、新たな
ステップが追加され、いせ込み量が設定可能な画面にお
いては、登録スイッチ172iは消去されている。
【0041】上記の操作を繰り返し、所定数のステップ
についていせ込み量を設定する。図5に示すように、全
てのステップについていせ込み量を設定した状態では、
略円形となる袖形状を真下の部分から反時計回りに略4
5度の間隔で分割した8つの区間図形(第一区間図形1
75a〜第八区間図形175h)が表示されており、各
区間図形は第一ステップ〜第八ステップに対応付けられ
ている。
【0042】各区間図形が等分割された状態で表示され
ているのは、各縫製区間の長さ(縫製長さ)が設定され
ていないためであり、後述する各縫製区間の長さの設定
処理が終了した時点で、図6に示すように、全縫製区間
に対する各縫製区間の長さの比率に応じて、各区間図形
の長さが調節された状態で表示される。なお、本実施の
形態では、縫製区間を8つに区分したが、これに限られ
ず縫製物の素材や厚さに応じて所望の区分数に設定すれ
ばよい。
【0043】図6は、いせ込み縫製作業時の第ニステッ
プの縫製中に表示される表示画面であり、縫製中の第ニ
ステップに対応する区間図形175bは、その周囲が太
線で覆われた強調表示により他の区間図形と識別可能に
表示されている。
【0044】また、すでに縫製が終了した第一ステップ
に対応する区間図形175aは背景がハーフトーンで表
示され、まだ縫製が終了していない区間図形175b〜
175hと識別可能に表示されている。また、縫製開始
位置及び縫製作業中の実際の縫製位置(縫製進度位置)
を示すための指示棒が表示されている。指示棒18は、
図5に示すように縫製開始前には縫製開始位置となる第
一区間図形175aの左端(6時の位置)に表示されて
おり、縫製作業が進行すると、図6に示すように、縫製
進度に応じて各区間図形の内周に沿って移動していく。
図6は第ニステップにおける表示画面であるため、指示
棒18は第二区間図形175bに移動している。なお、
縫製開始位置には白抜きの指示棒18aが表示されてい
る。
【0045】次に、MPU10aによるいせ込み量設定
処理について、図7のフローチャートを用いて説明す
る。なお、MPU10aが各種処理を行なうためのプロ
グラムは、読み取り可能なプログラムコードの形態でR
OM10bに格納されており、MPU10aは、このプ
ログラムコードに従った動作を逐次実行するようになっ
ている。
【0046】まず、作業者によりいせ込み量を設定する
指示が入力されると、MPU10aは、表示装置17a
の所定位置に、「0」〜「12」のいせ込み量を1つ置
きに割り当てた設定スイッチ171b〜171hを表示
させる(図2参照)。次いで、MPU10aは、設定ス
イッチ171b〜171hのいずれか押下されたか否
か、即ち、いせ込み量が入力されたか否かを判断し(ス
テップS1)、設定スイッチ171b〜171hが押下
されない場合(ステップS1;NO)、ステップS4に
移行する。
【0047】一方、設定スイッチ171b〜171hが
押下された場合(ステップS1;YES)、MPU10
aは、設定スイッチ171b〜171hに割り当てられ
ているいせ込み量を取得してRAM10cに記憶させ
(ステップS2)、ステップS3に移行する。
【0048】次に、MPU10aはRAM10cに記憶
させたいせ込み量に対して設定されている色情報を取得
して、対応する区間図形に色を付して表示する(ステッ
プS3(図3参照))。
【0049】次に、MPU10aはステップ切替SW1
6が操作されたか否かを判断し、ステップ切替SW16
が押下されない場合(ステップS4;NO)、ステップ
S8に移行し、ステップ切替SW16が押下された場合
(ステップS4;YES)、上記ステップS2において
いせ込み量の記憶が行なわれたか否かを判断する(ステ
ップS5)。そして、ステップS5でYES、つまり、
いせ込み量の記憶が行なわれていると判断した場合に
は、記憶したいせ込み量を所定のステップに対するいせ
込み量として登録する(ステップS6)と共に、新たに
設けるステップに対応する区間図形を、これまでの区間
図形の表示に追加し、これら区間図形を等分割した状態
で表示する(ステップS7(図4参照))。
【0050】一方、ステップS5でNO、つまり、いせ
込み量の記憶が行なわれていないと判断した場合には、
ステップS8に移行する。ステップS8では、登録スイ
ッチ172i(図3を参照)が押下されたか否かを判断
する。そして、登録スイッチ172iが押下されない場
合(ステップS8;NO)、MPU10aはステップS
1に移行して、以上のいせ込み量設定処理を繰り返して
実行する。
【0051】また、登録スイッチ172iが押下された
場合(ステップS8;YES)、ステップS9におい
て、登録スイッチ172iが押下された時点で1ステッ
プ以上の設定処理が行なわれているか否かを判断し、1
ステップ以上の設定処理が行なわれていないと判断した
場合(ステップS9;NO)、ステップS1に移行す
る。そして、1ステップ以上の設定処理が行なわれてい
ると判断した場合(ステップS9;YES)、MPU1
0aは、設定されたステップ及び各ステップに対するい
せ込み量をまとめてパターンデータとして登録し(ステ
ップS10)、いせ込み量設定処理を終了する。
【0052】次に、上述のいせ込み量設定処理によりい
せ込み量が設定された各縫製区間に対する縫製長さの設
定処理(以下、「縫製長さ設定処理」という。)につい
て図8のフローチャートを用いて説明する。なお、縫製
長さ設定処理はいせ込み縫製と同時に行なわれるもので
あり、計測SW19(図6を参照)が操作されている場
合には、いせ込み縫製と同時に縫製長さ設定処理が行な
われ、計測SW19が操作されていない場合には、通常
のいせ込み縫製のみが行われることになる。
【0053】まず、縫製長さ設定処理について説明す
る。MPU10aは、ステップS20においてYES、
つまり、計測SW19が操作されたことを認識すると、
ステップS21において計測フラグをセットし、ステッ
プS22に移行する。この計測フラグは縫製長さ設定処
理を行う際にセットされるものであり、計測フラグがセ
ットされていない場合にはいせ込み縫製処理のみが行な
われることになる。次に、ステップS22において起動
ペダル15が踏まれているか否かを判断する。そして、
起動ペダル15が踏まれていないと判断した場合(ステ
ップS22;NO)、ステップS25に移行し、起動ペ
ダル15が踏まれていると判断した場合(ステップS2
2;YES)、ステップS23に移行し、MPU10a
は所定のステップ(例えば第一ステップ)に設定されて
いるいせ込み量を取得し、上送りモータ11、及び下送
りモータ12に対して、いせ込み量に応じた制御信号を
出力していせ込み縫製を開始する。
【0054】ステップS23では、実際に縫い進んだ長
さの計測が行なわれる。この計測はミシンモータ回転角
度検出用エンコーダ20から出力される回転信号(Z
相)をカウントすることで針数を算出し、算出した針数
に縫いピッチ(下送りモータを駆動するために出力され
るパルス数)を掛けて算出される。そして、ステップS
24において、計測した縫製長さに基づいて指示棒の位
置を縫製中の区間図形の内周に沿って移動させていく。
また、図6に示すように、縫製中のステップに対応する
区間図形(例えば第二区間図形175b)は、その周囲
が太線で覆われた強調表示により他の区間図形(175
a、175c〜175h)と識別可能に表示されてい
る。
【0055】そして、MPU10aは、ステップS25
において、ステップ切替SW16が操作されたか否かを
判断し、ステップ切替SW16が操作されない場合(ス
テップS25;NO)、ステップS31に移行し、ステ
ップ切替SW16が操作された場合(ステップS25;
YES)、ステップS26において、ステップ切替SW
16が操作される直前のステップが最終ステップである
か否かを判断する。そして、最終ステップであると判断
した場合(ステップS26;YES)、ステップS31
に移行する。また、最終ステップではないと判断した場
合(ステップS26;NO)、ステップS27において
計測フラグがセットされていることを確認し(ステップ
S27;YES)、起動ペダルが踏まれてからステップ
切替SWが操作されるまでの縫製長さを算出し、算出し
た長さを第一ステップの長さとして登録(RAMに記
憶)する(ステップS28)。なお、第二ステップ以降
の長さは、ステップ切替SWが操作されてから再びステ
ップ切替SWが操作されるまでの長さとして算出され
る。
【0056】そして、ステップS29において、MPU
10aは、切替えたステップに対して設定されているい
せ込み量を取得し、ステップS30において、縫製進度
に応じて区間図形の内周に沿って移動させていた指示棒
18の位置を、切替えたステップの開始位置まで移動さ
せる。なお、ステップS30における処理については後
で詳述する。ステップS31では、糸切り操作が行なわ
れるか否かを判断し、糸切り操作が行なわれない場合
(ステップS31;NO)、ステップS22に戻り、縫
製長さ設定処理を繰り返し実行する。
【0057】一方、糸切り操作が行なわれた場合(ステ
ップS31;YES)、MPU10aは縫製長さ設定処
理が終了したと判断し、計測フラグがセットされている
ことを確認した後(ステップS32;YES)、ステッ
プS33で最終ステップの縫製が完了したか否か、つま
り、全縫製区間について縫製長さの計測が行なわれたか
否かを判断する。そして、最終ステップの縫製が完了し
たと判断した場合(ステップS33;YES)、MPU
10aは算出した全ての縫製区間の長さを足し合わせて
全縫製長さを算出すると共に、全縫製長さに対する各縫
製区間の縫製長さの比(割合)を算出し、第一区間図形
175a〜第八区間図形175hの長さを、算出した割
合に応じて調節した状態で表示し(ステップS34(図
6を参照))、縫製長さ設定処理を終了する。また、ス
テップS33において、最終ステップの縫製が完了して
いないと判断した場合(ステップS33;NO)、各縫
製区間についての縫製長さが計測されていないことか
ら、各区間図形の長さを割合に応じて調節した状態で表
示することなく、縫製長さ設定処理を終了する。
【0058】次にいせ込み縫製処理を説明する。上述の
ように、いせ込み縫製処理は、ステップS20におい
て、計測SW19が操作されない場合に行なわれるもの
であり、通常、上述の縫製長さの設定処理が完了し、図
6に示すように、操作パネル17に各区間図形175a
〜175hの長さがその縫製長さに応じた割合で表示さ
れた状態で行なわれる。MPU10aは計測SW19が
操作されていないことを認識し(ステップS20;N
O)、ステップS22において起動ペダル15が踏まれ
ているか否かを判断する。
【0059】そして、起動ペダル15が踏まれていない
と判断した場合(ステップS22;NO)、ステップS
25に移行し、起動ペダル15が踏まれていると判断し
た場合(ステップS22;YES)、ステップS23に
移行し、所定のステップに設定されているいせ込み量に
応じていせ込み縫製を開始する。また、実際に縫い進ん
だ縫製長さを計測し、計測した縫製長さに基づいて指示
棒18の位置を、区間図形の内周に沿って移動させてい
く。作業者は、この指示棒18の位置から縫製作業の進
度を容易に把握することができる。
【0060】そして、ステップS25において、ステッ
プ切替SW16が操作されたか否かを判断し、ステップ
切替SW16が操作されない場合(ステップS25;N
O)、ステップS31に移行し、ステップ切替SW16
が操作された場合(ステップS25;YES)、MPU
10aはステップS26において、ステップ切替SW1
9が操作される直前のステップが最終ステップであるか
否かを判断する。そして、最終ステップであると判断し
た場合(ステップS26;NO)、ステップS31に移
行し、最終ステップではないと判断した場合(ステップ
S26;NO)、ステップS27において計測フラグが
セットされていないことを認識して(ステップS27;
NO)、ステップS29に移行する。
【0061】ステップS29において、MPU10aは
切替えたステップに対して設定されているいせ込み量を
取得してステップS30に移行する。ステップS30で
は、MPU10aは縫製進度に応じて区間図形の内周に
沿って移動させていた指示棒18の位置を、切替えたス
テップの開始位置まで移動させる。これは手動モードで
の縫製作業は、あくまでも作業者によるステップ切替S
W16の操作タイミングに応じてステップを切替えてい
くものであるため、実際の縫製作業において作業者が目
視によりステップ切替SW16を操作した時点で、指示
棒18が連続する二つの区間図形の境界線上に位置する
とは限らないためである。
【0062】このように、縫製作業中は、指示棒18は
縫いピッチと針数に基づいて算出された縫製長さに基づ
いて移動するが、ステップ切替SWが操作された場合、
その時点での位置に関係なく、常に切替えたステップに
対応する区間図形の開始位置まで移動して、この開始位
置から新たに縫いピッチと針数に基づいて算出した縫製
長さに基づいて移動を開始する。また、図6に示すよう
に、ステップS30ではステップが切替えられることで
縫製が完了した区間図形の背景(175a)をハーフト
ーンで表示して、縫製が終了していない区間図形から識
別できるように表示する。また、切替えられたステップ
に対応する区間図形175bの周囲を、太線で覆った強
調表示により他の区間図形と識別できるように表示す
る。
【0063】ステップS31では、糸切り操作が行なわ
れるか否かを判断し、糸切り操作が行なわれない場合
(ステップS31;NO)、ステップS22に戻り、い
せ込み縫製処理を繰り返し実行する。一方、糸切り操作
が行なわれた場合(ステップS31;YES)、MPU
10aはいせ込み縫製処理が終了したと判断し、計測フ
ラグがセットされていないことを確認した後(ステップ
S32;NO)、いせ込み縫製処理を終了する。
【0064】本実施の形態に示した作動送りミシンによ
れば、作業者が切替えSW16を操作した時点で縫製を
行っていた縫製区間の長さを制御部10が算出すると共
に、全縫製長さに対する各縫製区間の縫製長さの比(割
合)を算出し、第一区間図形〜第八区間図形の長さを、
算出した割合に応じて調節した状態で表示する。従っ
て、作業者は手動モードにおいても、各ステップが袖周
りのどの位置に対応しているのかを容易に把握すること
ができる。
【0065】また、縫製作業の進度に連動して各区間図
形の内周面上を移動する指示棒18を表示して、作業者
がステップ切替SW16を操作してステップを切替えた
時点で、指示棒18の位置を、切替えたステップの開始
位置まで移動させる。従って、ピッチと針数に基づいて
算出した縫製長さに基づいて移動する指示棒18の位置
と実際の縫製位置との不一致を未然に防止でき、作業者
は指示棒18の位置から、実際の縫製進度位置を正確に
把握することが可能となる。
【0066】また、作業者がステップ切替SW16を操
作してステップを切替えた時点で、縫製が終了した縫製
区間の区間図形の背景をハーフトーンで表示して、縫製
作業が行われていない縫製区間の区間図形とは異なる態
様で表示するので、作業者は縫製作業中の縫製区間(ス
テップ)を目視により容易に把握できる。また、再計測
SWを操作することで、縫製長さ設定処理を容易に行な
うことが可能となる。
【0067】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ることはなく適宜変更可能である。例えば、本実施の形
態においては、縫製長さの設定処理を、作業者が再計測
SW19を操作することにより行なうものとしたが、こ
れに限らず、例えば、通常のいせ込み縫製処理において
計測している各ステップの縫製長さを記憶しておき、い
せ込み縫製処理を複数回行なった時点で、各ステップの
縫製長さの平均値を算出して、この平均値を各ステップ
の縫製長さとしても良い。
【0068】また、設定スイッチ及び区間図形の識別態
様は、色、または模様を替えることにより、識別可能に
なる構成として説明したが、これに限定されず、例え
ば、形状、色濃度、明度等を変更することにより識別可
能な構成としてもよい。また、本実施の形態において
は、いせ込み量を区間図形に関連付けて表示させる構成
としたが、表示される情報はこれに限らず、例えば、い
せ込みを行う際の糸張力、ミシンモータの回転数等に関
する情報を表示させる構成であってもよい。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、全縫製区
間の長さに対する各縫製区間の長さの比率を算出し、各
縫製区間の表示図形の長さを、算出した比率に応じて調
節して表示装置に状態で表示する。従って、作業者はい
わゆる手動モードにおいても、各縫製区間が袖周りのど
の位置に対応しているのかを容易に把握することができ
る。
【0070】請求項2記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られると共に、各縫製区間の表示図形に
縫製進度位置を表示すると共に、作業者が切替スイッチ
を操作して縫製区間を切替えた時点で、切替えた縫製区
間の表示図形の最初の位置から縫製進度位置を新たに表
示し始める。従って、例えば、ピッチと針数に基づいて
算出した縫製長さに基づいて表示されている縫製進度位
置と、実際の縫製位置との不一致を未然に防止でき、作
業者は縫製進度位置の表示から、実際の縫製進度位置を
正確に把握することが可能となる。
【0071】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2と同様の効果を得られると共に、縫製が終了した
縫製区間の表示図形を、未だ縫製が行われていない縫製
区間の表示図形とは異なる態様、例えば、異なる色や明
度で表示するので、作業者は縫製作業中の縫製区間を目
視により容易に把握できる。
【0072】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
3のいずれか一つと同様の効果を得られると共に、各縫
製区間のいせ込み量を各縫製区間の表示図形に関連付け
て表示するので、作業者は縫製作業中であっても、各縫
製区間のいせ込み量を目視により容易に把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に示す差動送りミシンの構造を示
すブロック図である。
【図2】操作パネルの表示図形を示す図面である。
【図3】操作パネルの表示図形を示す図面である。
【図4】操作パネルの表示図形を示す図面である。
【図5】操作パネルの表示図形を示す図面である。
【図6】操作パネルの表示図形を示す図面である。
【図7】MPUによるいせ込み量設定処理を示すフロー
チャートである。
【図8】MPUによる縫製長さ設定処理及びいせ込み縫
製処理を示すフローチャートである。
【図9】自動モード選択時の画面表示を示す図面(A)
及び従来の手動モード選択時の画面表示を示す図面
(B)である。
【符号の説明】
1 差動送りミシン 10a 表示制御手段(MPU) 10b ROM、 10c RAM 10d EEPROM 16 ステップ切替SW 17a 表示装置 175a〜175h 表示図形(区間図形)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B150 BA10 CB13 CC05 CE03 CE09 CE23 CE27 DE03 DE07 DE11 DE27 GD14 GD22 GF02 GF03 GG04 JA03 LA16 LA17 LA71 LB02 MA02 NA15 NA16 NB04 NB05 NB18 NC03 NC11 QA06 QA07 QA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の縫製区間を図形として表示する表
    示装置と、各縫製区間に設定されたいせ込み量を記憶す
    る記憶手段と、作業者が縫製作業中の所定のタイミング
    で操作することにより縫製区間を切替える切替えスイッ
    チとを備え、各縫製区間に設定されたいせ込み量に基づ
    いて被縫製物にいせ込み縫製を行う差動送りミシンであ
    って、 全縫製区間の長さに対する各縫製区間の長さの比率に応
    じて、各縫製区間の前記表示図形の長さを変更する表示
    制御手段を備えることを特徴とする差動送りミシン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の差動送りミシンであっ
    て、 前記表示制御手段が、各縫製区間の前記表示図形に縫製
    進度位置を表示するとともに、 作業者が前記切替えスイッチを操作して縫製区間を切替
    えた時点で、切替えた縫製区間の表示図形に対して縫製
    進度位置の表示を開始することを特徴とする差動送りミ
    シン。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の差動送りミシン
    であって、 前記表示制御手段が、縫製が終了した縫製区間の表示図
    形を、縫製が行われていない縫製区間の表示図形とは異
    なる態様で表示することを特徴とする差動送りミシン。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一つに記載の差
    動送りミシンであって、 前記表示制御手段が、各縫製区間に設定されたいせ込み
    量を各縫製区間の表示図形に関連付けて表示することを
    特徴とする差動送りミシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006288939A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Juki Corp 差動送りミシン
JP4551805B2 (ja) * 2005-04-14 2010-09-29 Juki株式会社 差動送りミシン

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