JP4073419B2 - 縫い目形成可能範囲を表示可能な刺繍ミシン - Google Patents

縫い目形成可能範囲を表示可能な刺繍ミシン Download PDF

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Description

この発明は縫い目形成可能範囲を表示可能な刺繍ミシンに関する。
記憶装置に模様を形成する縫い目データを記憶させておき、このデータに基づいて刺繍縫いを行うことが可能なミシンが普及している。
このようなミシンにおいて、近年記憶装置の容量の増大化に伴い、複雑な模様データを記憶させることも可能になり、またこのような複雑な模様を組み合わせて刺繍縫いを行えるようになって来ており、刺繍縫いのための針数が拡大しつつある。
特許公開平06-154455号公報(特願平4−334987号)
しかし針数の拡大に伴い、刺繍縫い実行途中に下糸がなくなることが頻発する問題が生じている。刺繍途中に下糸がなくなると、ミシンを止めて模様を停止位置から数十針前に戻し、下糸を補充して再起動する必要があり、その戻し作業が煩雑で時間を要する欠点があった。
このような欠点を改善するために、特願平4−334987号、特願平4−146665号、特願平4−163652号等により、下糸残量を表示したり、下糸残量の不足を警告可能なミシンが本願出願人により既に提案されている。
本発明はこれらの発明を更に発展させ、縫い目形成可能範囲を表示可能な刺繍ミシンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、選択可能な複数の模様に対応する縫い目を形成させ、又該模様を表示させるための模様デ−タを与える手段と、該模様デ−タを与える手段から所望の模様を選択し対応する模様デ−タを得る手段と、該選択した複数の模様の模様デ−タに基いて縫い目を形成する手段と、前記選択した複数の模様の模様デ−タに基いて複数の模様の組み合わせ又は複数の模様ブロックを表示する手段と、前記選択した複数の模様についてこれを形成するに必要な下糸量を表すデ−タを与える手段と、ミシンに装着されている下糸の残量を検出する手段と、該検出する手段からの下糸残量と前記必要な下糸量を表すデ−タとから、前記選択した複数の模様の組み合わせ又は複数の模様ブロックの中の連続して縫える範囲を算出する手段と、該算出する手段により算出された、選択した複数の模様の組み合わせ又は複数の模様ブロックの中の連続して縫える範囲を前記表示する手段に表示させる手段と、を備えたことを特徴とする縫い目形成可能範囲を表示可能な刺繍ミシンとすることで課題を解決した。
また本発明は、前記表示する手段において、縫い目形成可能な範囲に全てが含まれない模様は縫い目形成可能範囲として表示されない、ようにした縫い目形成可能範囲を表示可能な刺繍ミシンとすることで課題を解決した。
また本発明は前記選択された模様が複数の模様ブロックから形成され、前記表示する手段において、縫い目形成可能な範囲に全てが含まれない模様ブロックは縫い目形成可能範囲として表示されない、ようにした縫い目形成可能範囲を表示可能な刺繍ミシンとすることで課題を解決した。
また本発明は、前記表示する手段が、色分けにより縫い目形成可能な範囲を表示する、ようにした縫い目形成可能範囲を表示可能な刺繍ミシンとすることで課題を解決した。
また本発明は、選択可能な複数の模様に対応する縫い目を形成させ、又該模様を表示させるための模様デ−タを与える手段と、該模様デ−タを与える手段から所望の模様を選択し対応する模様デ−タを得る手段と、該選択した複数の模様の模様デ−タに基いて縫い目を形成する手段と、前記選択した複数の模様の模様デ−タに基いて複数の模様の組み合わせ又は複数の模様ブロックを表示する手段と、前記選択した複数の模様についてこれを形成するに必要な下糸量を表すデ−タを与える手段と、ミシンに装着されている下糸の残量を検出する手段と、該検出する手段からの下糸残量と前記必要な下糸量を表すデ−タとから、前記選択した複数の模様の組み合わせ又は複数の模様ブロックの中の連続して縫える範囲を算出する手段と、該算出する手段により算出された、選択した複数の模様の組み合わせ又は複数の模様ブロックの中の連続して縫える範囲を前記表示する手段に表示させる手段と、操作により動作してミシン始動信号を発生する操作手段と、前記始動信号に応答して動作して前記表示する手段に表示された模様が選択した複数の模様の中の連続して縫える範囲の模様であるか否かを判別し、その判別が肯定の場合に縫い目を形成する手段の動作を制御して前記連続して縫える範囲の模様の縫いを行い、縫い目形成可能な範囲に含まれていない模様の場合には、前の模様縫いを行っている場合に止め縫いを実行させてミシンを停止させる制御手段と、を備えたことを特徴とする縫い目形成可能範囲を表示可能な刺繍ミシンとすることで、課題を解決した。
本発明の縫い目形成可能範囲を表示可能な刺繍ミシンは、選択した模様に関して、現在の下糸残存量に基づいて縫い目形成可能な範囲を、表示させることが可能になる効果がある。選択した模様又はその模様ブロックが現在の下糸残存量で縫い目形成可能か否か表示装置26に色分けで表示されるため、ユーザはどの模様を縫い終わった時に下糸を交換すれば良いか認識でき、下糸の効率的な利用が図れる。また、最初の模様縫いについても下糸量が不足の場合には、その旨の警告がなされるから、縫い開始前に下糸の交換を行うことが可能になる。
選択可能な複数の模様に対応する縫い目を形成させ、又該模様を表示させるための模様データを与える手段と、該模様データを与える手段から所望の模様を選択し対応する模様データを得る手段と、該選択した単数又は複数の模様の模様データに基づいて縫い目を形成する手段と、前記選択した単数又は複数の模様の模様データに基づいて単数又は複数の模様を表示する手段とを備えており、これらに加えて前記選択した模様を形成するに必要な下糸量を表すデータを与える手段を装備している。
下糸量を表すデータを与える手段としては、予め模様に対応した必要下糸量を記憶した記憶手段で良く、この場合、下糸量を表すデータを与える手段と、模様データを与える手段を共通の記憶手段等により構成し、必要下糸量を表すデータを前記模様データに付随させておいても良い。また、また直接必要下糸量を記憶せず、模様の針数を記憶させておき、ここから必要下糸量を算出するように構成することも可能である。また、模様を形成するための縫い距離を求めて、これに所定の定数を乗じて下糸必要量を求めることも可能である。
上記に加えて更にミシンに装着されている下糸の残量を検出する手段と、該検出する手段からの下糸残量と前記必要な下糸量を表すデータとから、前記選択した模様の縫い目形成可能範囲を算出する手段と、該算出する手段により算出された縫い目形成可能範囲を、前記表示する手段に表示させる手段とを備えている。
下糸の残量を検出する手段としては種々のものが採用可能であるが、例えば本願出願人により提案された特開平1−126996号に開示された構成のものを使用すれば良い。
前記した必要下糸量と検出した下糸残量とから、算出する手段は模様の縫い目形成可能範囲を算出し、表示させる手段はこの範囲を表示する手段に表示させる。
該表示する手段の表示は、模様の途中まで縫い目形成可能な場合は、この模様を除外して、縫い目形成可能な範囲に全てが含まれない模様は縫い目形成可能範囲として表示しないようにしても良い。また、一つの模様が複数の模様ブロックから形成されている場合には、この模様ブロック毎に縫い目形成可能か否か判断して、途中まで縫い目形成可能な模様ブロックは縫い目形成可能な範囲から除外して表示するようにすることも可能である。
縫い目形成可能な範囲の表示は、該当する模様或いは模様ブロックを他の部分と色分けして表示するのが良く、また斜線や点などの表示上の変化や輝度の変化或いは点滅などにより表示することも可能である。
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1において、模様データ記憶手段1には複数の模様を形成するための縫い目データと表示手段6に該模様を表示させるための表示データとが記憶されている。この模様は模様選択手段2により選択可能になっており、単数或いは複数の模様を選択できるように構成されている。模様選択手段2で選択された模様の表示データは表示制御手段5に送られ、表示手段6に表示される。また、該模様の縫い目データは縫い目形成機構制御手段3に送られて、縫い目形成機構4により該模様の刺繍縫いが実行されるように構成されている。
なお、単一の模様が複数の模様ブロックから構成される場合には、模様データを各模様ブロック毎に分離して記憶させ、後述するように縫い目形成可能な範囲を算出する際に模様ブロック毎に縫い目形成可能な範囲であるか否か判別するようにするのが望ましい。
縫い目形成機構4における、現在装着された下糸の残量は下糸残量検出手段8により検出されるようになっている。下糸残量検出手段8は、この実施例では縫い目形成機構4のボビンに装着された下糸の残量を検出するようになっており、前記した特開平1−126996号に開示された構成のものを使用している。
模様選択手段2により選択された模様の必要下糸量は必要下糸量データ付与手段7から出力されるように構成されている。この実施例では必要下糸量データ付与手段7には模様に対応して予め予測される必要量が記憶されており、模様選択手段2で選択された模様の下糸必要量を縫い目形成可能範囲算出手段9に出力するようになっている。
なお、1つの模様が複数の模様ブロックから構成されている場合には、模様ブロック毎に必要下糸量を必要下糸量データ付与手段7から出力するように構成することが望ましい。
なお、必要下糸量データ付与手段7を模様データ記憶手段1と一体化して、模様データに付属して下糸必要量のデータを格納するようにしても良い。
また、必要下糸量データ付与手段7には直接必要下糸量を記憶せず、模様の針数を記憶させておき、ここから必要下糸量を算出して出力するように構成することも可能である。即ち、予め一針に必要な下糸必要量を決めておき、これに針数を乗じて計算することも可能である。また、縫い目データの相対移動量を累計して縫い距離を求め、これに所定の定数を乗じて下糸必要量を求めることも可能である。
縫い目形成可能範囲算出手段9は、必要下糸量データ付与手段7からの必要下糸量と、下糸残量検出手段8からの下糸残存量とを比較し、下糸残量検出手段8で検出された下糸残存量で選択された模様又はその模様ブロックがどこまで縫い目データ形成可能か否か判断する。或いは単に選択された模様又は模様ブロックが検出された下糸残存量から縫い目形成可能か否か判断するだけでも良い。
また模様が複数ある場合には、模様の配列順に比較を行い、判断を行うようになっている。
例えば、図5(A)に示すように四角枠模様50と丸枠模様51内にA文字模様52が挿入された模様、三角模様53の三つの模様を選択して組み合わせた模様を形成する場合について説明する。なお、丸枠模様51とA文字模様52は一の模様の中の模様ブロックとして模様データ記憶手段1に記憶されている。
縫い目形成可能範囲算出手段9は例えば左側から順に四角枠模様50から必要下糸量と下糸残存量を比較し、四角枠模様50がどこまで縫い目形成可能か否か判断する。模様全部可能なら、次に四角枠模様50の必要下糸量と丸枠模様51の必要下糸量を累積し、これと下糸残存量とを比較し、同様にどこまで縫い目形成可能か否か判断する。このように順次所定の順で各模様或いは模様ブロックについて縫い目形成可能範囲を判別し、その判別結果を表示制御手段5に出力するようになっている。図5(A)では斜線で示す部分が縫い目形成可能と判断された部分であり、三角模様53の中央部まで縫い目形成可能と判断されている。
表示制御手段5は縫い目形成可能範囲算出手段9からの縫い目形成可能範囲の判断に基づいて、縫い目形成可能な範囲をこの実施例では色分けで表示させるようになっている。図5の(B)(C)に表示例を示す。(B)では(A)に示す縫い目形成可能な範囲をそのまま色分けして表示しており、四角枠模様50、丸枠模様51、A文字模様52及び三角模様53の約半分を色分け表示して、ユーザに縫い目形成可能な範囲をそのまま視認できるようにしている。
(C)では、模様の全てが縫い目形成可能な範囲に含まれない場合には、色分け表示しないようにしており、三角模様53は半分まで縫い目形成可能であるから、三角模様53は色分け表示せず、四角枠模様50と丸枠模様51及びA文字模様52にのみ色分け表示するように構成されている。なお(C)の表示を行う場合には、縫い目形成可能範囲算出手段9において、前記したように単純に当該模様が下糸残存量で縫い目形成可能か否か判断するだけで良い。
なお、縫い目形成可能な範囲の表示はは色分けではなく、表示の濃淡や斜線や塗りつぶし、輝度の変化或いは点滅など種々の形態を採用可能である。
図6は1つの模様内の模様ブロックで縫い目形成可能と不可能がわかれた場合の例を示している。(A)に示すように、A文字模様52の途中まで縫い目形成可能と縫い目形成可能範囲算出手段9で判断され、(B)に示すように、四角枠模様50と丸枠模様51のみ色分け表示されるようになっている。
なお、1つの模様を模様ブロックに分割して判断及び表示するのではなく、1つの模様をあくまで1つの模様として扱うことも云うまでもなく可能であるが、ブロックに分割できるものは、なるべくブロック毎に扱うのが望ましく、下糸の有効利用の面で好ましい。
図2により、上記実施例をマイクロコンピュータを用いて実現した場合の具体的な構成例を説明する。
中央演算処理装置20はミシンモータ駆動回路23とX−Yモータ駆動回路40を制御して、X方向モータ41とY方向モータ42を駆動しつつ縫い目形成機構24を駆動して、模様データ記憶手段21に記憶され、模様選択釦22に選択された模様の縫い目を形成させるように構成されている。ミシンモータ駆動回路23の速度は速度コントローラ44により制御され、またX方向モータ41とY方向モータ42は図3に示す刺繍枠43をx−y方向に移動させて刺繍縫いを実現させるようになっている。
中央演算処理装置20は表示制御装置25を介して表示装置26に選択された模様の表示を行わせるようになっており、該表示装置26は図3に示すようにミシン本体Xのアーム部に設けられている。
該表示装置26には前記模様選択釦22がタッチパネルとして形成されており、表示装置26に表示された模様をタッチパネルにより選択できるようなっている。
模様データ記憶手段21には複数の模様が模様コードを付されて記憶されており、各模様データは縫い目データと表示データから構成されている。またこの実施例では各模様或いは模様ブロック毎に必要とする下糸量データが記憶されている。
また縫い目形成機構24には下糸残量検出センサ28が設けられており、現在装着されているボビンの下糸残存量を検出して中央演算処理装置20に入力するようになっている。
中央演算処理装置20は入力した下糸残存量と模様データ記憶手段21に記憶されている必要下糸量とから、縫い目形成可能範囲算出プログラム記憶装置30に記憶されたプログラムに基づいて縫い目形成可能な範囲を算出して、縫い目形成可能か否か判断するように構成されている。この実施例では、下糸残存量から当該模様又は模様ブロックの縫い目をすべて形成可能か否かのみ判断しており、模様の途中まで縫い目形成可能な場合には縫い目形成不可能な模様として扱うようになっている。
この縫い目形成可能な範囲は表示制御装置25を介して表示装置26に表示され、前記図5或いは図6に示すように表示されるように構成されている。
この実施例では縫い目形成可能範囲表示選択釦29を備えており、ユーザが該縫い目形成可能範囲表示選択釦29を操作した時に、縫い目形成可能な範囲を算出し、表示するようになっている。
この実施例では更に印刷装置32を備えており、表示装置26に表示された模様及び縫い目形成可能な範囲をプリントアウトできるようになっている。
なお、31は一時記憶装置である。
図4により動作を説明する。
模様選択釦22が操作され、模様選択がなされ、模様選択が終了すると(ステップS1、2)、縫い目形成可能範囲表示選択釦29の操作があったか否かチェックし(ステップS3)、なければ他の処理を実行する(ステップS4)。縫い目形成可能範囲表示選択釦29が操作されると、下糸残量検出センサ28による下糸残存量の検出値を入力して(ステップS5)、最初の模様について模様データ記憶手段21に格納されている必要下糸量と比較する(ステップS6)。下糸残存量が必要下糸量より多いと、当該模様の模様コードを一時記憶装置31に記憶する(ステップS7)。そして、次の模様に関する必要下糸量を加算して下糸残存量と比較し(ステップS8)、下糸残存量が多ければ、同様に次の模様コードを一時記憶装置31に記憶する(ステップS9)。ステップS8で下糸残存量が下回った場合は、ステップS13に飛ぶ。選択した全模様について終了したら(ステップS10)、ステップS13に移行する。
ステップ6で残存量が必要量を下回った場合には、中央演算処理装置20は表示装置26に下糸不足の警告及び交換を促す表示を実行させ(ステップS11)、ユーザが下糸交換後縫い目形成可能範囲表示選択釦29を操作したか否か判断し(ステップS12)、操作していればステップ5に戻る。操作していなければステップ13に飛ぶ。
模様の縫い目形成可能な範囲の表示が終了し、ユーザが速度コントローラ44を操作して縫い始動指令を発すると(ステップS13)、中央演算処理装置20は一時記憶装置31に記憶された模様コードをチェックして(ステップS14)、該模様が色分けされた縫い目形成可能な範囲にある模様であるか否か判断する。色分けされた模様である場合には、縫い目形成を縫い目形成機構24に実行させ(ステップS15)、縫い目形成が終わると該終了した模様コードを一時記憶装置31に記憶する(ステップS16)。そして、全ての模様について、ステップ14からの動作をくりかえす(ステップS17)。
ステップ14で色分けされていない模様である場合、即ち縫い目形成可能な範囲に含まれていない模様の場合には、前に他の模様縫いを行っている場合には止め縫いを実行してからミシンを停止する。最初の模様の場合は単にミシンを停止する。そして、下糸交換警告を表示装置26に表示させてステップS18、ステップ12に飛ぶ。
以上説明した実施例によれば、選択した模様又はその模様ブロックが現在の下糸残存量で縫い目形成可能か否か表示装置26に色分けで表示されるため、ユーザはどの模様を縫い終わった時に下糸を交換すれば良いか認識でき、下糸の効率的な利用が図れる。また、最初の模様縫いについても下糸量が不足の場合には、その旨の警告がなされるから、縫い開始前に下糸の交換を行うことが可能になる。更に、縫い目形成不可能な模様或いは模様ブロックの縫製開始前には、その前の模様の縫いが終了した時点で止め縫いが自動的に実行され、ミシンが停止して下糸の交換警告がなされるから、下糸の交換を忘れて縫いを続ける事故を未然に防ぐことが可能になる。
更に、表示装置26に表示された模様と縫い目形成可能範囲は、単に表示させておくだけでなく、印刷装置32により印刷出力できる等の効果がある。
本発明の一実施例を示す機能ブロック図。 本発明の一実施例を示す回路ブロック構成図。 本発明の一実施例を示す外観斜視図。 本発明の一実施例の動作を示すフローチャート図。 本発明の一実施例の縫い目形成可能な範囲の判断動作と表示例の説明図。 本発明の他の実施例の縫い目形成可能な範囲の判断動作と表示例の説明図。
符号の説明
1:模様データ記憶手段、2:模様選択手段、3:縫い目形成機構制御手段、4:縫い目形成機構、5:表示制御手段、6:表示手段、7:必要下糸量データ付与手段、8:下糸残量検出手段、9:縫い目形成可能範囲算出手段、20:中央演算処理装置、21:模様データ記憶手段、22:模様選択釦、23:ミシンモータ駆動回路、24:縫い目形成機構、25:表示制御装置、26:表示装置、28:下糸残量検出センサ、29:縫い目形成可能範囲表示選択釦、30:縫い目形成可能範囲算出プログラム記憶装置、31:一時記憶装置、32:印刷装置、40:X−Yモータ駆動回路、41:X方向モータ、42:Y方向モータ、43:刺繍枠、44:速度コントローラ、50:四角枠模様、51:丸枠模様、52:A文字模様、53:三角模様。

Claims (5)

  1. 選択可能な複数の模様に対応する縫い目を形成させ、又該模様を表示させるための模様デ−タを与える手段と、該模様デ−タを与える手段から所望の模様を選択し対応する模様デ−タを得る手段と、該選択した複数の模様の模様デ−タに基いて縫い目を形成する手段と、前記選択した複数の模様の模様デ−タに基いて複数の模様の組み合わせ又は複数の模様ブロックを表示する手段と、前記選択した複数の模様についてこれを形成するに必要な下糸量を表すデ−タを与える手段と、ミシンに装着されている下糸の残量を検出する手段と、該検出する手段からの下糸残量と前記必要な下糸量を表すデ−タとから、前記選択した複数の模様の組み合わせ又は複数の模様ブロックの中の連続して縫える範囲を算出する手段と、該算出する手段により算出された、選択した複数の模様の組み合わせ又は複数の模様ブロックの中の連続して縫える範囲を前記表示する手段に表示させる手段と、を備えたことを特徴とする縫い目形成可能範囲を表示可能な刺繍ミシン。
  2. 前記表示する手段において、縫い目形成可能な範囲に全てが含まれない模様は縫い目形成可能範囲として表示されない、請求項1に記載の縫い目形成可能範囲を表示可能な刺繍ミシン。
  3. 前記選択された模様が複数の模様ブロックから形成され、前記表示する手段において、縫い目形成可能な範囲に全てが含まれない模様ブロックは縫い目形成可能範囲として表示されない、請求項1に記載の縫い目形成可能範囲を表示可能な刺繍ミシン。
  4. 前記表示する手段が、色分けにより縫い目形成可能な範囲を表示する、請求項1又は2又は3に記載の縫い目形成可能範囲を表示可能な刺繍ミシン。
  5. 選択可能な複数の模様に対応する縫い目を形成させ、又該模様を表示させるための模様デ−タを与える手段と、該模様デ−タを与える手段から所望の模様を選択し対応する模様デ−タを得る手段と、該選択した複数の模様の模様デ−タに基いて縫い目を形成する手段と、前記選択した複数の模様の模様デ−タに基いて複数の模様の組み合わせ又は複数の模様ブロックを表示する手段と、前記選択した複数の模様についてこれを形成するに必要な下糸量を表すデ−タを与える手段と、ミシンに装着されている下糸の残量を検出する手段と、該検出する手段からの下糸残量と前記必要な下糸量を表すデ−タとから、前記選択した複数の模様の組み合わせ又は複数の模様ブロックの中の連続して縫える範囲を算出する手段と、該算出する手段により算出された、選択した複数の模様の組み合わせ又は複数の模様ブロックの中の連続して縫える範囲を前記表示する手段に表示させる手段と、操作により動作してミシン始動信号を発生する操作手段と、前記始動信号に応答して動作して前記表示する手段に表示された模様が選択した複数の模様の中の連続して縫える範囲の模様であるか否かを判別し、その判別が肯定の場合に縫い目を形成する手段の動作を制御して前記連続して縫える範囲の模様の縫いを行い、縫い目形成可能な範囲に含まれていない模様の場合には、前の模様縫いを行っている場合に止め縫いを実行させてミシンを停止させる制御手段と、を備えたことを特徴とする縫い目形成可能範囲を表示可能な刺繍ミシン。
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