JP2926613B2 - ミシンの情報表示装置 - Google Patents

ミシンの情報表示装置

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JP2926613B2
JP2926613B2 JP8347543A JP34754396A JP2926613B2 JP 2926613 B2 JP2926613 B2 JP 2926613B2 JP 8347543 A JP8347543 A JP 8347543A JP 34754396 A JP34754396 A JP 34754396A JP 2926613 B2 JP2926613 B2 JP 2926613B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はミシンの使い方や模
様縫いのためのミシン操作に関する情報を分類して格納
した情報メモリと表示器とを備え、前記の情報を選択的
に表示し得るようにしたミシンの情報表示装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】最近の電子制御式ジグザグミシンにおい
ては、直線縫いやジグザグ縫いに加えて、ボタン穴かが
り、ボタン付け、三重縫いやオーバーロックステッチな
どのステッチ縫い、裁ち目かがり、文字やマークなどの
模様縫いなど複数種類の縫製が可能になっている。 【0003】そして、この複数種類の縫製模様のうち所
望の模様を選択したときに、その選択した模様の番号、
名称、形象、その模様を縫製するために使用する押え足
の種類などを表示器に表示させるようにしたものがあ
る。 【0004】例えば、特開昭62ー101283号公報
には、ミシンに備えた縫目データメモリに記憶させた縫
目データから所望の縫目を選択したときにはその選択し
た模様に対応する模様番号を液晶表示器に表示させ、ま
た外部メモリとしてメモリカセットに記憶させた模様デ
ータから所望の模様を選択したときにはその模様の形象
を液晶表示器に表示させるようにしたメモリカセットに
格納された縫目模様の表示可能なミシンが記載されてい
る。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前記従来の電子制御式
ジグザグミシンにおいて、選択した模様に関する情報、
例えば選択した模様の名称、形象、押え足の種類などを
表示するように構成されている。 【0006】しかし、模様を縫製するに際して、上糸の
掛け方や下糸の巻き方やサイドカッターの取付け方など
の一般的なミシンの使い方に関する情報が表示されるよ
うに構成されていない。 【0007】従って、例えば糸駒からの上糸を新たに掛
けるときに、上糸の掛け方を知らない操作者特に初心者
は、その都度使用説明書を取り出し、「上糸の掛け方」
のページを開きその説明文を読みながら上糸を順々に掛
装することになり、上糸掛け操作に多大な時間を要する
という問題がある。 【0008】更に、ボタン穴かがりやボタン付けなどの
複雑な作業が要求される模様を選択したときに、その縫
い方が分からないときにも使用説明書を取り出し、所望
の縫い方を説明したページを開くという作業が必要とな
り、模様を縫製するときにも多大な時間を要するという
問題がある。 【0009】本発明の目的は、ミシンの使い方に関する
一般的な情報を表示器に表示し得るようにしたミシンの
情報表示装置を提供することである。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ミシンの情報表示装置は、図1に示すように、複数種類
に分類されたミシンの説明情報の1つであるミシンの一
般的な使い方の説明情報であって、そのミシンの一般的
な使い方の説明情報は複数の副分類に分類され、その複
数の副分類の各々には、使い方の為の操作手順の説明文
と説明文の理解を容易にする為の画像との情報を含む、
ミシンの説明情報を、格納した情報メモリと、前記情報
メモリに格納された複数の説明情報の1つを択一的に選
択するとともに、その選択された説明情報に含まれる複
数の副分類の1つを択一的に選択する選択手段と、前記
選択手段で選択された副分類に属する情報をドットパタ
ーンで表示する為の表示器と、前記選択手段により選択
された情報を情報メモリから読出し表示器に出力する表
示制御装置と、縫製模様を選択する模様選択操作手段
と、前記ミシンの説明情報を表示器に表示するように切
換える切換え操作手段とを備えている。 【0011】従って、本発明の請求項1記載のミシンの
情報表示装置においては、情報メモリは複数種類に分類
されたミシンの説明情報の1つであるミシンの一般的な
使い方の説明情報であって、そのミシンの一般的な使い
方の説明情報は複数の副分類に分類され、その複数の副
分類の各々には、使い方の為の操作手順の説明文と説明
文の理解を容易にする為の画像との情報を含む、ミシン
の説明情報を、格納する。選択手段は、前記情報メモリ
に格納された複数の説明情報の1つを択一的に選択する
とともに、その選択された説明情報に含まれる複数の副
分類の1つを択一的に選択する。表示器は、前記選択手
段で選択された副分類に属する情報をドットパターンで
表示する。表示制御装置は、前記選択手段により選択さ
れた情報を情報メモリから読出し表示器に出力する。模
様選択操作手段は、縫製模様を選択する。切換え操作手
段は前記ミシンの説明情報を表示器に表示するように切
換える。そして、前記模様選択操作手段の操作により選
択された縫製模様を表示し、前記切換え操作手段の操作
により前記表示器で前記説明文と画像によって前記ミシ
ンの一般的な使い方に関する表示を行う。 【0012】請求項2記載のミシンの情報表示装置は、
上糸の掛け方、下糸の巻き方、下糸の引き出し方、糸調
子ダイヤルの調節の仕方、押え足の交換の仕方、縫針の
取り換え方、サイドカッターの取付け方、ランプの取り
付け方、ミシンの手入れと注油の仕方等の副分類のう
ち、少なくとも2つ以上の副分類からなるミシンの一般
的な使い方に関する表示を行う表示器を備えている。 【0013】従って、請求項2記載のミシンの情報表示
装置においては、表示器は、上糸の掛け方、下糸の巻き
方、下糸の引き出し方、糸調子ダイヤルの調節の仕方、
押え足の交換の仕方、縫針の取り換え方、サイドカッタ
ーの取付け方、ランプの取り付け方、ミシンの手入れと
注油の仕方等の副分類のうち、少なくとも2つ以上の副
分類からなるミシンの一般的な使い方に関する表示を行
う。 【0014】請求項3記載のミシンの情報表示装置は、
ミシンの説明情報である縫製模様を設定するための表示
とミシンの一般的な使い方に関する表示とを行う表示器
を備え、表示器は、ミシンの説明情報である縫製模様を
設定するための表示とミシンの一般的な使い方に関する
表示とを行う。 【0015】請求項4記載のミシンの情報表示装置は、
ミシンに備えられミシンの異常状態を表示する表示器を
備え、表示器はミシンの異常状態とミシンの一般的な使
い方とを表示する。 【0016】請求項5記載のミシンの情報表示装置は、
ミシンに備えられミシンの説明情報である縫製模様を設
定するための表示及び、前記ミシンの異常状態の表示を
行う表示器を備え、表示器はミシンの説明情報である縫
製模様を設定するための表示及び、前記ミシンの異常状
態の表示を行う。 【0017】請求項6記載のミシンの情報表示装置は、
前記使い方の為の操作手順の説明文と説明文の理解を容
易にする為の画像と共に、その使い方の説明における頁
の数に関わる表示を行う表示器を備え、表示器は、前記
使い方の為の操作手順の説明文と説明文の理解を容易に
する為の画像と共に、その使い方の説明における頁の数
に関わる表示を行う。 【0018】請求項7記載のミシンの情報表示装置は、
複数種類に分類されたミシンの説明情報の1つであるミ
シンの一般的な使い方の説明情報であって、そのミシン
の一般的な使い方の説明情報は複数の副分類に分類さ
れ、その複数の副分類の各々には、使い方の為の操作手
順の説明文と説明文の理解を容易にする為の画像との情
報を含む、ミシンの説明情報を、格納した情報メモリ
と、前記情報メモリに格納された複数の説明情報の1つ
を択一的に選択するとともに、その選択された説明情報
に含まれる複数の副分類の1つを択一的に選択する選択
手段と、前記選択手段で選択された副分類に属する情報
をドットパターンで表示する為の表示器と、前記選択手
段により選択された情報を情報メモリから読出し表示器
に出力する表示制御装置と、縫製模様を選択する模様選
択操作手段と、前記模様選択操作手段によって選択され
た縫製模様を縫製するために上下動する針棒と、前記針
棒の近傍に設けられたスタートストップのための操作手
段と、前記スタートストップのための操作手段より前記
針棒から離れた位置に設けられ、前記ミシンの説明情報
を表示器に表示するように切換える切換え操作手段とを
備えている。 【0019】請求項7記載のミシンの情報表示装置にお
いては、情報メモリは、複数種類に分類されたミシンの
説明情報の1つであるミシンの一般的な使い方の説明情
報であって、そのミシンの一般的な使い方の説明情報は
複数の副分類に分類され、その複数の副分類の各々に
は、使い方の為の操作手順の説明文と説明文の理解を容
易にする為の画像との情報を含む、ミシンの説明情報を
格納する。選択手段は、前記情報メモリに格納された複
数の説明情報の1つを択一的に選択するとともに、その
選択された説明情報に含まれる複数の副分類の1つを択
一的に選択する。表示器は、前記選択手段で選択された
副分類に属する情報をドットパターンで表示する。表示
制御装置は、前記選択手段により選択された情報を情報
メモリから読出し表示器に出力する。模様選択操作手段
は縫製模様を選択する。針棒は前記模様選択操作手段に
よって選択された縫製模様を縫製するために上下動す
る。操作手段は、前記針棒の近傍でスタートストップの
ために操作される。切換え操作手段は前記スタートスト
ップのための操作手段より前記針棒から離れた位置に設
けられ、前記ミシンの説明情報を前記表示器に表示する
ように切換える。そして、前記切換え操作手段の操作に
より表示器で前記説明文と画像によって前記ミシンの一
般的な使い方に関する表示を行い、または、前記模様選
択操作手段の操作により前記表示器で選択された縫製模
様を表示する。 【0020】請求項8記載のミシンの情報表示装置は、
前記ミシンの説明情報が複数画面にわたるものであっ
て、前記スタートストップのための操作手段より前記針
棒から離れた位置に設けられ、前記複数の画面にわたる
ミシンの説明情報の画面を切換える頁切換え手段を備え
ている。 【0021】請求項8記載のミシンの情報表示装置にお
いては、頁切換え手段が前記スタートストップのための
操作手段より前記針棒から離れた位置に設けられ、前記
複数の画面にわたるミシンの説明情報の画面を切換え
る。 【0022】請求項9記載のミシンの情報表示装置は、
複数種類に分類されたミシンの説明情報の1つであるミ
シンの一般的な使い方の説明情報であって、そのミシン
の一般的な使い方の説明情報は複数の副分類に分類さ
れ、その複数の副分類の各々には、使い方の為の操作手
順の説明文と説明文の理解を容易にする為の画像との情
報を含む、複数の画面にわたるミシンの説明情報を、格
納した情報メモリと、前記情報メモリに格納された複数
の説明情報の1つを択一的に選択するとともに、その選
択された説明情報に含まれる複数の副分類の1つを択一
的に選択する選択手段と、前記選択手段で選択された副
分類に属する情報をドットパターンで表示する為の表示
器と、前記選択手段により選択された情報を情報メモリ
から読出し表示器に出力する表示制御装置と、前記縫製
模様を選択する模様選択操作手段と、前記模様選択操作
手段によって選択された縫製模様を縫製するために上下
動する針棒と、前記針棒の設けられた近傍のスタートス
トップのための操作手段と、前記ミシンの説明情報を表
示器に表示するように切換える切換え操作手段と、前記
スタートストップのための操作手段より前記針棒から離
れた位置に設けられ、前記複数の画面にわたるミシンの
説明情報の画面を切換える頁切換え手段とを備えてい
る。 【0023】請求項9記載のミシンの情報表示装置にお
いては、情報メモリは複数種類に分類されたミシンの説
明情報の1つであるミシンの一般的な使い方の説明情報
であって、そのミシンの一般的な使い方の説明情報は複
数の副分類に分類され、その複数の副分類の各々には、
使い方の為の操作手順の説明文と説明文の理解を容易に
する為の画像との情報を含む、複数の画面にわたるミシ
ンの説明情報を、格納する。選択手段は、前記情報メモ
リに格納された複数の説明情報の1つを択一的に選択す
るとともに、その選択された説明情報に含まれる複数の
副分類の1つを択一的に選択する。表示器は、前記選択
手段で選択された副分類に属する情報をドットパターン
で表示する。表示制御装置は、前記選択手段により選択
された情報を情報メモリから読出し表示器に出力する。
模様選択操作手段は、前記縫製模様を選択する。針棒
は、前記模様選択操作手段によって選択された縫製模様
を縫製するために上下動する。操作手段は、前記針棒の
設けられた近傍でスタートストップのために操作され
る。切換え操作手段は、前記ミシンの説明情報を表示器
に表示するように切換える。頁切換え手段は、前記スタ
ートストップのための操作手段より前記針棒から離れた
位置に設けられ、前記複数の画面にわたるミシンの説明
情報の画面を切換える。そして、前記切換え手段の操作
により前記表示器で前記説明文と画像によって前記ミシ
ンの一般的な使い方に関する表示を行い、または、前記
模様選択操作手段により前記表示器で選択された縫製模
様を表示する。 【0024】請求項10記載のミシンの情報表示装置
は、前記スタートストップのための操作手段より前記針
棒から離れた位置に設けられ切換え操作手段を備え、切
換え操作手段は前記スタートストップのための操作手段
より前記針棒から離れた位置で操作される。請求項11
記載のミシンの情報表示装置は、前記模様選択操作手段
と前記頁切換え手段とが兼用されている手段を備え、そ
の手段は縫製模様の選択と頁切換えのために操作され
る。 【0025】請求項12記載のミシンの情報表示装置
は、前記ミシンの異常が検出された場合、前記異常に関
する対処を表示する表示器を備え、その表示器は前記ミ
シンの異常が検出された場合、前記異常に関する対処を
表示する。 【0026】請求項13記載のミシンの情報表示装置
は、前記ミシンの異常を検出された場合、前記模様選択
操作手段によって選択された縫製模様から前記異常に関
する表示に切換える手段を備え、その手段は前記ミシン
の異常を検出された場合、前記模様選択操作手段によっ
て選択された縫製模様から前記異常に関する表示に切換
える。 【0027】請求項14記載のミシンの情報表示装置
は、ミシンに関する情報を格納した情報メモリと、前記
情報メモリに格納された複数の説明情報の1つを択一的
に選択する選択手段と、前記ミシンに関する情報を表示
する為の表示器と、前記縫製模様を選択する模様選択操
作手段と、前記表示器で、前記模様選択操作手段により
選択された縫製模様を表示するものであって、ミシンの
異常を検出する検出手段と、前記ミシンに異常が検出さ
れた場合、異常に関する説明文と画像を前記表示器で表
示するように制御手段を備えている。 【0028】請求項14記載のミシンの情報表示装置に
おいては、情報メモリは、ミシンに関する情報を格納す
る。選択手段は、前記情報メモリに格納された複数の説
明情報の1つを択一的に選択する。表示器は、前記ミシ
ンに関する情報を表示する。模様選択操作手段は前記縫
製模様を選択する。前記表示器は、前記模様選択操作手
段により選択された縫製模様を表示する。検出手段はミ
シンの異常を検出する。制御手段は、前記ミシンに異常
が検出された場合、異常に関する説明文と画像を表示す
るよう表示器を制御する。 【0029】請求項15記載のミシンの情報表示装置
は、前記ミシンの異常が検出された場合、前記表示器を
用いて前記異常に関する対処を表示するように制御する
制御手段を備え、制御手段は前記ミシンの異常が検出さ
れた場合、前記表示器を用いて前記異常に関する対処を
表示するように制御する。 【0030】請求項16記載のミシンの情報表示装置
は、ミシンに関わる情報を表示するための表示器と、ミ
シンの上糸の掛け方、下糸の巻き方、下糸の引き出し
方、糸調子ダイヤルの調節の仕方、押え足の交換の仕
方、縫針の取り換え方、サイドカッターの取付け方、ラ
ンプの取り付け方、ミシンの手入れと注油の仕方等の副
分類のうち、少なくとも1つ以上に関わる説明文及び画
像の情報を格納した情報メモリと、前記情報メモリに格
納された情報を表示するために択一的に選択する選択手
段と、前記選択手段によって選択された情報が表示器の
多数画面にわたる場合、その画面を切換える画面切換え
手段と、画面の切換え全体に関わる情報或いは、前記表
示器に現在表示されている画面の順位の少なくとも一方
を表示する画面情報表示手段とを備えている。 【0031】請求項16記載のミシンの情報表示装置に
おいては、情報メモリはミシンに関わる情報を表示する
ための表示器と、ミシンの上糸の掛け方、下糸の巻き
方、下糸の引き出し方、糸調子ダイヤルの調節の仕方、
押え足の交換の仕方、縫針の取り換え方、サイドカッタ
ーの取付け方、ランプの取り付け方、ミシンの手入れと
注油の仕方等の副分類のうち、少なくとも1つ以上に関
わる説明文及び画像の情報を格納する。選択手段は、前
記情報メモリに格納された情報を表示するために択一的
に選択する。画面切換え手段は、前記選択手段によって
選択された情報が表示器の多数画面にわたる場合、その
画面を切換える。画面情報表示手段は、画面の切換え全
体に関わる情報或いは、前記表示器に現在表示されてい
る画面の順位の少なくとも一方を表示する。 【0032】請求項17記載のミシンの情報表示装置
は、画面の切換え全体の情報及び前記表示器に現在表示
されている画面の順位に関する情報を表示する画面情報
表示手段を備え、画面情報表示手段は画面の切換え全体
の情報及び前記表示器に現在表示されている画面の順位
に関する情報を表示する。 【0033】請求項18記載のミシンの情報表示装置
は、前記多数画面を一方方向にのみ切換える画面切換え
手段を備え、画面切換え手段は前記多数画面を一方方向
にのみ切換える。 【0034】請求項19記載のミシンの情報表示装置
は、複数種類に分類されたミシンの説明情報の1つであ
るミシンの一般的な使い方の説明情報であって、そのミ
シンの一般的な使い方の説明情報は複数の副分類に分類
され、その複数の副分類の各々には、使い方の為の操作
手順の説明文と説明文の理解を容易にする為の画像との
情報を含む、ミシンの説明情報を、格納した情報メモリ
と、前記情報メモリに格納された複数の説明情報の1つ
を択一的に選択するとともに、その選択された説明情報
に含まれる複数の副分類の1つを択一的に選択する選択
手段と、前記選択手段で選択された副分類に属する情報
をドットパターンで表示する為の表示器と、前記選択手
段により選択された情報を情報メモリから読出し表示器
に出力する表示制御装置と、縫製模様を選択する模様選
択操作手段と、前記ミシンの説明情報を表示器に表示す
るように切換える切換え操作手段と、前記縫製模様を縫
製する際の糸調子を設定するためにの糸調子設定手段
と、前記縫製模様を縫製する際の針振り量で設定するた
めにの針振り量設定手段とを備えている。 【0035】請求項19記載のミシンの情報表示装置に
よれば、情報メモリは、複数種類に分類されたミシンの
説明情報の1つであるミシンの一般的な使い方の説明情
報であって、そのミシンの一般的な使い方の説明情報は
複数の副分類に分類され、その複数の副分類の各々に
は、使い方の為の操作手順の説明文と説明文の理解を容
易にする為の画像との情報を含む、ミシンの説明情報を
格納する。選択手段は、前記情報メモリに格納された複
数の説明情報の1つを択一的に選択するとともに、その
選択された説明情報に含まれる複数の副分類の1つを択
一的に選択する。表示器は、前記選択手段で選択された
副分類に属する情報をドットパターンで表示する。表示
制御装置は、前記選択手段により選択された情報を情報
メモリから読出し表示器に出力する。模様選択操作手段
は縫製模様を選択する。切換え操作手段は、前記ミシン
の説明情報を表示器に表示するように切換える。糸調子
設定手段は、前記縫製模様を縫製する際の糸調子を設定
する。針振り量設定手段は、前記縫製模様を縫製する際
の針振り量で設定する。そして、模様選択操作手段の操
作により前記表示器で選択された縫製模様の形象を糸調
子の設定状況及び針振りの設定状況と共に表示し、前記
切換え操作手段の操作により前記表示器で前記説明文と
画像によって前記ミシンの一般的な使い方に関する表示
を行う。 【0036】請求項20記載のミシンの情報表示装置
は、糸調子を自動或いは手動で設定する前記糸調子設定
手段を備えて、前記模様選択操作手段の操作により前記
表示器で選択された縫製模様の形象を糸調子の手動設定
状況或いは自動糸調子である旨及び、針振りの設定状況
と共に表示し、前記切換え操作手段の操作により前記表
示器で前記説明文と画像によって前記ミシンの一般的な
使い方に関する表示を行う。 【0037】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。図2は本発明を適用した電子制御式
ジグザグミシンを示すものである。 【0038】このミシンMのアーム部1内には針棒上下
駆動装置と針棒揺動装置及び天秤駆動装置とが組込ま
れ、ベッド部2内には布送り用の送り歯の上下動のため
の上下送り駆動装置と送り歯の前後動のための前後送り
駆動装置とが組込まれており、これら針棒揺動駆動装置
と前後送り駆動装置とは制御装置CIで制御されるパル
スモータ46・47(図5参照)で夫々駆動され、針棒
上下駆動装置と天秤駆動装置及び上下送り駆動装置とは
ミシンモータ(直流モータ)48(図5参照)で駆動さ
れる。尚、符号5は針棒、符号6は縫針、符号7は押え
棒、符号8は押え足である。 【0039】このミシンMのアーム部1には、縦120
ドット×横640ドットで構成される大型の液晶ディス
プレイ9、縫製運転を開始或いは停止させるためのスタ
ート/ストップスイッチ10、上糸の糸調子を強い状態
から弱い状態に互って調節可能な上糸調子ダイヤル1
1、下糸ボビン26に下糸を巻装するための下糸巻き装
置12が配設されている。図3に示すように前記上糸調
子ダイヤル11にはその調節範囲の略中央位置つまり自
動糸調子に設定される位置に切欠部が形成され、この切
欠部により作動する自動糸調子スイッチ33が設けら
れ、この自動糸調子スイッチ33は上糸調子ダイヤル1
1を「自動」に設定することにより作動(ON状態)し
たときに自動モードのスイッチ信号を出力する。更に、
上糸調子ダイヤル11のダイヤル軸13にはポテンショ
メータからなる糸調子調節ボリューム34が連結され、
糸調子調節ボリューム34からは糸調子信号を出力す
る。 【0040】脚柱部3の機枠4には、縫製する模様に関
する模様データ(模様情報)と模様の縫製に伴うミシン
操作を説明する縫い方データ(縫い方情報)とミシンの
一般的な使い方に関する使い方データ(使い方情報)と
を順次サイクリックに切換えて選択するメニューキー1
4、縫い方データや使い方データを表示しているときに
次の項目番号を選択するインクリースキー15及び1つ
前の項目番号を選択するデクリースキー16、模様デー
タを表示させているときには次の模様データを選択し或
いは縫い方データや使い方データの項目データを表示し
ているときにその項目データが複数のページデータで構
成されている場合には次のページデータを選択する模様
/ページキー17、縫製速度を低速から高速に互って変
更し得るスピードボリューム18、加工布の送り量を任
意に調節する送り調節ボリューム19、縫針6の揺動量
を任意に調節する針揺動調節ボリューム20、所望の模
様を選択するテンキーからなる模様選択スイッチ21が
設けられている。 【0041】更に、ベッド部2の機枠4にはボタン付け
やつくろい縫いなどのときに送り歯を下げた状態に保持
するドロップフィードレバー22、フットコントローラ
23を接続するためのジャック24が設けられている。 【0042】図2・図4に示すように、滑り板25の直
ぐ下方には透明な合成樹脂製の下糸ボビン26を収容す
る内釜27が設けられ、その内釜27の回りを回動可能
に外釜28が設けられている。 【0043】また、滑り板25の下面には下糸ボビン2
6の半径方向に一列に配設された複数の発光素子及び受
光素子からなる公知の下糸残量検出装置30が設けられ
ており、下糸ボビン26の直ぐ下方で内釜27の内面に
は発光素子の光を受光素子に向かって反射するための反
射板29が設けられている。そして、下糸残量検出装置
30は、下糸ボビン26に巻装された下糸の残量に応じ
て発光素子から発射される発射光を遮る度合いにより下
糸残量信号を出力する。 【0044】次に、ミシンMの制御系の全体構成につい
て、図5・図6のブロック図に基いて説明する。 【0045】このミシンMの制御系はミシン制御部MC
と表示制御部DCとで構成され、ミシン制御部MCには
CPU(中央演算装置)やROM(リード・オンリ・メ
モリ)やRAM(ランダム・アクセス・メモリ)などか
らなる制御装置C1を備え、表示制御部DCにはCPU
52やROM53〜57やRAM58などからなる制御
装置C2を備えている。 【0046】前記ミシン制御部MCは既存の電子制御式
ジグザグミシンと同様であるので簡単に説明する。制御
装置C1には入力信号として次のようなスイッチなどが
接続されている。 【0047】起動及び停止信号を出力するスタート/ス
トップスイッチ10、模様を選択する模様選択スイッチ
21、A/D変換器38を介して設定速度信号を出力す
るスピードボリューム18、A/D変換器39を介して
送り量設定信号を出力する送り調節ボリューム19、A
/D変換器40を介して針揺動量設定信号を出力する針
揺動調節ボリューム20、針棒上下運動の1サイクル毎
に針棒5が最高位置に達したときにフォトインタラプタ
等で検出しタイミング信号を出力するタイミング信号発
生器31、ミシンモータ48の1回転毎に速度信号を出
力するスピードセンサ32、A/D変換器41を介して
下糸残量信号を出力する下糸残量検出装置30、上糸調
子ダイヤル11を「自動」に設定してあるときに自動モ
ード信号を出力する自動糸調子スイッチ33,A/D変
換器42を介して糸調子調節信号を出力する糸調子調節
ボリューム34、押え棒7を上下に駆動させる布押えテ
コ(図示略)に連結され押え棒7の上昇位置と下降位置
とに応じて押え棒位置信号を出力するプレッサーフット
スイッチ35、ドロップフィードレバー22に連結され
送り歯不作動信号を出力するドロップフィードスイッチ
36、フットコントローラ23をセットしたときにはフ
ットコントローラ23を押圧操作する毎に起動及び停止
信号を出力するフットコントローラスイッチ37などが
接続されている。 【0048】更に、その制御装置C1には針棒揺動用パ
ルスモータ46を駆動するパルスモータドライバ43、
前後送り用パルスモータ47を駆動するパルスモータド
ライバ44、ミシンモータ48を駆動するミシンモータ
ドライバ45が接続されている。 【0049】制御装置C1のROMには、多数の縫目模
様の夫々について各縫動作毎の針棒5の揺動量と送り歯
の送り量及び送り方向とに関するデータを模様番号と対
応させて予め格納された模様データ、選択された模様デ
ータと送り調節ボリューム19からの送り量設定信号と
針揺動調節ボリューム20からの針揺動量設定信号とに
基いて針棒揺動用パルスモータ46と前後送り用パルス
モータ47とを制御するための制御プログラム、スピー
ドボリューム18からの設定速度信号とスピードセンサ
32からの速度信号とに対応して、またスタート/スト
ップスイッチ10の操作に応じてミシンモータ48の駆
動を制御する制御プログラムなどが記憶されている。 【0050】制御装置C1のRAMには、CPUで演算
処理した結果を一時的に記憶する各種メモリに加えて、
フットコントローラ23が接続されたときにセットする
フットコントローラフラグ、ミシンモータ48に駆動信
号が出力されているにも拘わらずミシンモータ48が回
転しないときや操作者がミシン操作を誤ったときなどに
おいて警告の有無を指示するデータとその警告内容を示
すデータとを対にして記憶するアラームデータメモリな
どが設けられている。 【0051】次に、本発明に係わる表示制御を行う表示
制御部DCにおいて説明する。 【0052】表示制御部DCは、インターフェイス49
と制御装置C2とメニューキー14とインクリースキー
15とデクリースキー16と模様/ページキー17と表
示機構Dとから構成され、図示のように接続されてい
る。 【0053】表示機構Dはディスプレイコントローラ5
0と液晶ディスプレイ9とから構成され、ディスプレイ
コントローラ50は各入力キー14〜17の操作により
選択された所望の表示データを制御装置C2から受け、
その表示データを表示用RAMに書き込むと同時に、そ
の表示データに応じた表示信号をディスプレイ9に出力
する。 【0054】制御装置C2は、図6に示すように、CP
U52とそのCPU52にデータバス等を介して接続さ
れ各種の制御プログラムを格納したROM53,RAM
58、各種の表示データを格納したROM54・55・
56、警告データを格納したROM57とから構成され
ている。 【0055】ROM53には、後述の表示制御の制御プ
ログラム、表示機構Dを制御する制御プログラム、後述
の模様表示モードが選択されたときに針揺動調節ボリュ
ーム20からの針揺動量設定信号に基いてその設定信号
を数値に変換するプログラム、送り調節ボリューム19
からの送り量設定信号に基いてその設定信号を数値に変
換するプログラム、糸調子ダイヤル11からの糸調子調
節信号に基いてその調節状態を矢印で表示させるための
プログラム、下糸残量検出装置30からの下糸残量信号
に基いて下糸量を表示させるためのプログラム、図13
(a)に示す折れ線によるジグザグ縫目の形象、図13
(b)に示す破線で示す直線縫い縫目の形象、「糸調
子」、「下糸量」を表示するデータ及び糸調節状態のパ
ターンデータと下糸量を表示する糸駒のパターンデータ
などが記憶されている。 【0056】ROM54には複数の模様の模様データ
(模様情報)の夫々に関して、項目番号、縫目模様の名
称、縫目模様の形象、使用する押え足の種類を前記ディ
スプレイ9の1画面(以下、1ページという)に対応に
して各ドットを「1」或いは「0」の数値で記憶してい
る。その縫目模様の名称を項目番号を付して次に列挙す
る。 【0057】1.ボタン穴かがり、2.直線縫い、3.
ジグザグ縫い、4.チェーンステッチ、5.三重縫い、
6.飾りステッチ、7.ファゴティング、8.オーバー
ロックステッチ、9.ブラインドステッチ、10.シェ
ルステッチ、11.スカラップステッチ、12.縁かが
り縫い、13.かんどめ縫い、‥などである。 【0058】ROM55には複数の縫い方の縫い方デー
タ(縫い方情報)の夫々に関して、項目番号、縫い方の
名称、縫い方の説明文(文字情報)、説明文を理解し易
くするための絵(画像情報)及びページ番号(1/1や
1/3など)を項目番号毎に分類して前記ディスプレイ
9の1画面に対応して各ドットを「1」或いは「0」の
数値で記憶している。尚、縫い方の説明文が長く1ペー
ジ以上のときには複数のページに分割して記憶してい
る。縫い方の名称を項目番号を付して次に列挙する。 【0059】1.ボタン穴かがり、2.直線縫い、3.
ジグザグ縫い、4.チェーンステッチ、5.三重縫い、
6.飾りステッチ、7.ファゴティング、8.オーバー
ロックステッチ、9.ブラインドステッチ、10.シェ
ルステッチ、11.スカラップステッチ、12.縁かが
り縫い、13.かんどめ縫い、14.ファスナー付け、
15.ボタン付け、16.まつり縫い、17.おとしミ
シン、18.パッチワーク、19.裁ち目かがり‥など
である。 【0060】ROM56には複数の使い方の使い方デー
タ(使い方情報)の夫々に関して、項目番号、使い方の
名称、使い方の説明文、説明文を理解し易くするための
絵及びページ番号(1/1や1/3など)を項目番号毎
に分類して前記ディスプレイ9の1ページに対応して各
ドットを「1」或いは「0」の数値で記憶している。
尚、使い方の説明文が長く1ページ以上のときには複数
のページに分割して記憶している。使い方の名称を項目
番号を付して次に列挙する。 【0061】1.上糸のかけ方、2.下糸の巻き方、
3.下糸の引き出し方、4.糸調子ダイヤルの調節、
5.押え足の交換の仕方、6.縫い針の取り換え方、
7.サイドカッターの取付け方、8.ランプの取換え
方、9.ミシンの手入れと注油、‥などである。 【0062】ROM57には複数の警告の警告データ
(警告情報)の夫々に関して、警告の内容、警告を解除
するための説明文、説明文を理解し易くするための絵を
警告の内容毎に分類して前記ディスプレイ9の1ページ
に対応して各ドットを「1」或いは「0」の数値で記憶
している。 【0063】警告の内容と警告を解除するための説明文
とを次に列挙する。 【0064】 <モータがロックされました!!> 原因を順次点検して下さい。 ・縫い針が曲がったり、折れていませんか? ・釜に糸が絡んでいませんか? ・送り歯の回りにゴミがたまっていませんか? <押え足が上がっているのでミシンをスタートできませ
ん!!> ・押え足を下げてから再度スタート/ストップスイッチ
を操作して下さい <送り歯が下がっているのでミシンをスタートできませ
ん!!> ・この模様を縫うときには送り歯で布送りをします ・ドロップフィードレバーを右にスライドさせ、再度ス
タート/ストップスイッチを操作して下さい。 【0065】<フットコントローラを使用中!!> ・フットコントローラを使用しているので、フットコン
トローラでミシンの起動及び停止をして下さい。などが
表示される。 【0066】RAM58には、メニューキー14の操作
により模様データをディスプレイ9に表示させる模様表
示モードと縫い方データをディスプレイ9に表示させる
縫い方表示モードと使い方データをディスプレイ9に表
示させる使い方表示モードとが順次サイクリックに切換
えられて選択されている表示モードを記憶する表示モー
ドメモリ、縫い方データ或いは使い方データを表示する
ときの項目番号を指示する項目番号カウンタ、縫い方デ
ータ或いは使い方データの項目データが複数のページで
構成されているときに表示するページを指示する表示ペ
ージカウンタ、CPU52で演算処理した結果を一時的
に記憶する各種メモリが設けられられている。 【0067】次に、ミシンの制御部DCの制御装置C2
で行われる表示制御のルーチンについて、図7・図8の
フローチャートに基いて説明する。 【0068】電源スイッチ(図示略)が投入されるとこ
の制御が開始されステップS1(以下、単にS1で表
し、他のステップも同様に扱う)へ移行し、表示モード
メモリにおいて模様表示モードが設定され、項目番号カ
ウンタと表示ページカウンタとをクリアするなどの初期
設定が実行されてS2へ移行する。S2では,ROM5
4の模様データと項目番号カウンタのデータとに基いて
模様データの第1項目のデータがディスプレイ9に表示
される。S3では,ROM53から、図13(a)に示
す折れ線によるジグザグ縫目の形象、図13(b)に示
す破線で示す直線縫い縫目の形象、「糸調子」、「下糸
量」などのパターンデータが読込まれてディスプレイ9
に表示される。 【0069】S4では、針揺動調節ボリューム20から
の針揺動量設定信号に基いて振り幅量データが読込ま
れ、送り調節ボリューム19からの送り量設定信に基い
て送りピッチ量データが読込まれ、糸調子ダイヤル11
からの糸調子調節信号に基いて糸調子データが読込ま
れ、下糸残量検出装置30からの下糸残量信号に基いて
下糸量データが読込まれる。S5において、今読込まれ
た各データに基いてディスプレイ9の所定の表示位置に
表示される。例えば、図9に示すように、項目番号
「1」、縫目模様の名称「ボタン穴かがり」、縫目模様
の形象、使用する押え足の種類がディスプレイ9に表示
されると共に、振り幅量の数値「5」、送りピッチの数
値「3」、糸調子調節状態(矢印の表示位置)、下糸量
が夫々ディスプレイ9の所定の表示位置に表示される。
尚、上糸調子ダイヤル11を「自動」に設定のしたとき
には、自動糸調子スイッチ33からの自動モード信号に
より糸調子状態として「AUTO」が表示される。 【0070】ここで、次の縫目模様を表示させるために
模様/ページキー17を操作したとき、S6において操
作されたのはメニューキー14か否かの判定でNoとな
り、次のS7でYesと判定されてS8へ移行する。 【0071】S8では、表示モードメモリのデータに基
いて模様表示モードか否かが判定され、模様表示モード
のときにはS9へ移行する。S9では、項目番号カウン
タのデータがインクリメントされ、S10において項目
番号カウンタで指示する項目に対応する模様データが表
示され、S11へ移行する。 【0072】S11では、制御装置C1のRAMのアラ
ームデータメモリのデータが検索される。そして、次の
S12ではアラームデータメモリの警告の有無を指示す
るデータに基いて警告表示をする必要が有るか否かが判
定され、警告表示の必要がないときにはS13へ移行す
るS13では、模様表示モードか否かが判定され、模様
表示モードのときにはS14へ移行する。S14及びS
15は前記S4及びS5と同様であり、振り幅量や送り
ピッチなどが変更されたときにはその変更後の最新の設
定状態がディスプレイ9に表示され、S6に戻る。尚、
S13でNoと判定されたときにはS6へ戻る。 【0073】次に、縫い方データを表示させるためにメ
ニューキー14を操作したときにはS6でYesと判定
されてS16へ移行する。 【0074】S16では、項目番号カウンタと表示ペー
ジカウンタとがクリアされる。S17では、表示モード
メモリのデータに基いて、次の表示モードが設定され
る。つまり、模様表示モードのときには次の縫い方表示
モードが設定され、縫い方表示モードのときには次の使
い方モードが設定され、使い方表示モードのときには次
の模様表示モードが設定される。 【0075】S18では、模様表示モードか否かが判定
され,NoのときにはS19へ移行し,ROM55の縫
い方データ或いはROM56の使い方データに基いて、
現在選択されている表示モード(縫い方表示モード或い
は使い方表示モード)に対応する縫い方データ或いは使
い方データの第1項目の第1ページのデータが表示さ
れ、S11〜S15が実行されて、S6に戻る。例え
ば、縫い方表示モードが選択されているときには、図1
0に示すように、項目番号「1」、縫い方の名称「ボタ
ン穴かがり」、縫い方の説明文、その説明を理解し易く
するための絵及びページ番号が表示される。また、使い
方表示モードが選択されているときには、図11に示す
ように、項目番号「1」、使い方の名称「上糸の掛け
方」、使い方の説明文、その説明を理解し易くするため
の絵及びページ番号が表示される。 【0076】縫い方表示モード或いは使い方表示モード
が選択されているときに、次の項目のデータを表示させ
るためにインクリースキー15を操作したときには、S
6〜S7を経てS20でYesと判定されてS21へ移
行する。 【0077】S21では、模様表示モードか否かが判定
され、縫い方表示モード或いは使い方表示モードが選択
されているときにはS22へ移行する。S22におい
て、項目番号カウンタがインクリメイトされ、S23で
は表示ページカウンタがクリアされる。S24では、現
在選択されている表示モード(縫い方表示モード或いは
使い方表示モード)に対応する縫い方データ或いは使い
方データの項目番号カウンタで指示する項目データの第
1ページのデータが表示され、S11〜S15が実行さ
れ、S6に戻る。例えば、縫い方表示モードが選択され
ているときに「1.ボタン穴かがり」が表示されている
ときには次の「2.直線縫い」が表示され、「2.直線
縫い」が表示されているときには次の「3.ジグザグ縫
い」が表示され、以下同様にして項目番号や縫い方の名
称などが表示される。また、使い方表示モードが選択さ
れているときに「1.上糸の掛け方」が表示されている
ときには次の「2.下糸の巻き方」が表示され、「2.
下糸の巻き方」が表示されているときには次の「3.下
糸の引き出し方」が表示され、以下同様にして項目番号
や使い方の名称などが表示される。 【0078】縫い方表示モード或いは使い方表示モード
が選択されているときに、1つ前の項目のデータを表示
させるためにデクリースキー16を操作したときには、
S6〜S7・S20を経てS25でYesと判定されて
S26へ移行する。 【0079】S26では、模様表示モードか否かが判定
され、縫い方表示モード或いは使い方表示モードが選択
されているときにはS27へ移行する。S27におい
て、項目番号カウンタがデクリメントされS23へ移行
し、S23〜S24・S11〜S15を経てS6に戻
る。即ち、インクリースキー15を操作したときと逆の
順で1つ前の項目データの第1ページが表示される。
尚、S21或いはS26でYesと判定されたときには
S11へ移行する。 【0080】縫い方表示モード或いは使い方表示モード
が選択されているときに、表示されている項目データが
複数のページで構成されている場合に、次のページのペ
ージデータを表示させるために模様/ページキー17を
操作したときには、S6を経てS7でYesと判定され
てS8へ移行する。S8ではNoと判定されてS28へ
移行する。S28では、表示ページカウンタのデータに
基いて、次のページデータは有るか否かが判定され、次
のページデータが有るときにはS29へ移行する。S2
9では、表示ページカウンタがインクリメントされ、S
30では表示ページカウンタで指示されるページデータ
が表示され、S11へ移行する。 【0081】また、メニューキー14が操作され、S6
でYesと判定されて、S16〜S17で表示モードメ
モリにおいて模様表示モードが選択されたときには、S
18においてYesと判定されてS31へ移行する。S
31〜S34は最新の振り幅や送りピッチなどを表示さ
せるルーチンであり、S2〜S5と同様であるのでその
説明を省略する。 【0082】一方、制御装置C1によりミシンモータ4
8やその他の制御が行われているときに、例えばスター
ト/ストップスイッチ10を操作してミシンモータ48
を駆動させたにも拘わらずミシンモータ48が回転駆動
されない場合には、制御装置C1は、タイミング信号発
生器31からのタイミング信号とスピードセンサ32か
らの速度信号とに基いてミシンモータ48がロックした
と判断し、アラームデータメモリに警告の有無を指示す
るデータと警告内容を示すデータとを書き込む。このと
き、S12において,Yesと判定されてS35へ移行
する。 【0083】S35では、アラームデータメモリの警告
内容を示すデータが読み出される。S36では、表示画
面を切り換えて,ROM57の警告データに基いて警告
内容を示すデータに対応する警告内容の表示データがデ
ィスプレイ9に表示され、S37において警告は解除さ
れたか否かが判定され、解除されていないときにはS3
7が繰り返される。例えば、図12に示すように、警告
の内容「モータがロックされました!!」とその警告を
解除するための説明文とが表示される。そして、操作者
はその説明文に基いてモータがロックした原因を除き、
再度スタート/ストップスイッチ10を操作したとき
に、制御装置C1はアラームデータメモリから警告を指
示するデータとをクリアするので、警告が解除されS3
7でYesと判定されてS38へ移行する。S38で
は、表示モードメモリの表示モードと項目番号カウンタ
と表示ページのカウンタとのデータに基いて、警告内容
を表示させる直前に表示していたデータを表示し、S1
3へ移行する。 【0084】更に、S12・S35〜S36に関して他
の警告内容の表示例を説明する。 【0085】押え足8を上げた状態でスタート/ストッ
プスイッチ10を操作してミシンモータ48を駆動させ
た場合には、制御装置C1は、プレッサーフィットスイ
ッチ35からの針棒位置信号とスタート/ストップスイ
ッチ10からの起動・停止信号とに基いてアラームデー
タメモリにその警告状態を指示するデータと警告内容を
示すデータとを書き込むことにより、警告の内容「押え
足が上がっているのでミシンをスタート出来ません!
!」とその警告を解除するための説明文とが表示され
る。 【0086】また、送り歯を下げた状態で布送りを伴う
模様を選択してスタート/ストップスイッチ10を操作
した場合には、制御装置C1は、ドロップフィードスイ
ッチ36からの送り歯不作動信号とスタート/ストップ
スイッチ10からの起動・停止信号とに基いてアラーム
データメモリにその警告状態を指示するデータと警告内
容を示すデータとを書き込むことにより、警告の内容
「送り歯が下がっているのでミシンをスタートできませ
ん!!」とその警告を解除するための説明文とが表示さ
れる。 【0087】以上説明したように、模様に関するデータ
或いは縫い方に関するデータ或いはミシンの使い方に関
する一般的なインストラクションデータがキー14〜1
7操作により選択されてディスプレイ9に表示されるの
で、ミシンの操作性及び作業能率が向上する。 【0088】 【発明の効果】本発明に請求項1に係わるミシンの情報
表示装置によれば、以上説明したように、選択手段によ
る情報の選択により、ミシンの使い方に関する一般的な
インストラクション情報が表示器に表示されるので、ミ
シンの使い方に関する情報をその都度使用説明書を取り
出して捜さなくてもよいので、ミシンの操作性及び作業
能率が向上する。その表示器で縫製模様を表示するの
で、別途の表示器を備える必要が無い。 【0089】請求項2記載のミシンの情報表示装置にお
いては、上糸の掛け方、下糸の巻き方、下糸の引き出し
方、糸調子ダイヤルの調節の仕方、押え足の交換の仕
方、縫針の取り換え方、サイドカッターの取付け方、ラ
ンプの取り付け方、ミシンの手入れと注油の仕方等の少
なくとも2つ以上について、情報が表示器に表示される
ので、ミシンの使い方に関する情報をその都度使用説明
書を取り出して捜さなくてもよいので、ミシンの操作性
及び作業能率が向上する。 【0090】請求項3記載のミシンの情報表示装置によ
れば、ミシンの説明情報である縫製模様を設定するため
の表示とミシンの一般的な使い方に関する表示とが共通
の表示器によって表示されるので、別々に表示器を備え
た場合に比べ構成の簡素化が図れる。 【0091】請求項4記載のミシンの情報表示装置によ
れば、ミシンの異常状態の表示とミシンの一般的な使い
方とが共通の表示器に表示されるので、別々に表示器を
備えた場合に比べ構成の簡素化が図れる。 【0092】請求項5記載のミシンの情報表示装置によ
れば、ミシンの説明情報である縫製模様を設定するため
の表示、前記ミシンの異常状態の表示、並びに、ミシン
の一般的な使い方の表示が共通の表示器によって表示さ
れるので、個別に表示器を備えた場合に比べ構成の簡素
化が図れる。 【0093】請求項6記載のミシンの情報表示装置によ
れば、前記使い方の為の操作手順の説明文と説明文の理
解を容易にする為の画像と共に、その使い方の説明にお
ける頁の数に関わる表示を行うので、使い方の説明の画
面が複数のページに分割されていても正確にその内容を
把握できる。 【0094】請求項7記載のミシンの情報表示装置によ
れば、選択手段による情報の選択により、ミシンの使い
方に関する一般的なインストラクション情報が表示器に
表示されるので、ミシンの使い方に関する情報をその都
度使用説明書を取り出して捜さなくてもよいので、ミシ
ンの操作性及び作業能率が向上する。また、針棒から離
れた位置にて操作が行なわれるのでその操作が安全であ
る。 【0095】請求項8記載のミシンの情報表示装置によ
れば、前記ミシンの説明情報が複数画面にわたるもので
あって、前記スタートストップのための操作手段より前
記針棒から離れた位置にて画面の切換え操作が行なわれ
安全である。 【0096】請求項9記載のミシンの情報表示装置によ
れば、選択手段による情報の選択により、ミシンの使い
方に関する一般的なインストラクション情報が表示器に
表示されるので、ミシンの使い方に関する情報をその都
度使用説明書を取り出して捜さなくてもよいので、ミシ
ンの操作性及び作業能率が向上する。その表示器で縫製
模様を表示するので、別途の模様表示用の表示器を備え
る必要が無い。更に、前記ミシンの説明情報が複数画面
にわたるものであって、前記スタートストップのための
操作手段より前記針棒から離れた位置にて画面の切換え
操作が行なわれ安全である。 【0097】請求項10記載のミシンの情報表示装置に
よれば、前記スタートストップのための操作手段より前
記針棒から離れた位置に設けられ切換え操作手段が設け
られ、安全にミシンの情報説明のための切換え操作を行
なうことができる。請求項11記載のミシンの情報表示
装置によれば、前記模様選択操作手段と前記頁切換え手
段とが兼用されて部品点数が低減され、縫製模様の選択
や頁切換えのための操作が針棒から離れているので安全
に行なえる。 【0098】請求項12記載のミシンの情報表示装置に
よれば、前記ミシンの異常が検出された場合、前記異常
に関する対処を表示するので、ミシンの使用者は迅速に
対応することができる。また、異常対策表示用の表示器
を別途設ける必要も無い。 【0099】請求項13記載のミシンの情報表示装置に
よれば、前記ミシンの異常を検出された場合、前記模様
選択操作手段によって選択された縫製模様から前記異常
に関する表示に切換えるので、ミシンの使用者は迅速に
その異常に気付くことができ、異常表示用の表示器を別
途設ける必要も無い。 【0100】請求項14記載のミシンの情報表示装置に
よれば、異常に関する説明文と画像とによって表示を行
なうので、ミシンの使用者は迅速にその異常に気付くこ
とができ、異常表示用の表示器を別途設ける必要も無
い。 【0101】請求項15記載のミシンの情報表示装置に
よれば、前記ミシンの異常が検出された場合、前記表示
器を用いて前記異常に関する対処を表示するように制御
するので、ミシンの使用者は迅速に対応することができ
る。また、異常対策表示用の表示器を別途設ける必要も
無い。 【0102】請求項16記載のミシンの情報表示装置に
よれば、ミシンに関わる情報を表示するための表示器
と、ミシンの上糸の掛け方、下糸の巻き方、下糸の引き
出し方、糸調子ダイヤルの調節の仕方、押え足の交換の
仕方、縫針の取り換え方、サイドカッターの取付け方、
ランプの取り付け方、ミシンの手入れと注油の仕方等の
副分類のうち、少なくとも1つ以上に関わる説明文及び
画像の情報について、その情報に関わる画面の切換え全
体に関わる情報或いは、前記表示器に現在表示されてい
る画面の順位の少なくとも一方を表示されるので、ミシ
ンの使用者は情報がどの程度あるのか、或いは、どこま
で読んだかを把握することができる。 【0103】請求項17記載のミシンの情報表示装置に
よれば、画面の切換え全体の情報及び前記表示器に現在
表示されている画面の順位に関する情報を表示するの
で、全体のうちどの程度まで読み進んだかを把握するこ
とができる。 【0104】請求項18記載のミシンの情報表示装置に
よれば、前記多数画面を一方方向にのみ切換えるので、
画面を切換え間違うということが防止される。 【0105】請求項19記載のミシンの情報表示装置に
よれば、選択手段による情報の選択により、ミシンの使
い方に関する一般的なインストラクション情報が表示器
に表示されるので、ミシンの使い方に関する情報をその
都度使用説明書を取り出して捜さなくてもよいので、ミ
シンの操作性及び作業能率が向上する。その表示器で縫
製模様の形象を糸調子の設定状況及び針振りの設定状況
と共に表示するので、それぞれ別途の表示器を備える必
要が無い。 【0106】請求項20記載のミシンの情報表示装置に
よれば、糸調子を自動或いは手動で設定する前記糸調子
設定手段を備えて、前記模様選択操作手段の操作により
前記表示器で選択された縫製模様の形象を糸調子の手動
設定状況或いは自動糸調子である旨及び、針振りの設定
状況と共に表示し、前記切換え操作手段の操作により前
記表示器で前記説明文と画像によって前記ミシンの一般
的な使い方に関する表示を行うことができる。また、ミ
シンの使用者は糸調子状態を縫製模様、糸調子自動か手
動か、針振り量を共に見ることができ、ミシンの操作性
及び作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の構成を示す機能ブロック図 【図2】本発明の実施の形態の電子制御式ジグザグミシ
ンの斜視図 【図3】本発明の実施の形態の糸調子ダイヤルで設定さ
れた糸調子信号を出力する構成を説明する説明図 【図4】本発明の実施の形態の水平釜及び下糸ボビンの
要部縦断説明図 【図5】本発明の実施の形態のミシンの制御系のブロッ
ク図 【図6】本発明の実施の形態の表示制御の制御装置のブ
ロック図 【図7】本発明の実施の形態の表示制御のルーチンのフ
ローチャート 【図8】本発明の実施の形態の表示制御のルーチンのフ
ローチャート 【図9】本発明の実施の形態の模様データの表示例を示
す図 【図10】本発明の実施の形態の縫い方データの表示例
を示す図 【図11】本発明の実施の形態の使い方データの表示例
を示す図 【図12】本発明の実施の形態の警告データの表示例を
示す図 【図13】本発明の実施の形態のディスプレ上の縫い目
を示す図 【符号の説明】 M ミシン 9 液晶ディスプレイ 14 メニューキー 15 インクリースキー 16 デクリースキー 17 模様/ページキー 52 CPU 53〜57 ROM D 表示機構 C2 制御装置

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.複数種類に分類されたミシンの説明情報の1つであ
    るミシンの一般的な使い方の説明情報であって、そのミ
    シンの一般的な使い方の説明情報は複数の副分類に分類
    され、その複数の副分類の各々には、使い方の為の操作
    手順の説明文と説明文の理解を容易にする為の画像との
    情報を含む、ミシンの説明情報を、格納した情報メモリ
    と、 前記情報メモリに格納された複数の説明情報の1つを択
    一的に選択するとともに、その選択された説明情報に含
    まれる複数の副分類の1つを択一的に選択する選択手段
    と、 前記選択手段で選択された副分類に属する情報をドット
    パターンで表示する為の表示器と、 前記選択手段により選択された情報を情報メモリから読
    出し表示器に出力する表示制御装置と、 縫製模様を選択する模様選択操作手段と、 前記ミシンの説明情報を表示器に表示するように切換え
    る切換え操作手段とを備え、 前記模様選択操作手段の操作により選択された縫製模様
    を表示し、前記切換え操作手段の操作により前記表示器
    で前記説明文と画像によって前記ミシンの一般的な使い
    方に関する表示を行うことを特徴とするミシンの情報表
    示装置。 2.前記表示器によって、上糸の掛け方、下糸の巻き
    方、下糸の引き出し方、糸調子ダイヤルの調節の仕方、
    押え足の交換の仕方、縫針の取り換え方、サイドカッタ
    ーの取付け方、ランプの取り付け方、ミシンの手入れと
    注油の仕方等の副分類のうち、少なくとも2つ以上の副
    分類からなるミシンの一般的な使い方に関する表示を行
    うことを特徴とする請求項1記載のミシンの情報表示装
    置。 3.前記表示器によって、ミシンの説明情報である縫製
    模様を設定するための表示を行うことを特徴とする請求
    項1乃至2の何れかに記載のミシンの情報表示装置。 4.前記表示器がミシンに備えられ、前記表示器によっ
    てミシンの異常状態を表示することを特徴とする請求項
    1乃至2の何れかに記載のミシンの情報表示装置。 5.前記表示器がミシンに備えられ、前記表示器によっ
    て、ミシンの説明情報である縫製模様を設定するための
    表示及び、前記ミシンの異常状態の表示を行うことを特
    徴とする請求項1乃至2の何れかに記載のミシンの情報
    表示装置。 6.前記表示器が、前記使い方の為の操作手順の説明文
    と説明文の理解を容易にする為の画像と共に、その使い
    方の説明における頁の数に関わる表示を行うことを特徴
    とする請求項1乃至5の何れかに記載のミシンの情報表
    示装置。 7.複数種類に分類されたミシンの説明情報の1つであ
    るミシンの一般的な使い方の説明情報であって、そのミ
    シンの一般的な使い方の説明情報は複数の副分類に分類
    され、その複数の副分類の各々には、使い方の為の操作
    手順の説明文と説明文の理解を容易にする為の画像との
    情報を含む、ミシンの説明情報を、格納した情報メモリ
    と、 前記情報メモリに格納された複数の説明情報の1つを択
    一的に選択するとともに、その選択された説明情報に含
    まれる複数の副分類の1つを択一的に選択する選択手段
    と、 前記選択手段で選択された副分類に属する情報をドット
    パターンで表示する為の表示器と、 前記選択手段により選択された情報を情報メモリから読
    出し表示器に出力する表示制御装置と、 縫製模様を選択する模様選択操作手段と、 前記模様選択操作手段によって選択された縫製模様を縫
    製するために上下動する針棒と、 前記針棒の設けられた近傍のスタートストップのための
    操作手段と、 前記スタートストップのための操作手段より前記針棒か
    ら離れた位置に設けられ、前記ミシンの説明情報を表示
    器に表示するように切換える切換え操作手段とを備え、 前記切換え操作手段の操作により前記表示器で前記説明
    文と画像によって前記ミシンの一般的な使い方に関する
    表示を行い、前記模様選択操作手段の操作により選択さ
    れた縫製模様を表示することを特徴とするミシンの情報
    表示装置。 8.前記ミシンの説明情報が複数画面にわたるものであ
    って、前記スタートストップのための操作手段より前記
    針棒から離れた位置に設けられ、前記複数の画面にわた
    るミシンの説明情報の画面を切換える頁切換え手段を備
    えることを特徴とする請求項7記載のミシンの情報表示
    装置。 9.複数種類に分類されたミシンの説明情報の1つであ
    るミシンの一般的な使い方の説明情報であって、そのミ
    シンの一般的な使い方の説明情報は複数の副分類に分類
    され、その複数の副分類の各々には、使い方の為の操作
    手順の説明文と説明文の理解を容易にする為の画像との
    情報を含む、複数の画面にわたるミシンの説明情報を、
    格納した情報メモリと、 前記情報メモリに格納された複数の説明情報の1つを択
    一的に選択するとともに、その選択された説明情報に含
    まれる複数の副分類の1つを択一的に選択する選択手段
    と、 前記選択手段で選択された副分類に属する情報をドット
    パターンで表示する為の表示器と、 前記選択手段により選択された情報を情報メモリから読
    出し表示器に出力する表示制御装置と、 前記縫製模様を選択する模様選択操作手段と、 前記模様選択操作手段によって選択された縫製模様を縫
    製するために上下動する針棒と、 前記針棒の設けられた近傍のスタートストップのための
    操作手段と、 前記ミシンの説明情報を表示器に表示するように切換え
    る切換え操作手段と、 前記スタートストップのための操作手段より前記針棒か
    ら離れた位置に設けられ、前記複数の画面にわたるミシ
    ンの説明情報の画面を切換える頁切換え手段とを備え、 前記切換え手段の操作により前記表示器で前記説明文と
    画像によって前記ミシンの一般的な使い方に関する表示
    を行い、前記模様選択操作手段により選択された縫製模
    様を表示することを特徴とするミシンの情報表示装置。 10.前記スタートストップのための操作手段より前記
    針棒から離れた位置に設けられ切換え操作手段を備える
    ことを特徴とする請求項9記載のミシンの情報表示装
    置。 11.前記模様選択操作手段と前記頁切換え手段とが兼
    用されていることを特徴とする請求項9、10のいずれ
    かに記載のミシンの情報表示装置。 12.前記ミシンの異常が検出された場合、前記表示器
    を用いて前記異常に関する対処を表示することを特徴と
    する請求項4乃至6のいずれかに記載のミシンの情報表
    示装置。 13.前記ミシンの異常を検出された場合、前記模様選
    択操作手段によって選択された縫製模様から前記異常に
    関する表示に切換えることを特徴とする請求項5、6、
    12のいずれかに記載のミシンの情報表示装置。 14.ミシンに関する情報を格納した情報メモリと、前
    記情報メモリに格納された複数の説明情報の1つを択一
    的に選択する選択手段と、前記ミシンに関する情報を表
    示する為の表示器と、前記縫製模様を選択する模様選択
    操作手段と、 前記表示器で、前記模様選択操作手段により選択された
    縫製模様を表示するミシンの情報装置であって、 前記ミシンの異常を検出する検出手段と、 前記ミシンに異常が検出された場合、異常に関する説明
    文と画像を前記表示器に表示するように制御する制御手
    段とを備えることを特徴とするミシンの情報表示装置。 15.前記ミシンの異常が検出された場合、前記表示器
    を用いて前記異常に関する対処を表示することを特徴と
    する請求項14に記載のミシンの情報表示装置。 16.ミシンに関わる情報を表示するための表示器と、 ミシンの上糸の掛け方、下糸の巻き方、下糸の引き出し
    方、糸調子ダイヤルの調節の仕方、押え足の交換の仕
    方、縫針の取り換え方、サイドカッターの取付け方、ラ
    ンプの取り付け方、ミシンの手入れと注油の仕方等の副
    分類のうち、少なくとも1つ以上に関わる説明文及び画
    像の情報を格納した情報メモリと、 前記情報メモリに格納された情報を表示するために択一
    的に選択する選択手段とを備えるミシンの情報表示装置
    であって、 前記選択手段によって選択された情報が表示器の多数画
    面にわたる場合、その画面を切換える画面切換え手段
    と、 画面の切換え全体に関わる情報或いは、前記表示器に現
    在表示されている画面の順位の少なくとも一方を表示す
    る画面情報表示手段とを備えることを特徴とするミシン
    の情報表示装置。 17.前記画面情報表示手段は、画面の切換え全体の情
    報及び前記表示器に現在表示されている画面の順位に関
    する情報を表示することを特徴とする請求項16に記載
    のミシンの情報表示装置。 18.前記多数画面を一方方向にのみ切換える画面切換
    え手段を備えることを特徴とする請求項16または17
    の何れかに記載のミシンの情報表示装置。 19.複数種類に分類されたミシンの説明情報の1つで
    あるミシンの一般的な使い方の説明情報であって、その
    ミシンの一般的な使い方の説明情報は複数の副分類に分
    類され、その複数の副分類の各々には、使い方の為の操
    作手順の説明文と説明文の理解を容易にする為の画像と
    の情報を含む、ミシンの説明情報を、格納した情報メモ
    リと、 前記情報メモリに格納された複数の説明情報の1つを択
    一的に選択するとともに、その選択された説明情報に含
    まれる複数の副分類の1つを択一的に選択する選択手段
    と、 前記選択手段で選択された副分類に属する情報をドット
    パターンで表示する為の表示器と、 前記選択手段により選択された情報を情報メモリから読
    出し表示器に出力する表示制御装置と、 縫製模様を選択する模様選択操作手段と、 前記ミシンの説明情報を表示器に表示するように切換え
    る切換え操作手段と前記縫製模様を縫製する際の糸調子
    を設定するためにの糸調子設定手段と、 前記縫製模様を縫製する際の針振り量で設定するために
    の針振り量設定手段とを備え、 前記模様選択操作手段の操作により前記表示器で選択さ
    れた縫製模様の形象を糸調子の設定状況及び針振りの設
    定状況と共に表示し、前記切換え操作手段の操作により
    前記表示器で前記説明文と画像によって前記ミシンの一
    般的な使い方に関する表示を行うことを特徴とするミシ
    ンの情報表示装置。 20.糸調子を自動或いは手動で設定する前記糸調子設
    定手段を備え、前記模様選択操作手段の操作により前記
    表示器で選択された縫製模様の形象を糸調子の手動設定
    状況或いは自動糸調子である旨及び、針振りの設定状況
    と共に表示し、前記切換え操作手段の操作により前記表
    示器で前記説明文と画像によって前記ミシンの一般的な
    使い方に関する表示を行うことを特徴とする請求項19
    に記載のミシンの情報表示装置。
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