JP2006279881A - 自動車用アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】バックミラーの向きが変化してアンテナの向きが変化しても、基地局に対するアンテナの指向性を補正することができる自動車用アンテナを提供する。
【解決手段】ルームミラーに内蔵したフェーズドアレイアンテナ21を構成する移相器23〜25に対し、第1指向性補正装置30を接続する。この第1指向性補正装置30の方位角センサ34、第1及び第2傾斜角センサ35,36によって、自動車に対するルームミラーの水平方向の方位角及び上下方向の傾斜角を検出する。この検出データに基づいて、ミラーの方位角・傾斜角演算装置37、第1〜第3位相角補正演算装置38,39,40によって、前記移相器23〜25の位相角を補正することにより、基地局に対するアンテナの指向性を補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は自動車のバックミラーに装着された自動車用アンテナに関する。
近年、自動車用の情報機器として、例えばカーナビゲーション用のGPS(グローバル・ポジショニング・システム)アンテナあるいは、自動料金徴収システム用のアンテナ等の各種の車載アンテナが用いられている。これらのアンテナは多くの場合、車体ルーフに設置したり、インパネ上に設置したりしているが、アンテナやその配線が車体ルーフあるいはインパネ上に取り付けられているために見苦しく、施工作業の時間が長くなるという問題がある。
上記の問題を解消するため、従来、特許文献1に開示された自動車用アンテナが提案されている。この自動車用アンテナは、ルームミラーにGPSアンテナ及び自動料金徴収システム用のアンテナを内蔵した構成となっている。
特開平10−41719号公報
ところが、上記従来の自動車用アンテナは、ルームミラーの向きが運転者により変更されると、アンテナの向きも同時に変化するので、アンテナから発信される電波のビーム方向も変化して地上や空中の基地局に対するアンテナの指向性が低下してしまい、そのため、基地局との電波の送受信精度が低下するという問題があり、ルームミラー内にアンテナを設置することが現実には難しいという問題があった。
本発明は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、自動車本体に対するバックミラーの向きが変化してアンテナの向きが変化しても、基地局に対するアンテナの指向性を補正することができる自動車用アンテナを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、自動車本体に傾動可能に装着されたバックミラーに対し、フェーズドアレイアンテナを装着するとともに、予め設定された自動車本体に対する前記バックミラーの水平方向の方位角を検出するバックミラーの方位角センサ及び自動車本体に対する前記バックミラーの上下方向の傾斜角を検出する傾斜角センサの少なくとも一つのセンサを設け、前記センサからの検出信号に基づいて、前記アンテナの複数のアンテナ素子にそれぞれ接続した各移相器の位相角をそれぞれ補正して前記アンテナの指向性を基地局に指向するように補正する第1指向性補正手段を設けたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、自動車本体には、予め設定された自動車の基準方位に対する該自動車の水平方向の方位角を検出する自動車の方位角センサ及び前記基準方位に対する自動車の上下方向の傾斜角を検出する傾斜角センサの少なくとも一方のセンサが備えられ、該センサからの検出信号が前記第1指向性補正手段に入力されるように構成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記バックミラーの方位角センサ及び傾斜角センサは、予め設定された自動車本体に対するバックミラーの基準方位からの方位角及び傾斜角を検出するように構成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項において、前記自動車の傾斜角センサ及びバックミラーの傾斜角センサは、3次元的に傾斜角を検出するように構成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項において、前記フェーズドアレイアンテナは、基地局との交信によって、該基地局の位置を特定する基地局位置特定手段を備え、この基地局位置特定手段により特定された基地局の位置情報に基づいて、前記アンテナの指向性を基地局に指向するように補正する第2指向性補正手段を設けたことを要旨とする。
請求項1記載の発明は、自動車本体に対するバックミラーの方位角センサ及び傾斜角センサの少なくとも一つのセンサからの検出信号に基づいて、第1指向性補正手段により複数のアンテナ素子にそれぞれ接続した各移相器の位相をそれぞれ補正してアンテナの指向性を補正することができる。このため、バックミラーが偏向されてアンテナの向きが変化しても、基地局に対するアンテナの指向性を適正方向に補正することができる。
請求項2記載の発明は、自動車の方位角センサ又は傾斜角センサからの検出信号が前記第1指向性補正手段に入力されるので、自動車の向きが変化しても、基地局に対するアンテナの指向性を適正に補正することができる。
請求項3記載の発明は、バックミラーの方位角センサ及び傾斜角センサは、予め設定された自動車本体に対するバックミラーの基準方位からの方位角及び傾斜角を検出するので、より正確にアンテナの指向性を補正することができる。
請求項4記載の発明は、自動車の傾斜角センサ及びバックミラーの傾斜角センサは、3次元的に傾斜角を検出するので、より正確にアンテナの指向性を補正することができる。
請求項5記載の発明は、基地局位置特定手段により基地局の位置を特定して、第2指向性補正手段によりアンテナの指向性を補正することができるので、基地局に対するアンテナの指向性をより適正に補正することができる。
以下、本発明を具体化した自動車用アンテナの一実施形態を図1〜図10に従って説明する。
図2に示すように、自動車11の車体ルーフ12には、球面継手を備えた傾斜角調節機構13を介して、バックミラーとしてのルームミラー14が3次元方向の傾動可能に装着されている。このルームミラー14の内部には、図1に示すフェーズドアレイアンテナ21が内蔵されている。このフェーズドアレイアンテナ21は送受信機22を備え、この送受信機22には、例えば3つの移相器23,24,25が接続されている。各移相器23〜25には、三つのアンテナ素子26,27,28が接続されている。
前記フェーズドアレイアンテナ21の移相器23〜24には、自動車本体に対する前記ルームミラー14の傾斜角が運転者により偏向されていて、アンテナ21も交信する基地局に指向した状態から偏向されている場合に、前記アンテナ素子26〜28のそれぞれの位相角を補正することにより、前記アンテナ21の指向性を基地局に指向するように補正するための第1指向性補正手段としての第1指向性補正装置30が接続されている。
上記第1指向性補正装置30について説明すると、図1に示す自動車の方位角センサ31は、図2に示す自動車11の例えばフレームに設けられ、南北方向を指向する仮想の自動車の基準方位線L1に対する水平方向の方位角を自動車の方位角αとして検出するようになっている。又、図1に示す自動車の第1傾斜角センサ32は、図3に示すように、自動車11の前後(進行)方向に指向する仮想の水平の第1傾斜角基準線L2に対する上下方向の傾斜角を第1傾斜角βとして検出するようになっている。図1に示す自動車の第2傾斜角センサ33は、図4に示すように、自動車11の左右(車幅)方向に指向する仮想の水平の第2傾斜角基準線L3に対する上下方向の傾斜角を第2傾斜角γとして検出するようになっている。前記第1傾斜角センサ32と第2傾斜角センサ33により自動車11の上下方向の傾斜角を3次元的に検出するようにしている。
自動車の前記方位角センサ31及び第1及び第2傾斜角センサ32,33として、例えばジャイロセンサ、静電容量型加速度センサ、地磁気センサ、全地球測位システム(GPS:グローバル・ポジショニング・システム)が用いられる。
図1に示すミラー14の方位角センサ34は、図5に示すように前記ルームミラー14側に設けられ、かつ自動車11に対するルームミラー14の仮想の基準方位線L4に対するルームミラー14の水平方向の方位角を自動車11に対するルームミラー14の方位角θとして検出するようになっている。前記基準方位線L4は、この実施形態では自動車11の前後方向に設定されるが、左右方向又はそれ以外の任意の方向に設定されていてもよい。
図1に示すミラー14の第1傾斜角センサ35は、図6に示すように前記ルームミラー14側に設けられ、かつ前記基準方位線L4に対する上下方向の傾斜角を自動車に対するルームミラー14の第1傾斜角ηとして検出するようになっている。図1に示すミラー14の第2傾斜角センサ36は、図7に示すように前記ルームミラー14側に設けられ、かつ前記基準方位線L4と直交する水平の仮想の傾斜角基準線L5に対する上下方向の傾斜角を自動車に対するルームミラー14の第2傾斜角δとして検出するようになっている。前記第1傾斜角センサ35と第2傾斜角センサ36により自動車11に対するルームミラー14の上下方向の傾斜角を3次元的に検出するようになっている。前記方位角センサ34、第1及び第2傾斜角センサ35,36として、例えばジャイロセンサあるいは静電容量型加速度センサ等が用いられる。
図1に示すように自動車用の前記方位角センサ31、第1及び第2傾斜角センサ32,33と、ルームミラー14用の方位角センサ34、第1及び第2傾斜角センサ35,36とには、検出された方位角α,θ、及び傾斜角β,γ,η,δに基づいて、前記基準方位線L1、第1傾斜角基準線L2、第2傾斜角基準線L3、基準方位線L4及び傾斜角基準線L5に対するルームミラー14の実際の方位角・傾斜角の演算を行なう方位角・傾斜角演算装置37が接続されている。このミラーの方位角・傾斜角演算装置37には、第1〜第3位相角補正演算装置38,39,40が接続され、第1〜第3位相角補正演算装置38〜40によって実際の方位角・傾斜角に基づいて演算された位相角の補正値が前記移相器23,24,25に入力されて、アンテナ素子26,27,28の位相角をそれぞれ適正値に補正し、アンテナの指向性を補正するようになっている。
図2,3に示すように、例えば地上に設置された自動料金徴収システム(ETC;エレクトリック・トール・コレクション)においては、路面に構築されたアーチ状の支持フレーム41にアンテナを備えた交信相手の固定の基地局42Aが装着されている。図3に示すように自動車11が基地局42Aの前方の交信開始位置Pに移動されると、前記第1指向性補正装置30によって演算された前記位相角の補正値によって、図8(a)に示すフェーズドアレイアンテナ21の電波の標準ビームBの指向方向Lbが図8(b)に示すようにルームミラー14が偏向された場合に交信相手の基地局42Aを指向するように指向方向Lb´に偏向される。
次に、前記フェーズドアレイアンテナ21が前述したETC用の基地局42Aと異なる図9に示す先行する自動車11Aの衝突防止システム用の移動基地局42Bと交信して、アンテナの指向性を補正するように構成された第2指向性補正手段としての第2指向性補正装置43について説明する。
この衝突防止システムにおいては、図9に示すように、先行する移動中の自動車11Aに装着された基地局42Bと、後続の自動車11Bに設けられたフェーズドアレイアンテナ21とが交信を行うように構成されている。
図1に示すように、前記送受信機22には前記自動車11Bの基地局42Bの位置を特定するための基地局位置特定手段としての基地局位置特定装置44が接続されている。この基地局位置特定装置44は、図10に示すように、基地局42Bのアンテナ素子から放射され、かつ前記アンテナ素子26,27,28によって受信された各電波の位相角の差(距離差と等価)によって、基地局42Bの位置を特定するようになっている。そして、図10に示すようにフェーズドアレイアンテナ21の基準となるビームの指向方向Lbに対し移動基地局42Bの位置が例えば右側方に変位している場合には、基準指向方向Lbに対する移動基地局42Bの偏向方向L42と、この偏向方向L42の変位角εが第2指向性補正装置43によって演算される。この変位角εに基づいて前記第1〜第3位相角補正演算装置38,39,40により演算された位相角の補正値に基づいて移相器23〜25により位相角が補正されて、アンテナの指向性が補正されるようにしている。
次に、前記のように構成された自動車用アンテナの動作について説明する。
最初に、自動車11のルームミラー14に装着されたフェーズドアレイアンテナ21と交信する基地局が図2に示すように南北方向に指向する路面に構築された自動料金徴収システム用の基地局42Aの場合について説明する。
この場合には、所定の水平の走行路面に沿って自動車11がほぼ同じ走行予定軌跡上を直進走行するので、走行路面が南北方向の基準方位線L1を指向しており、方位角センサ31、第1及び第2傾斜角センサ32,33から出力される方位角α、第1及び第2傾斜角β,γはそれぞれ零度となって、位相角の補正に用いられることはない。一方、自動車11に対するルームミラー14の前記方位角θ、第1及び第2傾斜角η,δが全て零度の場合には、自動車11が基地局42Aと交信を開始する位置Pにおいて、前記ルームミラー14のフェーズドアレイアンテナ21が図8(a)に示すように基地局42Aと正対し、フェーズドアレイアンテナ21の基準となる指向方向Lbが基地局42Aを指向するので、移相器23〜25の位相角の補正が行われることはない。そして、図8(b)に示すように、前記フェーズドアレイアンテナ21が本来の基準の指向方向Lbから2点鎖線で示すように方位角θが例えば30度変位している場合には、方位角センサ34によってミラーの方位角・傾斜角演算装置37に方位角θが30度の信号が出力され、これに基づいて、第1〜第3位相角補正演算装置38〜40から移相器23〜25に位相角を適正値に補正する信号が出力されて、図8(b)に示すように、基準指向方向Lbと異なる指向方向Lb´に補正され、フェーズドアレイアンテナ21と基地局42Aとの間で適正な交信が行われる。
次に、前記フェーズドアレイアンテナ21が自動車相互の衝突防止システムに用いられる場合の動作について説明する。
このシステムにおいては、図9において先行する自動車11Aと後続の自動車11Bの車間距離が所定値以下になった場合に、自動車11Bの走行速度を減速するかあるいは自動車11Bを停止させるものである。この場合においては、図9の実線で示すように自動車11A,11Bが同じ水平の路面を同一の走行予定軌跡に沿って直進走行しており、かつ、自動車11Bに対しフェーズドアレイアンテナ21が基準位置に保持されている場合には、前記第1指向性補正装置30による移相器23〜25の位相角の補正が行われることがない。
一方、自動車11A,11Bが水平の路面を同一方向に、かつ同じ走行予定軌跡に沿って直進している状態において、ルームミラー14が基準位置から偏向されると、自動車11に対するフェーズドアレイアンテナ21の方位角θ、第1及び第2傾斜角η,δの少なくともいずれか一つが変化するので、これに応じて、第1指向性補正装置30が作動されて、フェーズドアレイアンテナ21の指向方向Lbが移動基地局42Bに指向され、適正な交信が行われる。
又、上記のシステムにおいて、図9の鎖線で示すように先行する自動車11Aと、後続の自動車11Bの走行軌跡が水平方向にずれている場合には、前述したように図1に示す第2指向性補正装置43によって、フェーズドアレイアンテナ21の実際の指向方向Lbが移動基地局42Bを指向するように補正される。
さらに、勾配が変化する路面において、図9に実線で示す先行する自動車11Aが水平路面を走行し、後続の自動車11Bが傾斜路面を走行する場合には、第1傾斜角センサ32によって、自動車11Bの第1傾斜角βが例えば「5度」と検出され、この傾斜角に基づいて、移相器23〜25の位相角の補正が行われ、移動基地局42Bとの間で正常な交信が行われる。
なお、先行する自動車11Aが南北方向に直進し、同じ走行軌跡上を走行する自動車11Bが水平方向に偏向した場合には、方位角センサ31の検出信号に基づいて、前記移相器23〜25の位相角が補正されて、フェーズドアレイアンテナ21の指向性が移動基地局42Bを指向するように補正され、移動基地局42Bとの間で正常な交信が行われる。
ところで、前述したETCシステム及び衝突防止システムにおいては、いずれも自動車11,11A,11Bが南北方向に進行する場合に限定したものであるが、自動車の進行方位は任意の方位である。従って、図2に示す前記基準方位線L1に対する自動車11の方位角αは刻々変化するものであって、零度になることは少ないといえる。このため、上述した使用形態では、この方位角センサ31の機能を用いる場合は少ない。
そこで、南北方向を指向する前記基準方位線L1に代えて、図11に示すように、交信の必要な基地局42に対して自動車11の複数の方位センサ51,52から電波を出力し、これによって、自動車11の例えば交信開始位置Pにおける基地局42に対する水平方向の方位(基地局位置特定データの取得でもある)を検出するように構成してもよい。この場合には、各種の基地局に対する自動車11の方位角が検出されるので、ルームミラー14のフェーズドアレイアンテナ21の指向性の補正をより適正に行うことができる。
上記実施形態の自動車用アンテナによれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、自動車11に対するルームミラー14の方位角センサ34及び自動車11に対するルームミラー14の第1及び第2傾斜角センサ35,36を設け、この検出信号に基づいて、ミラーの方位角・傾斜角演算装置37、第1〜第3位相角補正演算装置38〜40により、前記移相器23〜25の位相角を補正するようにした。このため、自動車11に対しルームミラー14が基準方位から偏向されても、基地局42A,42Bに対するアンテナの指向性を補正して、適正な交信を行うことができる。
(2)上記実施形態では、自動車11の方位角センサ31、第1及び第2傾斜角センサ32,33を設けたので、基地局42A,42Bに対する自動車11の水平方向の方位角及び上下方向の傾斜角が変化しても、基地局42A,42Bに対するアンテナの指向性を補正して、適正な交信を行うことができる。
(3)上記実施形態では、送受信機22に対して第2指向性補正装置43を設け、これによって、基地局42A,42Bに対して自動車11が正対していない場合にも、基地局42A,42Bの位置を特定することができ、このため、基地局42A,42Bに対するアンテナの指向性を適正に補正することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○図示しないが、前記ルームミラー14の方位角センサ34及び傾斜角センサ35,36を、前記傾斜角調節機構13に近接して装着してもよい。
○図1において、前記方位角センサ31、第1及び第2傾斜角センサ32,33の少なくともいずれか一つのセンサを省略してもよい。
○図1において、前記方位角センサ31、第1及び第2傾斜角センサ32,33を省略すると共に、前記方位角センサ34及び第1及び第2傾斜角センサ35,36の少なくともいずれか一つのセンサを省略してもよい。
○図1において、前記第2指向性補正装置43を省略してもよい。又、この構成において、前記方位角センサ31、第1及び第2傾斜角センサ32,33の少なくともいずれか一つのセンサを省略してもよい。さらに、この別例において、前記方位角センサ34及び第1及び第2傾斜角センサ35,36の少なくともいずれか一つのセンサを省略してもよい。
○前記第1及び第2傾斜角センサ32,33を一体型のセンサとしてもよい。又、第1及び第2傾斜角センサ35,36を一体型のセンサとしてもよい。
○前記アンテナ素子26〜28を二つにしたり、四つ以上にしたりしてもよい。
○ルームミラー14以外に自動車11の外側に装着されたバックミラーに前記フェーズドアレイアンテナ21を装着するようにしてもよい。
○ルームミラー14の表面にフェーズドアレイアンテナ21を装着するようにしてもよい。
この発明の自動車用アンテナのブロック回路図。 自動車の基準方位線に対する方位角の説明図。 自動車の第1傾斜角基準線に対する第1傾斜角の説明図。 自動車の第2傾斜角基準線に対する第2傾斜角の説明図。 ルームミラーの基準方位線に対する方位角の説明図。 自動車に対するルームミラーの第1傾斜角の説明図。 自動車に対するルームミラーの第2傾斜角の説明図。 (a),(b)は、フェーズドアレイアンテナの指向性を説明するための平面図。 フェーズドアレイアンテナの別の使用形態を説明する平面図。 図9の基地局とフェーズドアレイアンテナの関係を説明する拡大平面図。 この発明の別の実施形態を示す基地局と自動車の関係を説明する平面図。
符号の説明
β,γ,η,δ…傾斜角、θ,α…方位角、P…位置、11,11A,11B…自動車、12…車体ルーフ、21…フェーズドアレイアンテナ、23,24,25…移相器、26,27,28…アンテナ素子、31,34…方位角センサ、35,36…傾斜角センサ、42,42A,42B…基地局。

Claims (5)

  1. 自動車本体に傾動可能に装着されたバックミラーに対し、フェーズドアレイアンテナを装着するとともに、予め設定された自動車本体に対する前記バックミラーの水平方向の方位角を検出するバックミラーの方位角センサ及び自動車本体に対する前記バックミラーの上下方向の傾斜角を検出する傾斜角センサの少なくとも一つのセンサを設け、前記センサからの検出信号に基づいて、前記アンテナの複数のアンテナ素子にそれぞれ接続した各移相器の位相角をそれぞれ補正して前記アンテナの指向性を基地局に指向するように補正する第1指向性補正手段を設けたことを特徴とする自動車用アンテナ。
  2. 請求項1において、自動車本体には、予め設定された自動車の基準方位に対する該自動車の水平方向の方位角を検出する自動車の方位角センサ及び前記基準方位に対する自動車の上下方向の傾斜角を検出する傾斜角センサの少なくとも一方のセンサが備えられ、該センサからの検出信号が前記第1指向性補正手段に入力されるように構成されていることを特徴とする自動車用アンテナ。
  3. 請求項1又は2において、前記バックミラーの方位角センサ及び傾斜角センサは、予め設定された自動車本体に対するバックミラーの基準方位からの方位角及び傾斜角を検出するように構成されていることを特徴とする自動車用アンテナ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、前記自動車の傾斜角センサ及びバックミラーの傾斜角センサは、3次元的に傾斜角を検出するように構成されていることを特徴とする自動車用アンテナ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、前記フェーズドアレイアンテナは、基地局との交信によって、該基地局の位置を特定する基地局位置特定手段を備え、この基地局位置特定手段により特定された基地局の位置情報に基づいて、前記アンテナの指向性を基地局に指向するように補正する第2指向性補正手段を設けたことを特徴とする自動車用アンテナ。
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