JP2008301037A - 車載アンテナ装置及びアレーアンテナ - Google Patents

車載アンテナ装置及びアレーアンテナ Download PDF

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Abstract

【課題】1つの無線通信装置でキーの位置検知を実現できるアレーアンテナを用いた車載アンテナ装置を提供すること。
【解決手段】車載アンテナ装置100が車両前方領域(検知エリア501、505、507)を検知する場合、分配器102は、送受信回路101から出力された送信信号を、ループアンテナの素子数である12の信号に電力分割してウェイト制御部103へ出力し、ループアンテナ素子411、412、413、414、415のみ給電するようにする。そして、給電される入力信号の位相を調節することによりビームの方向を切り替え、各検知エリアの領域をカバーすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、アレーアンテナを用いた車載アンテナ装置及びアレーアンテナに関するものである。
近年自動車には、利便性やセキュリティの向上のため、手動で鍵の操作をせずにドアの開閉錠、エンジンスタート操作が行えるキーレスエントリシステムが普及している。具体的には、使用者が無線通信装置の備わったキーを所持し、車両にも無線通信装置が備えられ、キーが車両に近づき、規定のエリア内に入ると無線通信により認証を行う。認証に成功すると目的とする機能動作(例えばドアの開錠やエンジンスタート)を許可し、最終的にドアハンドルをもつことやエンジンスイッチの操作など使用者が操作をおこなうことにより機能動作が可能となる。
また、セキュリティのため、ドアの開錠の場合は使用者が触れた側のドアのみが開錠される必要がある。エンジンスタートの場合は、キーが車内にあるときのみ機能動作を許可する必要がある。つまり、キーが車内、車外のどちらにあるのか、左右どちらのドア近傍にあるのかといった、キーの位置検知をしなければならない。
従来は、車両側の無線通信装置を車両の各ドアや車内にそれぞれ設け、どの無線通信装置が規定の信号強度以上であるかどうかにより位置を検知していた。車両からキーへは130kHz帯、キーから車両へは300MHz帯の周波数の電波を使用し、上り下りで異なる周波数の電波を使用する方式が一般的に用いられている。位置検知には、周囲環境の影響を受けにくく安定した信号強度が得られる130kHz帯の周波数の電波を使用していた。
特許第3899505号公報
しかしながら、従来の方法では車両に複数の無線通信装置が必要となるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題に鑑み、1つの無線通信装置でキーの位置検知を実現できるアレーアンテナを用いた車載アンテナ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車載アンテナ装置は、不平衡給電手段に接続され、複数の信号に電力分割して出力する分配器と、前記分配器に接続され、入力される各信号の振幅、位相を独立に制御して出力するウェイト制御部と、前記ウェイト制御部に接続され、入力される各信号の平衡不平衡変換やインピーダンス変換を行い、出力する給電回路部と、前記給電回路部に接続され、導体からなる複数のアンテナ素子を配列したアレーアンテナ部とを、備えた車載アンテナ装置であって、前記アレーアンテナ部は、車の室内の天井に配置され、前記ウェイト制御部にて前記アレーアンテナ部へ給電する各信号の振幅、位相を制御することにより、前記アレーアンテナ部から放射される電波のビーム方向を切り替える。
以上のように、本発明は、1つの無線通信装置でキーの位置検知ができる車載アンテナ
装置を実現できる。
第1の発明は、不平衡給電手段に接続され、複数の信号に電力分割して出力する分配器と、前記分配器に接続され、入力される各信号の振幅、位相を独立に制御して出力するウェイト制御部と、前記ウェイト制御部に接続され、入力される各信号の平衡不平衡変換やインピーダンス変換を行い、出力する給電回路部と、前記給電回路部に接続され、導体からなる複数のアンテナ素子を配列したアレーアンテナ部とを、備えた車載アンテナ装置であって、前記アレーアンテナ部は、車の室内の天井に配置され、前記ウェイト制御部にて前記アレーアンテナ部へ給電する各信号の振幅、位相を制御することにより、前記アレーアンテナ部から放射される電波のビーム方向を切り替える車載アンテナ装置である。
この構成により、1つの無線通信装置でキーの位置検知ができる車載アンテナ装置を実現できる。
第2の発明は、第1の発明の車載アンテナ装置において、前記アレーアンテナ部は、形成するループ面が車の室内の天井の面に対して略垂直になるように設けられ、ループ状の導体からなるループアンテナ素子を配列した車載アンテナ装置である。
この構成により、車の天井の金属によるアンテナ利得劣化の影響をうけない車載アンテナ装置を実現できる。
第3の発明は、第2の発明の車載アンテナ装置において、前記アレーアンテナ部は、前記ループアンテナ素子を格子状に配列した車載アンテナ装置である。
この構成により、ビームを3次元に走査できる車載アンテナ装置を実現できる。
第4の発明は、第2の発明の車載アンテナ装置において、前記アレーアンテナ部は、前記ループアンテナ素子を車のピラー間に配列した車載アンテナ装置である。
この構成により、ピラーによる電波の遮蔽や反射の影響を避けることができ、ループアンテナ素子数が少ない車載アンテナ装置を実現できる。
第5の発明は、アレーアンテナに関するもので、車両の天井において前記車両の進行方向及びその垂直方向に沿って配列される複数のループアンテナ素子を備え、前記複数のループアンテナ素子のループ面は前記車両の天井面に対して略垂直となるように形成されるものである。この構成により、1つの無線通信装置でキーの位置検知が実現できる。
以下、本発明のアンテナを実施するための最良の形態について、図1から図10の各図面に沿って説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下に、本発明の車載アンテナ装置の実施の形態1の詳細について説明する。
図1は、車載アンテナ装置を用いた通信システムの構成を示す図である。図1において、車載アンテナ装置100は、車両に搭載され、後述するキーアンテナ装置200と無線通信により認証を行う車載アンテナ装置である。また、後述するタイヤ空気圧センサ303と無線通信を行う。後述するアレーアンテナ部105から放射される電波を電子的に走査することにより、後述するキーアンテナ装置200や後述するタイヤ空気圧センサ303の位置検知を行う。
送受信回路101は、送信信号を生成し出力し、入力された受信信号を処理する送受信回路である。送受信回路101から入出力される送受信信号は不平衡信号であり、送受信回路101は不平衡給電手段である。また、送受信回路101は、後述するウェイト制御部103へ後述するアレーアンテナ部105から放射される電波のビーム方向を表す方位情報を出力する。なお、送受信回路101は、送信回路のみ、または受信回路のみであってもよい。
分配器102は、送受信回路101から出力された送信信号を、複数の信号に電力分割して後述するウェイト制御部103へ出力し、また後述するウェイト制御部103から入力される複数の信号を電力合成して送受信回路101へ出力する分配器である。分配器102の分配数は、後述するアレーアンテナ部105のアンテナ素子数に等しい。
ウェイト制御部103は、送受信回路101により指定された方位情報に基づいて、分配器102もしくは後述する給電回路部104から入力される複数の信号それぞれに対して振幅、位相を独立に制御するウェイト制御部である。振幅、位相を制御するウェイト制御回路が、分配器102の分配数だけ集まって構成される。
給電回路部104は、後述するアレーアンテナ部105へ給電するために、ウェイト制御部103とアレーアンテナ部105の間にて、平衡不平衡変換やインピーダンス整合などを行う給電回路部である。平衡不平衡変換やインピーダンス整合などを行う給電回路が、分配器102の分配数だけ集まって構成される。
アレーアンテナ部105は、導体からなるアンテナ素子を天井307に複数個並べたアレーアンテナ部である。天井307は導体であるため、アンテナ素子は導体が近接しても利得が大きく劣化しないアンテナ素子、例えばループアンテナやパッチアンテナなどから構成される。
キーアンテナ装置200は、使用者が所持し、車載アンテナ装置100と無線通信により認証を行うキーアンテナ装置である。タイヤ空気圧センサ303は、車両のタイヤの空気圧を測定し、無線通信にて測定したデータ出力する、各ホイールに設置されるタイヤ空気圧センサである。
次に車載アンテナ装置100の配置箇所について説明する。図2(a)は、車載アンテナ装置100の配置を示すXY平面図である。図2(b)は、車載アンテナ装置100の配置を示すZX平面図である。図2(c)は、車載アンテナ装置100の配置を示すYZ平面図である。X、YおよびZは、各々の座標軸を示す。
車両300は4輪の自動車であり、4本のタイヤ301a、301b、301c、301dと、タイヤが装着された4本のホイール302、4本のホイールそれぞれに設置されたタイヤ空気圧センサ303a、303b、303c、303d、車体の構成要素であるフロントピラー304a、304b、センターピラー305a、305b、リアピラー306a、306b、導体からなる天井307から構成される。図2に示すように車載アンテナ装置100は、車両300の室内の天井307に配置する。
次にウェイト制御部103の構成要素であるウェイト制御回路の構成について説明する。図3はウェイト制御回路の構成例を示す図である。入力される方位情報に基づいて、複数の異なる移相量を有する移相器と異なる減衰量もしくは増幅量を有する振幅可変器をスイッチにて切り替えることにより振幅、位相を可変する。振幅が固定で変化させる必要がない場合は、振幅可変器は不要であり、分配器102にて所定の振幅を得られるように分
配比を設定することで実現できる。
次に給電回路部104の構成要素である給電回路の構成について説明する。図4(a)は、アンテナ素子へ平衡給電する場合の給電回路の構成例を示す図である。入力される不平衡信号を平衡不平衡変換回路により平衡信号へ変換し、整合回路によりインピーダンス整合を行い、出力する。
図4(b)は、アンテナ素子へ不平衡給電する場合の給電回路の構成例を示す図である。入力される不平衡信号を整合回路によりインピーダンス整合を行い、出力する。
次にアレーアンテナ部105について説明する。図5はアレーアンテナ部105におけるアンテナ素子の配置を示した図である。車載アンテナ装置100においてアレーアンテナ部105以外の構成要素は省略し、図示しない。
図5において、ループアンテナ素子400は、形成するループ面が天井307の面に対して略垂直になるように設けられ、2つの給電端が給電回路部104の各給電回路に接続され、ループ状の導体からなるループアンテナ素子である。巻き方は螺旋状の巻き方としているが、どのような巻きかたであってもよい。ループアンテナ素子400のループの巻き数は、2回巻きとしているが、いくらでもよい。また、ループアンテナ素子400のループの形状は矩形でなくてもよい。ループアンテナ素子400は、図のように格子状に配列する。
アレーアンテナ部105のアンテナ素子に、形成するループ面が天井307の面に対して略垂直になるループアンテナ素子400を用いることで、導体からなる天井307へ配置してもアンテナ利得が低下することはない。また、ループアンテナ素子を格子状に配置することにより、放射電波を3次元に走査することができる。
図6はアレーアンテナ部105におけるアンテナ素子の配置を示した図である。ループアンテナ素子400は、形成するループ面が天井307の面に対して略垂直であれば導体からなる天井307の影響をうけないので、図5では、ループアンテナ素子400のループの軸がX方向であったが、図6のようにループアンテナ素子400のループの軸がY方向でもよい。
図7はアレーアンテナ部105におけるアンテナ素子の配置を示した図である。
図7において、ループアンテナ素子411、412、413、414、415、421、422、423、424、425、431、432は、形成するループ面が天井307の面に対して略垂直になるように設けられ、2つの給電端が給電回路部104の各給電回路に接続され、ループ状の導体からなるループアンテナ素子である。形成するループ面が天井307の面に対して略垂直になるように設けられていればよいので、ループの軸方向はX軸方向としているが、Y軸方向でもよい。巻き方は螺旋状の巻き方としているが、どのような巻きかたであってもよい。ループの巻き数は、2回巻きとしているが、いくらでもよい。また、ループの形状は矩形でなくてもよい。
ループアンテナ素子411、412、413、414、415をフロントピラー304a、センターピラー305aの間からフロントピラー304b、センターピラー305bの間にかけてY軸方向に配列する。
また、ループアンテナ素子421、422、423、424、425をリアピラー306a、センターピラー305aの間からリアピラー306b、センターピラー305bの
間にかけてY軸方向に配列する。
また、ループアンテナ素子431、432をフロントピラー304a、304bの間からリアピラー306a、306bの間にかけてX軸方向に配列する。
図7のようにループアンテナ素子411、412、413、414、415、421、422、423、424、425、431、432を隣り合うピラーの中間に配列することにより、フロントピラー304a、304b、センターピラー305a、305b、リアピラー306 、306bによる電波の遮蔽や反射の影響を避けることができ、ループアンテナ素子400の数を減らすことができる。またループアンテナの素子数を12個としているがいくつであってもよい。
以上のように構成された車載アンテナ装置100について、その動作を説明する。
送信の場合、送受信回路101は、電波を放射したい方向、つまり送信ビーム方向を表す方位情報をウェイト制御部103へ出力する。送受信回路101から出力された送信信号は、分配器102によりアレーアンテナ部105のアンテナ素子数分の信号に電力分割され、ウェイト制御部103により入力された方位情報に基づいて各信号の振幅、位相が変化され、給電回路部104により平衡不平衡変換、インピーダンス変換され、アレーアンテナ部105により送信電波としてキーアンテナ装置200やタイヤ空気圧センサ303へ出力する。
受信の場合、送受信回路101は、電波を受けたい方向、つまり受信ビーム方向を表す方位情報をウェイト制御部103へ出力する。キーアンテナ装置200やタイヤ空気圧センサ303から受信された電波はアレーアンテナ部105により電気信号へ変換され、給電回路部104により平衡不平衡変換、インピーダンス変換され、ウェイト制御部103により入力された方位情報に基づいて各信号の振幅、位相を変化され、分配器102により複数の信号が1つの信号に合成され、送受信回路101に受信信号として入力される。
次に位置検知の手順について説明する。アレーアンテナ部105におけるアンテナ素子の配置は、図7の場合とする。
図8は、車載アンテナ装置100による位置検知エリアの構成例を示す図である。
図8において、検知エリア501、502、503、504、505、506、507は、位置検知する領域である。検知エリア501は車外の前方右の領域、検知エリア502は車外の後方右の領域、検知エリア503は車外のトランク領域、検知エリア504は車外の後方左の領域、検知エリア505は車外の前方左の領域、検知エリア506は車内の後方の領域、検知エリア507は車内の前方の領域を指す。そして、車載アンテナ装置100は7種類のエリアを位置検知する。位置検知エリアを7つに分割しているが、7つ出なくてもよい。
まず、車両前方領域(検知エリア501、505、507)を検知する場合について述べる。図9は車載アンテナ装置100の構成例を示す図である。
図9において分配器102は、送受信回路101から出力された送信信号を、ループアンテナの素子数である12の信号に電力分割してウェイト制御部103へ出力する。ループアンテナ素子411、412、413、414、415のみ給電するのでこれらに対応した出力端子1から5に10:25:32:25:10の振幅比となるように電力を分配して給電し、出力端子6から12には給電しない。なお、出力端子1から5に分配して給
電する振幅比は一例であって上記振幅比に限るものではない。
ウェイト制御部103は、送受信回路101により指定された方位情報に基づいて、分配器102の出力端子2から5より入力される信号の位相制御をおこなうウェイト制御回路620、630、640、650により構成される。出力端子1より入力される信号は位相制御せずそのまま出力する。
ウェイト制御回路620は、出力スイッチ621、入力スイッチ622、+87度移相器623、−87度移相器624から構成され、入力される方位情報に基づいて、3つの異なる移相量をスイッチにて切り替え、分配器102の出力端子2から入力される信号を移相して出力する。
ウェイト制御回路630は、出力スイッチ631、入力スイッチ632、+174度移相器633、−174度移相器634から構成され、入力される方位情報に基づいて、3つの異なる移相量をスイッチにて切り替え、分配器102の出力端子3から入力される信号を移相して出力する。
ウェイト制御回路640は、出力スイッチ641、入力スイッチ642、+261度移相器643、−261度移相器644から構成され、入力される方位情報に基づいて、3つの異なる移相量をスイッチにて切り替え、分配器102の出力端子4から入力される信号を移相して出力する。
ウェイト制御回路650は、出力スイッチ651、入力スイッチ652、+348度移相器653、−348度移相器654から構成され、入力される方位情報に基づいて、3つの異なる移相量をスイッチにて切り替え、分配器102の出力端子5から入力される信号を移相して出力する。
給電回路部104は、ループアンテナ素子411、412、413、414、415に対応した平衡不平衡変換やインピーダンス整合などを行う給電回路701、702、703、704、705から構成される。
以上のように構成される車載アンテナ装置100において、検知エリア501を検知する場合は、ウェイト制御回路620は分配器102からの入力信号を+87度移相する。ウェイト制御回路630は分配器102からの入力信号を+174度移相する。ウェイト制御回路640は分配器102からの入力信号を+261度移相する。ウェイト制御回路650は分配器102からの入力信号を+348度移相する。
また、検知エリア505を検知する場合は、ウェイト制御回路620は分配器102からの入力信号を−87度移相する。ウェイト制御回路630は分配器102からの入力信号を−174度移相する。ウェイト制御回路640は分配器102からの入力信号を−261度移相する。ウェイト制御回路650は分配器102からの入力信号を−348度移相する。
また、検知エリア507を検知する場合は、ウェイト制御回路620、630、640、650は分配器102からの入力信号を移相せずそのまま出力する。
図10(a)から 図10(c)は、検知エリア501、505、507を検知する場合の車載アンテナ装置100の放射パターンを示す図である。車載アンテナ装置100は、上記のように分配器102からの入力信号の位相を調節することによりビームの方向を切り替え、各検知エリアの領域をカバーすることができる。
なお、車両前方領域(検知エリア501、505、507)を検知する場合について述べたが、車両後方領域(検知エリア502、504、506)を検知する場合については、ループアンテナ素子421、422、423、424、425のみ給電して同様の位相調節処理を行ってビームの方向を切り替え、各検知エリアの領域をカバーすることができる。また、車両トランク領域(検知エリア503)を検知する場合についても、ループアンテナ素子413、423、431、432のみ給電して同様に行う。
このように車載アンテナ装置100が送信ビームの方向を切り替えながら送信し、キーアンテナ装置200やタイヤ空気圧センサ303の受信電力がもっとも高いときの送信ビームがカバーする検知エリアを、キーアンテナ装置200やタイヤ空気圧センサ303の存在する位置とすることで位置検知を行う。
また、車載アンテナ100は検知エリア501、502、503、504、505、506、507のそれぞれの領域をカバーする受信ビームの方向を切り替えながら、キーアンテナ装置200やタイヤ空気圧センサ303からの送信信号を受信する。
受信電力がもっとも高いときの受信ビームがカバーする検知エリアを、キーアンテナ装置200やタイヤ空気圧センサ303の存在する位置とすることで位置検知を行ってもよい。
以上により、ウェイト制御部103にてアレーアンテナ部105へ給電する振幅、位相を制御することで、車載アンテナ装置100の送受信する電波のビーム方向を切り替えることにより、1つの無線通信装置でキーアンテナ装置200やタイヤ空気圧センサ303の位置検知ができる車載アンテナ装置を実現できる。
本発明の車載アンテナ装置は、車両近辺の無線通信装置の位置検知ができる。よって、本発明の車載アンテナ装置を、キーレスエントリシステムやタイヤ空気圧監視システムとして適用できる。
本発明の実施の形態1における車載アンテナ装置を用いた通信システムの構成を示す図 本発明の実施の形態1における車載アンテナ装置100の配置を示すXY平面図 本発明の実施の形態1における車載アンテナ装置100の配置を示すZX平面図 本発明の実施の形態1における車載アンテナ装置100の配置を示すYZ平面図 本発明の実施の形態1におけるウェイト制御回路の構成例を示す図 (a)本発明の実施の形態1におけるアンテナ素子へ平衡給電する場合の給電回路の構成例を示す図(b)本発明の実施の形態1におけるアンテナ素子へ不平衡給電する場合の給電回路の構成例を示す図 本発明の実施の形態1におけるアレーアンテナ部105におけるアンテナ素子の配置を示した図 本発明の実施の形態1におけるアレーアンテナ部105におけるアンテナ素子の配置を示した図 本発明の実施の形態1におけるアレーアンテナ部105におけるアンテナ素子の配置を示した図 本発明の実施の形態1における車載アンテナ装置100による位置検知エリアの構成例を示す図 本発明の実施の形態1における車載アンテナ装置100の放射パターンを示す図 (a)本発明の実施の形態1における検知エリア501を検知する場合の車載アンテナ装置100の放射パターンを示す図(b)本発明の実施の形態1における検知エリア507を検知する場合の車載アンテナ装置100の放射パターンを示す図(c)本発明の実施の形態1における検知エリア505を検知する場合の車載アンテナ装置100の放射パターンを示す図
符号の説明
100 車載アンテナ装置
101 送受信回路
102 分配器
103 ウェイト制御部
104 給電回路部
105 アレーアンテナ部
200 キーアンテナ装置
303 タイヤ空気圧センサ
300 車両
301a、301b、301c、301d タイヤ
302 ホイール
303a、303b、303c、303d タイヤ空気圧センサ
304a、304b フロントピラー
305a、305b センターピラー
306a、306b リアピラー
307 天井
400 ループアンテナ素子
501、502、503、504、505、506、507 検知エリア
620、630、640、650 ウェイト制御回路
621、631、641、651 出力スイッチ
622、632、642、652 入力スイッチ
623 +87度移相器、
624 −87度移相器
633 +174度移相器
634 −174度移相器
643 +261度移相器
644 −261度移相器
653 +348度移相器
654 −348度移相器
701、702、703、704、705 給電回路

Claims (5)

  1. 不平衡給電手段に接続され、複数の信号に電力分割して出力する分配器と、
    前記分配器に接続され、入力される各信号の振幅、位相を独立に制御して出力するウェイト制御部と、
    前記ウェイト制御部に接続され、入力される各信号の平衡不平衡変換やインピーダンス変換を行い、出力する給電回路部と、
    前記給電回路部に接続され、導体からなる複数のアンテナ素子を配列したアレーアンテナ部とを備えた車載アンテナ装置であって、
    前記アレーアンテナ部は、車の室内の天井に配置され、前記ウェイト制御部にて前記アレーアンテナ部へ給電する各信号の振幅、位相を制御することにより、前記アレーアンテナ部から放射される電波のビーム方向を切り替える車載アンテナ装置。
  2. アレーアンテナ部は、形成するループ面が車の室内の天井の面に対して略垂直になるように設けられ、ループ状の導体からなるループアンテナ素子を配列した請求項1記載の車載アンテナ装置。
  3. アレーアンテナ部は、ループアンテナ素子を格子状に配列した請求項2記載の車載アンテナ装置。
  4. アレーアンテナ部は、ループアンテナ素子を車のピラー間に配列した請求項2記載の車載アンテナ装置。
  5. 車両の天井において前記車両の進行方向及びその垂直方向に沿って配列される複数のループアンテナ素子を備え、前記複数のループアンテナ素子のループ面は前記車両の天井面に対して略垂直となるように形成されるアレーアンテナ。
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