JP2000236205A - 衛星通信アンテナ - Google Patents

衛星通信アンテナ

Info

Publication number
JP2000236205A
JP2000236205A JP11035402A JP3540299A JP2000236205A JP 2000236205 A JP2000236205 A JP 2000236205A JP 11035402 A JP11035402 A JP 11035402A JP 3540299 A JP3540299 A JP 3540299A JP 2000236205 A JP2000236205 A JP 2000236205A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
directivity
satellite communication
directional
control means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11035402A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Oka
秀俊 岡
Hitoshi Kakizawa
均 柿沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority to JP11035402A priority Critical patent/JP2000236205A/ja
Publication of JP2000236205A publication Critical patent/JP2000236205A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radio Transmission System (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる方位角に良好な指向特性を有するアン
テナを車両に複数個設けて全方位角をカバーし、また各
々のアンテナに受信された受信信号の位相を制御して仰
角をカバーし、さらに車両の方向および傾きの検出にジ
ャイロセンサを備えたので車両がどこを走行していても
良好な受信レベルが得られ、機構が単純で、小型で、良
好な衛星通信のできる衛星通信アンテナを提供する。 【解決手段】 指向性アンテナ10、位相制御手段1
1、ダウンコンバータ12、アンテナセレクタ13、制
御手段14及び受信機15を備えた衛星通信アンテナ
1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に搭載する
移動体通信用アンテナに係り、異なる方位角に指向特性
を持つアンテナを複数個設けて位相コントロールにより
仰角を可変して希望衛星を選択し、通信を行う衛星通信
アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の衛星通信アンテナとして、例えば
実開平1−108603号公報に開示されているよう
に、自動車の窓ガラスに複数のアンテナ導体を設けて複
数のアンテナ導体の給電部分で、それぞれの受信電波の
位相を調整して合成する等利得合成法を用い、異なる仰
角方向の衛星からの到来電波を受信する自動車搭載衛星
通信用ガラスアンテナがある。
【0003】また、実開平1−108603号公報に開
示されているように、複数のアンテナ導体の内、最も感
度の良いアンテナを随時選択する選択合成法を用いて異
なる仰角方向の衛星からの到来電波を受信する自動車搭
載衛星通信用ガラスアンテナがある。
【0004】さらに、従来の衛星通信アンテナとして、
例えば特開平6−61726号公報に開示されているよ
うに、アンテナと駆動機構とからなり、アンテナ面を略
水平になるように大型車両等に設置してアンテナビーム
を放送衛星(BS)の仰角方向に向け、車両の旋回に対
応したアンテナの回転制御を行い、衛星を追尾して衛星
放送電波を受信するBS用自動追尾アンテナがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
1−108603号公報に開示された自動車搭載衛星通
信用ガラスアンテナには、アンテナを複数設けただけな
ので全仰角方向及び全方位角に亘って良好なアンテナ性
能を得ることができず、良い受信感度が得られないとい
う課題がある。
【0006】また、特開平6−61726号公報に開示
されたBS用自動追尾アンテナには、モータ等による駆
動機構を必要とするために装置が複雑で大型になるとい
う課題がある。
【0007】本発明は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたものであって、その目的は、車両が
どこを走行していても良好な受信レベルが得られ、機構
が単純で、小型で、良好な衛星通信のできる衛星通信ア
ンテナを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明の請求項1に係る衛星通信アンテナは、水平
方向全周に亘って有効な指向性を有するように配設した
複数の指向性アンテナと、複数の指向性アンテナの指向
性を電気的に走査して仰角方向の指向性を制御する位相
制御手段と、位相制御手段を介して複数の指向性アンテ
ナを切り替え、1つの指向性アンテナを選択するアンテ
ナセレクタと、車両の方向及び傾きを検出して希望する
衛星の方向に最も近い指向性を持つ指向性アンテナを選
択するようにアンテナセレクタを制御する制御手段とを
備えたことを特徴とする。
【0009】請求項1に係る衛星通信アンテナは、モー
タ等による駆動機構を必要とせず、機構が単純で小型化
することができ、良好な衛星通信をすることができる。
【0010】また、請求項2に係る衛星通信アンテナ
は、水平方向の指向性が略45゜異なるように配設した
一対の指向性アンテナを4組用い、各々水平方向の指向
性を略90゜の範囲ずつ分担するように一対の指向性ア
ンテナを車両に備えたことを特徴とする。
【0011】請求項2に係る衛星通信アンテナは、水平
方向全周に亘って良好な衛星通信をすることができる。
【0012】さらに、請求項3に係る衛星通信アンテナ
は、位相制御手段にマルチビームの走査をする3dBハ
イブリッド結合器を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項3に係る衛星通信アンテナは、モー
タ等による駆動機構を必要とせず、位相制御手段により
仰角方向の指向性を制御することができる。
【0014】また、請求項4に係る衛星通信アンテナ
は、制御手段に車両の方向および傾きを検出するジャイ
ロセンサを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項4に係る衛星通信アンテナは、希望
する衛星の方向に最も近い指向性を持つ指向性アンテナ
を迅速に選択することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。図1は本発明に係る衛星通信
アンテナの全体ブロック構成図である。図1において、
衛星通信アンテナ1は、指向性アンテナ10、位相制御
手段11、ダウンコンバータ12、アンテナセレクタ1
3、制御手段14及び受信機15を備える。
【0017】指向性アンテナ10は、両面のプリント基
板の片面にアレイパターンを形成した一対の指向性アン
テナ4組(A,B,C,D)で構成する。
【0018】図2は指向性アンテナの水平方向への指向
性パターンの模式図である。図2に示すように、指向性
アンテナ10は、複数の指向性アンテナ(A,B,C,
D)の各々に水平方向(xy平面)の方位角に対して略
90゜の範囲ずつ指向性パターンを分担させ、水平方向
の全方位角に指向性を持つ。
【0019】また、指向性アンテナ10は、衛星からの
送信電波を複数の指向性アンテナ(A,B,C,D)で
受信して得られる各々の受信信号(Sa,Sb,Sc,
Sd)を位相制御手段11に出力する。
【0020】位相制御手段11は、位相器等で構成し、
複数の指向性アンテナ(A,B,C,D)からの受信信
号(Sa,Sb,Sc,Sd)の位相を夫々演算して得
られる複数の位相制御信号(Spa,Spb,Spc,
Spd)をダウンコンバータ12に出力する。また、位
相制御手段11は、複数の指向性アンテナ(A,B,
C,D)からの受信信号(Sa,Sb,Sc,Sd)の
位相を夫々演算することにより、複数の指向性アンテナ
(A,B,C,D)の仰角方向への指向性を制御する。
【0021】ダウンコンバータ12は、複数の位相制御
信号(Spa,Spb,Spc,Spd)の搬送周波数
を低域周波数に変換した複数の中間周波信号(Sia,
Sib,Sic,Sid)をアンテナセレクタ13に出
力する。
【0022】制御手段14は、車両の方向および傾きを
検出するジャイロセンサと、A/Dコンバータ等で構成
し、このジャイロセンサから得られる角速度をディジタ
ル信号に変換した姿勢制御信号S14をアンテナセレク
タ13に出力する。
【0023】アンテナセレクタ13は、ダウンコンバー
タ12からの中間周波信号(Sia,Sib,Sic,
Sid)に基づいて希望衛星からの電波を受信して得ら
れる中間周波信号を選択し、選択信号S13を受信機1
5に出力する。
【0024】またアンテナセレクタ13は、制御手段1
4からの姿勢制御信号S14と受信機15からの検波制
御信号S15とに基づいて希望衛星の電波を受信して得
られる中間周波信号(Sia,Sib,Sic,Si
d)を選択し、選択信号S13を受信機15に出力す
る。
【0025】受信機15は、例えば直線検波器等を備え
てアンテナセレクタ13からの選択信号S13を包絡線
検波して得られる検波出力が最大になるように検波制御
信号S15をアンテナセレクタ13に出力する。
【0026】このように、衛星通信アンテナ1は、指向
性アンテナ10、位相制御手段11、ダウンコンバータ
12、アンテナセレクタ13、制御手段14及び受信機
15を備えたので、車両の方向及び傾きに追随して指向
性アンテナ10の方位角及び仰角方向への指向性を制御
して希望する衛星の方向に最も近い指向性を持つ指向性
アンテナを迅速に選択することができる。
【0027】図3は本発明に係る指向性アンテナの車両
への搭載説明図である。図3の(1)は、車両16のフ
ロント窓ガラス17の隅に指向性アンテナ(A,B)を
配設し、また車両16のリア窓ガラス18の隅に指向性
アンテナ(C,D)を配設する。
【0028】図3の(2)は、車両16のルーフガラス
19の四隅に指向性アンテナ(A,B,C,D)を配設
する。
【0029】図4は本発明に係る衛星通信アンテナの全
体ブロック構成図である。図4において、衛星通信アン
テナ2は、指向性アンテナ20、位相制御手段21、ダ
ウンコンバータ22、アンテナセレクタ23、ジャイロ
制御手段24及び受信機15を備える。
【0030】また、指向性アンテナ20は、指向性アン
テナ(A1,A2)、(B1,B2)、(C1,C2)
および(D1,D2)の複数のアンテナで構成する。位
相制御手段21は、ディジタル位相器または3dBハイ
ブリッド結合器(21a,21b,21c,21d)で
構成し、ビーム走査またはアンテナの指向性を切り替え
る。
【0031】図5は指向性アンテナのパターンを示す。
図5に示す指向性アンテナは、横29mm×縦190m
mの両面基板の片面にMSA(Micro−Strip Antenn
a)アレイパターンを形成し、裏面に全面アースパター
ンを形成した11GHz用のものである。
【0032】給電ポイントPは、MSAアレイパターン
の中央部に位置し、給電線幅4mm、給電線長λ/2の
導電パターンである。(波長λ=27.27mm)
【0033】指向性アンテナ20は、図5に示すような
MSAアレイパターンからなる一対の指向性アンテナ8
個で構成し、水平方向への指向性を略45゜異なるよう
に配設して水平方向略90゜の範囲をカバーする一対の
指向性アンテナ(A1,A2)、(B1,B2)、(C
1,C2)および(D1,D2)を図6−(1)に示す
ように水平方向の全方位角に指向性を持つように配設し
て備える。
【0034】図6は指向性アンテナの指向性パターンの
模式図を示す。図6−(1)は指向性アンテナの水平方
向への指向性パターンの模式図を示す。 図6−(2)
は指向性アンテナの仰角方向への指向性パターンの模式
図を示す。
【0035】図6−(1)において、指向性アンテナ2
0は、水平方向への指向性を略θ=45゜異なるように
配設して水平方向(xy平面)の方位角に対して略90
゜の範囲をカバーする一対の指向性アンテナを4組備
え、水平方向の全方位角に指向性を持つように配設す
る。
【0036】指向性アンテナ20は、衛星からの送信電
波を一対の指向性アンテナ(A1,A2)、(B1,B
2)、(C1,C2)および(D1,D2)で受信して
得られる一対の受信信号(Sa1,Sa2)、(Sb
1,Sb2)、(Sc1,Sc2)および(Sd1,S
d2)を位相制御手段21の夫々の3dBハイブリッド
結合器(21a,22b,22c,22d)に出力す
る。
【0037】3dBハイブリッド結合器は、数1のS行
列で表される4端子回路から成り、3dBハイブリッド
結合器に入力される一対の受信信号の位相を制御して夫
々演算することにより、一対の指向性アンテナの指向性
を仰角方向へ切り換える。
【0038】
【数1】
【0039】このように3dBハイブリッド結合器によ
り位相をコントロールすることができ、図6−(2)に
示す仰角φ1、φ2のようにアンテナを仰角方向にビー
ムチルトすることによって、全仰角をカバーすることが
できる。
【0040】3dBハイブリッド結合器21aは、受信
信号(Sa1,Sa2)の位相を制御し、夫々演算して
得られる位相制御信号(Spa1,Spa2)をダウン
コンバータ22aに出力する。3dBハイブリッド結合
器21bは、受信信号(Sb1,Sb2)の位相を制御
し、夫々演算して得られる位相制御信号(Spb1,S
pb2)をダウンコンバータ22bに出力する。
【0041】3dBハイブリッド結合器21cは、受信
信号(Sc1,Sc2)の位相を制御し、夫々演算して
得られる位相制御信号(Spc1,Spc2)をダウン
コンバータ22cに出力する。3dBハイブリッド結合
器21dは、受信信号(Sd1,Sd2)の位相を制御
し、夫々演算して得られる位相制御信号(Spd1,S
pd2)をダウンコンバータ22dに出力する。
【0042】ダウンコンバータ22は、高周波用ICで
構成し、高周波を低周波に変換する。 ダウンコンバー
タ22aは、位相制御信号(Spa1,Spa2)の搬
送周波数を夫々低域周波数に変換した中間周波信号(S
ia1,Sia2)をアンテナセレクタ23の高周波ス
イッチSW1の端子(a1,a2)に出力する。ダウン
コンバータ22bは、位相制御信号(Spb1,Spb
2)の搬送周波数を夫々低域周波数に変換した中間周波
信号(Sib1,Sib2)をアンテナセレクタ23の
高周波スイッチSW1の端子(b1,b2)に出力す
る。
【0043】ダウンコンバータ22cは、位相制御信号
(Spc1,Spc2)の搬送周波数を夫々低域周波数
に変換した中間周波信号(Sic1,Sic2)をアン
テナセレクタ23の高周波スイッチSW1の端子(c
1,c2)に出力する。ダウンコンバータ22dは、位
相制御信号(Spd1,Spd2)の搬送周波数を夫々
低域周波数に変換した中間周波信号(Sid1,Sid
2)をアンテナセレクタ23の高周波スイッチSW1の
端子(d1,d2)に出力する。
【0044】ジャイロ制御手段24は、ジャイロセン
サ、A/Dコンバータ、積分演算回路等で構成し、ジャ
イロセンサは、車両が動いた時の速度方向と垂直に働く
コリオリの力を利用して角速度を検出し、積分演算して
角度を算出する。また、ジャイロ制御手段24は、この
ジャイロセンサで検出して得られる車両の方向及び傾き
を姿勢制御信号S24として、アンテナセレクタ23に
出力する。
【0045】さらに、ジャイロ制御手段24は、ジャイ
ロセンサと同様の構造を持つ加速度センサをジャイロセ
ンサと組合わせて使用することにより、ジャイロセンサ
の角速度から算出した姿勢角の動的部分(高周波成分)
と、加速度センサの加速度から算出した姿勢角の静的部
分(低周波成分)とから車両の速度によって応答性の速
い部分は、ジャイロセンサから求めた姿勢角、遅い部分
は、加速度センサから求めた姿勢角のどちらかを選択し
て姿勢制御信号S24とすることで応答性の良い姿勢制
御信号S24をアンテナセレクタ23に出力する。ま
た、このジャイロセンサは、1次元の角速度しか検出し
ないので、これを3つ使用して3次元的な角速度を検出
することもできる。
【0046】アンテナセレクタ23は、高周波スイッチ
SW1とスイッチ制御手段25で構成し、受信機15か
らの検波制御信号S15およびジャイロ制御手段24か
らの姿勢制御信号S24が入力されるとスイッチ制御手
段25の制御信号により高周波スイッチSW1を切り替
える。また、アンテナセレクタ23は、一番感度が良い
と思われるアンテナを選択するダイバーシティにより高
周波スイッチSW1を制御する。
【0047】スイッチ制御手段25は、ROM、RAM
等のメモリと、スイッチ駆動回路で構成し、予め希望衛
星の位置が記憶されているがジャイロ制御手段24から
の姿勢制御信号S24が入力されると、車両の方向およ
び傾きと希望衛星の位置を相対的に演算して一番感度が
良いと思われるアンテナを高周波スイッチSW1により
選択する。
【0048】このときスイッチ制御手段25は、アンテ
ナセレクタ23からの選択信号S23が受信機15に供
給され受信機15からフィードバックされる検波制御信
号S15に基づいて受信感度が最大のアンテナを選択す
るように高周波スイッチSW1を制御する。
【0049】受信機15は、例えば直線検波器等を備え
てアンテナセレクタ23からの選択信号S23を包絡線
検波して得られる検波出力が最大になるように検波制御
信号S15をアンテナセレクタ23に出力する。
【0050】このように、衛星通信アンテナ2は、指向
性アンテナ20、位相制御手段21、ダウンコンバータ
22、アンテナセレクタ23、ジャイロ制御手段24及
び受信機15を備えたので、ジャイロ制御手段24から
の車両の方向および傾きによる姿勢制御信号S24によ
り衛星の方向を選択し、さらに受信機15からフィード
バックされる検波制御信号S15に基づいた受信感度が
最大のアンテナを選択し、希望する衛星の方向に最も近
い指向性を持つ指向性アンテナを迅速に選択する。
【0051】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る衛星通信アン
テナは、モータ等による駆動機構を必要とせず、機構が
単純で小型化することができ、複数の衛星から希望する
衛星を選択して良好な衛星通信をすることができるの
で、経済性及び信頼性の向上を図ることができる。
【0052】また、請求項2に係る衛星通信アンテナ
は、水平方向全周に亘って良好な衛星通信をすることが
できるので、全方向での通信を行うことができる。
【0053】さらに、請求項3に係る衛星通信アンテナ
は、モータ等による駆動機構を必要とせず、衛星通信ア
ンテナの仰角方向の指向性を制御することができるの
で、小型で、経済性の向上が図れる。
【0054】また、請求項4に係る衛星通信アンテナ
は、制御手段に車両の方向および傾きを検出するジャイ
ロセンサを備えたので、希望する衛星の方向に最も近い
指向性を持つ指向性アンテナを迅速に選択することがで
きるので、応答性の良い指向性制御ができ、高性能化が
望める。
【0055】よって、本発明は、小型で、経済的で、高
性能で、信頼性の高い衛星通信アンテナを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る衛星通信アンテナの全体ブロック
構成図
【図2】指向性アンテナの水平方向への指向性パターン
の模式図
【図3】本発明に係る指向性アンテナの車両への搭載説
明図
【図4】本発明に係る衛星通信アンテナの全体ブロック
構成図
【図5】指向性アンテナのパターン
【図6】指向性アンテナの指向性パターンの模式図
【符号の説明】
1,2‥衛星通信アンテナ、10,20‥指向性アンテ
ナ、11,21…位相制御手段、12,22,22a,
22b,22c,22d…ダウンコンバータ、13…ア
ンテナセレクタ、14‥制御手段、15…受信機、16
…車両、17…フロント窓ガラス、18…リア窓ガラ
ス、19…ルーフガラス、21a,21b,21c,2
1d…3dBハイブリッド結合器、23…アンテナセレ
クタ、24…ジャイロ制御手段、25…スイッチ制御手
段、A,B,C,D,A1,A2,B1,B2,C1,
C2,D1,D2…指向性アンテナ、a1,a2,b
1,b2,c1,c2,d1,d2…高周波スイッチS
W1の端子、P…給電ポイント、SW1…高周波スイッ
チ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 7/08 H04B 7/08 C Fターム(参考) 5J021 AA04 AA09 DB03 DB04 EA03 FA06 FA17 FA31 FA34 GA07 GA08 HA02 HA05 HA10 JA07 5J046 AA00 AA05 AA19 MA02 MA09 5K059 CC03 CC04 DD02 DD09 DD10 DD16 DD26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に指向性アンテナを複数備えて複数
    の衛星と通信する衛星通信アンテナにおいて、 水平方向全周に亘って有効な指向性を有するように配設
    した複数の前記指向性アンテナと、複数の前記指向性ア
    ンテナの指向性を電気的に走査して仰角方向の指向性を
    制御する位相制御手段と、前記位相制御手段を介して複
    数の前記指向性アンテナを切り替え、1つの前記指向性
    アンテナを選択するアンテナセレクタと、前記車両の方
    向及び傾きを検出して希望する衛星の方向に最も近い指
    向性を持つ前記指向性アンテナを選択するように前記ア
    ンテナセレクタを制御する制御手段と、を備えたことを
    特徴とする衛星通信アンテナ。
  2. 【請求項2】 複数の前記指向性アンテナは、水平方向
    の指向性が略45゜異なるように配設した一対の前記指
    向性アンテナを4組有し、各々水平方向の指向性を略9
    0゜の範囲ずつ分担するように一対の前記指向性アンテ
    ナを前記車両に備えたことを特徴とする請求項1記載の
    衛星通信アンテナ。
  3. 【請求項3】前記位相制御手段は、マルチビームの走査
    をする3dBハイブリッド結合器を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の衛星通信アンテナ。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、車両の方向および傾きの
    検出にジャイロセンサを備えたことを特徴とする請求項
    1記載の衛星通信アンテナ。
JP11035402A 1999-02-15 1999-02-15 衛星通信アンテナ Withdrawn JP2000236205A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11035402A JP2000236205A (ja) 1999-02-15 1999-02-15 衛星通信アンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11035402A JP2000236205A (ja) 1999-02-15 1999-02-15 衛星通信アンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000236205A true JP2000236205A (ja) 2000-08-29

Family

ID=12440925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11035402A Withdrawn JP2000236205A (ja) 1999-02-15 1999-02-15 衛星通信アンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000236205A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030046719A (ko) * 2001-12-06 2003-06-18 기아자동차주식회사 능동 안테나 시스템
KR20030091329A (ko) * 2002-05-27 2003-12-03 현대자동차주식회사 차량의 위성방송 수신시스템
WO2005069436A1 (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha アンテナ装置および無線通信装置
JP2006279881A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Tokai Rika Co Ltd 自動車用アンテナ
JP2008301037A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Panasonic Corp 車載アンテナ装置及びアレーアンテナ
JP2009105615A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Panasonic Corp 車載アンテナ装置
JP2009105613A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Panasonic Corp 車載アンテナ装置及び車載アンテナシステム
JP2010508784A (ja) * 2006-10-31 2010-03-18 クゥアルコム・インコーポレイテッド センサに基づいた無線受信ダイバーシティのための装置および方法
US8169367B2 (en) 2004-12-13 2012-05-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Radio-frequency device, and radio-frequency tag communication device
WO2020090718A1 (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 Agc株式会社 車両用アンテナシステム
WO2021246260A1 (ja) * 2020-06-04 2021-12-09 株式会社オートネットワーク技術研究所 車載アンテナモジュール

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030046719A (ko) * 2001-12-06 2003-06-18 기아자동차주식회사 능동 안테나 시스템
KR20030091329A (ko) * 2002-05-27 2003-12-03 현대자동차주식회사 차량의 위성방송 수신시스템
WO2005069436A1 (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha アンテナ装置および無線通信装置
US8169367B2 (en) 2004-12-13 2012-05-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Radio-frequency device, and radio-frequency tag communication device
JP2006279881A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Tokai Rika Co Ltd 自動車用アンテナ
JP2012257267A (ja) * 2006-10-31 2012-12-27 Qualcomm Inc センサに基づいた無線受信ダイバーシティのための装置および方法
JP2010508784A (ja) * 2006-10-31 2010-03-18 クゥアルコム・インコーポレイテッド センサに基づいた無線受信ダイバーシティのための装置および方法
US9368868B2 (en) 2006-10-31 2016-06-14 Qualcomm Incorporated Apparatus and method for sensor-based wireless receive diversity
JP2008301037A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Panasonic Corp 車載アンテナ装置及びアレーアンテナ
JP2009105613A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Panasonic Corp 車載アンテナ装置及び車載アンテナシステム
JP2009105615A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Panasonic Corp 車載アンテナ装置
WO2020090718A1 (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 Agc株式会社 車両用アンテナシステム
JPWO2020090718A1 (ja) * 2018-10-31 2021-09-30 Agc株式会社 車両用アンテナシステム
JP7308861B2 (ja) 2018-10-31 2023-07-14 Agc株式会社 車両用アンテナシステム
WO2021246260A1 (ja) * 2020-06-04 2021-12-09 株式会社オートネットワーク技術研究所 車載アンテナモジュール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100594962B1 (ko) 위성통신용 안테나 시스템 및 이를 이용한 위성신호 추적방법
JP2003248055A (ja) モノパルスレーダシステム
JP2000236205A (ja) 衛星通信アンテナ
JP5023960B2 (ja) 車載アンテナ装置
WO2002099926A1 (en) Diversity antenna and method for controlling the same
JP4222245B2 (ja) 移動体通信装置
JPS6116634A (ja) 移動体用衛星電波受信装置
US5355139A (en) Microstrip antenna system
JP2003163526A (ja) 車載器用アンテナ装置およびそれを用いた車載無線装置
US20050122262A1 (en) Electronically steerable array antenna for satellite TV
US6040799A (en) Beam steering antenna unit
GB2161026A (en) Antenna arrangements
JP3028846B2 (ja) 移動体衛星通信用追尾アンテナ
JP3522910B2 (ja) 移動体sng装置
JPH06104780A (ja) 衛星放送受信用自動追尾アンテナ装置
JP3097876B2 (ja) 指向性アンテナ制御装置
JPH02186728A (ja) 選択指向性アンテナ
JPH11186834A (ja) ホーンアンテナ装置
JP3374750B2 (ja) 移動通信用基地局アンテナ
KR20050118348A (ko) 이동수신용 다중채널 위성 안테나
US20040246174A1 (en) Antenna system for links between mobile vehicles and airborne devices
JPH0514251A (ja) 車両用衛星通信装置
KR200233407Y1 (ko) 이동체탑재위성안테나장치
KR200360034Y1 (ko) 이동수신용 다중채널 위성 안테나
JPH0352305A (ja) アンテナ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051111

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070618