JP2003163526A - 車載器用アンテナ装置およびそれを用いた車載無線装置 - Google Patents

車載器用アンテナ装置およびそれを用いた車載無線装置

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JP2003163526A
JP2003163526A JP2001363491A JP2001363491A JP2003163526A JP 2003163526 A JP2003163526 A JP 2003163526A JP 2001363491 A JP2001363491 A JP 2001363491A JP 2001363491 A JP2001363491 A JP 2001363491A JP 2003163526 A JP2003163526 A JP 2003163526A
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vehicle
antenna
directivity
road
antennas
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Hiroyuki Uejima
博幸 上島
Yutaka Saito
裕 斎藤
Haruyoshi Endo
晴良 遠藤
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両の進行に伴って路側器アンテナの方向が変
化しても路車間無線通信を良好に行うことができる車載
器用アンテナ装置を提供する。 【解決手段】複数の指向性を有し、路側に固定されアン
テナを有する路側器1と路車間無線通信する自動車4と
の距離の変化に追従して指向性を切り換える指向性切換
手段を備え、自動車から路側器までの距離が比較的遠
く、路車間無線通信が確立していないとき、車載器用ア
ンテナ装置5は仰角が約45度の方向に最大放射方向を
有する指向性6の状態にあり、自動車が移動して自動車
から路側器までの距離が比較的近く、路車間無線通信が
確立すると、車載器用アンテナ装置5は天頂方向に最大
放射方向を有する指向性7の状態に切り換えられ、車両
の進行に伴い路側器アンテナの方向が変化しても路車間
無線通信を良好に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの車両
に搭載してVICS(Vehicle Information and Communi
cation System)やETC(Electronic Toll Collection)
などの路車間無線通信をするための車載器用アンテナ装
置およびそれを用いた車載無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車載器用アンテナ装置と
しては、例えば、特開2000−307320号公報に
開示されているように、アンテナを取り付けたアンテナ
基板をケースの内部に回転可能に設け、自重によってア
ンテナ基板の回転角度を調節する角度調節機構を設けた
ものが提案されており、それによってアンテナ装置を車
載器に容易に設置することができ、装置全体を小型化す
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例による車載器用アンテナ装置においては、重力によ
って指向性が決定されるため、車両の進行に伴って路側
器アンテナの方向が変化した場合等では必ずしも最適な
指向性が得られないという課題があった。一方、取り付
け角度の自由度を上げるためにひとつのアンテナで半値
幅を広げると指向性利得が低下するという課題があっ
た。また、ボンネット、路面や建造物等からの反射波に
対する対策も設けておらず、それら反射波によって通信
品質が劣化するという課題があった。
【0004】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたもので、車両の進行に伴って路側器アンテナ
の方向が変化しても、または車両への搭載場所や設置角
度に関わらず、さらにボンネット、路面や建造物からの
反射波があっても、路車間無線通信を良好に行うことが
できる車載器用アンテナ装置およびそれを用いた車載無
線装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における車載器用
アンテナ装置は、複数の指向性を有し、路側に固定され
アンテナを有する路側器と路車間無線通信する車両との
距離の変化に追従して前記指向性を切り換える指向性切
換手段を備えるという構成を有している。この構成によ
り、車両の進行に伴って路側器アンテナの方向が変化し
ても路車間無線通信を良好に行うことができることとな
る。
【0006】本発明における車載器用アンテナ装置は、
所定の時間間隔で前記指向性切換手段を制御する第1の
制御手段を備えるという構成を有している。この構成に
より、所定の時間毎に最大放射方向を検出して、路車間
無線通信を良好に行うことができることとなる。
【0007】本発明における車載器用アンテナ装置は、
前記指向性切換手段は車両の車速情報を用いてアンテナ
の指向性を制御する手段を備えるという構成を有してい
る。この構成により、車両の進行に伴って路側器アンテ
ナの方向が変化しても、車速に応じて低仰角方向から天
頂方向に指向性を変化できるため、路車間無線通信を良
好に行うことができることとなる。
【0008】本発明における車載器用アンテナ装置は、
車両の車種情報を判定し判定した車種情報に応じて前記
指向性切換手段を制御する第2の制御手段を備えるとい
う構成を有している。この構成により、車種情報を用い
て指向性切換手段を制御することにより、路車間無線通
信を良好に行うことができることとなる。
【0009】本発明における車載器用アンテナ装置は、
前記指向性切換手段として、最大放射方向が異なる複数
のアンテナと、前記複数のアンテナを選択する第1の選
択手段とを備えるという構成を有している。この構成に
より、最大放射方向が異なる複数のアンテナから1つの
アンテナを選択することにより、路車間無線通信を良好
に行うことができることとなる。
【0010】本発明における車載器用アンテナ装置は、
前記指向性切換手段として、複数のアンテナと、前記複
数のアンテナからの信号の位相をそれぞれ変化させる複
数の移相器と、前記複数の移相器からの信号を合成する
分配合成器と、前記分配合成器からの信号に基づき前記
複数の移相器の移相量を制御する移相制御手段とを備え
るという構成を有している。この構成により、複数のア
ンテナからの信号の位相をそれぞれ制御して受信するこ
とにより、車両への搭載場所や設置角度に関わらず、路
車間無線通信を良好に行うことができることとなる。
【0011】本発明における車載器用アンテナ装置は、
前記指向性切換手段として、アンテナとしての給電素子
と、前記給電素子の指向性を制御する無給電素子と、前
記無給電素子に接続され前記給電素子の指向性を制御す
るスタブと、前記無給電素子とスタブとの接続を導通お
よび遮断するスイッチ手段と、前記スイッチ手段の導通
および遮断を制御するスイッチ制御手段とを備えるとい
う構成を有している。この構成により、車両への搭載場
所や設置角度に関わらず、路車間無線通信を良好に行う
ことができることとなる。
【0012】本発明における車載器用アンテナ装置は、
前記指向性切換手段として、半値幅が異なる複数のアン
テナと、前記複数のアンテナを選択する第2の選択手段
とを備えるという構成を有している。この構成により、
路側器までの距離に応じて面積の異なるアンテナを自動
的に選択することにより、路車間無線通信を良好に行う
ことができるできることとなる。
【0013】本発明における車載無線装置は、請求項1
ないし8のいずれかに記載の車載器用アンテナ装置を用
い車両に搭載して路車間無線通信を行うよう構成すると
いう構成を有している。この構成により、路車間無線通
信を良好に行うことができる車載無線装置を提供するこ
とができることとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
の第1ないし第8の実施の形態を詳細に説明する。な
お、以下説明するすべての実施の形態において、アンテ
ナの動作周波数を5.8GHz帯として説明する。 (第1の実施の形態)まず、図1を参照して、本発明の
第1の実施の形態における車載器用アンテナ装置の指向
性の変化の様子について説明する。図1において、ET
C料金所などの路側には、路側器1と、路側器アンテナ
2とが設けられ、路側器アンテナ2は車線の上方に設置
されて固定の指向性を有する。路側器アンテナ2には路
側器アンテナの指向性3があり、斜め下約45度の方向
に最大放射方向を有している。また、自動車4側には、
自動車4に搭載された車載器用アンテナ装置5が設置さ
れ、車載器用アンテナ装置5は2つの指向性を有する。
すなわち、車載器用アンテナ装置5は第1の指向性6
と、第2の指向性7とを有する。また、車載器用アンテ
ナ装置5は指向性6と指向性7を切り換える指向性切換
装置(図示せず)を有する。
【0015】次に、図1を参照して、本発明の第1の実
施の形態における車載器用アンテナ装置の指向性の変化
の状態を説明する。図1の(A)は自動車4から路側器
1までの距離が比較的遠いときの状態を示した図であ
り、このとき路車間無線通信は確立しておらず、車載器
用アンテナ装置5は仰角が約45度の方向に最大放射方
向を有する第1の指向性6の状態にある。図1の(B)
は自動車4が移動して自動車4から路側器1までの距離
が近づいたときの状態を示した図であり、受信電力が次
第に大きくなって路車間無線通信が確立すると、車載器
用アンテナ装置5は天頂方向に最大放射方向を有する第
2の指向性7の状態に切り換えられる。従って、車両の
進行に伴い路側器アンテナ2の方向が変化しても路車間
無線通信を良好に行うことができる。
【0016】以上のように、本発明の第1の実施の形態
における車載器用アンテナ装置によると、複数の指向性
を備えるとともに、車両の進行に伴って複数の指向性を
自動的に切り換える指向性切換装置を備えた車載器用ア
ンテナ装置5を装備することにより、路車間無線通信を
良好に行うことができる。なお、本実施の形態において
は、指向性の切り換えが2段階の場合について述べた
が、3段階以上切り換える構成であってもよい。また、
受信電力の強弱によって車載器用アンテナ装置5の指向
性を切り換える場合について述べたが、レーダ等によっ
て車両と路側器2との距離を直接計測して、その計測結
果に基づいて指向性を切り換えるようにしても良い。
【0017】(第2の実施の形態)次に、図2および図
3を参照して、本発明の第2の実施の形態における車載
器用アンテナ装置について説明する。図2には、本発明
の第2の実施の形態における車載器用アンテナ装置20
の基本構成を示しており、車載器用アンテナ装置20は
複数の指向性を有するアンテナ21と、アンテナ21の
指向性を切り換える指向性切換装置22と、送受信装置
23と、指向性切換装置22を制御する制御手段として
のタイマー24とを有する。いま、送受信装置23が受
信電力によって路車間無線通信の確立を判定すると、そ
の後タイマー24は所定の時間経過毎に、例えばパルス
を発生する。指向性切換装置22はこのパルスに従って
アンテナ21の指向性を切り換える。
【0018】次に、図3を参照して、本発明の第2の実
施の形態における車載器用アンテナ装置の動作を説明す
る。図3には、本発明の第2の実施の形態における車載
器用アンテナ装置20を用いた路車間無線通信の所定の
時間経過ごとに変化する指向性の状態を示す。図3の
(A)は自動車が通信エリアに入る前の指向性を示す図
であり、路車間無線通信が確立した時点をt=0とす
る。このとき車載器用アンテナ装置20は低仰角方向に
最大放射方向を有する指向性25の状態にある。図3の
(B)は図3の(A)の状態から所定時間経過したt=
t1のときの指向性を示す図であり、このとき車載器用
アンテナ装置20は仰角が約45度の方向に最大放射方
向を有する指向性26の状態にある。図3の(C)は図
3の(B)の状態からさらに所定の時間経過したt=t
2のときの指向性を示す図であり、車載器用アンテナ装
置20は天頂方向に最大放射方向を有する指向性27の
状態にある。よって、車両の進行に伴って路側器アンテ
ナの方向が変化しても路車間無線通信を良好に行うこと
ができる。
【0019】以上のように、本発明の第2の実施の形態
における車載器用アンテナ装置によると、自動車4は、
複数の指向性を備えるとともに、時間の経過に伴って複
数の指向性を切り換える指向性切換装置22と、所定の
時間経過毎に指向性切換装置22を制御する制御手段と
してのタイマ24とを備えた車載器用アンテナ装置20
を装備することにより、路車間無線通信を良好に行うこ
とができる。なお、本実施の形態においては、指向性の
切り換えが3段階の場合について述べたが、2段階以上
切り換える構成であればよい。また、ETCの通信エリ
アはVICSと比べて狭く通信エリアが異なるため、上
記所定の時間はシステムによって適当な値を設定すれば
よく、例えば、通信シーケンスの中でデータの送受信1
往復毎や2往復毎に指向性を切り換えてもよい。
【0020】(第3の実施の形態)次に、図4を参照し
て、本発明の第3の実施の形態における車載器用アンテ
ナ装置について説明する。図4は、本発明の第3の実施
の形態における車載器用アンテナ装置40の基本構成を
示すもので、図4の(A)は車載器用アンテナ装置40
のブロック図、図4の(B)は車載器用アンテナ装置4
0と自動車4との接続状態を示す図である。なお、図2
に示す構成要素の符号と同一の符号を有する構成要素は
同様のため説明を省略する。図4の(B)において、車
載器用アンテナ装置40は車速センサ41に接続され
る。車速センサ41は自動車4に搭載されて、カーナビ
ゲーションにおけるマップマッチングなどに用いられる
車速センサであり、単位時間あたりに自動車4の速度に
応じたパルス数を発生するもので、速度が大きいほど単
位時間あたりのパルス数は多い。送受信装置23が受信
電力によって路車間無線通信の確立を判定すると、指向
性切換装置22はこのパルスを受信して指向性を切り換
える。すなわち、指向性切換装置22は車両の車速情報
を用いてアンテナの指向性を制御する手段を有する。
【0021】なお、車載器用アンテナ装置40の動作に
ついては、上記の第2の実施の形態の場合と同様のため
詳細は省略する。車両の進行に伴って路側器アンテナの
方向が変化しても、車速に応じて低仰角方向から天頂方
向に指向性を変化できるため路車間無線通信を良好に行
うことができる。
【0022】以上のように、本発明の第3の実施の形態
によると、自動車4は、複数の指向性を備えるととも
に、自動車4の進行に伴って複数の指向性を切り換える
指向性切換装置22を備え、自動車4の車速センサ41
からの車速情報を用いて指向性切換装置22を制御する
車載器用アンテナ装置40を備えた構成とすることによ
り、路車間無線通信を良好に行うことができる。
【0023】(第4の実施の形態)次に、図5および図
6を参照して、本発明の第4の実施の形態における車載
器用アンテナ装置について説明する。図5は、本発明の
第4の実施の形態における車載器用アンテナ装置50の
基本構成を示すものである。図5における車載器用アン
テナ装置50は、例えばユーザが手動入力する車種情報
を判定する制御手段としての車種情報判定装置51を有
する。車種情報判定装置51は、図6に示すように、乗
用自動車のようにボンネットが比較的長い場合と、バス
やバンのようにボンネットが比較的短い場合とを判断す
る。その他、図4に示す構成要素の符号と同一の符号を
有する構成要素は同様のため説明を省略する。
【0024】次に、図6は車種情報によって最大放射方
向の低仰角方向に制限を与えた状態を示す図であり、図
6の(A)はボンネットが長い車種61の場合を示し、
図5に示す車種情報判定装置51がボンネットが比較的
長いと判断して、指向性切換装置22がその車種情報か
ら通信エリア外において、最大放射方向を低仰角方向と
する場合に例えば30度以上の仰角となるよう角度に制
限を与える。一方、図6の(B)はボンネットがない車
種の場合であり、車種情報判定装置51がボンネットが
ないと判断して、指向性切換装置22がその車種情報か
ら通信エリア外において最大放射方向を低仰角方向とす
る場合に制限を与えない。
【0025】次に、図6を参照して、本発明の第4の実
施の形態における車載器用アンテナ装置の動作を説明す
る。図6の(A)に示すように、ボンネットが長い場合
には、ボンネットからの反射波によって通信品質が劣化
する可能性があるが、最大放射方向が低仰角となる角度
に制限を与えることにより、これを軽減することができ
る。
【0026】以上のように、本発明の第4の実施の形態
によると、自動車4は、複数の指向性を備えるととも
に、車種情報判定装置51からの車種情報を用いて複数
の指向性の切り換えおよび最大放射方向の角度を制限す
る指向性切換装置22を備えた車載器用アンテナ装置5
0を装備することにより、路車間無線通信を良好に行う
ことができる。
【0027】なお、上記実施の形態では、最大放射方向
を低仰角方向にするときに制限を与える場合について述
べたが、バスなどのようにフロントガラスが垂直に近く
車載器用アンテナ装置の真上にルーフがある車種におい
ては、最大放射方向を天頂方向とするときに制限を与え
てもよい。また、以上通信エリア外における最大放射方
向の角度の制限について述べたが、車種情報を用いて、
通信エリア内において所定の時間間隔で指向性を切り換
えるようにしてもよい。
【0028】(第5の実施の形態)次に、図7ないし図
9を参照して、本発明の第5の実施の形態における車載
器用アンテナ装置について説明する。図7は、本実施の
形態における車載器用アンテナ装置70の基本構成を示
し、図7の(A)は斜視図、図7の(B)はブロック図
である。図7の(A)および(B)において、車載器用
アンテナ装置70は、パッチアンテナ71、72と、選
択装置73と、送受信装置74とを有する。パッチアン
テ71、72はそれぞれ1辺が約半波長(26mm)の
正方形の対角に摂動を装荷した導体板であり、図示しな
い地板とにより円偏波パッチアンテナを構成する。パッ
チアンテナ71、72は導体板に対して垂直方向が最大
放射方向であり、最大放射方向が異なるように45度の
傾斜を設けて配置してある。選択装置73はパッチアン
テナ71、72の給電点Fに接続され、送受信装置74
は選択装置73に接続される。送受信装置74は選択装
置73を切り換えてパッチアンテナ71とパッチアンテ
ナ72との受信レベルを比較し、受信レベルが高い方の
パッチアンテナを選択するように制御する。送信時は直
前の受信時において前記のように選択したアンテナを使
用する。
【0029】次に、図8を参照して、本実施の形態にお
ける車載器用アンテナ装置70のアンテナ指向性を説明
する。図8において、実線81によりパッチアンテナ7
1の指向性を示し、点線82によりパッチアンテナ72
の指向性を示す。パッチアンテナ71の最大放射方向
は、XZ面において+Z方向から+X方向に45度の方
向であり、パッチアンテナ72の最大放射方向は、XZ
面において+Z方向であるということが分かる。
【0030】次に、図9を参照して、本実施の形態にお
ける車載器用アンテナ装置70を自動車に搭載した場合
の指向性の状態を説明する。図9の(A)は車載器用ア
ンテナ装置70を、+Xを自動車の前進方向、+Zを上
方向としてダッシュボードに搭載した状態であり、図9
の(B)は車載器用アンテナ装置70を、+Z方向を自
動車の進行方向、+Xを上方向としてルームミラーのフ
ロントガラス側に搭載した状態を示す。以後、路側器の
アンテナは車線の上方に設置されているものとして説明
する。図9の(A)の状態において、自動車から路側器
までの距離が比較的遠いときは、送受信装置74が選択
装置73を制御してパッチアンテナ71を選択し、自動
車から路側器までの距離が比較的近いときは、送受信装
置74が選択装置73を制御してパッチアンテナ72を
選択する。従って、車両の進行に伴って路側器アンテナ
の方向が変化しても路車間無線通信を良好に行うことが
できる。また、図9の(B)の状態においては、送受信
装置74が選択装置73を制御してパッチアンテナ71
を選択する。従って、車両への搭載場所や設置角度に関
わらず路車間無線通信を良好に行うことができる。ま
た、路面、ボンネットや建造物からの反射波に起因する
フェージングがある場合でも、両パッチアンテナ71、
72の信号を合成する受信ダイバーシチ効果によって路
車間無線通信を良好に行うことができる。
【0031】以上のように、本発明の第5の実施の形態
によると、車載器用アンテナ装置70は、指向性切換手
段として、最大放射方向が異なる複数のパッチアンテナ
71、72と、複数のパッチアンテナ71、72を選択
する選択装置(複数のパッチアンテナ71、72の信号
を合成する手段も含む)73とを有し、車両への搭載場
所や設置角度に関わらず、路車間無線通信を良好に行う
ことができる。
【0032】なお、アンテナの種類はパッチアンテナに
限らず、例えばダイポールアンテナ、ループアンテナ、
モノポールアンテナ、スロットアンテナなどであっても
よい。また、2つのアンテナの最大放射方向は上記実施
例に限るものではなく、アンテナの数は3以上であって
もよい。また、車線方向のみでなく車幅方向においても
最大放射方向が異なるアンテナを備えてもよい。また、
最大放射方向は機構的に異なるようにするのみでなく、
電気的に異なるようにしてもよい。また、上記では、受
信レベルが高い場合に一方のアンテナを選択する場合に
ついて述べたが、複数のアンテナからの信号を合成受信
するようにしてもよい。いずれの場合でも、最大放射方
向が異なる複数のアンテナを備えれば、ほぼ同様な効果
が得られる。
【0033】(第6の実施の形態)次に、図10、図1
1および図9を参照して、本発明の第6の実施の形態に
おける車載器用アンテナ装置について説明する。図10
は、本実施の形態における車載器用アンテナ装置100
の基本構成を示し、図10の(A)は斜視図、図10の
(B)はブロック図である。図10の(A)および
(B)において、車載器用アンテナ装置100は、パッ
チアンテナ101a、101bと、移相器102a、1
02bと、分配合成器103と、送受信装置104とを
有する。
【0034】パッチアンテナ101a、101bは、い
ずれもそれぞれ1辺が約半波長 (26mm)の正方形
の対角に摂動を装荷した導体板であり、図示しない地板
とにより円偏波パッチアンテナを構成する。移相器10
2aはパッチアンテナ101aの給電点Fに、移相器1
02bはパッチアンテナ101bの給電点Fにそれぞれ
接続され、分配合成器103は移相器102a、102
bと送受信装置104とに接続される。移相器102
a、102bはパッチアンテナ101a、101bから
の信号の位相をそれぞれ変化させて分配合成装置103
に送出し、分配合成器103からの信号の位相をそれぞ
れ変化させてパッチアンテナに送出する。分配合成器1
03は移相器102a、102bからの各信号を合成し
て送受信装置104に送出し、送受信装置104からの
信号を移相器102a、102bに分配する。また、送
受信装置104は移相制御手段を有し、移相器102
a、102bの移相量をそれぞれ制御してパッチアンテ
ナ101a、101bの合成最大放射方向を変化させ
る。なお、送受信装置104は分配合成器103からの
受信レベルが高くなるように、移相器102a、102
bにおける移相量をそれぞれ決定する。送信時は直前の
受信時において上記のようにして決定した移相器102
a、102bの移相量を使用する。
【0035】次に、図11を参照して、本実施の形態に
おける車載器用アンテナ装置100のアンテナ指向性を
説明する。図11において、点線111により、移相器
102aの移相量φ1と移相器102bの移相量φ2の
差φ2−φ1が0度となるように各移相量を決定した場
合の指向性を示し、実線112はφ2−φ1が+90度
となるように各移相量を決定した場合の指向性を示し、
実線113はφ2−φ1が−90度となるように各移相
量を決定した場合の指向性を示す。具体的には、φ2−
φ1が0度のときの最大放射方向は、XZ面において+
Z方向であり、φ2−φ1が+90度のときの最大放射
方向は、XZ面において+Z方向から−X方向寄りに3
0度程度傾斜し、φ2−φ1が+90度のときの最大放
射方向は、XZ面において+Z方向から+X方向寄りに
30度程度傾斜する。
【0036】次に、図9を参照して、本実施の形態にお
ける車載器用アンテナ装置100を自動車に搭載した場
合の指向性の状態を図8に示す場合と同様に詳細に説明
する。図9において、図9の(A)は車載器用アンテナ
装置100を、+Xを自動車の前進方向、+Zを上方向
としてダッシュボードに搭載した状態を示す。図9の
(B)は車載器用アンテナ装置100を+Z方向を自動
車の進行方向、+Xを上方向としてルームミラーのフロ
ントガラス側に搭載した状態を示す。以後、路側器のア
ンテナは車線の上方に設置されているものとして説明す
る。図9の(A)の状態において、自動車から路側器ま
での距離が比較的遠いときは、送受信装置104が移相
器102a、102bの移相量の差φ2−φ1を+90
度として、自動車が路側器の直下に来るまでに移相量の
差φ2−φ1を徐々に0度にする。また図9の(B)の
状態においては、自動車から路側器までの距離が比較的
遠いときは、送受信装置104が移相器102a、10
2bの移相量の差φ2−φ1を0度として、自動車が路
側器の直下に来るまでに移相量の差φ2−φ1を徐々に
90度にする。従って、図9の(A)、図9の(B)い
ずれの状態においても、車両の進行に伴って車載器用ア
ンテナ装置の最大放射方向を路側器アンテナに向けるこ
とができ、路車間無線通信を良好に行うことができる。
また、車両への搭載場所や設置角度に関わらず路車間無
線通信を良好に行うことができる。
【0037】以上のように、本発明の第6の実施の形態
によると、車載器用アンテナ装置100は、指向性切換
手段として、複数のアンテナ101a、101bと、複
数のアンテナ101a、101bにそれぞれ接続された
複数の移相器102a、102bと、複数の移相器10
2a、102bに接続された分配合成器103と、複数
の移相器102a、102bの移相量を制御する移相制
御手段104とを備えることにより、車両への搭載場所
や設置角度に関わらず、路車間無線通信を良好に行うこ
とができる。
【0038】なお、アンテナの種類はパッチアンテナに
限らず、例えばダイポールアンテナ、ループアンテナ、
モノポールアンテナ、スロットアンテナなどであっても
よい。また、アンテナの数は3以上であってもよい。ま
た、アンテナ素子を車線方向のみでなく車幅方向に対し
てもアレー化してもよい。また、移相量の差が±90度
を限度として述べたが例えば±180度のようにこれを
超えてもよい。また、移相器102a、102bの数は
アンテナの数と同数に限らず、アンテナの数から1を減
じた数であってもよい。いずれの場合でも、移相器10
2a、102bを適宜制御すればほぼ同様な効果が得ら
れる。
【0039】(第7の実施の形態)次に、図12、図1
3および図9を参照して、本発明の第7の実施の形態に
おける車載器用アンテナ装置について説明する。本実施
の形態における車載器用アンテナ装置120の基本構成
を示す図12において、車載器用アンテナ装置120
は、給電素子としてのパッチアンテナ121と、無給電
素子122a、122bと、それぞれ半波長以下のオー
プンスタブ123a、123bと、スイッチ124a、
124bと、送受信装置125と、誘電体基板126
と、地板127とを有する。パッチアンテナ121はそ
れぞれ1辺が約半波長(26mm)の正方形の対角に摂
動を装荷した導体板からなり、Fは給電点、地板127
とともに円偏波パッチアンテナを構成する。オープンス
タブ123a、123bはスイッチ124a、124b
をそれぞれ介して無給電素子122a、122bに接続
され、また、送受信装置125はパッチ121の給電点
Fに接続される。また、送受信装置125はスイッチ1
24a、124bの導通と遮断をそれぞれ制御して車載
器用アンテナ装置120の最大放射方向を変化させる。
なお、送受信装置125は受信レベルが高くなるよう
に、スイッチ124a、124bの導通と遮断をそれぞ
れ決定するスイッチ制御手段を有する。送信時は直前の
受信時において、上記のようにして決定したスイッチ1
24a、124bの状態を使用する。
【0040】次に、図13を参照して、本実施の形態に
おける車載器用アンテナ装置120のアンテナ指向性を
説明する。図13において、実線131はスイッチ12
4aが遮断状態でスイッチ124bが導通状態の場合の
指向性、点線132はスイッチ124aが導通状態でス
イッチ124bが遮断状態の場合の指向性を示す。すな
わち、前者の指向性の最大放射方向はXZ面において+
Z方向から+X方向寄りに30度程度傾斜し、後者の指
向性の最大放射方向はXZ面において+Z方向から−X
方向寄りに30度程度傾斜している。また、無給電素子
122a、122bに装荷される負荷アドミタンスを制
御することにより指向性を制御することができる。上記
車載器用アンテナ装置120を自動車に搭載した場合に
ついては、本実施の形態の場合も上記の実施の形態の場
合と同様に、図9を用いて説明できるので詳細は省略す
る。
【0041】以上のように、本発明の第7の実施の形態
によると、車載器用アンテナ装置120は、指向性切換
手段として、少なくとも1つの給電素子121と、少な
くとも1つの無給電素子122a、122bと、無給電
素子122a、122bに接続されたオープンスタブ1
23a、123bとを備え、さらに無給電素子122
a、122bとオープンスタブ123a、123bとを
接続するスイッチ124a、124bと、スイッチスイ
ッチ124a、124bの導通と遮断を制御するスイッ
チ制御手段とを備えることにより、車両への搭載場所や
設置角度に関わらず、路車間無線通信を良好に行うこと
ができる。
【0042】なお、アンテナの種類はパッチアンテナに
限らず、例えばダイポールアンテナ、ループアンテナ、
モノポールアンテナ、スロットアンテナなどであっても
よい。また、無給電素子の数は1以上であればよい。さ
らに、無給電素子は車線方向のみでなく車幅方向に対し
ても配置してもよい。いずれの場合でも、スイッチの導
通と遮断を適宜制御すればほぼ同様な効果が得られる。
【0043】(第8の実施の形態)次に、図14、図1
5および図9を参照して、本発明の第8の実施の形態に
おける車載器用アンテナ装置について説明する。図14
は、本実施の形態における車載器用アンテナ装置140
の基本構成を示し、図10の(A)は斜視図、図10の
(B)はブロック図である。図10の(A)および
(B)において、車載器用アンテナ装置140は、パッ
チアンテナ141、142と、選択装置143と、送受
信装置144とを有する。
【0044】図14において、パッチアンテナ141お
よび142はそれぞれ1辺が約半波長(26mm)の正
方形の対角に摂動を装荷した導体板であり、図示しない
地板とにより円偏波パッチアンテナを構成する。なお、
誘電率の異なる誘電体基板上にパッチを形成することに
よりパッチアンテナ141のパッチ面積の方がパッチア
ンテナ142のパッチ面積よりも小さくしてある。選択
装置143はパッチアンテナ141および142の給電
点Fに接続され、送受信装置144は選択装置143に
接続される。送受信装置144は選択装置143を切り
換えてパッチアンテナ141とパッチアンテナ142か
らの受信レベルを比較し、受信レベルが高いパッチアン
テナを選択するように制御する。送信時は直前の受信時
において上記のようにして選択したアンテナを使用す
る。
【0045】次に、図15を参照して、本実施の形態に
おける車載器用アンテナ装置140のアンテナ指向性を
説明する。図15において、実線151はパッチアンテ
ナ141の指向性を示し、点線152はパッチアンテナ
142の指向性を示す。パッチアンテナ141とパッチ
アンテナ142の最大放射方向はともにXZ面において
+Z方向であり、パッチアンテナ141の方がパッチの
面積が狭いことにより半値幅の広い指向性を有する。例
えば、パッチアンテナ141の半値幅は60度であり、
パッチアンテナ142の半値幅は90度である。
【0046】次に、図9を参照して、本実施の形態にお
ける車載器用アンテナ装置140を自動車に搭載した場
合の指向性の状態を詳細に説明する。図9において、図
9の(A)は車載器用アンテナ装置140を、+Xを自
動車の前進方向、+Zを上方向としてダッシュボードに
搭載した状態を示す。図9の(B)は車載器用アンテナ
装置140を+Z方向を自動車の進行方向、+Xを上方
向としてルームミラーのフロントガラス側に搭載した状
態を示す。以後、路側器のアンテナは車線の上方に設置
されているものとして説明する。図9の(A)の状態に
おいて、自動車から路側器までの距離が比較的遠いとき
は、送受信装置144が選択装置143を制御して半値
幅の広いパッチアンテナ141を選択し、自動車から路
側器までの距離が比較的近いときは、送受信装置144
が選択装置143を制御して半値幅の狭いパッチアンテ
ナ142を選択する。それにより、車両の進行に伴って
路側器アンテナの方向が変化しても路車間無線通信を良
好に行うことができる。また図9の(B)の状態におい
ては、送受信装置144が選択装置143を制御してパ
ッチアンテナ141を選択する。そのため、車両への搭
載場所や設置角度に関わらず路車間無線通信を良好に行
うことができる。また、路面、ボンネットや建造物から
の反射波に起因するフェージングがあっても、受信ダイ
バーシチ効果によって路車間無線通信を良好に行うこと
ができる。
【0047】以上のように、本発明の第8の実施の形態
によると、指向性切換装置として、半値幅が異なる複数
のアンテナ141、142と、前記複数のアンテナ14
1、142を選択する選択装置143または前記複数の
アンテナの信号を合成する手段を備えた車載器用アンテ
ナ装置を構成することで、路車間無線通信を良好に行う
ことができる。なお、アンテナの種類はパッチアンテナ
に限らず、例えばダイポールアンテナ、ループアンテ
ナ、モノポールアンテナ、スロットアンテナなどであっ
てもよい。また、2つのアンテナの半値幅は上記の実施
例に限るものではなく、アンテナの数は3以上であって
もよい。また、車線方向のみでなく車幅方向に対しても
半値幅が異なるアンテナを備えてもよい。また、以上受
信レベルが高いアンテナを選択する場合について述べた
が、複数のアンテナからの信号を合成してもよい。いず
れの場合でも半値幅が異なる複数のアンテナを備えれ
ば、ほぼ同様な効果が得られる。また、本発明の実施の
形態における車載器用アンテナ装置を使用して、車両に
搭載して路車間無線通信を行うための各種車載無線装置
を構成すると、それにより路車間無線通信を良好に行う
ことができることになる。
【0048】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明における
車載器用アンテナ装置および車載無線装置は、車両の進
行に伴って路側器アンテナの方向が変化しても路車間無
線通信を良好に行うことができ、さらに車両への搭載場
所や設置角度に関わらず、およびボンネット、路面や建
造物からの反射波があっても路車間無線通信を良好に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における車載器用ア
ンテナ装置の指向性の変化を示す図、
【図2】本発明の第2の実施の形態における車載器用ア
ンテナ装置の基本構成を示すブロック図、
【図3】本発明の第2の実施の形態における車載器用ア
ンテナ装置の指向性の変化を示す図、
【図4】本発明の第3の実施の形態における車載器用ア
ンテナ装置を示し、(A)基本構成を示すブロック図、
(B)自動車との接続を示す図、
【図5】本発明の第4の実施の形態における車載器用ア
ンテナ装置の基本構成を示すブロック図、
【図6】本発明の第4の実施の形態における車載器用ア
ンテナ装置の車種の違いによる指向性の制限を示す図、
【図7】本発明の第5の実施の形態における車載器用ア
ンテナ装置を示し、(A)斜視図、(B)基本構成を示
すブロック図、
【図8】本発明の第5の実施の形態における車載器用ア
ンテナ装置のアンテナ指向性を示す図、
【図9】本発明の第5ないし第8の実施の形態における
車載器用アンテナ装置を自動車に搭載した状態を示す
図、
【図10】本発明の第6の実施の形態における車載器用
アンテナ装置を示し、(A)斜視図、(B)基本構成を
示すブロック図、
【図11】本発明の第6の実施の形態における車載器用
アンテナ装置のアンテナ指向性を示す図、
【図12】本発明の第7の実施の形態における車載器用
アンテナ装置の基本的構成を示す図、
【図13】本発明の第7の実施の形態における車載器用
アンテナ装置のアンテナ指向性を示す図、
【図14】本発明の第8の実施の形態における車載器用
アンテナ装置を示し、(A)斜視図、(B)基本構成を
示すブロック図、
【図15】本発明の第8の実施の形態における車載器用
アンテナ装置のアンテナ指向性を示す図。
【符号の説明】
1 路側器 2 路側器アンテナ 3 路側器アンテナ装置の指向性 4 自動車 5、20、40、50、70 車載器用アンテナ装置 100、120、140 車載器用アンテナ装置 6 車載器用アンテナ装置の第1の指向性 7 車載器用アンテナ装置の第2の指向性 21 アンテナ 22 指向性切換装置 23、74、104、125、144 送受信装置 24 タイマ 41 車速センサ 51 車種情報判定装置 61 ボンネットが長い車種 62 ボンネットがない車種 71、72、101a、101b パッチアンテナ 121、141、142 パッチアンテナ 73、143 選択装置 103 分配合成器 102a、102b 移相器 122a、122b 無給電素子 123a、123b オープンスタブ 124a、124b スイッチ 126 誘電体基板 127 地板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 晴良 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5H180 AA01 BB04 CC12 EE10 FF13 5J045 AA21 DA10 NA04 5J046 AA04 AB10 AB13 MA09 5J047 AA04 AB10 AB13 EE02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の指向性を有し、路側に固定されたア
    ンテナを有する路側器と路車間無線通信する車両との距
    離の変化に追従して前記指向性を切り換える指向性切換
    手段を備えることを特徴とする車載器用アンテナ装置。
  2. 【請求項2】所定の時間間隔で前記指向性切換手段を制
    御する第1の制御手段を備えることを特徴とする請求項
    1記載の車載器用アンテナ装置。
  3. 【請求項3】前記指向性切換手段は車両の車速情報を用
    いてアンテナの指向性を制御する手段を備えることを特
    徴とする請求項1記載の車載器用アンテナ装置。
  4. 【請求項4】車両の車種情報を判定し判定した車種情報
    に応じて前記指向性切換手段を制御する第2の制御手段
    を備えることを特徴とする請求項1記載の車載器用アン
    テナ装置。
  5. 【請求項5】前記指向性切換手段として、最大放射方向
    が異なる複数のアンテナと、前記複数のアンテナを選択
    する第1の選択手段とを備えることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の車載器用アンテナ装置。
  6. 【請求項6】前記指向性切換手段として、複数のアンテ
    ナと、前記複数のアンテナからの信号の位相をそれぞれ
    変化させる複数の移相器と、前記複数の移相器からの信
    号を合成する分配合成器と、前記分配合成器からの信号
    に基づき前記複数の移相器の移相量を制御する移相制御
    手段とを備えることを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の車載器用アンテナ装置。
  7. 【請求項7】前記指向性切換手段として、アンテナとし
    ての給電素子と、前記給電素子の指向性を制御する無給
    電素子と、前記無給電素子に接続され前記給電素子の指
    向性を制御するスタブと、前記無給電素子とスタブとの
    接続を導通および遮断するスイッチ手段と、前記スイッ
    チ手段の導通および遮断を制御するスイッチ制御手段と
    を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載の車載器用アンテナ装置。
  8. 【請求項8】前記指向性切換手段として、半値幅が異な
    る複数のアンテナと、前記複数のアンテナを選択する第
    2の選択手段とを備えることを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれかに記載の車載器用アンテナ装置。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8のいずれかに記載の車載
    器用アンテナ装置を用い車両に搭載して路車間無線通信
    を行うよう構成したことを特徴とする車載無線装置。
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