JPH1028011A - 路上機アンテナ装置 - Google Patents

路上機アンテナ装置

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JPH1028011A
JPH1028011A JP8180815A JP18081596A JPH1028011A JP H1028011 A JPH1028011 A JP H1028011A JP 8180815 A JP8180815 A JP 8180815A JP 18081596 A JP18081596 A JP 18081596A JP H1028011 A JPH1028011 A JP H1028011A
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antenna
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road
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裕幸 大嶺
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健一 柿崎
Yoshiaki Tsuda
喜秋 津田
Teruo Furuya
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車とバイクの車載機の受信レベルが一定
となる路上機アンテナ装置を得る。 【解決手段】 路上機の送信アンテナとしてセクタービ
ーム、受信アンテナとしてペンシルビームを有するアン
テナをそれぞれ用いたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は高速道路を走行す
る車両からノンストップで料金を収受する料金所の路上
機アンテナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高速道路等においては、磁気カー
ド方式料金収受システムが導入されていた。この収受シ
ステムについては、例えば、東芝レビュー(40巻3
号)昭和60年p189〜192「磁気カード方式料金
収受システム」、あるいは三菱重工技報VOL.22N
o.6(1985−11)p127〜132「磁気カー
ド方式料金収受機械におけるシステム技術」に詳述され
ている。
【0003】ところでこのような従来のシステムにおい
ては、一般の道路から高速道路に入る場合、反対に高速
道路から一般道路に出る場合にはどうしても料金所で一
旦停止して通行券の受取りや料金支払いを行う必要があ
り、そのために料金所の手前で多くの車が列をなすこと
が多い。このような課題を改善するため、かねてから料
金所で一旦停止することなく、料金の収受ができるノン
ストップ自動料金収受システムが提案されている。
【0004】このようなシステムについては、例えば、
三菱重工技報VOL.32No.4(1995−7)p
264〜267「高速道路の交通管理システムにおける
ニーズと技術開発」、NIKKEI BUSINESS
1995年11月13日号p155〜158「道路か
ら車に情報”発進”日欧米で主導権争い」、あるいは公
表特許公報平5−508492「電気的車両料金徴収装
置および方法」などに記述されており、特に公表特許公
報平成5年−508492号には具体的に詳述されてい
る。
【0005】このようなシステムを実現するためには、
路上に設けた路上機と車両に搭載した車載機との間で情
報の伝送を行う必要がある。図9は従来例として例え
ば、S.Yacoubi、”An Electroni
c Toll and Traffic Manage
ment System”、Microwave Jo
urnal,pp.64−72,July 1994に
示されたノンストップ料金収受システムの路上機と車載
機の情報伝送を示したものである。図において、1は自
動車、2はバイク、3a、3bはそれぞれ自動車、バイ
クに搭載した車載機である。4は路上機であり、5、6
はそれぞれ路上機に設けた送信アンテナ及び受信アンテ
ナである。又、7は路上機アンテナを取り付けるための
支柱、8は走行車線、9は車線を分離するためのアイラ
ンドであり、10は隣接車線である。路上機アンテナと
車載機アンテナの間で情報の伝送を行い、一旦停止する
ことなくノンストップで料金の収受を行う。
【0006】又、図10(a)は他の従来例として例え
ば、T.Watanabe他2名、”Circular
ly Polarized Microstrip A
ntenna for the Automatic
Vehicle Identification Sy
stem”、ITS横浜、1995,pp.1559−
1564に示されたノンストップ料金収受システムの路
上機アンテナを示す構成図である。図において、5は路
上機に設けた送信アンテナ、11はマイクロストリップ
アンテナ、12はマイクロストリップアンテナを給電す
る給電線路である。この給電線路で各マイクロストリッ
プアンテナに、所望の放射パターンが得られるような振
幅・位相で給電する。図10(b)はその放射パターン
を示す。図において30a、30b、30c、30dは
アイランド、31は走行車線、32a、32bは隣接車
線である。
【0007】次に動作について説明する。隣接車線との
干渉を抑圧するためには、走行車線のみを照射し、隣接
車線には放射がないような放射特性が要求される。これ
には、所定の領域(通信エリア)を一定のレベルで照射
できる、いわゆるセクタービームパターンを有するアン
テナが有利である。このセクタービームを得るために
は、特定の振幅・位相で励振する必要があり、通常のペ
ンシルビームよりは複雑になる。アンテナの励振振幅位
相分布と放射パターンはフーリエ変換の関係があり、そ
の関係はパルス幅と周波数帯域幅の関係と類似している
ことは周知である。パルスをフーリエ変換すればいわゆ
るsinc関数(sinx/x)になり、この分布を離
散的にマイクロストリップアンテナの振幅・位相で実現
する。よりパルスの立ち上がりを急峻にするためにはよ
り周波数帯域幅を広くする必要があると同様、通信エリ
ア内のみを照射するためにはより大きなアンテナが必要
になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ノンストップ自動料金
収受システムは日本国内においては官民共同開発中であ
り、実用化は平成9年度以降とも言われている。一方海
外の一部の国においては、上記公報に示されているよう
なシステムが運用されている。ところで、このノンスト
ップ自動料金収受システムでは、車線には自動車だけで
はなく、バイクも通過する。バイクは車線の端部を通過
することも可能であるため、アンテナの放射パターンと
しては車線中央のみならず端部もカバーする必要があ
る。セクタービームを有するアンテナを用いれば、所望
の走行車線のみを照射し、隣接車線には干渉が少ないア
ンテナ構成が可能になる。しかしながら、車載機を自動
車に搭載する場合、盗難を考え車内に搭載することが予
想されるため、この場合窓ガラスを電波が通過する際、
ガラスでの反射あるいはガラス内部での吸収による損失
が生じる。この損失はSバンド1〜2dBであるが、C
バンドでは約3dBと大きくなる。このガラスでの損失
のため、車載機をバイクに搭載する場合の方が自動車に
搭載する場合よりも受信レベルが高くなる。この損失は
往復で考えると約6dBにもなるため、回線設計におい
てもその分マージンを持たねばらならないという問題点
がある。さらに、自動車内では車体やダッシュボード等
での反射で多重反射が数dB生じるという問題点があ
る。又、セクタービームを得るためにはアンテナ寸法が
大きくなるため、送信、受信アンテナ共にセクタービー
ムで構成すると、重量の増加、コストの増加になる。
【0009】又、自動車が通過するとその影響で周囲の
電磁界分布が乱れる。特に大きなトラック、バスが通過
した場合、その影響は顕著である。仮にセクタービーム
で均一に照射しても自動車が1台通過した時点でその反
射体の影響で周囲の特性が変化する。よって、トラッ
ク、バスの前後あるいは両側を通過するバイクでの受信
レベルは大きく変化するため、受信レベルの低下し誤り
率の増加、あるいは通信が遮断されるという問題点があ
る。
【0010】又、路上機の送受信アンテナを支柱に取り
付ける際、送信・受信アンテナを並べて置くため、各ア
ンテナの中心を路上の中心に取り付けることができな
い。また、アンテナを取り付けるためのポール、料金ブ
ースの影響のため、アンテナ放射パターンが変化し、路
上の左右あるいは前後での受信レベルが異なるという問
題点があった。
【0011】又、路上機の受信アンテナは車載機からの
微弱な電波を受信するために、送受信アンテナ間の結合
が大きいと、路上機の送信アンテナからの漏れ込み波が
受信機に入り込み、そのレベルが車載機からの受信レベ
ルより大きくなり、受信機が飽和してしまうという問題
点があった。よって、できるだけ送受信アンテナ間のア
イソレーションを大きくしなければならないという問題
点がある。
【0012】そこで自動車でもバイクでもその通信エリ
ア内においては常に一定となる最適な受信レベルで情報
伝送できることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、第1の発明による路上機アンテナ装置は、送信
アンテナにはセクタービーム、受信アンテナはペンシル
ビームを有するアンテナを用いたものである。
【0014】また、第2の発明による路上機アンテナ装
置は受信アンテナを2つ以上とし、受信レベルの高いア
ンテナを選択してスイッチで切り替えるダイバーシチ受
信としたものである。
【0015】また、第3の発明による路上機アンテナ装
置はアレーアンテナの中心部分を周辺部分に分け、送信
時には全体でセクタービーム、受信時には中心部分でペ
ンシルビームなる放射指向性を有するようにしたもので
ある。
【0016】また、第4の発明による路上機アンテナ装
置はアンテナ取り付け角度を変えて、アンテナのビーム
の中心を路上の中心部に向けることで、通信エリア内で
アンテナ利得が一定となるようにしたものである。
【0017】また、第5の発明による路上機アンテナ装
置は各素子アンテナに給電する位相を変えてビームをチ
ルトさせ、通信エリア内でアンテナ利得が均一となるよ
うにしたものである。
【0018】また、第6の発明による路上機アンテナ装
置は送信アンテナと受信アンテナの間に障壁を設けたも
のである。
【0019】また、第7の発明による路上機アンテナ装
置は送信アンテナあるいは受信アンテナあるいはその両
方のアンテナの周囲に障壁を設けたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す概
略構成図である。図において、11はマイクロストリッ
プアンテナであり、円偏波を放射する。13はセクター
ビームを有する送信アンテナ、14はペンシルビームを
有する受信アンテナであり、送信アンテナ、受信アンテ
ナ及び送受信機で路上機が構成される。
【0021】セクタービームを有するアンテナ13を用
いれば、所望の走行車線のみを照射し、隣接車線には干
渉が少ないアンテナ構成が可能になる。通常同一の領域
を照射するのであれば、送受信アンテナ共に同一の放射
パターンを有するアンテナが使用される。しかしなが
ら、車載機を自動車に搭載する場合、窓ガラスでの損失
が生じる。この損失はSバンドでは1から2dB程度、
Cバンドでは約3dBとなり、往復ではそれぞれこの2
倍になる。よって、バイクの方が自動車よりも受信レベ
ルが高くなる。バイクは車線全体の走行が可能である
が、自動車はほぼ車線の中央付近のみである。従って、
バイクでも自動車でも受信レベルを一定にするために
は、自動車が走行する車線の中心部分の利得をより高く
する必要がある。すなわち、ビームの中心部の利得が高
いペンシルビームが適している。又、送信時における放
射電力はEIRPで規定されるため、ピークの利得が高
いペンシルビームよりも通信エリア内における利得が一
定となるセクタービームの方が、エリア内の最小電力を
高くすることができ、回線設計上有利である。
【0022】図2(a)ペンシルビーム、(b)セクタ
ービームの放射パターンの計算例を示す。ペンシルビー
ムは角度0度では約17dBiの利得が得られるが、角
度が大きくなると利得が低下する。一方セクタービーム
は±15度の範囲においてほぼ14dBiの一定利得が
得られることがわかる。ここでは、送信アンテナとして
セクタービーム、受信アンテナとしてペンシルビームを
用いる例を示したが、この逆としてもよい。また、アン
テナ放射パターンとしてその一例を示したが、ビーム
幅、放射パターン形状については任意であり、コセカン
ト2乗ビーム、コニカルビーム、双峰性ビーム、楕円ビ
ーム等他のビーム形状についてもこの発明は有効であ
る。又、アンテナ素子としてマイクロストリップアンテ
ナの例を示したが、ダイポール、ヘリカル、スロット等
他の素子を用いてもこの発明は有効である。又、ここで
は励振偏波として円偏波の例を示した。円偏波を用いる
ことで路面、車体からの反射を低減でき、反射が多い環
境においては特に有効であるが、直線偏波でもこの発明
はかまわない。さらに、給電線路はマイクロストリップ
線路、トリプレート線路、同軸線路等が考えられるが特
に給電線路形式には依存せず、アンテナ素子への給電方
法にもこの発明は依存しないことは言うまでもない。
【0023】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2を示す概略構成図である。図において、15a、1
5bはダイバーシチ用受信アンテナ、16はダイバーシ
チ用受信機である。トラック、バス等の大型車両が通過
した場合、その影響で周囲の電磁界分布が乱れる。仮に
セクタービームで均一に照射しても自動車が1台通過し
た時点でその反射体の影響で周囲の特性が変化する。ト
ラック、バスの前後あるいは両側を通過するバイクでの
受信レベルは大きく変化し、受信レベルが低下し誤り率
が増加し、あるいは通信が遮断されることが想定され
る。そこで、2つのダイバーシチ用受信アンテナ15を
用いてそれぞれビーム照射領域を変えておく。そして、
それぞれのアンテナにダイバーシチ用受信機16を設
け、その受信レベルを検出して受信レベルが高い方を選
択してスイッチで切り替える。従って、仮に1つのアン
テナからの放射が遮られたとしてももう1つのアンテナ
で受信できるため、常に安定して受信できるものであ
る。このスイッチはRF帯で切り替えるだけではなく、
IF帯及びベースバンドで切り替えてもよい。また、こ
こでは受信アンテナ2つの例を示したが、2つ以上であ
ればダイバーシチ受信は可能である。また、受信アンテ
ナ2つでダイバーシチ受信を行う例を示したが、送信ア
ンテナを2つあるいはそれ以上とし、送信ダイバーシチ
としてもよく、さらに送信アンテナ、受信アンテナの両
方を複数個として送受ダイバーシチとしてもこの発明は
有効である。
【0024】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3を示す概略構成図である。アレーアンテナ全体を中
心部分アレー28と周辺部分アレー29に分割する。2
5a、25bは各々中心部分アレー28と周辺部分アレ
ー29の給電線路であり、26はアイソレータ、27は
2つのアレーに電力を分配する電力分配器である。
【0025】セクタービームを放射するためには、従来
の実施例で述べたようにアレーアンテナをsinc関数
的な励振分布で励振する必要がある。位相で言えば、0
度と180度の位相を組み合わせる必要がある。この場
合、中心部分は0度、その周辺部分は180度の位相で
励振する。一方、ペンシルビームは全て0度(同位相)
で励振する必要がある。そこで、中心部分アレー28を
共通化しておけば、中心部分アレー28だけでペンシル
ビーム、周辺部分アレー29を組み合わせるとセクター
ビームが得られる構成が容易に可能となる。2つのアン
テナを用いる必要がなく、アンテナの小型化ができる。
【0026】さらに、周辺部分アレー28に給電する給
電線路25bにアイソレータ26を挿入し、電力分配器
で2つのアレーを分配する構成とする。送信時は電力分
配器27で分配され、中心部分アレー28と周辺部分ア
レー29に給電され、セクタービームを放射する。一方
受信時はアイソレータ26が挿入されているため、周辺
部分アレー29の電力は合成されず、ペンシルビームで
受信することになる。すなわち、1つのアンテナでスイ
ッチで切り替えることなく容易にセクタービームとペン
シルビームが得られる。ここではアイソレータの例を示
したが、サーキュレータでもよく、又、電力分配器の例
を示したが、方向性結合器、ラットレース等の回路でも
この発明が有効である。
【0027】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4を示す概略構成図である。図において、5は送信ア
ンテナ、6は受信アンテナ、8は走行車線であり、17
は路上の中央を示す架空の線であり、実際は存在しない
ものである。18は送信ビーム、19は受信ビームをそ
れぞれ示している。23はアンテナ取り付け角度を調整
する角度調整部である。
【0028】送受信アンテナを路上機に取り付ける際、
2個アンテナを並べる配置する必要があるため、それぞ
れ送受信アンテナのビーム18、19の中心が路上の中
心17とならない。よって、送受信アンテナのビームの
中心がずれてしまうことになり、路上の左右両端でのア
ンテナが異なることになる。そこで、ビームの中心が路
上の中心になるようにアンテナを傾けて取り付けるよう
にすることで、ビームの中心が路上の中心となり、送受
信レベルを一定にできる。
【0029】実施の形態5.図6はこの発明の実施の形
態5を示す概略構成図である。図5と同様に、5は送信
アンテナ、6は受信アンテナ、8は走行車線であり、1
7は車線の中央を示す架空の線であり、実際は存在しな
いものである。
【0030】実施の形態4ではアンテナを傾けてビーム
の中心が路上の中心になるように構成した例を示した
が、これではアンテナを傾けた分アンテナが突出する。
アンテナが大きくなれば突出分も大きくなり、薄型化が
困難になる。そこで、アンテナ放射素子の給電位相を変
え、ビームをチルトさせることで、アンテナを傾けずに
ビームの中心が路上の中心になるようにすることができ
る。
【0031】実施の形態6.図7はこの発明の実施の形
態6を示す概略構成の(a)上面図、(b)断面図であ
る。図において、20は送受信アンテナの間に設けた障
壁、21は吸収体である。
【0032】路上機の送信アンテナから放射された電波
は車載機で受信後再放射され、路上機の受信アンテナで
受信される。スパンロスは約60dBにも相当し、パッ
シブ方式の場合は往復で120dBにもなり、非常に微
弱な電波しか路上機では受信されない。一方、送受信ア
ンテナ間の結合が大きいと、送信アンテナからの漏れ込
み波が受信機に入り込み、そのレベルが車載機からの受
信レベルより大きくなると、受信機が飽和してしまう。
そこで、送受アンテナ間のアイソレーションを大きくす
るために、送受アンテナ間に障壁20を設けたものであ
る。この障壁は金属体であればよいが、この障壁に吸収
体21を取り付け、さらに結合量を小さくすることも可
能である。
【0033】実施の形態7.図8はこの発明の実施の形
態7を示す概略構成の(a)上面図、(b)断面図であ
る。図において、21は吸収体、22はアンテナ周囲に
設けた障壁、24はレドームである。路上機アンテナは
各車線に応じて取り付けられ、各々車線の車両との間で
料金の収受を行う。この際、車線間の干渉が大きいと料
金収受に誤りが生じる。車線間のアンテナのアイソレー
ションをできるだけ大きくしなければならない。当然な
がら自車線のみを照射するようにアンテナ放射パターン
を設計する必要があるが、振幅位相のばらつきによるサ
イドローブレベルの上昇、あるいはアンテナを取り付け
る支柱、料金所ボックス、アイランドなどの散乱体の影
響による放射パターンの乱れ等により送受アンテナ間の
干渉が増加する。そこで、アンテナの周囲に障壁22を
設け、サイドローブを低減し、周囲環境の影響を小さく
することで、干渉を抑圧するものである。さらに、障壁
に吸収体21を取り付けることにより干渉の低減を図る
ことができる。
【0034】
【発明の効果】第1の発明によれば、送信アンテナにセ
クタービーム、受信アンテナにペンシルビームを用いる
ことで、車線の中央部を走行する自動車と車線端部の走
行が可能なバイクでの車載機の受信レベルを等しくでき
る効果がある。又、路上機アンテナの寸法を小さくでき
る効果がある。
【0035】さらに、送信アンテナをセクタービームと
することで、車線全体に多くの電力を均一に照射するこ
とができる効果がある。
【0036】さらに、円偏波を用いることで、路面、車
体からの反射を低減できる効果がある。
【0037】また、第2の発明によれば、受信アンテナ
を2個以上設け、ダイバーシチ受信を行うことで、大型
車両により遮へいされるような場合でも安定して受信で
き、誤り率が低減できる効果がある。
【0038】また、第3の発明によれば、中心部分アレ
ーと周辺部分アレーに分割し、中心アレーを共通化する
ことで、1つのアンテナでセクタービームとペンシルビ
ームを放射することができ、小型化を図れる効果があ
る。
【0039】また、周辺部分アレーに給電する給電線路
にアイソレータを挿入し、合成することでスイッチの切
り替えなしに送信時にセクタービーム、受信時にペンシ
ルビームが得られる効果がある。
【0040】また、第4の発明によれば、アンテナを傾
けてビームの中心を路上の中心に向けることで、アンテ
ナの取り付け位置によらず、通信エリア内の受信レベル
を一定にできる効果がある。
【0041】また、角度を調整する機能を設けること
で、自由に使用する環境において調整できる効果があ
る。
【0042】また、第5の発明によれば、各素子に給電
する位相を変え、ビームをチルトさせることで、アンテ
ナを傾けずにビームの中心を路上の中心に向けることが
でき、通信エリア内路の受信レベルを一定にできる効果
がある。
【0043】また、第6の発明によれば、送受信アンテ
ナの中央部に障壁を設けることで、送受アンテナ間のア
イソレーションを大きくすることができ、受信機の飽和
を阻止する効果がある。
【0044】特にノンストップアンテナ料金収受システ
ムのように送受信周波数が極めて接近している場合には
高性能なダイプレクサを必要とせず、低コスト化を図れ
る効果がある。
【0045】また、障壁に吸収体を設けることで、送受
アンテナ間のアイソレーションをさらに大きくすること
ができる効果がある。
【0046】また、第7の発明によれば、送受信アンテ
ナの周囲に障壁を設けることでサイドローブレベルや周
囲環境による放射パターンの乱れが低減でき、車線間の
干渉を抑圧できる効果がある。
【0047】また、障壁に吸収体を設けることでさらに
サイドローブレベルや周囲環境による放射パターンの乱
れが低減できる効果がある。
【0048】特にノンストップアンテナ料金収受システ
ムのように情報伝送の正確さが要求される場合には誤り
率を低減できる効果がある。
【0049】さらに、レドームにポリプロピレン材を用
いることで、損失の少ない、量産性の優れたレドームが
得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による路上機アンテナ装置の実施の
形態1を示す概略構成図である。
【図2】 この発明による路上機アンテナ装置の実施の
形態1の放射パターンの計算例を示す図である。
【図3】 この発明による路上機アンテナ装置の実施の
形態2を示す概略構成図である。
【図4】 この発明による路上機アンテナ装置の実施の
形態3を示す概略構成図である。
【図5】 この発明による路上機アンテナ装置の実施の
形態4を示す概略構成図である。
【図6】 この発明による路上機アンテナ装置の実施の
形態5を示す概略構成図である。
【図7】 この発明による路上機アンテナ装置の実施の
形態6を示す概略構成図である。
【図8】 この発明による路上機アンテナ装置の実施の
形態7を示す概略構成図である。
【図9】 ノンストップで料金を収受する情報伝送シス
テムの概要を示す図である。
【図10】 従来のアンテナ構成例およびその放射パタ
ーンの例を示す概略構成図である。
【符号の説明】 1 自動車、2 バイク、3 車載機、4 路上機、5
送信アンテナ、6受信アンテナ、7 支柱、8 走行
車線、9 アイランド、10 隣接車線、11 マイク
ロストリップアンテナ、12 給電線路、13 セクタ
ービームを有する送信アンテナ、14 ペンシルビーム
を有する受信アンテナ、15a、15b ダイバーシチ
用受信アンテナ、16 ダイバーシチ用受信機、17
車線の中央、18 送信ビーム、19 受信ビーム、2
0 障壁、21 吸収体、22アンテナ周囲に設けた障
壁、23 角度調整部、24 レドーム、25a、25
b 給電線路、26 アイソレータ、27 電力分配
器、28 中心部分アレー、29 周辺部分アレー、3
0 アイランド、31 走行車線、32 隣接車線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古屋 輝雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路上に設けた路上機と車両に設けた車載
    機との間で情報の伝送を行うノンストップ自動料金収受
    システムにおいて、上記路上機に設けた送信アンテナと
    受信アンテナの間に金属体あるいは電波を吸収する吸収
    体からなる障壁を上記送信アンテナ及び受信アンテナ表
    面より半波長以上突出させて設けたことを特徴とする路
    上機アンテナ装置。
  2. 【請求項2】 路上に設けた路上機と車両に設けた車載
    機との間で情報の伝送を行うノンストップ自動料金収受
    システムにおいて、上記路上機に設けた送信アンテナ及
    び受信アンテナあるいはその両方の側面に金属体あるい
    は電波を吸収する吸収体を上記送信アンテナ及び受信ア
    ンテナ表面より半波長以上突出させて設けたことを特徴
    とする路上機アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 路上に設けた路上機と車両に設けた車載
    機との間で通信を行う無線システムにおいて、上記路上
    機に設けた送信アンテナと受信アンテナに異なる放射指
    向性をもたせたことを特徴とする路上機アンテナ装置。
  4. 【請求項4】 路上に設けた路上機と車両に設けた車載
    機との間で通信を行う無線システムにおいて、上記路上
    機に設けた送信アンテナ及び受信アンテナを通信エリア
    内の利得がほぼ均等になるセクタービームを送信アンテ
    ナあるいは受信アンテナのどちらか一方に用い、ビーム
    の中心の利得が高いペンシルビームを他方に用いたこと
    を特徴とする路上機アンテナ装置。
  5. 【請求項5】 上記送信アンテナの放射指向性をセクタ
    ービームとしたことを特徴とする請求項3または4に記
    載の路上機アンテナ装置。
  6. 【請求項6】 上記送信アンテナあるいは受信アンテナ
    またはその両方を複数個設け、ダイバーシチ送信あるい
    はダイバーシチ受信またはダイバーシチ送受信としたこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の路上機
    アンテナ装置。
  7. 【請求項7】 路上に設けた路上機と車両に設けた車載
    機との間で通信を行う無線システムにおいて、上記路上
    機に設けたアンテナを中心部分と周辺部分に2分割し、
    中心部分はペンシルビームを放射し、中心部分と周辺部
    分を組み合わせてセクタービームを放射するように構成
    したことを特徴とする路上機アンテナ装置。
  8. 【請求項8】 上記周辺部分に設けたアレーアンテナの
    出力端にアイソレータを挿入し、上記中心部分に設けた
    アレーアンテナの出力端と上記周辺部分のアレーアンテ
    ナの出力端を合成することで、送信時にはセクタービー
    ム、受信時にはペンシルとなる放射指向性を有したこと
    を特徴とする請求項7記載の路上機アンテナ装置。
  9. 【請求項9】 上記送信アンテナあるいは受信アンテナ
    またその両方のビームの中心を路上に中心に向けたこと
    を特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の路上機ア
    ンテナ装置。
  10. 【請求項10】 上記送信アンテナあるいは受信アンテ
    ナまたはその両方のアンテナの各素子アンテナに給電す
    る位相を変えることでビームをチルトさせ、ビームの中
    心を路上に中心に向けたことを特徴とする請求項1〜9
    のいずれかに記載の路上機アンテナ装置。
  11. 【請求項11】 上記送信アンテナあるいは受信アンテ
    ナまたはその両方のアンテナの各素子アンテナを円偏波
    励振としたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか
    に記載の路上機アンテナ装置。
  12. 【請求項12】 上記送信アンテナと受信アンテナの間
    にアンテナ表面より突出する金属体の障壁を設けたこと
    を特徴とすることを請求項3〜11のいずれかに記載の
    路上機アンテナ装置。
  13. 【請求項13】 上記送信アンテナと受信アンテナの間
    にアンテナ表面より突出する吸収体を設けたことを特徴
    とする請求項3〜12のいずれかに記載の路上機アンテ
    ナ装置。
  14. 【請求項14】 上記送信アンテナあるいは受信アンテ
    ナまたはその両方のアンテナの周囲に金属体からなる障
    壁をアンテナ表面より突出させて設けたことを特徴とす
    る請求項3〜13のいずれかに記載の路上機アンテナ装
    置。
  15. 【請求項15】 上記送信アンテナあるいは受信アンテ
    ナまたはその両方のアンテナの周囲に吸収体をアンテナ
    表面より突出させて設けたことを特徴とする請求項3〜
    14のいずれかに記載の路上機アンテナ装置。
  16. 【請求項16】 上記送信アンテナあるいは受信アンテ
    ナまたはその両方のアンテナの照射角度を調整する調整
    機能を設けたことを特徴とする請求項3〜15のいずれ
    かに記載の路上機アンテナ装置。
  17. 【請求項17】 上記送信アンテナあるいは受信アンテ
    ナまたはその両方のアンテナを保護するレドームとして
    ポリプロピレン材を用いたことを特徴とする請求項1〜
    16のいずれかに記載の路上機アンテナ装置。
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