JP3579761B2 - 料金所の通信装置 - Google Patents

料金所の通信装置

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は有料道路を走行する車両からその車両を一時停止させることなく料金を自動的に収受するノンストップ自動料金収受システム(Electronic Toll Collection System:以下、「ETCシステム」という)において、料金所に設置された路上機と自動料金収受機能を有する車載機を搭載した車両(以下、「ETC車」という)との間で、料金収受のための無線通信を実施する場合の通信領域を確定する機能を有する料金所の通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、有料道路においては、磁気カード方式の料金収受システムが導入されていた。このシステムについては、例えば、東芝レビュー(40巻3号)昭和60年 P189〜P192『磁気カード方式料金収受システム』、あるいは、三菱重工業技報VOL.22 NO.6(1985−11)P127〜P132『磁気カード方式料金収受機械におけるシステム技術』に詳述されている。
【0003】
ところで、このような従来のシステムにおいては一般の道路から有料道路に進入する場合、または反対に有料道路から一般の道路に出る場合には、どうしても料金所で一時停止して通行券の受け取りや料金支払いを行う必要があり、そのために料金所の手前で多くの車両が列をなして渋滞していることが多い。このような課題を改善するために、かねてから料金所で一時停止することなく、料金の収受ができるETCシステムが提案されている。
【0004】
このETCシステムについては、例えば、三菱重工業技報VOL.32 NO.4(1995−7)P264〜P267『高速道路の交通管理システムにおけるニーズと技術開発』、NIKKEI BUSINESS 1995年11月13日号P155〜P158『道路から車に情報“発信”日米欧で主導権争い』、あるいは、公表特許公報平5−508492『電気的車両料金徴収装置および方法』などに記述されており、特に、公表特許公報平5−508492には具体的に詳述されている。
【0005】
上記のようなETCシステムは、日本国内においては官民共同開発中であり、平成8年10月29日の読売新聞(朝刊P26〜P27)の掲載記事では1999年度から実用化をはかると記載されている。
【0006】
一方、日経ムック(1995年11月6日発行)『ITSのすべて』によると欧州(ドイツ、ノルウェー他等P168〜P171)、米国(P140〜P143)、東南アジア(マレーシア、シンガポール等P190〜P191)等の海外の一部の国においては、上記公報に示されているようなシステムが運用されている。
【0007】
ところで、このETCシステムにおいては、料金所のエリアに進入した車両と料金所との間で電波を用いて料金収受に関わる情報の授受が必要である。図19はこのシステムを表しており、料金収受を行う料金所ブース1、車両が通過する通路2、車両の通路を分離する通路分離帯3、通路に進入するETC車4、料金収受に関わる情報の授受を行うために料金所側に設置される路上機5、上記路上機5を取付けるための支持柱6、上記路上機5に取り付けられたアンテナ7から放射されたアンテナビーム8、受信エリア9、車両の進入および通過を感知する車両センサ10a,10b、および料金収受に関わる情報の授受を行うためにETC車4側に搭載されアンテナと送受信機とから構成された自動料金収受機能を有する車載機11から構成される。
【0008】
次に動作について説明する。上記のように構成された料金所の通信装置においては、車載機11を搭載したETC車4が通路2に進入し、車両センサ10aによりETC車4が所望の通信領域に進入したことを感知し、かつ受信エリア9の内部に車載機11があるとき、路上機5のアンテナ7より路上機側の情報、例えば料金所の名前、通過レーン等を車載機11に送信する。この情報を受信した車載機11は車載機の情報、例えば車載機番号、車種区分、入口料金所番号等の車載機に関する情報を路上機5に送信する。路上機5のアンテナ7で受信した車載機に関するデータを元にして、料金所ブース1にて料金計算を行い、再び路上機5のアンテナ7から車載機11へ料金情報として送信する。そして、車両センサ10bによりETC車4が所望の通信領域外へ通過したことを感知したとき、この路上機5と車載機11との間の通信は終了して、ETC車4に対するノンストップでの自動料金収受が完了する。
【0009】
また、図20に受信エリアと通信領域との関係を示す。ETCシステムにおいては、車載機11の搭載される路面高が二輪車、乗用車、あるいは大型車等で異なるため、電波を用いて料金収受に関わる情報の授受が可能となるべき路面高はある範囲(約1〜2m)をもち、また、情報の授受が可能となるべき進行方向は車両センサ10a,10bとで挟まれる範囲となり、その結果、所望の通信領域12は3次元的空間として定義される。電波の直進性により、路上機5のアンテナ7から放射されたアンテナビーム8は車両センサ10aを超えた時点で急に零にすることはできず、所望の通信領域12の外部に漏洩電波の領域13ができることは避けられない。また、料金収受を行う料金所ブース、アンテナを取付けるための支持柱6、車両を感知する車両センサ10a,10b、通路2に進入するETC車4などの金属体に反射して、所望の通信領域外へ電波が散乱あるいは回折することによっても漏洩電波の領域13が形成される。
【0010】
このように受信エリア9の内部は、所望の通信領域12と漏洩電波の領域13とに分類される。このため、所望の通信領域12に進入していないが、漏洩電波の領域13に進入したETC車4に搭載されている車載機11と路上機5のアンテナ7との間で本来通信するべきでない料金収受に関わる情報の授受を行ってしまうケースが発生しうる。
【0011】
図21はこのような通信領域を設定した場合の問題となる点を表しており、料金所との間で自動料金収受機能を有する車載機11を搭載していない車両(以下、「非ETC車」という)14が先行して車両センサ10aを通過して所望の通信領域12内に進入し、かつ、車両センサ10bを通過する以前の状態において、後続の車載機11を搭載したETC車4が通信に必要のない漏洩電波の領域13内に進入し、路上機5のアンテナ7と料金収受に関わる情報の授受を行ってしまうと、先行していた非ETC車14はETC車と見なされ、料金を支払わずに通過でき、後続のETC車4は車両センサ10aを通過した時点で、再度路上機5のアンテナ7と料金収受に関わる情報の授受を行ってしまい、結果、料金を2重に支払うことになるか、もしくは短時間に同一車両が通過したということで、エラー処理として止められる可能性がある。
【0012】
この問題を解決するために、1997年電子情報通信学会総合大会、B−2−53、中村、桑原、“ETC用位置評価装置の開発”に方向探知を応用した方式が提案されている。3素子からなるリニアアレーを用いて、受信信号の位相差を検出することで、車載機の位置を判別するものである。検出方式としてはMUSIC法を用いて到来方向の推定を行っているため、原理的に2台の車両を判別するためには3素子のアレーが必要になる。各素子は1素子から構成されているのでブロードな放射特性を有している。よって車両、支柱等の周囲散乱物の影響を強く受けるため、到来検出の精度が悪いという問題点がある。この例ではこの位相変動を抑圧するために、校正信号発生器およびSPDTスイッチを設け、受信信号と校正信号を切り換えることで、位相変動を除去しており、系が複雑になる。但し、上記周囲環境による変動については除去できない問題がある。
【0013】
また、特許出願BP502461では、図22に示すように2つの受信アンテナを用いた方法が提案されている。すなわち、所望の通信領域12を照射するメインのアンテナ7aと第1の受信機15aとからなるメイン系と、ブロードなビームで所望の通信領域12を照射するサブのアンテナ7bと第2の受信機15bとからなるサブ系の2つの受信系と信号処理回路16とにより構成された受信システムを持ち、さらに、信号処理回路16は比較器17とゲート18と料金収受制御装置19とから構成される。上記メイン系と上記サブ系とで車載機11から路上機のアンテナ7a,7bに向かう電波20を同時に受信し、それぞれの受信電力を上記比較器17で比較し、上記メイン系の受信電力が上記サブ系の受信電力より大きければ、ゲート18をONにし、メイン系で受信したデータを後段の料金収受制御装置19へ通すことにより、通信を行い、料金収受に関わる情報を処理することを提案している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
このETCシステムにおける通信領域の設定方法については、従来の技術では、図23に示すようにメインのアンテナ7aの受信エリア9aとサブアンテナ7bの受信エリア9bの受信電力における交点を通信開始点、車両センサ10bを通信終了点として設定しており、この場合、例えばETC車4aに搭載される車載機11aが車線中央ラインを通過した場合の通信領域21aは所望の通信距離が得られるが、ETC車4bに搭載される車載機11bが車線端ラインを通過した場合の通信領域21bは、所望の通信距離より長く、この方法によって得られる判定後の通信領域は歪んだものであり、結果、電波の漏洩と同等と見なされるケースが発生していた。
【0015】
また、上記従来の技術では、メインのアンテナ7aとサブのアンテナ7bとの2つのアンテナには、指向性の差があるため金属体からの反射等の周囲環境の影響による変動量についても差があり、周囲環境による影響をなくすことは完全にはできなかった。
【0016】
この発明はこのような課題を解決するためのものであり、以下に詳述する。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解決するために、第1の発明による料金所の通信装置は、受信アンテナとしてビーム形状を成形したアンテナを複数個用い、それぞれの受信アンテナの受信信号を比較することで、情報の授受を行うための通信領域を特定し、通信領域内部に進入したETC車のみと通信を行うように構成したものである。
【0018】
また、第2の発明による料金所の通信装置は、それぞれのビームのピーク方向が異なり、かつビーム形状を成形したアンテナを複数個用い、それぞれの受信アンテナの受信信号のレベルの大小を比較することで情報の授受を行うための通信領域を特定し、通信領域内部に進入したETC車のみと通信を行うように構成したものである。
【0019】
また、第3の発明による料金所の通信装置は、それぞれのビームのピーク方向が異なり、かつビーム形状を成形したアンテナを複数個用い、それぞれの受信アンテナの受信信号の位相差を比較することで情報の授受を行うための通信領域を特定し、通信領域内部に進入したETC車のみと通信を行うように構成したものである。
【0020】
また、第4の発明による料金所の通信装置は、それぞれのビームのピーク方向が異なり、かつアンテナを複数個用い、それぞれの受信アンテナの受信信号の受信振幅のレベル差あるいは受信位相差あるいはその両方により車載機の位置あるいは路上機から見た角度を計算することで、情報の授受を行うための通信領域を特定し、通信領域内部に進入したETC車のみと通信を行うように構成したものである。
【0021】
また、第5の発明による料金所の通信装置は、それぞれのビームのピーク方向が異なり、かつビーム形状を成形したアンテナを複数個用い、それぞれの受信アンテナにそれぞれ受信機を接続したことにより、複数個の受信信号の受信振幅差あるいは受信位相差あるいはその両方を同時に求めることで、通信領域内部に進入したETC車のみと高速に通信を行うように構成したものである。
【0022】
また、第6の発明による料金所の通信装置は、それぞれのビームのピーク方向が異なり、かつビーム形状を成形したアンテナを複数個用い、それぞれの受信アンテナを選択するスイッチを介して一台の受信機に接続して構成したものである。
【0023】
また、第7の発明による料金所の通信装置は、ビーム形状を成形した受信アンテナを2つに分割し、2つの受信アンテナの和信号及び差信号を検出するコンパレータを接続し、この和信号及び差信号を用いて車載機の位置を検出するモノパルス検出とすることで情報の授受を行うための通信領域を特定し、通信領域内部に進入したETC車のみと通信を行うように構成したものである。
【0024】
また、第8の発明による料金所の通信装置は、受信アンテナのビーム形状を通信領域がほぼ一定のレベルで受信できるようにセクター状に成形したものである。
【0025】
また、第9の発明による料金所の通信装置は、送信アンテナのビーム形状を通信領域がほぼ一定のレベルで送信できるようにセクター状に成形したものである。
【0026】
また、第10の発明による料金所の通信装置は、アレーアンテナにより構成した送受信アンテナと、上記アレーアンテナをサブアレーに分割し、それぞれのサブアレーに位相を変える手段を接続し、ビームを走査できるよう構成したものである。
【0027】
また、第11の発明による料金所の通信装置は、1つの送信アンテナと2つの受信アンテナとで構成し、第1の受信アンテナのビームのピーク方向を所望の通信領域に設定し、第2の受信アンテナのビームのピーク方向を所望の通信領域外に設定し、2つの受信アンテナが受信した車載機からの電波の受信振幅の強度を比較し、第1の受信アンテナの受信振幅強度が第2の受信アンテナの受信振幅強度より大きい場合に、車載機が所望の通信領域内に存在すると判断し、通信領域内部に進入したETC車のみと通信を行うように構成したものである。
【0028】
また、第12の発明による料金所の通信装置は、ビーム形状を成形した1つの送信アンテナとビーム形状を成形した2つの受信アンテナとで構成し、送信アンテナのビームのピーク方向を所望の通信領域に設定し、2つの受信アンテナが受信した車載機からの電波の受信振幅の強度を比較し、第1の受信アンテナの受信振幅強度が第2の受信アンテナの受信振幅強度より大きい場合に、車載機が所望の通信領域内に存在すると判断し、通信領域内部に進入したETC車のみと通信を行うように構成したものである。
【0029】
また、第13の発明による料金所の通信装置は、ビーム形状を成形した1つの送信アンテナとビーム形状を成形した2つの受信アンテナとで構成し、送信アンテナのビームのピーク方向を所望の通信領域内に設定し、第1の受信アンテナのビームのピーク方向を所望の通信領域内に設定し、第2の受信アンテナのビームのピーク方向を所望の通信領域外に設定し、さらに、それぞれの受信アンテナを可変減衰器を介して受信機に接続したことにより、2つの受信アンテナが受信した車載機からの電波の受信振幅の強度を比較し、第1の受信アンテナの受信振幅強度が第2の受信アンテナの受信振幅強度より大きい場合に、車載機が所望の通信領域内に存在すると判断し、通信領域内部に進入したETC車のみと通信を行うように構成したものである。
【0030】
また、第14の発明による料金所の通信装置は、ビーム形状を成形した1つの送信アンテナとビーム形状を成形した2つの受信アンテナとで構成し、それぞれの受信アンテナを可変減衰器を介して受信機に接続したことにより、2つの受信アンテナが受信した車載機からの電波の受信振幅の強度を比較し、第1の受信アンテナの受信振幅強度が第2の受信アンテナの受信振幅強度より大きい場合に、車載機が所望の通信領域内に存在すると判断し、さらに、受信信号が受信可能なレベルに達していると判定した場合にのみ、通信領域内部に進入したETC車のみと通信を行うようにスレッショルドレベルを設定した構成にしたものである。
【0031】
また、第15の発明による料金所の通信装置は、ビーム形状を成形した1つの送信アンテナとビーム形状を成形した2つの受信アンテナとで構成し、第2の受信アンテナで受信した受信信号を符号反転し、第1の受信アンテナの受信信号と符号反転した第2の受信アンテナの受信信号とを加算し、その結果が0より大きい場合に、車載機が所望の通信領域内に存在すると判断し、さらに、受信信号が受信可能なレベルに達していると判定した場合にのみ、通信領域内部に進入したETC車のみと通信を行うように構成したものである。
【0032】
また、第16の発明による料金所の通信装置は、ビーム形状を成形した1つの送信アンテナとビーム形状を成形した2つの受信アンテナとで構成し、送信アンテナのビームのピーク方向を所望の通信領域内に設定し、第1の受信アンテナのビームのピーク方向を所望の通信領域内に設定し、第2の受信アンテナのビームのピーク方向を所望の通信領域外に設定し、さらに、第2の受信アンテナのビーム幅を第1の受信アンテナのビーム幅よりも狭くなるように構成したものである。
【0033】
また、第17の発明による料金所の通信装置は、ビーム形状を成形した送信アンテナとビーム形状を成形した複数個の受信アンテナとをマイクロストリップアンテナにより構成したものである。
【0034】
【発明の実施の形態】
実施の形態1
図1はこの発明の実施の形態1を示す図であり、図において1〜8及び10a,10b,11は前記従来のETCシステムとまったく同一のものである。9a〜9fは複数個の受信エリア、22は送信エリアである。図に示すように送信アンテナビームが1つ、受信アンテナビームが6つで構成されている。
【0035】
次に動作について説明する。図1に示す9a〜9fの6つの受信エリアを設定し、9a〜9dを通信可能領域、9e〜9fを通信不可領域とする。隣接車線との干渉や通信領域外との干渉を抑圧するために、送信アンテナのビームを成形し、低サイドローブ化を図る。車載機11を搭載したETC車4が通路2を通り、送信エリア22に進入すると、路上機5のアンテナ7より路上機側の情報、例えば料金所の名前、通過レーン等を車載機11に送信する。この情報を受信した車載機11は受信エリア9fに進入した時点で車載機の情報、例えば車載機番号、車種区分、入口料金所番号等の車載機に関する情報を路上機5に送信する。路上機5のアンテナ7で受信した車載機に関するデータを元にして、料金所ブース1にて料金計算を行い、再び路上機5のアンテナ7から車載機11へ料金情報として送信する。この路上機5と車載機11との通信において、受信エリアを複数個設定することにより、車載機11の存在する領域を判別することができ、所望の領域に存在する車載機11とのみ交信を行うことができる。
【0036】
例えば、図1に示すように、9a〜9fの6つの受信エリアを設定し、9a〜9dを通信可能領域、9e〜9fを通信不可領域とする。車載機11が受信エリア9fに進入すると、アンテナ7における車載機11の受信電力は、受信アンテナのビーム成形により設定された6つの領域9a〜9fのうち、9fからの電力が最も大きく、車載機11は9fに存在することが判別され、この領域が通信不可であることから、車載機11と路上機5との間での通信は行わないようにする。この後、さらにETC車4が通路2を進行し、車載機が受信エリア9dに進入すると、路上機5における車載機11の受信電力は、受信アンテナの成形により設定された6つの領域9a〜9fのうち、9dからの電力が最も大きく、車載機11は9dに存在することが判別され、この領域が通信可能であることから、車載機11と路上機5との間での通信が行われる。このように、受信エリアを複数持つことにより、車載機の位置を判別することができ、通信領域を任意に設定することが可能となる。
【0037】
なお、図1では受信アンテナビームが6個の場合について示したが、車載機の位置を検出可能な複数個の受信アンテナビームにより構成すれば、ビームの本数は何本であっても効果は変わらない。また、図では料金所が1車線の例を示したが、従来のETCシステムを示す図19に示した2車線の料金所や、さらに車線数が増えた料金所であっても、それぞれ1つの車線についてこの発明と同様の構成とすれば、まったく同一の効果が得られる。
【0038】
実施の形態2
図2はこの発明の実施の形態2を示す図であり、1は料金収受を行う料金所ブース、2は車両が通過する通路、3は車両の通路を分離する通路分離帯、4は車載機と搭載したETC車、5は料金収受に関わる情報の授受を行うために料金所側に設置される路上機、6は路上機5を取付けるための支持柱、7は路上機5に装着されているアンテナ、10は通信領域の入口および出口に配置された車両センサ、9aは通信領域入口側に設置されているセンサ10aより車両進行方向手前側にアンテナビーム8aを向けた受信エリア、9bは通信領域ほぼ中央にアンテナビーム8bを向けたメインの受信エリア、9cは通信領域出口側に設置されているセンサ10bより車両進行方向側にアンテナビーム8cを向けた受信エリア11は路上機5との間で料金収受に関わる情報の授受を行う車両に搭載された車載機、22はアンテナ7にて成形された送信エリアを示す。
【0039】
また、図3(a)は実施の形態2の配置を側面から見た図であり、5は路上機、6は路上機5を取付けるための支持柱、10aは通信領域の入口に設置された車両センサ、10bは通信領域出口に配置された車両センサ、7は路上機5に装着されたアンテナであり、7aは通信領域入口側に設置されているセンサ10aより車両進行方向手前側にアンテナビーム8aを向けた受信アンテナ、7bは通信領域ほぼ中央にアンテナビーム8bを向けたアンテナ、7cは通信領域出口側に設置されているセンサ10bより車両進行方向側にアンテナビーム8cを向けた受信アンテナ、11は車載機、4は車載機を搭載したETC車であり、図3(b)における34は車載機11が路上機5の下を通過する時の路上機5における車載機の受信電力分布を示しており、34aは受信アンテナ7aにおける車載機の受信電力分布、34bは受信アンテナ7bにおける車載機の受信電力分布、34cは受信アンテナ7cにおける車載機の受信電力分布を示している。
【0040】
図2のように構成された料金所の通信装置においては、車載機11を搭載した車両4が通路2を通り、送信エリア22に進入すると、路上機5より路上機側の情報、例えば料金所の名前、通過レーン等を車載機11に送信する。この情報を受信した車載機11は受信エリア8に進入した時点で車載機の情報、例えば車載機番号、車種区分、入口料金所番号等の車載機に関する情報を路上機5に送信する。路上機5で受信した車載機に関するデータを元にして、料金所ブース1にて料金計算を行い、再び路上機5から車載機11へ料金情報として送信する。この時、受信エリアを上記の通り3つ設定し、それぞれの受信電力を比較することにより、通信領域を判別する。
【0041】
図3(a)、図3(b)は通信領域の判別方法を詳細に説明する図であり、上記3つの受信アンテナにおける受信電力を示している。例えば通信領域となるための判定条件を受信アンテナ7bにおける受信電力34b>受信アンテナ7aにおける受信電力34a、かつ受信アンテナ7bにおける受信電力34b>受信アンテナ7cにおける受信電力34cとすると、車載機がセンサ10aより車両進行方向手前にある場合は、受信電力34a>受信電力34bとなり通信領域外と判定される。また、車載機がセンサ10aからセンサ10bの間にある場合は受信電力34b>受信電力34a、かつ受信電力34b>受信電力34cとなり通信領域と判定される。また、車載機がセンサ10bより車両進行方向奥にある場合は受信電力34b<受信電力34cとなり通信領域外と判定される。この一連の動作により、車載機11を搭載した車両4が車線内を通過した場合において、容易に通信領域を判別することができる。
【0042】
実施の形態3
図4(a)はこの発明の実施の形態3を示す図であり、5は路上機、6は路上機5を取り付ける支持柱、7は路上機5に装着されたアンテナ、11は車載機、36aはアンテナ7aから車載機11までの伝搬路、36bはアンテナ7bから車載機11までの伝搬路、36cはアンテナ7cから車載機11までの伝搬路、4は車載機11を搭載したETC車であり、図4(b)は路上機5に装着される装置を表し、7はアンテナ、23はアンテナ7a,7b,7cに接続し、受信電波の位相を検出する位相検波器、16は位相検波器で検出した位相信号を信号処理する信号処理回路である。
【0043】
次に動作原理について説明する。車載機11を搭載した車両4が通路2を通り、路上機にて信号が受信可能な領域にきた場合、受信アンテナ7a,7b,7cにて車載機からの信号を受信し位相を検波する。この時、図4に示すように車載機から受信アンテナまでの伝搬距離が異なるため、位相差が生じる。この位相差を検出し、信号処理回路で処理することで車載機の位置を検出し、この位置情報を利用して容易に通信領域を判別することができる。
【0044】
実施の形態4
図5はこの発明の実施の形態4を示す図であり、図5(a)において34a,34b,34cはそれぞれの受信アンテナで受信した信号の受信電力を示している。また、図5(b)において35a,35b,35cはそれぞれの受信アンテナで受信した信号の位相を示している。
【0045】
次に動作原理について説明する。34a,34b,34cの受信ビームはそれぞれ、通信領域端で交差するようにビームを構成する。すなわち、通信領域内では受信ビーム34bのレベルが高くなり、車の進行方向からみて、前方の通信領域外では受信ビーム34aの電力が、後方の通信領域外では受信ビーム34cの電力が高くなる。よって、この受信電力を比較することで通信領域を判別できることは実施例2に示した通りである。さらに、この発明では、受信レベルの差を求めることで、車両の位置を検出するものである。34b>>34aであれば、車両は通信領域から遠く、34b≒34aであればほぼ通信領域端であることがわかる。さらにメインのアンテナとサブのアンテナの受信電力をあらかじめ把握しておけば、その受信電力差から車両に位置を検出することができる。図5(b)は受信電力の位相差を示している。上記、図5(a)と同様にメインのアンテナとサブのアンテナの受信信号の位相差をあらかじめ把握しておけば、信号処理回路で処理することで車載機の位置を検出することができる。
【0046】
実施の形態5
図6はこの発明の実施の形態5を示す図であり、7は路上機5内に装着された受信アンテナ、15a,15b,15cは各受信アンテナに接続した振幅、位相を検出する複数の受信機、16は受信機で検出した振幅、位相データから位置計算を行う信号処理回路である。
【0047】
次に動作原理について説明する。車載機が通信領域付近に進入すると、上記車載機からの電波はビーム中心の方向が異なる複数の受信アンテナ7にて受信される。受信された電波は各々の受信アンテナ7に接続されている受信機15にて、その振幅あるいは位相あるいはその両方を同時に検出し、この複数の信号の振幅あるいは位相あるいはこの両方の情報を信号処理回路16にて信号処理することにより車載機の位置を瞬時に検出し、通信領域を判別することができる。
【0048】
実施の形態6
図7はこの発明の実施の形態6を示す図であり、7は路上機5に装着された受信アンテナ、24は各受信アンテナを切り替えるビーム切り替えスイッチ、15a,15b,15cは各受信アンテナに接続した振幅を検出する単一の受信機、16は受信機で検出した位相データから位置計算を行う信号処理回路である。
【0049】
次に動作原理について説明する。車載機が通信領域付近に進入すると、上記車載機からの電波はビーム中心の方向が異なる複数の受信アンテナ7にて受信される。この時、上記電波を受信する受信アンテナ7をビーム切り替えスイッチ24を切り替えることにより選択し、選択した受信アンテナ7にて受信された電波のみを受信機15まで通過させ、その電波の振幅あるいは位相あるいはその両方を検出する。この切り替え動作を繰り返し、複数の受信アンテナにて受信する電波について振幅あるいは位相あるいはその両方を検出し、この複数の信号の振幅あるいは位相あるいはこの両方の情報を信号処理回路16にて信号処理することにより車載機の位置を検出し、通信領域を判別することができる。
【0050】
実施の形態7
図8はこの発明の実施の形態7を示す図であり、図8(a)はそのブロック図、図8(b)はモノパルスコンパレータによる誤差電圧と角度の関係を示す。7は受信アンテナ、25は2つの受信アンテナにて受信した受信信号の電力の和を合成したΣ成分と上記2つの電力の差信号を合成するΔ成分を作り出すモノパルスコンパレータである。15a,15bはモノパルスコンパレータに接続された受信機、16は受信機で検出したΣ成分とΔ成分から車載機の位置を検出する信号処理回路である。
【0051】
次に動作原理について説明する。車載機が通信領域付近に進入すると、上記車載機からの電波は受信アンテナ7で受信され、さらにモノパルスコンパレータ25にてΣ成分とΔ成分を作り出し、受信機15にてその電圧を検出する。ここで、あらかじめ図8(b)に示すような誤差電圧と角度の関係を示したS字カーブのグラフを信号処理回路にメモリしておき、上記受信機にて検出された2つの成分から作り出される誤差電圧から角度情報を取り出すことにより、車載機の位置を容易に検出し、通信領域を判別する。
【0052】
実施の形態8
図9はこの発明の実施の形態8を示す図であり、図において1〜8及び10a,10b,11は前記従来のETCシステムとまったく同一のものである。9a,9b,9cはビームを成形した受信ビームである。
【0053】
次に動作原理について説明する。通常にビームを構成すると、ビーム形状はペンシル状のビームとなる。ペンシル状のビームの断面形状は楕円形であるので、通信領域を覆うのは楕円状となる。一方、通信領域は方形状の領域で規定されるため、通信領域とビーム形状は一致しない。さらに、ビームを交差させて通信領域内外を判定するため、交差した領域が道路幅方向で直線状であるが、楕円状のビームを交差させても直線状の境界にはならない。直線状にならなければ、道路の中央と端での境界領域が変わる問題がある。
そこで、道路幅方向でのビーム形状が直線状となるように、セクター状のビームを形成する。このセクター状のビームを組み合わせることでビームの交差した通信境界領域を直線状にすることができ、境界を明確にすることができる。また、このようなビーム形状とすることで、通信領域での受信レベルの変動を小さくすることもできる。
【0054】
実施の形態9
図10はこの発明の実施の形態9を示す図であり、図において1〜8及び10a,10b,11は前記従来のETCシステムとまったく同一のものであり、9a,9b,9cはビームを成形した受信ビーム、22はビームを成形した送信ビームである。
【0055】
次に動作原理について説明する。実施の形態8では、受信アンテナビームをセクター状に成形する例を示したが、さらにこの発明では送信ビームもセクター状に成形することを示している。基本的には、受信レベルから通信領域を判定するが、送信ビームが楕円状であれば、通信領域外への放射が道路の中央と端で異なるため、通信領域の誤差が生じやすい。そこで、送信ビームもセクター状とすることで誤差を最小にできる。さらに、通信領域外への放射を低減できるので、境界をさらに明確化できると共に、通信領域内への放射レベルを均一にすることが可能になる。
【0056】
実施の形態10
図11はこの発明の実施の形態10を示す図であり、7a〜7iは受信アンテナ、26a,26b,26cは各素子アンテナあるいはサブアレーの位相量を変える移相器である。
【0057】
次に動作原理について説明する。受信アンテナ7a〜7iに移相器を接続する。この移相器は各受信アンテナに接続しても、あるいは受信アンテナをいくつかまとめてサブアレー化し、そのサブアレーに接続してもよい。この移相器の位相を変えることでビームの方向を変えることができ、ビームを走査することができる。電子的にビームを走査するため、通信領域内外に自由にビームを走査することができ、車両の位置を検出することができる。この際、ビームを通信領域内外にビームを走査するが、より通信領域を明確化するためには、ビームを成形し、セクター状にすることが望ましい。セクター化することで車両位置を検出する精度が向上する。
【0058】
実施の形態11
図12はこの発明の実施の形態11を示す図であり、図12(a)において2は車両が通過する通路、5は路上機、7は受信アンテナ、9a,9bは受信エリア、22は送信エリア、11は車載機、4は車載機11を搭載したETC車、10bはETC車11が通信領域を通過したことを検知するセンサーである。また、図12(b)において34aはサブのアンテナにて受信した信号の受信電力分布、34bはメインのアンテナにて受信した信号の受信電力分布、21は所望の通信領域を示す。
【0059】
次に動作原理について説明する。車載機11を搭載したETC車4が通路2に進入し、送信エリア22に入ると、路上機から情報を乗せた電波を送信し、この電波を受信した車載機11は、路上機に対して情報を乗せた電波を送信する。ここで、路上機内に装備された受信アンテナ7は、メインのアンテナの受信エリア9bとサブのアンテナの受信エリアを持ち、この2つの受信アンテナにて受信した信号の受信電力の分布は図12(b)のように異なっており、この2つの分布の交点を所望の通信領域21の入口に設定しておけば、車載機からの電波を受信することにより、車載機が通信領域内に存在するか否かの判別が可能となる。また、車載機が通信領域を出たか否かの判別は、センサ10bを通信領域出口に設置することにより、車両の先頭がセンサを切った時点で、車載機が通信領域を通過したと判別することが可能であり、終端部を検出するためのサブの受信アンテナを削減することができる。また、この受信アンテナセクター状のビームとすることで、通信領域の境界を明確にすることができる。
【0060】
実施の形態12
図13はこの発明の実施の形態12を示す図であり、図13において2は車両が通過する通路、5は路上機、7は受信アンテナ、9a,9bは受信エリア、22は送信エリア、11は車載機、4は車載機11を搭載したETC車、10bはETC車11が通信領域を通過したことを検知するセンサーである。
【0061】
次に動作原理について説明する。この発明においては動作は実施の形態12と同様であるが、送信アンテナビームを成形し、送信エリア22を通信領域またはメインの受信エリア9bと同じにすることにより、通信領域の入口における判別精度を向上している。
【0062】
実施の形態13
図14はこの発明の実施の形態13を示す図であり、車載機からの信号をメインのアンテナ7aとサブのアンテナ7bでそれぞれ受信し、その受信信号Aと受信信号Bを比較することで通信領域を判別し、受信信号Aのみを抽出するこの発明を示す受信系ブロック図である。図において27は可変減衰器である。車載機からの信号は2つのアンテナで受信されるが、メインのアンテナ7aで受信した信号は受信機Aを経由して受信信号Aとして処理され、一方、サブのアンテナ7bで受信した信号は受信機Bを経由して受信信号Bとして処理され、この2つの信号を比較器にて比較し、受信信号Aが大きいときのみゲート18をONすることにより受信信号Aを後段の料金収受制御装置19に送ることにより、通信領域と判別した場合のみ料金収受に関するデータの授受が行われる。
【0063】
実施の形態14
図15はこの発明の実施の形態14を示す図であり、車載機からの信号をメインの受信アンテナ7aとサブの受信アンテナ7bでそれぞれ受信し、その受信信号Aと受信信号Bを比較することで通信領域を判別し、受信信号Aのみを抽出する受信系ブロック図である。車載機からの信号は2つのアンテナで受信されるが、メインのアンテナ7aで受信した信号は受信機Aを経由して受信信号Aとして処理され、一方、サブのアンテナ7bで受信した信号は受信機Bを経由して受信信号Bとして処理され、この2つの信号を比較器にて比較し、受信信号Aが大きいときのみゲート18aをONすることにより受信信号Aを後段へ送り、この受信信号Aをあるスレッショルドレベルと比較し、このスレッショルドレベルを受信信号Aを越える場合のみゲート18bをONすることにより受信信号Aを後段の料金収受制御装置19に送ることにより、通信領域と判別した場合のみ料金収受に関するデータの授受が行われる。
【0064】
実施の形態15
図16は車載機からの信号をメインのアンテナ7aとサブのアンテナ7bでそれぞれ受信し、その受信信号Aと受信信号Bを比較することで通信領域を判別し、受信信号Aのみを抽出するブロック図である。図において28は符号反転器、29は加算器である。車載機からの信号は2つのアンテナで受信されるが、メインのアンテナ7aで受信した信号は受信機Aを経由して受信信号Aとして処理され、一方、サブのアンテナ7bで受信した信号は受信機Bを経由し、その後段で符号反転して受信信号−Bとし、加算器にて受信信号Aと受信信号−Bを加算することにより受信信号A−Bとして、比較器にて0レベルと比較し、この受信信号A−Bが0より大きい場合のみゲート18をONすることにより受信信号Aを後段の料金収受制御装置19に送ることにより、通信領域と判別した場合のみ料金収受に関するデータの授受が行われる。これにより、車載機が2つのアンテナで判別された通信領域内にある時のみ料金収受に関するデータの授受が行うことができる。
【0065】
実施の形態16
図17はこの発明の実施の形態16を示す図であり、図17(a)において9aはサブのアンテナの受信領域。また、図17(b)はそれぞれのアンテナにおける受信電力の分布を示しており、メインのアンテナにおける受信電力分布34bとサブのアンテナにおける受信電力分布34aが通信領域21の入口付近で交差するように設定してある。この発明においては通信領域の判定の精度を高めるために、サブのアンテナビーム幅を狭くし、サブのアンテナにおける受信電力分布の傾き34bを図12(b)に示す傾きより大きくしている。
【0066】
実施の形態17
図18はこの発明の実施の形態17を示す図であり、30は地導体、31は誘電体基板、32はマイクロストリップ線路、33は放射素子である。マイクロストリップアンテナを用いることで小型化、軽量化、低コスト化が図れる。
【0067】
【発明の効果】
第1の発明によれば、成形したビームを複数個用いることで、通信領域を判別できる効果がある。
【0068】
また、第2の発明によれば、成形した複数個のビームの受信振幅を比較するだけで容易に通信領域を判別できる効果がある。
【0069】
また、第3の発明によれば、成形した複数個のビームの受信位相を比較するだけで容易に通信領域を判別できる効果がある。
【0070】
また、第4の発明によれば、成形した複数個のビームの受信信号を比較することで、車載機の位置を精度良く検出できる効果がある。
【0071】
また、第5の発明によれば、成形した複数個のビームの受信信号を同時に比較することができるため、データの送受信の時間が短縮できる効果がある。
【0072】
また、第6の発明によれば、受信機が一つで構成できるため、低コスト化をはかることができる効果がある。
【0073】
また、第7の発明によれば、モノパルス方式とすることで、簡単な構成で車載機の位置を検出できる効果がある。
【0074】
また、第8の発明によれば、ビームをセクター化することで、通信領域の境界をほぼ直線状にでき、車線中央部と車線端部との通信距離をほぼ等しくできる効果がある。
【0075】
また、第9の発明によれば、通信領域の送信ビームと受信ビームを同一とすることで、通信領域の精度を高める効果がある。
【0076】
また、第10の発明によれば、移相器を用いてビームを走査することで、車載機の位置を精度良く検出できる効果がある。
【0077】
また、第11の発明によれば、ビームをセクター化することで、通信領域の境界を精度良く求めることができ、受信アンテナを2個とすることで路上機を小型化できる効果がある。
【0078】
また、第12の発明によれば、送信アンテナと受信アンテナとのビーム方向を同一とすることで、通信領域外への漏洩電波が低減でき、通信領域の精度を向上できる効果がある。
【0079】
また、第13の発明によれば、受信アンテナと受信機との間に可変減衰器を介することで、受信レベルの調整ができ、受信アンテナあるいは受信機の固体差の影響及び設置場所の環境の影響を補正できる効果がある。
【0080】
また、第14の発明によれば、受信信号に適当なスレッショルドレベルを設定したことにより、通信領域を正確に設定できる効果がある。
【0081】
また、第15の発明によれば、符号反転器と加算器とで信号処理回路を構成したことにより、処理を容易にできる効果がある。
【0082】
また、第16の発明によれば、第2の受信アンテナのビーム幅は第1の受信アンテナのビーム幅より狭くしたことで、第1と第2の受信レベル差の傾きを大きくすることができ、通信領域の判別の精度を向上できる効果がある。
【0083】
また、第17の発明によれば、マイクロストリップアンテナを用いたことで、路上機を小型化、軽量化、薄型化ができ、量産化に適した構成にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による料金所の通信装置の実施の形態1を示すETCシステム概略構成図である。
【図2】この発明による料金所の通信装置の実施の形態2を示すETCシテム概略構成図である。
【図3】この発明による料金所の通信装置の実施の形態2における通信領域の判定方法を示す図である。
【図4】この発明による料金所の通信装置の実施の形態3における通信領域の判定方法を示す図である。
【図5】この発明による料金所の通信装置の実施の形態4における通信領域の判定方法を示す図である。
【図6】この発明による料金所の通信装置の実施の形態5を示す受信系構成ブロック図である。
【図7】この発明による料金所の通信装置の実施の形態6を示す受信系構成ブロック図である。
【図8】この発明による料金所の通信装置の実施の形態7を示す受信系構成ブロック図である。
【図9】この発明による料金所の通信装置の実施の形態8を示すETCシステム概略構成図である。
【図10】この発明による料金所の通信装置の実施の形態9を示すETCシステム概略構成図である。
【図11】この発明による料金所の通信装置の実施の形態10を示す受信系構成ブロック図である。
【図12】この発明による料金所の通信装置の実施の形態11を示すETCシステム概略構成図である。
【図13】この発明による料金所の通信装置の実施の形態12を示すETCシステム概略構成図である。
【図14】この発明による料金所の通信装置の実施の形態13を示す受信系構成ブロック図である。
【図15】この発明による料金所の通信装置の実施の形態14を示す受信系構成ブロック図である。
【図16】この発明による料金所の通信装置の実施の形態15を示す受信系構成ブロック図である。
【図17】この発明による料金所の通信装置の実施の形態16を示すETCシステム概略構成図である。
【図18】この発明による料金所の通信装置の実施の形態17を示すマイクロストリップアンテナの概略構成図である。
【図19】ETCシステムにおける機器構成を示す概略構成図である。
【図20】ETCシステムにおいて、1つのアンテナを用いた従来の方法による通信領域の設定を表す図である。
【図21】ETCシステムにおいて、1つのアンテナを用いた従来の方法による通信領域の設定した場合の問題となる現象を表した図である。
【図22】ETCシステムにおいて、2つのアンテナを用いた従来の方法により通信領域を設定する場合の受信系構成ブロック図である。
【図23】ETCシステムにおいて、2つのアンテナを用いた従来の方法により通信領域を設定した場合の通信領域及び問題点を表す図である。
【符号の説明】
1 料金所ブース
2 通路
3 通路分離帯
4 ETC車
5 路上機
6 支持柱
7 アンテナ
8 アンテナビーム
9 受信エリア
10 車両センサ
11 車載機
12 所望の通信領域
13 漏洩電波の領域
14 非ETC車
15 受信機
16 信号処理回路
17 比較器
18 ゲート
19 料金収受制御装置
20 車載機から路上機に向かう電波
21 通信領域
22 送信エリア
23 位相検波器
24 ビーム切替スイッチ
25 モノパルスコンパレータ
26 移相器
27 可変減衰器
28 符号反転器
29 加算器
30 地導体
31 誘電体基板
32 マイクロストリップ線路
33 放射素子
34 受信電力分布
35 受信位相分布
36 伝搬路

Claims (12)

  1. ノンストップ自動料金収受システムにおける料金所の通信装置において、
    上記通信装置内に隣接車線との干渉や通信領域外との干渉を抑圧するために成形されたビーム形状を持つ単一の送信アンテナと、
    隣接車線との干渉や通信領域外との干渉を抑圧するために成形されたビーム形状を持つ複数個の受信アンテナと、
    上記受信アンテナとつながる受信機と、
    上記複数個の受信アンテナにそれぞれ対応する受信エリアを通信可または通信不可に設定し、かつ上記受信機で受信した複数の受信信号を互いに比較することによって車載機の存在する受信エリアを特定し、それによって通信領域を判別する信号処理装置とを備え、
    上記複数個の受信アンテナは、それぞれアンテナビームのピーク方向が異なり、かつ受信機において受信信号の振幅と位相を検出するようにし、信号処理装置においてそれぞれの信号の振幅差と位相差を検出するようにしたことを特徴とする料金所の通信装置。
  2. 料金所の通信装置における複数個の受信アンテナは、それぞれアンテナビームのピーク方向が異なり、かつ受信機において受信信号の振幅あるいは位相あるいはその両方を同時に検出するようにし、信号処理装置においてそれぞれの信号の振幅差と位相差を検出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の料金所の通信装置。
  3. 料金所の通信装置は、上記複数個の受信アンテナと受信機の間にそれぞれの受信アンテナを切り替えるスイッチを設けたことを特徴とする請求項1記載の料金所の通信装置。
  4. 料金所の通信装置における受信アンテナは、上記受信アンテナを2つに分割し、上記2つの受信アンテナの和及び差信号を検出するコンパレータを設け、このコンパレータによりモノパルス検出としたことを特徴とする請求項1記載の料金所の通信装置。
  5. 料金所の通信装置における複数個の受信アンテナは、受信エリア内がほぼ一定のレベルで受信できるようにビーム形状をセクター状に成形したことを特徴とする請求項1記載の料金所の通信装置。
  6. 料金所の通信装置における送信アンテナは、送信エリア内がほぼ一定のレベルで送信できるようにビーム形状をセクター状にしたことを特徴とする請求項1記載の料金所の通信装置。
  7. 料金所の通信装置における送信アンテナと受信アンテナは、その構成を複数個の素子アンテナを配列したアレーアンテナとし、上記アレーアンテナを構成する各素子アンテナあるいは数素子の素子アンテナを群としたサブアレーに位相を変える手段を設け、この手段により送受信アンテナのビームを走査することを特徴とする請求項1記載の料金所の通信装置。
  8. ノンストップ自動料金収受システムにおける料金所の通信装置において、
    上記通信装置内に隣接車線との干渉や通信領域外との干渉を抑圧するために成形されたビーム形状を持つ単一の送信アンテナと、
    隣接車線との干渉や通信領域外との干渉を抑圧するために成形されたビーム形状を持つ複数個の受信アンテナと、
    上記受信アンテナとつながる受信機と、
    上記複数個の受信アンテナにそれぞれ対応する受信エリアを通信可または通信不可に設定し、かつ上記受信機で受信した複数の受信信号を互いに比較することによって車載機の存在する受信エリアを特定し、それによって通信領域を判別する信号処理装置とを備え、
    上記送信アンテナと複数個の受信アンテナは、セクター状にビーム形状を成形された単一の送信アンテナとセクター状にビーム形状を成形された2つの受信アンテナを設け、第1の受信アンテナはビームのピーク方向を通信領域内に設定し、第2の受信アンテナのビームのピーク方向は通信領域外に設定し、第1の受信アンテナの受信電力が第2の受信電 力よりも大きい場合のみ通信を行なうようにするとともに、
    上記送信アンテナは、ビームのピーク方向と上記第1の受信アンテナのビームのピーク方向とを同一にし、
    上記受信アンテナと受信機の間に受信信号の電力を任意に可変できる可変減衰器と、信号処理装置においてある基準電力を設定できる手段を設け、上記第1の受信アンテナで受信される電力あるいは上記第2の受信アンテナで受信される電力あるいはその両方を調整し、上記第1の受信アンテナで受信された受信信号を基準電力と比較し、それによって通信領域を判別するようにしたことを特徴とする料金所の通信装置。
  9. ノンストップ自動料金収受システムにおける料金所の通信装置において、
    上記通信装置内に隣接車線との干渉や通信領域外との干渉を抑圧するために成形されたビーム形状を持つ単一の送信アンテナと、
    隣接車線との干渉や通信領域外との干渉を抑圧するために成形されたビーム形状を持つ複数個の受信アンテナと、
    上記受信アンテナとつながる受信機と、
    上記複数個の受信アンテナにそれぞれ対応する受信エリアを通信可または通信不可に設定し、かつ上記受信機で受信した複数の受信信号を互いに比較することによって車載機の存在する受信エリアを特定し、それによって通信領域を判別する信号処理装置とを備え、
    上記送信アンテナと複数個の受信アンテナは、セクター状にビーム形状を成形された単一の送信アンテナとセクター状にビーム形状を成形された2つの受信アンテナを設け、第1の受信アンテナはビームのピーク方向を通信領域内に設定し、第2の受信アンテナのビームのピーク方向は通信領域外に設定し、第1の受信アンテナの受信電力が第2の受信電力よりも大きい場合のみ通信を行なうようにするとともに、
    上記送信アンテナは、ビームのピーク方向と上記第1の受信アンテナのビームのピーク方向とを同一にし、
    上記信号処理装置は、上記第2の受信アンテナで受ける受信信号を符号反転する手段と、上記符号反転した信号と上記第1の受信アンテナで受けた受信信号を加算する手段とを設け、上記加算した結果が0より大きい場合にのみ通信を行なうようにしたことを特徴とする料金所の通信装置。
  10. ノンストップ自動料金収受システムにおける料金所の通信装置において、
    上記通信装置内に隣接車線との干渉や通信領域外との干渉を抑圧するために成形されたビーム形状を持つ単一の送信アンテナと、
    隣接車線との干渉や通信領域外との干渉を抑圧するために成形されたビーム形状を持つ複数個の受信アンテナと、
    上記受信アンテナとつながる受信機と、
    上記複数個の受信アンテナにそれぞれ対応する受信エリアを通信可または通信不可に設定し、かつ上記受信機で受信した複数の受信信号を互いに比較することによって車載機の存在する受信エリアを特定し、それによって通信領域を判別する信号処理装置とを備え、
    上記送信アンテナと複数個の受信アンテナは、セクター状にビーム形状を成形された単一の送信アンテナとセクター状にビーム形状を成形された2つの受信アンテナを設け、第1の受信アンテナはビームのピーク方向を通信領域内に設定し、第2の受信アンテナのビームのピーク方向は通信領域外に設定し、第1の受信アンテナの受信電力が第2の受信電力よりも大きい場合のみ通信を行なうようにするとともに、
    上記送信アンテナは、ビームのピーク方向と上記第1の受信アンテナのビームのピーク方向とを同一にし、
    上記2つの受信アンテナは、上記第1の受信アンテナのビームのピーク方向を所望の通信領域内に設定し、上記第2の受信アンテナのビームのピーク方向を通信領域外に設定し、かつ上記第2の受信アンテナのビーム幅を上記第1の受信アンテナのビーム幅よりも狭くしたことを特徴とする料金所の通信装置。
  11. 料金所の通信装置は、受信アンテナと受信機の間に受信
    信号の電力を任意に可変できる可変減衰器を挿入し、上記第1の受信アンテナで受信される電力あるいは上記第2の受信アンテナで受信される電力あるいはその両方を調整できるようにしたことを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の料金所の通信装置。
  12. 料金所の通信装置における送信アンテナと複数個の受信アンテナは、地導体、上記地導体上に設けた誘電体基板、上記誘電体基板上に設けた給電線路、上記給電線路と同一平面状に設け、かつ上記給電線路と接続されて給電される放射素子とから構成されるマトクロストリップアンテナにより構成したことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の料金所の通信装置。
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