JP2870610B2 - 路側通信放送方式 - Google Patents

路側通信放送方式

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JP2870610B2
JP2870610B2 JP3207196A JP20719691A JP2870610B2 JP 2870610 B2 JP2870610 B2 JP 2870610B2 JP 3207196 A JP3207196 A JP 3207196A JP 20719691 A JP20719691 A JP 20719691A JP 2870610 B2 JP2870610 B2 JP 2870610B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地域に対して放送サ
ービスを行う路側放装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の路側放装置の一例を示す
構成図である。図において、1は道路、2は送信機、3
は送信機2で給電される誘導線アンテナである。図5は
従来の路側放装置の他の例を示す構成図であり、図に
おいて、2は送信機、4は送信機2で給電される垂直
アンテナである。
【0003】次に動作について説明する。路側放装置
のアンテナには、図4に示した誘導線(又はLCX)
よるものと、図5に示した垂直送信アンテナによるもの
とがある。図4に示した誘導線方式は、道路1の路線に
沿って、2〜3Kmの長さに誘導線3を張り、その誘導
線3より輻射される電波を自動車のカーラジオで受信す
るものであり、従ってサービス区間は誘導線3の設置区
間となる。
【0004】図5に示した垂直送信アンテナは、垂直
アンテナ4により全方位に電波が発射されるので、垂
送信アンテナ4を中心とする一定範囲がサービスエリ
アとなる。この方式は道路では、高速道路のサービスエ
リア等で行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の路側放装置
以上のように構成されているので、道路の路線に限定し
た路側放送の場合は、図4の誘導線によるものと図5の
垂直送信アンテナによるものとの組合せによりサービス
が行えるが、路側放送を、例えば市街地の駐車場案内等
に実施する場合は、サービスエリアを市街地全般又は市
街地の特定の方位の区域に割り振って行うことが必要と
なる。しかしながら上記誘導線によるものでは、道路等
の一定距離の路線区間を限定して放送できるが、サービ
ス区間を広げるには、数多くの誘導線を設置する必要が
ある。また、垂直アンテナによるものでは、全方位にサ
ービスエリアが広がり、特定方位へのサービスができな
い等の問題があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、路側放送サービス地域の適切な範
囲を指定することのできる路側放装置を得ることを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る路
側放装置は、水平方向に無指向特性を有するポール状
垂直送信アンテナを複数本設置し、各々の送信アンテ
ナに給電する複数の送信機の出力搬送波の電流位相をそ
れぞれ変化させるようにしたものである。
【0008】請求項2の発明に係る路側放装置は、複
数本の水平方向に無指向特性を有するポール状の垂直
アンテナを設置し、1台の送信機の出力とこの出力と
逆相の出力とを切換えて各々の垂直送信アンテナに供給
するようにしたものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明における路側放装置は、複数
本の水平方向に無指向特性を有するポール状の垂直送信
アンテナに給電する送信機出力の搬送波の電流位相をそ
れぞれ変化させることにより、全体のアンテナ指向性が
変化する。これによって路側放装置の放送サービスエ
リアを放送サービス内容により種々変更することができ
る。
【0010】請求項2の発明における路側放装置は、
各々の水平方向に無指向特性を有するポール状の垂直
アンテナに供給される搬送波を同相と逆相とに切換え
ることにより、全体の送信アンテナ指向性を変え、サー
ビスエリアを変更することができる。
【0011】
【実施例】実施例1. 以下請求項1の発明の一実施例を図について説明する。
図1において、5は水平方向に無指向特性を有するポー
ル状の垂直送信アンテナ、6は垂直送信アンテナ5より
一定の距離(λ/2,λ:波長)を離して設置された
平方向に無指向特性を有するポール状の垂直送信アンテ
ナ、7は垂直送信アンテナ5に給電する送信機、8は垂
送信アンテナ6に給電する送信機、9は送信機7に入
力される搬送波12の位相を変化させる可変位相器、1
0は送信機8に入力される搬送波12の位相を変化させ
る可変位相器、11は可変位相器9,10の出力位相を
制御信号13により変化させるための制御器である。な
お可変位相器9,10及び制御器11により位相制御手
段が構成される。
【0012】図2は垂直送信アンテナ5と垂直送信アン
テナ6とのアンテナ間隔をλ/2とした時の電流位相差
による送信アンテナ指向性を示すものである。
【0013】次に動作について説明する。垂直送信アン
テナ5と垂直送信アンテナ6とは、λ/2間隔で設置さ
れており、従って、両方の垂直送信アンテナ5,6に送
信機7,8より同位相で給電すれば、図2の(a)に示
すような指向性が得られる。垂直送信アンテナ5と垂直
送信アンテナ6に互いに逆位相(位相差180゜)で給
電すれば、図2の(e)に示すような指向性となる。
【0014】この垂直送信アンテナ5と垂直送信アンテ
ナ6への給電は送信機7及び送信機8により行われる
が、各々の送信機7,8への搬送波12の入力位相を、
可変位相器9又は可変位相器10により変化させること
により、両垂直送信アンテナ5,6への給電の電流位相
を変化させ、例えば図2の(a)〜(e)に示すように
送信アンテナ指向性を変化させることができる。
【0015】このように垂直送信アンテナ5,6の送信
アンテナ指向性を変化させることにより、路側放送の
サービスエリアを、アンテナ立地の市街地中心部を中心
として各方向に設けることができる。また、垂直送信
ンテナ5,6のうちの1本のみに給電すれば、従来のサ
ービスエリアと同様に全方位をサービスエリアとするこ
とになる。
【0016】実施例2. 図3は請求項2の発明の一実施例を示す。上記実施例1
では、各々の垂直送信アンテナ5,6に給電する送信機
出力の搬送波の位相を変化させるために、可変位相器
9,10を通じて2台の送信機7,8に搬送波12を与
えたが、この実施例2では1台の送信機2の出力を2分
配して、各々の垂直送信アンテナ5,6に給電するよう
にしている。
【0017】図3において、送信機2に接続される同相
分配器14と逆相分配器15とを設け、スイッチ16,
17を切換えることにより、各々の垂直送信アンテナ
5,6に送信機2の出力を同相又は逆相で給電する。従
って、この場合は図2における(a)又は(e)の場合
送信アンテナ指向性に切換えることができる。この
実施例2のものは高速道路の路線間の交差するインター
チェンジに設置することにより、路線別に路側放送のサ
ービスエリアを持つことができる。
【0018】実施例3. なお、図1に示した実施例1では、可変位相器9と可変
位相器10を各々の送信機の搬送波入力の前に接続した
が、いずれか1台の可変位相器でも同一の効果が得られ
る。
【0019】実施例4. また、垂直送信アンテナ5と垂直送信アンテナ6との間
隔をλ/2としているが、特にλ/2にこだわることは
なく、一定の距離を離せば同等の効果が得られる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、複数の水平方向に無指向特性を有するポール状の垂
直送信アンテナに供給する搬送波の位相をそれぞれ制御
するように構成したので、垂直送信アンテナの水平方向
の指向性を適宜変更することができるようになり、その
結果、路側放送のサービスエリアを放送内容に応じて適
切な範囲に設定することができる効果がある。
【0021】また、請求項2の発明によれば、同相分配
器により分配された搬送波又は逆相分配器により分配さ
れた搬送波の何れか一方を複数の水平方向に無指向特性
を有するポール状の垂直送信アンテナに供給するように
構成したので、垂直送信アンテナの水平方向の指向性を
適宜変更することができるようになり、その結果、路側
放送のサービスエリアを放送内容に応じて適切な範囲に
設定することができる効果がある。また、請求項1の発
明と異なり、送信機の台数が1台で済む効果も得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例による路側放装置
の構成図である。
【図2】同方式により得られる送信アンテナ指向性を
示す特性図である。
【図3】請求項2の発明の一実施例による路側放装置
の構成図である。
【図4】従来の路側放装置の一例を示す構成図であ
る。
【図5】従来の路側放装置の他の例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
5,6 垂直送信アンテナ 2,7,8 送信機 9,10 可変位相器(位相制御手段) 11 制御器(位相制御手段) 12 搬送波 14 同相分配器 15 逆相分配器 16,17 スイッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔で配設された複数の水平方向に
    無指向特性を有するポール状の垂直送信アンテナと、路
    側放送用の搬送波の位相をそれぞれ制御する複数の可変
    位相器と、上記複数の垂直送信アンテナとそれぞれ接続
    され、上記複数の可変位相器により位相が制御された搬
    送波をそれぞれ当該垂直送信アンテナに供給する複数の
    送信機とを備えた放送内容に応じたサービスエリアを与
    える路側放送装置。
  2. 【請求項2】 所定間隔で配設された複数の水平方向に
    無指向特性を有するポール状の垂直送信アンテナと、路
    側放送用の搬送波を送信する送信機と、上記送信機から
    送信された搬送波と同相の搬送波を分配する同相分配器
    と、上記送信機から送信された搬送波と逆相の搬送波を
    分配する逆相分配器と、上記同相分配器により分配され
    た搬送波又は上記逆相分配器により分配された搬送波の
    何れか一方を上記複数の垂直送信アンテナに供給する複
    数のスイッチとを備えた放送内容に応じたサービスエリ
    アを与える路側放送装置。
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