JP2003249809A - ダイバーシティアンテナ装置 - Google Patents

ダイバーシティアンテナ装置

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JP2003249809A
JP2003249809A JP2002046778A JP2002046778A JP2003249809A JP 2003249809 A JP2003249809 A JP 2003249809A JP 2002046778 A JP2002046778 A JP 2002046778A JP 2002046778 A JP2002046778 A JP 2002046778A JP 2003249809 A JP2003249809 A JP 2003249809A
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JP2002046778A
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Naoki Shimazaki
直記 島崎
Rikuo Fujita
陸男 藤田
Tomiyuki Kikuchi
冨幸 菊池
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Hitachi Kokusai Electric Inc
West Japan Railway Co
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
West Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】狭いスペースに設置できると共にフェージング
による受信電界の落ち込みを確実に軽減し得るダイバー
シティアンテナ装置を提供する。 【解決手段】ホイップアンテナ21、22を列車の屋根
30の上にλ/8〜1.6λ/8の間隔で前後方向に設
ける。指向性制御部31は、3分配器32、33及び2
分配器34〜36からなり、ホイップアンテナ21、2
2の給電点を3分配器32、33を介して2分配器34
〜36に接続する。2分配器34、35は、0°と−6
0°の位相で信号を2分配し、2分配器36は同位相
(0°)で信号を2分配する。2分配器34、35の外
部接続端子は180°ビーム端子37、38として、ま
た、2分配器36の外部接続端子は無指向性端子39と
して無線通信装置に接続される。無線通信装置は、18
0°ビーム端子37、38、無指向性端子39を受信条
件に応じて選択し、ダイバーシティ受信を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば移動局にお
いて使用されるダイバーシティアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、列車等に搭載される移動局では、
車両の屋根の上に例えばホイップアンテナ等の1本の無
指向性アンテナを設け、列車の前方及び後方に位置する
2つの基地局に対して無線通信を行なっている。
【0003】上記のように2つの基地局からの同一周波
数の電波を移動局にて無指向性アンテナで同時に受信し
た場合、基地局からの送信電波がビル等の障害物により
反射されて様々な電波伝搬経路が形成され、多方向から
の反射波が受信されるため、干渉によるフェージングが
発生する。特に、列車が2つの基地局の中間付近を走行
している場合には、直接波同士の干渉の他、反射波等の
干渉により、フェージングによる受信電界の落ち込みが
発生して通信品質が劣化し、また、受信電界の落ち込み
位置に列車(移動局)が停止した場合には通信自体がで
きなくなる恐れがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フェージングによる受
信電界の落ち込みによる影響を防止する方法として、従
来からダイバーシティ受信方式が知られている。
【0005】一般的なダイバーシティ受信方式として、
複数個のアンテナ素子を用い、その配置方法により、並
列配列スペースダイバーシティ、垂直配列スペースダイ
バーシティ、偏波ダイバーシティがある。しかし、十分
なダイバーシティ効果を得るためには、スペースダイバ
ーシティでは配列間隔を0.5λ〜1λと広くとる必要
があり、偏波ダイバーシティでは水平偏波水平面無指向
性を得るための水平偏波受信素子が大きくなる等、外観
上、並びにアンテナ取付部を増加させることに伴う費用
発生等の問題がある。上記偏波ダイバーシティは、反射
による偏波回転が多く発生する特殊な環境を除き効果が
少ない。
【0006】上記のように従来のダイバーシティ受信方
式は、広い設置スペースを必要とするものであり、十分
な設置スペースをとれない移動無線には適用することが
できない。
【0007】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、狭いスペースに設置できると共にフェージ
ングによる受信電界の落ち込みを確実に軽減でき、移動
無線に用いて十分に大きな効果を発揮し得るダイバーシ
ティアンテナ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るダイバーシ
ティアンテナ装置は、λ/8〜1.6λ/8の間隔で設
けられる1対のアンテナ素子と、前記1対のアンテナ素
子に所定の位相差で給電して180°ビーム指向性を持
たせる第1の2分配器と、前記1対のアンテナ素子に所
定の位相差で、且つ前記第1の2分配器とは逆位相で給
電し、該第1の2分配器による180°ビーム指向性と
は逆方向の180°ビーム指向性を持たせる第2の2分
配器と、前記第1の2分配器をダイバーシティ通信装置
に接続する第1の180°ビーム端子と、前記第2の2
分配器をダイバーシティ通信装置に接続する第2の18
0°ビーム端子とを具備したことを特徴とする。
【0009】上記のように1対のアンテナ素子をλ/8
〜1.6λ/8の間隔で配置し、2分配器により所定の
位相差で給電することにより、その給電位相によって前
方向きと後方向きの180°ビーム指向性の指向性を得
ることができ、ダイバーシティ受信によってフェージン
グによる受信電界の落ち込みを確実に軽減することがで
きる。更に、1対のアンテナ素子をλ/8〜1.6λ/
8の狭い間隔で配置できるので、アンテナ設置面積を現
行の1つのアンテナ素子によるアンテナ設置面積とほぼ
同等にでき、従来の列車側アンテナ取付部を改造するこ
となく、アンテナを取付けることができる。また、1対
のアンテナ素子の間隔が非常に狭いので、その全体をア
ンテナカバーにより保護することができ、美観を保つと
共にアンテナの損傷を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1〜図3は、本発明に係るダイ
バーシティアンテナ装置に使用するアンテナの基本構成
を示したもので、図1はダイポールアンテナを用いて1
80°ビーム指向性アンテナを構成した場合、図2はホ
イップアンテナを用いて180°ビーム指向性アンテナ
を構成した場合、図3はホイップアンテナを用いて無指
向性アンテナを構成した場合の例を示したものである。
【0011】図1において、11、12は、高さ(長
さ)hが約λ/2の1対のダイポールアンテナで、ビー
ム方向に沿って例えばλ/8〜1.6λ/8の間隔dで
前後に配置する。上記ダイポールアンテナ11、12の
間隔dは、設置条件等に応じて設定する。そして、上記
ダイポールアンテナ11、12の給電点に、給電部13
より2分配器14を介して給電する。この場合、2分配
器14は、1:1の分配比とし、ダイポールアンテナ1
1、12に対して所定の位相差を持たせて、例えばメイ
ンビーム方向に位置するダイポールアンテナ11には−
60°、他方のダイポールアンテナ12には0°の位相
で給電する。上記2分配器14における分配信号の位相
差−60°は、400MHz帯の周波数に対しての設定
例を示したものである。
【0012】また、メインビーム方向を逆方向に設定す
る場合には、ダイポールアンテナ11、12に対する給
電位相を図1とは逆に設定する。すなわち、ダイポール
アンテナ11には0°、他方のダイポールアンテナ12
には、−60°の位相で給電する。
【0013】上記のようにλ/8〜1.6λ/8の間隔
で配置したダイポールアンテナ11、12に対して所定
の位相差を持たせて給電することにより、180°の水
平面指向性を持たせることができる。
【0014】図4は、上記図1における180°ビーム
指向性アンテナの垂直偏波水平面指向性(計算値)を示
したもので、図中の指向性Aは、ダイポールアンテナ1
1、12への給電位相差を図1に示すように設定した場
合、指向性Bはダイポールアンテナ11、12への給電
位相差を図1とは逆に設定した場合である。
【0015】図2は、図1に示した180°ビーム指向
性アンテナにおいて、ダイポールアンテナ11、12の
代わりにホイップアンテナ21、22を用いて構成した
ものである。ホイップアンテナ21、22は、約λ/4
の高さhを有し、アース板23の上に、ビーム方向に沿
って例えばλ/8〜1.6λ/8の間隔dで設けられ
る。ホイップアンテナ21、22への給電は、図1に示
したホイップアンテナ21、22の場合と同様に、給電
部13から2分配器14を介して行なわれる。
【0016】上記図2のようにホイップアンテナ21、
22を用いて構成したダイバーシティアンテナ装置にお
いても、図1のダイポールアンテナ11、12を用いた
ものと同様に図4に示した180°ビーム指向性(指向
性A、B)が得られる。
【0017】移動局と基地局との無線通信においては、
ダイバーシティ受信を行なう場合と行なわない場合があ
り、ダイバーシティ受信を行なわない場合、アンテナ指
向性は無指向性が要求される。
【0018】図3に示すようにホイップアンテナ21、
22を用いている場合には、給電部13から2分配器2
4を介して同相の信号をホイップアンテナ21、22に
給電する。すなわち、2分配器24として、分配比が
1:1で、分配出力に位相差のないものを使用すること
により、無指向性とすることができる。なお、ホイップ
アンテナ21、22の間隔は、図2に示した180°ビ
ーム指向性を形成する場合と同じに設定する。
【0019】なお、図1に示したようにダイポールアン
テナ11、12を用いた場合においても、図3と同様に
分配出力に位相差のない2分配器24を使用することに
よって、無指向性とすることができる。
【0020】図5は、図4の左右(90°と270°)
の方向から到来する振幅「1」の電波を図3に示した無
指向性アンテナで受信し、また、図2に示したダイバー
シティアンテナ装置により指向性A、指向性Bでそれぞ
れ受信した場合の合成振幅を示したものである。
【0021】無指向性アンテナ装置の場合、90°方向
(背面)の到来波と270°方向(正面)の到来波の位
相差が0°の場合、振幅「1」の到来波がそのまま合成
されるので、合成振幅は「1+1=2」となる。また、
90°方向の到来波の位相が0°、270°方向の到来
波の位相が−180°の場合、両到来波は相殺されて合
成振幅が「0」になる。
【0022】図2に示した180°ビーム指向性アンテ
ナにおいて、指向性Aの場合、90°方向(背面)の到
来波は振幅「0.3」、270°方向(正面)の到来波
は振幅「1」であるので、90°方向の到来波と270
°方向の到来波の位相差が0°であれば、合成振幅は
「1+0.3=1.3」となる。なお、指向性Aの90
°方向(背面)の指向性利得は、270°方向(正面)
に対し、−10dB(振幅で約0.3倍)とする。ま
た、90°方向の到来波の位相が0°、270°方向の
到来波の位相が−180°であれば、合成振幅は「1−
0.3=0.7」となる。
【0023】また、指向性Bの場合、90°方向の到来
波の振幅は「1」、270°方向の到来波の振幅は
「0.3」であるので、90°方向の到来波と270°
方向の到来波の位相差が0°であれば、合成振幅は「1
+0.3=1.3」となる。また、90°方向の到来波
の位相が0°、270°方向の到来波の位相が−180
°であれば、その合成振幅は「1−0.3=0.7」と
なる。
【0024】次に本発明の具体的な実施形態について図
6、図7を参照して説明する。図6、図7は、本発明の
実施形態に係るダイバーシティアンテナ装置を列車に搭
載した場合について示したもので、図6はダイバーシテ
ィアンテナ装置の回路構成を示す図、図7(a)は列車
へのアンテナ取付け状態を示す側面図、図7(b)は同
上面図である。
【0025】図6、図7に示すように約λ/4の高さh
を有する1対のホイップアンテナ21、22を列車29
の屋根30の上にλ/8〜1.6λ/8の間隔d、例え
ば1.2λ/8の間隔で垂直に設ける。上記ホイップア
ンテナ21、22は、例えば直径が20mmの円筒状ア
ンテナ素子を使用する。上記列車29の屋根30は、図
2に示したアース板23として作用する。また、上記ホ
イップアンテナ21、22は、列車29の進行方向に沿
って前後に設ける。例えば列車の進行方向に一方のホイ
ップアンテナ21を配置し、その後方に所定の間隔dを
保って他方のホイップアンテナ22を配置する。
【0026】そして、図7に示すように上記ホイップア
ンテナ21、22の外側にアンテナカバー28を設け
る。上記アンテナカバー28は、例えばFRP(Fiber
Reinforced Plastic)を使用して円筒状に形成し、ホイ
ップアンテナ21、22を保護すると共に美観を保つた
めに使用する。
【0027】上記ホイップアンテナ21、22の給電点
は、図6に示すように指向性制御部31を介して無線通
信装置(図示せず)に接続される。上記指向性制御部3
1は、3分配器32、33、及び2分配器34、35、
36により構成される。上記ホイップアンテナ21、2
2の給電点は、3分配器32、33を介して分配比が
1:1の2分配器34、35、36に接続される。2分
配器34、35は、0°と−60°の位相で信号を2分
配し、2分配器36は同位相(0°)で信号を2分配す
る。2分配器34は、−60°の分配端子が3分配器3
2に接続され、0°の分配端子が3分配器33に接続さ
れる。2分配器35は、0°の分配端子が3分配器32
に接続され、−60°の分配端子が3分配器33に接続
される。2分配器36は、0°の各分配端子が3分配器
32、33にそれぞれ接続される。
【0028】そして、2分配器34、35の外部接続端
子は180°ビーム端子37、38として無線通信装置
に接続され、2分配器36の外部接続端子は無指向性端
子39として無線通信装置に接続される。
【0029】無線通信装置は、基地局から送信される信
号をダイバーシティ受信する場合に180°ビーム端子
37、38、無指向性端子39を受信条件に応じて選択
する。なお、基地局に向けて電波を送信する場合には、
無指向性端子39を選択する。
【0030】上記2分配器34の180°ビーム端子3
7は、列車前方向きの180°ビーム指向性を得る場
合、2分配器35の180°ビーム端子38は、列車後
方向きの180°ビーム指向性を得る場合、2分配器3
6の無指向性端子39は、無指向性を得る場合に選択さ
れる。
【0031】図8は上記180°ビーム端子37におけ
る周波数352MHzの垂直偏波水平面指向性を示し、
図9は上記無指向性端子39における周波数336MH
zの垂直偏波水平面指向性を示したものである。なお、
180°ビーム端子38における垂直偏波水平面指向性
は、ビーム方向が異なるだけで図7に示した特性と同じ
である。また、上記図8、図9の指向性は、ホイップア
ンテナ21、22の間隔を1.2λ/8に設定した場合
について示したものである。
【0032】列車に搭載された移動局である無線通信装
置は、列車前方に位置する基地局及び列車後方に位置す
る基地局からの送信電波をホイップアンテナ21、22
により受信し、180°ビーム端子37、38、無指向
性端子39の出力信号から信号の受信状態を判断し、良
好な受信信号が得られる端子37〜39を切換えてダイ
バーシティ受信を行なう。また、上記無線通信装置は、
基地局に向けて電波を送信する場合には無指向性端子3
9を選択する。
【0033】次に上記図6に示したダイバーシティアン
テナ装置についてシミュレーションを行なった結果につ
いて説明する。図10は、シミュレーション条件を示し
たものである。線路40上を走行する列車29には図6
に示したダイバーシティアンテナ装置及び無線送信装置
が搭載され、列車29の前方(進行方向)2500mの
位置に基地局41、後方2500mの位置に基地局42
があるものとする。また、基地局41の側方2500m
の地点に反射体43があり、基地局41からの電波を反
射するものとする。但し、反射体43は回転するものと
し、常に基地局41からの電波を列車29方向に反射さ
せるものとする。そして、基地局41、42の中心位置
を0とし、この中心位置から列車29が基地局41の方
向に走行した場合に、上記中心位置0から2000mの
区間における受信電界を計算する。
【0034】図11は、上記シミュレーション条件にお
ける受信電界の計算結果を示したもので、横軸に中心か
らの距離(m)を取り、縦軸に受信電界(dBm)を取
って示した。また、図11中の指向性は、図6における
ダイバーシティアンテナ装置の180°ビーム端子37
による指向性A(前方向き)、180°ビーム端子38
による指向性B(後方向き)、及び無指向性端子39に
よる無指向性アンテナの指向性を示している。
【0035】また、図12は上記図11中の0〜5m区
間の受信電界を詳細に示したもの、図13は図11中の
1000〜1005m区間の受信電界を詳細に示したも
のである。
【0036】上記図11に示した受信電界から分かるよ
うに、基地局41、42の中心付近では、無指向性アン
テナに対して、180°ビームアンテナの方がフェージ
ングによる受信電界の落ち込みを軽減することができ、
列車前方向きの指向性Aと列車後方向きの指向性Bが互
いに落ち込みを補間し合っている。また、列車29が中
心から基地局41の方向へ進んで行く場合には、列車前
方向きの指向性Aにて無指向性アンテナよりもフェージ
ングによる受信電界の落ち込みを軽減することができ
る。従って、180°ビーム端子37、38による指向
性A、Bと無指向性端子39による無指向性を切換える
ダイバーシティ受信は、非常に有効であることが分か
る。
【0037】上記実施形態によれば、1対のアンテナ素
子例えばホイップアンテナ21、22をλ/8〜1.6
λ/8の間隔で配置し、その給電点に2分配器34〜3
6により所定の位相差あるいは同位相で給電するように
したので、その給電位相によって180°ビーム指向性
(2系統)と無指向性(1系統)の指向性を得ることが
でき、選択性の高いダイバーシティ受信を行なうことが
可能となり、フェージングによる受信電界の落ち込みを
確実に軽減することができる。
【0038】更に、1対のアンテナ素子をλ/8〜1.
6λ/8の狭い間隔で配置できるので、アンテナ設置面
積を現行の1つのアンテナ素子によるアンテナ設置面積
とほぼ同等にでき、従来の列車側アンテナ取付部を改造
することなく、アンテナを取付けることができる。ま
た、1対のアンテナ素子の間隔が非常に狭いので、その
全体をアンテナカバー28により保護することができ、
美観を保つと共にアンテナの損傷を防止することができ
る。
【0039】なお、図6に示した実施形態では、180
°ビーム端子37、38及び無指向性端子39を設けて
ダイバーシティ受信を行なう場合について示したが、無
指向性端子39を省略し、180°ビーム端子37、3
8を用いてダイバーシティ受信を行なうようにしてもよ
い。
【0040】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、狭
いスペースに設置できると共にフェージングによる受信
電界の落ち込みを確実に軽減でき、移動無線に用いて大
きな効果を発揮し得るダイバーシティアンテナ装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダイポールアンテナを用いた18
0°ビーム指向性アンテナの基本構成図。
【図2】本発明に係るホイップアンテナを用いた180
°ビーム指向性アンテナの基本構成図。
【図3】本発明に係るホイップアンテナを用いた無指向
性アンテナの基本構成図。
【図4】本発明に係る180°ビーム指向性アンテナの
垂直偏波水平面指向性を示す図。
【図5】正面及び背面方向からの振幅1の到来波を18
0°ビーム指向性アンテナ(指向性A、B)及び無指向
性アンテナで受信した場合におけるそれぞれの合成振幅
を示す図。
【図6】本発明の一実施形態に係るダイバーシティアン
テナ装置の回路構成図。
【図7】(a)は同実施形態における列車へのアンテナ
取付け状態を示す側面図、(b)は同上面図。
【図8】同実施形態における180°ビーム端子37に
おける垂直偏波水平面指向性を示す図。
【図9】同実施形態における無指向性端子39における
垂直偏波水平面指向性を示す図。
【図10】同実施形態に係るダイバーシティアンテナ装
置のシミュレーション条件を示す図。
【図11】図10のシミュレーション条件における受信
電界の計算結果を示す図。
【図12】図11中の0〜5m区間における受信電界の
詳細を示す図。
【図13】図11中の1000〜1005m区間におけ
る受信電界の詳細を示す図。
【符号の説明】
11、12…ダイポールアンテナ 13…給電部 14…2分配器 21、22…ホイップアンテナ 23…アース板 24…2分配器 28…アンテナカバー 29…列車 30…列車の屋根 31…指向性制御部 32、33…3分配器 34〜36…2分配器 37、38…180°ビーム端子 39…無指向性端子 40…線路 41、42…基地局 43…反射体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島崎 直記 東京都中野区東中野三丁目14番20号 株式 会社日立国際電気内 (72)発明者 藤田 陸男 東京都中野区東中野三丁目14番20号 株式 会社日立国際電気内 (72)発明者 菊池 冨幸 東京都中野区東中野三丁目14番20号 株式 会社日立国際電気内 Fターム(参考) 5J021 AA02 AA11 AB03 DB03 FA32 GA08 HA06 HA10 JA07 5J047 AA04 AB06 AB07 EA01 5K059 CC03 CC04 DD37

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 λ/8〜1.6λ/8の間隔で設けられ
    る1対のアンテナ素子と、前記1対のアンテナ素子に給
    電する2分配器とを具備し、前記2分配器は前記1対の
    アンテナ素子に所定の位相差で給電して180°ビーム
    指向性を持たせたことを特徴とする180°ビーム指向
    性アンテナ。
  2. 【請求項2】 λ/8〜1.6λ/8の間隔で設けられ
    る1対のアンテナ素子と、前記1対のアンテナ素子に給
    電する2分配器とを具備し、前記2分配器は前記1対の
    アンテナ素子に同相で給電してアンテナ指向性を無指向
    性としたことを特徴とする無指向性アンテナ。
  3. 【請求項3】 λ/8〜1.6λ/8の間隔で設けられ
    る1対のアンテナ素子と、前記1対のアンテナ素子に所
    定の位相差で給電して180°ビーム指向性を持たせる
    第1の2分配器と、前記1対のアンテナ素子に所定の位
    相差で、且つ前記第1の2分配器とは逆位相で給電し、
    該第1の2分配器による180°ビーム指向性とは逆方
    向の180°ビーム指向性を持たせる第2の2分配器
    と、前記第1の2分配器をダイバーシティ通信装置に接
    続する第1の180°ビーム端子と、前記第2の2分配
    器をダイバーシティ通信装置に接続する第2の180°
    ビーム端子とを具備したことを特徴とするダイバーシテ
    ィアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 λ/8〜1.6λ/8の間隔で設けられ
    る1対のアンテナ素子と、前記1対のアンテナ素子に所
    定の位相差で給電して180°ビーム指向性を持たせる
    第1の2分配器と、前記1対のアンテナ素子に所定の位
    相差で、且つ前記第1の2分配器とは逆位相で給電し、
    該第1の2分配器による180°ビーム指向性とは逆方
    向の180°ビーム指向性を持たせる第2の2分配器
    と、前記1対のアンテナ素子に同位相で給電して無指向
    性とする第3の2分配器と、前記第1の2分配器をダイ
    バーシティ通信装置に接続する第1の180°ビーム端
    子と、前記第2の2分配器をダイバーシティ通信装置に
    接続する第2の180°ビーム端子と、前記第3の2分
    配器をダイバーシティ通信装置に接続する無指向性端子
    とを具備したことを特徴とするダイバーシティアンテナ
    装置。
  5. 【請求項5】 前記1対のアンテナ素子と第1ないし第
    3の2分配器との間を接続する第1及び第2の3分配器
    を備えたことを特徴とする請求項4記載のダイバーシテ
    ィアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 前記1対のアンテナ素子は、ダイポール
    アンテナ又はホイップアンテナにより構成したことを特
    徴とする請求項3、4又は5記載のダイバーシティアン
    テナ装置。
  7. 【請求項7】 前記1対のアンテナ素子にアンテナカバ
    ーを設けたことを特徴とする請求項3又は4記載のダイ
    バーシティアンテナ装置。
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