JPH05160629A - 無線基地局用アンテナ - Google Patents
無線基地局用アンテナInfo
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- JPH05160629A JPH05160629A JP3350329A JP35032991A JPH05160629A JP H05160629 A JPH05160629 A JP H05160629A JP 3350329 A JP3350329 A JP 3350329A JP 35032991 A JP35032991 A JP 35032991A JP H05160629 A JPH05160629 A JP H05160629A
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- Japan
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- antenna
- radio base
- radiating element
- reflector
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 所望の種々の指向性が得られるとともに、機
器の小型化，低価格化，低消費電力化を実現できる無線
基地局用アンテナを提供する。 【構成】 有限長の地板３３に、ほぼ１／４波長の間隔
で縦，横に配列された装着部（ねじ穴２）を設け、いず
れかの装着部（ねじ穴２）に放射素子１を、その周りに
棒状の無給電反射器９あるいは導波器１０を装着するこ
とにより、所望の指向性を得るようにした。
器の小型化，低価格化，低消費電力化を実現できる無線
基地局用アンテナを提供する。 【構成】 有限長の地板３３に、ほぼ１／４波長の間隔
で縦，横に配列された装着部（ねじ穴２）を設け、いず
れかの装着部（ねじ穴２）に放射素子１を、その周りに
棒状の無給電反射器９あるいは導波器１０を装着するこ
とにより、所望の指向性を得るようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、移動無線等の無線基地
局用アンテナに関するものである。
局用アンテナに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図１１は従来の無線基地局用アンテナの
一例を示す構成図である。図において、４ａ〜４ｃは水
中面内無指向性を持つアンテナであり、アンテナを励振
するための給電回路５ａ〜５ｃに接続される。６ａ〜６
ｃは移相器で、上記各アンテナ４ａ〜４ｃの励振位相を
変えるためのものであり、上記給電回路５ａ〜５ｃと、
ＲＦ（無線搬送波）信号の結合／分配を行うための結合
・分配回路７とに接続される。位相制御回路８は、各ア
ンテナ４ａ〜４ｃに給電する信号の位相を制御するため
のもので、各移相器６ａ〜６ｃに接続されている。
一例を示す構成図である。図において、４ａ〜４ｃは水
中面内無指向性を持つアンテナであり、アンテナを励振
するための給電回路５ａ〜５ｃに接続される。６ａ〜６
ｃは移相器で、上記各アンテナ４ａ〜４ｃの励振位相を
変えるためのものであり、上記給電回路５ａ〜５ｃと、
ＲＦ（無線搬送波）信号の結合／分配を行うための結合
・分配回路７とに接続される。位相制御回路８は、各ア
ンテナ４ａ〜４ｃに給電する信号の位相を制御するため
のもので、各移相器６ａ〜６ｃに接続されている。
【０００３】動作は次のとおりである。図１１におい
て、アンテナ４ａ〜４ｃは、各々の給電回路５ａ〜５ｃ
より励振される。この時、各アンテナが励振される位相
関係によって図１１に示すように、同特性を有する２本
のアンテナをλ／２［ｍ］間隔で配置し同相で給電する
ことにより８字特性を得ることができる。図１２の一例
のように、同特性を有するアンテナ４ａ，４ｂを適切な
間隔（例えばλ／２［ｍ］）で配置し且つ、目的とする
指向性を得るために、各アンテナ４ａ，４ｂに給電する
信号の位相関係を移相器にて変えることにより、種々の
指向性を得ることができる。図１１においても各アンテ
ナ４ａ〜４ｃに対応して移相器６ａ〜６ｃを設け、この
移相器６ａ〜６ｃの移相量を位相制御回路８によって制
御することにより種々の指向性を得ている。また、結合
・分配回路７は、アンテナ４ａ〜４ｃで受信した出力を
結合したり、逆にアンテナ４ａ〜４ｃへ送信用の無線搬
送波を供給するための分配器であり、必要に応じてはア
ンテナを選択するための切替部を含む場合もある。
て、アンテナ４ａ〜４ｃは、各々の給電回路５ａ〜５ｃ
より励振される。この時、各アンテナが励振される位相
関係によって図１１に示すように、同特性を有する２本
のアンテナをλ／２［ｍ］間隔で配置し同相で給電する
ことにより８字特性を得ることができる。図１２の一例
のように、同特性を有するアンテナ４ａ，４ｂを適切な
間隔（例えばλ／２［ｍ］）で配置し且つ、目的とする
指向性を得るために、各アンテナ４ａ，４ｂに給電する
信号の位相関係を移相器にて変えることにより、種々の
指向性を得ることができる。図１１においても各アンテ
ナ４ａ〜４ｃに対応して移相器６ａ〜６ｃを設け、この
移相器６ａ〜６ｃの移相量を位相制御回路８によって制
御することにより種々の指向性を得ている。また、結合
・分配回路７は、アンテナ４ａ〜４ｃで受信した出力を
結合したり、逆にアンテナ４ａ〜４ｃへ送信用の無線搬
送波を供給するための分配器であり、必要に応じてはア
ンテナを選択するための切替部を含む場合もある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の無線基地局用ア
ンテナは以上のように構成されていたので、所望の１つ
の方向もしくは複数の方向に指向性を持たせる場合、励
振させるアンテナ４ａ〜４ｃについては個別に移相器６
ａ〜６ｃ，給電回路５ａ〜５ｃ及び位相制御回路８等を
設置する必要があるため、機器の小型化，低価格化，低
消費電力化の障害となっていた。
ンテナは以上のように構成されていたので、所望の１つ
の方向もしくは複数の方向に指向性を持たせる場合、励
振させるアンテナ４ａ〜４ｃについては個別に移相器６
ａ〜６ｃ，給電回路５ａ〜５ｃ及び位相制御回路８等を
設置する必要があるため、機器の小型化，低価格化，低
消費電力化の障害となっていた。
【０００５】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、所望の種々の指向性が得られると
ともに、機器の小型化，低価格化，低消費電力化を実現
できる無線基地局用アンテナを提供することを目的とす
る。
めになされたもので、所望の種々の指向性が得られると
ともに、機器の小型化，低価格化，低消費電力化を実現
できる無線基地局用アンテナを提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】第１の発明に係る無線基
地局用アンテナは、有限長の地板３３に、ほぼ１／４波
長の間隔で縦，横に配列された装着部（ねじ穴２）を設
け、いずれかの装着部（ねじ穴２）に放射素子１を設
け、その周りの装着部に棒状の無給電反射器９あるいは
導波器１０の先端（雄ねじ部２９）を装着することによ
り、所望の指向性を得るようにした。
地局用アンテナは、有限長の地板３３に、ほぼ１／４波
長の間隔で縦，横に配列された装着部（ねじ穴２）を設
け、いずれかの装着部（ねじ穴２）に放射素子１を設
け、その周りの装着部に棒状の無給電反射器９あるいは
導波器１０の先端（雄ねじ部２９）を装着することによ
り、所望の指向性を得るようにした。
【０００７】第２の発明に係る無線基地局用アンテナ
は、装着部（ねじ穴２８）はスリーブアンテナ２４に形
成した。
は、装着部（ねじ穴２８）はスリーブアンテナ２４に形
成した。
【０００８】
【作用】第１の発明に係る無線基地局用アンテナは、放
射素子の周りに装着される無給電反射器９あるいは導波
器１０の取付け位置を所定の位置に設定することによ
り、その位置に応じた指向性が得られる。
射素子の周りに装着される無給電反射器９あるいは導波
器１０の取付け位置を所定の位置に設定することによ
り、その位置に応じた指向性が得られる。
【０００９】第２の発明に係る無線基地局用アンテナ
は、スリーブアンテナ２４における放射素子２１の周り
に装着される無給電反射器２３ａ，２３ｂあるいは導波
器２２ａ，２２ｂの取付け位置を所定の位置に設定する
ことにより、その位置に応じたスリーブアンテナの指向
性が得られる。
は、スリーブアンテナ２４における放射素子２１の周り
に装着される無給電反射器２３ａ，２３ｂあるいは導波
器２２ａ，２２ｂの取付け位置を所定の位置に設定する
ことにより、その位置に応じたスリーブアンテナの指向
性が得られる。
【００１０】
【実施例】本発明に係る無線基地局用アンテナの一実施
例を図１に示す。図において、１は放射素子であり、給
電回路３に接続される。２は装着部としてのねじ穴（タ
ップ）であり、図２に示すように地板３３に形成される
もので、無給電反射器９や導波器１０を目的とする指向
性を得るための位置に任意に固定できる。又、このねじ
穴２は縦，横に約λ／４［ｍ］の間隔を隔てて配列され
る。無給電反射器９及び導波器１０は上記ねじ穴２に螺
入される取付部としての雄ねじ部２９を持ち、ねじ穴２
にねじ込んで固定される（第１の発明）。なお、地板３
３は有限長の大きさである。また、放射素子１も雄ねじ
部２９を有して、装着部２にねじ込んで固定するもので
もよいが、溶接して固定するものであってもよい。
例を図１に示す。図において、１は放射素子であり、給
電回路３に接続される。２は装着部としてのねじ穴（タ
ップ）であり、図２に示すように地板３３に形成される
もので、無給電反射器９や導波器１０を目的とする指向
性を得るための位置に任意に固定できる。又、このねじ
穴２は縦，横に約λ／４［ｍ］の間隔を隔てて配列され
る。無給電反射器９及び導波器１０は上記ねじ穴２に螺
入される取付部としての雄ねじ部２９を持ち、ねじ穴２
にねじ込んで固定される（第１の発明）。なお、地板３
３は有限長の大きさである。また、放射素子１も雄ねじ
部２９を有して、装着部２にねじ込んで固定するもので
もよいが、溶接して固定するものであってもよい。
【００１１】動作は次のとおりである。図３を用いて、
無給電反射器等の反射器９及び導波器１０の作用につい
て説明する。一般的には、反射器９はインダクティブな
りアクタンスを持つ長さ（例えばλ／２程度）であり、
放射素子１より放射された電波は放射線状に放射され、
放射素子１から反射器９までの間隔がλ／４であるた
め、放射された電波はλ／４進行し、位相角が９０°経
過して反射器９に達する。そして、この反射器９には、
到来電波によりこれより位相が９０°遅れた電圧が誘起
され、且つ、この誘起された電圧による電流は、再びこ
れにより９０°位相が遅れる。したがって、放射素子１
より２７０°位相が遅れた電波が反射器９より放射され
ることになり、放射素子１と反射器９間の位相は逆相と
なるため相殺され、放射素子１より右側は同位相となっ
て相加わり、放射された電波が反射されたことになる。
又、導波器１０は容量的なリアクタンスを持つ長さ（例
えばλ／２以下）であり、放射素子１より放射された電
波により上述と同様に位相角１８０°遅れた電圧が導波
器１０に誘起される。この導波器１０は容量性であるた
め、流れる電流は位相が９０°（λ／４）進む。したが
って、導波器１０より放射される電波は、放射素子１よ
り放射された電波と同位相になるため、右方向に電波を
強めたことになる。以上のように、反射器９と導波器１
０を放射素子１の右，左に各々１個配置した場合、図４
に示すような単一指向性を示すことになり、更に導波器
１０を増やせば、より一層シャープな指向性を示すこと
になる。また、図５に示すように放射素子１の左，右に
導波器１０を、その上，下に反射器９を設けると８字特
性が得られ、図６に示すように放射素子の上，下，左，
右に導波器１０を、各導波器間に反射器９を設けると、
花びら特性が得られる。
無給電反射器等の反射器９及び導波器１０の作用につい
て説明する。一般的には、反射器９はインダクティブな
りアクタンスを持つ長さ（例えばλ／２程度）であり、
放射素子１より放射された電波は放射線状に放射され、
放射素子１から反射器９までの間隔がλ／４であるた
め、放射された電波はλ／４進行し、位相角が９０°経
過して反射器９に達する。そして、この反射器９には、
到来電波によりこれより位相が９０°遅れた電圧が誘起
され、且つ、この誘起された電圧による電流は、再びこ
れにより９０°位相が遅れる。したがって、放射素子１
より２７０°位相が遅れた電波が反射器９より放射され
ることになり、放射素子１と反射器９間の位相は逆相と
なるため相殺され、放射素子１より右側は同位相となっ
て相加わり、放射された電波が反射されたことになる。
又、導波器１０は容量的なリアクタンスを持つ長さ（例
えばλ／２以下）であり、放射素子１より放射された電
波により上述と同様に位相角１８０°遅れた電圧が導波
器１０に誘起される。この導波器１０は容量性であるた
め、流れる電流は位相が９０°（λ／４）進む。したが
って、導波器１０より放射される電波は、放射素子１よ
り放射された電波と同位相になるため、右方向に電波を
強めたことになる。以上のように、反射器９と導波器１
０を放射素子１の右，左に各々１個配置した場合、図４
に示すような単一指向性を示すことになり、更に導波器
１０を増やせば、より一層シャープな指向性を示すこと
になる。また、図５に示すように放射素子１の左，右に
導波器１０を、その上，下に反射器９を設けると８字特
性が得られ、図６に示すように放射素子の上，下，左，
右に導波器１０を、各導波器間に反射器９を設けると、
花びら特性が得られる。
【００１２】また、この種のアンテナを搭載する移動無
線基地局は、特にサービスエリアが１００〜２００ｍ位
のセルシステムに使用されるため、図７に示すように、
基地局３４は、電柱３５や建物の縁角部等の高さが地上
から３ｍ〜５ｍ位の位置に設置されるケースが多いた
め、建物（ビルディング３６）などにより電波がさえぎ
られやすく、その設置条件によって電波の到来方向があ
る程度限られるため、その場所に応じて指向性を持た
せ、この指向性を持たせたことによる指向性利得によ
り、サービスエリアを広げることができる。
線基地局は、特にサービスエリアが１００〜２００ｍ位
のセルシステムに使用されるため、図７に示すように、
基地局３４は、電柱３５や建物の縁角部等の高さが地上
から３ｍ〜５ｍ位の位置に設置されるケースが多いた
め、建物（ビルディング３６）などにより電波がさえぎ
られやすく、その設置条件によって電波の到来方向があ
る程度限られるため、その場所に応じて指向性を持た
せ、この指向性を持たせたことによる指向性利得によ
り、サービスエリアを広げることができる。
【００１３】第１の発明に係る無線基地局用アンテナ
は、図１に示したような装着部２のいずれかに棒状の無
給電反射器９あるいは導波器１０の先端を装着すること
により、無線基地局の設置場所に応じて、無給電反射器
９と導波器１０の組み合せにより種々の指向性を実現で
き、上記セルシステムの固定エリアにおけるサービスエ
リアの拡大が可能となる。又、従来例と比べて、放射素
子１としての例えば水平面内無指向アンテナ１本と給電
回路１個とで実現でき、かつ移相器６ａ〜６ｃや位相制
御回路８等の設置も不必要となり、機器の小型化，低価
格化，低消費電力化が図れる。
は、図１に示したような装着部２のいずれかに棒状の無
給電反射器９あるいは導波器１０の先端を装着すること
により、無線基地局の設置場所に応じて、無給電反射器
９と導波器１０の組み合せにより種々の指向性を実現で
き、上記セルシステムの固定エリアにおけるサービスエ
リアの拡大が可能となる。又、従来例と比べて、放射素
子１としての例えば水平面内無指向アンテナ１本と給電
回路１個とで実現でき、かつ移相器６ａ〜６ｃや位相制
御回路８等の設置も不必要となり、機器の小型化，低価
格化，低消費電力化が図れる。
【００１４】本発明に係る無線基地局用アンテナの他の
実施例を図８及び図９に示す。図において、２４はスカ
ート部２４ｓを有したスリーブアンテナである。２１は
放射素子で、電子回路部２６と一体構造となっている。
２２ａ，２２ｂは導波器、２３ａ，２３ｂは無給電反射
器である。２７は電話回線網とのインターフェース部で
ある。２５はスリーブアンテナの内軸導体であり、上記
電子回路部２６を内部に収納することにより、対候性を
保ち、アンテナと回路の一体化を図っている。スリーブ
アンテナ２４における放射素子２１の周辺には装着部と
してのねじ穴２８が形成され、図１の実施例と同様に、
無給電反射器２３ａ，２３ｂと導波器２２ａ，２２ｂは
上記ねじ穴２８に螺入される取付部としての雄ねじ部２
９を持ち、ねじ穴２８にねじ込んで固定される（第２の
発明）。動作については、図１の実施例と同様であるた
め説明を省略する。なお、図８の無給電反射器２３ａ，
２３ｂと導波器２２ａ，２２ｂの配置は図５に示したよ
うな８字特性を示す。又、図９の着脱部としてのねじ穴
２８を図６のように円形配置すれば、図６に示した花び
ら特性を得ることができる。以上のような構成でも、図
１の実施例と同様の効果を奏する。
実施例を図８及び図９に示す。図において、２４はスカ
ート部２４ｓを有したスリーブアンテナである。２１は
放射素子で、電子回路部２６と一体構造となっている。
２２ａ，２２ｂは導波器、２３ａ，２３ｂは無給電反射
器である。２７は電話回線網とのインターフェース部で
ある。２５はスリーブアンテナの内軸導体であり、上記
電子回路部２６を内部に収納することにより、対候性を
保ち、アンテナと回路の一体化を図っている。スリーブ
アンテナ２４における放射素子２１の周辺には装着部と
してのねじ穴２８が形成され、図１の実施例と同様に、
無給電反射器２３ａ，２３ｂと導波器２２ａ，２２ｂは
上記ねじ穴２８に螺入される取付部としての雄ねじ部２
９を持ち、ねじ穴２８にねじ込んで固定される（第２の
発明）。動作については、図１の実施例と同様であるた
め説明を省略する。なお、図８の無給電反射器２３ａ，
２３ｂと導波器２２ａ，２２ｂの配置は図５に示したよ
うな８字特性を示す。又、図９の着脱部としてのねじ穴
２８を図６のように円形配置すれば、図６に示した花び
ら特性を得ることができる。以上のような構成でも、図
１の実施例と同様の効果を奏する。
【００１５】また、図１０に示すように、ねじ穴に代え
て貫通孔３０とし、この貫通孔３０に、無給電反射器
９，導波器１０の先端に設けたフック３２ａ，３２ｂ付
きの係止片３１ａ，３１ｂを挿入してワンタッチで取付
けるようにしてもよい。
て貫通孔３０とし、この貫通孔３０に、無給電反射器
９，導波器１０の先端に設けたフック３２ａ，３２ｂ付
きの係止片３１ａ，３１ｂを挿入してワンタッチで取付
けるようにしてもよい。
【００１６】
【発明の効果】第１の発明に係る無線基地局用アンテナ
は、いずれかの装着部に棒状の無給電反射器あるいは導
波器を装着することにより、所望の指向性を得るように
したので、放射素子と給電回路１つずつで構成でき、か
つ移相器及び位相制御回路等を設置する必要がなく、機
器の小型化，低価格化，低消費電力化が図れるととも
に、無線基地局の設置場所に応じた種々の指向性を得る
ことができ、小セルシステムの移動無線基地局等のサー
ビスエリアを拡大できる。
は、いずれかの装着部に棒状の無給電反射器あるいは導
波器を装着することにより、所望の指向性を得るように
したので、放射素子と給電回路１つずつで構成でき、か
つ移相器及び位相制御回路等を設置する必要がなく、機
器の小型化，低価格化，低消費電力化が図れるととも
に、無線基地局の設置場所に応じた種々の指向性を得る
ことができ、小セルシステムの移動無線基地局等のサー
ビスエリアを拡大できる。
【００１７】第２の発明に係る無線基地局用アンテナ
は、装着部はスリーブアンテナに形成したので、スリー
ブアンテナにおいても種々の指向性を得ることができ、
小セルシステムの移動無線基地局等のサービスエリアを
拡大できる。
は、装着部はスリーブアンテナに形成したので、スリー
ブアンテナにおいても種々の指向性を得ることができ、
小セルシステムの移動無線基地局等のサービスエリアを
拡大できる。
【図１】本発明に係る無線基地局用アンテナの一実施例
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【図２】本発明に係る装着部の一例を示す断面図であ
る。
る。
【図３】本発明に係る無給電反射器及び導波器の動作を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図４】単一指向性の一例を示す平面図である。
【図５】８字特性の一例を示す平面図である。
【図６】花びら特性の一例を示す平面図である。
【図７】この種の無線基地局の設置場所を説明するため
の図である。
の図である。
【図８】本発明に係る無線基地局用アンテナの他の実施
例を示す平面図である。
例を示す平面図である。
【図９】本発明に係る無線基地局用アンテナの他の実施
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
【図１０】本発明に係る装着部の他の一例を示す断面図
である。
である。
【図１１】従来の無線基地局用アンテナの一例を示す概
略構成図である。
略構成図である。
【図１２】従来の無線基地局用アンテナの動作を説明す
るための図である。
るための図である。
１ 放射素子 ２ ねじ穴（装着部） ９ 無給電反射器 １０ 導波器 ２９ 雄ねじ部（取付部） ３３ 地板
【手続補正書】
【提出日】平成４年８月２７日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００７
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００７】第２の発明に係る無線基地局用アンテナ
は、装着部（ねじ穴２８）はスリーブアンテナ２４のス
カート部に形成した。
は、装着部（ねじ穴２８）はスリーブアンテナ２４のス
カート部に形成した。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１１
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１１】動作は次のとおりである。図３を用いて、
無給電反射器等の反射器９及び導波器１０の作用につい
て説明する。一般的には、反射器９はインダクティブな
リアクタンスを持つ長さ（例えばλ／２程度）であり、
放射素子１より放射された電波は放射線状に放射され、
放射素子１から反射器９までの間隔がλ／４であるた
め、放射された電波はλ／４進行し、位相角が９０°経
過して反射器９に達する。そして、この反射器９には、
到来電波によりこれより位相が９０°遅れた電圧が誘起
され、且つ、この誘起された電圧による電流は、再びこ
れにより９０°位相が遅れる。したがって、放射素子１
より２７０°位相が遅れた電波が反射器９より放射され
ることになり、放射素子１と反射器９間の位相は逆相と
なるため相殺され、放射素子１より右側は同位相となっ
て相加わり、放射された電波が反射されたことになる。
又、導波器１０は容量的なリアクタンスを持つ長さ（例
えばλ／２以下）であり、放射素子１より放射された電
波により上述と同様に位相角１８０°遅れた電圧が導波
器１０に誘起される。この導波器１０は容量性であるた
め、流れる電流は位相が９０°（λ／４）進む。したが
って、導波器１０より放射される電波は、放射素子１よ
り放射された電波と同位相になるため、右方向に電波を
強めたことになる。以上のように、反射器９と導波器１
０を放射素子１の右，左に各々１個配置した場合、図４
に示すような単一指向性を示すことになり、更に導波器
１０を増やせば、より一層シャープな指向性を示すこと
になる。また、図５に示すように放射素子１の左，右に
導波器１０を、その上，下に反射器９を設けると８字特
性が得られ、図６に示すように放射素子の上，下，左，
右に導波器１０を、各導波器間に反射器９を設けると、
花びら特性が得られる。
無給電反射器等の反射器９及び導波器１０の作用につい
て説明する。一般的には、反射器９はインダクティブな
リアクタンスを持つ長さ（例えばλ／２程度）であり、
放射素子１より放射された電波は放射線状に放射され、
放射素子１から反射器９までの間隔がλ／４であるた
め、放射された電波はλ／４進行し、位相角が９０°経
過して反射器９に達する。そして、この反射器９には、
到来電波によりこれより位相が９０°遅れた電圧が誘起
され、且つ、この誘起された電圧による電流は、再びこ
れにより９０°位相が遅れる。したがって、放射素子１
より２７０°位相が遅れた電波が反射器９より放射され
ることになり、放射素子１と反射器９間の位相は逆相と
なるため相殺され、放射素子１より右側は同位相となっ
て相加わり、放射された電波が反射されたことになる。
又、導波器１０は容量的なリアクタンスを持つ長さ（例
えばλ／２以下）であり、放射素子１より放射された電
波により上述と同様に位相角１８０°遅れた電圧が導波
器１０に誘起される。この導波器１０は容量性であるた
め、流れる電流は位相が９０°（λ／４）進む。したが
って、導波器１０より放射される電波は、放射素子１よ
り放射された電波と同位相になるため、右方向に電波を
強めたことになる。以上のように、反射器９と導波器１
０を放射素子１の右，左に各々１個配置した場合、図４
に示すような単一指向性を示すことになり、更に導波器
１０を増やせば、より一層シャープな指向性を示すこと
になる。また、図５に示すように放射素子１の左，右に
導波器１０を、その上，下に反射器９を設けると８字特
性が得られ、図６に示すように放射素子の上，下，左，
右に導波器１０を、各導波器間に反射器９を設けると、
花びら特性が得られる。
Claims (2)
- 【請求項１】 有限長の地板に、ほぼ１／４波長の間隔
で縦，横に配列された装着部を設け、いずれかの装着部
に放射素子を設け、この放射素子の周辺のいずれかの装
着部に棒状の無給電反射器あるいは導波器を装着するこ
とにより、所望の指向性を得るようにしたことを特徴と
する無線基地局用アンテナ。 - 【請求項２】 装着部はスリーブアンテナに形成したこ
とを特徴とする請求項第１項記載の無線基地局用アンテ
ナ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3350329A JP2605197B2 (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 無線基地局用アンテナ |
| CA002080934A CA2080934C (en) | 1991-12-09 | 1992-10-20 | Antenna for a radio base station |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3350329A JP2605197B2 (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 無線基地局用アンテナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05160629A true JPH05160629A (ja) | 1993-06-25 |
| JP2605197B2 JP2605197B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=18409748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3350329A Expired - Lifetime JP2605197B2 (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 無線基地局用アンテナ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2605197B2 (ja) |
| CA (1) | CA2080934C (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0601576A1 (en) * | 1992-12-09 | 1994-06-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Antenna system for mobile communication |
| JP2002368534A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-20 | Maspro Denkoh Corp | アンテナ装置 |
| JP2007506351A (ja) * | 2003-09-15 | 2007-03-15 | エルジー テレコム， リミテッド | ビームスイッチングアンテナシステム、その制御方法及び制御装置 |
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-
1991
- 1991-12-09 JP JP3350329A patent/JP2605197B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-10-20 CA CA002080934A patent/CA2080934C/en not_active Expired - Fee Related
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| JP2007506351A (ja) * | 2003-09-15 | 2007-03-15 | エルジー テレコム， リミテッド | ビームスイッチングアンテナシステム、その制御方法及び制御装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CA2080934A1 (en) | 1993-06-10 |
| JP2605197B2 (ja) | 1997-04-30 |
| CA2080934C (en) | 1997-09-30 |
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