JP4155359B2 - 無指向性アンテナ - Google Patents

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本発明は、無指向性アンテナに関し、さらに詳しくは、例えば自動車携帯電話等で使用される陸上移動通信用の簡易基地局に用いられる無指向性アンテナに関する。
自動車携帯電話の簡易基地局や、簡易形携帯電話(PHS)の基地局では、サービスエリアを扇形のエリアに分割することなく、円形のエリアを構成することが多く、基地局周辺に均一に電波を送信するために、水平面内指向性が無指向性であるアンテナが用いられることが多い。このような基地局では、従来、無指向性アンテナとして、長さが約0.5波長(使用中心周波数の波長に対して約半波長)の放射素子40及び給電線路41を、誘電体基板42上に銅箔を接着することにより形成して、誘電体基板42の表面42a上の放射素子40とその裏面42b上の放射素子40とを交互に配置して成るコリニアアンテナ43(図9参照)や、円筒状金属体で構成した半波長ダイポールアンテナ50を支持柱51を用いて垂直方向に沿って間隔を隔てて多段に並べて成るアンテナ52(図10参照)が使用されている。
しかし、コリニアアンテナ43は、使用できる周波数帯域が狭いという欠点がある。例えば、図9に示すように誘電体基板42上に形成したコリニアアンテナ43にあっては、電圧定在波比が1.5以下となる帯域を使用できる周波数帯域とした場合、その範囲は使用中心周波数の約2%程度である。自動車携帯電話の基地局では、送信と受信の周波数帯域が離れており、送受信帯域ともに使用できるようにするためは、アンテナの使用周波数帯域を広くする必要がある。例えば2GHz帯において供用されているIMT−2000システム用の全周波数帯域をカバーするためには、使用中心周波数の約12%の帯域が必要である。このため、図9に示すコリニアアンテナ43の場合には、1本では全周波数帯域をカバーできず、送信帯域用及び受信帯域のアンテナをそれぞれ別個に設置する必要がある
また、図10に示す如く円筒状金属体で放射素子を構成した半波長ダイポールアンテナ50を垂直に並べたアンテナ52にあっては、広い使用周波数帯域を確保するためには、半波長ダイポールアンテナ50の外径を大きくする(太くする)必要がある。そのため、例えば使用中心周波数の12%程度の使用周波数帯域が必要な場合には、アンテナ52の外径が使用中心周波数の約0.3波長程度にまで大きくなり、設置時の風圧荷重が大きくなるという不具合がある。また、円筒状金属体である放射素子(半波長ダイポールアンテナ50)を機械的に支持するためには、その中央に金属棒等でできた支持柱51を通し、この支持柱51に絶縁体を介して固定する必要があり、さらに半波長ダイポールアンテナ50の給電線路として例えば同軸ケーブル等を各放射素子に取り付ける必要があるため、構造が複雑になると共に組立工数が多くなるという不具合がある。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、細径(外径が小さい)で、使用できる周波数帯域が広く、しかも、風圧荷重が小さく、組立工数が少なくて済むような簡素な構造の無指向性アンテナを提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明では、使用中心周波数の0.18波長の幅の狭い誘電体基板の幅方向の一方側の縁部における前記誘電体基板の表面及び裏面上に、半波長ダイポールアンテナを形成すると共に、前記半波長ダイポールアンテナに電力を供給する給電回路としてのマイクロストリップライン及び平行2線線路を前記誘電体基板上に形成して、前記マイクロストリッブラインのアース面を、前記半波長ダイポールアンテナを形成した一端部とは反対側に前記誘電体基板の幅の半分である0.09波長の幅を占め、かつ、前記誘電体基板の幅方向に直交する垂直方向に沿って延びるように配設し、さらに、前記誘電体基板の幅方向の中心位置付近から、前記誘電体基板の表面及び裏面に対してそれぞれ直交する方向に、0.07波長だけ離れた箇所に、その長さが0.35波長である無給電素子を、前記半波長ダイポールアンテナの電気的中心と前記無給電素子の電気的中心とが同じ高さになるように配置している
請求項1に記載の本発明は、使用中心周波数の0.18波長の幅の狭い誘電体基板の幅方向の一方側の縁部における誘電体基板の表面及び裏面上に、半波長ダイポールアンテナを形成すると共に、半波長ダイポールアンテナに電力を供給する給電回路としてのマイクロストリップライン及び平行2線線路を誘電体基板上に形成して、マイクロストリッブラインのアース面を、半波長ダイポールアンテナを形成した一端部とは反対側に誘電体基板の幅の半分である0.09波長の幅を占め、かつ、誘電体基板の幅方向に直交する垂直方向に沿って延びるように配設し、さらに、誘電体基板の幅方向の中心位置付近から、誘電体基板の表面及び裏面に対してそれぞれ直交する方向に、0.07波長だけ離れた箇所に、その長さが0.35波長である無給電素子を、半波長ダイポールアンテナの電気的中心と無給電素子の電気的中心とが同じ高さになるように配置したものであるから、本発明によれば、無給電素子を備えたことにより無指向性を得ることができる。すなわち、半波長ダイポールアンテナから放射された電波は無給電素子に導波されることとなるため、マイクロストリップラインのアース面の方向への電波放射レベルが低下することを防ぐことができ、水平面内無指向性アンテナとして動作させることができる。また、本発明によれば、幅狭の誘電体基板上に半波長ダイポールアンテナを設けると共にマイクロストリップライン及び平行2線線路から成る給電回路を介して給電するようにしているので、従来よりも細径で、しかも使用可能な周波数帯域の広い無指向性アンテナを提供することができる。かくして、無指向性アンテナの外径を細くすることが可能であるため、本発明の無指向性アンテナが受ける風圧荷重を小さくすることができ、この無指向性アンテナを設置する鉄塔や鉄柱等の構造物に対しての負担を小さくすることができる。また、使用可能な周波数帯域を広くすることが可能なので、本発明の無指向性アンテナを1本用いるだけで、送信及び受信両帯域ともカバーすることができ、ひいては無線局に設置されるアンテナ本数を減らすことができる。さらに、本発明の無指向性アンテナは、半波長ダイポールアンテナや給電回路(マイクロストリップライン及び平行2線線路)を全て誘電体基板に形成するようにしているので、その構造が単純であり、組立に必要な作業工数を少なくすることができる。
以下、本発明の実施形態について図1〜図8を参照して説明する。なお、以下においては、自動車携帯電話等の陸上移動通信用の無指向性アンテナを例にとって説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無指向性アンテナ1を示している。本例の無指向性アンテナ1は、横幅(W)が約0.18波長で、厚さ(T)が約0.007波長である薄型の矩形基板であって、比誘電率が約3.1の誘電体から成る誘電体基板2を備えている。この誘電体基板2の表面2a及び裏面2bには銅箔が接着されており、その銅箔を写真エッチング法等にて処理することにより誘電体基板2上に、以下に述べるような放射素子としての半波長ダイポールアンテナ3、並びに、マイクロストリップライン及び平行2線線路から構成された給電回路4が形成されている。
半波長ダイポールアンテナ3は、全長(L)が約0.4波長であり、幅(D)が約0.02波長であって、誘電体基板2の表面2a及び裏面2bにそれぞれ長さが約0.2波長ずつ形成されている。さらに具体的に述べると、半波長ダイポールアンテナ3は、長さがそれぞれ約0.2波長の一対の半波長ダイポールアンテナ素子3a,3bから成り、一方の半波長ダイポールアンテナ素子3aが誘電体基板2の幅方向の一端部にほぼ接するよう
ように誘電体基板2の表面2aの一端縁において上下方向に沿って配置されると共に、他方の半波長ダイポールアンテナ素子3bが誘電体基板2の幅方向の一端部にほぼ接するよう誘電体基板2の裏面2bの一端縁において上下方向に沿って配置されている。そして、半波長ダイポールアンテナ素子3aの上端部と半波長ダイポールアンテナ素子3bの下端部とは、互いに対向する位置に配置され、その対向位置が半波長ダイポールアンテナ2の電気的中心点(P)となっている。
また、半波長ダイポールアンテナ3を構成する半波長ダイポールアンテナ素子3a,3bは、誘電体基板2の表面2a及び裏面2bに形成された平行2線線路5a,5bにそれぞれ接続されており、この平行2線線路5a,5bは誘電体基板2の横幅(W)の中心付近においてマイクロストリップライン6に接続されている。そして、このマイクロストリップライン6は、無指向性アンテナ1の入出力端子となるコネクタ7に接続されている。なお、図1においては、誘電体基板2の裏面2b側の平行2線線路5bについての破線による図示は省略されている。
一方、上述の誘電体基板2の裏面2bには、半波長ダイポールアンテナ3を配設した側の一端縁とは反対側の半分部分に、マイクロストリップライン6のアース面8が形成されている。このアース面8は、その横幅(E)が約0.09波長であり、半波長ダイポールアンテナ3の上下両端部(放射素子の両端部)3c,3dからさらに上方及び下方に延びるように形成されている。
さらに、本例の無指向性アンテナ1には、一対の無給電素子(非励振素子)9a,9bが備えられている。これらの無給電素子9a,9bは、全長(H)が約0.35波長で、幅(K)が約0.03波長の金属板にて構成された素子であり、誘電体基板2の横幅(W)の中心位置付近から、誘電体基板2の表面2a及び裏面2bに対してそれぞれ直交する方向に約0.07波長だけ離れた箇所において、半波長ダイポールアンテナ3の電気的中心点(P)と、無給電素子9a,9bの電気的中心点(M,N)の高さが同じ高さ位置になるように、誘電体基板2の表面側及び裏面側にそれぞれ1枚ずつ配置されている。なお、これらの無給電素子9a,9bは、プラスチック等の絶縁体(図1においては、図示せず)によって誘電体基板2に固定されている。
従って、本例の無指向アンテナ1にあっては、幅が使用中心周波数の約0.18波長程度の狭い誘電体基板2の表面2a及び裏面2b上に、放射素子としての半波長ダイポールアンテナ素子3a,3bが誘電体基板2の幅方向における一方側の端部に近い場所に形成され、給電回路4としてマイクロストリップライン及び平行2線線路が用いられ、誘電体基板2の横幅(W)の他端部すなわち半波長ダイポールアンテナ3を形成した一端部とは反対側の基板半分の片方の面がマイクロストリップライン6のアース面8となされ、さらに、誘電体基板2の横幅(W)の中心から、誘電体基板2の表裏両面2a,2bから鉛直方向に約0.07波長離れた箇所に、無給電素子9a,9bが、半波長ダイポールアンテナ3の電気的中心点(P)と無給電素子9a,9bの電気的中心点(M,N)の高さが同じになるように設置されている。
本例の無指向性アンテナ1を屋外で使用する場合には、風雨からの保護や風圧荷重低減のため、ガラス強化プラスチック等で製作したカバーに収容するのが望ましいが、図1の構造では、内径が約0.185波長で、外径が約0.2波長の円筒状カバーに収容することが可能であり、このように設計することによって、アンテナ外径が細く、アンテナ設置時の風圧荷重が小さいアンテナ構造体にすることができる。
本例の無指向性アンテナ1の動作原理は、以下の通りである。すなわち、放射素子である半波長ダイポールアンテナ3からは、水平面内無指向性の電波が放射されるが、その近傍にあるマイクロストリップライン6のアース面8が、半波長ダイポールアンテナ3の反射板として作用するため、マイクロストリップライン6のアース面8が存在する方向への電波の放射が弱くなり、水平面内無指向性ではなくなる。しかし、本例の無指向アンテナ1にあっては、無給電素子9a,9bを所定位置に配置するようにしているため、この無給電素子9a,9bに電波が導波され、これにより、マイクロストリップライン6のアース面8の方向への電波放射レベルが低下するのが防止されるため、水平面内無指向性アンテナとして動作することとなる。
図2は、無指向性アンテナ1の水平面内指向性を示すグラフであり、図3は、この無指向性アンテナ1の垂直面内指向性を示すグラフである。なお、図2及び図3に示す指向特性の測定に際しての測定周波数は、共に、2.13GHzである。図2を参照すると、無指向性アンテナ1の水平面内指向性は、レベルの偏差が小さい無指向性となっていることが分かる。そして、図3を参照すると、無指向性アンテナ1の垂直面内指向性は、ほぼ「8の字」指向性となっていることが分かる。
図4は、無指向性アンテナ1の電圧定在波比特性を示すグラフである。図4から分かるように、広い周波数範囲において電圧定在波比が低くなっており、電圧定在波比が1.5以下となる周波数帯域は、帯域中心周波数の約13.6%[計算式:(B−A)/{(A+B)/2}×100]となっている。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る無指向性アンテナ10を示している。本例の無指向性アンテナ10は、既述の第1の実施形態に係る無指向性アンテナ1を垂直方向(上下方向)に複数(図5では、4個)並べて成るものである。具体的には、1枚の誘電体基板11上に、上下方向若しくは垂直方向(誘電体基板11の長手方向)において一定の間隔を離して複数の半波長ダイポールアンテナ12,13,14,15が形成されており、これらの半波長ダイポールアンテナ12〜15には、誘電体基板11上に形成されたマイクロストリップラインから成る並列分配回路16(図5では、4分配回路)を通して給電されるように構成されている。また、無給電素子17,18,19,20,21,22,23,24も同じく垂直方向に複数配置されている。
このような構成の無指向性アンテナ10の場合、並列分配回路16を構成するマイクロストリップラインの長さや幅を適切に設定することにより、各半波長ダイポールアンテナ12〜15の励振位相や振幅を自由に設定できるため、垂直面内の放射ビームのチルト角を所望の固定角度に設定することができる。また、半波長ダイポールアンテナ12〜15及び給電回路16は、全て、誘電体基板11上に形成するようにしているため、構造が単純であり、組立も容易である。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る無指向性アンテナ30の配線系統を示している。本例の無指向性アンテナ30は、第2の実施形態に係るアンテナ10を垂直方向に複数(図6では、2個)並べ、その下部に可変位相器31を配置して成るものである。この場合、可変位相器31と第2の実施形態に係る無指向性アンテナ10とは、同軸ケーブルから成る給電線路32,33を介してそれぞれ接続されている。なお、この給電線路32,33は、同軸ケーブルを用いたものに限定されることなく、その他の給電線路、例えば誘電体基板上に形成したマイクロストリップライン等を用いたものとしても良い。なお、給電線路として同軸ケーブルを用いる場合には、第2の実施形態に係る無指向性アンテナ10の並列分配回路16として使用している、誘電体基板2上に形成したマイクロストリップライン6のアース面8に同軸ケーブルを密着して配置することにより、アンテナの電気的特性に影響を与えることなく配線することができる。
上述の可変位相器31は、入出力端子34から入力された信号を分配した後に、それぞれの信号の位相や振幅を変化させて出力させるものであり、位相や振幅の変化の度合いは、適宜変更することが可能である。このため、第3の実施形態に係る無指向性アンテナ30においては、可変位相器31の出力の位相や振幅を変化させて、各無指向性アンテナ10から放射される電波の位相や振幅を変化させることにより、垂直面内の放射ビームのチルト角を、随時、自由に変更することができる。なお、垂直面内の放射ビームのチルト角を随時変更する必要が無く、一定のチルト角に固定する場合には、図6において可変移相器31の代わりに、出力の位相や振幅を予め設定した値に固定した分配回路を用いることができる。
図7は、第3の実施形態に係る無指向性アンテナ30の水平面内指向性を示すグラフであり、図8は、この無指向性アンテナ30の垂直面内指向性を示すグラフである。なお、図7及び図8に示す指向特性の測定に際しての測定周波数は、共に、2.13GHzであり、第1の実施形態に係る無指向性アンテナ1を約0.67波長の間隔で4素子だけ垂直方向に並べて成る第2の実施形態に係る無指向性アンテナ10を垂直方向に2個並べ、給電位相や振幅は、垂直面内の放射ビームのチルト角が水平方向から6°だけ下方に向くように可変位相器31を設定して指向特性を測定した。図7を参照すると、無指向性アンテナ10の無指向性アンテナ30の水平面内指向性は、レベルの偏差が小さい無指向性となっていることが分かる。また、図8を参照すると、無指向性アンテナ30の無指向性アンテナ30の垂直面内指向性は、放射ビームが所望の方向に傾いていることが分かる。
以上、本発明の実施形態について述べたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例えば、本発明は、自動車携帯電話等の陸上移動通信用の無指向性アンテナに限らず、その他の用途の無指向性アンテナにも適用可能である。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、従来よりも細径で、使用できる周波数帯域が広く、垂直面内の放射ビームのチルト角を変えることができる無指向性アンテナを得ることができる。そのため、従来のアンテナでは、使用周波数帯域が狭く、送信用と受信用のアンテナを個別に設置していたが、本発明の無指向性アンテナによれば、1本のアンテナで送信及び受信の両帯域ともカバーすることができ、無線局に設置すべきアンテナの本数を減らすことができる。また、従来のアンテナよりもアンテナ外径が細いため、アンテナが受ける風圧荷重が小さくなり、アンテナを設置するための鉄塔や鉄柱等の構造物に対しての負担が小さくなる。さらに、本発明の無指向性アンテナの構造は単純なため、組立に必要な工数を少なくすることができる。
本発明の第1の実施形態に係る無指向性アンテナを示す斜視図である。 図1に示す無指向性アンテナの水平面内指向性を示す図である。 図1に示す無指向性アンテナの垂直面内指向性を示す図である。 図1に示す無指向性アンテナの電圧定在波比特性を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る無指向性アンテナを示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る無指向性アンテナの配線系統図である。 図6に示す無指向性アンテナの水平面内指向性を示す図である。 図6に示す無指向性アンテナの垂直面内指向性を示す図である。 従来の無指向性アンテナを示す平面図である。 従来の別の無指向性アンテナを示す斜視図である。
符号の説明
1,10,30 無指向性アンテナ
2,11 誘電体基板
2a 表面
2b 裏面
3,12〜15 半波長ダイポールアンテナ
3a,3b 半波長ダイポールアンテナ素子
4 給電回路
5a,5b 平行2線線路
6 マイクロストリップライン
7 コネクタ
8 アース面
9a,9b,17〜24 無給電素子
16 並列分配回路
31 可変位相器
32,33 給電線路
34 入出力端子
M,N 無給電素子の電気的中心点
P 半波長ダイポールアンテナの電気的中心点
W 横幅

Claims (1)

  1. 使用中心周波数の0.18波長の幅の狭い誘電体基板の幅方向の一方側の縁部における前記誘電体基板の表面及び裏面上に、半波長ダイポールアンテナを形成すると共に、前記半波長ダイポールアンテナに電力を供給する給電回路としてのマイクロストリップライン及び平行2線線路を前記誘電体基板上に形成して、前記マイクロストリッブラインのアース面を、前記半波長ダイポールアンテナを形成した一端部とは反対側に前記誘電体基板の幅の半分である0.09波長の幅を占め、かつ、前記誘電体基板の幅方向に直交する垂直方向に沿って延びるように配設し、さらに、前記誘電体基板の幅方向の中心位置付近から、前記誘電体基板の表面及び裏面に対してそれぞれ直交する方向に、0.07波長だけ離れた箇所に、その長さが0.35波長である無給電素子を、前記半波長ダイポールアンテナの電気的中心と前記無給電素子の電気的中心とが同じ高さになるように配置したことを特徴とする無指向性アンテナ。
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