JP2989813B1 - 偏波共用アンテナ装置 - Google Patents

偏波共用アンテナ装置

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JP2989813B1
JP2989813B1 JP25961398A JP25961398A JP2989813B1 JP 2989813 B1 JP2989813 B1 JP 2989813B1 JP 25961398 A JP25961398 A JP 25961398A JP 25961398 A JP25961398 A JP 25961398A JP 2989813 B1 JP2989813 B1 JP 2989813B1
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Abstract

【要約】 【課題】 従来の同種のアンテナ装置の指向性を改善
し、水平偏波、垂直偏波とも水平面内指向性半値角を広
角(例えば、120度)にする。 【解決手段】 垂直偏波用の1個のダイポール素子2
と、水平偏波用のY字形(又は、V字形)に形成される
2個のダイポール素子3,4と、反射板5とからなり、
垂直偏波用のダイポール素子2は、反射板5からある距
離に配設され、水平偏波用の2個のY字形ダイポール素
子3,4は、垂直偏波用のダイポール素子2の中心を通
る水平平面上で、反射板の垂直中心線上で該反射板に直
交する垂直平面に対し、互いにある角度傾けて対称的に
配設される。そして、垂直偏波用のダイポール素子2と
水平偏波用の2個のY字形ダイポール素子3,4は同一
周波数の電力で給電され、かつ各Y字形ダイポール素子
3,4から放射される電波が同相になるように給電され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車携帯電話や
PHS(簡易型携帯電話システム)などに使用される陸
上移動通信の基地局アンテナとして好適な偏波共用アン
テナ装置に関し、特に、水平面内指向性半値角が水平偏
波、垂直偏波ともに、例えば120度と、広角であるア
ンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のアンテナ装置について、
近年、陸上移動通信での基地局アンテナの設置形態は、
電波の受信効率を上げるため、スペースダイバーシチ受
信方式を用いており、このため、アンテナ類を取り付け
る鉄塔上部の形状が大きくなっている。従って、基地局
の鉄塔設備などは大形で、コストがかかるものとなり、
さらに美観を損ねていた。
【0003】しかし、偏波ダイバーシチ受信方式を行う
と、前記鉄塔上部の形状を小さくでき、基地局設備の簡
易化が可能であり、美観の点についても有利な面が多
い。偏波ダイバーシチを行う場合、送信受信とも、同一
エリアを形成するためには、受信用の水平偏波、及び送
受信共用の垂直偏波とも、同一の水平面内指向性半値角
を持った偏波共用アンテナが必要である。
【0004】例えば、3セクタ構成の場合、水平、垂直
偏波とも水平面内指向性半値角、120度の指向性を有
する偏波共用アンテナを配置する必要がある。従来の偏
波共用アンテナとしては、図8に示すような、金属反射
板103の前面に、給電線路104により支持、給電さ
れるダイポールアンテナ102,102を交差させて設
置するクロスダイポールアンテナ101や、図9に示す
ような、誘電体プリント基板107上に形成され、水平
偏波給電回路108、垂直偏波給電回路109に接続さ
れた偏波共用パッチアンテナ106などを用いたものが
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のクロスダイポールアンテナ101や偏波共用パッチ
アンテナ106は、偏波共用アンテナであるが、その水
平面内指向性半値角は、一般に、約60から90度であ
り、移動通信分野にて、3セクタ構成で使用するには、
前記半値角が狭すぎるという問題点があった。このよう
に、半値角が狭い場合、エリア端では受信レベルが低下
して、ダイバーシチ効果が低減してしまう。
【0006】また、セクタ数を増やせば、必要とされる
半値角は狭くなるが、基地局設備が複雑になるという問
題点がある。さらに、偏波共用パッチアンテナ106で
は、半値角を広くしたものもあるが、比帯域が狭いとい
う問題点があった。
【0007】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的は前記問題点を解消し、従来の前記アンテナ装
置の指向性を改善し、水平偏波、垂直偏波とも水平面内
指向性半値角が広角(例えば、120度)な偏波共用ア
ンテナ装置を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、鉄塔部分が小形化さ
れ、コストが削減される偏波共用アンテナ装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成は、垂直偏波用の1個のダイポール素子
と、水平偏波用の同一開き角を有するY字形(又は、V
字形)に形成される2個のダイポール素子と、反射板と
からなる偏波共用アンテナ装置であり、その詳細な構成
は、次のとおりである。
【0010】すなわち、前記垂直偏波用のダイポール素
子は、前記反射板の垂直中心線上で該反射板に直交する
垂直平面上に、該反射板に平行でかつ該反射板からある
距離に配設され、前記水平偏波用の2個のY字形ダイポ
ール素子は、前記垂直偏波用のダイポール素子の中心を
通り、前記反射板及び前記垂直平面のそれぞれに直交す
る水平平面上で、該垂直平面に対し、その交点を該反射
板側に位置するように、互いにある角度傾けて対称的に
配設されるとともに、前記垂直偏波用のダイポール素子
と前記水平偏波用の2個のY字形ダイポール素子は同一
周波数の電力で給電され、かつ該各Y字形ダイポール素
子から放射される電波が同相になるように給電されるよ
うにする。
【0011】また、前記垂直偏波用のダイポール素子及
び前記水平偏波用の2個のY字形ダイポール素子のそれ
ぞれが、誘電体プリント基板の両方のそれぞれの面の金
属箔上に形成されるものである。
【0012】そして、前記偏波共用アンテナ装置が、垂
直方向に複数段に、配設されてなるようにする。
【0013】さらに、周波数f1で動作する前記垂直偏
波用のダイポール素子のほかに、周波数f2で動作する
垂直偏波用のダイポール素子を前記垂直平面上に形成す
るとともに、周波数f1で動作する前記水平偏波用の2
個のY字形ダイポール素子の上又は下部に平行して、周
波数f2で動作する水平偏波用の2個のY字形ダイポー
ル素子が配設されたものを、垂直方向に単数又は複数段
に配設され、2周波数共用してなるようにする。
【0014】さらに、前記偏波共用アンテナ装置が、1
20度の開き角をもち、かつ水平方向にその2面、又は
3面が、水平断面が三角形の柱に配設されるものであ
る。
【0015】本発明は以上のような構成により、水平面
内指向性半値角が、水平偏波、垂直偏波とも約120度
のように、広角な半値幅が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な実施の形態を詳しく説明する。
【0017】(第1実施例)図1及び図2は、本発明の
偏波共用アンテナ装置の第1実施例を示す図で、図1
は、該偏波共用アンテナ装置の斜視図、図2は、図1の
該アンテナ装置の水平面内指向性を示す図である。
【0018】図1において、偏波共用アンテナ装置1
は、垂直偏波用の1個のダイポール素子2と、水平偏波
用の同一開き角を有するY字形(又は、V字形)に形成
される2個のダイポール素子3,4と、反射板5とから
なる。
【0019】前記垂直偏波用のダイポール素子2は、そ
の全長が使用周波数の波長の約1/2波長で、前記反射
板5の垂直中心線5aを通り、該反射板5に直交すると
ともに、大地に対する垂直平面上に、該反射板5に平行
(大地に対して垂直)で、かつ該反射板5から約1/4
波長の距離に配設されている。該垂直偏波用のダイポー
ル素子2は、前記反射板5との距離を変えることによ
り、水平面内指向性半値角を変更することができる。
【0020】前記水平偏波用の2個のY字形(又は、V
字形)ダイポール素子3,4は、両者ともそのY字の開
き角は、約120度であり、各ダイポール素子3,4の
全長は、使用周波数の波長の約1/2波長である。該ダ
イポール素子3,4をY字形状に開くことにより、該ダ
イポール素子3,4の配置スペースが小さくなり、前記
アンテナ装置1の小形化を可能にしている。
【0021】また、該Y字形ダイポール素子3,4は、
該素子3,4のそれぞれの中心間の距離にして、約0.
35波長、離間されるとともに、前記垂直偏波用のダイ
ポール素子2の中心を通り、前記反射板5及び前記垂直
平面のそれぞれに直交(大地に対して水平)する、水平
平面上で、該垂直平面に対し、該素子3,4の交点を該
反射板5側に位置するように、互いにある角度、例えば
約45度、傾けて対称的に配設されている。
【0022】そして、前記各Y字形ダイポール素子3,
4は、それぞれの素子3,4から放射される電波が同相
になるように給電される。この場合、水平偏波用アンテ
ナとしては、前記2個のY字形ダイポール素子3,4の
開き角、前記垂直平面との傾き、及び前記反射板5から
の距離を変えることにより、水平面内指向性半値角を変
更することができる。
【0023】5は反射板であり、その水平方向の幅は約
0.6波長の金属板からなり、該反射板5の水平方向の
端を、適宜折り曲げることにより、反射板幅を小さくす
ることも可能である。6,7,8は、前記各ダイポール
素子1,2,3へ電力を給電する給電線路で、前記反射
板5とは絶縁されており、図示しない、前記反射板5の
裏面に配設された給電回路に接続されるとともに、前記
各ダイポール素子1,2,3を支持している。そして、
前記垂直偏波用のダイポール素子1と前記水平偏波用の
2個のY字形ダイポール素子2,3は同一周波数の電力
で給電される。
【0024】図2は、図1に示す前記偏波共用アンテナ
装置1の水平面内指向性を示す図で、該アンテナ装置1
の正面方向を0度とする方位角に対する相対電界強度
(dB)を示す。図2から、水平偏波、垂直偏波とも
に、半値角が120度と広角な指向性が得られている。
【0025】(第2実施例)図3は、本発明の偏波共用
アンテナ装置の第2実施例を示す斜視図である。図3に
おいて、偏波共用アンテナ装置11は、垂直偏波用の1
個のダイポール素子12で、その誘電体プリント基板1
2aの両面に放射素子12b,12cがそれぞれ形成さ
れる該ダイポール素子12と、水平偏波用の同一開き角
を有するY字形(又は、V字形)に形成される2個のダ
イポール素子13,14で、その誘電体プリント基板1
3a,14aの両面に放射素子13b,13c;14
b,14cがそれぞれ形成されるダイポール素子13,
14と、前記反射板5とからなる。図3で、図1と同一
部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
【0026】前記垂直偏波用のダイポール素子12の放
射素子12b、12cは、使用周波数に共振するよう
に、その全長が使用周波数の波長の1/2波長に形成さ
れている。前記放射素子12b、12cは、前記誘電体
プリント基板12aの中央部に形成された給電線路16
b、16cに対して、互いに交差給電構造になるよう
に、前記ダイポール素子12の中心軸を中心に丁度18
0度回転した位置に形成されている。
【0027】そして、該ダイポール素子12は、前記反
射板5の垂直中心線5aを通り、該反射板5に直交する
とともに、大地に対する垂直平面上に配設された前記誘
電体プリント基板12a上に、該反射板5に平行(大地
に対して垂直)で、かつ該反射板5から約1/4波長の
距離に配置されている。
【0028】前記水平偏波用の2個のY字形(又は、V
字形)ダイポール素子13,14の前記放射素子13
b,13c;14b,14cは、両者ともそのY字の開
き角は、約120度であり、各ダイポール素子13,1
4は、該放射素子13b,13c;14b,14cを、
使用周波数に共振するように、その全長が使用周波数の
波長の1/2波長に形成される。前記放射素子13b,
13c;14b,14cは、前記それぞれの誘電体プリ
ント基板13a,14aの中央部に形成された給電線路
17b,17c;18b,18cに対して、互いに交差
給電構造になるように、前記ダイポール13,14のそ
れぞれの中心軸を中心に丁度180度回転した位置に形
成されている。
【0029】また、前記Y字形ダイポール素子13,1
4は、該素子13,14のそれぞれの中心間の距離が、
約0.35波長、離間されるとともに、前記垂直偏波用
のダイポール素子12の中心を通り、前記反射板5及び
前記垂直平面のそれぞれに直交(大地に対して水平)す
る、水平平面上で、該垂直平面に対し、該素子13,1
4の交点を該反射板5側に位置するように、互いにある
角度、例えば約45度、傾けて対称的に配設されてい
る。
【0030】そして、前記各Y字形ダイポール素子1
3,14は、それぞれの放射素子13b,13c;14
b,14cから放射される電波が同相になるように給電
されるとともに、前記垂直偏波用のダイポール素子12
と前記水平偏波用の2個のY字形ダイポール素子13,
14は同一周波数の電力で給電される。
【0031】図3に示す前記偏波共用アンテナ装置11
の水平面内指向性は、図2に示す水平面内指向性とほと
んど同一である。これは、図1と図3に示す偏波共用ア
ンテナ装置1,11は、電気的には等価なものであるた
め、図3に示すアンテナ装置11によれば、その組立工
数を削減することができる。
【0032】(第3実施例)図4は、本発明の偏波共用
アンテナ装置の第3実施例を示す図で、図3に示す偏波
共用アンテナ装置11を、垂直方向に複数段に配設した
ものの斜視図である。図4に示す偏波共用アンテナ装置
21によれば、アンテナ装置の利得が上がり、それぞれ
の前記アンテナ装置11の給電電力の振幅及び位相を変
化させることにより、ビームチルティングなどの垂直面
内指向性の制御が可能になるため、移動通信用基地局ア
ンテナとして好適なアンテナ装置となる。
【0033】図4において、図3に示す偏波共用アンテ
ナ装置11を、垂直方向に複数段(本実施例では、4
段)に配設したものを説明したが、図1に示す偏波共用
アンテナ装置1を垂直方向に複数段に配設したものにつ
いても、同様である。
【0034】(第4実施例)図5は、本発明の偏波共用
アンテナ装置の第4実施例を示す斜視図であり、図3と
同一部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施例の偏波共用アンテナ装置31は、図3に示す偏
波共用アンテナ装置11のうち、垂直偏波用のダイポー
ル素子12については、周波数f1で動作する放射素子
12b,12cのほかに、周波数f2(f2>f1)で
動作する放射素子32b,32cを形成して、周波数f
1,f2の2周波共用のダイポール素子32を用いて構
成し、水平偏波用のダイポール素子については、周波数
f1で動作するダイポール素子13,14とは別個に、
該ダイポール素子の13,14上又は下部(本実施例で
は、上部)に、かつ該ダイポール素子13,14に平行
に、周波数f2で動作する放射素子が形成された、水平
偏波用の2個のY字形ダイポール素子33,34(図3
の水平偏波用の2個のY字形ダイポール素子13,14
と相似)を配設したものを、垂直方向に単数又は複数段
(本実施例では、複数の4段)に配設する。
【0035】そして、給電する前記周波数f1,f2
を、例えば、800MHz帯及び1500MHz帯の2
周波数で動作する、2周波偏波共用アンテナ装置にする
ことができる。
【0036】本実施例の他例として、図1に示す前記偏
波共用アンテナ装置11を、垂直方向に複数段に配設す
るとともに、給電する周波数を、800MHz帯及び1
500MHz帯の2周波数共用とするため、それぞれの
周波数の電力が給電される、前記それぞれの偏波共用ア
ンテナ装置11を、交互に配設するようにすれば、該2
つの周波数で動作する、2周波偏波共用アンテナ装置と
することができる。
【0037】(第5実施例)図6及び図7は、本発明の
偏波共用アンテナ装置の第5実施例を示す図で、第4実
施例の図5に示す2周波偏波共用アンテナ装置31の2
面(2個の意)及び3面(3個の意)のそれぞれを、大
地に対して垂直方向に配設した断面図である。本実施例
の偏波共用アンテナ装置は、前記2周波偏波共用アンテ
ナ装置31を、120度の開き角をもって、水平方向に
その2面、又は3面が、水平断面が三角形の柱40の垂
直側面に配設される。なお、41は、保護カバーであ
る。
【0038】このように、前記偏波共用アンテナ装置3
1を、水平断面が三角形の柱の垂直側面に配設すること
により、前記アンテナ装置の2面、又は3面分を小さく
まとめて設置することができるため、移動通信用基地局
のアンテナ装置の小形化を可能にしている。
【0039】なお、本発明の技術は前記実施の形態にお
ける技術に限定されるものではなく、同様な機能を果た
す他の態様の手段によってもよく、また本発明の技術は
前記構成の範囲内において種々の変更、付加が可能であ
る。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
偏波共用アンテナ装置によれば、垂直偏波用のダイポー
ル素子は、反射板の垂直中心線上で該反射板に直交する
垂直平面上に、該反射板からある距離に配設され、水平
偏波用の2個のY字形(又は、V字形)ダイポール素子
は、前記垂直偏波用のダイポール素子の中心を通り、前
記反射板及び前記垂直平面のそれぞれに直交する水平平
面上で、該垂直平面に対し、互いにある角度傾けて対称
的に配設されるとともに、給電時、該各Y字形ダイポー
ル素子から放射される電波が同相になるように給電され
るので、従来の3セクタ偏波ダイバーシチ方式によるア
ンテナ装置の指向性を改善し、移動体通信の基地局に使
用できるような、水平偏波、垂直偏波とも水平面内指向
性半値角を広角(例えば、120度)にすることができ
る。
【0041】同時に、前記アンテナ装置の製造コストを
削減するとともに、基地局設備、特に該アンテナ装置を
装備する鉄塔部分の小形化を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏波共用アンテナ装置の第1実施例を
示す斜視図である。
【図2】図1の該アンテナ装置の水平面内指向性を示す
図である。
【図3】本発明の偏波共用アンテナ装置の第2実施例を
示す斜視図である。
【図4】本発明の偏波共用アンテナ装置の第3実施例を
示す斜視図である。
【図5】本発明の偏波共用アンテナ装置の第4実施例を
示す斜視図である。
【図6】図7とともに、本発明の偏波共用アンテナ装置
の第5実施例を示す図で、図5に示す2周波偏波共用ア
ンテナ装置の2面を、断面三角形柱の側面に配設した断
面図である。
【図7】図5に示す2周波偏波共用アンテナ装置の3面
を、断面三角形柱の側面に配設した断面図である。
【図8】従来の偏波共用アンテナとしてのクロスダイポ
ールアンテナの斜視図である。
【図9】従来の偏波共用アンテナとしての、誘電体基板
上に形成された偏波共用パッチアンテナの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,11,21,31 偏波共用アンテナ装置 2,12,32 垂直偏波用ダイポール素子 3,4,13,14,33,34 水平偏波用ダイポー
ル素子 5 反射板 5a 垂直中心線 6,7,8,16b,16c,17b,17c,18
b,18c 給電線路 12a,13a,14a 誘電体プリント基板 12b,12c,13b,13c,14b,14c,3
2b,32c 放射素子 40 柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小坂 和弘 東京都千代田区丸の内3丁目3番1号 電気興業株式会社内 (72)発明者 恵比根 佳雄 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (72)発明者 新宅 正佳 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−98019(JP,A) 特開 平8−181536(JP,A) 電子情報通信学会、1997年通信ソサイ エティ大会、講演論文集1、B−1− 45、「移動通信における偏波ダイバーシ チ用120度ビームアンテナ」、恵比根佳 雄、1997年9月 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01Q 21/24 H01Q 9/44 H01Q 21/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直偏波用の1個のダイポール素子と、
    水平偏波用の同一開き角を有するY字形(又は、V字
    形)に形成される2個のダイポール素子と、反射板とか
    らなり、 前記垂直偏波用のダイポール素子は、前記反射板の垂直
    中心線上で該反射板に直交する垂直平面上に、該反射板
    に平行でかつ該反射板からある距離に配設され、前記水
    平偏波用の2個のY字形ダイポール素子は、前記垂直偏
    波用のダイポール素子の中心を通り、前記反射板及び前
    記垂直平面のそれぞれに直交する水平平面上で、該垂直
    平面に対し、その交点を該反射板側に位置するように、
    互いにある角度傾けて対称的に配設されるとともに、 前記垂直偏波用のダイポール素子と前記水平偏波用の2
    個のY字形ダイポール素子は同一周波数の電力で給電さ
    れ、かつ該各Y字形ダイポール素子から放射される電波
    が同相になるように給電されることを特徴とする偏波共
    用アンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記垂直偏波用のダイポール素子及び前
    記水平偏波用の2個のY字形ダイポール素子のそれぞれ
    が、誘電体プリント基板の両方のそれぞれの面の金属箔
    上に形成されるものであることを特徴とする請求項1に
    記載の偏波共用アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記偏波共用アンテナ装置が、垂直方向
    に複数段に、配設されてなることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の偏波共用アンテナ装置。
  4. 【請求項4】 周波数f1で動作する前記垂直偏波用の
    ダイポール素子のほかに、周波数f2で動作する垂直偏
    波用のダイポール素子を前記垂直平面上に形成するとと
    もに、周波数f1で動作する前記水平偏波用の2個のY
    字形ダイポール素子の上又は下部に平行して、周波数f
    2で動作する水平偏波用の2個のY字形ダイポール素子
    が配設されたものを、垂直方向に単数又は複数段に配設
    され、2周波数共用してなることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の偏波共用アンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記偏波共用アンテナ装置が、120度
    の開き角をもち、かつ水平方向にその2面、又は3面
    が、水平断面が三角形の柱に配設されることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4のいずれかに記載の偏波共用ア
    ンテナ装置。
JP25961398A 1998-09-14 1998-09-14 偏波共用アンテナ装置 Expired - Lifetime JP2989813B1 (ja)

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