JP5656779B2 - アンテナ装置 - Google Patents
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Description
このため、モノポールアンテナの上端に容量板を設置することで、低姿勢化を実現している容量装荷型のモノポールアンテナが用いられることが多い。
容量装荷型のモノポールアンテナでは、インピーダンス整合を取るために、容量板と地板の間に複数のショートピンが設置されている。
そこで、以下の特許文献1に開示されているアンテナ装置では、容量装荷型のモノポールアンテナの地板の端部に側壁を設置することで、低姿勢で広帯域なアンテナが得られるようにしている。
この2周波共用アンテナは、給電点が2つあり、円環パッチと円形パッチにそれぞれ給電するものであり、各給電点間の結合が小さく、一方のアンテナを送信の周波数で、他方のアンテナを受信の周波数で使用できるという特徴を有している。
なお、容量装荷型のモノポールアンテナはTM01モードで使用されるが、2周波共用アンテナはTM11モードで使用されるものである。
円環パッチアンテナの内側に円形パッチアンテナが設置されている2周波共用アンテナの場合(特許文献2)、水平面内では無指向性にならず、パッチの上方向に指向性を持ってしまう課題があった。
図1はこの発明の実施の形態1によるアンテナ装置を示す斜視図であり、図2はこの発明の実施の形態1によるアンテナ装置を示す上面図である。
また、図3は図2のA−A’における断面図である。
図1〜3において、地板1は直径がgの円形のグランド導体であり、地板1の中心部には、モノポール導体3の下端が接続されている。
円形導体板2は地板1から高さhの位置において、地板1と略平行に配置されている直径がaの円形の導体板である。
円形導体板2の中心部には、モノポール導体3の上端が接続されている。なお、円形導体板2は第1の導体板を構成している。
ショートピン4は地板1と略垂直に配置されている直線状の導体であり、ショートピン4は上端(一端)が円形導体板2と接続され、下端(他端)が地板1と接続されている。
図1の例では、3本のショートピン4が設けられているが、ショートピン4の本数は3本に限るものではなく、1〜2本あるいは4本以上であってもよい。
なお、ショートピン4は短絡導体を構成している。
円環導体板5の内径はb、外径はcであり、円環導体板5の中央の穴にモノポール導体3とショートピン4が通されている。特に、モノポール導体3は円環導体板5のほぼ中心に位置している。
なお、円環導体板5は第2の導体板を構成している。
スリーブ導体6の内側にモノポール導体3とショートピン4が通されており、特に、モノポール導体3はスリーブ導体6のほぼ中心に位置している。
図4はこの発明の実施の形態1によるアンテナ装置の入力インピーダンスの一例を示す説明図であり、特に、図4(a)はアンテナの複素インピーダンスを示すスミスチャート、図4(b)はアンテナの電圧定在波比であるVSWR特性を示している。
図5はこの発明の実施の形態1によるアンテナ装置の水平面での放射パターンの一例を示す説明図である。
図1のアンテナ装置のように、円環導体板5とスリーブ導体6が実装されている場合、その円環導体板5とスリーブ導体6が非励振素子として動作するため、アンテナの入力インピーダンスが2重共振となる。
これにより、図1のアンテナ装置は、従来の容量装荷型のモノポールアンテナよりも広帯域化が実現される。
ショートピン4の本数と配置の位置を調整することで、アンテナの入力インピーダンスの整合を取ることができる。
図1の例では、3本のショートピン4が配置されている。
ここでは、アンテナ装置が使用する周波数帯域の中心周波数をfc、中心周波数fcにおける自由空間波長をλcとする。
また、円形導体板2の直径a、円環導体板5の内径b、円環導体板5の外径c、地板1の直径g、地板1からの円形導体板2の高さh、地板1からの円環導体板5の高さh2は、下記の通りであるとする。
a=0.16λc
b=0.07λc
c=0.32λc
g=0.36λc
h=0.085λc
h2=0.057λc
このときのアンテナ装置の直径は、地板1の直径g=0.36λcに相当し、アンテナ装置の高さは、地板1からの円形導体板2の高さh=0.085λcに相当するが、図4(b)に示すように、アンテナ直径0.36λc、アンテナ高さ0.085λcでVSWRが2以下となる比帯域は14%となり、アンテナ直径が小さく、かつ、低姿勢でありながら、広帯域な特性が得られていることが分かる。
また、中心周波数fcにおける水平面(xy面)の放射パターンは、図5に示すように、水平面内で垂直偏波がほぼ無指向性であることが確認される。なお、水平偏波はレベルが非常に低く、図5のレンジ外(図5の中心の−30[dB]より小さい)にある。
即ち、アンテナ直径(地板1の直径g=0.36λc)が1波長以下で、アンテナ高さ(地板1からの円形導体板2の高さh=0.085λc)が0.2波長以下となるため、従来のアンテナ装置よりも、アンテナ直径が小さく、低姿勢で広帯域な水平面内無指向性のアンテナ装置が得られる効果がある。
円環導体板5の穴の形状及び外形は、例えば、方形や三角形など、あらゆる形状が考えられる。
また、地板1の形状が円形であるものを示したが、形状が円形であるものに限定するものではなく、例えば、方形や三角形など、あらゆる形状が考えられる。
図6はこの発明の実施の形態2によるアンテナ装置を示す斜視図であり、図7はこの発明の実施の形態2によるアンテナ装置を示す上面図である。
また、図8は図7のA−A’における断面図である。
図6〜8において、図1〜3と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
非励振導体である直線状導体7は地板1と略垂直にモノポール導体3の周囲に配置されており、上端(一端)が円環導体板5の内円と接続され、下端(他端)が地板1と接続されている。
なお、直線状導体7が設置される位置は、特に限定するものではないが、複数の直線状導体7を等間隔で配置する方が、水平面の放射パターンがより無指向性となる。
図6及び図9のアンテナ装置では、複数の直線状導体7が等間隔で円周上に配置されている。
即ち、円環導体板5と複数の直線状導体7が非励振素子として動作して、アンテナの入力インピーダンスが2重共振となり、従来の容量装荷型のモノポールアンテナよりも広帯域化が実現される。
即ち、アンテナ直径(地板1の直径g=0.36λc)が1波長以下で、アンテナ高さ(地板1からの円形導体板2の高さh=0.085λc)が0.2波長以下となるため、従来のアンテナ装置よりも、アンテナ直径が小さく、低姿勢で広帯域な水平面内無指向性のアンテナ装置が得られる効果がある。
上記実施の形態1,2では、モノポール導体3が直線状の導体であるものを示したが、モノポール導体3は直線状の導体に限るものではなく、例えば、モノポール導体が三角形状の平面導体であってもよい。
図12はこの発明の実施の形態3によるアンテナ装置を示す斜視図であり、図12の例では、モノポール導体として、三角形状の平面導体8が設置されている。
図12のアンテナ装置では、円環導体板5と地板1の間にスリーブ導体6が設置されているが、複数の直線状導体7が設置されていてもよい。
また、三角形状の平面導体8における2つの底角の点を結ぶ辺の中点が、円形導体板2の中心と一致するように、平面導体8の上部が円形導体板2と接続されている。
図13は長方形状の平面導体9がモノポール導体として設置されているアンテナ装置の例を示している。
また、長方形の上辺の中点が、円形導体板2の中心と一致するように、平面導体9の上部が円形導体板2と接続されている。
Claims (7)
- グランド導体である地板と、
上記地板と略平行に配置されている第1の導体板と、
一端が上記第1の導体板と接続され、他端と上記地板の間に給電点が設置されているモノポール導体と、
一端が上記第1の導体板と接続され、他端が上記地板と接続されている1本以上の短絡導体と、
上記地板と上記第1の導体板の間に上記地板と略平行に配置され、中央に施されている穴に上記モノポール導体及び上記短絡導体が通される第2の導体板と、
一端が上記第2の導体板と接続され、他端が上記地板と接続されており、上記モノポール導体及び上記短絡導体が通されるスリーブ導体と
を備えたアンテナ装置。 - 第1の導体板が円形導体板、短絡導体が直線状の導体、第2の導体板が円環状の導体板、スリーブ導体が円筒状の導体であることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
- グランド導体である地板と、
上記地板と略平行に配置されている第1の導体板と、
一端が上記第1の導体板と接続され、他端と上記地板の間に給電点が設置されているモノポール導体と、
一端が上記第1の導体板と接続され、他端が上記地板と接続されている1本以上の短絡導体と、
上記地板と上記第1の導体板の間に上記地板と略平行に配置され、中央に施されている穴に上記モノポール導体及び上記短絡導体が通される第2の導体板と、
上記モノポール導体の周囲に配置されており、一端が上記第2の導体板と接続され、他端が上記地板と接続されている複数の非励振導体と
を備えたアンテナ装置。 - 第1の導体板が円形導体板、短絡導体が直線状の導体、第2の導体板が円環状の導体板、複数の非励振導体が直線状の導体であり、上記複数の非励振導体が等間隔で円周上に配置されていることを特徴とする請求項3記載のアンテナ装置。
- モノポール導体が直線状の導体であることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
- モノポール導体が三角形状の平面導体であることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
- モノポール導体が長方形状の平面導体であることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
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