JP5903294B2 - アンテナ - Google Patents

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Description

本発明はアンテナに関し、例えば移動通信用基地局などに用いられるアンテナに関する。
移動通信に使用される基地局アンテナは、独立のコンクリート柱や鉄柱、ビルの屋上、或いは鉄塔などに設置されている。移動体の通信エリアを穴なく確保するためには、基地局アンテナの適切な設置場所を確保することが重要である。住宅街などにおいては、基地局アンテナをコンクリート柱や鉄柱に設置するケースが多い。従って、住宅街などにおいては、これら独立コンクリート柱や鉄柱に設置可能な棒状の水平面内無指向性アンテナがよく使用される。
一方、近年の移動通信は複数の周波数帯を用いて通信サービスを提供することで伝送容量を確保している。そこで、すでにコンクリート柱や鉄柱に設置済みの基地局アンテナを新しい周波数に追加対応させるためには、設置場所や設置空間の制限などを考慮すると、従来から設置済みの棒状アンテナと同じ形状でマルチバンド化を実現することが望ましい。
図1、図2、図3、図4を参照して特許文献1のアンテナについて説明する。図1は、特許文献1のアンテナ900の斜視図および断面図である。図2は、特許文献1のアンテナ900の表面図および裏面図である。図3は特許文献1のアンテナ900の反射減衰量特性を示すグラフである。図4は、特許文献1のアンテナ900の水平面内放射指向性を示すグラフである。なお、以下に説明するアンテナ900は、後述する本発明のアンテナと同一条件で比較を行うために部材のサイズや位置関係を微調整している。図1、図2に示す通り、特許文献1のアンテナ900は、比誘電率約3.4の薄型の矩形基板(厚さ0.01λ2G、λ2Gは2GHzの波長)である誘電体基板2を備えている。この誘電体基板2の表面及び裏面には銅箔が接着されており、その銅箔を写真エッチング法等にて処理することにより誘電体基板2上に、以下に述べるような放射素子としての半波長ダイポールアンテナ素子3a、3bと、給電回路(マイクロストリップライン6、平行2線線路5a、5b、アース面8)が形成されている。
半波長ダイポールアンテナは、全長が0.46λ2G、幅が0.03λ2Gであって、誘電体基板2の表面及び裏面にそれぞれ長さが0.23λ2Gずつ形成されている。具体的には、半波長ダイポールアンテナは、長さがそれぞれ0.23λ2Gの一対の半波長ダイポールアンテナ素子3a、3bから成り、一方の半波長ダイポールアンテナ素子3aが誘電体基板2の幅方向の一端部にほぼ接するように誘電体基板2の表面の一端縁において上下方向に沿って配置されると共に、他方の半波長ダイポールアンテナ素子3bが誘電体基板2の幅方向の一端部にほぼ接するよう誘電体基板2の裏面の一端縁において上下方向に沿って配置されている。そして、半波長ダイポールアンテナ素子3aの上端部と半波長ダイポールアンテナ素子3bの下端部とは、互いに対向する位置に配置され、その対向位置が半波長ダイポールアンテナの電気的中心点となっている。
また、半波長ダイポールアンテナを構成する半波長ダイポールアンテナ素子3a、3bは、誘電体基板2の表面及び裏面に形成された平行2線線路5a、5bにそれぞれ接続されており、この平行2線線路5a、5bは誘電体基板2の横幅の中心付近においてマイクロストリップライン6に接続されている。そして、このマイクロストリップライン6は、アンテナ900の入出力端子となるコネクタ(図示省略)を介して給電ケーブル7に接続されている。
一方、上述の誘電体基板2の裏面には、半波長ダイポールアンテナを配設した側の一端縁とは反対側の半分部分に、マイクロストリップライン6のアース面8が形成されている。このアース面8は、その横幅が0.06λ2Gであり、半波長ダイポールアンテナの上下両端部(放射素子の両端部)からさらに上方及び下方に延びるように形成されている。
さらに、本例のアンテナ900には、一対の第1周波数帯無給電素子(非励振素子)9a,9bが備えられている。これらの第1周波数帯無給電素子9a,9bは、全長が0.39λ2Gで、幅が0.03λ2Gの金属板にて構成された素子であり、誘電体基板2の横幅の中心位置付近から、誘電体基板2の表面及び裏面に対してそれぞれ直交する方向に0.05λ3.5G+0.01λ2G(λ3.5Gは3.5GHzの波長)だけ離れた箇所において、半波長ダイポールアンテナの電気的中心点と、第1周波数帯無給電素子9a、9bの電気的中心点の高さが同じ高さ位置になるように、誘電体基板2の表面側及び裏面側にそれぞれ1枚ずつ配置されている。また、第1周波数帯無給電素子9a、9bの幅方向中心と、誘電体基板2の幅方向中心は後述するx方向において一致するように配置されている。なお、これらの第1周波数帯無給電素子9a、9bは、プラスチック等の絶縁体(図示省略)によって誘電体基板2に固定されている。
特許文献1のアンテナ900を屋外で使用する場合には、風雨からの保護や風圧荷重低減のため、ガラス強化プラスチック等で製作したカバーに収容するのが望ましいが、図1の断面図(c)に示すように、誘電体レドーム20に収容することが可能であり、このように設計することによって、アンテナ外径が細く、アンテナ設置時の風圧荷重が小さいアンテナ構造体にすることができる。
なお、図1の断面図(c)、図2の表面図(a)、裏面図(b)近傍にxyz軸を示した。誘電体基板2の表面と向かい合って右側方向をx軸正方向とし、誘電体基板2の表面と向かい合って上側方向をy軸正方向とし、誘電体基板2の表面に垂直な方向をz軸正方向として、以下共通に用いる。図1、図2においてxyz軸をずらして表示しているが、軸の原点は、誘電体基板2の対角線交点とする。
特許文献1のアンテナ900の動作原理は、以下の通りである。すなわち、放射素子である半波長ダイポールアンテナからは、水平面内無指向性の電波が放射されるが、その近傍にあるマイクロストリップライン6のアース面8が、半波長ダイポールアンテナの反射板として作用するため、マイクロストリップライン6のアース面8が存在する方向への電波の放射が弱くなり、水平面内無指向性ではなくなる。しかし、特許文献1のアンテナ900にあっては、第1周波数帯無給電素子9a,9bを所定位置に配置するようにしているため、この第1周波数帯無給電素子9a,9bに電波が導波され、これにより、マイクロストリップライン6のアース面8の方向への電波放射レベルが低下するのが防止されるため、水平面内無指向性アンテナとして動作することとなる。
図3はアンテナ900の反射減衰量(S11)特性を縦軸Sパラメータ[dB]、横軸を周波数[GHz]として示すグラフである。図3に示す通り、特許文献1のアンテナ900は、約2GHz帯で共振することが分かる。図4(a)はアンテナ900の水平面(z−x平面)内放射指向性[dB]と水平面内角度θの関係を極座標方式(表示形式1)で表したグラフである。図4(b)はアンテナ900の水平面(z−x平面)内放射指向性[dB]と水平面内角度θの関係を直交座標方式(表示形式2)で表したグラフである。図4に示す通り、アンテナ900は、測定周波数1.95GHz、および2.14GHzにおいて水平面(z−x平面)内の全方位においてほぼ同じレベルの放射指向性となっており、無指向性特性が得られている。全方位における放射指向性の最大値と最小値の差分を水平面内指向性偏差といい、この水平面内指向性偏差の値が低いほど、アンテナの放射指向性が真円に近付く。水平面内指向性偏差の値が低いほど、水平面内無指向性アンテナとして使用できる可能性が高くなる。図4に示すように、特許文献1のアンテナの測定周波数1.95GHz、2.14GHzにおける水平面内指向性偏差は3.2dBであり、これは水平面無指向性アンテナの要求を満足する特性である。
特許第4155359号公報
しかしながら、特許文献1のアンテナ900はこのままでは2つ以上の周波数の電波を放射するマルチバンドアンテナとして使用することは出来ない。たとえ特許文献1のアンテナ900を改良し、複数の周波数帯において使用可能なように改良できたとしても、何れかの周波数帯域において当該改良したアンテナの水平面内指向性偏差が劣化し、水平面無指向性アンテナとしての使用に耐えない可能性がある。また、既設アンテナに対する施工のしやすさなどの観点から、基地局アンテナのマルチバンド化をアンテナ直径を変えないように実現することが望ましい。そこで、本発明では、二つの周波数帯で共振し、各帯域における水平面内指向性偏差を十分に抑制することができるアンテナを提供することを目的とする。
本発明のアンテナは、長板形状の誘電体基板と、誘電体基板の表面上および裏面上に形成されたダイポールアンテナと、誘電体基板の表面上および裏面上に形成され、ダイポールアンテナに電力を供給する給電回路と、2枚の長板形状の第1周波数帯無給電素子と、4枚の長板形状の第2周波数帯無給電素子とを備える。
第1周波数帯無給電素子は、誘電体基板の表面側および裏面側に一枚ずつ、誘電体基板の長手方向に沿って、誘電体基板面に直交する方向に誘電体基板と離間させて配置され、第2周波数帯無給電素子は、誘電体基板の表面側および裏面側に二枚ずつ、誘電体基板と第1周波数帯無給電素子との間に、誘電体基板を介さずに隣り合う第2周波数帯無給電素子同士を互いに離間させて、誘電体基板の長手方向に沿って、誘電体基板面に直交する方向に誘電体基板と離間させ、第1周波数帯無給電素子面に直交する方向に第1周波数帯無給電素子と離間させて配置され、第1、第2周波数帯無給電素子と、ダイポールアンテナとは各々の電気的中心点が同じ高さとなるように配置されており、誘電体基板を介さずに隣り合う第2周波数帯無給電素子同士が短絡されていることを特徴とする。
本発明のアンテナによれば、二つの周波数帯で共振し、各帯域における水平面内指向性偏差を十分に抑制することができる。
特許文献1のアンテナの斜視図および断面図。 特許文献1のアンテナの表面図および裏面図。 特許文献1のアンテナの反射減衰量特性を示すグラフ。 特許文献1のアンテナの水平面内放射指向性を示すグラフ。 比較参考例のアンテナの斜視図および断面図。 比較参考例のアンテナの表面図および裏面図。 比較参考例のアンテナの反射減衰量特性を示すグラフ。 比較参考例のアンテナの水平面内放射指向性を示すグラフ。 実施例1のアンテナの斜視図および断面図。 実施例1のアンテナの表面図および裏面図。 実施例1のアンテナの反射減衰量特性を示すグラフ。 実施例1のアンテナの水平面内放射指向性を示すグラフ。 実施例2のアンテナの表面図。 実施例2のアンテナの反射減衰量特性を示すグラフ。 実施例2のアンテナの水平面内放射指向性を示すグラフ。 比較参考例、実施例2のアンテナにおける表面電流測定位置を示す図。 比較参考例、実施例2のアンテナにおける表面電流測定結果を示すグラフ。 第2周波数帯無給電素子間の距離、短絡位置に関するパラメータを変化させた場合の水平面内指向性偏差を示すグラフ。 実施例3のアンテナの斜視図および断面図。 実施例3のアンテナの表面図および裏面図。 実施例3のアンテナの水平面内放射指向性を示すグラフ。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。なお、以下の比較参考例、実施例に記載するダイポールアンテナは、具体的には半波長ダイポールアンテナとしても良い。
<比較参考例>
図5、図6、図7、図8を参照して、比較参考例のアンテナについて説明する。図5は本比較参考例のアンテナ800の斜視図および断面図である。図6は本比較参考例のアンテナ800の表面図および裏面図である。図7は本比較参考例のアンテナ800の反射減衰量特性を示すグラフである。図8は本比較参考例のアンテナ800の水平面内放射指向性を示すグラフである。本比較参考例のアンテナ800は、特許文献1のアンテナ900の第1周波数帯無給電素子9aと誘電体基板2表面との間に、2枚の長板形状の第2周波数帯無給電素子11a、12aを配置し、第1周波数帯無給電素子9bと誘電体基板2裏面との間に、2枚の長板形状の第2周波数帯無給電素子11b、12bを配置したものである。具体的には、誘電体基板2の表面と第1周波数帯無給電素子9aとの間に、第2周波数帯無給電素子11a、12aを互いに離間させて、誘電体基板2の長手方向に沿って、誘電体基板表面に直交する方向に誘電体基板2と離間させ、第1周波数帯無給電素子面に直交する方向に第1周波数帯無給電素子9aと離間させて配置している。同様に、誘電体基板2の裏面と第1周波数帯無給電素子9bとの間に、第2周波数帯無給電素子11b、12bを互いに離間させて、誘電体基板2の長手方向に沿って、誘電体基板表面に直交する方向に誘電体基板2と離間させ、第1周波数帯無給電素子面に直交する方向に第1周波数帯無給電素子9bと離間させて配置している。誘電体基板2上に形成されたダイポールアンテナの電気的中心点と、第1周波数帯無給電素子9a、9b、第2周波数帯無給電素子11a、12a、11b、12bの電気的中心点の高さ(y方向)が同じ高さ位置になるように配置されている。また、誘電体基板2の対角線交点、第1周波数帯無給電素子9a、9bの対角線交点、第2周波数帯無給電素子11aの内側長端辺の中点と第2周波数帯無給電素子12aの内側長端辺の中点とを結ぶ線分の中点、第2周波数帯無給電素子11bの内側長端辺の中点と第2周波数帯無給電素子12bの内側長端辺の中点とを結ぶ線分の中点は誘電体基板2と直交する同一軸上(図5一点鎖線にて表示)に位置する。
別の表現では、本比較参考例のアンテナ800は、長手方向が大凡同じ向きとなるように、1枚の長板形状の誘電体基板2、2枚の長板形状の第1周波数帯無給電素子9a、9b、4枚の長板形状の第2周波数帯無給電素子11a、12a、11b、12bが配置されて構成されている。誘電体基板2の表面側には、第1周波数帯無給電素子9a、第2周波数帯無給電素子11a、12aが配置されている。誘電体基板2の裏面側には、第1周波数帯無給電素子9b、第2周波数帯無給電素子11b、12bが配置されている。誘電体基板、無給電素子は互いに板面が向かい合うように配置されている。第2周波数帯無給電素子11a、12aは、第1周波数帯無給電素子9aを配置した平面と誘電体基板2の表面が形成する平面の間に位置する平面内に互いに離間させて配置されている。同様に、第2周波数帯無給電素子11b、12bは、第1周波数帯無給電素子9bを配置した平面と誘電体基板2の裏面が形成する平面の間に位置する平面内に互いに離間させて配置されている。第2周波数帯無給電素子11a、12a、11b、12bの長手方向の全長はいずれも0.44λ3.5Gである。なお、第1周波数帯無給電素子9aと、第2周波数帯無給電素子11a、12aが配置された平面との距離は0.01λ2Gである。同様に、第1周波数帯無給電素子9bと、第2周波数帯無給電素子11b、12bが配置された平面との距離は0.01λ2Gである。誘電体基板2と第1周波数無給電素子9aとの位置関係は、前述のアンテナ900と同じであるから、第2周波数帯無給電素子11a、12aが配置された平面と、誘電体基板2の表面が形成する平面との距離は、0.05λ3.5Gである。同様に、第2周波数帯無給電素子11b、12bが配置された平面と、誘電体基板2の裏面が形成する平面との距離は、0.05λ3.5Gである。隣り合う第2周波数帯無給電素子(11aと12a、11bと12b)の対角線交点間の距離(以下、distanceという)は、0.14λ3.5Gである。また、本比較例および後述する実施例において第1周波数帯とは、2GHz帯を意味し、第2周波数帯とは、3.5GHz帯を意味する。
このように形成された本比較参考例のアンテナ800は、図7の反射減衰量特性を示すグラフに示す通り、大凡2GHz帯及び、3.5GHz帯で共振することが分かる。また、図8の水平面(z−x平面)内放射指向性を示すグラフから、1.95GHz帯及び2.14GHz帯においては、水平面(z−x平面)内360°範囲でほぼ同じレベルの放射指向性となっていることが分かる。1.95GHz帯及び2.14GHz帯においては水平面内指向性偏差が3dB程度と低いため、2GHz帯では、水平面内無指向性アンテナとして動作することが分かる。一方、本比較参考例のアンテナ800は、3.5GHz帯における水平面内指向性偏差が10dBとなり劣化することが分かる。
なお、本比較参考例および、後述する全ての実施例における誘電体基板2、および誘電体基板2上に形成された半波長ダイポールアンテナ素子3a、3b、平行2線線路5a、5b、マイクロストリップライン6、給電ケーブル7、アース面8は特許文献1のアンテナ900における同一符号の部材と同じ寸法、かつ同一位置に存在する。このことは、従来技術、比較参考例、後述する実施例において共通の符号を用いていることからも明らかであるが、念のためこれらの部材の寸法、配置を再度記載しておく。
本比較参考例の誘電体基板2の表面及び裏面には銅箔が接着されており、その銅箔を写真エッチング法等にて処理することにより誘電体基板2上に、以下に述べるような放射素子としての半波長ダイポールアンテナ素子3a、3bと、給電回路(マイクロストリップライン6、平行2線線路5a、5b、アース面8)が形成されている。
半波長ダイポールアンテナは、全長が0.46λ2G、幅が0.03λ2Gであって、誘電体基板2の表面及び裏面にそれぞれ長さが0.23λ2Gずつ形成されている。具体的には、半波長ダイポールアンテナは、長さがそれぞれ0.23λ2Gの一対の半波長ダイポールアンテナ素子3a、3bから成り、一方の半波長ダイポールアンテナ素子3aが誘電体基板2の幅方向の一端部にほぼ接するように誘電体基板2の表面の一端縁において上下方向に沿って配置されると共に、他方の半波長ダイポールアンテナ素子3bが誘電体基板2の幅方向の一端部にほぼ接するよう誘電体基板2の裏面の一端縁において上下方向に沿って配置されている。そして、半波長ダイポールアンテナ素子3aの上端部と半波長ダイポールアンテナ素子3bの下端部とは、互いに対向する位置に配置され、その対向位置が半波長ダイポールアンテナの電気的中心点となっている。
また、半波長ダイポールアンテナを構成する半波長ダイポールアンテナ素子3a、3bは、誘電体基板2の表面及び裏面に形成された平行2線線路5a、5bにそれぞれ接続されており、この平行2線線路5a、5bは誘電体基板2の横幅の中心付近においてマイクロストリップライン6に接続されている。そして、このマイクロストリップライン6は、アンテナ800の入出力端子となるコネクタ(図示省略)を介して給電ケーブル7に接続されている。
一方、上述の誘電体基板2の裏面には、半波長ダイポールアンテナを配設した側の一端縁とは反対側の半分部分に、マイクロストリップライン6のアース面8が形成されている。このアース面8は、その横幅が0.06λ2Gであり、半波長ダイポールアンテナの上下両端部(放射素子の両端部)からさらに上方及び下方に延びるように形成されている
上述の比較参考例のアンテナ800をさらに改良した実施例1のアンテナ100について、図9、図10、図11、図12を参照して詳細に説明する。図9は本実施例のアンテナ100の斜視図および断面図である。図10は本実施例のアンテナ100の表面図および裏面図である。図11は本実施例のアンテナ100の反射減衰量特性を示すグラフである。図12は本実施例のアンテナ100の水平面内放射指向性を示すグラフである。
本実施例のアンテナ100は、誘電体基板2と、誘電体基板2上に形成された半波長ダイポールアンテナ素子3a、3b、平行2線線路5a、5b、マイクロストリップライン6、給電ケーブル7、誘電体基板2上に形成されたアース面8、2枚の第1周波数無給電素子9a、9bと、4枚の第2周波数帯無給電素子11a、12a、11b、12bと、2本の短絡線路13a、13bとを備える。これらの誘電体基板、無給電素子の位置関係、配置間隔、サイズはすべて、前述した従来技術のアンテナ900、比較参考例のアンテナ800と同じである。すなわち、半波長ダイポールアンテナを構成する半波長ダイポールアンテナ素子3a、3bの長手方向の長さは0.23λ2Gであり、表裏面をあわせた半波長ダイポールアンテナの全長は0.46λ2Gであり、幅は0.03λ2Gである。第1周波数帯無給電素子9a、9bの長手方向の全長は0.39λ2Gであり、幅は0.03λ2Gである。第2周波数帯無給電素子の長手方向の全長は0.44λ3.5Gであり、幅は0.04λ3.5Gである。隣り合う第2周波数帯無給電素子(11aと12a、11bと12b)のdistanceは、0.14λ3.5Gである。第2周波数帯無給電素子11a、12a(11b、12b)が配置された平面と、誘電体基板2の表面(裏面)が形成する平面との距離(h)は、0.05λ3.5Gである。第1周波数帯無給電素子9a(9b)と、第2周波数帯無給電素子11a、12a(11b、12b)が配置された平面との距離(h)は0.01λ2Gである。誘電体基板2の厚さ(t)は0.01λ2Gである。誘電体基板、無給電素子は長手方向が大凡一致するように、板面が向かい合うように配置されており、無給電素子とダイポールアンテナの長手方向(y方向)の電気的中心点が同じ高さになっている。また、誘電体基板2の対角線交点、第1周波数帯無給電素子9a、9bの対角線交点、短絡線路13aの中点、短絡線路13bの中点は誘電体基板2と直交する同一軸上(図5一点鎖線にて表示)に位置する。
以上を前提として、本実施例のアンテナ100はさらに、隣り合う第2周波数帯無給電素子11aと12aの内側端辺の略中点同士を短絡線路13aにより短絡している。同様に、隣り合う第2周波数帯無給電素子11bと12bの内側端辺の略中点同士を短絡線路13bにより短絡している。このように構成された本実施例のアンテナ100は、図11に示すように2GHz帯と3.5GHz帯のそれぞれにおいて共振し、比較参考例のアンテナ800と同じである。また図12に示すように、本実施例のアンテナ100の3.5GHz帯における水平面(z−x平面)内指向性偏差は6.2dBであり、比較参考例のアンテナ800における3.5GHz帯における水平面(z−x平面)内指向性偏差である10dBよりも改善されていることが分かる。
従って、本実施例のアンテナ100によれば、隣り合う第2周波数帯無給電素子(11aと12a、11bと12b)の内側端辺の略中点同士を短絡することにより、アンテナ直径を大きくすることなく、構造が簡単かつ製造が容易であって、二つの周波数帯(2GHz、3.5GHz)で共振し、かつ水平面内指向性偏差を抑制するアンテナを実現できる。
上述の実施例1のアンテナ100をさらに改良した実施例2のアンテナ200について、図13、図14、図15を参照して詳細に説明する。図13は本実施例のアンテナ200の表面図である。図14は本実施例のアンテナ200の反射減衰量特性を示すグラフである。図15は本実施例のアンテナ200の水平面内放射指向性を示すグラフである。
本実施例のアンテナ200は、誘電体基板2と、誘電体基板2上に形成された半波長ダイポールアンテナ素子3a、3b、平行2線線路5a、5b、マイクロストリップライン6、給電ケーブル7、誘電体基板2上に形成されたアース面8、2枚の第1周波数無給電素子9a、9bと、4枚の第2周波数帯無給電素子11a、12a、11b、12bと、2本の短絡線路13a、13bとを備える。実施例1のアンテナ100と本実施例のアンテナ200との違いは、図13に示すように、第2周波数帯無給電素子同士を、第2周波数帯無給電素子の内側端辺の中点からy軸方向にわずかにずらした位置で短絡した点のみである。以下、第2周波数帯無給電素子の内側端辺の短絡位置(短絡線路短端辺中点)と第2周波数帯無給電素子の内側端辺中心との距離をoffset_shortと呼ぶ。offset_shortは、y軸正方向に設けられている場合には、正の値、y軸負方向に設けられている場合には、負の値をとるものとする。本実施例においてoffset_shortは+0.01λ3.5Gである。
このように構成された本実施例のアンテナ200は、図14に示すように2GHz帯と3.5GHz帯のそれぞれにおいて共振し、比較参考例のアンテナ800、実施例1のアンテナ100と同じである。また図15に示すように、本実施例のアンテナ200の3.5GHz帯における水平面(z−x平面)内指向性偏差は3.9dBであり、比較参考例のアンテナ800、実施例1のアンテナ100における3.5GHz帯における水平面(z−x平面)内指向性偏差である10dB、6.2dBよりも改善されていることが分かる。
従って、本実施例のアンテナ200によれば、隣り合う第2周波数帯無給電素子(11aと12a、11bと12b)の内側端辺の中点からy軸方向にわずかにずらした位置で短絡することにより、アンテナ直径を大きくすることなく、構造が簡単かつ製造が容易であって、二つの周波数帯(2GHz、3.5GHz)で共振し、かつ水平面内指向性偏差を抑制するアンテナを実現できる。
<水平面内指向性偏差の改善に対する考察>
以下、図16、図17を参照して本発明のアンテナにおいて第2周波数帯において水平面内指向性偏差が改善する理由について考察する。図16は比較参考例、実施例2のアンテナにおける表面電流測定位置を示す図である。図17は比較参考例、実施例2のアンテナにおける表面電流測定結果を示すグラフである。図16(a)は比較参考例、図16(b)は実施例2の表面電流測定位置である。図17(a)は比較参考例、図17(b)は実施例2の表面電流測定結果である。
本発明のアンテナにおける第2周波数帯の水平面内放射指向性は、主に第2周波数帯で共振するH字型無給電素子(隣り合う第2周波数帯無給電素子と、短絡線路により構成される部材)の表面に流れる電流によって決まる。実施例2のH字型無給電素子による水平面内指向性偏差の抑制効果の理由を、比較参考例の対となる第2周波数帯無給電素子及び実施例2のH字型無給電素子の表面に流れる電流を用いて説明する。図16の太矢印に示すように、第2周波数帯無給電素子の外側端辺近傍の電流分布(電流値はy軸正方向を正の値とする)を観測する。比較参考例のアンテナ800と、実施例2のアンテナ100において、同じ位置における電流分布を観測するものとし、図16に示すように、第2周波数帯無給電素子12aの外側端辺の電流分布を♯1、第2周波数帯無給電素子11aの外側端辺の電流分布を♯2、第2周波数帯無給電素子12bの外側端辺の電流分布を♯3、第2周波数帯無給電素子11bの外側端辺の電流分布を♯4と呼ぶものとする。
図17のグラフは、横軸をy方向における周波数f2用無給電素子上電流の観測位置Y(mm、無給電素子端辺の中点を原点とし、y軸正方向を正の値とする)とし、縦軸を観測された電流の強さ[A/m]としている。図17(a)から、比較参考例の#2において、他の位置における測定結果と比べ、極端に強い電流が流れていることが分かる。その理由として、#2近傍には、誘電体基板2を介してアース面8が存在しているため、これが反射板として機能していることが考えられる。また、誘電体基板裏側に位置する#3と#4が、誘電体基板表側の#1と#2に比べ、電流が弱いことも分かる。このように、4つの無給電素子表面に流れる電流が極端に不均一となっていることで、水平面内放射指向性がある方向に強く出るなど指向性偏差が大きくなりやすい結果につながると考えられる。
一方、実施例2では同じ平面内の2つの第2周波数帯無給電素子同士を短絡する構造のH字型無給電素子を用いるため、無給電素子同士の電流強度の違いを低減することができると期待される。図17(b)から分かる通り、実施例2の構成とすることで、極端に強かった#2の電流が約半分程度に抑制され、弱かった#3と#4の電流が従来の約2倍程度に大きくなった。水平面内放射指向性を決める4つの無給電素子表面電流が均一化されたことにより、指向性偏差が低減されたと考えられる。
<形状パラメータに関する考察>
前述したように、本発明のアンテナにおけるH字型無給電素子は、その素子形状パラメータによって、アンテナの水平面内指向性偏差が異なる結果となる。水平面内指向性偏差に影響する無給電素子の形状パラメータとして具体的には、H字型無給電素子の誘電体基板2からの距離h、H字型無給電素子の第2周波数帯無給電素子間の距離distance、H字型無給電素子の第2周波数帯無給電素子の内側端辺の短絡位置と内側端辺中点との距離であるoffset_shortが挙げられる。
以下、図18を参照して、実施例2のアンテナ200において形状パラメータであるdistanceとoffset_shortのみを異ならせた場合の水平面内指向性偏差の測定結果について説明する。図18は第2周波数帯無給電素子間の距離、短絡位置に関するパラメータを変化させた場合の水平面内指向性偏差を示すグラフである。図18のグラフの縦軸は第2周波数帯(3.5GHz帯)における水平面内指向性偏差[dB]であり、指向性偏差が小さいほど真円度が高くなり、水平面内無指向性アンテナとしての性能が良くなる。横軸はdistance[mm]を表す。また、凡例ごとにoffset_shortを−2、−1、0、+1、+2[mm]として表示している。図18に示す通り、いずれのパラメータも指向性偏差に影響を与える。特に、distanceを12[mm]以上14[mm]以下(≒0.140×λ3.5G以上0.163×λ3.5G以下)とした場合に、offset_shortを0として第2周波数帯無給電素子内側端辺の中心位置で短絡するよりも、offset_shortを0を除く−2mm以上+2mm以下(≒−0.0233×λ3.5G以上+0.0233×λ3.5G以下)の範囲内でわずかにシフトさせた位置で短絡するほうが指向性偏差は改善することが分かる。また、distanceを14[mm]以上16[mm]以下(≒0.163×λ3.5G以上0.187×λ3.5G以下)とした場合に、offset_shortを−2[mm](−0.0233×λ3.5G)、+1[mm](+0.0117×λ3.5G)、+2[mm](+0.0233×λ3.5G)の何れかの位置にシフトさせた位置で短絡したほうが中心位置で短絡するよりも指向性偏差は改善することが分かる。
また、図中長破線(黒丸記号)で比較参考例においてdistanceを変更した場合の指向性偏差について表示した。distance9.0[mm]〜15.0[mm]の範囲内においては、offset_shortの値に関わらず、第2周波数帯無給電素子同士を短絡させた条件のほうが、短絡させない条件(比較参考例)と比較して指向性偏差が小さくなることが分かる。また、distance16.0[mm]の場合においても、多くのoffset_shortの条件(−2[mm]、+1[mm]、+2[mm])において、第2周波数帯無給電素子同士を短絡させた条件のほうが、短絡させない条件(比較参考例)と比較して指向性偏差が小さくなることが分かる。
次に、実施例2の構成を一部省略した実施例3のアンテナについて、図19、図20、図21を参照して説明する。図19は本実施例のアンテナ300の斜視図および断面図である。図20は本実施例のアンテナ300の表面図および裏面図である。図21は本実施例のアンテナ300の水平面内放射指向性を示すグラフである。
図21に示す通り、周波数帯2.14GHz〜3.80GHzにおいて、水平面内指向性偏差が5.5dB以内に抑えられていることが分かる。
従って、実施例3のアンテナ300によれば、第1周波数帯無給電素子を省略して、第2周波数帯無給電素子と短絡線路によりH字型無給電素子を形成することにより、アンテナ直径を大きくすることなく、構造が簡単かつ製造が容易であって、二つの周波数帯(2GHz、3.5GHz)で共振し、かつ水平面内指向性偏差を抑制するアンテナを実現できる。

Claims (4)

  1. 長板形状の誘電体基板と、
    前記誘電体基板の表面上および裏面上に形成されたダイポールアンテナと、
    前記誘電体基板の表面上および裏面上に形成され、前記ダイポールアンテナに電力を供給する給電回路と、
    2枚の長板形状の第1周波数帯無給電素子と、
    4枚の長板形状の第2周波数帯無給電素子とを備え、
    前記第1周波数帯無給電素子は、前記誘電体基板の表面側および裏面側に一枚ずつ、前記誘電体基板の長手方向に沿って、前記誘電体基板面に直交する方向に前記誘電体基板と離間させて配置され、
    前記第2周波数帯無給電素子は、前記誘電体基板の表面側および裏面側に二枚ずつ、前記誘電体基板と前記第1周波数帯無給電素子との間に、前記誘電体基板を介さずに隣り合う第2周波数帯無給電素子同士を互いに離間させて、前記誘電体基板の長手方向に沿って、前記誘電体基板面に直交する方向に前記誘電体基板と離間させ、前記第1周波数帯無給電素子面に直交する方向に前記第1周波数帯無給電素子と離間させて配置され、
    前記第1、第2周波数帯無給電素子と、前記ダイポールアンテナとは各々の電気的中心点が同じ高さとなるように配置されており、
    前記誘電体基板を介さずに隣り合う第2周波数帯無給電素子同士が短絡されていることを特徴とするアンテナ。
  2. 請求項1に記載のアンテナであって、
    前記誘電体基板を介さずに隣り合う第2周波数帯無給電素子の向かい合う長辺の略中点同士を短絡すること
    を特徴とするアンテナ。
  3. 請求項1に記載のアンテナであって、
    前記第1周波数帯が2.0GHz、前記第2周波数帯が3.5GHzであり、
    前記ダイポールアンテナの長手方向の長さが2.0GHzの波長の0.46倍であり、
    前記第1周波数帯無給電素子の長手方向の全長が2.0GHzの波長の0.39倍であり、
    前記第2周波数帯無給電素子の長手方向の全長が3.5GHzの波長の0.44倍であり、
    前記誘電体基板と前記第2周波数帯無給電素子との距離が3.5GHzの波長の0.05倍であり、
    前記第1周波数帯無給電素子と、前記第2周波数帯無給電素子を配置した平面との距離が2GHzの波長の0.01倍であり、
    前記誘電体基板を介さずに隣り合う第2周波数帯無給電素子の幅方向中心間距離が3.5GHzの波長の0.140倍以上0.163倍以下であり、
    前記誘電体基板を介さずに隣り合う第2周波数帯無給電素子の向かい合う長辺の中点から長手方向に3.5GHzの波長の0.0233倍以下となる距離(0を除く)離れた点同士を短絡すること
    を特徴とするアンテナ。
  4. 請求項1に記載のアンテナであって、
    前記第1周波数帯が2.0GHz、前記第2周波数帯が3.5GHzであり、
    前記ダイポールアンテナの長手方向の長さが2.0GHzの波長の0.46倍であり、
    前記第1周波数帯無給電素子の長手方向の全長が2.0GHzの波長の0.39倍であり、
    前記第2周波数帯無給電素子の長手方向の全長が3.5GHzの波長の0.44倍であり、
    前記誘電体基板と前記第2周波数帯無給電素子との距離が3.5GHzの波長の0.05倍であり、
    前記第1周波数帯無給電素子と、前記第2周波数帯無給電素子を配置した平面との距離が2GHzの波長の0.01倍であり、
    前記誘電体基板を介さずに隣り合う第2周波数帯無給電素子の幅方向中心間距離が3.5GHzの波長の0.163倍以上0.187倍以下であり、
    前記誘電体基板を介さずに隣り合う第2周波数帯無給電素子の向かい合う長辺の中点から長手方向に3.5GHzの波長の0.0233倍以下となる距離(0を除く)鉛直上方に離れた点同士を短絡するか、または3.5GHzの波長の0.0233倍となる距離鉛直下方に離れた点同士を短絡すること
    を特徴とするアンテナ。
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