JP2013197987A - アンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の無線通信方式に対応した統合アンテナを同一アンテナ構成で実現し、省スペースで製造コストが安価であり、高い受信感度性能を発揮することができるアンテナ装置を提供する。
【解決手段】 アンテナ装置10は、略正方形の一方の対角方向において対向する2つの角を切り欠いた摂動部2を有する第1の導電素子1と、第1の導電素子1と同一面上に形成され、所定の間隔を隔てて第1の導電素子1を囲むように配置された第2の導体素子5と、第1の導体素子1上に配置された第1給電端子3と、第2の導体素子5上に配置されたグラウンド端子4と、第2の導体素子5の一部を切断し、切断した両端部に配置された第2給電端子6、7とを備え、第1の導体素子1をその放射素子、第2の導体素子5をそのグラウンド導体とする第1アンテナ、および第2の導体素子5をループアンテナとする第2アンテナとして動作する。
【選択図】図1
【解決手段】 アンテナ装置10は、略正方形の一方の対角方向において対向する2つの角を切り欠いた摂動部2を有する第1の導電素子1と、第1の導電素子1と同一面上に形成され、所定の間隔を隔てて第1の導電素子1を囲むように配置された第2の導体素子5と、第1の導体素子1上に配置された第1給電端子3と、第2の導体素子5上に配置されたグラウンド端子4と、第2の導体素子5の一部を切断し、切断した両端部に配置された第2給電端子6、7とを備え、第1の導体素子1をその放射素子、第2の導体素子5をそのグラウンド導体とする第1アンテナ、および第2の導体素子5をループアンテナとする第2アンテナとして動作する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の通信方式に対応し、車両の窓ガラスに搭載されるアンテナ装置に関する。
近年、車両には、様々な通信システム(例えば、AM/FM放送、地上デジタル放送(地デジ)、GPS、VICS(登録商標)、ETCなど)が搭載され、それらの通信に対応した数多くのアンテナが必要となっている。従来、車両のダッシュボードに配置されていたGPSやETCなどの円偏波用のマイクロストリップアンテナは、近年、平面アンテナとして、フロントの窓ガラスに貼付して配置され、加えて、地デジ用アンテナと統合されて配置されている場合がある。
このようなフロント窓ガラスに搭載される平面アンテナの具体例として、正方形の導体素子の1つの角と対角とにそれぞれに切り込み部(摂動)を備えた放射素子と、それと所定の間隔を隔て、放射素子を囲むアース導体とを備え、GPS用円偏波アンテナとして動作するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
また、パッチ素子として、正方形のパッチ導体の1つの角と対角とのそれぞれに突出部を備え、GPS用円偏波アンテナとして動作するものが知られている(例えば特許文献2参照)。
また、ループアンテナからなる第1アンテナ(地デジ用)と、第1アンテナに重ならないように配置された第2アンテナ(GPS用)とを備え、第1、第2アンテナは各2つの給電端子を有しており、第1アンテナの一方の給電端子と第2アンテナの一方の給電端子とが1つの共通給電端子として構成されており、第2アンテナがループアンテナとその一辺に隣接して設けられた無給素子を備えている、GPSアンテナと地デジアンテナとが統合されているものが知られている(例えば特許文献3参照)。
また、パッチ素子として、正方形のパッチ導体の1つの角と対角とのそれぞれに突出部を備え、GPS用円偏波アンテナとして動作するものが知られている(例えば特許文献2参照)。
また、ループアンテナからなる第1アンテナ(地デジ用)と、第1アンテナに重ならないように配置された第2アンテナ(GPS用)とを備え、第1、第2アンテナは各2つの給電端子を有しており、第1アンテナの一方の給電端子と第2アンテナの一方の給電端子とが1つの共通給電端子として構成されており、第2アンテナがループアンテナとその一辺に隣接して設けられた無給素子を備えている、GPSアンテナと地デジアンテナとが統合されているものが知られている(例えば特許文献3参照)。
しかしながら、特許文献1および2に記載の構成は、GPSまたはETCなどの円偏波用のアンテナのみに対応するものである。このため、複数の通信用アンテナに対応するためには別にアンテナが必要となりコストが増大する。また、面積が限られた車両用のフロントガラスでは、多数のアンテナを設けることにより視界の妨げとなる可能性がある。
また、特許文献3に記載の構成では、ループ素子を線状素子で構成するために、地デジの広帯域(13ch〜52ch:473MHz帯〜707MHz帯)をカバーするのが困難である。このため、周波数帯によっては利得が低い場合がある。また、2重のループ素子に加え、無給電素子を備えるために構成要素が多く、コストが増大する。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、円偏波用の平面アンテナと広帯域な地デジ用アンテナとを統合させたアンテナ構成にすることで、低コスト化および省スペース化が図れ、さらに、アンテナ素子を透明導電材で実現することで、窓ガラスに搭載されたときに目立たない、統合アンテナとして高い受信感度性能を確保したアンテナ装置を提供することである。
上記目的を達成するために本発明は、車両の窓ガラス上に設けられるアンテナ装置であって、略正方形の一方の対角方向において対向する2つの角を切り欠いた摂動部を有する第1の導体素子と、前記第1の導体素子と同一面上に形成され、前記第1の導体素子と所定の間隔を隔て、前記第1の導体素子を囲むように配置された第2の導体素子と、前記第1の導体素子上に配置された第1給電端子と、前記第2の導体素子上に配置されたグラウンド端子と、前記第2の導体素子の一部を切断し、切断した両端部に配置された2つの第2給電端子とを備え、前記第1の導体素子をその放射素子、前記第2の導体素子をそのグラウンド導体とする第1アンテナ、および前記第2の導体素子をループアンテナとする第2アンテナとして動作する構成を有している。
本発明のアンテナ装置によれば、複数の無線通信方式に対応する統合アンテナ構成であるため、製造コストが安価であり、高利得および広帯域が実現できるため、高い受信感度性能を発揮することができる。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明のアンテナ装置としての第1の実施形態に係る車両の窓ガラスに搭載されるアンテナ装置10を示すものであり、図2は、車両窓ガラス搭載アンテナ装置10をフロント窓ガラス11に備えた車両20を示す。
(第1の実施形態)
図1は、本発明のアンテナ装置としての第1の実施形態に係る車両の窓ガラスに搭載されるアンテナ装置10を示すものであり、図2は、車両窓ガラス搭載アンテナ装置10をフロント窓ガラス11に備えた車両20を示す。
図1に示すアンテナ装置10は、図2に示すように車両20のフロント窓ガラス11に設けられるものである。そして、アンテナ装置10は、フロント窓ガラス11上の第1導電素子1および第2の導電素子5を備える。第1の導電素子1は、その上に第1給電端子3を備える。第2の導電素子5は、その上に第1の導電素子1のグラウンド端子4と、第2の導電素子5の第2給電端子6および7とを備える。
なお、本実施形態では、第1の導電素子1はGPS用アンテナとして動作し、第2の導電素子5は地デジ用アンテナとして動作するものとして説明する。
なお、本実施形態では、第1の導電素子1はGPS用アンテナとして動作し、第2の導電素子5は地デジ用アンテナとして動作するものとして説明する。
第1の導電素子1および第2の導電素子5は、導電性の材料で形成し、例えば光透過率80%以上の透明導電材として説明する。なお光透過率は、ヘイズメータを用いて、JIS−K−7105、JIS−K−7361に準じた方法により測定した全光線透過率をいう。
透明導電材は、例えば、メッシュ状に構成され、線幅が20um、線間隔が900umで形成され、シート抵抗は0.1Ω/□以下で設定する。
透明導電材は、例えば、メッシュ状に構成され、線幅が20um、線間隔が900umで形成され、シート抵抗は0.1Ω/□以下で設定する。
第1アンテナは、略正方形の透明導電材で形成された第1の導電素子1を備えている。第1の導電素子1は、略正方形の一つの角と対角とに切り欠きよりなる摂動部2を備えている。第1の導電素子1から所定の間隔Gをあけて、かつ、第1の導電素子1を囲むように、第2の導電素子5が配置される。
第1の導電素子1の対角の長さAおよびBは、GPS周波数帯で適正な右旋円偏波となるように調整される。本実施形態では、摂動部2が設けられないことを仮定した場合の第1の導電素子1の形状である正方形を、図1に破線で示している。この破線で示した正方形を以下、適宜「仮想正方形」という。仮想正方形の四隅の角のうち、一つの角とその対角に長さTの切り欠きよりなる摂動部2を設定して上記調整を行う。同図に示すように、摂動部2は直角二等辺三角形であり、その長さTを仮想正方形の辺の一部にあたる、直角を挟む二つの等しい辺の長さにより特定する。対角の長さAとBは、GPS帯域の波長λGに対して、λG/4〜λGの範囲内となる。
第1の導電素子1の対角の長さAおよびBは、GPS周波数帯で適正な右旋円偏波となるように調整される。本実施形態では、摂動部2が設けられないことを仮定した場合の第1の導電素子1の形状である正方形を、図1に破線で示している。この破線で示した正方形を以下、適宜「仮想正方形」という。仮想正方形の四隅の角のうち、一つの角とその対角に長さTの切り欠きよりなる摂動部2を設定して上記調整を行う。同図に示すように、摂動部2は直角二等辺三角形であり、その長さTを仮想正方形の辺の一部にあたる、直角を挟む二つの等しい辺の長さにより特定する。対角の長さAとBは、GPS帯域の波長λGに対して、λG/4〜λGの範囲内となる。
第1の導電素子1上の第1給電端子3は、矩形に形成されている。そして、第1給電端子3は、その一辺が第1の導電素子1のX軸と平行な2辺のうち一方の一部と重なり、かつ摂動部2と重ならない位置に設けられる。また、第1給電端子3は、GPS周波数帯で適正な右旋円偏波となるように、仮想正方形のY軸に平行な中心線CYからわずかにずらして配置される。
第1のアンテナのグラウンド端子4は、第1の導電素子1において第1給電端子3が配されている位置のY軸正方向にある第2の導電素子5の一部を切断し、その切断した端部の角に備えられる。この第1の導電素子のグラウンド端子4から、第1のアンテナの第1給電端子3に給電する。
第2アンテナは、第2の導電素子により構成されている。この第2の導電素子は、透明導電材で形成され、第1の導電素子1を囲むように、間隔Gを保持して配置されている。ただし、第2の導電素子5の一部が幅Wで切断されている。そして、この切断された両方の端辺に第2アンテナの第2給電端子6および7を配置し、これら給電端子6と7の間に給電する。上記の構成により、第2の導電素子がループアンテナとして動作する。
第2の導電素子5の外周L1は、地デジ周波数帯の波長に対して、略1波長に設定する。ここで、外周L1は、第2の導電素子5の外側の辺の長さの合計をいう。
アンテナ装置10は、例えば誘電率7のフロントガラス20上に配置されているために波長短縮される。このため、例えば、対角線Aの長さは略51mm、対角線Bの長さは略32mm、摂動部2の長さTは略13mm、第1の導電素子1と第2の導電素子5の間隔Gは3mm、L1の長さは略400mm、間隔Wは3mmに設定する(図1参照)。
上記の長さで構成されたアンテナ装置10の特性は図3〜図5に示した通りである。各特性については、各図を参酌しつつ後に説明する。
アンテナ装置10は、例えば誘電率7のフロントガラス20上に配置されているために波長短縮される。このため、例えば、対角線Aの長さは略51mm、対角線Bの長さは略32mm、摂動部2の長さTは略13mm、第1の導電素子1と第2の導電素子5の間隔Gは3mm、L1の長さは略400mm、間隔Wは3mmに設定する(図1参照)。
上記の長さで構成されたアンテナ装置10の特性は図3〜図5に示した通りである。各特性については、各図を参酌しつつ後に説明する。
次に、本発明の第1の実施形態におけるアンテナ装置10の動作について、図3の指向性パターン、図4の軸比特性および図5の電圧定在波比特性(VSWR特性、Voltage Standing Wave Ratio)を用いて説明する。
まず、GPS用の第1アンテナは平面パッチアンテナとして、第1の導電素子1の端辺と第2の導電素子5との間隔Gの電界により第1の導電素子1の端部に磁流が生じ、その磁流によって電波を放射する。さらに、円偏波を実現するためには、仮想正方形の1つの角とその対角とに摂動部2を設け、その配置条件で右旋もしくは左旋円偏波を放射することができる。本実施形態では、第1アンテナの第1給電端子3を+Y方向の最上辺(すなわち、X軸に平行な辺のうち、最もY軸正方向(+Y方向)側に位置している辺)に配置するために、第1アンテナの第1給電端子3から最も近い+X方向の仮想正方形の角とその対角とに摂動部2を設けることで、右旋円偏波を実現できる。
まず、GPS用の第1アンテナは平面パッチアンテナとして、第1の導電素子1の端辺と第2の導電素子5との間隔Gの電界により第1の導電素子1の端部に磁流が生じ、その磁流によって電波を放射する。さらに、円偏波を実現するためには、仮想正方形の1つの角とその対角とに摂動部2を設け、その配置条件で右旋もしくは左旋円偏波を放射することができる。本実施形態では、第1アンテナの第1給電端子3を+Y方向の最上辺(すなわち、X軸に平行な辺のうち、最もY軸正方向(+Y方向)側に位置している辺)に配置するために、第1アンテナの第1給電端子3から最も近い+X方向の仮想正方形の角とその対角とに摂動部2を設けることで、右旋円偏波を実現できる。
また、グラウンドとして使用する第2アンテナ素子5の一部を削除した形状で、GPS用の平面パッチアンテナのアンテナ利得を保持するために、第1アンテナの第1給電端子3を、そのY軸と平行な中心線Cが第1の導電素子1の仮想正方形のY軸と平行な中心線CY(図1参照)からずれるようにして設ける。すなわち、その中心線Cが仮想正方形の中心線CYと摂動部2のとの間に位置するように、第1アンテナの第1給電端子3を設ける。第1アンテナの第1給電端子3の中心線Cと仮想正方形の中心線CYとのずれの大きさは、GPS帯域の波長λG/100以上、仮想正方形の一辺の長さの1/2から、摂動長Tおよび第1アンテナの第1給電端子3のX軸方向の幅の1/2を減じた長さ以下とする。例えば、その中心線Cを仮想正方形の中心線CYより略5mm、摂動部2側にずらして、第1アンテナの第1給電端子3を配置する。
上記構成により、GPS帯のアンテナ特性は図3に示すような指向性パターンとなり、仰角0度方向に最大利得4.5dBiが得られる。また、図4に示したように、円偏波を評価する指標とする軸比すなわち電界の最大と最小の比(この比が小さいほど円偏波に近くなり、大きいほど長軸と短軸との比が大きい楕円偏波となる。)も、仰角0度方向において、1dB以下となり良好な円偏波特性が得られていることになる。
すなわち、図2に示すアンテナ装置10を車両11の内側からフロントガラス20に貼付する場合は、フロントガラス20に対して直交した方向に右旋円偏波、かつ、最大利得となることから、アンテナ指向性を衛星方向に向けることができる。
次に、図1に示したように、第2の導電素子5は、第1の導電素子1を囲むように配置し、その一部を幅Wで切断し、切断した両方の端辺に第2給電端子6および7を配置している。そして、これら第2給電端子6および7間に給電する。第2の導電素子5の外周Lは地デジ周波数帯の波長に対して、略1波長に設定する。このため、第2の導電素子5は、1波長のループアンテナとして動作する。
第2の導電素子5は透明導電材で構成されている。このために、第2の導電素子5が視界をさえぎることがないから、第2アンテナ素子5の幅(図1ではY軸方向の両端の距離)を、例えば15mm以上に太くすることが可能である。したがって、図5に示すように、地デジの帯域内においてVSWR<3とすることができ、地デジ帯域で高い放射特性を確保できる。
なお、本実施形態のアンテナ装置10は、図1に示すように、第1アンテナの第1給電端子3、第2の導電素子5上の第1アンテナ素子1のグラウンド端子4および第2アンテナの第2給電端子6をY軸方向に直線状に並べて配置している。この構成を用いることで、これら各端子と接続する図示しない無線部のコネクタを1列に並べることができるから、無線部を小さく実現でき、コストダウンが実現できる。各端子を直線状に並べた配置は、無線部のコネクタを1列に並べることができるようなものであればよい。具体的には、各端子のY軸方向の中心線上に他の端子が位置する構成や、図1に示した各端子の中心線が相互に一致する構成が挙げられる。
すなわち、本実施の形態では、第1周波数帯であるGPS用右旋円偏波アンテナ(第1アンテナ)を第1の導体素子1の放射素子と第2の導体素子5のグラウンド導体とで実現すると共に、第2の導体素子5の一部を切断し、第2の導体素子5のグラウンド導体を第2周波数帯の地デジ用のループアンテナ(第2アンテナ)として動作させる。このように、第2の導体素子5を異なる周波数帯で、動作状態を変えて用いることにより、1つのアンテナで2つの周波数帯に対応する統合アンテナを実現でき、省スペースによるコストダウン、高利得なGPSアンテナ、広帯域高利得な地デジアンテナを実現できる。
なお、本実施形態では、第1の導電素子1をGPS帯の右旋円偏波アンテナ、第2の導電素子5を地デジアンテナとして説明したが、これによらず、第1の導電素子1が円偏波特性を有し、かつ、第1の導電素子1に対して第2の導電素子の動作周波数帯が低い場合であれば、同様な効果が得られる。
また、本実施形態では、円偏波を実現するための放射素子として、正方形の対向する2つの角を切り欠いた摂動部を備えた素子として説明したが、これによらず、パッチアンテナ構造で円偏波を実現する手段を備えていれば、同様な効果が得られる。
また、本実施形態では、透明導電材をメッシュ構成として説明したが、これによらず、シート抵抗0.1Ω/□以下であり、光透過率が80%以上の透明導電材であれば、同様な効果が得られる。
本発明のアンテナ装置は、複数のシステムに対応したアンテナを同一アンテナ構成で実現し、省スペースでかつ高い感度性能を発揮することができる効果を有し、例えば車両用フロント窓ガラスに搭載するアンテナ装置などに有用である。
1 第1の導体素子
2 摂動部
3 第1給電端子
4 グラウンド端子
5 第2の導体素子
6、7 第2給電端子
10 アンテナ装置
11 フロント窓ガラス
20 車両
2 摂動部
3 第1給電端子
4 グラウンド端子
5 第2の導体素子
6、7 第2給電端子
10 アンテナ装置
11 フロント窓ガラス
20 車両
Claims (5)
- 車両の窓ガラス上に設けられるアンテナ装置であって、
略正方形の一方の対角方向において対向する2つの角を切り欠いた摂動部を有する第1の導体素子と、
前記第1の導体素子と同一面上に形成され、前記第1の導体素子と所定の間隔を隔て、前記第1の導体素子を囲むように配置された第2の導体素子と、
前記第1の導体素子上に配置された第1給電端子と、
前記第2の導体素子上に配置されたグラウンド端子と、
前記第2の導体素子の一部を切断し、切断した両端部に配置された2つの第2給電端子とを備え、
前記第1の導体素子をその放射素子、前記第2の導体素子をそのグラウンド導体とする第1アンテナとして動作し、かつ
前記第2の導体素子をループアンテナとする第2アンテナとして動作することを特徴とするアンテナ装置。 - 前記第1アンテナは円偏波用アンテナとし、かつ、前記第2アンテナの動作周波数より高いことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
- 前記第1の導体素子および前記第2の導体素子を光透過率80%以上の透明導電材を用いることを特徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
- 前記第1給電端子の中心が、略正方形の前記第1の導体素子の中止線と前記第1給電端子に最も近い摂動部との間に位置することを特徴とする請求項3に記載のアンテナ装置。
- 前記第1給電端子と、前記グラウンド端子と、前記第2給電端子のうちの一つとが、直線状に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のアンテナ装置。
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---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018186375A1 (ja) * | 2017-04-04 | 2018-10-11 | 株式会社デンソー | 光透過型アンテナ、窓部貼付型通信モジュール、及び、周辺監視ユニット |
JP2018182734A (ja) * | 2017-04-04 | 2018-11-15 | 株式会社Soken | 光透過型アンテナ、窓部貼付型通信モジュール、及び、周辺監視ユニット |
CN110277641A (zh) * | 2019-06-28 | 2019-09-24 | 中国航空工业集团公司雷华电子技术研究所 | 一种实现宽带宽角扫描的结构及具有其的微带天线单元 |
-
2012
- 2012-03-21 JP JP2012064105A patent/JP2013197987A/ja active Pending
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