JP2006278971A - 貼り合わせウエーハの製造方法及びそれに用いるウエーハ保持用治具 - Google Patents

貼り合わせウエーハの製造方法及びそれに用いるウエーハ保持用治具 Download PDF

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Abstract

【課題】貼り合わせウエーハを製造する際、ベースウエーハを任意の凸形状に変形させてボンドウエーハとの貼り合わせを行うことができ、それにより貼り合わせウエーハの反り形状を制御することができる技術を提供する。
【解決手段】治具本体2に載置されたベースウエーハ7の裏面の周辺部をチャック3で吸着するとともに、供給路5を通じて弾性シート4の背面に流体を供給して加圧することによりベースウエーハを凸形状に変形させて保持するものであることを特徴とするウエーハ保持用治具1。ベースウエーハの裏面の周辺部を吸着保持するとともに、該裏面の中央部を圧力を制御しながら押圧することにより該ベースウエーハを所望の凸形状に変形させ、該凸形状に変形されたベースウエーハと、デバイスが形成されるボンドウエーハ8とを貼り合わせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、シリコンウエーハ等の2枚のウエーハを貼り合わせる貼り合わせウエーハの製造方法、及び貼り合わせの際にウエーハを保持するための治具に関する。
高性能デバイス用のウエーハとして、半導体ウエーハを他のウエーハと貼り合わせて接合させた貼り合わせウエーハが使用されている。貼り合わせウエーハは、支持基板となるベースウエーハと、デバイスが形成されるボンドウエーハとを貼り合わせて製造される。例えば、鏡面研磨された2枚のシリコンウエーハの少なくとも一方のウエーハに酸化膜を形成した後、これらのウエーハを貼り合わせる。必要に応じて200〜1200℃の温度で熱処理して結合強度を高めた後、ボンドウエーハを研削及び研磨して所望の厚さまで薄膜化する。このような方法により、SOI(silicon on insulator)層が形成された貼り合わせSOIウエーハを製造することができる。
また、貼り合わせウエーハの他の製造方法として、イオン注入剥離法と呼ばれる方法もある。例えば酸化膜が形成されたシリコンウエーハ(ボンドウエーハ)に予め水素イオン等のイオンガスを注入して微小気泡層を形成した後、ベースウエーハと貼り合わせる。貼り合わせ後、ボンドウエーハ内の微小気泡層を境界として剥離することでより厚さが均一で薄いSOI層が形成された貼り合わせウエーハを製造することができる。
なお、貼り合わせウエーハを製造する場合、酸化膜を介さずに直接シリコンウエーハ同士を接合することもあるし、ベースウエーハとして、石英、炭化珪素、アルミナ等の絶縁体のウエーハが用いられる場合もある。
図7は、ベースウエーハとボンドウエーハを貼り合わせる方法の一例を概略的に示している。まず、平坦度の高い載置台10上にベースウエーハ7を置く(図7(A))。次いで、このベースウエーハ7上に、表面に酸化膜が形成されたボンドウエーハ8を置く(図7(B))。さらに、作業者が押圧用の治具9でボンドウエーハ8の上から押圧する(図7(C))。これにより2枚のシリコンウエーハ7,8が接合され、その後結合強度を高める熱処理等が行われて貼り合わせウエーハとなる。
しかし、上記のように貼り合わせを行うと、2枚のウエーハ7,8の間に空気が入り込んで多数の空隙(ボイド)が発生したり、図8に示したように貼り合わせ直後に凹形の反りが生じる場合がある。貼り合わせウエーハに大きな反りが生じていると、例えばデバイス作製工程において真空吸着によるチャッキングができないなどの問題が生じる。
貼り合わせ界面のボイドの発生や、貼り合わせウエーハの反りの発生を防止する方法として、貼り合わせるウエーハの一方、あるいは両方を凸形状に変形させて貼り合わせる方法が提案されている(特許文献1−6参照)。ウエーハを凸形状に変形させて貼り合わせを行えば、両ウエーハの間に気泡が存在しない貼り合わせウエーハ、あるいは、反りの無い平坦な貼り合わせウエーハが得られるとされている。
そして、ウエーハを凸形状に変形させる手段として、例えば、凸形状の保持面を有する金属製の基台に、ウエーハの周辺部を真空吸着するための溝が形成されたゴム製のチャックを被せた保持治具が提案されている(特許文献1参照)。このような治具を用いれば、一方のウエーハを基台の保持面の凸形状に合わせて変形させることができ、これを他方のウエーハと貼り合わせることで、貼り合わせ界面に気泡が残らず、強固に接合させることができるとされている。
しかし、上記のような治具を用いて、ベースウエーハを基台の凸形状に合わせて保持してボンドウエーハと貼り合わせを行った場合、貼り合わせ界面における気泡の残留を防止することができたとしても、ボンドウエーハの厚さや酸化膜の有無及びその厚さ等によって貼り合わせ後の反り形状は異なるので、貼り合わせ後の反り形状を制御することができないという問題がある。特に、ベースウエーハより厚さの薄いボンドウエーハを用いて貼り合わせを行った場合、貼り合わせ後の反りが大きくなる傾向がある。近年では、厚いSOI層を有する厚膜SOIウエーハを製造する場合、コスト低減のため、ボンドウエーハとして300μm以下の厚さのシリコンウエーハを使用することが望まれているが、貼り合わせるボンドウエーハの厚さが薄いほど貼り合わせ後の反りが大きくなる傾向があるので、反りの発生を一層抑制する必要がある。
また、ウエーハを凸形状に変形させる他の手段として、ウエーハを加熱する方法(特許文献2参照)やウエーハに熱膨張率の異なる膜(例えば窒化膜)を形成する方法(特許文献3参照)なども提案されているが、これらの方法でも貼り合わせ後の反り形状を制御することは極めて困難である。
特開昭61−145839号公報 特開平1−169917号公報 特開平2−56918号公報 特許第2846994号公報 特公平8−24100号公報 特開2000−348992号公報
以上の点に鑑み、本発明は、貼り合わせウエーハを製造する際、ベースウエーハを任意の凸形状に変形させてボンドウエーハとの貼り合わせを行うことができ、それにより貼り合わせウエーハの反り形状を制御することができる技術を提供することを目的とする。
本発明によれば、2枚のウエーハを貼り合わせて製造する貼り合わせウエーハの製造方法において、前記2枚のウエーハのうち支持基板となるベースウエーハの裏面の周辺部を吸着保持するとともに、該裏面の中央部を圧力を制御しながら押圧することにより該ベースウエーハを所望の凸形状に変形させ、該凸形状に変形されたベースウエーハと、デバイスが形成されるボンドウエーハとを貼り合わせることを特徴とする貼り合わせウエーハの製造方法が提供される(請求項1)。
ベースウエーハの裏面の周辺部を吸着保持するとともに、裏面の中央部を圧力を制御しながら押圧することにより、ベースウエーハをボンドウエーハの厚さや要求される反りの量等に応じて任意の凸形状に変形させることができる。そして、所望の凸形状に変形させたベースウエーハをボンドウエーハと貼り合わせることで、貼り合わせ界面における気泡の残留を防ぐとともに、貼り合わせ後のウエーハの反り形状を高精度に制御することができ、反りが無いか、あるいは所望の反り形状を有する貼り合わせウエーハを製造することができる。
この場合、ベースウエーハの裏面の中央部を1.0−2.0kPaの範囲内の圧力で押圧することができる(請求項2)。
上記範囲内の押圧力であれば、ベースウエーハに過大な負荷を掛けずに適度に凸形状に変形させてボンドウエーハと確実に貼り合わせることができ、貼り合わせ後の反りの発生を確実に抑制することができる。
ボンドウエーハとして、少なくとも貼り合わせる面に酸化膜が形成されたシリコンウエーハを用いることができる(請求項3)。
表面に酸化膜が形成されたシリコンウエーハをベースウエーハと貼り合わせると反りが大きくなる傾向があるが、ボンドウエーハの酸化膜の有無に応じてベースウエーハを所望の凸形状に変形させて貼り合わせることで反りの発生を効果的に抑制することができる。
また、本発明は、ボンドウエーハとして、ベースウエーハよりも厚さが薄いシリコンウエーハ(請求項4)、特に厚さが300μm以下のシリコンウエーハを用いる場合に好適に適用することができる(請求項5)。
ベースウエーハと厚さが異なり、薄いボンドウエーハを用いると反りが発生し易く、特にボンドウエーハの厚さが薄いほど貼り合わせウエーハの大きな反りが発生し易いが、ボンドウエーハの厚さに応じてベースウエーハを所望の凸形状に変形させて貼り合わせることで反りの発生を効果的に抑制することができる。
また、本発明は、ベースウエーハを加温して前記ボンドウエーハと貼り合わせることもでき(請求項6)、例えば、ベースウエーハを、50−220℃の範囲内に加温して貼り合わせることができる(請求項7)。
ベースウエーハを加温するとともに所望の凸形状に変形してボンドウエーハとの貼り合わせを行えば、反りの発生が一層抑制された貼り合わせウエーハを製造することができる。
さらに本発明によれば、2枚のウエーハを貼り合わせて貼り合わせウエーハを製造する際にウエーハを保持するための治具であって、少なくとも、前記2枚のウエーハのうち支持基板となるベースウエーハが載置される本体と、該本体に載置されたベースウエーハの裏面の周辺部を吸着するためのチャックと、該ベースウエーハの裏面の中央部を押圧するための弾性シートと、該弾性シートの背面に流体を供給するための供給路とを備え、前記本体に載置されたベースウエーハの裏面の周辺部を前記チャックで吸着するとともに、前記供給路を通じて前記弾性シートの背面に流体を供給して加圧することにより前記ベースウエーハを凸形状に変形させて保持するものであることを特徴とするウエーハ保持用治具が提供される(請求項8)。
このようなウエーハ保持用治具であれば、弾性シートの背面に流体を供給して加圧することによりベースウエーハを任意の凸形状に変形させて保持することができる。従って、このウエーハ保持用治具でベースウエーハを所望の凸形状に保持してボンドウエーハとの貼り合わせを行えば、貼り合わせ後のウエーハの反りを制御することができ、反りの発生が抑制された、あるいは所望の反り形状を有する貼り合わせウエーハを得ることができる。
この場合、前記供給路を通じて前記弾性シートの背面に加熱したエアーを供給するものとすることもできる(請求項9)。
弾性シートの背面に加熱したエアーを供給する保持用治具とすれば、ベースウエーハを加温するとともに押圧により所望の凸形状に変形させた状態で保持することができる。従って、これを用いてベースウエーハとボンドウエーハとの貼り合わせを行えば、反りの発生が一層抑制あるいは高精度に制御された貼り合わせウエーハを得ることができる。
本発明によれば、貼り合わせウエーハを製造する際、ベースウエーハの裏面の周辺部を吸着保持するとともに、裏面の中央部を圧力を制御しながら押圧することによりベースウエーハを任意の凸形状に変形させることができる。従って、ボンドウエーハの厚さ等に応じてベースウエーハを所望の凸形状に変形させて貼り合わせを行うことで、貼り合わせ界面における気泡の残留を防ぐとともに、貼り合わせ後の反り形状を制御することができ、反りの発生が抑制された、あるいは所望の反り形状を有する貼り合わせウエーハを製造することができる。
以下、添付の図面を参照しつつ、好適な態様として2枚のシリコンウエーハを用いて貼り合わせSOIウエーハを製造する場合について具体的に説明する。
図1(A)(B)は、貼り合わせの際に好適に使用することができる本発明に係るウエーハ保持用治具の一例を示している。この治具1は、主に、本体2と、ウエーハ7の裏面の周辺部を吸着するためのチャック3と、ウエーハ7の裏面の中央部を押圧するための弾性シート4とを備えている。
治具本体2は、載置されたベースウエーハ7を確実に支持するために堅牢な材質から構成され、例えば、セラミック製又は金属製の円盤状のものを好適に使用することができる。本体2の内部には、チャック3に通じる吸引路6と、弾性シート4の背面にエアー等の流体を供給するための供給路5が形成されている。
本体2のウエーハ7を保持する側の面(保持面)には、載置されたウエーハ7の裏面の周辺部を吸着して保持するために、多数のチャック3が同心円上に設けられている。チャック3の材質は、ウエーハ7の汚染やキズの発生を防ぐものが好ましく、例えばゴム製あるいはプラスチック製のものを好適に用いることができる。チャック3は外部の吸引ポンプ(不図示)と連通しており、ポンプの吸引によりウエーハ7の周辺部を吸着保持することができる。
本体2の保持面の中央には、チャック3に囲まれるように弾性シート4が設けられている。弾性シート4は、周辺部が吸着されたベースウエーハ7の裏面の中央部を押圧するためのものであり、例えばゴム製のシートやバッグを好適に使用することができる。弾性シート4は、その下に位置する供給路5を通じて背面(下面)にエアー等の流体が供給されることによって加圧され、ウエーハ7の裏面中央部を押圧することができる。供給路5は圧力制御器11に連結されており、ベースウエーハ7の裏面に供給されるエアー等の流体の圧力を制御できるようになっている。
なお、供給路5からはヒータ12により加熱したエアー、あるいは水等の液体を供給するものとしてもよい。これによりベースウエーハ7を所望の温度に加温することができる。
このようなウエーハ保持用治具1を用いれば、治具本体2に載置したウエーハ7の裏面の周辺部をチャック3で吸着するとともに、供給路5からのエアー等の供給量や供給圧等を圧力制御器11によって調整することにより、ウエーハ7の中央部を所定の圧力で押圧することができる。これにより、ウエーハ7を所望の凸形状に変形させて保持することができる。
次に、上記のようなウエーハ保持用治具1を用いて貼り合わせウエーハを製造する方法について説明する。
図2は、本発明により貼り合わせウエーハを製造する手順を示した図である。まず、ベースウエーハ7及びボンドウエーハ8として2枚の鏡面化されたシリコンウエーハを用意する。ウエーハ7,8の大きさや厚さは特に限定されるものではないが、ベースウエーハ7が支持基板となり、ボンドウエーハ8はデバイスが形成されるウエーハであるので、ボンドウエーハ8はベースウエーハ7よりも厚さが薄いウエーハを用いることができる。
ここで、図9(A)(B)は、ボンドウエーハとして、厚さ450μm又は300μmのCZシリコンウエーハを用い、図7に示した従来の方法により貼り合わせウエーハを製造した場合のウエーハ形状測定装置による反り形状を示している。なお、図9において「Warp」は、非吸着での全点形状測定データの最大値と最小値との差の値であり、「Bow」は、非吸着でのウェーハ中心形状測定値に対し、中心以外の測定値で中心測定値と異符号で絶対値の最大のものを絶対値同士で和をとり中心値の符号を付した値である。
図9から、厚さ300μmのCZシリコンウエーハをボンドウエーハとして用いた場合の方が貼り合わせ後の反り形状が大きいことがわかる。すなわち、ボンドウエーハの厚さが薄いほど反り形状が大きくなり易い。しかし、本発明に係る保持治具1を用いれば、ボンドウエーハ8の厚さに応じてベースウエーハ7を所望の凸形状に制御して保持することができるので、ボンドウエーハ8として厚さが300μm以下のシリコンウエーハを用いてもよい。
また、ベースウエーハとボンドウエーハのいずれか一方、特に、ボンドウエーハ側に酸化膜が形成され、ベースウエーハ側には酸化膜が形成されていないシリコンウエーハを貼り合わせて貼り合わせウエーハを製造すると、反りが大きくなる傾向がある。しかし、本発明では、ボンドウエーハ8の表面の酸化膜の有無に応じて裏面の押圧力を制御してベースウエーハ7を所望の凸形状で保持することができる。従って、ボンドウエーハ8として、表面に酸化膜が形成されたシリコンウエーハを用い、ベースウエーハ7として、表面に酸化膜が形成されていないシリコンウエーハや他の材質のウエーハを用いても、反りを十分に抑制、制御することができる。
2枚のシリコンウエーハ7,8を用意した後、ベースウエーハとなるシリコンウエーハ7をウエーハ保持用治具1の保持面上に載置する(図2(矢印A))。そして、ベースウエーハ7の裏面の周辺部をチャック3で吸着保持する(図2(矢印B))。ここでは、後で弾性シート4でウエーハ7の裏面の中央部を押圧してもウエーハ7を確実に保持し続けるように吸着する。図1の吸引路6を通じて例えば20−40kPa程度で真空吸着すれば、ベースウエーハ7に過度に負荷をかけずに確実に保持することができる。
次に、供給路5を通じて弾性シート4の背面にエアーを供給し、ベースウエーハ7の裏面の中央部を押圧する(図2(矢印C))。このようにベースウエーハ7の裏面の周辺部をチャック3で吸着保持した後、弾性シート4によりベースウエーハ7の中央部を押圧すれば、チャック3からのリークを確実に防ぐとともに、ウエーハ7を凸形状に変形させて保持することができる。このとき、弾性シート4による押圧力を高くすればベースウエーハ7の凸形状は大きくなり、押圧力を低くすれば凸形状は小さくなる。従って、エアーの供給量や供給圧を調節してウエーハ裏面を押圧する圧力を制御することでベースウエーハ7を所望の凸形状に変形させることができる。
弾性シートによる押圧力は、ベースウエーハ7の厚さ、貼り合わせるボンドウエーハ8の厚さ、ボンドウエーハ8の酸化膜の有無、酸化膜の厚さ、貼り合わせ後に要求される反り形状等を考慮して適宜設定すれば良い。ただし、ベースウエーハ7の凸形状が大き過ぎると、ボンドウエーハ8と貼り合わせ難くなったり、ウエーハ7の破損を招くおそれもある。一方、凸形状が小さすぎると、貼り合わせ後の反りの発生を抑制する効果が十分得られないおそれがある。
そこで、本発明者は、弾性シートの圧力と、貼り合わせ後のウエーハの反り形状との関係を調べた。直径150mm、厚さ550μmのシリコンウエーハ(ベースウエーハ)と、直径150mm、厚さ300μmのシリコンウエーハ(ボンドウエーハ)を用いて貼り合わせを行い、貼り合わせ後、ウエーハ形状測定装置(ADE8300)を用いて貼り合わせウエーハの形状を測定した。
図3は、ベースウエーハに対する弾性シートの圧力と、貼り合わせ後のウエーハの反り形状との関係を示したものである。さらに、図4(A)−(D)は、貼り合わせ後の反り形状を示すマップ図である。図3及び図4の結果から、ベースウエーハの裏面の中央部を1.0−2.0kPaの範囲内の圧力で押圧すれば、ベースウエーハに過度の負荷を掛けずに適度に凸形状に変形させてボンドウエーハと容易に貼り合わせることができ、また、貼り合わせ後、Warpは100μm以下、Bowは±30μm以下となり、反りの発生を効果的に抑制することができることがわかった。
また、弾性シート4による押圧の際、供給路5を通じて弾性シート4の背面に加熱したエアーを供給することもできる。
図5は、加温したベースウエーハを用いて貼り合わせを行った場合のベースウエーハの表面温度と、貼り合わせ後の形状との関係を示したグラフであり、図6(A)−(D)は、貼り合わせ後の反り形状を示す図である。
図5及び図6に見られるように、ベースウエーハを加温して貼り合わせを行えば、常温(加熱無し)で貼り合わせを行った場合に比べ、貼り合わせ後の反り形状を小さく抑えることができる。従って、供給路5を通じて弾性シート4の背面に加熱したエアーを供給することにより、ベースウエーハ7を加温するとともに凸形状に変形させることで、貼り合わせ後の反りの発生を一層抑制することができる。ただし、弾性シート4の耐熱性等も考慮して、50−220℃の範囲内に加温することが好ましい。なお、予め加温したベースウエーハを保持治具1で保持してもよい。
ベースウエーハ7を所望の凸形状に変形させた後、ベースウエーハ7とボンドウエーハ8とを貼り合わせるため、保持治具1により所望の凸形状に変形させた状態で保持したベースウエーハ7上にボンドウエーハ8を置く(図2(矢印D))。このように凸形状に変形されたベースウエーハ7上にボンドウエーハ8を置いて貼り合わせることで両ウエーハ7,8の間に気泡が残留することを効果的に防止することができる。
ベースウエーハ7上にボンドウエーハ8を載置した後、ボンドウエーハ8の上から押圧用の治具9で押圧する(図2(矢印E))。これによりベースウエーハ7とボンドウエーハ8とが密着して接合し、確実に貼り合わせることができる。
以上のような工程を経て製造された貼り合わせウエーハは、反りの発生がほとんどない、あるいは所望の反り形状を有する貼り合わせウエーハとなる。従って、ボンドウエーハとして、例えば厚さが300μm以下のシリコンウエーハを用いた場合でも、反りがほとんど無い高平坦度の貼り合わせウエーハを製造することができ、デバイス作製工程でのチャッキング不良等を確実に防ぐことができる。
なお、貼り合わせ後、ウエーハ同士の結合力をより高めるために、必要に応じて、例えば酸化性雰囲気下で800℃〜1300℃で30分から2時間の熱処理を行ってもよい。また、貼り合わせ後、ボンドウエーハを研削及び研磨して薄膜化してもよい。
さらに、本発明はイオン注入剥離法により貼り合わせウエーハを製造する場合にも適用できるため、イオン注入により微小気泡層を形成したボンドウエーハを用い、前記のように所望の凸形状に変形させたベースウエーハと貼り合わせた後、ボンドウエーハ内の微小気泡層で剥離するための熱処理を行ってもよい。
以下、本発明の実施例及び比較例について説明する。
(実施例)
直径150mm、厚さ550μmのシリコンウエーハ(ベースウエーハ)を図1に示した保持治具で保持し、直径150mm、厚さ300μmのシリコンウエーハ(ボンドウエーハ)と貼り合わせた。なお、チャックによる吸着力は−30kPaとし、中央部の押圧力は1.5kPaとした。
貼り合わせ後、ウエーハ形状測定装置(ADE8300)を用いて貼り合わせウエーハの形状を測定したところ、Warpは約52μmであり、Bowはほぼ0μmであった。
(比較例)
実施例と同様のシリコンウエーハを用い、図7に示したような載置台を用いて貼り合わせを行った。
貼り合わせ後のウエーハの形状を測定したところ、Warpは125μmであり、Bowは−50μであった。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は単なる例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
例えば、本発明に係る保持治具は、図1に示した態様のものに限定されず、チャックの形状や数、また、弾性シートの材質、形状、大きさも適宜設計すればよい。
本発明に係るウエーハ保持用治具の一例の概略を示す図である。(A)斜視図 (B)断面図 本発明に係る貼り合わせ方法の手順を示す説明図である。 ベースウエーハの裏面中央部の押圧力と貼り合わせ後の反り形状との関係を示すグラフである。 ベースウエーハの裏面中央部の押圧力と貼り合わせ後の反り形状を示すマップ図である。 ベースウエーハの表面温度と貼り合わせ後の反り形状との関係を示すグラフである。 ベースウエーハの表面温度と貼り合わせ後の反り形状を示す図である。 従来の貼り合わせ方法の一例を示す説明図である。 貼り合わせ後の反りの発生を示す概略図である。 ボンドウエーハの厚さと貼り合わせ後の反り形状を示す図である。(A)厚さ:450μm (B)厚さ:300μm
符号の説明
1…ウエーハ保持用治具、 2…治具本体、 3…チャック、 4…弾性シート、 5…エアー供給路、 6…吸引路、 7…ベースウエーハ、 8…ボンドウエーハ、 9…押圧用治具、 10…載置台、 11…圧力制御器、 12…ヒータ。

Claims (9)

  1. 2枚のウエーハを貼り合わせて製造する貼り合わせウエーハの製造方法において、前記2枚のウエーハのうち支持基板となるベースウエーハの裏面の周辺部を吸着保持するとともに、該裏面の中央部を圧力を制御しながら押圧することにより該ベースウエーハを所望の凸形状に変形させ、該凸形状に変形されたベースウエーハと、デバイスが形成されるボンドウエーハとを貼り合わせることを特徴とする貼り合わせウエーハの製造方法。
  2. 前記ベースウエーハの裏面の中央部を1.0−2.0kPaの範囲内の圧力で押圧することを特徴とする請求項1に記載の貼り合わせウエーハの製造方法。
  3. 前記ボンドウエーハとして、少なくとも貼り合わせる面に酸化膜が形成されたシリコンウエーハを用いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の貼り合わせウエーハの製造方法。
  4. 前記ボンドウエーハとして、前記ベースウエーハよりも厚さが薄いシリコンウエーハを用いることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の貼り合わせウエーハの製造方法。
  5. 前記ボンドウエーハとして、厚さが300μm以下のシリコンウエーハを用いることを特徴とする請求項4に記載の貼り合わせウエーハの製造方法。
  6. 前記ベースウエーハを加温して前記ボンドウエーハと貼り合わせることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の貼り合わせウエーハの製造方法。
  7. 前記ベースウエーハを、50−220℃の範囲内に加温することを特徴とする請求項6に記載の貼り合わせウエーハの製造方法。
  8. 2枚のウエーハを貼り合わせて貼り合わせウエーハを製造する際にウエーハを保持するための治具であって、少なくとも、前記2枚のウエーハのうち支持基板となるベースウエーハが載置される本体と、該本体に載置されたベースウエーハの裏面の周辺部を吸着するためのチャックと、該ベースウエーハの裏面の中央部を押圧するための弾性シートと、該弾性シートの背面に流体を供給するための供給路とを備え、前記本体に載置されたベースウエーハの裏面の周辺部を前記チャックで吸着するとともに、前記供給路を通じて前記弾性シートの背面に流体を供給して加圧することにより前記ベースウエーハを凸形状に変形させて保持するものであることを特徴とするウエーハ保持用治具。
  9. 前記供給路を通じて前記弾性シートの背面に加熱したエアーを供給するものであることを特徴とする請求項8に記載のウエーハ保持用治具。
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