JP2004209633A - 加工用基板固定装置およびその製造方法 - Google Patents

加工用基板固定装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 多孔質セラミック板とその周囲を囲繞するセラミック台座とからなるウェーハチャックにおいて、多孔質セラミックとセラミックとの研削抵抗が異なるため、ウェーハチャック表面を研削した場合に多孔質セラミック板とセラミック台座との間に段差ができる。この段差によりウェーハ裏面にキズがつくと共に、真空がリークする。
【解決手段】 ウェーハを吸着可能な多孔質セラミック板14の外周部にセラミックの台座18を固定したウェーハチャック11において、多孔質セラミック板14の外周に、多孔質セラミック板14とほぼ同じ研削抵抗と硬度を有する非通気層16を設ける。また、この非通気層16の材質を、多孔質セラミック板14と同じ材料のセラミック粒に接着剤を混ぜたものとする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体ウェーハや液晶基板等の平坦面を有する基板を吸着する基板固定装置に関し、特にウェーハを吸着固定する真空吸着装置及びその製造方法に関する。
半導体ウェーハ上に集積回路を製造する過程で、ウェーハ表面又は裏面を平坦化するために通常、研削・研磨工程を経ることになる。これらの工程においてウェーハはウェーハ研削装置により研削され、極めて平坦度の高いウェーハに仕上げられる。
図8(a)は、従来のウェーハ研削装置のウェーハチャックの縦断面図、図8(b)は図8(a)の破線丸で囲んだ部分の拡大図である。このウェーハチャック51は、多孔質セラミック板52と、その外周および底部を囲う非通気性のセラミック台座56とからなり、排気口54から吸引することによりチャック面にウェーハ26を真空吸着して、ウェーハ26を固定する。
前述のように、半導体ウェーハなどは極めて高い平坦度を求められるため、ウェーハを吸着するチャック面も高い平坦度を求められる。そのためウェーハを吸着するチャック面は、適宜、研削またはラップ加工により高精度の加工を施され、高平坦度に保たれている。
しかし、従来のウェーハチャック51は多孔質セラミック板52の材質の方がセラミック台座56の材質よりも随分と軟らかく、両者の研削抵抗が大きく異なる。そのため、チャック面を研削またはラップ加工により平坦化加工をする際に、例えば図8(b)の拡大断面図に示すように数十μm〜数百μm程度、セラミック台座56よりも多孔質セラミック板52が過研削され、段差55が生じる場合がある。
このような段差55は吸着固定されるウェーハ26の裏面に傷をつけるのみならず、この段差55から空気がリークして吸着力が低下し、研削中にウェーハ26が外れ、ウェーハを破損させることが考えられる。また、段差55の形状がウェーハ26の表面(被研磨面)に転写されるため、ウェーハ26の外周近傍において、ウェーハ厚が急激に変化する場所が現われる。このような問題を解消すべく、例えば、実用新案登録平成9年255938号公報では、ウェーハチャック面の段差を減少させるためのチャック構成が開示されている。
実用新案登録平成9年255938号公報
図9に示すように、このウェーハチャック57では、非通気性のセラミックよりなるセラミック台座56の中に多孔質セラミック板52を配置し、さらに多孔質セラミック板52の外周部に空気流通を阻止するガラスを含浸させている。多孔質セラミック板52の外周部にガラスを含浸させ、非通気性を有するガラス層58を形成することにより、このガラス層58とセラミック台座56との研削抵抗を近似させ、ガラス層58とセラミック台座56との間の段差を減少させている。
図9に示すように、ウェーハ26の外周部はセラミック台座56とガラス層58に被さるが、この領域においてはウェーハ26はチャックに吸着されないため、外周部がウェーハチャック57から浮き上がることになる。
ウェーハチャック57の構成は上述の通り、多孔質セラミック板52の外周部に接着剤であるガラスを含浸させるものであり、ガラスは高い粘性を有するため、含浸領域を正確にコントロールすることは極めて困難である。その結果、ウェーハ26の外周部の吸着性能にバラツキが発生し、ウェーハ外周部の平坦度が悪いという問題が発生する。
また、吸引時の真空はウェーハ裏面とセラミック台座56との接触部でシールされ、ウェーハ26は硬いセラミック台座56に直接接触するため、ウェーハ26のシール部に微小なキズが発生する。
そのため、図10(a)に示すようにウェーハチャック51において、セラミック台座56とウェーハ26の外周部が接触しないように、多孔質セラミック板52の直径よりも小さい直径を有するウェーハ26を配置して、吸着させる方法が考えられる。そこで、本願の発明者等は、ウェーハ26の外周部がセラミック台座56に接触しないようにウェーハチャック51に吸着させた状態で、ウェーハ研磨装置によりウェーハ26を研磨する実験を行った。
図11(a)はウェーハの平面図、図11(b)はウェーハの側面図を示している。図11(a)及び(b)に示すようにウェーハ26の中心とノッチ30を結ぶ直線を、ノッチ30から反時計回りに90°と270°回転させた位置のウェーハ断面厚を測定した。図12は研磨後のウェーハ厚を示すグラフである。横軸はウェーハの断面厚の測定位置を示し、一番右側の100(mm)がウェーハの外周端部を表している。研磨を行った10枚のウェーハについて、外周端部から中心に向かって約2mmピッチでウェーハ厚を測定し、基準となるウェーハ厚との差分値(μm)を縦軸にプロットした。
図12のグラフから、ウェーハの外周近傍においてはウェーハ厚が薄くなる傾向にあることがわかる。また、10枚のウェーハについて測定を行ったものであるが、ウェーハ毎にバラツキがあることもわかる。これは、ウェーハ外周近傍における吸着力の低下が原因であると考えられる。図10(b)は図10(a)の破線丸で囲んだ部分の拡大図であるが、ウェーハ26とセラミック台座56との間に隙間があいているため、そこから外気が侵入する。その結果、ウェーハ26の外周近傍の吸着力が低下し、ウェーハ26の外周部がチャックから浮いた状態で研磨されるために、外周近傍のウェーハ厚が薄くなると考えられる。このようなウェーハ外周近傍におけるウェーハ厚精度の低下は、ウェーハの品質の低下につながる。
本出願に係る発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、その第1の目的とするところは、非通気層の領域を確実にコントロールし、被加工物の吸着性能にバラツキが出ない基板固定装置を提供することにある。
また、本出願に係る発明の第2の目的は、被加工物のシール部に微小なキズがつくことを防止できる基板固定装置を提供することにある。
本出願に係る発明の第3の目的は、研削によって基板固定装置の形状修正をしても、多孔質セラミックと非通気層との間に段差ができず、加工後の被加工物の周辺部形状を向上させることができる基板固定装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本出願に係る第1の発明は、被加工物を吸着する吸着面を有する多孔質板の外周に、前記多孔質板と同じ研削抵抗と硬度を持つ非通気層を設けたことを特徴とする基板固定装置である。
また、本出願に係る第2の発明は、前記非通気層は、前記吸着面の外周に前記吸着面と面一になる平坦面を有することを特徴とする上記第1の発明に記載の基板固定装置である。
更に、本出願に係る第3の発明は、被加工物を吸着可能な多孔質板の外周部にセラミックの台座を固定した基板固定装置において、前記多孔質板とその周囲の前記台座の間に均等なギャップを設け、該ギャップに前記多孔質板と同じ研削抵抗と硬度を持つ非通気層を設けたことを特徴とする基板固定装置である。
また、本出願に係る第4の発明は、前記セラミックの台座の内径が被加工物の直径よりも大きいことを特徴とする上記第3の発明に記載の基板固定装置である。
更に、本出願に係る第5の発明は、前記多孔質板の外径が被加工物の直径よりも小さいことを特徴とする上記第1乃至第4の発明の何れか1つに記載の基板固定装置である。
また、本出願に係る第6の発明は、前記非通気層と前記被加工物との接触部においてシールすることを特徴とする上記第1乃至第5の発明の何れか1つに記載の基板固定装置である。
更に、本出願に係る第7の発明は、前記非通気層が接着剤であることを特徴とする上記第1乃至第6の発明の何れか1つに記載の基板固定装置である。
また、本出願に係る第8の発明は、前記非通気層が接着剤に粒を混ぜたものであることを特徴とする上記第1乃至第7の発明の何れか1つに記載の基板固定装置である。
更に、本出願に係る第9の発明は、前記粒の材料が、前記多孔質板を構成する材料と同じであることを特徴とする上記第8の発明に記載の基板固定装置である。
また、本出願に係る第10の発明は、吸着面を構成する多孔質セラミック板と、該多孔質セラミック板の外周に真空をシールするための非通気層を有する基板固定装置であって、前記非通気層が前記多孔質セラミック板と同じ研削抵抗と硬度を有することを特徴とする基板固定装置である。
更に、本出願に係る第11の発明は、前記非通気層が、接着剤とセラミック粒とを混ぜたものにより構成されたものであって、前記セラミック粒は前記多孔質セラミック板を構成する材料と同じであることを特徴とする上記第10の発明に記載の基板固定装置である。
また、本出願に係る第12の発明は、上面に略円形の凹部を有する略円板形状の第1円板を形成する工程と、前記凹部の直径より小さい外径を持つ第2円板を形成する工程と、前記第1円板の凹部の中心に前記第2円板を載置する工程と、前記第1円板の凹部内周と前記第2円板の外周との間に加熱後に非通気層となる材料を充填する工程と、前記工程により組み合わされた成形体を加熱する工程と、を含む基板固定装置の製造方法である。
本発明の基板固定装置によれば、非通気層と多孔質セラミック板の研削抵抗と硬度がほぼ同じであるため、研削によって基板固定装置の形状修正をしても両者の間に殆ど段差が発生しない。そのため、本発明の基板固定装置により被加工物を吸着した場合には段差の形状が転写されず、また、被加工物に窪みや撓みが発生しないため、この状態で研削加工した被加工物の周辺部形状を向上させることができる。
また、非通気層と多孔質セラミック板との間に殆ど段差が生じないため、空気のリークが発生しない。
さらに、本発明の基板固定装置によれば、真空は被加工物と非通気層でシールされ、かつ非通気層の硬度は多孔質セラミックと同等なので被加工物のチャック面にキズがつかない。すなわち、被加工物(基板)は硬いセラミック台座と接触しないため、被加工物(基板)の裏面にキズがつかない。
また、本発明の基板固定装置によれば、非通気層は多孔質セラミック板とは独立に構成できるので吸引領域が変形することはない。すなわち、非通気層は多孔質セラミック板とは独立に構成されているので、多孔質セラミック板に接着剤が含浸して真空吸着部の形状が変形することがない。また、ガラス層を含浸させる場合と異なり、非通気層を独立に構成できるため、非通気層の領域を十分に確保することができるのみならず、非通気層の幅を自由にコントロールすることができる。
このように、本発明の基板固定装置によれば、研削および枚葉研磨を高精度化することができる。
以下、本出願に係るウェーハチャックについて、図面に基づいて詳細に説明する。但し、以下の実施例に記載される構成部品の材質、寸法、形状などは特に限定的な記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。また、以下の説明において、具体例としてシリコンウェーハを研削する研磨装置のウェーハチャックについて説明しているが、本願発明はこれのみに限定されるものではなく、各種半導体基板や液晶ガラス基板等の薄板状の被加工物を固定する基板固定装置に対しても適用することができることは言うまでもない。
図1を参照して、本加工用基板固定装置の構成を説明する。図1は本願発明の実施例1に係るウェーハチャック11の縦断面図である。ウェーハチャック11は、吸着面を形成する円板状の多孔質セラミック板14と、その外周を囲う円筒状の非通気層16と、多孔質セラミック板14と非通気層16の外周および底部を囲繞するセラミック台座18と、セラミック台座18の底部に設けられた排気口20と、排気口20に接続された真空引き手段としての図示しない真空ポンプ等とによって構成される。
多孔質セラミック板14は直径196mm,厚さ20mmの円板形状をしており、上面が被加工物を支持する吸着面14aとなる。吸着面14aはウェーハ等の薄板状の被加工物を吸着したときに、被研磨面に吸着面形状が転写されることが無いよう高度に平坦化加工が施されている。多孔質セラミック板14の直径は被加工物であるウェーハの直径(200mm)よりもやや小さく、ウェーハを載置した際にはウェーハの外周部数mmが多孔質セラミック板14よりはみ出した状態となる。
多孔質セラミック板14はアルミナで構成されており、セラミック粒の大きさは約100μm〜200μm程度、より望ましくは120μm〜150μmで、気孔率は30%〜50%としている。なお、多孔質セラミック板14に用いる材料は、多孔質セラミック板14の吸着面14a側から裏面側へ通気性を有するものであればよく、アルミナに限らず、ジルコニア、炭化珪素、窒化珪素等を用いることもできる。
多孔質セラミック板14の外周とセラミック台座18の内周には約3mmのギャップが設けられ、この部分に非通気層16が設けられる。この非通気層16は、内径196mm,外径202mm,高さ20mmの円筒形状をなし、その上面16aは多孔質セラミック板14の吸着面14aと同一平面上に設けられる。多孔質セラミック板14の吸着面14aと非通気層16の上面16aにより、平坦なウェーハチャック面を構成する。
多孔質セラミック板14の吸着面14aからはみ出したウェーハ26の外周部は、非通気層16の上面16aに載置される。そのため、ウェーハ26を吸着したときに被研磨面にウェーハチャック面の形状が転写されることがないよう、上面16aにも高度に平坦化加工を施している。非通気層16の外径はウェーハ26の直径よりも大きく、ウェーハ26が非通気層16からはみ出すことはない。
非通気層16は接着剤または接着剤にセラミック粒を混ぜたもので構成し、その研削抵抗と硬度を多孔質セラミック板14のそれと同じにする。ここで、研削抵抗と硬度が、多孔質セラミック板14の研削抵抗及び硬度と同じ材料とは、チャック面の形状修正の際に多孔質セラミック板14と同程度の研削代になる硬度を有する材料を指す。特にチャック面の形状修正を行ったときに、多孔質セラミック板14の研削代と非通気層16の研削代との差が、0.3μm以内になる材料は同じ研削抵抗及び硬度を有すると言える。
非通気層16の材質は特に限定されないが、例えばガラス(SiO)系のボンドに、粒径約50μm〜300μm、より望ましくは粒径50μm〜120μmのアルミナ等のセラミック粒を混ぜたものを使用することができる。本実施例では、粒径120μmのアルミナのセラミック粒とガラス(SiO)系のボンドを、約7:3の割合で混合したボンド材により非通気層16を構成している。セラミック粒としては、アルミナに限らずジルコニア、炭化珪素、窒化珪素等を用いることもできる。
この非通気層16は、上面から内周面へ空気が通過しない材料であり且つチャック面の形状修正の際に多孔質セラミック板14と同じ研削代になる程度の硬度を有する材料であれば、他の材料により構成することもできる。
上記の例は直径200mmのウェーハを吸着する場合について説明しているが、直径150mmや300mm以上のウェーハにも対応可能であり、その場合には多孔質セラミック板14の直径をウェーハの直径よりも4mm小さく、非通気層16の外径をウェーハの直径よりも2mm大きく構成すればよい。
そして、この非通気層16の外周、および、多孔質セラミック板14と非通気層16の底部を覆うように、セラミック台座18を配設している。セラミック台座18は図1に示すように、直径220mm,厚さ30mmの円板の上面に、直径202mm,深さ20mmの円形凹部を同心に形成したシャーレ状をなす。このセラミック台座18の円形凹部に非通気層16と多孔質セラミック板14が嵌合され、セラミック台座18と非通気層16に囲まれた多孔質セラミック部を真空吸着部としている。
セラミック台座18の底部中央には、セラミック台座18を上面から下面に貫通する直径20mmの排気穴20が穿設されており、この排気穴20の下端開口部を図示しない真空ポンプに接続している。このセラミック台座18は多孔質セラミック板14よりも通気性が低い材質であれば良く、SiCやSiNなどの種々のセラミック材を用いることができる。中でも、多孔質セラミック板14と熱膨張係数が近く、十分な硬度を有するアルミナが好適である。
図2は、図1に示したウェーハチャック11を更に改良した実施例2におけるウェーハチャック31の縦断面図である。ウェーハチャック31は、多孔質セラミック板14とセラミック台座18の芯出しを容易にするために、図2に示すようにセラミック台座18の内周に多孔質セラミック板14の外周との当たり面22を設けている。
セラミック台座18は、直径220mm,厚さ30mmのセラミック製円板の上面から直径202mm,深さ5mmの大径円形凹部を同心に形成し、さらに大径円形凹部の上面に直径196mm,深さ15mmの小径円形凹部を形成した碗状をしている。小径円形凹部には直径196mm,厚さ20mmの円板形状の多孔質セラミック板14を嵌合する。本実施例2における多孔質セラミック板14も、実施例1における多孔質セラミック板と同様の材質及び構造を有する。
多孔質セラミック板14の外周の大径円形凹部には、内径196mm,外径202mm,高さ5mmの円筒形状の非通気層16を設けている。非通気層16の上面16aは多孔質セラミック板14の吸着面14aと同一平面上に設けられ、吸着面14aと上面16aにより、平坦なウェーハチャック面を構成する。
実施例2におけるウェーハチャック31によれば、実施例1のウェーハチャック11に比し、セラミック台座18と多孔質セラミック板14の円心位置を正確に一致させることができる。
図4は、図1に示したウェーハチャック11を更に改良した実施例3におけるウェーハチャック41の縦断面図である。ウェーハチャック41は、多孔質セラミック板14とセラミック台座18の芯出しを容易にするために、図4に示すようにセラミック台座18の内周に多孔質セラミック板14の外周との当たり面22を設けている。
セラミック台座18は、直径210mm,厚さ25mmのセラミック製円板の上面に、直径196mm,深さ15mmの円形凹部を同心に形成したシャーレ状をなす。セラミック台座18の上には、内径196mm,外径210mm,高さ5mmの円筒形状の非通気層16を設けている。非通気層16の上面16aは高度な平坦面に形成され、ウェーハチャック面を構成する。
そして、セラミック台座18と非通気層16によって形成された円形凹部に、直径196mm,厚さ20mmの円板形状の多孔質セラミック板14を嵌合する。本実施例3における多孔質セラミック板14も、実施例1における多孔質セラミック板と同様の材質及び構造を有する。
実施例3におけるウェーハチャック41によれば、実施例1のウェーハチャック11に比し、セラミック台座18と多孔質セラミック板14の円心位置を正確に一致させることができる。
なお、実施例3のウェーハチャック41においては、非通気層16がチャック外周の角部に露出することになる。非通気層16は、多孔質セラミック板14と同等の硬度を有するが、多孔質セラミック板14は多孔質なるがゆえにセラミック台座18に比べて硬度が劣り、且つ脆い。そのため、実施例1及び2に開示したように、セラミック台座18がチャック外周の角部に露出する構造の方が、チャックの耐久性という面からは好ましい。
また、後述のように、非通気層16は流動性を有するボンド材を硬化させたものである。セラミック台座18の上に非通気層16を形成するには、非通気層16の形状にボンド材を保持するための金型等の手段が必要となり、製造が難しいものになるため、製造上からも実施例1及び2に開示したチャック構造の方が好ましいと言える。
[ウェーハチャックの製造方法]
次に、本発明に係るウェーハチャックの製造方法について、図5(a)乃至(d)を用いて説明する。図5(a)乃至(d)は実施例2におけるウェーハチャック31の製造工程を示した縦断面図である。ここでは実施例2のウェーハチャック31についての製造工程を説明するが、同様な工程により実施例1の形態のウェーハチャック11も製造することができる。なお、以下の各部の寸法は、焼結による収縮後の寸法で示す。
図5(a)に示すように、直径220mm,厚さ30mmの円板の上面から直径202mm,深さ5mmの大径円形凹部29を同心に形成し、さらに大径円形凹部29の上面に直径196mm,深さ15mmの小径円形凹部28を形成した未焼結セラミックの成形体24を形成する。
次に、図5(b)に示すように、直径196mm,厚さ20mmの円板状をなす未焼結セラミックの成形体25を、既に作製した成形体24の小径円形凹部28に嵌合させる。図5(c)に示すように、平均粒径120μmのアルミナのセラミック粒に、ガラス(SiO)系のボンドを約7:3の割合で混合したボンド材15を、成形体24と成形体25との間の大径円形凹部29に充填する。
このようにして成形した未焼結体を、電気炉等の焼結炉にて焼結温度400℃〜1200℃、好ましくは1000℃〜1200℃で焼き固める。焼結の結果、成形体24がセラミック台座18に、成形体25が多孔質セラミック板14に、ボンド材15が非通気層16になる。
なお、既に焼結した多孔質セラミック板14とセラミック台座18を嵌合させ、大径円形凹部29にボンド材15を充填し加熱しても良い。この場合には、ボンド材であるガラス(SiO)の軟化点は、多孔質セラミック板14やセラミック台座18の物性が変化する温度よりも低い温度であることが必要である。
このような工程を経て得られた焼結体のウェーハチャック面に対して、平坦化加工を施し、図5(d)に示すように上面をチャック面とするウェーハチャック31を完成させる。この時点で、ウェーハチャック31の非通気層16と多孔質セラミック板14との段差は殆ど0である。
なお、上記の製造例では、多孔質セラミック板14とセラミック台座18との中心軸を正確に一致させるために、セラミック台座18の内周面に多孔質セラミック板14の外周との当たり面22を設けたウェーハチャック31の製造方法について説明したが、図1に示すような、当たり面22を設けないウェーハチャック11を作製しても良い。
この場合には、直径220mm,厚さ30mmの円板の上面から直径202mm,深さ20mmの円形凹部を同心に形成した未焼結セラミックのシャーレ状成形体を形成する。次に、後に多孔質セラミック板14となる未焼結セラミックの円板状成形体を、円形凹部の中心に載置した後、円形凹部の内周と円板状成形体外周との隙間部分にボンド材を充填する。なお、図6に示すように、ボンド材15を円板状成形体(多孔質セラミック板14)の外周面に塗布した後に、円形凹部27に嵌合させてもよい。このようにして成形した未焼結体を、前記製造例と同様に電気炉等の焼結炉にて焼結し、図1に示すウェーハチャック11を製造することができる。
[比較実験]
比較例1乃至9では、表1に記載した材料・条件の下で、非通気層16と多孔質セラミック板14との段差の有無を調べる比較実験を行った。各比較例では、非通気層16のセラミック粒径、非通気層16のボンド材、セラミック粒とボンド材との混合比、および、焼結温度をパラメータとしている。各比較例の全てにおいて、多孔質セラミック板14はアルミナで構成されていて、気孔率は30%〜50%であり、セラミック粒の大きさは120μm〜150μmである。また、非通気層16の材質としてもアルミナを用いている。なお、各比較例に用いるウェーハチャック11,31,41は、上記製造方法と同様の工程により作製した。
Figure 2004209633
比較例1乃至9の条件の下で作製したウェーハチャック11,31,41を研削した後、非通気層16と多孔質セラミック板14との段差の有無を調べた結果、比較例5および6の条件により作製したウェーハチャックにおいて、最適な結果が得られた。すなわち、本比較実験の結果からは、多孔質セラミック板14をアルミナで構成し、気孔率を30%〜50%、セラミック粒径を120μm〜150μmとし、非通気層16のセラミック粒にアルミナを用いた場合は、粒径50μm〜120μmのセラミック粒に、ガラス(SiO)系のボンドを約7:3の割合で混合したボンド材を非通気層16の材質として、約1000℃の温度で焼結した場合に最適なウェーハチャック11,31,41を得ることができる。
また、比較例2乃至4の条件により作製したウェーハチャックにおいて、好適な結果が得られた。すなわち、非通気層16のセラミック粒にアルミナを用い、粒径50μm〜120μmのセラミック粒とガラス(SiO)系のボンドを約8:2の割合で混合したボンド材を約1200℃の温度で焼結した場合と、平均粒径300μmのセラミック粒とガラス(SiO)系のボンドを約7:3の割合で混合したボンド材を約1000℃の温度で焼結した場合に、好適なウェーハチャック11,31,41を得ることができる。
以上の考察より、非通気層16は、粒径50μm〜120μmのセラミック粒とガラス(SiO)系のボンドを7:3〜8:2の割合で混合したボンド材を、1000℃〜1200℃の温度で焼結したものが好ましいと言える。また、粒径が大きいセラミック粒を使用する場合には、セラミック粒に混合するガラス(SiO)系ボンドの比率を高めれば良い。
なお、上記セラミック材料として、アルミナを用いたが、用途に応じて例えばジルコニアや炭化珪素、窒化珪素等を用いることも可能である。
[真空吸着方法]
次に、上記した構成を有するウェーハチャックによって、ウェーハを真空吸着する方法について図2および図3を用いて以下に説明する。図2及び図3では実施例2のウェーハチャック31を用いて説明しているが、実施例1の形態におけるウェーハチャック11や実施例3の形態におけるウェーハチャック41を用いても同様に真空吸着できる。
使用時においては、まず不図示のウェーハ搬送装置により直径200mmのウェーハ26を図2に示すようにウェーハチャック31のチャック面上に載置する。このとき、ウェーハ26が多孔質セラミック板14の吸着面14aと非通気層16の上面16aに位置し、セラミック台座18とウェーハ26が接触しないようにウェーハ26のアライメントを行う。
次に不図示の真空ポンプが吸気を行うと、通気性のある多孔質セラミック板14内の空気は排気口20から外部へ排出され、多孔質セラミック板14内の気圧が負圧になる。これによりウェーハ26は多孔質セラミック板14に接触した吸着面14aで真空吸着され、さらに非通気層16で真空がシールされる。このときのシール部の状態を示した拡大縦断面図が図3である。
非通気層16の内径(多孔質セラミック板14の外径)を196mmとしているため、直径200mmのウェーハ26を吸着する場合のシール代は約2mmである。シール代が2mmとなるように構成したのは、ウェーハ26の周縁部には約0.5mmの面取りが存在し、更にウェーハ外周の一部に約0.5mmのノッチが存在する場合があるため、これに真空シール部12としての1mmを加えた2mmをシール代とする必要があるからである。
このように真空シールされたウェーハ26はセラミック台座18と接触することが無いため、ウェーハ裏面にキズがつかない。このようにウェーハチャック31にウェーハ26を真空吸着した後、ウェーハ表面に対し研削または研磨等を行い、ウェーハ表面を平坦化する。
研削装置や研磨装置において、磨耗したウェーハチャックを新たなウェーハチャックに交換した際には、ウェーハチャックのチャック面を平坦化する形状修正を行う必要がある。また、複数枚のウェーハを研削した後に、吸着面の目詰まりを除去するために形状修正を行う場合もある。本発明のウェーハチャック11,31,41によれば、多孔質セラミック板14と非通気層16の硬度が等しく、形状修正の際の研削代が両者の間でほぼ等しいため、多孔質セラミック板14と非通気層16との間に段差が発生しない。
したがって、ウェーハチャックのチャック面を形状修正した場合であっても、ウェーハチャック11,31,41の非通気層16と多孔質セラミック板14との段差が小さいため、真空吸着されたウェーハ26の裏面にキズがつかず、また、真空リークも殆ど発生しない。
なお、被研削物に関しては本発明を実施するにあたり何ら制限は無く、シリコン等の半導体ウェーハのみならず、液晶基板等の平坦面を有する被研削物に対しても本発明を適用することができる。
このように本願発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、ウェーハチャックの大きさや形状、製造方法、被研磨物などに関し、発明の要旨の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
[外周近傍厚の測定結果]
次に、本願の実施例1〜3に示したウェーハチャックにウェーハを吸着させた状態で、ウェーハ研磨装置によりウェーハを研磨したときの試験結果を示す。図11(a)及び(b)に示すようにウェーハ26の中心とノッチ30を結ぶ直線を、ノッチ30から反時計回りに90°と270°回転させた位置のウェーハ断面厚を測定した。本試験では、砥石の回転数や送り速度等の加工条件は、図12に示すウェーハ厚測定と同一の加工条件とした。
図7は研磨後のウェーハ厚を示すグラフである。横軸はウェーハの断面厚の測定位置を示し、一番右側の100(mm)がウェーハの外周端部を表している。研磨を行った10枚のウェーハについて、外周端部から中心に向かって2mmピッチでウェーハ厚を測定し、基準となるウェーハ厚との差分値(μm)を縦軸にプロットした。
図7のグラフから、ウェーハの外周近傍においても殆どウェーハ厚が薄くなっていないことがわかる。また、10枚のウェーハについて測定を行ったものであるが、ウェーハ毎のバラツキも殆ど発生しなかった。
以上説明したように、本発明の基板固定装置によれば、非通気層と多孔質セラミック板の研削抵抗と硬度がほぼ同じであるため、研削によって基板固定装置の形状修正をしても両者の間に殆ど段差が発生しない。そのため、本発明の基板固定装置により被加工物を吸着した場合には段差の形状が転写されず、また、被加工物に窪みや撓みが発生しないため、この状態で研削加工した被加工物の周辺部形状を向上させることができる。
また、非通気層と多孔質セラミック板との間に殆ど段差が生じないため、空気のリークが発生しない。
さらに、本発明の基板固定装置によれば、真空は被加工物と非通気層でシールされ、かつ非通気層の硬度は多孔質セラミックと同等なので被加工物のチャック面にキズがつかない。すなわち、被加工物(基板)は硬いセラミック台座と接触しないため、被加工物(基板)の裏面にキズがつかない。
また、本発明の基板固定装置によれば、非通気層は多孔質セラミック板とは独立に構成できるので吸引領域が変形することはない。すなわち、非通気層は多孔質セラミック板とは独立に構成されているので、多孔質セラミック板に接着剤が含浸して真空吸着部の形状が変形することがない。また、ガラス層を含浸させる場合と異なり、非通気層を独立に構成できるため、非通気層の領域を十分に確保することができるのみならず、非通気層の幅を自由にコントロールすることができる。
このように、本発明の基板固定装置によれば、研削および枚葉研磨を高精度化することができる。
実施例1のウェーハチャックを示した縦断面図である。 実施例2のウェーハチャックを示した縦断面図である。 実施例2におけるウェーハチャックの要部拡大縦断面図である。 実施例3のウェーハチャックを示した縦断面図である。 図5(a)〜(d)は、実施例2におけるウェーハチャックの製造工程を示す工程図である。 実施例1におけるウェーハチャックの製造方法を示した斜視図である。 本願のウェーハチャックを用いてウェーハを研磨したときの、ウェーハ厚の測定データを示すグラフである。 図8(a)および(b)はそれぞれ、従来技術におけるウェーハチャックの縦断面図と、要部拡大縦断面図である。 従来技術におけるウェーハチャックの一例を示した縦断面図である。 図10(a)および(b)はそれぞれ、従来技術におけるウェーハチャックの縦断面図と、要部拡大縦断面図である。 図11(a)および(b)はそれぞれ、ウェーハ厚の測定位置を示すための平面図と側面図である。 従来のウェーハチャックを用いてウェーハを研磨したときの、ウェーハ厚の測定データを示すグラフである。
符号の説明
11…ウェーハチャック
12…真空シール部
14…多孔質セラミック板 14a…吸着面
15…ボンド材
16…非通気層 16a…上面
18…セラミック台座
20…排気口
22…当たり面
24…成形体
25…成形体
26…ウェーハ
27…円形凹部
28…小径円形凹部
29…大径円形凹部
30…ノッチ
31…ウェーハチャック
41…ウェーハチャック
51…ウェーハチャック
52…多孔質セラミック板
54…排気口
55…段差
56…セラミック台座
57…ウェーハチャック
58…ガラス層。

Claims (12)

  1. 被加工物を吸着する吸着面を有する多孔質板の外周に、前記多孔質板と同じ研削抵抗と硬度を持つ非通気層を設けたことを特徴とする基板固定装置。
  2. 前記非通気層は、前記吸着面の外周に前記吸着面と面一になる平坦面を有することを特徴とする請求項1に記載の基板固定装置。
  3. 被加工物を吸着可能な多孔質板の外周部にセラミックの台座を固定した基板固定装置において、前記多孔質板とその周囲の前記台座の間に均等なギャップを設け、該ギャップに前記多孔質板と同じ研削抵抗と硬度を持つ非通気層を設けたことを特徴とする基板固定装置。
  4. 前記セラミックの台座の内径が被加工物の直径よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の基板固定装置。
  5. 前記多孔質板の外径が被加工物の直径よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1つに記載の基板固定装置。
  6. 前記非通気層と前記被加工物との接触部においてシールすることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1つに記載の基板固定装置。
  7. 前記非通気層が接着剤であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1つに記載の基板固定装置。
  8. 前記非通気層が接着剤に粒を混ぜたものであることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1つに記載の基板固定装置。
  9. 前記粒の材料が、前記多孔質板を構成する材料と同じであることを特徴とする請求項8に記載の基板固定装置。
  10. 吸着面を構成する多孔質セラミック板と、該多孔質セラミック板の外周に真空をシールするための非通気層を有する基板固定装置であって、
    前記非通気層が前記多孔質セラミック板と同じ研削抵抗と硬度を有することを特徴とする基板固定装置。
  11. 前記非通気層が、接着剤とセラミック粒とを混ぜたものにより構成されたものであって、
    前記セラミック粒は前記多孔質セラミック板を構成する材料と同じであることを特徴とする請求項10に記載の基板固定装置。
  12. 上面に略円形の凹部を有する略円板形状の第1円板を形成する工程と、
    前記凹部の直径より小さい外径を持つ第2円板を形成する工程と、
    前記第1円板の凹部の中心に前記第2円板を載置する工程と、
    前記第1円板の凹部内周と前記第2円板の外周との間に加熱後に非通気層となる材料を充填する工程と、
    前記工程により組み合わされた成形体を加熱する工程と、
    を含む基板固定装置の製造方法。
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