JP2006274580A - 壁構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】空間を仕切ることが可能で、しかも仕切る部分の近傍に着座した場合においても圧迫感を受けることが少ない壁構造体を提供する。
【解決手段】空間を仕切る機能を有する自立可能な壁体1と、この壁体1から突出して設けられ、前記壁体1と他の家具であるテーブルTの天板T1の端縁T1bとの間に緩衝領域Aを形成する機能を有するスペーサ部材たる補助天板2とを有する壁構造体100を用意する。
【選択図】図1

Description

本発明は、天板を有する他の家具に隣接して用いる壁構造体に関するものである。
来客室や会議室と言った、比較的使用頻度の低い専用領域(スペース)を常設しておくことは、それら以外の必要な領域を制限しなければならないために、会社の規模が小さくなるほど負担になる。このため、社員が常時使用する領域つまり執務領域とは空間的に仕切ることができ、しかも接客や社内の会議などに使用することができるスペースを形成し得る家具が求められている。
そこで、パーティションなどの間仕切りに机を連結し得るようにしたものが、例えば特許文献1に示されるように考案されている。この特許文献1の間仕切りは、机との連結部を着脱自在に設けておき、連結部を介して机を連結することにより起立状態を維持するように構成されている。このように、間仕切りに机を連結する構成であれば、机を配置する場所とその周辺の場所とを間仕切りにより区画することができ、脚部を設けなくとも間仕切りを起立させることができる。
特開2003−24154号公報
ところで、上記の構成のものであると、間仕切りにより限られた空間を仕切ることが容易になるものの、例えば会議などで机に向かって着席する場合、間仕切りに近接する席では、間仕切りがあるために圧迫感を受けることがある。このため、机の端の方から順に詰めて着席しようとする場合に、着席する者に着席位置を任せておくと、圧迫感を受けないように間仕切りから必要以上に離れた位置に席を設けるようになるのが一般的である。
しかしながら、このように間仕切りから離れた位置に席を作ると、会議などに出席を予定している人数の席を確保することができなくなる可能性がでてくる。一方、予定している人数の席を確保すると、間仕切りの近くの席に座る者は、着席している間、間仕切りから圧迫感を受けることになり、落ち着かないものとなった。
そこで本発明は、以上のような問題に鑑みて、空間を仕切ることが可能で、しかも、既存のテーブル等の他の家具に隣接して配置した際に、仕切る部分の近傍において他の家具に着座した場合であっても圧迫感を受けることが少ない壁構造体を提供しようとするものである。
すなわち、本発明の壁構造体は、空間を仕切る機能を有する自立可能な壁体と、この壁体から突出して設けられ、前記壁体と他の家具の天板の端縁との間に緩衝領域を形成する機能を有するスペーサ部材とを有することを特徴とする。
このような構成によれば、本発明の壁構造体を既存のテーブル等の他の家具に隣接させて配置した場合に他の家具の天板の端部に着座しても、スペーサ部材により前記壁体と前記他の家具の天板の端縁との間に緩衝領域を形成しているので、壁体により圧迫感を受けることがない。したがって、利用者に対して、既存のテーブル等の他の家具の天板の端部に面して着座した場合の座り心地を向上させることができる。そして、このような壁構造体により、壁体により空間を仕切りつつ、予定し得る最大の人数により他の家具を利用させることが容易に可能になる。
補助天板の認識性を高くするためには、前記スペーサ部材が、一端縁部を前記他の家具の天板と重合可能な補助天板であるものであることが好ましい。このようなものであれば、前記他の家具の天板と補助天板との間に段差が形成されるので前記他の家具の天板の端部の認識が容易となるからである。また、
他の家具の天板の端部に対する認識性を高くするためには、天板を有する他の家具と隣接させた状態において、前記補助天板の側縁が他の天板の側縁と不連続となるように前記補助天板を形成しているものが好ましい。なお、「補助天板の側縁が他の天板の側縁と不連続である」とは、補助天板の側縁を形成する面と、他の天板の側縁を形成する面とが面一でない状態全般を含む概念である。
テーブルが配置される空間の間仕切りをより明確にするためには、壁体の上部に、天板付き家具に隣接して配置した状態で天板付き家具の天板面よりも上方の位置において空間を仕切る上パネル体を備えてなるものが好ましい。また、壁体の上部に、上パネル体と重なるように配置される書き込み可能なボードを着脱可能に備えてなるものが望ましい。このような構成の場合、ボードとしては、ホワイトボードが挙げられる。さらに、壁体の上部を有効利用できる構成としては、壁体の上部に、上パネル体と重なるように配置される映写スクリーンを着脱可能に備えてなるものや、上パネル体と重なる位置に表示ディスプレイ装置を着脱可能に支持するディスプレイ装置支持部を備えてなるものも挙げられる。
より多様な使用の態様に対応可能にするには、前記上パネル体が、昇降可能であるものが好ましい。このようにすれば、前記上パネル体を下降させて全体を天板付き家具の天板面の下方に収納し、間仕切りを取り除く使用態様を実現できる。
さらに多様な使用の態様に対応可能にするには、前記上パネル体が書き込み可能なボードであるボードであるものや、前記上パネル体が映写スクリーンであるものや、前記上パネル体が表示ディスプレイ装置であるものが好ましい。なお、「表示ディスプレイ装置」とは、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等、ディスプレイ画面を有する表示装置全般を含む概念である。
壁構造体の運搬を容易に行えるようにし、必要に応じて他の家具に隣接させ、該家具付近の空間を仕切る態様を容易に実現できるようにするには、前記壁体が、キャスタを備えているものが好ましい。
本発明は、以上説明したような構成であるので、以下に記載するような効果を奏する。
すなわち、本発明の壁構造体を他の家具に隣接させて配置した場合に既存のテーブル等の他の家具の天板の端部に着座しても、スペーサ部材により壁構造体の壁体と前記他の家具の天板の端縁との間に緩衝領域を形成しているので、着座者が壁体により圧迫感を受けることがない。したがって、他の家具に隣接して配置した際に、利用者に対して、他の家具の天板の端部に面して着座した場合の座り心地を向上させることができる。そして、このような壁構造体により、壁体により空間を仕切りつつ、予定し得る最大の人数により他の家具を利用させることが容易に可能になる。
以下、本発明の一実施形態を、図1から図4を参照して説明する。
この実施形態の壁構造体100は、前記図1から図4に示すように、他の家具であるテーブルTに隣接して配置しうるものであって、空間を仕切る機能を有する自立可能な壁体1と、この壁体1から突出して設けられ、前記壁体1と前記テーブルTの天板T1の端縁T1bとの間に緩衝領域Aを形成する機能を有するスペーサ部材たる補助天板2とを備えており、例えば執務領域(空間)から切り離して形成される多用途領域(空間)を形成するように設置されるものである。また、この実施形態の壁構造体100は、補助天板2の壁体1に向かう側と反対側の端縁2bを、テーブルTの天板T1の一端縁T1bの下方に重合させて配置するようにしている。
具体的には、壁体1は、補助天板2の下側に位置して空間を仕切る壁体としての下パネル体11と、下パネル体11の上側、言い換えれば補助天板2よりも上方の位置において空間を仕切る上パネル体12と、下部壁体11に接続して前記補助天板2を支持する支持フレーム13とを備えてなる。この実施形態においては、下パネル体11と上パネル体12とで空間を仕切るものである。
下パネル体11は、本実施形態ではテーブルTの天板T1の幅寸法より大なる幅寸法を有している。この下パネル体11は、左右で対をなす縦部材11aと、縦部材11aの上端を連結する上横部材11bと、縦部材11aの下端を連結する下横部材11cと、縦部材11aと上横部材11bと下横部材11cとで支持されるパネル要素11dと、それぞれの縦部材11aに取り付けられる棚板受け部材11eと、棚板11fと、ベース脚11gと、ボード部14とを備えてなる。この下パネル体11は、棚の後板として機能する。棚板11fは、補助天板2と同等のもので、棚板受け部材11eにより高さを変更し得るように取り付けられる。
ボード部14は、横部材11bの補助天板2側の面に下端が固定される2本の取付柱14aと、その取付柱14aの上端部分に固定される上レール部材14bと、テーブルTの天板T1より上の高さ位置に固定される下レール部材14cと、上レール部材14bと下レール部材14cとに支持されるボードたるホワイトボード14dとを備えている。この実施形態においては、上レール部材14bと下レール部材14cとは、2枚のホワイトボード14dを支持することができるように、長手方向に延びる平行な2本の溝を備える構成である。このような構成の上レール部材14bと下レール部材14cとは、ホワイトボード14dを持ち上げることによりホワイトボード14dが上レール部材14bと下レール部材14cとの間から取り外せるようにその間隔を設定して取付柱14aに固定してあり、左右方向に摺動移動し得るようにもなっている。このために、ホワイトボード14dの上縁には、両端部より若干低くなった低縁部14daを設けてある。この低縁部14daは、上レール部材14bの長さより長くしてあり、取り外そうとするホワイトボード14dがいずれか一方の側端側に完全に偏っていない、言い換えれば低縁部14da以外の上縁が上レール部材14bにかかっていない限り、ホワイトボード14dを取り外すことができるように設定してある。また、ホワイトボード14dは、表裏二面において書き込みが可能な構成である。
上パネル体12は、パネル要素12aと、そのパネル要素12aの縁部に取り付けられる枠部材12bとを備えてなる。この上パネル体12は、下パネル体11より僅かに小なる幅寸法のもので、枠部材12bの縦枠12baを下パネル体11の縦部材11aに固定して、下パネル体11の横部材11bの幅方向のほぼ中央に位置するように取り付けられるものである。パネル要素12aは、室内の空間を仕切った際に、その周囲部分が暗くならないように、またその一方でテーブルTの天板T1に面して着席している利用者の注意力が散漫にならないように、半透明の例えば乳白色のプラスチック板素材を用いるものである。なお、このような上パネル体12は、このようなプラスチック板素材を用いたパネル要素12aを使用するもの以外に、オフィスなどで多用されるパーティションなど間仕切りに用いられる家具において用いられる構造を適用するものであってよく、またパネル要素12aの表面にエンボス加工を施しこのパネル要素12aを映写スクリーンとしても使用可能にしたものであってもよい。
支持フレーム13は、下パネル体11の横部材11bに一方の端部が連結される2本の長尺部材13aを備えてなる。長尺部材13aは、補助天板2をその奥行き方向に沿って支持するもので、補助天板2の幅寸法にあわせた間隔をあけて平行に配置される。また、長尺部材13aは、補助天板2の上面2aが、下パネル体11の横部材11bの上面11baとほぼ面一になるように、その取付高さを調整してある。
一方、補助天板2は、この実施形態においては、壁体1に近づくにつれ幅が広がる平面視ほぼ台形形状の平板で構成される。そして、補助天板2は、壁体1に向かう側と反対側の縁部、すなわちテーブルTの天板T1と重なる側の縁部2bの幅寸法がテーブルTの天板T1の幅寸法より小なるものの、壁体1に向かう側の縁部2cにおいてはその幅寸法がテーブルTの天板T1より十分に大なるものにしてある。このように、補助天板2の形状は、テーブルTの天板T1の形状とは全く異なるものにしてあり、また、この補助天板2の側縁2dがテーブルTの天板T1の側縁1dと不連続となるようにこの補助天板2の形状を設定している。そして、壁体1とテーブルTとの間に補助天板2を配置することにより、これら壁体1とテーブルTとの間の領域、すなわち平面視略前記補助天板2が存在する領域に緩衝領域Aを設定している。
この実施形態においては、テーブルTの天板T1と補助天板2との床面からの高さを異ならせている。具体的には、補助天板2の天板面2aの高さ位置を、テーブルTの天板面T1cの高さ位置よりもテーブルTの天板T1の厚み分だけ低い位置に取り付けてある。つまり、補助天板2の天板面2aがテーブルTの天板面T1cより下側に位置して、言い換えれば補助天板2の天板面2aの上にテーブルTの天板T1が密着して重ね合わされており、補助天板2とテーブルTの天板T1との間には段差が形成されるものである。また、この実施形態においては、テーブルTの天板T1と補助天板2との境界部分RB、つまりテーブルTの天板T1と補助天板2との重ね合わせ部分の側方に、テーブルTの天板T1と補助天板2との幅の相違に基づいて平面視天板付き家具Tの天板T1の内方に向けて凹部3が形成される。
このような構成において、この壁構造体100は、室内に種々の状況に合わせて使用が可能な領域を形成するために配置される。具体的には、例えば室内を執務領域とそれ以外の多用途領域とに仕切る場合に、壁構造体100の補助天板2が多用途領域に位置するように、すなわち下パネル体11及び上パネル体12の補助天板2が無い方の面を執務領域に対面させて配置するものである。そして下パネル体11及び上パネル体12により室内が仕切られた状態で、接客、会議、食事などの異なる状況において、執務領域とは隔離された状態で補助天板2の壁体1に向かう側と反対側の縁部2bを天板付き家具Tの天板T1の短辺に沿って延伸する縁部T1aに臨ませて使用し得るものである。この場合に、上パネル体12は半透明の素材により構成されているので、周囲の光を完全に遮ることなく、しかもテーブル100を使用している利用者を明確に認識することが不可能にして、採光と間仕切りとを両立させるものである。
この実施形態においては、補助天板2の一縁部2bと、天板付き家具Tの補助天板2に向かう側のコーナー部T1a側の縁部T1bとを重ね合わせた状態で、補助天板2を支持フレーム13に支持されている。また、補助天板2の幅が天板付き家具T側の縁部2bから遠ざかるにしたがって大きくなることにより、天板付き家具Tの天板T1と補助天板2との境界部分RBには凹部3が形成される。このように凹部3が形成されることによって、天板付き家具Tの天板T1のコーナー部T1aをより一層容易に認識することができるようになっている。
上述したように、補助天板2の壁体1と反対側の端縁2bをテーブルT1の端縁T1bに沿うように配置することにより、補助天板2が壁体1とテーブルT1と間に緩衝領域Aを形成するスペーサ部材として機能するので、テーブルT1の壁体1側に位置するコーナー部T1aに面して着席した場合に上パネル体12が着座位置の近傍にあっても、緩衝領域Aがあることにより、精神的に圧迫感を受けることを軽減することができる。また、その天板面2aが、天板付き家具Tの天板面T1cより天板T1の厚み分だけ下側に位置している。これによって、補助天板2と天板付き家具Tの天板T1との間に段差が生じているため、壁構造体100に隣接する天板付き家具Tを使用する場合、具体的には多人数で端から詰めて着席する必要がある場合などでは、天板付き家具Tの天板T1と補助天板2との間にこのような段差が形成されていることにより、天板付き家具Tの天板T1のコーナー部T1aの認識が容易になり、前記コーナー部T1aに面して着席するように利用者を誘導することができる。しかも、この補助天板2の側縁2dがテーブルTの天板T1の側縁1dと不連続となるようにこの補助天板2の形状を設定しているので、天板付き家具Tの天板T1と補助天板2との境界部分RBに天板付き家具Tの天板T1と補助天板2との幅の相違に基づいて凹部3が形成され、より明確に前記コーナー部T1cを認識することができる。
また、補助天板2が天板付き家具Tの天板T1より一段下がっていることにより、打ち合わせなどを行う場合に、例えば資料を天板付き家具Tの天板T1の上に置き、飲み物などを補助天板2に置けば、飲み物を倒して資料などを汚すと言った不都合を引き起こすことなく打ち合わせなどを行うことができる。また、このように補助天板2を活用することにより、天板付き家具Tの天板T1を効率よく、しかも最大限に広く使用することができる。
さらに、ホワイトボード14dは、二枚が重なり合って、しかもスライド移動及び取り外し可能に支持されて上パネル体12の天板付き家具T側に配置されているので、会議などの場合に多くの情報を書き込むことができる。また、ホワイトボード14dは表裏二面に書き込みが可能であり、しかも取り外しが可能であるので、不意の来客時などには、裏返すことによって、それまでの使用において書き込んだ書き込みを消すことなく隠すことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態においては、天板付き家具Tの天板T1と壁構造体の補助天板2とを異なる形状で、かつ床面からの異なる高さ位置に配置したものを説明したが、両者の色、質感あるいは材質が異なるもので構成するものであってよい。具体的には、例えば、天板付き家具Tの天板T1が白色であれば補助天板2を黒色に着色する、天板付き家具Tの天板T1が木質調に構成したものであれば補助天板2は金属あるいはプラスチックを連想させる質感とする、天板付き家具Tの天板T1が木製であれば補助天板2は金属製とする、などである。なお、色、質感あるいは材質については、例示したものに限定されるものではなく、天板付き家具Tの天板T1と補助天板との区別が容易につくように、設定すればよい。また、このような高さ、形状、色、質感あるいは材質の相違は、単独であるいは高さと形状、高さと形状と色と、と言うようにそれぞれを組み合わせて適用するものであってよい。
また、例えば会議などに利用する頻度が少ない部署に設置されるものでは、ボード部14のホワイトボード14dを1枚構成にする、あるいはボード部14自体を省略する構成にするものであってもよい。ボード部14を省略した構成にあっては、補助天板2の上方に棚を設ける構成であってもよい。さらに、例えば執務領域との間の距離を大きく取れる場合などにおいては、上パネル体12及びボード部14がない構成にするものであってもよい。このように上パネル体12及びボード部14を省略した構成のものであっても、下パネル体11がその幅寸法を天板付き家具Tの天板T1の幅寸法より大きく設定されていることにより、領域を仕切る機能自体は上記実施形態のものと変わらないものである。
さらに、ホワイトボードを利用して形成した前記ボード部14に代えて、黒板を利用して形成したボード部を壁体1に備えるようにしてももちろんよい。
加えて、前記ボード部14のホワイトボード14dの表面に、映写スクリーンとしても兼用できるようにすべくエンボス加工を施す態様ももちろん考えられる。
一方、本発明に係る壁構造体としては、図5に示すように、上述した実施形態における壁体1が、上パネル体12と重なるように配置される映写スクリーンを着脱可能に備えてなるものももちろん含まれる。このようなものの具体例として、例えば、上パネル体12に、巻き取り可能な映写スクリーンSCを取付可能なフック状の映写スクリーン取付部7を形成しておくものが考えられる。さらに、前記上パネル体12に巻き取り可能な映写スクリーンを固着しておくもの等も考えられる。
さらに、本発明に係る壁構造体としては、上述した実施形態における脚部2、具体的には前記上パネル体12または下パネル体11に、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイに代表される表示ディスプレイ装置を着脱可能に取り付け可能なディスプレイ装置取付部を備えたものももちろん含まれる。このようなディスプレイ装置取付部として、例えば、図6に示すように、前記上パネル体12に当接した状態に固定して取り付けられ下方から表示ディスプレイ装置を支持する取付金具81を利用して形成したディスプレイ装置取付部8が考えられる。また、図示はしないが、下端部を下パネル体11に支持させ上端部に表示ディスプレイ装置DPを取り付けるディスプレイ取付具等を利用して形成したもの等が考えられる。
さらに、本発明に係る壁構造体としては、上記実施形態に述べたような、上パネル体及びボード部がそれぞれ別体をなすとともに、これら上パネル体及びボード部の下端を上パネル体にそれぞれ支持させる態様のもの以外に、図7に示すように、上パネル体そのものを書き込み可能なボード、例えばホワイトボードとして使用可能に構成する態様のものももちろん含まれる。前記ホワイトボードには、板面にエンボス加工を施し、該板面を映写スクリーンとしても兼用可能なものももちろん含まれる。
また、下パネル体に映写スクリーンとして使用可能な上パネル体を支持させるものももちろん含まれる。
加えて、図8に全体斜視図、図9に分解斜視図をそれぞれ示すように、上パネル体120が、全体が天板部の下方に位置する収納位置と、この収納位置よりも上方に位置する使用位置との間で昇降可能な構成を有するものももちろん含まれる。なお、前記図8において、上部壁体120を前記収納位置に配した状態を実線、上部壁体120を前記使用位置に配した状態を想像線によりそれぞれ示している。
具体的には、例えば、前記図9、及び図8における要部の平断面図である図10に示すように、上パネル体120を、左右1対をなす支柱1201a、前記支柱1201aの上端部間を接続する上枠1201b、及び前記支柱1201aの下部間を接続する下枠1201cからなる枠部材1201と、支柱1201a間に位置して支柱1201aに左右両端を支持させてなる面板部1202とを具備するものにしているとともに、上パネル体120と下パネル体11との間に介在し、前記上パネル体120を高さ位置を変更可能に支持する上部壁体支持機構9を設ける態様が考えられる。
さらに詳述すると、上部壁体支持機構9は、例えば、前記支柱1201aに高さ方向に離間させて複数設けた支持具挿通孔91と、前記下パネル体11に設けた雌ねじ孔92と、前記支持具挿通孔91を通過し前記雌ねじ孔92に螺着してなる雄ねじ部931を有する支持具93と、前記下パネル体11の縦部材11a及び上横部材11bに連通して設けられ上パネル体120を挿入可能なスリット11sとを具備する。
前記上パネル体120の高さ位置を変更する際には、まず、前記支持具93の雄ねじ部931を前記雌ねじ孔92に螺着した状態を解消し、次いで、上部壁体240を昇降させる。それから、前記支持具93の雄ねじ部931を、前記支持具挿通孔91に挿通させ、そして、前記雄ねじ部931を前記雌ねじ孔92に螺着するようにしている。
そして、壁体と他の家具の天板の端縁との間に緩衝領域を形成する機能を有するスペーサ部材としては、補助天板に限らず、例えば壁体から突出して設けられる棒状の突起等、壁体と他の家具の天板の端縁とを離間させる機能を有するものが含まれうる。
加えて、図11に斜視図、図12に正面図、図13に側面図をそれぞれ示すように、壁体1の下端部、例えばベース脚11gの前後両端部にキャスタ19を備えるようにしてもよい。このようにすれば、壁体1を有する壁構造体の運搬を容易に行えるようになり、必要な箇所の家具に隣接させ、必要に応じて家具付近の空間を仕切る態様を容易に実現できる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の実施形態の斜視図。 同実施形態の正面図。 同実施形態の平面図。 同実施形態の側面図。 本発明の他の実施形態の全体斜視図。 本発明のさらに他の実施形態の全体斜視図。 本発明のさらに他の実施形態の全体斜視図。 本発明のさらに他の実施形態の全体斜視図。 同実施形態の分解斜視図。 図8における要部の平断面図 本発明のさらに他の実施形態の全体斜視図。 同実施形態の正面図。 同実施形態の側面図。
符号の説明
1…壁体
12…上パネル体
2…補助天板(スペーサ部材)
A…緩衝領域

Claims (13)

  1. 空間を仕切る機能を有する自立可能な壁体と、この壁体から突出して設けられ、前記壁体と他の家具の天板の端縁との間に緩衝領域を形成する機能を有するスペーサ部材とを有することを特徴とする壁構造体。
  2. 前記スペーサ部材が、一端縁部を前記他の家具の天板と重合可能な補助天板であることを特徴とする請求項1記載の壁構造体。
  3. 天板を有する他の家具と隣接させた状態において、前記補助天板の側縁が他の天板の側縁と不連続となるように前記補助天板を形成していることを特徴とする請求項2記載の壁構造体。
  4. 壁体の上部に、補助天板の天板面よりも上方の位置において空間を仕切る上パネル体を備えてなることを特徴とする請求項2又は3記載の壁構造体。
  5. 壁体の上部に、上パネル体と重なるように配置される書き込み可能なボードを着脱可能に備えてなることを特徴とする請求項4記載の壁構造体。
  6. ボードが、ホワイトボードであることを特徴とする請求項5記載の壁構造体。
  7. 壁体の上部に、上パネル体と重なるように配置される映写スクリーンを着脱可能に備えてなることを特徴とする請求項4記載の壁構造体。
  8. 壁体の上部に、上パネル体と重なる位置に表示ディスプレイ装置を着脱可能に支持するディスプレイ装置支持部を備えてなることを特徴とする請求項4記載の壁構造体。
  9. 前記上パネル体が、昇降可能であることを特徴とする請求項4、5、6又は8記載の壁構造体。
  10. 前記上パネル体が、書き込み可能なボードであることを特徴とする請求項4、5、6、7、8又は9記載の壁構造体。
  11. 前記上パネル体が、映写スクリーンであることを特徴とする請求項4、5、6、7、8又は9記載の壁構造体。
  12. 前記上パネル体が、表示ディスプレイ装置であることを特徴とする請求項4、5、6、7、8又は9記載の壁構造体。
  13. 前記壁体が、キャスタを備えていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11又は12記載の壁構造体。
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