JP4391974B2 - 机およびベッドを含むシステム家具 - Google Patents
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Description
従来の机およびベッドを組み合わせた家具の代表例は、特許文献1に記載のように、上段がベッド部で、その上段ベッド部の下側に机が配置された構成をしている。
この発明は、このような背景のもとになされたもので、机およびベッドが組み合わされた状態では、机の脚板がベッドの脚板としても使用されており、かつ、机およびベッドを分離したときには、机およびベッドが、それぞれ独立して良好に使用可能な机およびベッドを含むシステム家具を提供することを主たる目的とする。
この発明では、ベッドを支える脚板を、机を支えるための一対の脚板と、その幅では不足している部分を補うために、一対の奥側板とに分離した。さらに、一対の脚板ではベッドを支えるための脚としては高さが足りないので、それを補うために、一対の枠を設けた。
さらに、一対の枠は、枠内が空間を形成しており、側方からの採光が可能であり、ベッドの下方に配置された机天板上に部屋の光や外からの光が届き、机天板上での作業が良好に行える。
さらに、子供が大きくなった後等は、ベッドと机とを分離できるので、机は、一対の脚板によって支えられた幅の広い天板を有する使い勝手の良い机として単独使用ができる。また、ベッドは、平ベッドとして用いることができる。
図1は、この発明の一実施形態に係る机およびベッドを含むシステム家具1の斜視図である。
図1を参照して、システム家具1には、机ユニット2と、机ユニット2で支えられた、机ユニット2の上部に配置されたベッドユニット3とが含まれている。
図1および図2を参照して、机ユニット2には、机天板4、机天板4の左辺を左側から支える左脚板5、机天板4の右辺を右側から支える右脚板6、左脚板5の奥側に連結された左奥側板7、右脚板6の奥側に連結された右奥側板8、左脚板5の上で左奥側板7の前方に取り付けられている左枠9、および、右脚板6の上で右奥側板8の前方に取り付けられている右枠10を含んでいる。
左脚板5および右脚板6は、対をなす形状であり、これら一対の脚板5、6によって机天板4は左右両側から保持されている。左右脚板5、6の寸法は、一例として、奥行が584mm、高さが740mm、厚み(横方向寸法)が32mmの側面視長方形であり、たとえば、木製の板材で構成されている。
左脚板5と左奥側板7との間、および、右脚板6と右奥側板8との間には、図2に示すように、ボス11や固定部材12によって連結されている。
同様に、左脚板5の上辺および左脚板5よりも上方へ延びている左奥側板7の前辺とで下辺および後辺が区画される垂直に広がる左四角形空間には、四角形状の左枠9が嵌め込まれて固定されている。左枠9も、金属で構成された大きな開口16を有する枠である。
ベッドユニット3は、一方ベッド脚板17と、他方ベッド脚板18と、一方ベッド脚板17および他方ベッド脚板18間を連結する前側桟板19と、後側を連結する後側桟板20と、水平方向に配置された敷板21とを含んでいる。
図3は、図1に示すシステム家具1の正面図である。
図4は、システム家具1において、机天板4および衝立板22を後方寄りに水平にずらして配置した状態を示す斜視図であり、図5はそのときの右側面図である。
図4および図5を参照して、机天板4は、図1および図2に示すように、左右一対の脚板5、6によって左右両側から支持されているが、図4および図5に示すように、机天板4を後方にずらして支持させることも可能である。図4および図5では、机天板4は、その前方側が左右脚板5、6で支持されており、その後方側は、左右両側から左右奥側板7、8によって支持されている。
図4に示す構成では、ベッドユニット3の下方空間内に、机天板4が完全に収まっている。このシステム家具1を使用する使用者が、たとえば小学生の場合、体格が小さく、ベッドユニット3の下方に収まった机天板4を利用して学習をすることは何ら支障はない。むしろ、ベッドユニット3の下方にある比較的閉ざされた空間内の机天板4を利用して、学習が捗ることが期待できる。
なお、いずれの場合も、左右一対の枠9、10が大きな開口16、15を形成しているから、これら開口16、15を介して側方からの採光もでき、使用感は良好である。
このように、この実施形態によれば、机およびベッドを含むシステム家具として、たとえば子供が小さな時には、空間を有効利用して活用でき、その後、机とベッドとを分離したときも、分離した机およびベッドが独立に良好に使用できる。しかも、分離した際に不要になる使わない部材は、左右奥側板7、8および左右枠9、10だけであるから、構成部材の無駄がない、優れたシステム家具とすることができる。
その他、この発明は、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
2 机ユニット
3 ベッドユニット
4 机天板
5 左脚板
6 右脚板
7 左奥側板
8 右奥側板
9 左枠
10 右枠
13 上辺
14 前辺
17 一方ベッド脚板
18 他方ベッド脚板
Claims (2)
- 水平に配置され、左右方向(幅方向)に長手をしている机天板と、
机天板の左辺を左側から支える左脚板、および、机天板の右辺を右側から支える右脚板を有する一対の脚板と、
左脚板の奥側に連結され、高さが左脚板より高い左奥側板、および、右脚板の奥側に連結され、高さが右脚板よりも高い右奥側板を有する一対の奥側板と、
左脚板の上辺および左脚板よりも上方へ延びている左奥側板の前辺とで下辺および後辺が区画される垂直に広がる左四角形空間に嵌め込まれた左枠、ならびに、右脚板の上辺および右脚板よりも上方へ延びている右奥側板の前辺とで下辺および後辺が区画される垂直に広がる右四角形空間に嵌め込まれた右枠を有する一対の枠と、
左脚板、左枠および左奥側板によって一方のベッド脚部が受け止められ、右脚板、右枠および右奥側板によって他方のベッド脚部が受け止められ、前記机天板の上方に配置されているベッドユニットと、
を含むことを特徴とする机およびベッドを含むシステム家具。 - 前記机天板は、一対の脚板およびその奥側に連結された一対の奥側板間で、前後方向(手前側および奥側)に取付位置を変えられることを特徴とする、請求項1記載の机およびベッドを含むシステム家具。
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