JP2006274370A - 蒸着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 膜厚の制御が精度良く行えるとともに蒸着処理能力を向上し得ることができる蒸着装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 蒸着用誘導管6に介在された第1ストップバルブ5と、蒸発用容器4から蒸着用容器3に接続されて蒸発材料の一部を調整用として取り出す調整用誘導管8と、調整用誘導管8に介在された第2ストップバルブとを具備し、ガラス基板1の交換作業を行う際、第2ストップバルブ7を開いて蒸発用容器4内の高濃度の蒸発材料を放出した後、第1ストップバルブ5を開いて蒸発用容器4から通常濃度となった蒸発材料を放出させることにより、蒸発用容器4内を短時間で定常状態とすることができるとともに通常濃度の蒸発材料をガラス基板1に付着させることができるため、蒸着処理能力を向上し得ることができるとともに膜厚の制御を精度良く行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被蒸着部材に蒸発させた材料を蒸着させる装置に関し、例えば有機ELディスプレイなどの画像表示部を製造するための蒸着装置などにも適用可能な技術に関するものである。
従来の蒸着装置として、例えば特許文献1が開示されている。
この蒸着装置は、蒸着物質を加熱・蒸発させる蒸発源と、蒸発した蒸着物質である蒸発物質を成膜チャンバ内に放出する放出部と、蒸発源から放出部まで蒸発物質を移送する移送部と、移送部に設けられ蒸発物質の移動を制御するバルブと、成膜チャンバ内に放出部と相対する位置に取り付けられた基板とを備えている。
上記構成のもと、蒸発源を加熱して基板に対して蒸着を行う際、蒸着時に蒸着された膜厚み(以下、蒸着膜という)を計測し、この蒸着膜が所定厚みになった時にバルブを閉じたり、または所定厚み近くになった時にバルブの開度を制御して、蒸着物質の放出量を徐々に少なくし、所定厚みでバルブを閉じることにより、蒸着膜の膜厚の制御を精度良く行っている。
これにより、基板と放出部との間にシャッターを設ける必要がなくなるため、成膜チャンバ内を小さくでき、成膜チャンバ内を真空にする時間が短縮され、またバルブを閉じることにより、蒸発源内の内圧が高まったとき、加熱温度の調整がなされる。
特開2002−30418号公報
しかし、上記した従来の構成によると、基板の交換を行う際、蒸着処理能力の向上のために基板の交換を行う時間を短くすると、その間に蒸発源の加熱温度を十分に下げることができず、かえって加熱による蒸発量が増え、蒸発源内が高濃度になり、そして基板の交換完了までに蒸着作業時の濃度まで下げることができないままバルブを開くこととなり、放出部から基板へ高濃度の蒸発物質が放出されるため、膜厚の制御を精度良く行うことができないという問題がある。
反対に、蒸発源内の濃度を十分に下げて膜厚の制御を優先させると、いったん蒸発が止まるように温度を下げ、基板交換後に再加熱することになるため時間がかかり、蒸着処理能力が低下するという問題がある。
そこで本発明は、膜厚の制御が精度良く行えるとともに蒸着処理能力を向上し得ることができる蒸着装置を提供することを目的としたものである。
前記した目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の発明は、蒸着材料を加熱して蒸発材料を得る蒸発室と、前記蒸発材料を蒸着させる被蒸着部材が設けられている蒸着室と、前記蒸発室から前記蒸着室に接続されて蒸発材料を移送する蒸着用誘導路とを備えた蒸着装置であって、前記蒸着用誘導路に介在された第1弁装置と、一端が前記蒸発室から前記蒸着用誘導路における前記第1弁装置の上流側までの間に接続されるとともに他端が前記蒸着室に接続されて蒸発材料の一部を調整用として取り出す調整用誘導路と、前記調整用誘導路に介在された第2弁装置と、前記蒸着室内に、前記調整用誘導路から前記被蒸着部材に向かって放出される蒸発材料が前記被蒸着部材へ飛翔することを遮蔽する遮蔽部材とを具備したことを特徴としたものである。
また、請求項2に記載の発明は、蒸発材料を蒸着させる被蒸着部材が設けられている蒸着室内に、蒸着材料を加熱して蒸発材料を得る蒸発室と、前記蒸発室と接続されて蒸発材料を移送する蒸着用誘導路とを備えた蒸着装置であって、前記蒸着用誘導路に介在された第1弁装置と、一端が前記蒸発室から前記蒸着用誘導路における前記第1弁装置の上流側までの間に接続されて蒸発材料の一部を調整用として取り出す調整用誘導路と、前記調整用誘導路に介在された第2弁装置と、前記調整用誘導路の出口付近に、前記調整用誘導路から前記被蒸着部材に向かって放出される蒸発材料が前記被蒸着部材へ飛翔することを遮蔽する遮蔽部材とを具備したことを特徴としたものである。
そして、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明であって、調整用誘導路の出口付近に、蒸発材料の流量を計測する計測手段を設けたことを特徴としたものである。
さらに、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明であって、調整用誘導路に第3弁装置を設けて、第2弁装置および前記第3弁装置間の調整用誘導路を蒸発室内の蒸発材料を一時貯留するバッファ空間に形成したことを特徴としたものである。
しかも、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明であって、バッファ空間の容積は、蒸発室の容積の1割以上であることを特徴としたものである。
本発明の蒸着装置は、被蒸着部材の交換作業を行う際、第2弁装置を開いて蒸発室内の高濃度の蒸発材料を放出した後、第1弁装置を開いて蒸発室から通常濃度となった蒸発材料を放出させることにより、蒸発室内を短時間で定常状態とすることができるとともに通常濃度の蒸発材料を被蒸着部材に付着させることができるため、蒸着作業再開までの時間を短くするなどの蒸着処理能力を向上し得ることができるとともに膜厚の制御を精度良く行うことができる。
[実施の形態1]
以下に、本発明の実施の形態1に係る蒸着装置について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、上記蒸着装置は、ガラス基板(被蒸着部材)1が、その蒸着面が下方となるように、水平方向で挿入されるとともに保持具2により保持されている蒸着用容器(蒸着室)3と、この蒸着用容器3の下方に配置されて有機材料{以下、蒸発させようとする材料(ここでは有機EL用材料とする)を蒸着材料といい、蒸発した蒸着材料を蒸発材料という}の蒸発が行われる蒸発用容器(蒸発室)4と、蒸着用容器3から蒸発用容器4に接続されて蒸発用容器4内の蒸発材料を移送する蒸着用連通路6aが形成されている蒸着用誘導管(蒸着用誘導路)6と、蒸着用誘導管6に介在されている第1ストップバルブ(第1弁装置)5とを備えている。
また、蒸発用容器4の側面から蒸着用容器3の下面に接続されて蒸発用容器4内の蒸発材料の一部を調整用として取り出す調整用連通路8aが形成されている調整用誘導管(調整用誘導路)8を備え、この調整用誘導管8の下流側(蒸着用容器3側)には第2ストップバルブ(第2弁装置の一例)7が介在されている。
上記蒸着用容器3は、ガラス基板1の直ぐ傍の位置に配置されて蒸発材料が付着した膜厚を検出する水晶振動子型の膜厚検出用センサ11と、調整用誘導管8の出口近傍に設けられて調整用誘導管8からガラス基板1に向かって放出される蒸発材料を遮断する遮蔽板(遮蔽部材)12と、平面視が矩形状の箱体(直方体状)に形成された放出用容器13を備え、この放出用容器13は、箱体の内部が蒸発材料の拡散空間とされ、上面に複数の放出孔13aが形成され、加熱手段(例えばシースヒータ、図示せず)により全体が所定温度に保たれている。
また、蒸着用容器3内における調整用誘導管8の出口近傍には、調整用誘導管8から放出される蒸発材料が付着した膜厚の変化量を検出し、この膜厚の変化量と蒸着に要した時間とから流量を計測する計測センサ14が設けられている。
また、蒸着用容器3は、ゲートバルブ(仕切弁)21aが介在されて真空ユニット(図示せず)により蒸着用容器3内を真空雰囲気にする真空用ポート21と、ゲートバルブ(仕切弁)22aが介在されてガラス基板1の搬入および搬出を行う搬入出用ポート22とを備えている。
上記蒸発用容器4は、加熱用電熱線(加熱手段)23aを有し、この加熱用電熱線23aにより蒸着材料を加熱して蒸発させる材料収納容器(蒸発源または蒸発ポットともいう)23と、ゲートバルブ(仕切弁)24aが介在されて真空ユニット(図示せず)により蒸発用容器4内を真空雰囲気にする真空用ポート24と、ゲートバルブ(仕切弁)25aが介在されて材料収納容器23の搬入および搬出を行う搬入出用ポート25とを備えている。なお、上記ゲートバルブ24aは、蒸着材料の補充や交換の際に使用されるもので、蒸着作業時やガラス基板1の交換時等、すぐ次の蒸着作業に移るべき際には閉じたままとなる。
以下に、上記した実施の形態1における作用を説明する。
ガラス基板1の交換を行う際、第1ストップバルブ5および第2ストップバルブ7は閉じられている。そして、ガラス基板1の交換後の蒸発用容器4内は、温度を一定とした状態で第1ストップバルブ5および第2ストップバルブ7が閉じられていたため、すなわち密閉状態となっていたため、高濃度状態となっている。
この状態のもと、第2ストップバルブ7を開いて、蒸発用容器4内の蒸発材料の一部(高濃度の蒸発材料)を調整用連通路8aを介して蒸着用容器3内へ放出する。これにより、蒸発用容器4内は短時間で定常状態とされる。
このように、ガラス基板1の交換作業後、蒸着作業を再開する前に、第2ストップバルブ7を開いて蒸発用容器4内の高濃度の蒸発材料を放出した後、第1ストップバルブ5を開いて蒸発用容器4から通常濃度となった蒸発材料を放出させることにより、蒸発用容器4内を短時間で定常状態とすることができるとともに通常濃度の蒸発材料をガラス基板1に付着させることができるため、蒸着処理能力を向上し得ることができるとともに膜厚の制御を精度良く行うことができる。
また、調整用誘導管8の出口近傍には遮蔽板12が設けられており、調整用誘導管8の出口から放出される高濃度の蒸発材料がガラス基板1に向かうことを遮断されるため、調整用誘導管8の出口から放出される高濃度の蒸発材料をガラス基板1に蒸着させることを防止することができる。
また、調整用誘導管8の出口近傍に計測センサ14が設けられており、調整用誘導管8の出口から放出される蒸発材料の流量を計測することができるので、この計測結果により、蒸発用容器4内が定常状態であるか否かを判別することができる。また、加熱用電熱線23aによる加熱温度を一定としている場合において、上記計測結果が通常より減少したと計測されることにより、材料収納容器23内の蒸着材料の交換時期を判断することができる。さらに、上記計測結果により、ガラス基板1の交換後の蒸着開始の判断を行い、その判断に伴って第1ストップバルブ5を開くという、蒸着作業の自動化を図ることもできる。
また、第1ストップバルブ5を開閉することにより、蒸着用誘導管6から放出される蒸発材料の開放および遮断を行うことができるため、ガラス基板1の下方に真空蒸着を行うためのシャッターを設ける必要がなくなり、したがって蒸着用容器3内の床面積を小さくすることができ、また蒸着用容器3内をシンプルに構成することができる。
[実施の形態2]
以下に、本発明の実施の形態2に係る蒸着装置について、図面を参照しながら説明する。
なお、実施の形態2は、調整用誘導管8の配置、調整用誘導管8に介在された弁装置の配置、および蒸着用誘導管6に介在された弁装置の配置が異なるため、これら異なる部分に着目して説明する。なお、実施の形態1と同一の部材については同一の番号を付して説明を行うものとする。
図2に示すように、実施の形態2における蒸着装置は、蒸着用容器3から蒸発用容器4に接続されて蒸発用容器4内の蒸発材料を移送する蒸着用連通路6aが形成されている蒸着用誘導管6を備え、この蒸着用誘導管6は下流側(蒸着用容器3側)に第1ストップバルブ5が介在されるとともに上流側(蒸発用容器4側)にニードルバルブ(流量調整弁)26が介在されている。
また、蒸着用誘導管6の第1ストップバルブ5とニードルバルブ26との間から蒸着用容器3の下面に接続されて蒸発用容器4内の蒸発材料の一部を調整用として取り出す調整用連通路8aが形成されている調整用誘導管8を備え、この調整用誘導管8は下流側に第2ストップバルブ7が介在されるとともに上流側に第3ストップバルブ(第3弁装置)27が介在されている。
また、第2ストップバルブ7と第3ストップバルブ27とを閉じた際、調整用誘導管8における第2ストップバルブ7と第3ストップバルブ27との間に、蒸発用容器4内の圧力を下げることを目的とするバッファ空間Sが形成され、このバッファ空間Sの容積は蒸発用容器4の容積の1割以上となるよう形成されている。なお、バッファ空間Sの大きさ(容積)は、例えば加熱用電熱線23aによる加熱温度を一定としたときのガラス基板1の交換開始から完了までの時間と、蒸着装置設計時に設定した蒸発用容器4内の圧力の上限とから設定される。
以下に、上記した実施の形態2における作用を説明する。
第1ストップバルブ5、第2ストップバルブ7、第3ストップバルブ27を開いた状態でニードルバルブ26を調整することにより行われていたガラス基板1に対する蒸着作業完了後、まず第1ストップバルブ5および第3ストップバルブ27を閉じて、調整用誘導管8の調整用連通路8aにおける第3ストップバルブ27より下流側の蒸発材料を蒸着用容器3へ放出し、計測センサ14により調整用誘導管8の出口から放出される蒸発材料の流量がほとんどないことを確認した後、第2ストップバルブ7を閉じて、ガラス基板1の交換作業を行う。
その後、ガラス基板1の交換作業完了までに第3ストップバルブ27を開いて、蒸発用容器4内に密封されていた高濃度の蒸発材料を調整用誘導管8の調整用連通路8a、すなわちバッファ空間Sへ流入させ、そして第3ストップバルブ27を閉じるとともに第2ストップバルブ7を開いて、バッファ空間S内における高濃度の蒸発材料を蒸着用容器3へ放出することにより、蒸着作業再開までに蒸発用容器4内が設計圧力以上にならないようにされる。
このように、調整用誘導管8の調整用連通路8aにおける第2ストップバルブ7と第3ストップバルブ27との間をバッファ空間Sとし、このバッファ空間Sを使用して蒸発用容器4内と一体となる空間を広げるようにし、ガラス基板1の交換作業が完了するまでに蒸発用容器4内に設計以上の圧力が発生することを防止することにより、蒸着作業再開までの時間を短くすることができるため、蒸着処理能力を向上し得ることができ、また蒸発用容器4から通常濃度の蒸発材料を放出させてガラス基板1に付着させているため、膜厚の制御を精度良く行うことができる。
また、調整用誘導管8の出口近傍には遮蔽板12および計測センサ14が設けられているため、上記実施の形態1で記載した遮蔽板12および計測センサ14により得られる効果と同様の効果を奏し得ることができる。
なお、上記各実施の形態では、図1,図2に示すように、蒸着材料を加熱して蒸発材料を得る蒸発用容器4と、蒸発材料を蒸着させるガラス基板1が設けられている蒸着用容器3と、蒸発用容器4から蒸着用容器3に接続されて蒸発材料を移送する蒸着用誘導管6とを備えた蒸着装置であったが、これに限ることはなく、上記実施の形態1および実施の形態2を、図3,図4に示すように、蒸発材料を蒸着させるガラス基板1が設けられている蒸着用容器3内に、蒸着材料を加熱して蒸発材料を得る蒸発用容器4と、蒸発用容器4と接続されて蒸発材料を移送する蒸着用誘導管6とを備えた蒸着装置としてもよい。なお、図3に示す蒸着装置は実施の形態1の作用により実施の形態1と同様の効果を奏し得ることができ、また図4に示す蒸着装置は実施の形態2の作用により実施の形態2と同様の効果を奏し得ることができる。
また、上記実施の形態1では、蒸着装置は、蒸着用容器3から蒸発用容器4に接続されている蒸着用誘導管6に第1ストップバルブ5が介在され、蒸発用容器4の側面から蒸着用容器3の下面に接続されている調整用誘導管8に第2ストップバルブ7が介在されていたが、図5に示すように、調整用誘導管8を、蒸着用誘導管6における第1ストップバルブ5の上流側と蒸着用容器3の下面に接続し、蒸着用誘導管6における前記接続位置の上流側にニードルバルブ26が介在された構成、すなわち上記実施の形態2において第3ストップバルブ27をなくした構成としてもよい。
このとき、ニードルバルブ26の開度調整を行うことにより、上述した蒸発用容器4内を定常状態とする作業を行う際、蒸着用誘導管6および調整用誘導管8へ移送する蒸発材料の流量調整を行うことができる。
また、上記実施の形態2および図5に示す機構では、蒸着用誘導管6の下流側に第1ストップバルブ5が介在されるとともに上流側にニードルバルブ26が介在されていたが、ニードルバルブ26に開閉弁の機能が備わっていれば、このニードルバルブだけを蒸着用誘導管6の第1ストップバルブ5の位置に介在させればよい。
本発明の実施の形態1における蒸着装置の縦断面図である。 本発明の実施の形態2における蒸着装置の縦断面図である。 同実施の形態1における他の蒸着装置の縦断面図である。 同実施の形態2における他の蒸着装置の縦断面図である。 同実施の形態1における他の蒸着装置の縦断面図である。
符号の説明
1 ガラス基板(被蒸着部材)
3 蒸着用容器(蒸着室)
4 蒸発用容器(蒸発室)
5 第1ストップバルブ(第1弁装置)
6 蒸着用誘導管(蒸着用誘導路)
7 第2ストップバルブ(第2弁装置)
8 調整用誘導管(調整用誘導路)
12 遮蔽板(遮蔽部材)
14 計測センサ(計測手段)
27 第3ストップバルブ(第3弁装置)
S バッファ空間

Claims (5)

  1. 蒸着材料を加熱して蒸発材料を得る蒸発室と、前記蒸発材料を蒸着させる被蒸着部材が設けられている蒸着室と、前記蒸発室から前記蒸着室に接続されて蒸発材料を移送する蒸着用誘導路とを備えた蒸着装置であって、
    前記蒸着用誘導路に介在された第1弁装置と、
    一端が前記蒸発室から前記蒸着用誘導路における前記第1弁装置の上流側までの間に接続されるとともに他端が前記蒸着室に接続されて蒸発材料の一部を調整用として取り出す調整用誘導路と、
    前記調整用誘導路に介在された第2弁装置と、
    前記蒸着室内に、前記調整用誘導路から前記被蒸着部材に向かって放出される蒸発材料が前記被蒸着部材へ飛翔することを遮蔽する遮蔽部材と
    を具備したこと
    を特徴とする蒸着装置。
  2. 蒸発材料を蒸着させる被蒸着部材が設けられている蒸着室内に、蒸着材料を加熱して蒸発材料を得る蒸発室と、前記蒸発室と接続されて蒸発材料を移送する蒸着用誘導路とを備えた蒸着装置であって、
    前記蒸着用誘導路に介在された第1弁装置と、
    一端が前記蒸発室から前記蒸着用誘導路における前記第1弁装置の上流側までの間に接続されて蒸発材料の一部を調整用として取り出す調整用誘導路と、
    前記調整用誘導路に介在された第2弁装置と、
    前記調整用誘導路の出口付近に、前記調整用誘導路から前記被蒸着部材に向かって放出される蒸発材料が前記被蒸着部材へ飛翔することを遮蔽する遮蔽部材とを具備したこと
    を特徴とする蒸着装置。
  3. 調整用誘導路の出口付近に、蒸発材料の流量を計測する計測手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の蒸着装置。
  4. 調整用誘導路に第3弁装置を設けて、第2弁装置および前記第3弁装置間の調整用誘導路を蒸発室内の蒸発材料を一時貯留するバッファ空間に形成したこと
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の蒸着装置。
  5. バッファ空間の容積は、蒸発室の容積の1割以上であること
    を特徴とする請求項4に記載の蒸着装置。
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