JP2016537507A - 真空反応器装置内のSe蒸気を監視するための方法 - Google Patents

真空反応器装置内のSe蒸気を監視するための方法 Download PDF

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Abstract

真空反応器装置内の蒸気を監視するための方法及びシステムが開示される。システムは、(a)真空チャンバと、(b)真空チャンバ内に格納された蒸気源であって、蒸気を発生させるように構成される、蒸気源と、(c)真空チャンバ内に格納され、蒸気源に連結された反応容器であって、真空チャンバへの出口を有し、蒸気源からの蒸気を受容するように、及び受容された蒸気の一部を真空チャンバ内へ出口を通じて放出するように構成される、反応容器と、(d)真空チャンバ内に格納された1つ以上のセンサであって、出口を通じて放出された蒸気を検出するように構成される、1つ以上のセンサと、を有する。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、その全体が参照により本明細書に援用される、2013年11月16日に出願された米国仮出願第61/905,175号に対する優先権を主張する。
本明細書に別段に指定されない限り、本節に説明される材料は、本出願の特許請求の範囲に対する先行技術ではなく、本節に含むことによって先行技術であると認められるものでもない。
反応器チャンバ内の蒸気圧を監視するためのシステムは、例えば、薄膜太陽電池を作製するために、蒸気(例えば、セレン)を基材に適用する際に利用される。典型的な反応器チャンバは、真空チャンバ、蒸気源、及び反応容器を含む。いくつかの従来的なシステムは、蒸気源の温度を制御するために、蒸気源において蒸気を監視する。蒸気源の熱質量と反応するセレンの性質との組み合わせは、例えば、制御フィードバックに応答して温度を非常にゆっくりと変化させ得る。それに加えて、反応試料の差に起因する反応容器内の実際の反応の摂動または反応容器と真空チャンバとの間の漏出に起因する変動は、説明されない。さらに、現行のシステムは、高価であり、故障しやすく、必要な継続時間にわたってまたは製造環境で存在する高い動作温度において動作することができない。
例となる実施形態は、蒸気の流れを反応容器内の高圧域から真空チャンバ内のより低圧の域へ方向付け、センサによって蒸気を検出するように構成される、蒸気監視システム及び方法を提供する。この配置は、反応容器内の蒸気の量と相関があるフィードバックを有利に提供する。本システムはさらに、蒸気源から反応容器への蒸気の移動の速度を即座に制御して、反応容器内の一定量の蒸気を維持するための弁を有益に提供する。それに加えて、イオンゲージまたはセレン速度モニタを用いる実施形態では、センサは、他のセンサよりも温度に対して感受性が低いという利点を有し、蒸気材料で被覆されるのではなくイオンの存在を検出して重量を測定し、これにより、より少ない交換部品及び増加されたセンサの寿命をもたらす。
したがって、一態様では、(a)真空チャンバと、(b)真空チャンバ内に格納された蒸気源であって、蒸気を発生させるように構成される、蒸気源と、(c)真空チャンバ内に格納され、蒸気源に連結された反応容器であって、真空チャンバへの出口を有し、蒸気源からの蒸気を受容するように、及び受容された蒸気の一部を真空チャンバ内へ出口を通じて放出するように構成される、反応容器と、(d)真空チャンバ内に格納された1つ以上のセンサであって、出口を通じて放出された蒸気を検出するように構成される、1つ以上のセンサと、を有するシステムが提供される。
別の態様では、(a)弁を通じて、蒸気を高圧域から中圧域へ移動させるステップと、(b)出口を通じて、移動された蒸気の一部を中圧域から低圧域へ放出するステップと、(c)低圧域内のセンサによって、出口を通じて放出された蒸気を検出するステップと、を含む方法が提供される。
これらの及び他の態様、利点、ならびに代替物は、添付の図面を適宜参照しながら以下の詳細な説明を読むことによって、当業者に明らかになるであろう。
例となる実施形態による、真空反応器装置内の蒸気を監視するためのシステムの概略図である。 マイクロバランスセンサを利用して蒸気を監視するためのシステムの例となる実施形態の正面図である。 図2Aの蒸気を監視するためのシステムの側面断面図である。 イオンゲージセンサまたはセレン速度モニタセンサ(「SRM」)と、出口及び放出される蒸気流の経路からずらされた2つの追加的なマイクロバランスセンサとを利用する、蒸気を監視するためのシステムの例となる実施形態の正面図である。 図3Aの蒸気を監視するためのシステムの側面断面図である。 2つのイオンゲージまたはSRMセンサを利用する、蒸気を監視するためのシステムの例となる実施形態の正面図である。 図4Aの蒸気を監視するためのシステムの上面断面図である。 図4Cの蒸気を監視するためのシステムの側面断面図である。 例となる実施形態による、蒸気源から反応容器へのセレン蒸気の移動の速度に相対するマイクロバランスセンサの応答を示すグラフである。 例となる実施形態による、蒸気源から反応容器へのセレン蒸気の移動の速度に相対するイオンゲージの応答を示すグラフである。 例となる実施形態に従う方法である。
方法及びシステムの例が本明細書に説明される。本明細書に説明されるいずれの例となる実施形態または特徴も、他の実施形態または特徴よりも好ましいまたは有利であると必ずしも解釈されるものではない。本明細書に説明される例となる実施形態は、限定的であることを意図するものではない。開示されるシステム及び方法の特定の態様が多様な異なる構成で配置され、組み合わされ得ることは容易に理解され、それらのすべてが本明細書に企図される。
さらに、図に示される特定の配置は、限定的であるものとして見なされるべきではない。他の実施形態は、付与される図に示される各要素を多くまたは少なく含んでもよいことが理解されるべきである。さらに、例証される要素のいくつかは、組み合わされてもよく、または省略されてもよい。またさらに、例となる実施形態は、図に例証されていない要素を含んでもよい。
本実施形態は、高圧域から低圧域へ放出される蒸気を監視及び制御するためのシステムを有利に提供する。ここで図1〜2Bを参照すると、真空チャンバ5を有するシステムが示される。蒸気源10は、真空チャンバ5内に格納される。蒸気源10は、蒸気を発生させるように構成される。いくつかの実施形態では、蒸気源10は、るつぼを備え、蒸気は、蒸気源10の温度を増加させて、真空対応材料の蒸発を引き起こす1つ以上の加熱要素によって発生される。蒸気源10の動作温度は、約250℃〜約450℃の範囲に維持され、好ましくは300℃〜約370℃の範囲である。種々の実施形態では、有機及び無機真空対応材料が、例えば、堆積用途のための蒸気として使用され得る。好ましい実施形態では、蒸気は、セレンを含む。種々の他の実施形態では、蒸気は、例えば、硫黄、または他の蒸発性のセレンもしくは硫黄を含有する化合物を含んでもよい。
反応容器15も、同様に真空チャンバ5内に格納され、導管11を介して蒸気源10に連結される。反応容器15は、例えば、ロールツーロール加工のための、基材を格納することができるチャンバを画定する。種々の実施形態では、導管11は、管または任意の他の通路を含む。反応容器15及び導管11は各々、上述の動作温度及びセレン蒸気に耐え得る任意の材料、例えば、ステンレス鋼などを含む。いくつかの実施形態では、反応容器15及び導管11は、独立して加熱されて、所望の動作温度を維持し得る。
反応容器15は、真空チャンバ5への出口16を有する。反応容器15は、蒸気源10からの蒸気を受容するように、及び受容された蒸気の一部17を真空チャンバ5内へ出口16を通じて放出するようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、出口16は、反応容器15のチャンバと直接連通する開口部を備える。代替的な実施形態では、反応容器15は、図2B、3B、及び4Bに示される通り、反応容器15のチャンバを出口16に連結するトンネル18をさらに備えてもよく、この場合、トンネル18は、出口16の直径よりも大きい直径を有する。これらの実施形態では、反応容器15は、反応容器15のチャンバ内に高温を維持する。反応容器15は、例えば、熱伝対12によって、チャンバの温度とは独立して制御される温度を有する領域14を画定する筐体13をさらに含む。これらの実施形態では、トンネル18及び出口16は、反応容器筐体13の領域14内に画定され、どちらも放射線シールド24内に少なくとも部分的に含まれる。トンネル18は、蒸気を反応容器15のチャンバから出口16へ方向付ける中間経路を提供する。いくつかの実施形態では、出口16はそれ自体、基本の開口部の反対側に細長い導管19を備えてもよい。
一実施形態では、蒸気源10は、第1の圧力P1を有し、反応容器15は、第2の圧力P2を有し、真空チャンバ5は、第3の圧力P3を有する。種々の実施形態では、第1の圧力P1は、第2の圧力P2よりも大きく、第2の圧力P2は、第3の圧力P3よりも大きい。第1の圧力は、約10+1〜約10−2の範囲であってもよく、第2の圧力は、約10−2〜約10−4の範囲であってもよく、第3の圧力は、約10−4〜約10−6の範囲であってもよい。蒸気の性質により、蒸気は、蒸気源10内の高圧域P1から反応容器15内の中圧域P2、真空チャンバ5内の低圧域P3へと流れる。それぞれの圧力は、蒸気源10、反応容器15、及び真空チャンバ5の温度、ならびに所望の圧力P3を維持するために真空チャンバ5に直接適用される真空圧の因子である。
1つ以上のセンサ20は、真空チャンバ5内に格納される。1つ以上のセンサ20は、出口16を通じて放出された蒸気17を検出するように構成される。好ましい実施形態では、蒸気17は、流れで放出され、センサ20は、その流れの経路内に直接か、またはその流れの付近に位置付けられる。別の好ましい実施形態では、出口16は、反応容器15の上面上に位置付けられるが、出口は、同じ結果を達成するように反応容器15の側面上に位置付けられてもよい。
種々の実施形態では、センサは、マイクロバランス(図2A〜B及び3A〜3B)、イオンゲージあるいは別称セレン速度モニタ(SRM)(図3A〜B、4A〜C)、またはこれら2つの組み合わせ(図3A〜B、4A〜C)を含んでもよい。マイクロバランスは、非常に小さい質量、即ち、約100万分の1グラムを有する凝縮粒子の重量を測定するように構成された計器である。マイクロバランスは、石英結晶の圧電特性に依存する高感度質量堆積センサである石英結晶マイクロバランス(「QCM」)を含んでもよい。共振周波数は結晶質量の変化に高度に依存するため、QCMは、結晶の共振周波数を利用して、センサの表面上の質量を測定する。QCMは、0.1ナノグラムほどに小さい質量堆積を測定することができる。図5は、蒸気の流速が、弁25(後述される)が開放するのに伴い増加すること、及びQCMによって記録される蒸気密度も同様に増加することを示す。QCMは、石英結晶表面上に凝縮している材料の量、または重量を測定するためである。センサは、材料が均一に堆積しているという推定に基づいて動作して、量又は重量を薄膜の等価厚に変換し、A/秒は、オングストロームまたは10−10mの厚さを表す。
イオンゲージ及びセレン速度モニタ(「SRM」)は各々、低圧(真空)環境で使用されるように構成される。イオンゲージ及びSRMは、蒸気が電子衝撃を受けるときに生成される電気的イオンを測定することによって間接的に圧力を感知し、ここでより低密度の蒸気はより少ないイオンを生成する。2つの主要な種類のイオンゲージ、即ち、熱陰極及び冷陰極が存在する。動作中、熱陰極ゲージは、電子ビームを発生させるために使用される電気的に加熱されたフィラメントを含む。電子は、ゲージを通して移動し、周囲の蒸気分子をイオン化する。これらの結果として得られるイオンは次に、負極において収集される。発生される電流はイオンの数に対応し、このイオンの数が今度は、ゲージによって記録される蒸気圧に対応する。熱陰極ゲージは、約10−3Torr〜約10−10Torrで正確である。冷陰極ゲージは、同様の様式で動作し、違いは、電子が高圧放電を介して生成されるということである。冷陰極ゲージは、約10−2Torr〜約10−9Torrで正確である。図6は、弁25が開放するのに伴い、蒸気の流速が増加し、SRMによって記録される蒸気密度も同様に増加することを示しており、任意の単位は、10−4torrで除した圧力を表す。
図2A〜Bに示される一実施形態では、1つ以上のセンサ20は、出口16の上に直接位置付けられた単一のマイクロバランスを含む。この配置では、出口16は、約0.1cm〜約0.5cmの範囲であり得る内径を有する導管19または管として構成され、また反応容器15から約2cm〜約5cm延在し得る。マイクロバランスは、正確な測定値を得るために、出口16から約0.5cm〜約1.5cm離れて位置付けられ得る。一実施形態では、冷却水線25が、マイクロバランス20に連結され得る。
図3A〜B及び4A〜Cに示される別の実施形態では、1つ以上のセンサは、真空チャンバ5内に各々格納された第1のセンサ及び第2のセンサを備える。図4A〜Cに示される例となる一実施形態では、第1のセンサ21及び第2のセンサ22は各々、出口16から、及び放出される蒸気流17の直接的な経路からずらされる。出口16の開口部は、反応容器内に実質的にくぼんだノズルの形態で構成される。出口ノズル16は、円柱30内へ流れを分散させ、これは例えば、第1及び第2のセンサ21、22と連通するチャネル31を画定する。チャネル31は、出口16から放出される蒸気の大部分を含有するように構成される。チャネル31は、1つ以上のイオンゲージによって読み取られる異なる圧力域を画定する。いくつかの実施形態では、真空ニップルは、イオンゲージを格納するのに十分な直径である。この配置では、第1及び第2のセンサ21、22は、チャネル31の反対側に配置されたイオンゲージまたはセレン速度モニタである。第2のセンサ22は、例えば、第1のセンサ21の結果を確認するために使用されてもよい。
図3A〜Bに示される別の例となる実施形態では、第3のセンサ23が提供され、その結果、第1のセンサ21は出口16の上に直接位置付けられ、一方で第2のセンサ22及び第3のセンサ23は、出口16からずらされる。この配置では、第1のセンサ21は、イオンゲージまたはセレン速度モニタであり、第2及び第3のセンサ22、23は、マイクロバランスである。図4A〜Cに示される実施形態と同様に、出口16の開口部はここでも、蒸気の流れを円柱30内に分散させるノズルの形態で構成され、これは例えば、第1のセンサ21と連通するチャネル31を画定する。第2及び第3のセンサ22、23は、円柱30の反対側に配設され、蒸気は、円柱30の片側に画定され、チャネル31と連通する出口(図示せず)を介してマイクロバランス上に方向付けられる。これらの第2及び第3のセンサ22、23は、例えば、第1のセンサ21の結果を確認するために使用されてもよい。
一実施形態では、システム1は、反応容器15によって受容される蒸気源10からの蒸気の量を制御するように構成された弁25を含む。種々の実施形態では、弁25は、蒸気源10と反応容器15との間に、好ましくは導管11に沿った場所に配設される。別法として、弁は、蒸気源10の上の蒸気出口に、または反応容器15の上の蒸気入口に位置付けられてもよい。弁25は、開放及び/または閉鎖動作を通じて、状況に応じて部分的にかまたは完全にかのいずれかで蒸気の量を制御する。さらなる実施形態では、弁25は、1つ以上の制御信号26に応答して蒸気の量を制御するように構成される。これらの制御信号26は、1つ以上のセンサ20及び弁25と通信する制御装置によって発生されてもよい。制御装置は、1つ以上のセンサ20からの制御信号またはフィードバック26を分析し、弁25においてなされるべき調節を、それが存在する場合に、決定するためのプロセッサ及びメモリを含んでもよい。種々の実施形態では、制御装置は、複数のセンサ21、22、及び/または23からのフィードバックまたは制御信号26を処理し、センサが較正または交換される必要があるかを決定することができる。いくつかの実施形態では、システムの操作者は、コントロールパネル、キーボード、または他の入力機器を介して、制御装置に手動オーバーライド命令を提供することが可能であってもよい。
図7は、弁25を通じて、蒸気を高圧域P1から中圧域P2へ移動させるステップ705を含む、提供される方法700のフローチャートである。方法700は、出口16を通じて、移動された蒸気の一部17を中圧域P2から真空チャンバ5内の低圧域P3へ放出するステップ710をさらに含む。方法700はまた、低圧域P1内のセンサ20、21によって、出口16を通じて放出された蒸気17を検出するステップ715も含む。種々の他の実施形態では、本方法は、低圧域P3内の第2のセンサ22によって、出口16を通じて放出された蒸気を検出するステップと、低圧域P3内の第3のセンサ23によって、出口16を通じて放出された蒸気を検出するステップとをさらに含んでもよい。
いくつかの実施形態では、方法700は、センサ20によって検出された蒸気17に基づいて、制御信号を生じさせるステップと、制御信号26に基づいて弁25を制御するステップとをさらに含む。種々の実施形態では、制御信号26に基づいて弁25を制御することは、高圧域P1から中圧域P2への蒸気の移動の速度を制御することを含む。さらなる他の実施形態では、方法700はまた、概して蒸気源10内に位置する、高圧域P1内で蒸気を発生させるステップと、概して反応容器15内に位置する、中圧域P2内で蒸気を反応させるステップとをも含む。本方法は、上記に説明されるシステムの実施形態のいずれかを使用して実施されてもよい。
上記の発明を実施するための形態は、添付の図を参照しながら、開示されるシステム及び方法の種々の特徴及び機能を説明している。種々の態様及び実施形態が本明細書に開示されているが、他の態様及び実施形態は当業者には明らかであろう。本明細書に開示される種々の態様及び実施形態は、例証の目的のためのものであり、限定的であることを意図するものではなく、真の範囲及び趣旨は以下の特許請求の範囲によって示される。
図2A〜Bに示される一実施形態では、1つ以上のセンサ20は、出口16の上に直接位置付けられた単一のマイクロバランスを含む。この配置では、出口16は、約0.1cm〜約0.5cmの範囲であり得る内径を有する導管19または管として構成され、また反応容器15から約2cm〜約5cm延在し得る。マイクロバランスは、正確な測定値を得るために、出口16から約0.5cm〜約1.5cm離れて位置付けられ得る。一実施形態では、冷却水線35が、マイクロバランス20に連結され得る。

Claims (20)

  1. 真空チャンバと、
    前記真空チャンバ内に格納された蒸気源であって、蒸気を発生させるように構成される、蒸気源と、
    前記真空チャンバ内に格納され、前記蒸気源に連結された反応容器であって、前記真空チャンバへの出口を有し、前記蒸気源からの前記蒸気を受容するように、及び前記受容された蒸気の一部を前記真空チャンバ内へ前記出口を通じて放出するように構成される、反応容器と、
    前記真空チャンバ内に格納された1つ以上のセンサであって、前記出口を通じて放出された前記蒸気を検出するように構成される、1つ以上のセンサと、を備える、システム。
  2. 前記反応容器によって受容される前記蒸気源からの前記蒸気の量を制御するように構成された弁をさらに備える、請求項1に記載の前記システム。
  3. 前記弁は、1つ以上の制御信号に応答して前記蒸気の前記量を制御するように構成される、請求項2に記載の前記システム。
  4. 前記蒸気は、セレンを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の前記システム。
  5. 前記センサは、マイクロバランス、イオンゲージ、またはセレン速度モニタを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の前記システム。
  6. 前記蒸気源は、第1の圧力を有し、前記反応容器は、第2の圧力を有し、前記真空チャンバは、第3の圧力を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の前記システム。
  7. 前記第1の圧力は、前記第2の圧力よりも大きく、前記第2の圧力は、前記第3の圧力よりも大きい、請求項6に記載の前記システム。
  8. 前記第1の圧力は、約10+1〜約10−2の範囲であり、前記第2の圧力は、約10−2〜約10−4の範囲であり、前記第3の圧力は、約10−4〜約10−6の範囲である、請求項6または7に記載の前記システム。
  9. 前記1つ以上のセンサは、前記真空チャンバ内に各々格納された第1のセンサ及び第2のセンサを備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載の前記システム。
  10. 前記第1のセンサは、前記出口の上に直接位置付けられ、前記第2のセンサは、前記出口からずらされる、請求項9に記載の前記システム。
  11. 第3のセンサをさらに備え、前記第3のセンサは、前記出口からずらされる、請求項9または10に記載の前記システム。
  12. 前記第1のセンサ及び前記第2のセンサは各々、前記出口からずらされる、請求項9に記載の前記システム。
  13. 弁を通じて、蒸気を高圧域から中圧域へ移動させることと、
    出口を通じて、前記移動された蒸気の一部を前記中圧域から低圧域へ放出することと、
    前記低圧域内のセンサによって、前記出口を通じて放出された前記蒸気を検出することと、を含む、方法。
  14. 前記センサによって検出された前記蒸気に基づいて制御信号を生じさせることと、
    前記制御信号に基づいて前記弁を制御することと、をさらに含む、請求項13に記載の前記方法。
  15. 前記制御信号に基づいて前記弁を制御することは、前記高圧域から前記中圧域への前記蒸気の移動の速度を制御することを含む、請求項13に記載の前記方法。
  16. 前記蒸気は、セレンを含む、請求項13〜15のいずれか一項に記載の前記方法。
  17. 前記センサは、マイクロバランス、イオンゲージ、またはセレン速度モニタを含む、請求項13〜15のいずれか一項に記載の前記方法。
  18. 前記高圧域内で前記蒸気を発生させることと、
    前記中圧域内で前記蒸気を反応させることと、をさらに含む、請求項13〜17のいずれか一項に記載の前記方法。
  19. 前記低圧域内の第2のセンサによって、前記出口を通じて放出された前記蒸気を検出することと、
    前記低圧域内の第3のセンサによって、前記出口を通じて放出された前記蒸気を検出することと、をさらに含む、請求項13〜17のいずれか一項に記載の前記方法。
  20. 前記方法が、請求項1〜12のいずれか一項に記載の前記システムを使用して実施される、請求項13〜19のいずれか一項に記載の前記方法。
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