JP2006273649A - 光学素子の製造方法、及びモールドプレス成形装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の支持台X,Yを、成形ゾーンP2に設けられた加熱部、プレス部、冷却部を含む複数の処理部を順次、一定時間ごとに間歇的に移動させることにより複数の成形型x、yに順次、加熱、プレス、冷却を含む処理を施して光学素子を連続的に製造するにあたり、前記処理が施された成形型x、yを、支持台X,Yから取り外して成形体を取り出すともに、新たな成形素材を収容し、支持台X,Yに再配置する入替工程を、成形型x、yのそれぞれに対して順次行い、成形型x、yをそれぞれに対応する同一の支持台X,Yに繰り返し再配置する。
【選択図】 図1
Description
そして、このような製造装置によれば、高い形状精度、面精度のガラス成形体が得られると記載されている。
そして、このような装置において、複数の成形型をキャリアに装着して搬送するに際し、加熱チャンバ内では、成形型を緩く位置決めするチャンバ内用キャリアを用いることによって、熱の影響で成形型にストレスが作用しないようにする一方で、ローダ・アンローダステーションでは、成形型を微細に位置決め可能なチャンバ外用キャリアを用いることによって、ローディング作業、及びアンローディング作業時に、胴型がみだりに位置ずれしないようにすることが記載されている。
この装置において、ガラス素材などの成形素材(被成形ガラス)を収容した成形型は、取出・挿入室から装置内に挿入され、回転テーブルにより、周方向に並べて配置された、第一加熱室、第二加熱室、第三加熱室(均熱室)、プレス室、第一徐冷室、第二徐冷室、及び急冷室を順次通過するように移送される。このとき、上記回転テーブルは、一定時間ごとに間歇的に回転し(図中、回転テーブルの回転方向を矢印で示す)、この一定時間が、成形サイクルタイムとなる。
このとき、特許文献1では、回転テーブル上には成形型を載せる試料台(成形型支持部)が備えられており、例示された態様では、回転テーブル上に8個の試料台を配置し、9〜10個の成形型を用いて連続的に、上記のような繰り返し動作を行うとしてある。
このような状況下、本発明者らが、鋭意検討を重ねたところ、特許文献1に開示された成形装置により、レンズなどのガラス成形体を連続生産するには、従来は見落とされていた、成形条件の均一化を妨げる要素が内在しているという知見を得るに至った。
ガラス成形体をより高度な精密性をもって成形するには、このように、成形型ごとに異なるプレスストロークや、加熱条件に対処ながら成形を行うことができる手段が求められる。
このため、成形型を循環させて、連続生産しつつ、個々の成形型と、成形しようとするレンズの組合せに対する最適の条件を適用するためには、それらに対して成形装置内で処理を施す前に、成形素材を収容した成形型ごとに、その個体を認識して、それぞれについての最適な成形条件を入力し、制御しなければならず、著しく煩雑な手間を要する。
しかしながら、特許文献2におけるキャリアは、装置に備えられたものではなく、成形型と共に入れ替え、特に、成形不良が生じた場合には成形型とともに排除するものであるため、成形条件との相関を与えることはできず、成形型ごとの成形条件の制御はできない。さらに、成形型がチャンバ外用キャリアに装着されてローダ・アンローダステーションにある間は、チャンバ内用キャリアは、その位置で待機しているので、滞留時間が長くなり、結果として成形サイクルタイムが長くなるという問題が生じる。
例えば、比較的長い加熱時間が必要なものであれば、加熱室を複数設け、一定の移動時間をもって移動させることにより、その移動時間の複数倍の時間を加熱に充てることができる。このようにすることで、処理室や、成形型を適宜数用意すれば、短い成形サイクルタイムを維持しつつ、生産効率を極めて高くすることが可能である。同様に、冷却時間が長時間必要であれば、冷却室の数を増加させることによって、成形型に対する適切な冷却を施しながら、成形サイクルタイムを延長させない工夫が可能である。
このとき、この所要時間分は、成形型支持部の移動を行わず、換言すればこの所要時間を成形サイクルタイムとして設定することができるが、この場合、入替工程のために成形型を取り外された成形型支持部は、新たな素材を供給された成形型が再配置されるまで待機することとなり、この待機時間の間、他の成形型支持部も個々の処理室において一斉に待機することとなる。したがって、ここでの成形サイクルタイムは、入替工程に必要な所要時間に支配され、短縮は難しい。
しかしながら、前述したように、個々の成形型と、それに収容された成形素材の組合せに最適の処理条件を予め設定することは困難である。
前記処理が施された成形型を前記成形型支持部から取り外して、前記成形型から成形体を取り出すともに、新たな成形素材を前記成形型に収容し、前記取出しの行われた位置と異なる位置にある前記成形型支持部に再配置する入替工程を、前記成形型のそれぞれに対して順次行い、かつ、前記成形型を、それぞれに対応する同一の前記成形型支持部に繰り返し再配置する方法としてある。
これにより、他の成形型支持部と共通の移動機構を利用して、他の成形型支持部の移動を妨げないようにすることができるため、成形サイクルタイムを延長することなく、成形型と、成形型支持部との組み合わせを常に同一とすることが可能となる。
より具体的には、前記成形型支持部が一定時間ごとの間歇的な移動を継続するとともに、前記入替作業の終了した前記成形型を、それぞれに対応する同一の前記成形型支持部に繰り返し再配置するようにすればよい。
これにより、成形型の個体差に依存する成形条件を、成形型が支持される支持部に付随するデータとして管理、制御することができ、成形ごとに個々の成形型の個体認識を行うことなく、個々の成形型ごとに、容易に成形条件を最適化することができる。
前記成形条件としては、プレス荷重、プレスストローク、プレス速度、又は加熱温度などが挙げられる。
まず、本発明に係るモールドプレス成形装置(以下、単に成形装置という)の実施形態について説明する。
ここで、図1は、本実施形態に係る成形装置を概念的に示す説明図である。
また、成形ゾーンP2には、成形型に上記処理を施す、加熱部、プレス部、冷却部などの処理部が設けられている。
なお、アイドルゾーンP4においては、支持台は、停止してもよく、また停止せず通過するだけでも良い。
移動手段としては、回転駆動手段に連結された回転テーブルや、直線動作を主とする駆動手段など公知のものが適用できるが、その形態は限定されない。
よって、支持台が、取出ゾーンP3から供給ゾーンP1に移動し、さらに供給ゾーンP1からの移動を開始するのに要する時間t1は、取出ゾーンP3から供給ゾーンP1に移動するまでに行われる支持台の間歇的な移動回数をzとすると、t1=T×(1+z)となる。
なお、移動回数zは、アイドルゾーンP4の行路長を適宜変更することによって調整することができる。
しかし、成形サイクルタイムを短縮して、生産効率を向上させるためには、上記一定時間Tは、可能な限り短くするのが好ましい。さらに、成形型の分解組立作業を含む入替工程に要する時間t2を短縮するには限界がある。
したがって、成形型の分解組立作業を含む入替工程の所要時間を勘案して成形サイクルタイムTを設定することができ、又は、上記入替工程の所要時間と、成形に適した成形サイクルタイムを勘案した上で、アイドルゾーンP4の行路長や、その中での停止回数を設定することができる。
これにより、本実施形態によれば、成形型の分解組立作業を含む一連の入替工程には、成形サイクルタイム(上記一定時間T)より長い時間を充当して、成形型の分解組立が、成形サイクルの進行の妨げになるのを回避しつつ、生産効率の低下を伴うことなく、成形型と支持台との組み合わせを常に同一とすることができる。
なお、図1には、複数の支持台のうち二つの支持台を代表して示しており、支持台Xには成形型xが、支持台Yには成形型yが、それぞれ組み合わされている。また、図1は、支持台X,Yが、それぞれ一つずつ単独で移動するようにした例であり、図中矢印で、支持台X,Y、成形型x,yのそれぞれの移動方向を示している。
成形型xが取出ゾーンP3に移送されると、成形型xは、支持台Xから取り外されて、分解組立ゾーンP5に移送される(図1(2)参照)。
また、成形型xに続いて、成形ゾーンP2から、取出ゾーンP3に移送されてきた成形型yも、支持台Yから取り外されて、分解組立ゾーンP5に移送される(図1(3)参照)。
このとき、成形型xから成形体を取り出して、新たな成形素材を収容して成形型xを組み立てるまで、支持台Xをそのままの状態で待機させておけば、成形型xを再び支持台Xに支持させることができ、同一の組み合わせによって成形を繰り返すことができる。しかし、この場合には、支持台Xを待機させている間、他の支持台も移動を停止することになり、その分だけ成形サイクルタイムが長くなってしまう。
次に、本発明に好適に用いられるモールドプレス成形型(以下、単に成形型という)の一例について説明する。ここで、図6は、成形型の概略断面図であり、プレス荷重印加時の状態を示している(後述する図8(7)参照)。
このため、胴型30と上下型10,20の摺動クリアランスは、要求される光学素子の偏心精度を考慮すると10μm以下、特に、5μm以下とすることが好ましい。上記摺動クリアランスを制御すれば、上下型10,20の成形面11,21間の偏心(シフト:上下型10,20の成形面11,21の水平方向のずれ、ティルト:上下型10,20の軸の傾き)を高精度に抑制できる。
上下型10,20の成形面11、21や、支承部材40には、ガラスの融着を防止するために、非晶質及び/又は結晶質のグラファイト及び/又はダイヤモンドの単一成分層又は混合層からなる炭素膜、又は貴金属合金による離型膜などを用いることが好ましい。
次に、本発明に係る光学素子の製造方法の実施形態について、前述した成形装置のより具体的な例を示しつつ、図6に示す成形型を、ここに例示する成形装置に適用して実施する例を挙げて説明する。
ここで、図2は、前述した成形装置を、回転移送式の成形装置に適用した例を示す概略平面図である。
そして、これらの処理室P2a〜P2hは、それぞれの処理に適した温度に温度制御されるとともに、各処理室内の温度を所定温度に保つために、シャッターS1〜S6によって区画されている。
ここで、図3は、図2のA−A断面に相当し、供給ゾーンP1の概略を示す説明図である。
成形型100を成形エリア内に挿入する際には、回転テーブル2の外周側に形成された穴2aに嵌合することにより取り付けられた支持台3を、ピストンロッド4により、回転テーブル2から取り外すとともに、図3において二点破線で示す位置まで支持台3を上昇させ、次いで、ピストンロッド5aによりベルジャー5を上昇させて、支持台3を大気開放する。このとき、支持台3のフランジ部3aをチャンバ1の内面に押しつけることにより、シール台6の下方開口部を封止して、成形エリア内の気密状態を確保する。
また、ケース7の底壁7aには、周方向に延びるスリット7bが形成されている。このスリット7bは、成形型100を移送する際の支持台3の移動通路となるものであり、スリット7bを通って、その下側から第1加熱室P2a内に、支持台3が入り込むようになっている。さらに、ケース7内には、ケース7の内面を覆うリフレクタ9が配置されているとともに、ケース7の内側側面には、成形型100の移送路に面して、抵抗加熱によるヒータ、高周波誘導コイルなどの加熱手段8が設置されている。
ここで、図4は、図2のB−B断面に相当し、第一加熱室P2aの概略を示す説明図である。
第一プレス室P2dは、図5に示すように、ケース7により周囲が取り囲まれ、ケース7内には、加熱手段8、リフレクタ9が配置されている点で、第一加熱室P2aと共通に構成されているが、これらに加え、回転テーブル2を下側から支えるための支持棒90aと、成形型100にプレス荷重を印加するための加圧棒90を有する加圧手段91とを備えている。
加圧手段91は、予め成形条件が設定された制御部110からの制御信号によってその駆動が適宜制御される。また、加熱手段8による加熱温度も制御部110からの制御信号によって制御される。この成形条件は、回転テーブル2によって移送されてくる支持台3、及び成形型100のそれぞれに対応するように設定されていて、具体的な成形条件としては、プレス荷重、プレスストローク、プレス速度、又は加熱温度のうち少なくとも一つを設定することができる。
ここで、図5は、図2のC−C断面に相当し、第一プレス室P2dの概略を示す説明図である。なお、第二プレス室P2eも、第一プレス室P2dと同様の構造となっている。
このような一連の入替工程が行われる一方で、取出ゾーンP3において成形型100が取り外された支持台3は、アイドルゾーンP4を経由して供給ゾーンP1へと移動する。
このため、各成形型100の寸法、形状、質量などの個体差と、これらに供給される成形素材50との組み合わせによる特性などに応じて、成形型100ごとの最適な成形条件を、予め、成形装置の制御部に入力しておく際に、各成形型100と常に対となって組み合わされる支持台3の個体差についても織り込んだ成形条件を入力しておくことで、常に一定の条件でプレス成形を行い、得られる製品ごとのばらつきを少なくすることができる。
このように最適化して設定する成形条件としては、プレス荷重、プレスストローク、プレス速度(プレスヘッドが成形型に荷重印加するときの移動速度) 、加熱手段8の出力、冷却ガス流量などがある。
ここで、図7〜図9は、本実施形態の光学素子の製造方法を実施する手順の一例を示す説明図である。
このとき、上型10が組み込まれた胴型30は、支持手段80により、その位置を固定しておく。また、載置台70に設けられた開口部71から雰囲気ガスを吸引することにより、載置台70上に下型20を密着、固定し、下型20が位置ずれを起こさないようにしておく。
これにより、成形素材50は、下型20の成形面21上に載置される(図7(3)参照)。
そして、成形型100を支持させた支持台3が、回転テーブル2に取り付けられると、シャッターS1〜S6を開くとともに、回転テーブル2を所定の回転角度だけ回転させる。これにより、成形型100は、第一加熱室P2aに移動し、そこで停止する(図8(5)参照)。
回転テーブル2が停止したら、支持棒90aにより回転テーブル2を下側から支えながら、プレスヘッド(加圧棒)90を下降させ、所定圧力(例えば、30〜200Kg/cm2)、所定時間(例えば、数十秒)で、成形型100にプレス荷重を印加する(図8(7)参照)。このとき、下型20と成形素材50との間に介在する雰囲気ガスは、支承部材40の通気孔41や胴型30の通気孔33を経由して成形型の外部へ放出される。
プレス室P2d,P2eのプレス条件は、例えば、次のように設定することができる。
これに続く、第二プレス室P2eでは、設定温度をガラス粘度で1010dPa・s相当とし、圧力30Kg/cm2程度のプレス荷重によって、さらにプレスする。そして、プレスヘッド90の下面が胴型30の上面に当接することによって、成形素材50は最終プレス肉厚に到達する。
このような成形条件を異ならせた二段階のプレスにより、より高精度の成形が可能となる。
また、成形型100の寸法が異なれば、その質量も異なってくるため、プレス成形に適した温度に加熱するために必要な熱量を得るために、加熱手段(加熱源)8の出力を成形型100ごとに設定を変えなければならない。
このとき、成形型には、上型10のフランジ部12の下面と、胴型30の小径内周部32の上端との間に、前述したような隙間Gを所定の寸法で確保しておくことにより、ガラスの収縮に対して上型10がその自重によって追随することが可能となり、良好な形状精度が得られる。
なお、ガラスの収縮に追随して上型10が降下したとき、上型10のフランジ部12と、胴型30の小径内周部32の上端面との間の隙間Gの間隔は狭くなる。
前述したように、第一徐冷室P2fと第二徐冷室P2gは、第一加熱室P2aと同様に構成されているが、急冷室P2hには、冷却ガスによる急冷機構を設けることができ、急冷室P2hにおける冷却温度は、成形型100の酸化防止のために、例えば、250℃以下に設定することができる。
このとき、アイドルゾーンP4には、適宜加熱手段を設置しておくことにより、支持部3に対して温度調整を施すことができるようにしておくのが好ましい。このようにすれば、アイドルゾーンP4において、次の成形サイクルにおける加熱部P2a〜P2cでの加熱に先行して、支持部3を加熱することにより、加熱部P2a〜P2cにおける昇温時間を短縮し、成形サイクルタイムの短縮を図ることができる。
このとき、載置台70上に下型20を一体的に支持して、胴型30から下型20を抜き出したときの位置を維持することで、下型20と胴型30の水平方向の相対位置がずれてしまうのを避けることができる。
このようにして成形型100から取り出された成形体51は、そのまま、又は必要に応じて芯取り加工を施して、所望の光学素子とすることができる。
100 成形型
P1 供給ゾーン
P2 成形ゾーン
P2a 第一加熱室
P2b 第二加熱室
P2c 第三加熱室(均熱室)
P2d 第一プレス室
P2e 第二プレス室
P2f 第一徐冷室
P2g 第二徐冷室
P2h 急冷室
P3 取出ゾーン
P4 アイドルゾーン
P5 分解組立ゾーン
Claims (6)
- モールドプレス成形装置に設けられた複数の成形型支持部を、加熱部、プレス部、冷却部を含む複数の処理部に、順次、一定時間ごとに間歇的に移動させることにより、前記成形型支持部のそれぞれに支持された成形型に順次、加熱、プレス、冷却を含む処理を施して光学素子を連続的に製造する光学素子の製造方法であって、
前記処理が施された成形型を前記成形型支持部から取り外して、前記成形型から成形体を取り出すともに、新たな成形素材を前記成形型に収容し、前記取出しの行われた位置と異なる位置にある前記成形型支持部に再配置する入替工程を、前記成形型のそれぞれに対して順次行い、かつ、前記成形型を、それぞれに対応する同一の前記成形型支持部に繰り返し再配置することを特徴とする光学素子の製造方法。 - 前記入替工程がなされている間、前記成形型が取り外された前記成形型支持部が、一定時間ごとの間歇的な移動を継続することを特徴とする請求項1に記載の光学素子の製造方法。
- 前記成形型支持部のそれぞれに対して、成形条件を予め設定し、設定した成形条件に基づいて、前記成形型支持部に支持された成形型に、加熱、プレス、冷却を含む処理を施すことを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載の光学素子の製造方法
- 前記成形条件が、プレス荷重、プレスストローク、プレス速度、又は加熱温度の少なくともひとつであることを特徴とする請求項3に記載の製造方法
- 前記成形型のうち少なくとも一つが、他の成形型と異なる寸法のものである請求項1〜4のいずれか1項に記載の光学素子の製造方法。
- 加熱部、プレス部、冷却部を含む複数の処理部と、
複数の成形型支持部と、
前記成形型支持部を前記複数の処理部に順次移動させ、循環させる移動手段と、
前記移動手段を一定の周期で移動させる制御手段と、
前記処理部にて処理が施された成形型を、成形型支持部から取出す手段が設けられた取出ゾーンと、
前記取出ゾーンでの取出し後に成形素材を供給した成形型を、成形型支持部に供給する供給ゾーンとを備え、
前記取出ゾーンと供給ゾーンの間に、成形型が取り外された前記成形型支持部を移動させる領域を設けたことを特徴とするモールドプレス成形装置。
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