JP2006270146A - 高周波電力増幅回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 増幅素子の制御端子に印加されるバイアス電圧を一定にして動作電源電圧(電源電圧)を出力要求レベルに応じて制御して出力電力を制御する高周波電力増幅回路において、出力電力の温度依存性を低減させることができる出力電力制御技術を提供する。
【解決手段】 増幅素子(211〜213)の制御端子(ゲート端子もしくはベース端子)に印加されるバイアス電圧を増幅素子が飽和領域で動作するように一定に保持して増幅素子に供給される動作電源電圧を出力要求レベルに応じて制御して出力電力を制御する高周波電力増幅回路(210)において、出力要求レベルに応じて増幅素子の動作電源電圧を制御する動作電源電圧制御回路(220)に温度依存性を有する素子(ダイオードD1)を設け、該素子の温度特性に応じた動作電源電圧を生成して増幅素子へ供給するように動作電源電圧制御回路を構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高周波信号を増幅して出力する高周波電力増幅回路さらには増幅用トランジスタの動作電源電圧(電源電圧)を出力要求レベルに応じて制御して出力電力を制御するオープンループ方式の高周波電力増幅回路に適用して有効な技術に関し、例えば携帯電話機に使用される高周波電力増幅回路およびそれを組み込んだ電子部品(パワーモジュール)に利用して有効な技術に関する。
一般に、携帯電話機等の無線通信装置(移動体通信装置)における送信側出力部には、変調後の送信信号を増幅する高周波電力増幅回路(パワーアンプ)が設けられている。従来の無線通信装置においては、基地局から供給される送信要求レベルに応じて高周波電力増幅回路の増幅率を制御するため、高周波電力増幅回路もしくはアンテナの出力電力を検出して検出信号とベースバンド回路等からの出力レベル指示信号とに基づいて送信出力の制御信号を生成するAPC(Automatic Power Control)回路と呼ばれる回路から出力される制御電圧によって通話に必要な出力電力となるように、高周波電力増幅回路のバイアス電圧を制御する構成が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、従来、携帯電話機における通信方式の一つにGSM(Global System for Mobile Communication)と呼ばれる方式がある。このGSM方式は、変調方式に搬送波の位相を送信データに応じてシフトするGMSK(Gaussian Minimum Shift Keying )と呼ばれる位相変調方式が用いられている。GSM方式の通信システムでは位相変調された信号を要求出力レベルに応じて増幅して出力すれば良い。そこで、このGSM方式の携帯電話機においては、一般に、入力信号の振幅を固定してバイアス回路で高周波電力増幅回路の各増幅素子のアイドル電流を要求出力レベルに応じて制御して出力電力をフィードバック制御することが行なわれている。このような制御方式は一般にクローズドループ方式と呼ばれている。
しかしながら、上記クローズドループ方式による出力電力の制御方式は、APC回路を設ける必要があるため、その分回路規模が大きくなり実装密度を低下させるという問題点がある。そこで、出力レベルを指示する信号に基づいて該信号に比例して出力レベルが変化するように増幅素子(パワーFET)の動作電源電圧(電源電圧)を制御することによって増幅素子をリニア動作させ、高周波電力増幅回路の出力のリニアリティを保証するようにした方式がある(例えば、特許文献2参照)。この方式は、オープンループ方式と呼ばれ、クローズドループ方式に比べて回路規模を小さくできるという利点がある。
特開2000−151310号公報 特開2003−243994号公報
従来のオープンループ方式の高周波電力増幅回路のパワー制御においては、増幅素子の制御端子(ゲート端子もしくはベース端子)に印加されるバイアス電圧が、当該増幅素子が飽和領域で動作するように設定され、増幅素子のドレイン端子もしくはコレクタ端子に印加される電源電圧を送信出力レベルを指示する信号Vrampに比例して変化させることで出力電力レベル(パワー)を制御する電源制御方式を採用している。なお、増幅素子にバイアス電圧を与えるバイアス回路は、所定の大きさ電流を生成する電流生成回路と生成された電流を電圧に変換する回路などからなり、最終的には抵抗分割あるいはカレントミラーで増幅素子の制御端子にバイアスを与えるように構成されている。
ところが、従来のオープンループ方式の高周波電力増幅回路のパワー制御においては、増幅素子の制御端子に印加されるバイアス電圧が一定であったとしても、温度によって出力電力が変動する。具体的には、高温になるほど出力電力が低下するという課題があることが明らかとなった。
その原因としては、増幅素子としてのトランジスタの飽和電圧が温度によって変化する温度依存性にあると考えられる。特に、低出力時には増幅素子の電源電圧が飽和電圧に近くなるため、より飽和電圧の影響が見えやすくなるとともに、飽和電圧は高温になるほど高くなる。そのため、低出力、高温時には、図4に示すように、出力電力Poutの期待される特性からのずれが大きくなる。図4おいて、実線Aは常温の場合すなわち温度依存性がないと仮定した場合の出力電力Poutの特性、一点鎖線Bは温度85°のときの出力電力Poutの特性である。
また、このような増幅素子の温度依存性による出力電力の変化を防止するため、温度検出回路を設けるとともに温度と出力レベル指示信号Vrampとの関係を示すテーブルデータをベースバンド回路の側に用意しておく。そして、ベースバンド回路のソフトウェアでベースバンド回路から高周波ICへ供給する出力レベル指示信号Vrampを温度変化に応じて変化させることによって、温度補償を行なうという対策が考えられる。しかし、かかる対策は、ベースバンド回路のソフトウェアを開発するユーザ(セットメーカ)の負担を大きくするという不具合がある。
この発明の目的は、増幅素子の制御端子に印加されるバイアス電圧を一定にして動作電源電圧(電源電圧)を出力要求レベルに応じて制御して出力電力を制御する高周波電力増幅回路において、周囲温度が変化しても出力電力(パワー)が変化しないようにさせる、つまり出力電力の温度依存性を低減させることができる出力電力制御技術を提供することにある。
この発明の他の目的は、増幅素子の制御端子に印加されるバイアス電圧を一定にして動作電源電圧(電源電圧)を出力要求レベルに応じて制御して出力電力を制御する高周波電力増幅回路において、セットメーカの負担を増大させることなく出力電力の温度依存性を低減させることができる出力電力制御技術を提供することにある。
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、増幅素子の制御端子(ゲート端子もしくはベース端子)に印加されるバイアス電圧を、増幅素子が飽和領域で動作するように一定に保持して、増幅素子に供給される動作電源電圧を出力要求レベルに応じて制御して出力電力を制御する高周波電力増幅回路において、出力要求レベルに応じて増幅素子の動作電源電圧を制御する動作電源電圧制御回路に温度依存性を有する素子を設け、該素子の特性に応じた動作電源電圧を生成して増幅素子へ供給するように動作電源電圧制御回路を構成した。ここで、前記動作電源電圧制御回路により生成された動作電源電圧が印加される増幅素子は、高周波電力増幅回路が複数の増幅素子が縦続接続された多段構成を有する場合にはすべての増幅素子でもよいが、少なくとも最終段の増幅素子とする。
増幅素子に印加される動作電源電圧を生成する回路は、例えば一方の入力端子に出力レベルを指示する信号を受け、他方の端子にオフセット生成回路により生成された所定のオフセット電圧が印加された差動アンプと、該差動アンプの出力によって駆動される電流を出力するトランジスタとから構成し、上記オフセット生成回路に温度依存性を有する素子を設け、該素子の温度特性を利用して上記差動アンプのオフセット電圧をシフトさせるように構成することができる。
上記した手段によれば、飽和領域で動作する増幅素子の飽和電圧が温度変化によって変化することで出力電力が期待値からはずれようとしても、増幅素子に印加される動作電源電圧がそれを補償するように変化されるため、温度変化に伴う出力電力の変動を抑えることができる。また、温度変化に対する増幅素子の動作電源電圧の制御を高周波電力増幅回路の側で自動的に行うため、ベースバンド回路のソフトウェアで高周波ICへ供給する出力レベル指示信号Vrampを温度変化に応じて変化させることなく温度補償を行なうことができ、これによってセットメーカの負担を増大させることなく出力電力の温度依存性を低減させることができるようになる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、本発明に従うと、増幅素子の制御端子に印加されるバイアス電圧を一定にして動作電源電圧(電源電圧)を出力要求レベルに応じて制御して出力電力を制御する高周波電力増幅回路において、周囲温度が変化しても出力電力(パワー)が変化しないようにさせることができる。また、ソフトウェアによる温度補償が不要であるため、セットメーカの負担を増大させることなく出力電力の温度依存性を低減させることができるという効果がある。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した高周波電力増幅回路とその動作電源電圧を生成し出力電力を制御する動作電源電圧制御回路(可変動作電源電圧発生回路)とからなる高周波電力増幅器の一実施例を示したものである。
この実施例の高周波電力増幅器の高周波電力増幅回路210は、各々FETやバイポーラ・トランジスタのような増幅素子を含む3個の増幅段211,212,213が直列に接続されてなる。そして、各増幅段211,212,213の増幅素子の制御端子(ゲート端子もしくはベース端子)には、図示しないバイアス回路からの固定バイアス電圧Vb1,Vb2,Vb3が印加されている。固定バイアス電圧Vb1,Vb2,Vb3は、各増幅段211,212,213の増幅用トランジスタを飽和領域で動作させるようなレベルに設定されている。通常は、Vb1<Vb2<Vb3となるように設定される。
動作電源電圧制御回路220は、図示しないベースバンド回路から供給される出力レベル指示信号Vrampを反転入力端子に受ける差動アンプAMP0を備えVrampに応じて上記増幅段211,212,213の動作電源電圧Vddを生成する電源回路221と、上記差動アンプAMP0の非反転入力端子に印加するオフセット電圧Voffを生成するためのオフセット付与回路222とから構成されている。
電源回路221は、出力レベル指示信号Vrampに応じた動作電源電圧Vdd1を上記増幅段211,212,213に与えることで出力電力Poutを制御する。そのため、電源回路221は、出力レベル指示信号Vrampを反転入力端子に受ける差動アンプAMP0と、ソース端子が電源電圧Vdd1にまたドレイン端子が出力端子OUTに接続されゲート端子に前記差動アンプAMP0の出力を受けるPチャネル型のMOSFET(電界効果トランジスタ、以下MOSFETと称する)からなる出力トランジスタQ0と、出力端子OUTに接続された安定化容量C1と、Q0のドレイン端子と接地点との間に直列に接続された抵抗R1,R2と、出力端子OUTと差動アンプAMP0の内部ノードとの間接続された位相補償用の抵抗R0および容量C0とから構成されている。これらの素子のうち安定化容量C1と位相補償用の抵抗R0および容量C0は、差動アンプAMP0が形成されている半導体チップの外付け素子として接続されている。
抵抗R1とR2の接続ノードN1の電位が差動アンプAMP0の非反転入力端子に印加されることにより、差動アンプAMP0は、抵抗R1とR2の接続ノードN1の電位を出力レベル指示信号Vrampに一致させるように、出力MOSFET(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)Q0を駆動する。これにより、出力MOSFET Q0のドレイン電圧は出力レベル指示信号Vrampに比例し電源電圧Vdd1よりもそのオン抵抗による電圧降下分だけ低い電圧となる。これが安定化容量C1で平滑されて動作電源電圧Vldoとして増幅段211〜213へ供給される。
抵抗R1とR2の接続ノードN1の電位を差動アンプAMP0の非反転入力端子に印加しているのは、次のような理由からである。すなわち、製造ばらつき等の原因によりベースバンド回路が出力電力を「0」にしようとしても、出力レベル指示信号Vrampが完全に0Vにならないことがあり、それによって電源回路221が優位なレベルの動作電源電圧Vldoを出力して、増幅段211〜213が増幅動作してしまうのを回避すべくオフセットを与えるためである。
オフセット付与回路222は、電源電圧および温度に依存しない定電圧Vcを発生するバンドギャップリファランス回路のような定電圧回路CVGと、インピーダンス変換用のバッファBFFを介して定電圧回路CVGからの定電圧を非反転入力端子に受ける差動アンプAMP1と、ソース端子が電源電圧Vregにまたドレイン端子が抵抗R5を介して接地点に接続されゲート端子に前記差動アンプAMP1の出力電位を受けるPチャネル型のMOSFET Q1と、Q1のゲート電圧と同一の電圧をゲート端子に受けるPチャネル型のMOSFET Q2とから構成されている。このオフセット付与回路222と電源回路221内の抵抗R2とによってオフセット生成回路が構成される。
なお、この実施例のオフセット付与回路222は、増幅段211〜213の増幅用トランジスタがFETの場合のものである。図1に示されているトランジスタQ1は、差動増幅部と出力段とからなる差動アンプでいえば、出力段のトランジスタに相当する。差動アンプAMP1として差動増幅部と出力段とからなる通常の差動アンプを用い、その出力をトランジスタQ1のゲート端子に印加するように構成するようにしても良い。
図1に示されているオフセット付与回路222は、Q1のドレイン電圧が差動アンプAMP1の反転入力端子にフィードバックされることにより、差動アンプAMP1は、Q1のドレイン電圧を非反転入力端子の入力電圧に一致させるように、MOSFET Q1を駆動する。また、Q1のゲート電圧と同一の電圧をゲート端子に受けるPチャネル型のMOSFET Q2はQ1と所定のサイズ比1:mとなるように設計されている。これにより、Q2にはQ1に流れる電流をI1とすると、I1のm倍の電流I2(=mI1)が流される。
また、バッファBFFの出力端子と接地点との間には抵抗R3,R4および順方向電圧Vfが負の温度特性を有するPN接合ダイオードD1が直列に接続され、抵抗R3とR4の接続ノードN2の電位が差動アンプAMP1の非反転入力端子に印加されている。この実施例のオフセット付与回路222においては、バッファBFFの出力電圧をVa、差動アンプAMP1の非反転入力端子の入力である抵抗R3とR4の接続ノードN2の電位をV2、抵抗R3とR4の抵抗値をr3,r4、ダイオードD1の順方向電圧をVF、温度の変数をTとすると、
V2={r4/(r3+r4)}・(Va−VF)+VF
={r4/(r3+r4)}・Va−{r4/(r3+r4)}・VF+VF
={r4/(r3+r4)}・Va−{r3/(r3+r4)}・VF ……(1)
で表わされる。上式を温度の変数Tで微分すると、次式(2)のように変形される。
∂V2/∂T=∂Va/∂T+∂VF/∂T ……(2)
ここで、ダイオードD1の順方向電圧VFは負の温度特性を有する。オフセット付与回路222は、PN接合ダイオードD1の順方向電圧Vfが負の温度特性を有するため、接続ノードN2の電位V2は、図2(A)に示すように、温度が高くなると下がるようになる。そして、この電位が差動アンプAMP1の非反転入力端子に印加されているため、MOSFET Q1,Q2に流れる電流I1,I2は、図2(B)に示すように、温度が高くなると減少するようになる。なお、ノードN2の電位V2の温度係数は、抵抗R3,R4の抵抗比を適当に設定することによって、所望の値に調整することができる。
上記のような温度依存性を有するQ2のドレイン電流I2が電源回路221の抵抗R2に流されることにより、差動アンプAMP0の非反転入力端子に印加されるオフセット電圧Voffは、図2(C)に示すように、温度が高くなると下がるようになる。その結果、電源回路221から出力される動作電源電圧Vldoは、図3に示すように、温度が高くなると出力レベル指示信号Vrampの比較的低いレベルからVrampに比例して上昇し、温度が低くなると出力レベル指示信号Vrampの比較的高いレベルからVrampに比例して上昇するようになる。つまり、同一のVrampに対する動作電源電圧Vldoを、温度が高いほど高くすることができる。
これに対し、増幅段211〜213の増幅素子は、それがFETである場合、その飽和電圧が正の温度特性を有する。つまり、動作電源電圧Vldoと飽和電圧との差が温度の変化にかかわらずほぼ一定となる。その結果、電源回路221から供給される動作電源電圧Vldoによって動作する高周波電力増幅回路210からは温度依存性のない出力電力が得られるようになる。なお、オフセット付与回路222の電源電圧Vregは、バッテリの電圧をDC−DC変換するスイッチング・レギュレータあるいはシリーズ・レギュレータのような電源レギュレータから供給される電圧である。
図5には、増幅段211〜213の増幅用トランジスタが、飽和電流がFETと逆の温度特性を有するバイポーラ・トランジスタの場合のオフセット付与回路222の構成例が示されている。図1に示されているオフセット付与回路222との違いは、図1の実施例では差動アンプAMP1の非反転入力端子と接地点との間に抵抗R4と直列にダイオードD1が接続されているのに対し、本実施例では前段のバッファBFFの出力端子と差動アンプAMP1の非反転入力端子との間に抵抗R3と直列にダイオードD1が接続されている点のみである。
この実施例のオフセット付与回路222においては、差動アンプAMP1の非反転入力端子の入力である抵抗R3とR4の接続ノードN2の電位をV2は、
V2=r4(Va−VF)/(r3+r4)
={r4/(r3+r4)}・Va−{r4/(r3+r4)}・VF ……(3)
で表わされる。上式を温度Tで微分すると、次式(4)のように変形される。
∂V2/∂T=∂Va/∂T−∂VF/∂T ……(4)
ここで、ダイオードD1の順方向電圧VFは負の温度特性を有する。そのため、式(4)より、温度が高くなるとノードN2の電位V2すなわち差動アンプAMP1の非反転入力端子の入力電圧は上昇し、図1の実施例と逆になることが分かる。その結果、電源回路221から出力される動作電源電圧Vldoは、温度が低くなると出力レベル指示信号Vrampの比較的低いレベルからVrampに比例して上昇し、図3とは逆に温度が高くなると出力レベル指示信号Vrampの比較的高いレベルからVrampに比例して上昇するようになる。
これに対し、増幅段211〜213の増幅素子がバイポーラ・トランジスタである場合、その飽和電流は負の温度特性を有する。つまり、温度が高くなると飽和電流が少なくなってゲインが低くなり、温度が低くなると飽和電流が多くなってゲインが高くなる。しかるに、電源回路221から供給される動作電源電圧Vldoが上述したごとく温度に応じて変化されると、高周波電力増幅回路210からは温度依存性のない出力電力特性が得られるようになる。
図7は、本発明を適用した高周波電力増幅部のより詳細な構成を示したものである。
この実施例の高周波電力増幅回路210は、3個の電力増幅用FET211、212、213を備え、このうち後段のFET212,213はそれぞれ前段のFET211,212のドレイン端子にゲート端子が接続され、全体で3段の増幅回路として構成されている。また、各段のFET211,212,213のゲート端子には、バイアス回路230から供給されるゲートバイアス電圧Vb1,Vb2,Vb3(Vb1<Vb2<Vb3)が印加され、これらの電圧に応じたドレイン電流が各FET211,212,213にそれぞれ流されるようにされている。
各段のFET211,212,213のドレイン端子にはそれぞれインダクタL1,L2,L3を介して図1に示されているような構成を有する動作電源電圧制御回路220からの動作電源電圧Vldoが印加されている。初段のFET211のゲート端子と入力端子Inとの間には、インピーダンス整合回路241および直流カットの容量素子C11が設けられ、これらの回路及び素子を介して高周波信号PinがFET211のゲート端子に入力される。
初段のFET211のドレイン端子と2段目のFET212のゲート端子との間には、インピーダンス整合回路242および直流カットの容量素子C12が接続されている。また、2段目のFET212のドレイン端子と最終段のFET213のゲート端子との間には、インピーダンス整合回路243および直流カットの容量素子C13が接続されている。そして、最終段のFET213のドレイン端子がインピーダンス整合回路244および容量素子C14を介して出力端子OUTに接続されており、高周波入力信号Pinの直流成分をカットし交流成分を増幅した信号Poutを出力する。
バイアス回路230は、特に制限されるものでないが、抵抗R11〜R16などからなり、定電圧Vcntを所定の抵抗比で分割してゲートバイアス電圧Vb1,Vb2,Vb3を生成する抵抗分圧回路で構成されている。なお、図7の抵抗分圧回路は正確な回路を示したものではなく、回路の概念として示したものであり、図示の回路に制限されるものではない。バイアス回路230を構成する抵抗R11〜R16は、高周波電力増幅回路210の増幅用FET211、212、213および動作電源電圧制御回路220(安定化容量C1と位相補償用の抵抗R0および容量C0を除く)と共に1つの半導体チップ上に半導体集積回路として構成されている。
そして、本実施例では、高周波電力増幅回路210の増幅用FET211、212、213と動作電源電圧制御回路220とバイアス回路230が形成された半導体チップが、安定化容量C1や直流カットの容量C11〜C14などの外付け素子と供に絶縁基板上に実装されてモジュール(以下、RFパワーモジュールと称する)として構成されている。なお、本明細書においては、表面や内部にプリント配線が施されたセラミック基板のような絶縁基板に複数の半導体チップとディスクリート部品が実装されて上記プリント配線やボンディングワイヤで各部品が所定の役割を果たすように結合されることであたかも一つの電子部品として扱えるように構成されたものをモジュールと称する。
インダクタL1〜L3は、本実施例では、半導体チップのパッド間に接続されたボンディングワイヤで構成されているが、モジュール基板上に形成されたマイクロストリップラインなどにより形成することができる。3段目の増幅用EFT213は、別個の半導体素子として形成されているものを用いても良い。これにより、動作電源電圧制御回路220が最終段の増幅用EFT213が発生するノイズの影響を受けにくくすることができる。また、抵抗R11〜R16も外付け素子を用いることができる。
図6は、バイアス回路230の他の回路例を示す。
この実施例では、増幅用EFT213のゲート端子に、抵抗Rb3を介してカレントミラー接続されたバイアス用のトランジスタQb3が設けられており、このトランジスタQb3に電流生成回路231からバイアス電流Ib3が流されることにより、トランジスタQb3とQa3のサイズ比に比例したドレイン電流が増幅用EFT213にアイドル電流として流されるようにされている。前段の増幅用トランジスタにも同様にカレントミラー接続されたバイアス用のトランジスタ(Qb1,Qb2)が設けられており、これらのトランジスタにも電流生成回路231からバイアス電流Ib1,Ib2が流されるようにされている。電流生成回路231とバイアス用のトランジスタQb1,Qb2,Qb3とによってバイアス回路230が構成される。
電流生成回路231は、定電圧Vcntを非反転入力端子に受ける差動アンプAMP2と、該差動アンプAMP2の出力をゲート端子に受けるMOSFET Q30、Q30と直列に接続された抵抗R30、Q30と同一のゲート電圧を受けるMOSFET Q31,Q32,Q33からなり、Q30とR30の接続ノードN3の電位が差動アンプAMP2の反転入力端子にフィードバックされることで、接続ノードN3の電位がVcntと一致するようにMOSFET Q30が駆動され、Q31,Q32,Q33に定電圧Vcntに比例した電流が流される。
そして、この電流が増幅用素子211、212、213とカレントミラー接続されたバイアス用トランジスタQb1,Qb2,Qb3へバイアス電流Ib1,Ib2,Ib3として流される。トランジスタQ30とQ31,Q32,Q33、あるいは211とQb1,212とQb2,213とQb3を予め所定のサイズ比に設定しておくことにより、定電圧Vcntに比例した所望の大きさの電流を増幅用素子211,212,213に流すことができる。通常はIb1<Ib2<Ib3とされる。
図8は、上記実施例の高周波電力増幅器を適用した携帯電話機システムの一応用例を示す。特に制限されるものでないが、この応用例は、GSMとDCSの2つの方式による送受信が可能なデュアルバンド方式の無線通信システムとして構成されている。
図8において、ANTは信号電波の送受信用アンテナ、100はフロントエンド・モジュール、200は上記実施例の高周波電力増幅器を適用したRFパワーモジュール、300は音声信号をベースバンド信号に変換したり受信信号を音声信号に変換したり変調方式切替え信号MODEやバンド切替え信号BAND、送信開始信号TXONを生成したりするベースバンド回路、400は受信信号をダウンコンバートして復調しベースバンド信号を生成したり送信信号を変調したりする変復調用LSI、FLT1,FLT2は受信信号からノイズや妨害波を除去するフィルタである。
なお、これらのうち例えばフィルタFLT1はGSM用の回路、フィルタFLT2はDCS用の回路とされる。ベースバンド回路300は、DSP(Digital Signal Processor)やマイクロプロセッサ、半導体メモリなど複数のLSIやICで構成することができる。図7には示されていないが、RFパワーモジュール200には、同様な構成を有する2つの高周波電力増幅回路210a,210bが設けられており、高周波電力増幅回路210aは880〜915MHz帯の周波数を使用するGSM方式の送信信号を増幅し、高周波電力増幅回路210bは1710〜1785MHz帯の周波数を使用するDCS方式の送信信号を増幅するようにされる。
そして、この応用例に使用されるRFパワーモジュール200では、上記バイアス回路230および動作電源電圧制御回路220は、高周波電力増幅回路210aと高周波電力増幅回路210bにそれぞれ対応して2つ設けられる。ただし、一部の素子を共有して共通の回路として設けるようにしても良い。なお、出力レベル指示信号Vrampは、変復調用LSI400を経由してRFパワーモジュール200へ供給されるように構成しても良い。
フロントエンド・モジュール100は、RFパワーモジュール200の送信出力端子に接続されてインピーダンスの整合を行なうインピーダンス整合回路121,122、高調波を減衰させるロウパスフィルタ131,132、送受信切替え用のスイッチ回路141,142、受信信号から直流成分をカットする容量151,152、900MHz帯のGSM方式の信号と1.8GHz帯のDCS方式の信号の分波を行なう分波器160などから構成され、これらの回路および素子は1つのセラミック基板上に実装されてモジュールとして構成されている。送受信切替え用のスイッチ回路141,142の切替え信号CNT1,CNT2はベースバンド回路300から供給される。
なお、前記実施例の動作電源電圧制御回路220は、位相変調成分のみ有するGMSK変調された送信信号のみならず、位相変調成分および振幅変調成分を有する8−PSK変調された送信信号を増幅するEDGE(Enhanced Data Rates for GMS Evolution)対応の高周波電力増幅回路にも使用することができる。
図9に、EDGE対応の高周波電力増幅回路の構成例が示されている。この実施例では、高周波電力増幅回路210の前段に位相変調成分および振幅変調成分を有する送信信号から位相変調成分と振幅変調成分を分離する位相振幅分離回路430が設けられているとともに、動作電源電圧制御回路220の前段にはベースバンド回路からの出力レベル指示信号Vrampまたは位相振幅分離回路430により分離された振幅成分を含む信号VAMを選択する切替えスイッチSW1が設けられている。
このスイッチSW1は、ベースバンド回路から供給されるモードを示す信号MODEがGMSK変調された送信信号を増幅するGSMモードであることを示しているときはVrampを選択して動作電源電圧制御回路220に供給し、モード信号MODEが8−PSK変調された送信信号を増幅するEDGEモードであることを示しているときは位相振幅分離回路430により分離された振幅成分を含む信号VAMを選択して動作電源電圧制御回路220に供給する。
これにより、動作電源電圧制御回路220はGSMモードのときはVrampに比例した動作電源電圧Vldoを生成して高周波電力増幅回路210へ与える。一方、EDGEモードのときは振幅成分を含む信号VAMに応じた動作電源電圧Vldoを生成して高周波電力増幅回路210へ与える。なお、EDGEモードのときは位相振幅分離回路430の前段の回路において、出力レベル指示信号Vrampに応じた振幅を有する送信信号が生成され、入力信号INとして位相振幅分離回路430へ供給される。そして、位相変調成分のみ有する信号Pinが高周波電力増幅回路210へ入力される。そのため、高周波電力増幅回路210は、振幅成分VAMに応じて変化する動作電源電圧Vldoに応じて入力信号Pinを増幅して出力する。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施例では、増幅用FETを3段接続しているが、2段構成あるいは4段以上であっても良い。また、実施例では、電力増幅素子211〜213として、MOSFETが使用されているが、バイポーラ・トランジスタ、GaAsMESFET、ヘテロ接合バイポーラ・トランジスタ(HBT)、HEMT(High Electron Mobility Transistor)等他のトランジスタを用いても良い。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるGSMとDCSの2つの通信方式による送受信が可能なデュアルモードの無線通信システムを構成するパワーモジュールに適用した場合を説明したが、本発明はそれに限定されるものでなく、他の通信方式や、GSMとDCSのいずれか一方、あるいはGSMとDCSの他に、例えば1850〜1915MHz帯のPCS(Personal Communication System)方式など3以上の通信方式による送受信が可能なマルチモードの携帯電話機や移動電話機などの無線通信システムを構成するパワーモジュールあるいは無線LAN用の高周波電力増幅回路およびパワーモジュールに利用することができる。
本発明に係る高周波電力増幅回路の一実施例を示す回路構成図である。 図2(A)は実施例の動作電源電圧制御部を構成するオフセット付与回路のノードN2の電位V2と温度との関係を示すグラフ、図2(B)はMOSFET Q1,Q2に流れる電流I1,I2と温度との関係を示すグラフ、図2(C)は電源回路の差動アンプAMP0の非反転入力端子に印加されるオフセット電圧Voffと温度との関係を示すグラフである。 電源回路から出力される動作電源電圧Vldoと出力レベル指示信号Vrampとの関係を示すグラフである。 オフセット付与回路に温度補償用素子を持たない場合の低出力時の出力レベル指示信号Vrampと出力電力Poutとの関係を示すグラフである。 増幅用トランジスタがバイポーラ・トランジスタの場合のオフセット付与回路の構成例を示す回路図である。 バイアス回路の他の回路例を示す回路構成図である。 本発明を適用した高周波電力増幅部のより詳細な構成を示した回路構成図である。 実施例の高周波電力増幅回路を適用した携帯電話機システムの一応用例を示すブロック図である。 EDGE対応の高周波電力増幅回路の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
200 パワーモジュール
210 高周波電力増幅回路
211,212,213 増幅素子(電力増幅用トランジスタ)
220 動作電源電圧制御部
221 電源回路
222 オフセット付与回路
230 バイアス回路
241〜244 インピーダンス整合回路

Claims (10)

  1. 増幅素子の制御端子に印加されるバイアス電圧を一定に保持し送信出力レベルを指示する出力レベル指示信号に応じて増幅素子の動作電源電圧を制御して出力電力を制御する動作電源電圧制御回路を有する高周波電力増幅回路であって、
    前記動作電源電圧制御回路は、所定のオフセット電圧を有し前記出力レベル指示信号が前記オフセット電圧以上の場合に前記出力レベル指示信号に応じて前記増幅素子を飽和領域で動作させるような動作電源電圧を出力し、前記オフセット電圧は前記増幅素子の飽和電圧の温度依存性に応じた温度特性を有するように生成されることを特徴とする高周波電力増幅回路。
  2. 前記動作電源電圧制御回路は、前記オフセット電圧を生成させるためのオフセット付与回路を備え、該オフセット付与回路に設けられている素子の温度特性を利用してオフセット電圧を生成させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の高周波電力増幅回路。
  3. 前記動作電源電圧制御回路は、前記オフセット電圧を一方の入力端子に受け前記出力レベル指示信号を他方の入力端子に受ける差動増幅回路と、該差動増幅回路によって駆動される出力トランジスタとを有する電源回路を備えることを特徴とする請求項2に記載の高周波電力増幅回路。
  4. 位相変調成分および振幅変調成分を有する送信信号を増幅する場合に、前記動作電源電圧制御回路に供給される前記出力レベル指示信号には前記送信信号の振幅変調成分が含まれていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の高周波電力増幅回路。
  5. 前記増幅素子は電界効果型トランジスタであり、前記オフセット電圧は温度が高くなると小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の高周波電力増幅回路。
  6. 前記増幅素子はバイポーラ・トランジスタであり、前記オフセット電圧は温度が高くなると大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の高周波電力増幅回路。
  7. 前記オフセット電圧は、PN接合の順方向電圧の温度特性を利用して生成されるように構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の高周波電力増幅回路。
  8. 前記オフセット付与回路は、反転入力端子にフィードバック電圧が入力され、非反転入力端子に前記PN接合の順方向電圧に応じた電圧が入力された差動増幅回路と、該差動増幅回路によって駆動されるトランジスタとを有し、該トランジスタの電流が抵抗に流されることによって前記オフセット電圧が生成されるように構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の高周波電力増幅回路。
  9. 前記PN接合と直列に2以上の抵抗素子が接続され、前記2以上の抵抗素子の抵抗比によって前記オフセット電圧の温度係数が調整可能に構成されていることを特徴とする請求項8に記載の高周波電力増幅回路。
  10. 前記動作電源電圧制御回路と前記増幅素子とが同一の半導体チップ上に形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の高周波電力増幅回路。
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