JP4632882B2 - 高周波電力増幅器および無線通信装置 - Google Patents

高周波電力増幅器および無線通信装置 Download PDF

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Description

本発明は、携帯電話機等の無線通信装置に使用され高周波の送信信号を増幅して出力する高周波電力増幅回路を組み込んだ電子部品(パワーモジュール)に適用して有効な技術に関し、特に出力電力のフィードバック制御に必要な出力電力検出回路の出力を補償する回路に利用して有効な技術に関する。
一般に、携帯電話機等の無線通信装置(移動体通信装置)における送信系回路の出力部には、変調後の送信信号を増幅する高周波電力増幅回路が設けられている。従来の無線通信装置においては、ベースバンド回路もしくはマイクロプロセッサ等の制御回路からの送信要求レベルに応じて高周波電力増幅回路のゲインを制御するため、高周波電力増幅回路の出力電力を検出して帰還をかけることが行なわれている。そして、出力電力の検出は、従来は一般に、カプラや検波回路などを使用して行なっている。
カプラを使用した従来の高周波電力増幅回路の出力電力検出方式にあっては、カプラ自身の大きさもさることながら、その検出出力を検波するためダイオードが必要であり、高周波電力増幅回路とは別の半導体集積回路や電子部品を数多く使用しているため、モジュールの小型化を困難になっていた。また、カプラを使用すると、電力損失も比較的大きいという不具合がある。
さらに、近年の携帯電話機においては、880〜915MHz帯の周波数を使用するGSM(Global System for Mobile Communication)と呼ばれる方式の他に例えば1710〜1785MHz帯の周波数を使用するDCS(Digital Cellular System)のような方式の信号を扱えるデュアルバンド方式の携帯電話機が提案されている。かかる携帯電話機に使用される高周波電力増幅モジュールでは、出力パワーアンプも各バンドに応じて設けられるため、その出力電力を検出するカプラや検波回路も各バンドに応じてそれぞれ必要になる。そのため、一層モジュールの小型化が困難になる。
無線通信システムにおける高周波電力増幅回路の出力電力検出回路に要求される特性のうち、特に重要な特性は次の5点である。第1に小型であること、第2に高感度であること、第3に挿入損失が低いこと、第4に電源電圧変動や温度変化など使用環境の変化の影響を受けにくいこと、第5に実際の電力増幅回路の出力状態とフィードバック制御による出力制御とのミスマッチにより電力増幅回路に異常な電流が流れたりそれによって電力増幅回路が破壊されないこと、である。従来のカプラを用いた検出方式は、上記第2と第4および第5の特性については、ほぼ要求を満たすものであったが、第1の小型化と第3の低挿入損失に関しては、充分に要求を満たすものではなかった。
そこで、本出願人は、カプラを使用しない高周波電力増幅回路の出力電力の検出方式として、高周波電力増幅回路の最終増幅段の後段に接続されたインピーダンス整合回路の途中から容量素子を介して出力電力の交流成分を取り出して出力電力検出回路で検出するようにした発明をなし、先に出願した(特許文献1)。
特開2004−328555号公報 特開2003−188653号公報
この先願発明にかかる出力電力検出回路は、カプラを使用する検出方式に比べて小型化や低挿入損失に関しては有利であるが、出力電力が低いロウパワー領域において、検出感度が低く十分な検出電圧が得られないため、フィードバックがかからず所望のパワー制御が行なえない。具体的には、出力レベル指示信号Vrampと出力電力検出回路の検出出力とを比較して、その電位差に応じて高周波電力増幅回路のゲインを制御するフィードバック制御ループが、ロウパワー領域でオープンループのように働いてしまう。その結果、送信開始時に出力電力を立ち上げるランプアップ動作の際に、出力電力Poutが急激に立ち上がってしまい所望のパワー制御が行なえないという課題がある。
そこで、検出感度が低いロウパワーの領域では出力電力検出回路の感度不足を補うような電流を流し込む回路(感度アップ回路)を設けるようにした発明をなし、先に出願した(特願2004−158689号)。しかしながら、この先願にかかる発明においては、出力電力検出回路の感度不足を補う電流が周囲温度の変化に応じて変動しないため、図7に示すように、高周波電力増幅回路の出力電力制御特性が温度依存性を有してしまう。
その結果、図9に破線で示すように、温度が低い(−20℃)場合の出力電力Poutの偏差、すなわち標準値(25℃)での出力電力Poutからの変化分ΔPoutが、目標範囲から外れてしまうという課題があることが明らかとなった。なお、図9において、実線は温度が高い(85℃)場合の出力電力Poutの偏差、一点鎖線は目標範囲を示している。
一方、本発明に関連する発明として、増幅素子の利得およびドレイン電流の温度依存性を補償するようなバイアス電圧を生成するようにしたものが提案されている(特許文献2)。しかしながら、この先願発明は、低パワー領域における出力電力検出回路の感度を向上させる回路を備えていない点で明らかに本発明とは異なっている。
本発明の目的は、出力電力のレベルを検出して高周波電力増幅回路のフィードバック制御を行なう無線通信システムにおいて、出力電力が低い領域における出力電力制御特性の温度依存性が少ない高周波電力増幅器を提供することにある。
本発明の他の目的は、出力電力のレベルを検出して高周波電力増幅回路のフィードバック制御を行なう無線通信システムにおいて、出力電力が低い領域でも制御ループによる所望の出力電力制御を行なうことができる高周波電力増幅器を提供することにある。
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、高周波電力増幅回路の出力電力のレベルを検出する出力電力検出回路の検出出力をフィードバックして高周波電力増幅回路のゲインを制御する無線通信システムにおいて、出力電力が低い領域での出力電力検出回路(出力検波回路)の感度不足を補うような電流を生成して与えるプリチャージ回路(感度アップ回路)を設ける。これとともに、このプリチャージ回路は、周囲温度が変化した場合、プリチャージ回路より出力する電流が温度変化に応じて変動するように構成したものである。
上記した手段によれば、プリチャージ回路からの電流により出力電力が低い領域での出力電力検出回路の見かけ上の検出感度が向上されるため、出力電力検出回路の検出出力が小さくてフィードバック制御ループがオープンループのように動作して、出力電力が必要以上に高くなってしまうのを防止することができる。これとともに、プリチャージ回路の出力電流に温度依存性を持たせることにより検波回路出力の温度依存性を補正し、高周波電力増幅回路の出力電力が低い領域でも出力電力制御特性が周囲温度の変化によって変動しないようにすることができる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、本発明に従うと、出力電力のレベルを検出して高周波電力増幅回路のフィードバック制御を行なう無線通信システムにおいて、出力電力が低い領域においても出力電力制御特性の温度依存性の少ない高周波電力増幅器を実現することができる。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した高周波電力増幅器の実施例を示したものである。この実施例の高周波電力増幅器は、複数の半導体集積回路と抵抗や容量などのディスクリートの電子部品によりモジュールとして構成されている。本明細書においては、表面や内部にプリント配線が施された絶縁基板に複数の半導体チップと電子部品が実装されて上記プリント配線やボンディングワイヤで各部品が所定の役割を果たすように結合されることであたかも一つの電子デバイスとして扱えるように構成された高周波電力増幅回路を高周波電力増幅器(パワーモジュール)と称する。
この実施例のパワーモジュール200は、入力高周波信号Pinを増幅する増幅素子211、212、213を含む高周波電力増幅部210と、該高周波電力増幅部210の出力電力のレベルを検出するRF検出部220と、高周波電力増幅部210の増幅素子にバイアスを与えてそのゲインを制御するバイアス制御部230とからなる。本明細書では、上記高周波電力増幅部210を高周波電力増幅回路と称することもある。
上記RF検出部220は、AC検波回路221と、該AC検波回路221の検波感度を向上させる電流を流す回路(本明細書ではこれをプリチャージ回路と称する)222と、AC検波回路221の出力から演算により出力電力の交流成分のみを検波電圧として取り出す検波電圧演算回路223とを備える出力電力検出回路である。
バイアス制御部230は、誤差アンプ(APC回路)231とバイアス回路232とからなる。誤差アンプ231は、前記検波電圧演算回路220から出力される検出電圧Vdetと外部のベースバンド回路から供給される出力電力レベル指示信号Vrampとを比較して、その電位差に応じた制御電圧Vapcを出力する。バイアス回路232は、上記誤差アンプ231の出力電圧Vapcに応じて前記前記高周波電力増幅部210の各段の増幅素子にバイアス電圧を与える。
図2には、図1の高周波電力増幅器のより具体的な実施例が示されている。特に制限されるものでないが、この実施例では、高周波電力増幅部210の増幅素子211、212、213としてFET(電界効果型トランジスタ)が使用され、このうち後段の増幅素子212,213はそれぞれ前段の増幅素子211,212のドレイン端子にゲート端子が接続され、全体で3段の増幅回路として構成されている。
また、各段の増幅素子211,212,213のゲート端子には、バイアス用のトランジスタQb1,Qb2,Qb3のゲート端子が抵抗Rb1,Rb2,Rb3を介して接続され、それぞれカレントミラー回路を構成している。これらのトランジスタQb1,Qb2,Qb3には、バイアス回路232から供給されるバイアス電流Ib1,Ib2,Ib3が流され、電圧に変換される。
この電圧が、増幅素子211,212,213にゲートバイアス電圧Vb1,Vb2,Vb3として印加されることで、バイアス電流Ib1,Ib2,Ib3に比例したアイドル電流が各増幅素子211,212,213にそれぞれ流されるようにされている。バイアス電流とアイドル電流の比は、バイアス用のトランジスタQb1,Qb2,Qb3と増幅素子211,212,213とのサイズ比によって決定される。
増幅素子211〜213としては、チップ上で横方向に電極を拡散させたいわゆるLDMOS(Laterally Diffused MOSFET)と呼ばれるMOSFET(Metal-Oxide Semiconductor Field-Effect Transistor)が用いられている。また、AC検波回路221の検出用トランジスタQ1および電圧変換用トランジスタQ4も、増幅用トランジスタ211〜213と同じ構造のLDMOSにより構成されている。これにより、増幅用トランジスタ211〜213が製造ばらつきでその特性がばらついたとしても、トランジスタQ1,Q4が同じようにばらつくことで検出電圧Vdetの精度を高めることができる。
各段の増幅素子211,212,213のドレイン端子にはそれぞれインダクタL1,L2,L3を介して電源電圧Vddが印加されている。初段の増幅素子211のゲート端子と入力端子Inとの間には、インピーダンス整合回路241および直流カットの容量素子C1が設けられ、これらの回路及び素子を介して高周波信号Pinが増幅素子211のゲート端子に入力される。
初段の増幅素子211のドレイン端子と2段目の増幅素子212のゲート端子との間には、インピーダンス整合回路242および直流カットの容量素子C2が接続されている。また、2段目の増幅素子212のドレイン端子と最終段の増幅素子213のゲート端子との間には、インピーダンス整合回路243および直流カットの容量素子C3が接続されている。
そして、最終段の増幅素子213のドレイン端子がインピーダンス整合回路244および容量素子C4を介して出力端子OUTに接続されており、高周波入力信号Pinの直流成分をカットし交流成分を増幅した信号Poutを出力する。インピーダンス整合回路241〜244を構成するインダクタは、半導体チップのパッド間に接続されたボンディングワイヤあるいはモジュール基板上に形成されたマイクロストリップラインにより形成することができる。
この実施例のAC検波回路221は、最終段の増幅素子213のドレイン端子とインピーダンス整合回路244との間の出力線と平行に設けられたマイクロカプラMCPに一方の端子が接続された容量Ciを有する。また、AC検波回路221は、該容量Ciの他方の端子がゲートに接続されたNチャネルMOSFETであるトランジスタQ1、該トランジスタQ1と直列に接続されたPチャネルMOSFETであるトランジスタQ2、該トランジスタQ2とカレントミラー接続されたPチャネルMOSFETであるトランジスタQ3、該トランジスタQ3と直列に接続されたNチャネルMOSFETからなる電流−電圧変換用トランジスタQ4を有する。さらに、AC検波回路221は、定電流源CC1とトランジスタQ5とからなり、上記トランジスタQ1にゲートバイアス電圧を与えるバイアス生成回路を有する。
トランジスタQ5は、そのゲート端子とドレイン端子とが結合されてダイオードとして作用するように構成されている。抵抗R1とトランジスタQ5に流れる電流IbiasによってノードN1の電位を決定しており、出力検出用トランジスタQ1のゲート端子にバイアス電圧として付与する。本実施例では、このバイアス電圧の値として、上記出力検出用トランジスタQ1をB級増幅動作させることができるように、Q1のしきい値電圧に近い電圧値が設定されている。これにより、トランジスタQ1には、容量Ciを介して入力される交流波形に比例しそれを半波整流したような電流が流され、Q1のドレイン電流は入力交流信号の振幅に比例した直流成分を含むようにされる。
このトランジスタQ1のドレイン電流IdがQ2とQ3のカレントミラー回路によりQ3側に転写され、ダイオード接続のトランジスタQ4によって電圧に変換される。ここで、トランジスタQ1とQ4およびQ2とQ3は、それぞれ所定のサイズ比になるように設定されている。これにより、例えば製造バラツキでトランジスタQ1とQ2の特性(特にしきい値電圧)がばらつくと、これらと対を成すトランジスタQ4とQ3の特性も同じようにばらつく。その結果、特性ばらつきによる影響が相殺され、トランジスタQ4のドレイン端子にはトランジスタのばらつきの影響を受けない出力検出電圧が現われるようになる。
検波電圧演算回路223は、上記トランジスタQ4により変換された電圧をインピーダンス変換するバッファ回路BFF1と、定電流源CC1とトランジスタQ5により生成されたバイアス電圧をインピーダンス変換するバッファ回路FF2と、バッファ回路BFF1の出力からBFF2の出力を差し引いた電圧を出力する減算回路SUBとを有する。これにより、減算回路SUBの出力は、バイアス生成回路(CC1,Q5)により付与される直流成分(バイアス電圧)を含まない純粋な出力電力の交流成分に比例した検出電圧Vdetとなる。バッファ回路BFF1とBFF2には、ボルテージフォロワが用いられている。
図3には、上記AC検波回路221の検出感度を上げるプリチャージ回路222の具体的な回路例を示す。なお、この実施例においては、プリチャージ回路222の電流を生成する回路とバイアス回路231内の電流を生成する回路が一部共通化されているので、バイアス回路232の回路例も図示し、合わせて説明する。
この実施例のバイアス回路232は、前記誤差アンプ250から供給される出力制御電圧Vapcを抵抗R11,R12で分圧した電圧を非反転入力端子に受ける差動アンプAMP0と、電源電圧Vddと接地点との間に直列に接続されたトランジスタQ10および抵抗R10を有する。また、バイアス回路232には、上記トランジスタQ10と同一のゲート電圧をゲートに受けてQ10のドレイン電流に比例した電流を流すトランジスタQ11が設けられている。そして、トランジスタQ10と抵抗R10との接続ノードの電位V0が差動アンプAMP0の反転入力端子にフィードバックされることにより、V0を入力電圧Vapc・R11/(R11+R12)に一致させるような電流I1AがトランジスタQ10に流される。これによって、電流I1Aは入力電圧Vapcに応じてリニアに変化する電流となる。
また、トランジスタQ10とQ11のゲート幅が所定のサイズ比となるように形成されることにより、Q11にはI1Aに比例した電流I1が流されるようにされている。そして、このトランジスタQ11には、ダイオード接続のトランジスタQ12が接続され、Q12には上記電流I1Aから定電流生成回路222Aへ流し込むバイパス電流I3を引いた電流I1Bが流される。この電流I1Bは、Q12とカレントミラーを構成するQ13に転写され、さらにQ13と直列に接続されたQ14に流される。
Q14には、ゲート共通接続されたトランジスタQ15〜Q19が接続されており、Q14とQ15〜Q19とはそれぞれカレントミラーを構成しており、サイズ比に比例した電流が流されるようにされている。Q15〜Q19のうち、Q15〜Q17は、前記高周波電力増幅部210のバイアス用のトランジスタQb1,Qb2,Qb3へ供給するバイアス電流Ib1,Ib2,Ib3を生成するトランジスタとされる。また、Q18,Q19は、プリチャージ回路222へ供給する電流IA,IBを生成するトランジスタとされる。なお、この実施例では、IA=IBである。
一方、プリチャージ回路222は、基準電圧Vrefに基づいて所定の大きさの電流I2(=一定)を生成する定電流生成回路222Aと、温度補償用電流を生成する温度補償回路222Bと、前記バイアス回路232で生成された電流IA,IBに基づいて前記トランジスタQ4のドレインに流し込む感度アップ用のプリチャージ電流Ipreを生成する電流合成回路222Cとから構成されている。
このうち、定電流生成回路222Aは、バンドギャップリファレンス回路のような回路で生成された電源依存性および温度依存性のない基準電圧Vrefが非反転入力端子に印加された差動アンプAMP1と、電源電圧Vddと接地点との間に直列に接続されたトランジスタQ20および抵抗R20を有する。また、定電流生成回路222Aには、上記トランジスタQ20と同一のゲート電圧をゲートに受けてQ20のドレイン電流に比例した電流を流すトランジスタQ21が設けられている。そして、トランジスタQ20と抵抗R20との接続ノードの電位V1が差動アンプAMP1の反転入力端子にフィードバックされることにより、V1を入力電圧Vrefに一致させるような電流I2AがトランジスタQ20に流される。
また、トランジスタQ20とQ21のゲート幅が所定のサイズ比となるように形成されることにより、Q21にはI2Aに比例した電流I2Bが流されるようにされている。そして、このトランジスタQ21には、ダイオード接続のトランジスタQ22が接続され、Q22とカレントミラーを構成するQ23には電流I2Bに比例した電流I2が流される。この電流I2が前記バイアス回路232のトランジスタQ11のドレイン電流I1の一部を引き抜くように構成されている。
温度補償回路222Bは、基準電圧Vrefが非反転入力端子に印加された差動アンプAMP2と、電源電圧Vddと接地点との間に直列に接続されたトランジスタQ24、抵抗R21、ダイオードD1を有する。そして、トランジスタQ24と抵抗R21との接続ノードの電位V2が差動アンプAMP2の反転入力端子にフィードバックされることにより、V2を入力電圧Vrefに一致させるような電流ITAがトランジスタQ24に流される。
ここで、ダイオードD1の順方向電圧をVf、抵抗R21の抵抗値をrとおくと、ITA=(Vref−Vf)/rで表わされる。ダイオードD1の順方向電圧Vfは負の温度特性を有するため、図4(B)のように、電流ITAは温度Taに比例して変化する電流となる。また、温度補償回路222Bには、上記トランジスタQ24と同一のゲート電圧をゲートに受けてQ24のドレイン電流ITAに比例した電流ITを流すトランジスタQ25が設けられている。そして、トランジスタQ25のドレイン端子が、前記定電流生成回路222AのトランジスタQ23のドレイン端子に接続されている。これにより、温度補償回路222Bの出力電流ITとバイアス回路232のトランジスタQ11からの電流I3を加算した電流(IT+I3)が定電流生成回路222AのトランジスタQ23に流される。その結果、トランジスタQ11から引き抜かれる電流I3は、I3=I2−ITとなる。
ところで、温度補償回路222Bの出力電流ITは図4(B)のように温度Taに比例した電流であり、前記定電流生成回路222Aにより引き抜かれる電流I2は、図4(A)のように、温度にかかわらず一定の電流である。その結果、バイアス回路232のトランジスタQ11から引き抜かれる電流I3は、図4(C)のように、温度が高くなると減少するように変化する。つまり、トランジスタQ12,Q13に流される電流I1Bは温度が高くなると増加されるようになる。
一方、バイアス回路232から出力される前記電流Ib1〜Ib3,IA,IBは、温度補償回路222Bがない場合には、図4(D)の破線で示すように温度が低いほど多く、一点鎖線で示すように温度が高いほど少ない。従って、電流I3が図4(C)のように変化されることにより、バイアス回路232の出力電流Ib1〜Ib3,IA,IBは、温度にかかわらずほぼ同一の特性線に沿って、制御電圧Vapcに比例して変化する。
電流合成回路222Cは、ソース端子が接地点に接続されゲートとドレインが結合されたいわゆるダイオード接続のトランジスタQ31、Q31とゲート共通接続されてカレントミラー回路を構成するトランジスタQ32、Q32とドレイン同士が接続されたダイオード接続のトランジスタQ33を有する。また、電流合成回路222Cは、該トランジスタQ33とゲート共通接続されてカレントミラー回路を構成するトランジスタQ34、Q34とドレイン同士が接続されたダイオード接続のトランジスタQ35、Q35とゲート共通接続されてカレントミラー回路を構成するトランジスタQ36を有する。さらに、電流合成回路222Cは、該トランジスタQ36と直列に接続されたダイオード接続のPチャネルMOSFETであるトランジスタQ37、該トランジスタQ37とゲート共通接続されてカレントミラー回路を構成するPチャネルMOSFETであるトランジスタQ38を有する。
そして、上記トランジスタQ31に電源依存性および温度依存性のない基準電流Irefが、またトランジスタQ32のドレインにバイアス回路232で生成された電流IAが、さらにトランジスタQ34のドレインにバイアス回路232で生成された電流IBがそれぞれ流し込まれるようにされている。トランジスタQ31〜Q36は同一素子サイズ、Q37とQ38も同一素子サイズとなるように形成されている。これによって、トランジスタQ33には、Iref<IAのときはIA−Irefの電流が流され、Iref>IAのときは電流が流れないようにされる。また、トランジスタQ35には、IB−(IA−Iref)の電流が流される。
ここで、前述したように、IA=IBとされているので、トランジスタQ35には、Iref<IBのときにはIref(=一定)の電流が流され、Iref>IBのときは電流IBが流れるようにされる。そして、この電流がトランジスタQ36に転写され、さらにカレントミラーを構成するトランジスタQ37,Q38によってQ38に転写され、感度アップ用のプリチャージ電流Ipreとして出力される。その結果、感度アップ用のプリチャージ電流Ipreは、図5に実線で示すように、IA,IBがIrefに達するまではIpre=IB(=IA)でIpreは徐々に増加し、IA,IBがIref以上になるとIpre=Iref(=一定)の電流が流されるようになる。
上記のようなプリチャージ電流Ipreが図2のAC検波回路221内のトランジスタQ4のドレインに流し込まれると、Q4のドレイン電圧がその分高くなるので、容量素子Ciを介した入力に応じてQ3に流される電流が少なくても、出力パワーが低い領域でのAC検波回路221の検出感度が高くなる。その結果、AC検波回路221から出力され誤差アンプ231に供給される検出電圧Vdetが持ち上げられ、出力レベル指示信号Vrampが低い領域での出力電力Poutの制御性が向上するようになる。しかも、この実施例のプリチャージ回路222には、温度補償回路222Bが設けられ、温度変化に対し電流合成回路222Cに供給される電流IA,IBが変化するため、出力される感度アップ用のプリチャージ電流Ipreも温度依存性を持った電流となる。
その結果、本実施例では、図6に示すように、出力レベル指示信号Vrampに対する出力電力Poutの特性の温度ばらつきを小さくすることができる。また、これによって、図8に示すように、出力電力Poutの偏差を目標の範囲内に収めることができる。図6において、(B)は(A)のグラフの横軸のスケールを広くして示したものである。
また、図8において、実線は温度Taがその変動許容範囲の最大値(85℃)である場合における標準値(25℃)での出力電力Poutからの変化分ΔPoutをシミュレーションにより求めたもの、破線は温度Taがその変動許容範囲の最小値(−20℃)である場合における標準値での出力電力Poutからの変化分ΔPoutをシミュレーションにより求めたものである。
GSMの規格では、出力電力Poutの偏差ΔPoutは、出力電力が5dBm〜11dBmの範囲では±6dB、出力電力が11dBm〜35dBmの範囲では±4dBと定められている。図8において、一点鎖線で示されているのは、GSMの規格およびユーザーの要望を考慮して本発明者ら決定した目標範囲を示す制限線である。図8より、本実施例を適用することにより、出力電力Poutの偏差ΔPoutをほぼ目標範囲内に収めることができることが分かる。
ところで、図3の実施例では、周囲温度に応じてプリチャージ回路222の電流合成回路222Cに供給される電流IA,IBを変化させるのと同時に、高周波電力増幅回路210に供給するバイアス電流Ib1〜Ib3も周囲温度に応じて変化するようにバイアス回路232が構成されている。このように、バイアス電流Ib1〜Ib3にも温度依存性を持たせることによって、増幅素子211〜213の温度依存性でゲインが変化するのを抑制することができる。
もともと本実施例のように、出力電力検出回路の検出出力をフィードバックして高周波電力増幅回路のゲインを制御する制御ループを有するシステムでは、出力電力検出回路の感度がよければバイアス用のトランジスタQb1〜Qb3のゲインが温度で変動してもその変動が見えなくなるようにフィードバックがかかる。しかるに、本実施例における出力電力検出回路のように低パワー領域での感度が低いと、低パワー領域でフィードバックがからず温度の変化に伴うQb1〜Qb3のゲインの変動が見えてしまう。
これ対し、上記実施例のように、バイアス電流Ib1〜Ib3に温度依存性を持たせることによって、増幅素子211〜213のゲインが温度変動で変化するのを抑制することができる。ただし、図3の回路において、トランジスタQ25の電流ITをQ23に流す代わりに、Q18のドレイン端子側に流し込んで、Q18の電流と加算したものを電流IAとして電流合成回路222Cへ供給する。また、Q25と同様にゲート端子がQ24のゲート端子に接続されたもうひとつのトランジスタを設けて、その電流とQ19の電流とを加算したものを電流IBとして電流合成回路222Cへ供給するように構成することで、バイアス電流Ib1〜Ib3に温度依存性を持たせないようにすることも可能である。
以上、高周波電力増幅部210の増幅素子211〜213にカレントミラー方式で制御電圧Vapcに比例したバイアスを与えるようにしたパワーモジュールに本発明を適用した場合について説明した。本発明は、このような実施例に限定されず、制御電圧Vapcを抵抗分割回路で分圧した電圧を増幅素子211〜213のゲート端子もしくはベース端子に印加してバイアスを与えるようにパワーモジュールにも適用することができ、それによって同様な効果が得られる。
ただし、その場合にも、Vapcに比例する電流IA,IBを生成する図3のバイアス回路232に相当する可変電流生成回路が必要である。その可変電流生成回路は、図3のバイアス回路232からのバイアス電流Ib1〜Ib3を生成するトランジスタQ15〜Q17を省略したような回路とされる。逆の見方をすると、前記カレントミラーバイアス方式のパワーモジュールであって、バイアス電流に温度依存性を持たせるものあっては、プリチャージ回路のための可変電流生成回路とバイアス回路232の大部分の素子を共用することができ、それによって回路規模の増大を抑制することができる。
図10は、前記実施例のパワーモジュールを適用して有効な無線通信システムの一例として、GSMとDCSの2つの通信方式の無線通信が可能なシステムの概略の構成を示す。
図10において、110はGSMやDCSのシステムにおけるGMSK変調や復調を行なうことができる変復調回路や送信データ(ベースバンド信号)に基づいてI,Q信号を生成したり受信信号から抽出されたI,Q信号を処理する回路を有する高周波信号処理回路(ベースバンド回路)110である。このベースバンド回路110と受信信号を増幅するロウノイズアンプLNA1,LNA2等が、1つの半導体チップ上に半導体集積回路(ベースバンドIC)として形成されている。
さらに、このベースバンドICや送信信号から高調波成分を除去するバンドパスフィルタBPF1,BPF2、受信信号から不要波を除去するバンドパスフィルタBPF3,BPF4などが1つのパッケージに実装され電子デバイス(以下、RFデバイス)として構成されている。Tx‐MIX1,Tx-MIX2は各々GSMとDCSの送信信号をアップコンバートするミキサ、Rx‐MIX1,Rx-MIX2は各々GSMとDCSの受信信号をダウンコンバートするミキサである。
また、図10において、200はベースバンドIC100から供給される高周波信号を増幅する前記実施例のパワーモジュール、300は送信信号に含まれる高調波などのノイズを除去するフィルタLPF1,LPF2、GSMの信号とDCSの信号を合成したり分離したりする分波器DPX1,DPX2、送受信の切替えスイッチT/R−SWなどを含むフロントエンド・モジュールである。
図10に示されているように、この実施例では、ベースバンドIC110からバイアス回路232に対してGSMかDCSかを示すモード選択信号VBANDが供給され、バイアス回路232はこの制御信号VBANDに基づいて、モードに応じたバイアス電流を生成しパワーアンプ210aと210bのいずれかに供給する。また、ベースバンドIC110から誤差アンプ(APC回路)231へ出力レベル指示信号Vrampが供給され、誤差アンプ231は出力レベル指示信号VrampとRF検出部220からの検出電圧Vdetとを比較してバイアス回路232に対する出力制御信号Vapcを生成し、供給する。バイアス回路232は出力制御信号Vapcに応じてパワーアンプ210a,210bのゲインを制御し、これに応じてパワーアンプ210a,210bの出力電力が変化するように制御される。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば前記実施例においては、高周波電力増幅部210の電力増幅用素子を3段接続しているが、2段構成としたり、4段以上の構成としても良い。
また、実施例では、電力増幅用素子211〜213として、LDMOSが使用されているが、通常のCMOSプロセスで形成されるMOSFETやバイポーラ・トランジスタ、GaAsMESFET、ヘテロ接合バイポーラ・トランジスタ(HBT)、HEMT(High Electron Mobility Transistor)等他のトランジスタを用いても良い。ただし、その場合、検出用トランジスタQ1や電流−電圧変換用トランジスタQ2も増幅用トランジスタ211〜213と同一の素子で構成するのが望ましい。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるGSMとDCSの2つの通信方式による送受信が可能なデュアルモードの無線通信システムを構成するパワーモジュールに適用した場合を説明した。本発明はそれに限定されるものでなく、他の通信方式や、GSMとDCSとPCS(Personal Communications System)など3以上の通信方式による送受信が可能なマルチモードの携帯電話機や移動電話機などの無線通信システムを構成するパワーモジュールあるいは無線LAN用のパワーモジュールに利用することができる。
本発明に係る出力電力検出回路およびそれを適用した高周波電力増幅器(パワーモジュール)の実施例を示すブロック図である。 図1の高周波電力増幅器のより具体的な実施例を示す回路構成図である。 ロウパワー領域でのAC検波回路の感度を上げるプリチャージ回路の具体的な回路例を示す回路図である。 図4(A)〜(C)は実施例のプリチャージ回路における内部の電流と温度との関係を示す特性図、図4(D)は出力制御電圧Vapcとプリチャージ回路の生成電流IA,IBとの関係を示すグラフである。 実施例のプリチャージ回路における出力制御電圧Vapcとプリチャージ電流Ipreとの関係を示すグラフである。 実施例のプリチャージ回路を適用した高周波電力増幅器における出力電力の制御特性を示すグラフである。 従来の温度補償回路を持たないプリチャージ回路を適用した高周波電力増幅器における出力電力の制御特性を示すグラフである。 実施例のプリチャージ回路を適用した高周波電力増幅器とのフィードバック制御系における出力電力Poutの出力偏差をシミュレーションにより求めた結果を示すグラフである。 本発明に先立って検討した高周波電力増幅器のフィードバック制御系における出力電力Poutの出力偏差をシミュレーションにより求めた結果を示すグラフである。 本発明の高周波電力増幅器を適用したGSMとDCSの2つの通信方式の無線通信が可能なシステムの概略の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 RFデバイス
110 ベースバンド回路
200 パワーモジュール
210,210a,210b 高周波電力増幅回路
211,212,213 増幅素子(増幅用FET)
220 RF検出部
221 AC検波回路
222 プリチャージ回路
222A 定電流生成回路
222B 温度補償回路
222C 電流合成回路
223 検波電圧演算回路
230 バイアス制御部
231 誤差アンプ
232 バイアス回路
241〜244 インピーダンス整合回路
300 フロントエンド・モジュール

Claims (5)

  1. 出力電力制御電圧に応じて高周波信号を増幅する高周波電力増幅回路と、該高周波電力増幅回路の出力電力のレベルを検出する出力電力検出回路とを備え、前記出力電力検出回路の検出出力をフィードバックして前記高周波電力増幅回路のゲインを制御する無線通信システムに用いられる高周波電力増幅器であって、前記出力電力が低い領域で前記出力電力検出回路の感度不足を補うような補償電流を生成して流すプリチャージ回路を備え、該プリチャージ回路は、前記高周波電力増幅回路の前記出力電力が周囲温度の変化で変動しないようにする前記補償電流を生成して、
    前記プリチャージ回路は、前記出力電力制御電圧が所定のレベルよりも低い状態では、前記出力電力制御電圧に応じた前記補償電流を生成して前記出力電力検出回路の検波部へ供給して検出感度を向上させ、
    外部より供給される出力レベルを指示する出力レベル指示信号と前記出力電力検出回路の前記検波出力とを比較して前記出力電力制御電圧を生成する誤差増幅回路を更に備え、
    前記高周波電力増幅回路は複数の増幅用トランジスタを備え、前記出力電力制御電圧に応じて前記複数の増幅用トランジスタにバイアスを与えるバイアス回路を更に備え、
    前記プリチャージ回路は、基準となる電圧に基づいて所定の大きさのオフセット電流を生成する定電流生成回路と、周囲温度に比例した温度比例電流を生成する補償電流生成回路と、前記オフセット電流と前記温度比例電流と前記出力電力制御電圧に基づいて該出力電力制御電圧が所定レベル以上のときに該出力電力制御電圧に比例した制御電圧比例電流を生成する可変電流生成回路と、該可変電流生成回路により生成された前記制御電圧比例電流と基準となる電流とを合成して所望の特性に従って変化する前記補償電流を出力する電流合成回路とからなることを特徴とする高周波電力増幅器。
  2. 前記増幅用トランジスタとカレントミラー接続されたバイアス用トランジスタを備え、前記バイアス回路は温度依存性を有するバイアス電流を生成し前記バイアス用トランジスタに流し、前記バイアス回路の温度依存性は前記増幅用トランジスタの出力電力の温度依存性を低減することを特徴とする請求項1に記載の高周波電力増幅器。
  3. 前記出力電力検出回路は、前記電力増幅回路の出力部から結合容量を介して入力される交流信号が制御端子に印加された第1トランジスタと、該第1トランジスタと直列に接続された第2トランジスタと、該第2トランジスタとカレントミラー接続された第3トランジスタと、該第3トランジスタと直列に接続された電流−電圧変換用トランジスタとを備え、前記プリチャージ回路により生成された前記補償電流が前記電流−電圧変換用トランジスタに流されるようにされていることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の高周波電力増幅器。
  4. 前記第1トランジスタの制御端子に動作点を与えるバイアス生成回路と、前記電流−電圧変換用トランジスタにより変換された電圧と前記バイアス生成回路により前記第1トランジスタに付与される電圧との差に応じた電圧を前記検出出力として出力する演算回路とを備えていることを特徴とする請求項3に記載の高周波電力増幅器。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の高周波電力増幅器と、前記高周波電力増幅回路により増幅される高周波信号と前記出力レベル指示信号とを生成して前記高周波電力増幅器へ供給するベースバンド回路とを含む無線通信装置。
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